
今日はアフリカのノコギリクワガタ、サバゲノコギリの飼育方法をご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:サバゲノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus savagei
産地:アフリカ・カメルーン
アフリカのノコギリクワガタ、サバゲノコギリクワガタです。色合いが素晴らしくキレイな中型ノコギリです。市場でも比較的見られます。飼育は産卵、幼虫飼育共に容易な種です。しかし、ただ一つ注意点があります。これはあくまで私の経験なのですが、このノコギリ、交尾の際の♀殺しが無茶苦茶多いんです。1♂に5♀以上殺されてしまった事があります。交配の際の同居時間を長くしておくには注意が必要です。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、菌糸E-800
【飼育容器】800cc程度の容器など。
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)
まず幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、菌糸でよく育ってくれます。マットを入れる容器も私の場合は800cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。菌糸の場合は菌糸ビンE-800の大きさで大丈夫だと思います。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
<産卵方法>
サバゲノコギリに限らず、アフリカのノコギリ種は材を入れてセットした方が私的には上手くいっていますので、材を使用したセッティングをご紹介します。
★材を使用して産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材1~2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?サバゲノコギリクワガタ。色合いも素晴らしくとても魅力的なクワガタです。飼育も容易ですので皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?但しペアリング時は注意して下さいね。(^^)
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
2014年6月13日
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
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今日は小型ゾウカブトの一つ、テルシテスヒメゾウカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:テルシテスヒメゾウカブト
学名:Megasoma thersites
産地:メキシコ産
小型ゾウカブト種の一つであるテルシテス。小型とはいえ、かなり格好良く人気も高いです。この種がワイルドで入って来た当時はかなり高価でしたが、ブリードも容易な種ですので、その後価格は入手しやすいお値段になりました。
では幼虫飼育と産卵方法をご紹介します。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】きのこMat、完熟マット
【使用した容器】800ccPPボトル
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】初令投入~合計約10~12ヶ月
小型ゾウカブト種の一つであるテルシテス。飼育はとても容易な種で、弊社のマットではきのこMat、完熟マットがお勧めです。容器はの800ccの PPボトルを使用。もっと小さくても良いかもしれません。約25℃管理で約10~12ヶ月程度で羽化してくれます。管理もとてもし易い種です。大型種 のゾウカブト、エレファスやアクティオンなどと比べると羽化までの時間も早いのも魅力です。
<産卵セット方法>
【産卵セット内容】
【お勧めのマット】黒土マット、完熟マット
【使用するケース】クリーンケースL程度
【設定温度】23~25℃前後。
【産卵セットの内容】ケースの7割程度をほんのり固く詰める。残り2割程度はふんわりと。
水分量:適量(握って水が染み出ない程度)
図示すると以下の様な感じになります。
産卵も容易な種です。産卵にお勧めのマットは黒土マット、完熟マットです。ヘラクレスと違って少し短命な種ですので、熟成したらなるだけ早めに産卵させるように心掛けると良いと思います。
テルシテスヒメゾウカブト、いかが皆様も機会が御座いましたら是非挑戦してみて下さいませ。(^^)
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2014年6月10日
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
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今日は中型ノコギリ種:ドルサリスノコギリクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:ドルサリスノコギリクワガタ
ドルサリスノコギリクワガタです。2色の光沢のある色合いが素晴らしくキレイな中型ノコギリです。今ではあまり市場では見かけませんが、かつてはなかなか人気もあった種です。
飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、菌糸E-800
【飼育容器】800cc程度の容器など。
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)
まず幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、菌糸でよく育ってくれます。マットを入れる容器も 私の場合は800cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。菌糸の場合は菌糸ビンE-800の大きさで大丈夫だと思います。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
<産卵方法>
★マットのみで産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下の様な感じになります。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
★材も使用して産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材 1~2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵は私の場合は主にマットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。
但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?ドルサリスノコギリクワガタ。色虫的要素が高いクワガタですね。飼育も比較的容易なので、皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
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Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
2014年6月6日
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今日はパリーオオクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:パリーオオクワガタ
学名:Dorcus parryi
産地:ジャワ東部
パリーオオクワガタです。この時期になるとワイルドでの入荷が見られ、産地によっては比較的入手がしやすい種です。沢山の産地があり、各産地ごとに特徴が異なります。今回画像でご紹介したのはジャワ東部産のパリーです。ここの産地は比較的顎が太くごつく見えてなかなか迫力があります。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】菌糸ビン、きのこマット、くわマット
【設定管理温度】20~25℃前後
【羽化までにかかる大体の時間】
<菌糸の場合>
♂10~12ヶ月程度
♀6~8ヶ月程度
<マットの場合>
♂12~14ヶ月程度
♀10~12ヶ月程度
※ただし、個体差、管理温度の差などにより幼虫期間は変わります。あくまで私が飼育した際の参考期間ですので、御了承下さいませ。
