クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2023年 【No.13】9月前半の野外採集!【九州 宮崎編】
9月になり、まだまだ暑い日が残りますが、時折秋の空気も感じることもあります。
野外でのクワガタ採集と聞くと、一般的には8月位まで・・・というイメージが多いようです。
ホームセンターや、100円均一ショップなどを見ても、9月に入るとほとんどの店で昆虫グッスの数は減少され、店頭にあったのも奥の方に戻されるようになっているように思えます。。
これはやはり子供の頃の「夏休み=虫採り」といったイメージが残っているせいかもしれませんね。
こう見ると採集が好きな我々にとっては寂しく感じますが、9月位まではまだまだクワガタ達もそれなりに活動をしています。
昨日になりますが、今回も元気に山に行って来ました。
【9/7の採集】
採集ポイントに向かう途中、秋の味覚の栗が沢山落ちていました。
これは山に自生している野栗ですので、市販ものと比べて実は小ぶりですが、甘み、風味、香り等が強くとても美味しいんです。
この時期は山に住む猿どももこの野栗を狙って来ます。
まさに秋の自然の恵みですね^^
さて、ポイントに到着しました。
いつものように木々をチェックしていくと、
ノコギリクワガタ♂とカナブンの姿を見つけました。
この時期でもこういう光景を見るとまだホッとしてしまいますね^^
画像のハルニレ木を叩いてみると、
パラパラっ
と複数落ちてくる音がしました。
その内の一頭はコクワガタ♂
手前の葉っぱに引っ掛かりました。
せっかく落ちて来てくれたので、お姿を拝借。
ほんの少しの凹みがあるものの、その他は傷もなくとてもキレイな個体でした。
サイズは未計測ですが♂40㎜前半くらいでしょうか。。
そして同時に落ちて来たもう一頭は、
ノコギリクワガタの♂でした。
サイズは♂60㎜前半ほど。
こちらもコクワ同様にとてもキレイな個体でした。
こちらの細いハルニレ木を叩いてみると、
ミヤマクワガタ♂65㎜
小型のカブトムシ♂
の2頭が落ちて来ました。
本当はあと一頭ほど落ちた音がしたのですが、ちょっと見失ってしまいました。
こちらもハルニレ木。
この割れている樹皮裏からは、
ヒラタクワガタ♂50㎜前半程度
ネブトクワガタ小歯♂
の2頭が入っていました。
同じ木の裏側でナナフシの姿も見かけました。
このような感じで9月前半の採集を楽しませてもらいました。
今回見かけた種類は、
・ノコギリクワガタ
・ミヤマクワガタ
・ネブトクワガタ
・コクワガタ
・ヒラタクワガタ
・カナブン
・カブトムシ
の合計7種。
全体の頭数にすると、約20~30頭程だったかなと思います。
今回は採集時間も1時間半位と短かったせいもありますが、やはり数的には少なくなってる感は否めませんね。。
でもまだまだキレイな個体も多かったですし、また次回を楽しみにしたいと思います。
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
4 Comments »
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この度誕生日プレゼントに月夜野さんの国産オオクワガタ(メス)産卵確認済みをyahooにて購入するのですが、産卵セットへの投入はこの季節でよろしいのでしょうか?
私が北海道在住ということもあり、特に温度の面で心配です。
これとは関係ないのですが、以前脳卒中かなにかで倒れたと報告されていましたが、あれから体調大丈夫でしょうか? いらぬ心配でしたら申し訳ないです。(^_^;)
Comment by kabukuwa26 — 2023年9月9日 @ 12:23 PM
kabukuwa26 様
レスありがとうございます。
おっしゃる通り鋭い指摘だと思います。
あくまで私個人のやり方&考え方になりますが、オオクワガタの産卵に適する温度帯は25~28℃位だと考えております。しかも常時この温度帯をキープが基本です。
なのでこの温度帯を下回ってくると、オオクワガタの場合は「冬が来たな」と感じ始め越冬体勢に入ろうと行動し始めます。
こうなってくると、もう産卵はせず、来年に備えるように冬眠体制に入っていきます。
高温の温度帯(25~28℃位)を常時キープ出来れば12月位でも産卵は可能です。
北海道在住とのことですので、今からの時期の常温での産卵は段々と難しくなってくると考えます。
対策としては、エアコン管理が一番理想ですが部屋全体を一日中稼働させていなければなりません。電気代やご家族の意見、スペースの問題もありなかなか難しいと思います。
後は簡易温室などを自作してその空間だけ加温する方法ですね。
少数派の方ならばこの方法が一番無難かとは思います。
簡易温室の作り方などは、私の日記時期の中でも毎年冬が来るとご紹介しておりますので、宜しければ参考程度にご覧になって頂ければ幸いです。。
温度管理が無理ならば、今年の産卵は諦め、早々に常温で越冬させて、来年に備える方法もアリといえばアリだと思います。。
話変わりますが、はい今年の一月に脳卒中で入院しました。
幸い軽い脳梗塞だったので、身体には影響も出ずおかげ様で今現在は無事その後を過ごしております。
色々とご心配して下さってありがとうございます、感謝申し上げますm(__)m
長々と書きすぎてしまいましたが、温度管理方法や温度帯などの意見はあくまで私個人の考え方です。ご参考程度にして頂ければ幸いです。
コメントありがとうございましたm(__)m
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2023年9月10日 @ 7:08 AM
質問いいでしょうか?今スマトラ(アチェ)を飼育していてブリードを考えています。♂の羽化日が6月末で♀が5月羽化です。♂は昨日後食開始して♀は、バリバリ食べてます。
いつ頃ペアリングしたらいいでしょうか。
あとハンドペアリングと同居どっちがいいでしょうか。
Comment by MaNa07943 — 2023年9月11日 @ 6:59 AM
MaNa07943様
レスありがとうございます。
あくまで私の考え方&やり方でお話しますのでご理解下さいませ。
まず交配させるには♂♀共に成熟しているのが条件と考えます。
後食開始の遅い方を基準として考えますので、この場合は♂になりますね。
♂の後食開始がつい昨日位ということは、9月中旬。。
じっくりと成熟させるならば、♂は4か月後位が望ましいでしょう。
となると、来年の1月位~といった所でしょうか。。
ただし、これはあくまで私の考え方(やり方)です。
人によっては後食開始してすぐ交尾~産卵させる方、後食して1~2ヵ月もすれば十分だよという方も多くいらっしゃいます。
私は未成熟による産卵数減少や無精卵による失敗を特に嫌うので、成熟においては特にじっくりさせる傾向があります。
なのであくまでご参考程度にして頂ければ幸いです。
次にペアリング方法についてですが、これも個人の意見が分かれる所だと考えます。
私個人は同居で行っています。
理由は、特にドルクス系は、なかなか目の前ですぐに交尾をしてくれにくいからです。
もちろん同居ペアリングには♀殺しなどのマイナス面などもありますが、そこは♂の「アゴ縛り」などで対処するなどの方法もあります。
本当は目の前ですぐに交尾が始まれば、それはそれが一番良いとは思います。
なので、まず一度ハンドペアリングを試して、いつまでも交尾の気配がなかったりするならば、同居ペアリングに移行させても良いのかな・・と思います。
あくまで私個人の考え方ですので、ご参考程度にして頂ければ幸いです。。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2023年9月12日 @ 7:11 AM