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今回はツヤクワガタの一種、ルデキンツヤクワガタの飼育方法についてご紹介してみたいと思います。   【参考画像:ルデキンツヤクワガタ♂個体...続きを読む

今回はツヤクワガタの一種、ルデキンツヤクワガタの飼育方法についてご紹介してみたいと思います。

 

【参考画像:ルデキンツヤクワガタ♂個体】

 

【飼育種】
和名:ルデキンツヤタクワガタ
学名:Odontolabis ludekingi 
産地:スマトラ島

 

ハッキリと色分かれした色虫的要素をもつルデキンツヤクワガタ。

流通も一般的で、野外個体もよく出回っているようです。

産卵は個体によってバラツキがあり当たれば沢山産んでくれます。幼虫飼育はマット飼育で育てております。

 

 

では、幼虫飼育方法からご紹介してみたいと思います。

 

★★幼虫飼育★★

【お勧めのエサ】
1令時:黒土マット、もしくは完熟マット
※産卵に使用したマットと同じマットで育てた方が無難です※
2~3令時:黒土マット、完熟マットをベースに、きのこマットを幼虫の食いを見ながら混ぜ加え、栄養価を高めていく。
【飼育する容器の大きさ】
1令時:800㏄PPボトル程度の容量
2~3令時:1400PPボトル程度の容量
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる大体の時間:20~25℃管理下】
♂:初令投入して約12~18ヶ月
♀:初令投入して12~16ヶ月
※管理温度&飼育エサの種類、また幼虫の大きさによって羽化までの時間帯は異なります。

 

幼虫飼育は 基本的にマット飼育です。
ツヤクワガタ種はよく熟したマットを好む傾向があります。

あくまで私のやり方ですが、1令時は黒土マットや黒土マットをベースにして与え、2~3令になってから栄養価の高いきのこマットを少しずつブレンド(混ぜて)して与えるやり方をしております。

きのこマットの方が栄養価の面では若干高いので2~3令の成長期に出来るだけ高栄養のものを与えたいのでそういう方法を取ることもあります。

但し幼虫個体によっては、エサを変えると食い渋る時がありますので、あくまで幼虫の様子を見ながら混ぜ与えてやると良いと思います。

栄養価の高いマットを与えることで、より大型のサイズを狙う目的です。
羽化サイズは特に気にしないという方は、ブレンドせずに産卵セットに使用したマットで最後まで羽化まで持って行っても構わないと思います。

 

エサの種類、幼虫の大きさ、管理温度により幼虫期間は大きく変わりますが、幼虫期間も比較的長くかかる傾向があるようです。

またツヤクワガタの幼虫は他の種でもそうですが、ちょっと変わったエサの食べ方をします。

ガラス瓶などの外から見える容器でマット飼育をしているとよく分かるのですが、容器の中間付近に空洞を作ってから居食いする傾向が見られます。

この空洞、結構大きく場合によってはマットが容器の中で上下に分かれているような状態になるときもあります。

その上下のマットに「くの字」に接するようなかんじで幼虫は居ずわりながらマットを食しているような様子です。

これはドルクスやノコ、ティタヌスなどではほとんど見られない様子なのでとても興味深いです。

管理自体はそう難しい種ではありませんので、エサ交換のタイミングと温度管理を気を付ければ無事に羽化させられると思います。

 

★★産卵方法★★

次に産卵方法についてご紹介したいと思います。

 

【お勧めのマット】
黒土マット、完熟マット
【お勧めの産卵ケース】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面5割程度固く詰めて上部5~8センチはフンワリと。
【設定温度】
23~25℃前後

 

セット方法を画像付きでご紹介します。

 

産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。

IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきます。
IMGP7706

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。
IMGP7708

 

ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

 

 クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

matsanranset

 

 

産卵に関してですが、ツヤクワガタの♀は産む個体と産まない個体の当たりハズレが非常に大きいです。

産む時は60~70卵位産んだ時もありますが、産まない時は全くの0、もしくは産んでも1~2頭ということも珍しくはありません。

野外品個体の場合は、いかにして当たり♀をGETするかというのも成功の分かれ道となりそうです。
そして当たり♀に当たった場合は驚くほど沢山産んでくる場合もあります。

孵化率もそれほど悪くなく、順調に孵化してくれる感じがあります。

使用するマットで一番のお勧めは黒土マットですが、その後完熟マットで産卵させてデータを取った結果、そこまで悪くはありませんでしたので、黒土マットか完熟マットをお勧め致します。

 

また産卵セットのマットの詰め方ですが、ツヤクワガタ種は柔らかく詰めたマットの上部でもばら撒き産卵をする傾向もあります。

今回は私のやり方で、固く敷き詰めるタイプの様子をご紹介しましたが、そこまで固くマットを敷き詰めなくても大丈夫かもしれません。その辺りはお好みで試してみて頂けると幸いです。

 

如何でしたでしょうか?
今回はルデキンツヤクワガタのご紹介をさせて頂きました。

飼育もツヤクワガタ種の中でも比較的容易な種なので挑戦し易いと思います。

とても綺麗で美しいクワガタですので、是非皆様も機会がございましたら一度挑戦してみては如何でしょうか?(^^)

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m

 

使用したアイテム

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今回はゾウカブト種:エレファスゾウカブト...続きを読む

