
前回、「クワガタ、カブトムシの採集方法」についての記事で、灯火採集:外灯巡り採集のご紹介をしました。
今回は、もう一つの灯火採集方法、「ライトトラップ採集」についてご紹介して見たいと思います。
「ライトトラップ採集」とは、
水銀灯や発電機、白幕などを自ら用意し、クワガタやカブトムシが飛んで来そうな然るべき場所に設置して、光に向かって飛んでくるのをじっとにひたすら待つ方法です。
※ここからご紹介するやり方はあくまでShiho個人のやり方であって、絶対的なやり方ではございません。規模も小規模のものですので、ご参考程度に見て頂ければ幸いです※
【ライトトラップ採集】
まずは道具の準備。
私がライトラップで用意するものは、
【用意するもの】
・水銀灯や白色蛍光灯、などの光源
・白色のシーツや幕
・大型投光器を利用する際、必要ならば発電機
ライトトラップ:設置方法の例
こんな感じのものです。
そして、道具も揃え、いよいよライトトラップを実際に行う際ですが、道具を揃えたからと言って、いつでも良い結果が出るとは限りません。
場所や天候、ライト設置場所など、あらゆるものに大きく左右されます。
【天候&気候条件など】
・雨、強風時はNG!
・月光が明るい日もあまり好ましくありません。
・気温は可能ならば25℃以上が望ましい。
・湿度は高めの日が適しています。
月明かりは出来るだけ無い方が良い
【ライトトラップを行う場所&やり方】
・設置場所の周りが開けていて、遠くの山肌にライトを当てる様な感じで照射します。
このような感じで山肌にライトを当てるようにします。
※この時はライトを上向きにしましたので、白いシーツはライト前方下の方に敷くようにして置いています。
山の中、木々が生い茂るような密集地帯ではライトが遮られてしまい、遠くまで照射されないので、お勧め出来ません。
折角虫が飛んできたとしても、途中でその木々に着木してしまう可能性が高いからです。
ライトの周りは遠くからも光を目がけて飛んでこれるように開けた場所が好ましいです。
上手く条件が噛み合えば、わずか1時間程度でこれだけの虫達が集まってくる場合もあります。
ライトトラップ用のシーツに着地したカブトムシの♀
トラップ設置場所より少し離れた場所に飛んできたミヤマクワガタの♀
勿論、集まってくるのはクワガタやカブトムシばかりではありません。
大型の蛾
カミキリムシ
上記のように様々な虫達も集まってきます。
どんな虫達が集まってくるかというのも非常に楽しみな採集方法です。
もしご機会が御座いましたら、チャレンジしてみるのも面白いかと思います。
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 灯火採集は夜間暗い時間に行うこととなります。その時間帯は一般の方たちは仕事から帰宅され、ごゆっくりされているか、お休みになっている場合も多いです。灯火採集を行う際は、必ず近隣の方達に迷惑をかけないように行う事が大事です。立ち入り禁止の場所や、ご自分の車のアイドリング音等にも気を付けて、マナーを守って採集を行いましょう※
使用したアイテム

前回、クワガタ、カブトムシの採集方法の一つとして「樹液採集」をご紹介しました
いわゆる木の樹液に集まっているクワガタ、カブトムシを直接木を見たり、蹴ったりして採集する方法です。
しかしクワガタ、カブトムシの採集は「樹液採集」だけとは限りません。
今回はその中でも初心者の方でも手軽に行い易い「灯火採集」のやり方、コツなどをご紹介してみたいと思います。
※何度かブログ上でも書いているので、既にご存知だとは思いますが、私が採集活動をしている地域は九州です。
日本全国の地域や場所によって採れる虫の種類や傾向、大きさなどは大きく違ってくることもありますのでご了承の上ご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます※
まず「灯火採集」とは何か?
