クワガタ野外採集記(昆虫採集記)2018年【No.22】佐賀の友人と採集 Ⅱ【九州:宮崎編】
今回の日記は、前回の続き。
佐賀の友人との採集2日目の様子をご紹介します。
今回も前回同様、採集数のデータを取ってみたいので、一旦採れた虫は全て回収する予定です。
採集ポイントもほぼ昨日と同じポイント。
この時期に前日採集して、どれ位個体数が回復するのかも確認してみたいので楽しみです。
では採集スタート!
採集2日目
この時期の一日での個体回復数も知りたいので、昨日と同じルートを回ってみます。
という訳で、最初は昨日と同じハルニレ&クヌギ混生地。
木をチェックして回ってみます。
早速ハルニレの木に、
カブトムシ1♂2♀(未測定)
夜行性のカブトムシですが、早朝はまだ活動も活発です。
スズメバチ達も活発に動いています。
秋になるとスズメバチも凶暴化してきますので、そろそろ注意が必要な時期です。
少し上のツタに隠れるようにヒラタクワガタの姿を発見。
ヒラタクワガタ♂50mm前半位(未計測)
傷一つない綺麗なヒラタクワガタです。
それとツタの陰に隠れて分かりませんでしたが、
特大のヒラタクワガタ♀がいました。
なんと、
ヒラタクワガタ♀41mm
画像では指で隠れていて分かりませんが、少し羽ズレあり。
しかし野外個体でこんなに大きな♀を見たのはもしかすると初めてかもしれません。
後程きちんとサイズ計測画像を撮り直そうと思っていたのですが、すっかり忘れてしまい計測画像がありませんが、紛れも無い40オーバーの♀でした。
♀の特大も嬉しいものです^^
他にも、
ミヤマクワガタ♂67mm(後程計測)
ノコギリクワガタ♂68mm(後程計測)
コクワガタ♂30mm半ば位(未計測)
ヒラタクワガタ♂60mm(後程計測)
このヒラタはクヌギの木にポツンと付いていました。
私が通うフィールドでは、ヒラタはウロや樹皮裏等の隠れる所に入っているだけでなく、意外に木に付いている事も多いんです。
実際、ここ最近の68mmや72mmもウロ外で採れましたし・・・。
前日ヒラタ♂66mmが採れたウロをチェックするkazuくん。
かなり念入りにチェックしますが、
ここは不発でした。残念。
こんな時もあります。。。
採集していると、時折木の周りで、
鳥に食べられたクワカブ達を見かける事がよくあります。
このカブトはまだ生きており手足もしっかり動いていました。
こちらは腹部が完全に食されていて既に死亡。
残酷なようですが、これも自然の定め。
鳥さんも生きるのに必死なのです。
採集連チャンというのにパワフルなkazuくんはというと、
ウロを見つけると、
素早くチェックするkazuくん。
まさにウロハンター的な勢い!
若いしパワーがあります!
見事にGET!!
こちらがGETした
ヒラタクワガタ♂58mm(後程計測)
良い個体です。
山ではクワガタ以外にも沢山の昆虫達に出逢えます。
オオセンチコガネ
ハンミョウ
等々。。
こういった昆虫達と出逢えるのも山の楽しみの醍醐味です。
佐賀の友人kazuくんとの宮崎採集はこれにて終了。
kazuくんはトリプル70mmUP(ミヤマ、ノコ、ヒラタ3種で♂70UP)が目標だったのですが、ヒラタのみ制覇という形で締めくくりました。
それでも満足して頂けたようで、こちらとしても良かったです。
kazuくん、一緒に採集して頂きありがとうございました。
またご一緒しましょう!お疲れ様でした!^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
3 Comments »
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ヒラタ♀、大きいですね〜
ビークワ64号によりますと、♀は28,4mm〜41,0mmとなってますね。
まぁ、28mm以下の♀は何度もみてますが、41,0mmというのは、ギネスなのか、野外で普段見られる(訳ないですが)サイズの最大級なのか…。
もしかしたら、野外ギネスかもしれませんよ。
ただ、羽があまりにもズレてると、左右の羽のサイズの平均になる様ですね。
でも、このブログを見つけてから、ずっと不思議なんですが、なぜShihoさんは野外ギネスホルダーじゃないんですか?
恐らくShihoさんは、ミヤマ、ノコ、ヒラタと野外ギネスを総ナメにできる可能性が十分にあると思いますが…。
しかし二日でそれだけ見れるとは、さすが宮崎ですね。
…
…え、僕はどうだったか?
いや…
まぁ…
その…(笑)
スジクワ二頭と、ノコ三頭とカブトだけでした!!!!!!!!!!!!!!!
そして、かなりおっきいスジ一匹逃げられました!!!!!!!!!
ミヤマなんてかすりもしませんでした!!!!!!!!!
暑過ぎて、頭痛くなりました!!!!!!!!!
奇跡!!!!!!…………………(°▽°)(°▽°)(°▽°)
…(笑)
Comment by Yuki — 2018年8月10日 @ 12:48 PM
追記:掻き出し棒も、5本中2本損失!
しかしこのままは終わりませんよ!
Comment by Yuki — 2018年8月10日 @ 1:29 PM
Yuki さん
いつもレスありがとうございます。
ヒラタ♀41mmってギネスクラスなんですね!?
大型だなぁとは思いましたが、いつも♂ばかりに気にしていたのでそこまでは頭が回りませんでした。
ギネスサイズですか~。
数年前に聞いた話で、生きたミヤマの81mmUPを見たことがあると標本を集めている方からお話を聞いたことがあります。
確かに大型サイズが採れても敢えて申請はしませんが、そう考えると、まだまだギネスには程遠いですね~。更に精進して行きたいと思います。
遠征、ミヤマ見つかりませんでしたか?
やはり関東はもう終盤なのですかね?
スジの大型がいたのですね。
スジ格好良いですよね、私も大好きなのですが、意外にもここ宮崎では局所的であまり見かけることが出来ないんです。まぁ私の通うフィールドだけなのかもしれませんが・・・。
確かに日中は暑いですよね~。
でも朝夕はちょっと秋を感じる空気を感じませんか?
今年はちょっと季節の進みが早いような気がしますが、私の気のせいでしょうか?
掻き出し棒紛失は痛いですね!!
私もついうっかり掻き出し棒落してしまうことが良くあります。
落した時、目立つように黄色いビニールテープを巻き付けて対策しています。
それでも採集に夢中になると、いつの間にか無い事に気付くんですよね~。
今回もご報告ありがとうございました。
「このまま終われませんよ!」
この意気込み良いですね~!
確かに終盤とはいえ、その終盤で出逢う1~2個体の中に、とんでもない大物が潜んでいるかもしれませんよね。
またの挑戦、ご報告お待ちしております。
飼育日記担当:Shiho
Comment by tsukiyono — 2018年8月10日 @ 3:38 PM