今回はゾウカブト種:エレファスゾウカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。   【エレファスゾウカブト♂参考画像】  ...続きを読む

今回はゾウカブト種:エレファスゾウカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。

 

【エレファスゾウカブト♂参考画像】

 


【エレファスゾウカブト♀参考画像】

 

【飼育種】
和名:エレファスゾウカブト
学名:Megasoma elephus
産地:メキシコ等

 

ゾウカブト種は大型や小型な種など沢山ありますが、その中でも代表的なのが本種。

ビロード調の黄土色のフサフサした体毛で覆われれるボディは美しいの一言。

体長ではヘラクレス種には負けますが、身体の幅では負けません。

まさにゾウカブトの名前にふさわしい種だと言えると思います。

 

 

★★幼虫飼育★★

幼虫飼育は、私は以下の様な方法で行っています。

 

【使用するお勧めエサ】
きのこマット完熟マット
【使用する容器】
♂♀:1800ccブロー容器~クリーンケースS程度
【エサ交換回数】
♂:途中6~8回程度
♀:途中5~6回程度
(※マットの痛み、劣化、エサの減り具合により誤差あり)
【設定管理温度】
23~25℃前後
【マット水分量】
適量(手で握って土団子が出来き、指の間から水が染み出ない程度)
【羽化までにかかるおおよその時間】
(※ 通年23~25℃前後での管理下)

♂:約18~24ヶ月程度
♀:約14~18か月程度
(※ 管理温度、エサ、湿度、大きさにより誤差あり)

 

幼虫飼育は比較的簡単で、エサ(マット)さえ切らさなければすくすくと育ってくれます。

 

上記は成長途中のエレファスゾウカブト幼虫。

まだまだ大きくなります。

 

管理温度にもよりますが、過去の飼育では23~25℃前後の管理下(きのこマット、完熟マット使用)で約1年半~2年程で羽化してくれました。

この温度帯でもなかなかの大型個体が羽化してくれましたので、もう少し温度を下げてじっくり育てきれればより大型化も望めるかもしれません。

 

 

★★産卵方法★★

 

次に産卵セット方法ですが、私は以下のような方法で産卵セットを組んでいます。

 

【産卵にお勧めのマット】
完熟マット黒土マット
【セット期間】
開始~約1ヶ月半から2ヵ月程度
採卵する場合は約2週間に一度の採卵
【産卵に使用するケース】
衣装ケース中~大クラス
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【マット水分量】
適量(手で握って土団子が出来き、指の間から水が染み出ない程度)

 

 

【セット方法】


ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)

 

セット方法は図示すると以下の様な感じです。

産卵自体はとても容易な種だと考えます。

こまめに採卵すれば、過去には多い時には100近く採卵出来たときもありました。

 

産卵セットで使用するケースが小さい場合は親がせっかく産んだ卵を動いているうちに潰してしまう可能性が高くなりますので、そういった場合はこまめに採卵してあげると良いと思います。

 

【採卵した卵の管理方法:例】

採卵した場合は、あくまで私のやり方ですが、上記のようにケースに穴をつくって卵を落とし込み、その上をマットで軽く覆います。

有精卵ならば孵化率も悪くなく結構沢山の幼虫が取れます。

 

【採卵せず放置しておての割り出しの場合】

ケースの大きさが広く(衣装ケース大クラス位)、かつマットの劣化なども見られなければ、数か月(~2か月位)放置しておいて産卵セットを解除するのも良いと思います。

人間の手で採卵管理しているのと違い、ほぼ自然な状態で孵化するので孵化率も高くなると考えます。

 

上手くいけばゴロゴロした多数の幼虫が見られる可能性も高いでしょう。(※参考画像)

 

 

如何でしたでしょうか?

今回はエレファスゾウカブトの飼育方法についてご紹介させて頂きました。

是非機会がありましたら、一度飼育してみては如何でしょうか?(^^)

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m

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今回はツヤクワガタの一種、ワラストンツヤ...続きを読む

今回はツヤクワガタの一種、ワラストンツヤクワガタの飼育方法についてご紹介してみたいと思います。   【参考画像:ワラストンツヤクワガタ♂...続きを読む

今回はツヤクワガタの一種、ワラストンツヤクワガタの飼育方法についてご紹介してみたいと思います。

 

【参考画像:ワラストンツヤクワガタ♂個体】

 

【飼育種】
和名:ワラストンツヤタクワガタ
学名:Odontolabis ollastoni
産地:スマトラ島

 

明るく美しい茶褐色の側縁を持つワラストンツヤクワガタ

流通も一般的で、野外の個体も見かけることが出来るようです。

産卵は個体によってバラツキがあり当たれば沢山産んでくれます。

幼虫飼育はマット飼育で育てております。

 

 

では、幼虫飼育方法からご紹介してみたいと思います。

 

★★幼虫飼育★★

【お勧めのエサ】
1令時:黒土マット、もしくは完熟マット
※産卵に使用したマットと同じマットで育てた方が無難です※
2~3令時:黒土マット、完熟マットをベースに、きのこマットを幼虫の食いを見ながら混ぜ加え、栄養価を高めていく。
【飼育する容器の大きさ】
1令時:800㏄PPボトル程度の容量
2~3令時:1400PPボトル程度の容量
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる大体の時間:20~25℃管理下】
♂:初令投入して約12~18ヶ月
♀:初令投入して12~16ヶ月
※管理温度&飼育エサの種類、また幼虫の大きさによって羽化までの時間帯は異なります。

