クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2023年 【No.18】2023年シーズン、クワカブ採集納め!最後に出逢ったのは??【九州 宮崎編】
11月に入りましたが、先週の週末から異様に暖かい日が続いております。
宮崎では最高気温27℃と夏日を記録したようで、これは9月中旬なみの暖かさだそうです。
ここ数年の気温や環境の変化は目覚ましいものがあり、まさに予測がつきません💦
この気温上昇に便乗して、ここぞとばかりに11月の野外採集に行って来ました。
ポイントのクヌギの木の様子。。
この日は気温が高いとはいえ、さすがに木に活気がありません。。
葉はボロボロで黄色く枯れて来ています。
画像はクヌギのドングリではありませんが、世代交代を示すようにドングリたちも沢山落ちていました。。
この時期ならではの採集方法、樹皮裏やウロをチェックしていきますが、
うーん・・全くいません。。。
この数日の気温ならまだワンチャンあるかと思ったんですけどね~、なかなか厳しいようです。。
そんな中、ムベの残骸が落ちていました。
ムベはいつも紹介するアケビとは違い(同じ仲間ではあるそうですが)、熟しても皮が開かず、種の周りの甘い部分もアケビのように白っぽくなく、透明色に近い色合いをしています。
でもアケビと同様に甘さは抜群でとても美味しい秋の山の味覚の一つです。
このムベは鳥か猿にたべられたんでしょう。。
近くを探し見てみましたが、他には実っておらず、残念でした。。
秋の山の味覚の一つ、きのこも盛んに生えております。
ただし、この画像のきのこも何きのこなのかは分かりません、きのこには毒きのこも多いので注意が必要です。
このきのこは果たして食べても大丈夫なきのこなのでしょうか??
こうやって秋の様子を楽しみながら、クワガタを探している内に数時間が経過。。
なかなか見つけきれなかったのですが、
最後にようやく、
樹皮裏に潜むクワガタの姿を発見しました!
本来ならスルーするのですが、
ちょっとお顔を拝見させて頂いて、
ヒラタクワガタ♂でした。
6本の手足の内、4本が欠損と、なんとも痛々しい姿です。
でもそれでもこの夏を生き抜いてきたんでしょう。立派なものですね。
近くの草むらにフユイチゴを見つけました。
普通野いちごは春4~5月位に見かけますが、このフユイチゴはその名の通り秋~冬初頭位に見かける事ができます。
甘みがあまりありませんでしたが、みずみずしくちょっと酸っぱい味わいでした。
全く見られなくなったクワガタ達と違い、この日一番多く見かけたのが、
こちら、ナミハンミョウでした。
美しい色合いとは裏腹に、何とも強面の姿も相持つナミハンミョウ。
この時期になっても湿った地面や河原付近でかなりの数がピョンピョンと飛び交っていました。
こちらはまだまだ元気に活動しているようです。
このような感じで11月の採集を楽しみました。
本日見かけたのは、ヒラタクワガタ♂一頭のみ。。
今シーズンの本格的な採集はこれで終了のようです。。
最後に持参していたお神酒を捧げて山の神様に今シーズンの感謝を申し上げました。
本当にありがとうございましたm(__)m
2023年度のクワカブ野外採集も今回で採集納めということになりました。
今年も色んな素敵な出会いがありました。
山の神様、自然の神様、本当にありがとうございました、深く感謝申し上げます。。
フィールドにはまた今後も時折足を運んでみようと思っております。
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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