
先日のマキシカに続き、シカ2連発です。
今回はおなじみディディエールシカクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:ディディエールシカクワガタ
学名:Rhaetulus didieri
産地:マレー産
累代:F3
【羽化体長】♂73mm
【使用したエサ】Element1100 2本使用
【設定管理温度】23℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約8ヶ月(合計10ヶ月程度)
長顎で、格好の良いシカクワガタ、ディディエールが羽化してきました。
今回はElement1100 菌糸での飼育でした。この種はマットでも羽化可能です。
こうして横から画像を撮ると顎が本当に大鹿の角のように見えてきますね。凄く格好よいです。
ちなみに産卵セットは以下のように組みます。
【産卵にお勧めのマット】くわMat 、完熟Mat +少し柔らかめの材2本
【産卵にお勧めのケース】クリーンケースM ~クリーンケースL
【産卵管理温度】22℃前後(若干低温気味)
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
このような感じです。
下の画像はオーベルチュールシカをセットした際の実際画像です。オーベルもディディエールと同じセット方法なので参考に御覧下さいませ。
【斜めから見たセット完成図】
【真上から見たセット完成図】
【フタをして完全完了!】
私はこのような方法でセットを組んでいます。産卵形態はほぼ材産みです。 しかし過去にスペキオサスシカではマットに産卵した事も多々ありました。ですのでマットもしっかりと入れておくようにしています。 ご参考までに。(^^)
使用したアイテム

日記初登場です。
マキシカクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:マキシカクワガタ
産地:ネアン産
累代:F3
【羽化体長】♂70mm
【使用したエサ】Element1100 2本使用
【設定管理温度】21~23℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約9ヶ月(合計11ヶ月程度)
当日記初登場です。マキシカクワガタです。
幼虫飼育はとても容易な種です。今回は菌糸ボトルElement1100 を使用しました。
体色、格好からみると、シカクワというよりはフタマタっぽく見えます。セアカフタマタにとてもよく似ております。
この個体は幼虫を入手し羽化させたものですので、これから産卵に挑戦です。 頑張って沢山産ませたいと思います。(^^)
使用したアイテム

今日は羽化報告です。今日のクワガタはホペイです。
【飼育種】
和名:ホペイ
学名:Dorcus hopei
産地:中国福建省
累代:CB
【羽化体長】
♂77mm
♀48mm
【使用したエサ】
♂76mm:Element1100を2本使用
♀48mm:Element1100を2本使用
【設定管理温度】20~23℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂1令後期投入して約9ヶ月(合計10ヶ半月程度)
♀1令後期投入して約7ヶ月(合計8ヶ月程度)
中国を代表するクワガタの一つ、ホペイです。飼育はとても容易で、菌糸、マットどちらでも育ってくれます。今回は菌糸Elementで育てました。 かつては国産オオクワと同一種とされていただけあって、形はかなり酷似しますが、内歯の重なり度合いなど、 個体によっては国産オオクワとはまた違った特徴も出て魅力があります。 また国産オオクワよりも比較的大型になりやすいという話も聞いております。
産卵は国産オオクワガタと同様のセットでOKです。参考までに、材でのセット方法は・・・・・
<材を入れたセット方法>
【産卵に使用するマット】マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースL程度
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。材の頭が出るようにセット。産卵セットは図示すると以下のような感じで組みます。(参考例です)
画像で見ると・・・・
真上からの画像は・・・
こんな感じでセットします。このようにマットをそこまで深く詰める必要はありません。いわゆる「転がし産卵」で十分です。
大型になり、顎もなかなか太いクワガタです。格好よいですよ。(^^)
使用したアイテム