 

幼虫飼育は 基本的にマット飼育です。
ツヤクワガタ種はよく熟したマットを好む傾向があります。

あくまで私のやり方ですが、1令時は黒土マットや黒土マットをベースにして与え、2~3令になってから栄養価の高いきのこマットを少しずつブレンド(混ぜて)して与えるやり方をしております。

きのこマットの方が栄養価の面では若干高いので2~3令の成長期に出来るだけ高栄養のものを与えたいのでそういう方法を取ることもあります。

但し幼虫個体によっては、エサを変えると食い渋る時がありますので、あくまで幼虫の様子を見ながら混ぜ与えてやると良いと思います。

栄養価の高いマットを与えることで、より大型のサイズを狙う目的です。
羽化サイズは特に気にしないという方は、ブレンドせずに産卵セットに使用したマットで最後まで羽化まで持って行っても構わないと思います。

 

エサの種類、幼虫の大きさ、管理温度により幼虫期間は大きく変わりますが、幼虫期間も比較的長くかかる傾向があるようです。

またツヤクワガタの幼虫は他の種でもそうですが、ちょっと変わったエサの食べ方をします。

ガラス瓶などの外から見える容器でマット飼育をしているとよく分かるのですが、容器の中間付近に空洞を作ってから居食いする傾向が見られます。

この空洞、結構大きく場合によってはマットが容器の中で上下に分かれているような状態になるときもあります。

その上下のマットに「くの字」に接するようなかんじで幼虫は居ずわりながらマットを食しているような様子です。

これはドルクスやノコ、ティタヌスなどではほとんど見られない様子なのでとても興味深いです。

管理自体はそう難しい種ではありませんので、エサ交換のタイミングと温度管理を気を付ければ無事に羽化させられると思います。

 

★★産卵方法★★

次に産卵方法についてご紹介したいと思います。

 

【お勧めのマット】
黒土マット、完熟マット
【お勧めの産卵ケース】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面5割程度固く詰めて上部5~8センチはフンワリと。
【設定温度】
23~25℃前後

 

セット方法を画像付きでご紹介します。

 

産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。

IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきます。
IMGP7706

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。
IMGP7708

 

ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

 

 クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

matsanranset

 

 

産卵に関してですが、ツヤクワガタの♀は産む個体と産まない個体の当たりハズレが非常に大きいです。

産む時は60~70卵位産んだ時もありますが、産まない時は全くの0、もしくは産んでも1~2頭ということも珍しくはありません。

野外品個体の場合は、いかにして当たり♀をGETするかというのも成功の分かれ道となりそうです。
そして当たり♀に当たった場合は驚くほど沢山産んでくる場合もあります。

孵化率もそれほど悪くなく、順調に孵化してくれる感じがあります。

使用するマットで一番のお勧めは黒土マットですが、その後完熟マットで産卵させてデータを取った結果、そこまで悪くはありませんでしたので、黒土マットか完熟マットをお勧め致します。

 

また産卵セットのマットの詰め方ですが、ツヤクワガタ種は柔らかく詰めたマットの上部でもばら撒き産卵をする傾向もあります。

今回は私のやり方で、固く敷き詰めるタイプの様子をご紹介しましたが、そこまで固くマットを敷き詰めなくても大丈夫かもしれません。その辺りはお好みで試してみて頂けると幸いです。

 

如何でしたでしょうか?
今回はワラストンツヤクワガタのご紹介をさせて頂きました。

飼育もツヤクワガタ種の中でも比較的容易な種なので挑戦し易いと思います。

とても綺麗で美しいクワガタですので、是非皆様も機会がございましたら一度挑戦してみては如何でしょうか?(^^)

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m

 

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今回はゴロファ・クラビゲールの飼育方法に...続きを読む

今回はゴロファ・クラビゲールの飼育方法についてご紹介したいと思います。   【参考画像:ゴロファ・クラビゲール♂】   【飼育...続きを読む

今回はゴロファ・クラビゲールの飼育方法についてご紹介したいと思います。

 


【参考画像:ゴロファ・クラビゲール♂】

 

【飼育種】
和名:ゴロファ・クラビゲールタテヅノカブト
学名:Golofa claviger
産地:ペルー等

 

ゴロファ種の一つで、頭角(頭の上の方の角)が傘のように広く広がるように開くタテヅノカブトです。

 

 

★★幼虫飼育★★

幼虫飼育は、私は以下の様な方法で行っています。

 

【使用するお勧めエサ】
きのこマット完熟マット
【使用する容器】
♂♀:1400~1500㏄程度の容器があれば十分
【エサ交換回数】
♂♀:途中2~3回程度
(※マットの痛み、劣化、エサの減り具合により誤差あり)
【設定管理温度】
25℃前後
【マット水分量】
適量(手で握って土団子が出来き、指の間から水が染み出ない程度)
【羽化までにかかるおおよその時間】
(※ 通年25℃前後での管理下)

♂:約10~12ヶ月程度
♀:約10~12か月程度
(※ 管理温度、エサ、湿度、大きさにより誤差あり)