簡単に説明すると、
クワガタやカブトムシを暗い時に灯りに集まってくる習性を利用して、捕まえる(見つける)方法
このような採集方法を
「灯火採集」
と呼びます。
また灯火採集には2種類の方法あると考えます。
①:外灯巡り採集
やり方:常時設置されている水銀灯や自動販売機などの灯り下や、その周辺を見て、集まって来ているクワガタやカブトムシを採る方法
水銀灯周辺
自動販売機周辺
②:ライトトラップ採集
やり方:水銀灯や発電機、白幕などを自ら用意し、クワガタやカブトムシが飛んで来そうな然るべき場所に設置して飛んでくるのをじっとにひたすら待つ方法です。
ライトトラップ:設置方法の例
山に向かって灯火機のライトを当てる
今回はだれでも手軽に行える①の灯火採集:「外灯巡り採集」のコツをご紹介したいと思います。
まず灯火採集をするに辺り、効率よくクワガタ、カブトムシ達に出逢えるには、いくつかの条件があると考えます。
【外灯巡り採集を行う場所】
まずは灯火採集をする場所、灯火を見て回る場所です。
灯りがあれば、どこでも良いというものではありません。
街中や住宅街などではいくら灯りがあってもクワガタ、カブトムシ達が飛んでくる可能性は低いと考えます。
見て回る場所としては、近くにクワガタやカブトムシがいそうな雑木林や山などに近い灯火を狙って探してみると良いと考えます。
周りが山などで真っ黒闇の中に、一つだけポツンと灯りがあるロケーション等は最高の灯火スポットと呼べるでしょう。
あえて例を挙げるとすると、
★山間部にあるコンビニの灯り
★山間にかかる橋の外灯
★山間部の途中にある自動販売機の灯り
★山間部にある「高速自動車道のパーキングエリア」や「道の駅」の外灯
こういう所を探してみると、クワガタ、カブトムシを見つける可能性は高まってくると思います。
※コンビニやパーキングエリア等は他の方も日夜を問わず利用しますので、迷惑行為にならないようにマナーを守り、気を付けて採集させて頂きましょう※
月夜野きのこ園の近隣の風景
弊社月夜野きのこ園も裏手が山に囲まれております。
時折ですが、会社の灯りにコクワガタ等が飛来することもあります。
ここに強烈な水銀灯でもあれば、有効なポイントの一つと言えるでしょう。
【灯火のライトの色合い】
次に灯火採集で大事なのは見る光の種類(色)を間違えないということです。
勿論例外もありますが、基本的に虫が多く集まってくる光は白っぽい色合いをしている場合が多いです。
いわゆる白色水銀灯や自動販売機などの白っぽい自然光に近い色合いです。
素晴らしく白く光り輝く水銀灯!
このように白く光る外灯がベスト!
最近の外灯はオレンジ色っぽい外灯をよく見かけます。この色合いの外灯では多くの虫が集まってくる期待は少なくなると考えます。
こちらはオレンジ色の外灯。
全く集まらないという事はないが、白い水銀灯と比べるとその差は歴然。
【灯火採集を行う時間帯】
次は灯火を見る時間帯。
これは人によって様々だと思いますが、私の感覚では、日没後~夜22時位までが一番飛んでくるような感じがします。
勿論、それ以降でも飛んでこないわけではありませんが、午前等になると飛んでくる数がかなり減少してしまうよう気がします。
なので、日没後~22時頃までの時間帯にチェックすると良いかと思います。
【その他の条件】
また風や雨の日、それに月明かりが強い日は虫はあまり飛ばないと言われます。
月明かりは出来るだけ無い方が良い
絶対ダメとは言い切れませんが、可能ならばそんな日は避けた方が無難かもしれません。
【灯火採集を行う際の気温】
最後は気温です。
気温が低いとクワガタ、カブトムシは活動が鈍くなります。
理想は25℃以上あると良い傾向です。
気温:29℃ これ位あれば最高!
更に言うと灯火採集を行う直前に雨などが降って、蒸すように湿度が高いとなお良い状況だと言えます。
最後にまとめてみると、
効率の良い灯火採集の条件とは、
① 近くに広葉樹系の山、可能ならばクワガタ、カブトムシ等が採れる場所が近くにある。
② 白っぽいライト(水銀灯等)を見る
③ 見回る時間帯は夕暮れ時~22時頃
④ 月明りはあまり無い方が良い
⑤ 雨や風は無い(弱い)日が良い
⑥気温は25℃以上あった方が良い
湿度も高い蒸した日などは最高!
このような感じでしょうか。
全ての条件がピッタリ当てはまる日というのはなかなかないかもしれませんが、上記の件に少しでも近づけて採集が出来れば念願のクワガタ、カブトムシ達に出逢える確率は高くなると思います。
外灯巡り採集で採れたクワガタ達(2016年:宮崎県採集)
さぁ皆さんも頑張って灯火採集にチャレンジしてみましょう。^^
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 灯火採集は夜間暗い時間に行うこととなります。その時間帯は一般の方たちは仕事から帰宅され、ごゆっくりされているか、お休みになっている場合も多いです。灯火採集を行う際は、必ず近隣の方達に迷惑をかけないように行う事が大事です。立ち入り禁止の場所や、ご自分の車のアイドリング音等にも気を付けて、マナーを守って採集を行いましょう※
使用したアイテム

皆さんの大好きなクワガタ、カブトムシ
外国産種のように派手さや巨大さといった極端な特徴には及ばないかもしれませんが、勿論日本にも生息しております。
夏になると、子供たちを含め、大人たちまでもが熱中してしまう昆虫採集。
ではどうやってクワガタ、カブトムシを捕まえること、採集することが出来るのか?