この時期は繁忙期のため、日記の更新が遅れてしまって申し訳御座いません。
今日は羽化報告をします。この個体は前に羽化した個体です。
【飼育種】
和名:マヤシロカブト
学名:Dynastes maya
産地:ホンジュラス
累代:CB
【羽化体長】♂90mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 ♂♀1800CCブロー容器(径137mm×高さ155mm)
【えさ交換回数】途中♂回7回程度
【設定管理温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】♂2令投入して約18ヶ月(合計20ヶ月程度)
多分月夜野初登場・・・ になるのかな?マヤシロカブトです。
特徴的な部分は何と言っても頭角先端の斧状の突起です。
通常のヒルスシロカブトだと小型で羽化すると先端の突起が消失しやすくなるものなのですが、 この種は結構小型に羽化しても特徴が出やすくなっています。う~ん、 格好よいですね~。(^^)
飼育は比較的容易です。 きのこマットでグングン育ちます。が、羽化までに結構時間がかかります。
私は一応低温飼育で管理しました。もう少し高くても大丈夫なのかもしれません。
とても格好よい種ですので、皆さんも是非機会があればチャレンジしてみて下さいね。(^^)
使用したアイテム

クワカブ飼育の王道、国産オオクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:国産オオクワガタ
学名:Dorcus hopei binoduosus
産地:日本国宮崎県産
累代:CB
【羽化体長】♂72mm、♀46mm
【使用したエサ】きのこマット
【設定管理温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂1令後期投入して約10ヶ月(合計12ヶ月程度)
♀1令後期投入して約9ヶ月(合計11ヶ月程度)
今回の個体はきのこマットで飼育しました。少し小型でした。
このサイズでも菌糸で育てるのとは若干時間がかかりますね。
飼育はとても容易です。温度管理をすれば冬は越冬せずそのまま育ち約1年ほどで羽化します。(マット飼育の場合)
温度管理をしない場合、冬場に寒い所で管理した場合は、冬は成長せず、もう少し羽化までに時間を必要とします。
オオクワの紹介は久しぶりなので、 これから産卵セットをする方達の為に産卵セッティングの様子をご紹介します。(過去の画像&データでご紹介します事を御了承下さいませ)
オオクワガタの場合、材産みの種ですので、私の場合は材を入れたセット方法と、 菌床で産ませる方法で行います。
<材を入れたセット方法>
【産卵に使用するマット】マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースL程度
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。材の頭が出るようにセット。産卵セットは図示すると以下のような感じで組みます。(参考例です)
手順です
①マットをケース底面に固く5cmほど詰めます。フタマタ系は材産みが主体なのでマットは食が出来るマットならばなんでもOKです。針葉樹のマットでもOKですが、もし万が一幼虫が材よりこぼれ落ちた事態を考えて幼虫がスムーズに食可能な発酵マットが無難です。きのこMat 、くわMat 、完熟Mat 、黒土MatどれでもOKです。
②次に材を入れ、回りにマットを軽く詰めます。この画像で使用しているのはコナラ材2本です。少し柔らかめの材です。
③ゼリーと生体を入れて完成。
④真上からの画像です。
このようにマットをそこまで深く詰める必要はありません。
いわゆる「転がし産卵」で十分です。
<菌床産卵でのセット方法>
【使用したケース】クリーンケースLサイズ
【使用した菌床】Basicクヌギブロックまるまる1個
【周りを埋め込んだマット】きのこマット、くわマット、完熟マットどれでもOK
【水分量】菌床はそのまま、マットは少し水分少なめ
【設定温度】24~25℃程度
産卵セットは以下のような感じで組みます。(参考例です)
①まずケースを用意します。このケースはクリーンケースLサイズです。
【クリーンケース L】
②次にケース底面にマットを入れます。底2~3cm程度敷き詰めます。今回使用したマットはきのこマットです。
③次に袋から出した菌糸ブロックを丸ごと入れます。ケースに入りきらない場合は菌糸ブロックを削って入れてもOKです。
【使用したBasicクヌギ菌糸ブロック】