 

幼虫飼育は比較的簡単で、エサ(マット)さえ切らさなければすくすくと育ってくれます。

 

私が飼育に使用した容器はこちらの「1500㏄程度の容器。マットはきのこマットを使用しました。

 

 

露天掘りした際に、蛹室から顔を覗かせたクラビゲールの♂個体。

この時は1500㏄で管理しましたが、底面の直径さえある程度あれば容量はもう少し少なめで良いかもしれません。

 

 

★★産卵方法★★

 

次に産卵セット方法ですが、私は以下のような方法で産卵セットを組んでいます。

 

【産卵にお勧めのマット】
完熟マット黒土マット
【セット期間】
開始~約1ヶ月半から2ヵ月程度
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~L程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【マット水分量】
適量(手で握って土団子が出来き、指の間から水が染み出ない程度)

 

 

【セット方法】


ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)

 

セット方法は図示すると以下の様な感じです。

産卵自体はとても容易な種だと考えます。

 

採卵しても良いですが、このカブトの場合、私は採卵ではなく、一定期間放置しておいての割り出しをしております。

目安としては、産卵セットから約1か月半~2か月程度です。

 

上手くいけばゴロゴロした多数の幼虫が見られる可能性も高いでしょう。(※参考画像)

 

 

如何でしたでしょうか?

今回はゴロファ・クラビゲールタテヅノカブトの飼育方法についてご紹介させて頂きました。

是非機会がありましたら、一度飼育してみては如何でしょうか?(^^)

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m

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今回はホソアカ種、イグジミウスホソアカク...続きを読む

今回はホソアカ種、イグジミウスホソアカクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。   【参考画像:イグジミウスホソアカクワガタ♂】 &...続きを読む

今回はホソアカ種、イグジミウスホソアカクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。

 


【参考画像:イグジミウスホソアカクワガタ♂】

 

【飼育種】
和名:イグジミウスホソアカクワガタ
学名:Cyclommatus eximius

産地:ニューギニア

 

ホソアカクワガタの一種、イグジミウスホソアカクワガタ

色合いはセレベスメタリフェルに似たような赤~銅褐色。

体長は大きくても60㎜台と中型的なタイプで、顎のフォルムなどはインペラトールホソアカの中型版といったような感じです。

 

飼育は産卵、幼虫飼育共に容易な種です。

 

それでは私個人のやり方ではございますが、幼虫飼育方法と産卵方法をご紹介してみたいと思います。

 

★★幼虫飼育★★

 

【お勧めのエサ】
菌糸、きのこマット、完熟マット
【飼育容器】
600~1100㏄程度
【えさ交換回数】
途中1回程度(※マットの劣化や状況による)
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約7~10ヵ月程度
♀:約7~8ヵ月程度

※あくまで目安です。♂♀、管理環境(管理温度、飼育するエサ等)、亜種の違いによって個体差があります※

 

幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。

菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。

マットでも弊社のマットでは、きのこマット、完熟マットでOK。

私の場合は菌糸ではなく、主にマット(きのこマットが多い)で育てています。

 

メタリフェルなどと違いそこまで大型にはならないので、最終的には直径が10㎝程度ある容器であればそのままでも羽化はOK。

管理温度は20~25℃程度 で管理。

夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。

 

 

では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。

産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。

 

★★産卵方法★★

 

<マットのみを使用した産卵方法>

【産卵に使用するお勧めマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースS~M程度
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。

 

セット方法を画像付きでご紹介します。

 

産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。

IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきます。
IMGP7706

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。
IMGP7708

 

ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

 

 クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

matsanranset

 

次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。

 

<材を使用して産卵セットを組む場合>

 

【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【お勧めの容器】
クリーンケースS~M程度
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。

 

セット方法の具体例をご紹介してみます。

 

まずは使用する材を用意。

こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
IMGP7730

 

次に材の皮を剥きます。
IMGP7731

材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。

 

材を水に浸します。
IMGP7736

あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。

目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。

 

IMGP7737

実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。

これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。

もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。

 

水から出した材を縦に置き、陰干しします。
IMGP7739

これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。

 

次にマットを準備します。

IMGP7740

今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。

弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。

 

材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。

IMGP7742

 

材の周りをマットで埋め込みます。
IMGP7744

 

上から見た画像
IMGP7745

マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。

 

後は上に転倒防止のハスクチップを敷きます。
IMGP7746

 

ゼリーを入れます。
IMGP7748

 

後は親♀を入れフタをします。
IMGP7755
今回はコバエシャッターを使用してみました。

 

セット方法を図示すると以下の様な感じです。

(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
zaisanranset

 

産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。

私は主にマットのみの産卵で行っていましたが、材を入れてのセットも有効です。

♀によは個体差があり、はマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。

材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。

 

 

 いかがでしたでしょうか?      
 
