スマトラオオヒラタクワガタ(アチェ産)の飼育(羽化)
世間ではGW期間に突入した所もありますね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?ここ数日少し寒く冬に逆戻りした感がありますが、まぎれもなくシーズン突入です。
当園の飼育ルームでも羽化している個体が目立ちます。(^^)
さて、本日ご紹介するのは、これもおなじみといった所ですが、スマトラオオヒラタ(アチェ産)の羽化報告です。
【飼育種】
和名:スマトラオオヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus
産地:スマトラ島 アチェ産
累代:WF1
【羽化体長】♂91mm
【使用したエサ】♂Element1100
の2本使用
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】♂2令投入して合計7ヶ月半程度
内歯下がりが特徴のアチェ産スマトラヒラタ。体長こそパラワンには負けますが、
がっちりとした横幅と重厚感のあるボディはとても高い人気を呼んでいます。
飼育自体はとても容易な種で、菌糸は勿論のこと、きのこMat
、くわMatのマット飼育でも順調に育ってくれます。今回使用したのはElement1100
2本。通常なら♂幼虫の場合は2本目の際にはElement1400に入れるのですが今回はあえてElement1100
で羽化させてみました。結果的には♂91mmという結果。もう少し言って欲しかったのですが、Element1100
2本でこのサイズなら満足です。
上記画像は蛹室内の様子です。菌糸の白っぽいところは既に面影もなく土化しておりますがキレイに蛹室を形成し、
羽化不全も無く羽化してくれました。
まだお腹側は赤く羽化して間もないのを物語っております。
時期に黒っぽくなり体も固まってくるでしょう。
迫力のあるスマトラオオヒラタ(アチェ産)是非機会が御座いましたら挑戦してみて下さいませ。(^^)
13 Comments »
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shihoさん、こんばんは!(^0^)/…いつも『飼育日誌』楽しく勉強させていただいてます。 スマアチェ『91ミリ(一部文字化けしてたので)』…飼育歴2年目の僕には羨ましい限りです。家ではなぜか、産卵数も少ないんですが、♂が皆目いてないんです♀の方が生まれながらに『生命力』が強いんでしょうかね~? 別件なんですが、『Gクラビゲール(3令後期)』を中ケースで4頭飼育してるんですが、先日(3/24)最終のマット交換(きのこマット)をしたんですが、4頭全てマット上に出てたんです。心配だったんで個別(1400PP)に新鮮な『きのこマット』に移し替えたんですが、何が原因だったんでしょう?…温室(23~24℃)管理です。
Comment by プロゴロファー — 2009年4月28日 @ 2:00 AM
Shihoさん、こんにちは^^ だいぶ飼育しやすい季節になってきましたね! スマトラヒラタは、横幅といい顎のフォルムといい理想のカッコよさを備えていますよね! うちでもヒラタを数種飼育していますが、月野夜さんの菌糸を使わせていただいています。 以前はマットで幼虫飼育していたのですが、マット交換のタイミングが菌糸に比べて難しい感じがするんですよねぇ。
Comment by まーぼー — 2009年4月29日 @ 2:30 PM
皆さん、ブリードシーズン突入ですね。少々疑問に思っているのですが聞いて下さい、最近知り合ったクワ友がパラワンを 越冬させたと言ってきかないのです。東南アジアの虫が冬眠するとは思えないのですが・・・ ?温度は10℃位らしいです。
Comment by 愛知かずみ — 2009年5月2日 @ 9:06 PM
失礼致しますshihoさん、 ヒラタとは直接関係ある話では無いのですがこちらで凄く気になる点があるので失礼だと思いますが質問させて頂きます。 そちらで5/8より生体販売を開始すると云う予告を目にしたのですが、 ・期間限定のサービスの様なものなのですか? ・国内外産を両方取り扱うのですか? ・飼育担当shihoさん(又は他月夜野スタッフさん)の飼育しておられる個体を販売にまわしていく方針でしょうか?それとも野外品も仕入れていくのでしょうか? 個人的には期間限定であってほしくはないですし、日記を読んでいるとshihoさんの育てた虫達が1番ではないかとも思います。 この辺りをお伺いしたいのですが、もし場違いな質問だったのならここで深くお詫び申し上げます。
Comment by 会長 — 2009年5月3日 @ 12:09 AM