今回の場合産卵種がオオクワですので完全に埋めきる必要はありません。
半分か1/3程度でOKです。
⑤ゼリー、生体♂♀を入れます。
⑥フタをして完成です。
【真上から見た画像】
【横から見た画像】
上記が産卵の手順です。
【菌床産卵の利点】
・セットが楽(産卵木の柔らかさや加水の手間が要らない)
・割り出しが楽(産卵木の割り出し時のように幼虫を潰すことも少なく、また手で楽に割り出せる)
・若令幼虫に最初から菌糸を摂取させられる。
菌床産卵の利点は何と言っても割り出しの楽さ、それと若令幼虫より菌糸を与える事が出来るという利点です。 ただ産卵数に関しては材産みの方が若干多い場合もあるような気もします。ただ過去には40頭近く産んだ例もあるので、どっちが良いとは一概には言えないのも事実です。
もう直ぐ秋になり、気温も少しは下がってきます。
晩秋は野生下のオオクワガタ達も産卵モードに入る時期ですので、温度管理ナシでも産ませやすくなる時期でもあります。 来年羽化させる個体達の為に頑張ってセット組んで見て下さいね。(^^)
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今日は羽化報告です。アフリカの雄、ケンタウルスオオカブトです。
【飼育種】
和名:ケンタウルスオオカブト
学名:Augosoma centaurus
産地:アフリカ産
累代:CB
【羽化体長】♂85mm
【使用したエサ】完熟Mat
【使用した容器】♂♀1800CCブロー容器(径137mm×高さ155mm)
【えさ交換回数】途中♂回7回程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】♂2令投入して約16ヶ月(合計18ヶ月程度)
ケンタウルスオオカブトです。
今回の個体は完熟Matで羽化させました。弊社のマットでは、完熟マット、きのこマットで羽化実績があります。飼育は比較的容易な種ですが、羽化するまでに少し時間がかかります。ですが羽化してきた時は感動ものです。(^^)
赤褐色の光沢ボディがとてもキレイです。まだ挑戦したことのない皆様、是非機会がございましたらトライしてみて下さいませ。(^^)
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今日は先日、小さい物倶楽部さんより質問レスが来たヤマトサビクワガタについて取り上げてみたいと思います。
Shihoさん、今日は、ヤマトサビのセット内容をお教え下さい。因に僕は、小ケースにきのこマット底3センチ位賢詰めで材は霊芝のカット物に加水して7割位埋め込みました。
小さい物倶楽部さん、レスありがとうございます。(^^)ヤマトサビ・・・久しぶりに聞きました。懐かしいですね。
ヤマトサビクワガタを知らない方達の為に前に羽化させた個体の画像を載せてみます。
【♀16mm】
これがヤマトサビクワガタです。小さいながらも立派なクワガタ虫です。
今回の質問は産卵セット方法ですね。小さい物倶楽部さんのセット方法で全然OKだと思います。私も全く一緒のセッティングをするでしょう。
以下のような感じで産卵セットを組むと思います。
【斜めから見たセット完成図】
【真上から見たセット完成図】
【産卵に使用したマット】
マット+材1~2本
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M(W305×D195×H232)程度
【産卵管理温度】23~26℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。(※図では2本の材は平行セットになっていますが、実際のセットは材の大きさもありTの字でセットしました。これはどちらの方法でも構いません。)
このような感じです。前に産卵させた時は結構産んだ記憶があります。小さい物倶楽部さん、頑張って沢山産ませて下さいね。朗報期待しております。(^^)
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今日は久しぶりに羽化報告です。おなじみのギラファ、マキタイです。
【飼育種】
和名:ギラファノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus giraffa makitai
産地:ルソン島産
累代:CB
【羽化体長】
♂97mm
【使用したエサ】
菌糸ビン:Element1100×2
【えさ交換回数】
途中1回の合計2回
【設定温度】
22~25℃前後
【羽化までにかかった時間】
初令投入して約10ヶ月(合計約11ヶ月)