以上が私が行っているイグジミウスホソアカクワガタの幼虫飼育&産卵方法です。

皆さんも機会が御座いましたら、是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)

 

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※

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今回は、アンタエウスオオクワガタの飼育方...続きを読む

今回は、アンタエウスオオクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。   【参考画像:インド・ガントク産】   【参考画像:マレー・フレイザ...続きを読む

今回は、アンタエウスオオクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。

 


【参考画像:インド・ガントク産】

 


【参考画像:マレー・フレイザーヒル産】

 

【種類】
和名:アンタエウスオオクワガタ
学名:Doucus antaeus

【分布地域】
インド、ネパール、ブータン、パキスタン、マレーシア、ベトナム、ミャンマー、ラオス、タイ、中国 等・・・

 

かつての大人気種:アンタエウスオオクワガタ

和名では、ミナミオオクワガタとも呼ばれていたこともあるようですが、学名のアンタエウスオオクワガタという呼び名の方が主流になっているようです。

 

私にとってこのアンタエウスオオクワガタ=通称アンテは気持ちの中では別格的な存在です。

アンテブーム最盛期には幼虫1頭:数万円、成虫もレア産地のものになると数十万円~時には100万以上で取引されていたこともあったそうです。

 

アンテは生息分布がかなり広い為、個体形状も地域の特徴が出ています。

それがまた人気の秘密でもあるようです。

 

当時は特にインド、ブータン、ネパールなどのヒマラヤ系が特に人気が高い産地でした。

そして、アゴの湾曲が強く内歯が広いマレー系アンテも人気があり、横幅のアゴも太くがっちりしたタイ産なども人気がありました。

 

 

 

★★幼虫飼育★★

 

【お勧めのエサ】
♂:菌糸:Element、Basicシリーズ
♀:菌糸:Element、Basicシリーズ
マット飼育も可:お勧めはきのこマット
【えさ交換回数】
♂:合計3本程度
(例として、E1100~E1100~E1400など)
♀:合計2本程度
(例として、E1100~E1100など)
※但し菌糸の劣化や幼虫の食い具合等により差異あり。
【設定温度】
16~25℃前後
※ヒマラヤ系と呼ばれるインドやブータン等のアンテは温度低めの方がより良いと言われることもある。
【羽化までにかかる時間】
♂:約12~16か月程度
♀:約10~12か月程度

※あくまで目安です。
♂♀、管理環境(管理温度、飼育するエサ:菌糸かマットか:等)によって個体差があります※

 

幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。

菌糸、マット飼育でもOK。
菌糸ではBasicシリーズ、Elementシリーズ、どちらでもOKなのですが、どちらかを選ぶとすれば個人的にはElementシリーズ、マットならばきのこマットがお勧めです。

管理温度は16~25℃程度。
温度に差がかなりありますが、大型個体を作出しようとする時、ヒマラヤ系と呼ばれるインドやブータン、ネパールなどの産地のアンテは現地の気候の性質上、他の産地(マレーやインドネシア系)のアンタエウスよりより低温飼育で管理した方が良いとも言われることもあります。

 

 

★★産卵方法★★

<マットのみを使用した産卵方法>

【産卵に使用するお勧めマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~L程度
【産卵管理温度】
23~25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。

 

セット方法を画像付きでご紹介します。

 

産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。

IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきます。
IMGP7706

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。
IMGP7708

 

ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

 

 クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

matsanranset

 

次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。

 

<材を使用して産卵セットを組む場合>

 

【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度
【産卵管理温度】
23~25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。

 

セット方法の具体例をご紹介してみます。

 

まずは使用する材を用意。

こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
IMGP7730

 

次に材の皮を剥きます。
IMGP7731

材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。

 

材を水に浸します。
IMGP7736

あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。

目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。

 

IMGP7737

実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。

これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。

もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。

 

水から出した材を縦に置き、陰干しします。
IMGP7739

これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。

 

次にマットを準備します。

IMGP7740

今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。

弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。

 

材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。

IMGP7742

 

材の周りをマットで埋め込みます。
IMGP7744

 

上から見た画像
IMGP7745

マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。

 

後は上に転倒防止のハスクチップを敷きます。
IMGP7746

 

ゼリーを入れます。
IMGP7748

 

後は親♀を入れフタをします。
IMGP7755
今回はコバエシャッターを使用してみました。

 

セット方法を図示すると以下の様な感じです。

(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
zaisanranset

 

産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。

私はサバゲノコギリの場合は、主にマットのみの産卵で行っていましたが、材を入れてのセットも有効です。

♀によは個体差があり、はマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。

材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。

 

 

 いかがでしたでしょうか?      
 
以上が私が行っているアンタエウスオオクワガタの幼虫飼育&産卵方法です。

特別難しい種ではなく、また凄っく格好の良いクワガタです。

皆さんも機会がございましたら、是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)

 

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※

使用したアイテム

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今回は世界一美しいと言われるニジイロクワ...続きを読む

今回は世界一美しいと言われるニジイロクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。   【参考画像:ニジイロクワガタ♂】   &...続きを読む

今回は世界一美しいと言われるニジイロクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。

 

【参考画像:ニジイロクワガタ♂】

 

 

【参考画像:ニジイロクワガタ♀】

 

【飼育種】
和名:ニジイロクワガタ
学名:Phalacrognatus muelleri
産地:オーストラリア

 

七色の輝きを持つクワガタ、ニジイロクワガタ。

世界一綺麗なクワガタとしてもその名が知られています。

最近は色合いも様々なものが出ておりまして、グリーンやブラック等多彩な色彩変化なものが流通しているようです。

でも私はやっぱり、個人的にはこの7色の輝きを持つカラーが一番好きですね^^

 