この時期なると、「クワガタってどんなところにいるんですか?」、「どうやって捕まえるんですか?」「捕まえるコツを教えてください」との問い合わせが沢山来るようになります。
あくまで私:Shiho流ではございますが、今年よりクワガタ、カブトムシ採集デビューをしてみたい方達のご参考になればと考え、この日記上でご紹介してみたいと思います。
※ この記事内容は過去日記でもご紹介しております(一部訂正&加筆あり)内容が重複しますことをご了承下さいませ。
では、クワガタ、カブトムシを採集するにはどのような方法があるのか?
あくまで私が考える採集方法ですが、全ての方法ではございませんが、主に以下の様な方法があります。
・樹液採集
・灯火採集(外灯巡り採集)
・灯火採集:(ライトトラップ採集)
・トラップ採集:フルーツトラップ採集
※名称についてはあくまでShihoがそう呼んでいるだけで、正式にそう呼ばれている訳では御座いません。ご了承下さいますようお願い申し上げます※
今回は「樹液採集」についてご紹介してみたいと思います。
「樹液採集」
ヤナギの木に集まる昆虫達
樹皮裏に潜むヒラタクワガタの♂♀ペア
クヌギの樹液を舐めるカブトムシ♂
クヌギ、ハルニレ、コナラ、ヤナギの木等々。
夏になると、こういった木からは傷付いた箇所から、甘酸っぱい臭いのする樹液が流れ出すものがあり、その樹液を目当てにクワガタ、カブトムシが集まってきます。
その木が出す樹液に集まってくる虫達を見つけ、直接捕まえる方法を「樹液採集」と呼んでいます。
その樹液採集のやり方は様々です。
手で届く範囲にいれば、直接手で採っても良し、
手が届かなければ網を使用して採っても良し、
網でも届かなければ、木を蹴って落としても良し。
こういう風に木のウロ(穴)の中に入っていて手では採れない時は、
こういう道具(通称:掻き出し棒)を使用して、取り出しても良し。
掻き出し棒を利用して採集されるヒラタクワガタ
上手く採集することが出来れば、
こんなに沢山のクワガタ、カブトムシ達も採れちゃいます。
樹液採集を成功させる上で、私:Shihoが大事と考えるのは、
★天気★
理由:雨の日等は虫の数も少なく、また雨の中で木を蹴っても虫が落ちて来たのか、雨なのか分かりにくいです。曇り~晴れの日を選ぶと良いでしょう。
★気温★
理由:気温が低いと虫の活動が活発化しません。勿論低い気温で活動する高山系の虫(ヒメオオやアカアシ等)も存在しますが、平地性の強いノコギリやヒラタ、コクワ、カブトムシを狙いたい時は最低でも20℃以上は欲しいところ。25℃以上あればかなりの好条件と言えるでしょう。
★風★
理由:採集時にあまりにも風が強いと、木が大きく揺れてしまい、それに付いているクワガタ達はしっかりと木にしがみついてしまいます。そうなると、人が蹴った位では全く落ちて来なくなりますので、強風の時の採集は難しくなる可能性が高いです。
★木の種類★
理由:クワガタ、カブトムシはどんな木の樹液にでも集まるわけでありません。代表的なのは、クヌギ、ハルニレ、コナラ、ヤナギ等の広葉樹系の木。木の種類をしっかりと認識することはとても大事と考えます。
★狙う虫の特性を知る★
理由:例えばミヤマクワガタが欲しい時、あまり標高が低い平地ではミヤマクワガタを見つけることは難しいです。ミヤマクワガタの場合、山間部の少し標高が高い場所を狙うなど、その虫が生息している場所の特徴をしっかりと把握しておくことで、狙い通りの虫をつかまえれる可能性が高くなるでしょう。
如何でしたでしょうか?
上記が私、Shihoが樹液採集時に気を付けているポイントです。
皆さんも是非樹液採集にチャレンジして、念願のクワカブを沢山GETしてみませんか?