飼育はとても容易で、菌糸、マットどちらでも育ってくれます。私のお勧めは菌糸ですね。こちらの方がより大型になり良い結果が出ております。マットは菌糸系でもあるきのこマットがお勧めです。菌糸飼育より時間はかかります。メリットは菌糸飼育個体よりも腹部の肥大が少ないスマートな個体で羽化することが多いです。このことは材飼育でも言えると思います。
<産卵方法>
産卵は国産オオクワガタと同様のセットでOKです。
マットのみでは産卵しずらいので材を入れます。
参考までに、材でのセット方法は・・・・・
【産卵に使用するマット】マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースL程度
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。材の頭が出るようにセット。
産卵セットは図示すると以下のような感じで組みます。(参考例です)
画像で見ると・・・・
真上からの画像は・・・
こんな感じでセットします。このようにマットをそこまで深く詰める必要はありません。いわゆる「転がし産卵」で十分です。
大型になり、顎もなかなか太いクワガタです。格好よいです。皆様も機会がありましたら、是非一度飼育してみて下さいませ。(^^)
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今日は、市場でもよく見かける、ゼブラノコギリクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:ゼブラノコギリクワガタ
ゼブラノコギリクワガタです。
夏場になるとよく市場でもワイルド販売で見かけるクワガタのひとつ。上記画像のゼブラ♂は小型で短歯タイプですが、大型になると50mmを越え、長歯タイプになり、かなりかっこいいです。色合いも凄キレイで、色虫的要素も兼ね備えているクワガタです。
飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、菌糸E-800
【飼育容器】800cc程度の容器など。
【えさ交換回数】 途中1回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)
ま ず幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、菌糸でよく育ってくれます。マットを入れる容器も 私の場合は800cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。菌糸の場合は菌糸ビンE-800の大きさで大丈夫だと思います。管理温度は23~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
<産卵方法>
★マットのみで産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下の様な感じになります。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
★材も使用して産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材1~2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵は私の場合は主にマットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。
但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?ゼブラノコギリクワガタ。。。市場でもよく見かける種です。価格も手頃なので入手し易いと思います。とてもキレイな種ですので、羽化した時の感動がありますよ。皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
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今日は外国産の小型ノコギリクワガタ、スペンスノコギリクワの飼育方法をご紹介したいと思います。
【スペンスノコギリ♂36mm短歯型】
【飼育種】
和名:スペンスノコギリクワガタ
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、完熟マット、きのこマット、菌糸E-800
【お勧めの容器】マットならば500cc程度のブロー容器、菌糸ならばE-800
【えさ交換回数】途中1~2回でOK
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7ヶ月)位
スペンスノコギリの幼虫飼育ですが、とても容易な種です。マット、菌糸、どちらでもよく育ちます。上記画像では短歯型と長歯型をご紹介しました。同じようなサイズでも短歯型と長歯型が出てきます。面白いですよね。
<産卵方法>
次に産卵方法ですが、これもとても容易な種です。
マットのみでも産卵しますし、材を入れてセットしてもどちらでもOKです。私の場合は主にマットのみで産卵させていました。
<マット産みで産卵を行った場合>
【使用したマット】くわマット、完熟マットがお勧め
【使用した容器】クリーンケースS~M
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】25℃前後
まずは組んだ産卵セットからご紹介します。
「くわマット」にてセットを組んだケースです。
セット方法を図示するとこのような感じです。
<材も使用して産卵セットを組んだ場合>
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材1~2本
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
上記のような感じで1~2ヶ月もすればケース側面に幼虫が見えてくるはずです。但し産卵木を使用したセットの場合は、産卵木の方に潜ってしまいケース側面で発見するのが分からない場合もあります事をご注意下さいませ。
いかがでしたでしょうか?スペンスノコギリクワガタ。一時期はとても人気があった種です。短歯たいぷと長歯タイプが出て面白いですよ。今ではなかな か市場では、あまり見かけないように思われます。もし入手する機会がございましたら、是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
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Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
2014年5月27日
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Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
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今日は大型ノコギリのウォーレスノコギリクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:ウォーレス ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus wallacei
ウォーレスノコギリクワガタ、かつては大珍品のクワガタでとても人気のノコギリクワガタでした。体長は大きくなりも70mmを越えてきます。色合いもツートンの色彩でとても美しいです。上記画像の個体は私が過去に羽化させた個体です。
飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、菌糸ビンE-1100
【飼育容器】PPボトル1100cc程度の容器など。
【えさ交換回数】 途中1~2回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】約10~12ヶ月程度
まず幼虫飼育ですが、とても容易な種です。菌糸が非常に合い、大型が出てくれます。私は弊社のマットでは、くわマット、きのこマットが合います。マットを入れる容器も 私の場合はE-1100cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。管理温度は23~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
<産卵方法>
★マットのみで産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースM~L
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下の様な感じになります。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