野外品は輸入規制がかかっているため、今現在は長らく入って来ておりません。

市場に出回っているものは、ほとんどが飼育累代個体だと考えられます

 

飼育の方は、産卵、幼虫飼育共に容易な種です。

 

それでは私個人のやり方ではございますが、幼虫飼育方法と産卵方法をご紹介してみたいと思います。

 

★★幼虫飼育★★

 

【お勧めのエサ】
菌糸、きのこマット
【マット飼育の場合に使用する容器サイズ】
♂:800~1100㏄程度
♀:800~1100㏄程度
※マット交換は1~2度程度
【菌糸飼育の場合】
♂:800~1100㏄×2~3本
♀:800~1100㏄×2~3本
※菌糸ビンの劣化、幼虫の食い次第ではもう一本必要とする場合もあります※

【設定管理温度】
23~25℃前後
【羽化までにかかる時間:菌糸の場合】
♂:初令投入して約8~10ヶ月程度
♀:初令投入して約8~10ヶ月程度
※あくまで目安です。♂♀、管理環境(管理温度、飼育するエサ等)、亜種の違いによって個体差があります※

 

幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。

菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。

マットでも弊社のマットでは、きのこマットでよく育ってくれます。

管理温度は23~25℃程度 で管理。夏冬の極端な気温変化には注意が必要です。

 

<蛹化前の暴れ>

ニジイロクワガタは蛹になる前、いわゆる蛹化前は幼虫の暴れがひどくなることが多いことで有名です。

 

IMGP8768

上記画像の菌糸ビンは幼虫の暴れによりオガ化してしまった菌糸ビンです。

このようにニジイロクワガタは蛹化前は暴れがひどくなることが多いのですが、これは成虫、蛹になる為には必要な行動です。

菌糸がなくなってしまったと判断し、菌糸ビンを新しいものに交換しても、おそらくはまた同じ行動を繰り返すと推測されます。

なので3令終期になり黄色味を帯びて来た幼虫がこのような行動を起こしたら、蛹化前の暴れかもしれないと推測し、そのまま見守ってあげるのが賢明だと考えます。

通常ならば遅くても10日位もすれば、蛹室を作り出すはずですが、どうしても暴れがひどくいくら待っても落ち着かない場合には、少し管理温度を低め(今の管理温度よりマイナス3~5℃)にすると落ち着くこともありますので、あくまでも個人的な意見ですが有効な手段の一つと言えると考えています。

 

 

では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。

産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。

 

★★産卵方法★★

 

<マットのみを使用した産卵方法>

【産卵に使用するお勧めマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~l程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。

 

セット方法を画像付きでご紹介します。

 

産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。

IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきます。
IMGP7706

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。
IMGP7708

 

ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

 

 クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

matsanranset

 

次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。

 

<材を使用して産卵セットを組む場合>

 

【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【お勧めの容器】
クリーンケーM~L程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。

 

セット方法の具体例をご紹介してみます。

 

まずは使用する材を用意。

こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
IMGP7730

 

次に材の皮を剥きます。
IMGP7731

材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。

 

材を水に浸します。
IMGP7736

あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。

目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。

 

IMGP7737

実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。

これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。

もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。

 

水から出した材を縦に置き、陰干しします。
IMGP7739

これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。

 

次にマットを準備します。

IMGP7740

今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。

弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。

 

材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。

IMGP7742

 

材の周りをマットで埋め込みます。
IMGP7744

 

上から見た画像
IMGP7745

マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。

 

後は上に転倒防止のハスクチップを敷きます。
IMGP7746

 

ゼリーを入れます。
IMGP7748

 

後は親♀を入れフタをします。
IMGP7755
今回はコバエシャッターを使用してみました。

 

セット方法を図示すると以下の様な感じです。

(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
zaisanranset

 

産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。

私は主にマットのみの産卵で行っていましたが、材を入れてのセットも有効です。

♀によは個体差があり、はマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。

材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。

 

 

 いかがでしたでしょうか?      
 
以上が私が行っているニジイロクワガタの幼虫飼育&産卵方法です。

特別難しい種ではないと感じています。

本当にとても美しいクワガタですので、皆さんも機会がございましたら是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)

 

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※

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今回は最大のアジア最大のオオカブト、コー...続きを読む

今回は最大のアジア最大のオオカブト、コーカサスオオカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。   【コーカサスオオカブト♂参考画像...続きを読む

今回は最大のアジア最大のオオカブト、コーカサスオオカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。

 


【コーカサスオオカブト♂参考画像】

 

【飼育種】
【和名】コーカサスオオカブト
【学名】Chalcosoma caucasus

【産地】ジャワ、マレー、スマトラ島等

 

世界のカブトムシと言えば、真っ先に思い浮かべるのはヘラクレスオオカブトかもしれません。

確かに体長に関してはヘラクレスオオカブト、体重に関してはゾウカブトに軍配が上がるかもしれませんが、私達が住むアジアにも大型のカブトムシが存在します。

それがこのコーカサスオオカブトです。

先に紹介したヘラクレス種やゾウカブト種とはまた違った三本角の独特なフォルムはカッコ良いの一言!とても人気の高い種の一つでもあります。

流通はごく普通で、一般的にもよく出回っている種だと思います。

飼育は産卵、幼虫飼育共に比較的容易な種だと思います。

 

