クワガタ野外採集記(昆虫採集記) 2015年【No.23】コアオハナムグリ初登場!(九州宮崎編)
2015年クワガタ野外採集記(昆虫採集記)シリーズ。
今回で23回目となります。
もう9月も終わりに近づいて来ました。
まだまだ虫達に出逢えるならば出かけてみせます!
というわけで野外採集記(昆虫採集記)スタートです。
PM4:30、今回は夕方に出発。
目的地に向かいます。
木をルッキングしてみますが、見当たりません。
10本位見て、見当たらなければ蹴ってみますが反応なし。
さすがにもういなくなったのでしょうか?
と、寂しい気持ちになります。
このハルニレの木を蹴ってみると、
バサバサッと数頭一気に落ちて来ました!
まず最初に拾い上げたのはカブトムシの♂。
頭角が大きく曲がっています。中型の個体です。
こちらはカブトムシの♀。
上の♂とペアで一緒にいたのでしょうか?
まだあります。
ノコギリクワガタ♂中歯型。
全体的にはキレイな個体ですが、ケンカ傷が見えます。
こちらはノコギリクワガタ♂大歯型。
なかなかの大型個体ですが、シーズン中の戦いの為か、両アゴ先が折れています。激しく戦い生き残ってきた歴戦の戦士ですね。アゴが折れていなければ65mm位の個体です。
それにもう一頭。
こちらはとてもキレイなノコギリクワガタ♂大歯型。
掴んでいないと撮影が出来ないくらい元気な個体です。
サイズは上記のアゴ折れノコギリと同じくらい、65mm程度でしょうか。
5頭のクワガタシャワーで、沈みかけたテンションが一気に上がりました!この時期にクワガタシャワーとは嬉しい限りです!ありがとうございます。山の神様!(^^)
まだ虫達はいると分かり、気合が戻りました。
さぁ採集再開です!
ちょっとポイントを移動してクヌギの木を見てみると、
ミヤマクワガタ♂とカナブン2頭の素晴らしい光景が!!
いるという気持ちになると、案外容易に出逢えるもの、何事も前向きに行くべきだと痛感しました。
そしてこちらのクヌギの木にも、
ノコギリクワガタ♂大歯型と、カナブン。
思いっきりピンボケ画像で申し訳ございません。
こちらのノコギリ♂も片アゴが折れていますが、とても元気!撮影していると威嚇してきました。
さらに近くのクヌギの木でも、
ヒラタクワガタ♂♀ペアの姿が。。
この木の樹皮裏から出る樹液はかなり少ないように見えますが、集まっています。
お次はこちらのハルニレの木、
赤い部分は樹皮なのか?樹液なのでしょうか?
ベロンと一皮むけているような感じです。
近づいてよーく見てみると、
何とその中にクワガタがいました。
アゴの形状からすると、どうやらコクワガタのようです。
樹液を舐めてるのか、隠れているのか?よく分かりません。
こちらのハルニレの木では、
クロカナブン2頭と、コアオハナムグリが付いていました。
樹液を舐めるコアオハナムグリ。
この虫は花粉に集まると聞いていましたので樹液で見かけるとは少し驚きました。私も長年採集していますが、樹液に来ていたのは初めて見ました。今年見かけたのもこの時期に来て初めてです。
【コアオハナムグリ】
体長:10~14mm程度
北海道~九州に生息
花に集まる。
このコアオハナムグリ、小さくて美しいです。腹側の画像を撮影してみましたが、こちらから見るととても可愛い!!つぶらなお目目がとてもお茶目たっぷりです。可能ならば飼育してみたいですね。
今回は夕方からの採集ということもあって日没まで、約2時間程の採集となりました。
見かけたクワガタ、カブトムシの数は前回よりも多少多いような気もしましたが、やはり20頭程度でしょうか。
今回も観察だけにし、お持ち帰り個体はゼロ。
野外採集観察を楽しみました。
西の空に沈む夕日。日が暮れるのも早くなりました。
早いもので来週はもう10月に入ります。
今回の9月末の時点で、まだカブトムシ、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、ヒラタクワガタ。一応まだ一通りの種類は確認出来ておりますが、今後どういった変化を見せてくれるのでしょうか?
勿論寂しくはありますが、そういった自然の変化を楽しむのも野外採集(昆虫採集)の楽しみの一つと言えるでしょう。
ではまた次回の採集報告もお楽しみに。(^^)
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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