プロゴルファーさん レスありがとうございます。返答がGW明けになってしまいすみませんでした。 クラビゲールの件ですが、上に上がってしまうのはゴロファ種によくあるのですが3令後期、つまり蛹化前によくある暴れの一種みたいなものです。マットが劣化していたりダニ等が大量に発生していなければ、そのままマットをほぐして多少温度低めのところに置くと落ち着いてくれる場合があります。私はよくそうしていますよ。ご参考までに・・・。(^^) まーぼーさん レスありがとうございます。 確かにマット飼育は菌糸飼育と違って交換のタイミングが分かりにくいですね。私の場合はマット飼育は菌糸しいくより1回ほど多く交換し、管理温度を2~3℃程低めにしています。時間は菌糸飼育より多少かかってしまいます。マット飼育はじっくりゆっくり低温気味という感じで飼育しています。 愛知かずみさん レスありがとうございます。 パラワンオオヒラタですね。確かにおっしゃるように東南アジアのオオヒラタ系は基本的には越冬はしないと聞いています ヒラタは外見上オオクワと似ている事から体質的なものも同じように考えられがちですが、オオクワと違い寒さには弱いところがあります。例えば10℃を下回るような環境に長く置いておくと弱ってしまう場合があると思います。 日本のヒラタは東南アジアのオオヒラタと同種ですが、元来から日本に生息しているだけあって多少の適応能力は持っていますので、寒い冬も乗り切る個体もいるみたいです。
Comment by shiho — 2009年5月6日 @ 9:51 PM
会長さん レスありがとうございます。 ・期間限定のサービスの様なものなのですか? いえ、一応予定では飼育用品同様に年中通して生体販売を行うつもりです。 ・国内外産を両方取り扱うのですか? はい、国外問わず販売予定です。 ・飼育担当shihoさん(又は他月夜野スタッフさん)の飼育しておられる個体を販売にまわしていく方針でしょうか?それとも野外品も仕入れていくのでしょうか? 飼育個体、野外品どちらも取り扱う予定にしています。 いよいよ明日販売開始します。どうぞ宜しくお願い致しますね。(^^)
Comment by shiho — 2009年5月7日 @ 2:37 PM
shihoさん有難う御座います。 その答えを聞けて良かったです。益々こちらの利用機会が増えそうです。これからも頑張って下さい。
Comment by 会長 — 2009年5月7日 @ 4:39 PM
shihoさん、はじめまして。 スマトラヒラタ、飼育している人が多い人気のオオヒラタですが私も大好きで飼育しています。 教えてください!蛹室の画像は、1100ccの菌糸ビンでしょうか? ♂91㎜で1100ccの直径の蛹室で狭くないのでしょうか? スマトラヒラタの蛹室って意外とコンパクトなんですね。
Comment by ゼン — 2009年5月8日 @ 10:17 PM
ゼンさん レスありがとうございます。 すみません、返答が遅くなって・・・。はい菌糸は1100ccです。 本来ならばちょっと狭いでしょうね。可能ならば1400cc程度が望ましいかと思います。省スペース飼育でどこまで大きくなるかを試してみました。
Comment by shiho — 2009年5月17日 @ 4:46 PM
shihoさん、質問の回答ありがとうございます。 1100ccで90mmアップが羽化できるとはビックリです!! 月野夜さんの菌糸(エレメント)使わせてもらってます。 私も今年やっと90mmのスマトラヒラタを羽化させることができました。 そして、別血統の約20頭のスマトラヒラタの幼虫を割り出したので飼育の参考にさせていただきます。
Comment by ゼン — 2009年5月17日 @ 11:30 PM
はじめましてー 僕もクワガタが好きでスマトラヒラタペアをかってもらってゃいましたーうれしい¥¥ そこで質問なんですが 産卵セットでペアリングしてもおkなのでしょうでしょうか 回答をくださいお願いします
Comment by 6年 — 2010年6月8日 @ 8:05 PM
6年さん レスありがとうございます。 勿論産卵セット内でそのままペアリングでもOKだと思います。ただスマヒラの場合、♂は結構凶暴ですので、長期間そのままにしておくと、ある日見たときに♀が死亡していた・・・なんて話かなりありますので、あまりに長い期間の同居は避けた方が無難かもしれません。ご参考までに・・・。
Comment by shiho — 2010年6月9日 @ 7:28 AM
回答ありがとござ増す 感謝感謝です おかげで交尾を確認できました^^ @ 小学生に飼育できるなんてーすごい 感動 後調子に乗ってティティウスカブトノヨウチュウ買いました 幼虫期間ドンくらいですか お願いします
Comment by 6年 — 2010年6月20日 @ 6:16 PM