★★幼虫飼育★★

幼虫飼育は、私は以下の様な方法で行っています。

 

【使用するお勧めエサ】
きのこマット

【飼育で使用する容器】
初令~2令後期:プリンカップ860cc
3令時:1800ccブロー容器~クリーンケースSM程度
蛹時期:そのままか、蛹室の状態によっては人工蛹室へ移行させる場合あり

【エサ交換回数】
♂:途中6~8回程度
♀:途中6~7回程度
(※マットの痛み、劣化、管理温度、エサの減り具合により誤差あり)

【設定管理温度】

20~25℃前後

【羽化までにかかるおおよその時間】
(※ 通年20~25℃前後での管理下)

♂:約16~20ヶ月程度
♀:約14~18か月程度
(※ 管理温度、エサ、湿度、大きさにより誤差あり)

 

幼虫飼育は比較的簡単で、マットさえ切らさなければすくすくと育ってくれます。

管理温度にもよりますが、過去の飼育では20~25℃前後の管理下(きのこマット使用時で)で約1年弱~1年半程、長くても2年かからない位で羽化してくれております。

この温度帯でもなかなかの大型個体が羽化してくれましたので、もう少し温度を下げてじっくり育てきれればより大型化も望めるかもしれません。

 

【蛹化時の注意】

幼虫飼育自体は容易なのですが、コーカサスの幼虫飼育~羽化で最大の難関は、蛹化だと私は思います。

なぜかと言うと、蛹化の時、なかなか大きな角(長角)を形成してくれないんです。

ボディばかり大きくて、角は短い・・・こんな個体が多い傾向があります。

対策としては、蛹化前には管理するマットの水分量や管理湿度を少々多めにする、他にはマット自体を赤土や黒土などのキメの細かいものをケース底に固く敷き詰め直すと長角が出来やすい傾向があると言われておりますが、その対策をすれば絶対に長角が出るというわけではないようです。難しいところです。。

 

 

★★産卵方法★★

 

次に産卵セット方法ですが、私は以下のような方法で産卵セットを組んでいます。

 

【産卵にお勧めのマット】
完熟マット黒土マット
【セット期間】
開始~約1ヶ月半から2ヵ月程度
採卵する場合は約2週間に一度の採卵
【産卵に使用するケース】
クリーンケースL~衣装ケース中~L程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
適量(手で握って土団子が出来る位)

 

 

【セット方法】


ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)

 

セット方法は図示すると以下の様な感じです。

産卵自体は比較的容易な種だと考えます。

産卵セットで使用するケースが小さい場合は、親がせっかく産んだ卵を動いているうちに潰してしまう可能性が高くなりますので、そういった場合はこまめに採卵してあげると良いと思います。

 

【採卵した卵の管理方法:例】

採卵した場合は、あくまで私のやり方ですが、上記のようにケースに穴をつくって卵を落とし込み、その上をマットで軽く覆います。

有精卵ならば孵化率も悪くなく結構沢山の幼虫が取れます。

 

【採卵せず放置しておての割り出しの場合】

ケースの大きさが広く、かつマットの劣化なども見られなければ、数か月(~2か月位)放置しておいて産卵セットを解除するのも良いと思います。

人間の手で採卵管理しているのと違い、ほぼ自然な状態で孵化するので孵化率も高くなると考えます。

 

上手くいけばゴロゴロした多数の幼虫が見られる可能性も高いでしょう。

 

 

如何でしたでしょうか?

今回はコーカサスオオカブトの飼育方法についてご紹介させて頂きました。

是非機会がありましたら、一度飼育してみては如何でしょうか?(^^)

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m

使用したアイテム

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今回はアフリカのノコギリクワガタの一種、...続きを読む

今回はアフリカのノコギリクワガタの一種、セネガルノコギリクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。   【参考画像:セネガルノコギリクワガタ...続きを読む

今回はアフリカのノコギリクワガタの一種、セネガルノコギリクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。

 


【参考画像:セネガルノコギリクワガタ♂】

 

【飼育種】
和名:セネガルノコギリクワガタ
学名:Prosopocolius senegalensis
産地:セネガル、ガーナ、カメルーン等々・・

 

アフリカ広くに分布しているノコギリクワガタで、茶褐色の小型のノコギリクワガタです。

私がこの種を飼育していたのは、2003年前後になりますからもうかなり昔ですね。

今現在の野外品&飼育品での流通量は分かりませんが、飼育も産卵、幼虫飼育共に容易な種だったと記憶しております。

 

それでは私個人のやり方ではございますが、幼虫飼育方法と産卵方法をご紹介してみたいと思います。

 

★★幼虫飼育★★

 

【お勧めのエサ】
菌糸、きのこマット、完熟マット
【マット飼育の場合に使用する容器サイズ】
♂:500㏄程度
♀:500㏄程度
※マット交換は1~2度程度
【菌糸飼育の場合】
♂:800㏄×1本
♀:800㏄×1本
※菌糸ビンの劣化、幼虫の食い次第ではもう一本必要とする場合もあります※