★材を使用して産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースM~L
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵は私の場合は主にマットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。
但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?ウォーレスノコギリクワガタ。市場でもちらほら見かけます。とても素晴らしく美しいノコギリクワガタです。皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
使用したアイテム
Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット)
2014年5月24日
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Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット)
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今日は数あるヒメカブトの中でも特に大型になる種:フローレンシスの飼育方法をご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:フローレンシス
学名:Xylotrupes florensis
産地:フローレンス島
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】きのこMat、完熟マット
【使用した容器】 1100PPボトル
【えさ交換回数】途中3回程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】初令投入~合計約11~12ヶ月
植物防疫法の規制に引っかかるヒメカブト属。その中でも今回ご紹介する亜種:フローレンシスは規制対象外の種に位置するようです。フローレンシスの 特徴は何と言ってもまずは胸角が大型になること、それと胸角の基部に突起が現れる事です。スラリと長く伸びた頭角はヘラクレスにも負けない迫力がありま す。
飼育はとても容易な種で、弊社のマットではきのこMat、完熟マットがお勧めです。日本のカブトと同様に縦に蛹室を作るので使用した容器は縦長の1100ccのPPボトルを使用。約25℃管理で約11~12ヶ月程度で羽化してくれます。管理もとてもし易い種です。
<産卵セット方法>
【産卵セット内容】
【お勧めのマット】黒土マット、完熟マット
【使用するケース】クリーンケースL程度
【設定温度】23~25℃前後。
【産卵セットの内容】ケースの7割程度をほんのり固く詰める。残り2割程度はふんわりと。
水分量:適量(握って水が染み出ない程度)
図示すると以下の様な感じになります。
産卵はとても多産で、多い時には100近く産んでくれることもあります。国産カブトと同じようなセッティングで十分可能です。産卵にお勧めのマットは黒土マット、完熟マットです。
フローレンシス、いかがでしたでしょうか?ヒメカブトとは思えないほど発達した胸角はとても格好よいですよね。皆様も機会が御座いましたら是非挑戦してみて下さいませ。(^^)
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2014年5月20日
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
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ボディカラーがとても美しいファブリースノコギリクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。今回ご紹介するのはペレン島産のファブリース・ファブリースです。
個体参考画像:ファブリース♂61mm
【飼育種】
和名:ファブリース ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus fabricei
ファブリースノコギリクワガタ、私の大好きなノコギリ種の一つです。体長は大きくなっても60mmほどと中型のノコギリ種ですが、色合いが素晴らしく美しいです。飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、菌糸E-800
【飼育容器】800cc程度の容器など。
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約8~9ヶ月)
まず幼虫飼育ですが、とても容易。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、菌糸でよく育ってくれます。マットを入れる容器も私の場合は800cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。菌糸の場合は菌糸ビンE-800の大きさで大丈夫だと思います。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
<産卵方法>
★マットのみで産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下の様な感じになります。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
★材も使用して産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵は私の場合マットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。
但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?ファブリースノコギリクワガタ。今回ご紹介したのはペレン島産のファブリース・ファブリースですが、ファブリースノコギリクワガタにはファブリース・タカクワイという亜種もあります。こちらのタカクワイはとても大型になるタイプです。飼育方法はどちも今回ご紹介したやり方でOKだと思います。皆さんも是非機会がありましたら挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
使用したアイテム
Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット)
2014年5月17日
カテゴリー
使用したアイテム
Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット)
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GWも終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか。。。日本のクワカブは5月に入り、いよいよシーズン突入といったところですね。今年も野外でどんなクワカブに会えるかとても楽しみにしています。
今日は野外採集での私なりの採集方法についてご紹介したいと思います。この記事は以前もご紹介したことがあるのですが、今年からクワカブを採集される方もいらっしゃると思いますので、再度ご紹介してみたいと思います。御了承下さいませ。
まず準備したい採集道具ですが、私は以下の様なものを使って採集しております。
【採集道具】
網:伸縮出来そうな比較的長めの網がベスト
上記網は私の手作り。4~5mの釣竿の先に幅15cm位のエビ取り用網をつけたもの。小さなエビ取り網の方が、 枝が分かれている間にいた時などの隙間に入り込みやすいので便利。ルッキング採集の場合には必需品。
懐中電灯:ウロの中や樹の隙間を照らしたり、周りが薄暗い時や草むらに落ちた時などの必要
ヘッドライト:木の上に登る時はこの手のライトが便利。手が塞がる事が多いので。
通称:掻き出し棒:これで樹のウロの中を探ります。
ピンセット:掻き出し棒との連携で使います。掻き出し棒で顎にひっかけて引っ張り、ピンセットで掴む・・・。あまり強く掴むと顎が折れてしまう事があるので注意!
脚立:高い樹に登るには必需品。
採集ケース:虫を入れるケース、通常の虫カゴでも勿論OK
こまかい道具を挙げればまだありますが、とりあえず上記が私がメインで使用する道具です。
こ~んなかんじでクワカブは集まっているクワカブをGETしましょう!今年もどんな出会いがあるか今からとても楽しみです。(^^)
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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