渋い亜種、マキタイギラファです。飼育は他の亜種ギラファ同様にとても容易な種です。マット、菌糸どちらでも大丈夫です。今回は菌糸で羽化させました。
1100ccを2本使用。2本目は1100ccでは小さいかなとは思いましたが、ケイスケイ亜種ほど大型な亜種ではないので1100ccでやりました。結果的には97mmと比較的マキタイとしては良かったと思います。
シーズンに入り、様々なワイルド(野外品)も続々と入荷しているようです。その中でもギラファノコギリは大型で、かつ安値で、かつ飼育しやすい、それでいて格好よいというまさに良い所どりのクワガタです。
これからクワカブを始められる初心者の方にも外国産の入門種としても最適だと思います。寿命も比較的長いですしね・・・。是非一度トライしてみてみて下さいませ。格好よいですよ。(^^)
今回は野外ものを入手したという方達の為に産卵セッティング方法についても少し書いておきましょう。
産卵セットは材を入れるタイプと材を入れないタイプ。どちらでも良いと思います。今日は材を入れるタイプを紹介します。
【産卵にお勧めのマット】
完熟Mat+材2本
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
このような感じです。
下の画像は他の種をセットした際の実際画像です。同じセット方法ですので参考にして下さいませ。
このような感じでセットします。ちなみに参考までにですが、マットのみでの産卵セットは図示するとこんな感じです。
非常に容易に産卵するタイプですので、是非挑戦してみて下さいませ。(^^)
使用したアイテム
7月に入り、暑い日が続きますね。虫たちもいよいよ本番な感じで、野外でも沢山出始めたようです。今年は体調が思わしくない為、まだ採集に行けていない私ですが、皆さんはもう行かれましたか?
実をゆうと私、ブリードよりも採集の方が好きなんです。木にとまっているのを見つけた瞬間!木を蹴って大きい個体が落ちてきた瞬間!どれもたまらないものがありますよね。(^^)
体調が良い時を見つけて、また行ってみたいと思っております。(^^)
使用したアイテム
飼育担当のShihoです。先日の日記のレスに皆様からのたくさんの暖かい応援レスを頂き、とても嬉しかったです。本当にありがとうございます。これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。m(_ _)m
さて、今日は復帰後の最初の羽化報告になります。今日ご紹介するのはマンディブラリスです。(^^)
【マンディブラリスフタマタ♂95mm】
【飼育種】
和名:マンディブラリスフタマタクワガタ
学名:Hexarthrius mandibularis sumatranus
産地:スマトラ島産
累代:WF1
【羽化体長】
♂95mm
【使用したエサ】
カワラタケ菌糸ビンN-1100を2本
【設定管理温度】
20~23℃位
【羽化までにかかった時間】
♂2令投入して合計12ヶ月程度
大顎がとても格好の良いマンディブラリスフタマタ。久しぶりの登場です。幼虫飼育は比較的容易で、菌糸は勿論のこと、きのこMat、のマット飼育でも順調に育ってくれます。今回使用したのはカワラタケ菌糸N-1100を2本。サイズは♂95mmとまずまずでした。
今回は羽化報告ですが、最近はワイルドものも頻繁に入荷しているようなので産卵セッティング方法についてもちょっと触れてみましょう。
産卵のセット方法は以下の様な方法で行います。
【産卵に使用したマット】
完熟Mat+コナラ材2本
【産卵に使用するケース】
クリーンケースL
【産卵管理温度】
23~25℃
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
①マットをケース底面に固く5cmほど詰めます。フタマタ系は材産みが主体なのでマットは食が出来るマットならばなんでもOKです。針葉樹のマットでもOKですが、もし万が一幼虫が材よりこぼれ落ちた事態を考えて幼虫がスムーズに食可能な発酵マットが無難です。
この時は完熟Matをしようしてみました。
②次に材を入れ、回りにマットを軽く詰めます。今回使用したのはコナラ材2本です。
少し柔らかめの材です。
③ゼリーと生体を入れて完成。
④真上からの画像です。
このようにフタマタ系の場合はマットをそこまで深く詰める必要はありません。いわゆる「転がし産卵」で十分です。材の表面に産む傾向がありますので、 材がボロボロになったら材を交換して再セットする方法もアリです。(^^)
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