【設定管理温度】
23~25℃前後
【羽化までにかかる時間:菌糸の場合】
♂:初令投入して約8~10ヶ月程度
♀:初令投入して約6~8ヶ月程度
※あくまで目安です。♂♀、管理環境(管理温度、飼育するエサ等)、亜種の違いによって個体差があります※

 

幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。

小型なノコギリですので、エサ容量も多くは必要ありません。

 

当時は菌糸(Basic)で羽化させておりました。

キレイに問題なく羽化して来ていましたので、菌糸での幼虫飼育は問題ないと思います。

マット飼育は、その当時はまだ月夜野のマットは発売前だったために羽化データはありませんが、感覚的には、きのこマット、完熟マット、これらのマットでも飼育が合っているように感じます。

管理温度は23~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。

 

 

では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。

産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。

 

★★産卵方法★★

 

<マットのみを使用した産卵方法>

【産卵に使用するお勧めマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~l程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。

 

セット方法を画像付きでご紹介します。

 

産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。

IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきます。
IMGP7706

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。
IMGP7708

 

ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

 

 クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

matsanranset

 

次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。

 

<材を使用して産卵セットを組む場合>

 

【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【お勧めの容器】
クリーンケーM~L程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。

 

セット方法の具体例をご紹介してみます。

 

まずは使用する材を用意。

こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
IMGP7730

 

次に材の皮を剥きます。
IMGP7731

材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。

 

材を水に浸します。
IMGP7736

あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。

目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。

 

IMGP7737

実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。

これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。

もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。

 

水から出した材を縦に置き、陰干しします。
IMGP7739

これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。

 

次にマットを準備します。

IMGP7740

今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。

弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。

 

材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。

IMGP7742

 

材の周りをマットで埋め込みます。
IMGP7744

 

上から見た画像
IMGP7745

マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。

 

後は上に転倒防止のハスクチップを敷きます。
IMGP7746

 

ゼリーを入れます。
IMGP7748

 

後は親♀を入れフタをします。
IMGP7755
今回はコバエシャッターを使用してみました。

 

セット方法を図示すると以下の様な感じです。

(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
zaisanranset

 

産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。

当時はまだ月夜野きのこ園のマット全般が発売されておりませんでしたので、実際には使用しておりませんが、その当時の使用感や感覚などから個人的感触から言えば完熟マット、黒土マットでも産卵は可能だと感じております。

マットのみの産卵でもOKですが、材を入れてのセットも有効です。

♀には個体差があり、はマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。

材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。

 

 

 いかがでしたでしょうか?      
 
以上が私のやり方でのセネガルノコギリクワガタの幼虫飼育&産卵方法です。

特別難しい種ではないと感じています。

皆さんも入手機会がございましたら、是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)

 

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※

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今回はサビイロカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。   【サビイロカブト♂参考画像】   【サビイロカブト...続きを読む

今回はサビイロカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。

 


【サビイロカブト♂参考画像】

 


【サビイロカブト♀参考画像】

 

【飼育種】
和名:サビイロカブト
学名:Allomyrina pfeifferi celebensis

 

昔から流通しているサビイロカブト。

小型種ですが、体色、体毛と言った方がよいのか、ビロード調のフサフサした毛並みが触り気持ちよい可愛いカブトムシです。

 

 

★★幼虫飼育★★

幼虫飼育は、私は以下の様な方法で行っています。

 

【使用するお勧めエサ】
きのこマット完熟マット
【使用する容器】
♂♀:500cc程度のブロー容器やプリンカップ
【エサ交換回数】
♂:途中1~2回程度
♀:途中1~2回程度
(※マットの痛み、劣化、エサの減り具合により誤差あり)
【設定管理温度】
25℃前後
【マット水分量】
適量(手で握って土団子が出来き、指の間から水が染み出ない程度)
【羽化までにかかるおおよその時間】
(※ 通年25℃前後での管理下)

♂:約6~10ヶ月程度
♀:約6~10か月程度
(※ 管理温度、エサ、湿度、大きさにより誤差あり)

 

幼虫飼育は比較的簡単で、エサ(マット)さえ切らさなければすくすくと育ってくれます。

 

管理温度にもよりますが、過去の飼育では25℃前後の管理下(きのこマット、完熟マット使用)で約6~10ヵ月程度で羽化してくれました。

 

 

★★産卵方法★★

 

次に産卵セット方法ですが、私は以下のような方法で産卵セットを組んでいます。

 

【産卵にお勧めのマット】
完熟マット黒土マット
【セット期間】
開始~約1ヶ月半から2ヵ月程度
【産卵に使用するケース】
小~中ケースクラス
【産卵管理温度】
25℃前後
【マット水分量】
適量(手で握って土団子が出来き、指の間から水が染み出ない程度)

 

 

【セット方法】


ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)

 

セット方法は図示すると以下の様な感じです。

産卵自体はとても容易な種だと考えます。

 

サビイロカブトの場合、私は採卵ではなく、一定期間放置しておいての割り出しをしております。

目安としては、産卵セットから約1か月半~2か月程度です。

 

上手くいけばゴロゴロした多数の幼虫が見られる可能性も高いでしょう。(※参考画像)

 

 

如何でしたでしょうか?

今回はサビイロカブトの飼育方法についてご紹介させて頂きました。

是非機会がありましたら、一度飼育してみては如何でしょうか?(^^)

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

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