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
使用したアイテム

今年はとっても暖かい!!
既に私自身、今シーズンの野外採集活動は開始しており、先の日記でもご紹介したように既にクワガタ達(ネブトとコクワ)とも出逢うことが出来ました。
順序が逆になってしまいましたが、採集が本格化する夏を前に、クワガタ採集における準備、採集のコツ、クワガタが採れる木等を少しづつではございますがご紹介をしていきたいと思います。
ご紹介するポイントとなるのは、
・採集に必要な道具など
・採集のポイント、コツなど
・採集する木の紹介など
・採集方法など
等です。
※これらの記事は毎年毎年ご紹介しております。
毎回ご紹介しているので、「またこの記事か!」、とお思いになられる方もいらっしゃると思いますが、今年より初める初心者の皆様もいらっしゃると思いますので、大変恐縮ですが再度ご紹介してみたいと思いますので、ご理解頂ければ幸いです。
では、まず今回はクワガタ採集をする為に必要な道具をご紹介してみたいと思います。
昆虫を採集する時、皆さんはどうやって捕まえますか?
そのまま素手で捕まえるという方もいらっしゃるでしょう。それはそれで十分よいのですが、採集するにあたり、少しの道具を使うことでより捕まえやすく、かつ安全に採集することが出来ると考えます。
今回ご紹介するのはあくまで私個人:Shihoの使用している道具等です。勿論人によっては自分に合った様々な道具が存在すると思いますので、あくまでご参考程度に読んで頂ければ幸いです。
【服装・身なり】
まずは道具というより、身に着けるものからご紹介したいと思います。
これはもう常識ですよね。
自然の中には色々な虫がいます。
人間の体に害を及ぼす虫も沢山存在するわけです。最近特によく聞くのが「マダニ」です。勿論マダニ以外にも蚊やアブ、ヒル、ハチ、など沢山の虫が寄ってきます。
そして虫だけではありません。草むらや木に登ったりする際に、身体を傷つける野バラや葉っぱ、木切れなど沢山の危険なものがあります。
また画像の服は少し黒っぽい服ですが、可能ならば白色に近い服だとより良いと思います。黒っぽい服はハチに狙われやすいと聞きます。
こういったものから少しでも身体を守るために肌を表に出さないように装備して出かけましょう。
帽子、夏の山には必需品です。
夏はとても日差しが強くなります。最近は夏になるとよく熱中症で病院に運ばれる方が多数いらっしゃいますので、しっかりと帽子をかぶって対策をしましょう。
また帽子は日差し対策だけではなく、頭を防護してくるという役目ももっています。
攻撃性の強いスズメバチは黒い頭髪等を狙って襲ってくる傾向があるようですので、帽子は必需品です。
白系の帽子の方が攻撃されにくいと言われています。
【攻撃的な性格を持つスズメバチ】
手袋、これも必需品ですよね。
野外の草木は思ったより鋭くてすぐに手が切れてしまいます。
普通の軍手でも良いですが、この画像の手袋は手のひらの部分がゴムで覆われている頑丈なタイプです。これならば多少のものならば安心して掴むことが出来ます。
長靴。草むらには様々なものが潜んでいます。
その代表格が毒ヘビの「マムシ」です。
【2018年度に遭遇したマムシ】
近づいた覚えがなくても気づかずにそのテリトリーに入ってしまって攻撃を受けてしまう例は数えきれないほどあります。
そういった意味でも長靴は必需品です。
この画像の長靴はひざのすぐ下あたりまでくるタイプです。
でもいくら長靴をはいているとはいえ、注意は絶対必要です。襲われないことにこしたことはありませんからね。
タオル。
これは言われなくても皆さん身に着けていくと思います。
私は長めに折りたたんで首と服の回りに埋め込んで、首の隙間からの虫や草などの侵入を防ぎます。
勿論、汗も吸い取ってくれるので、これも必需品でしょう。
【採集道具】
次に私が日頃使っている採集道具をご紹介したいと思います。
虫とり網です。よく100円ショップでも売られている大き目の網です。
こういう大きい網で捕獲する場合は、くっついている樹の下に網を受け皿のようにして置き、その上で網のへりで樹を揺すります。
そうすれば振動を感知した虫が落ちてきて下にある大きな網に入る・・・そういう採り方をすれば良いかと思います。
上記網は私の手作り。4~5mの釣竿の先に幅15cm位のエビ取り用網をつけたもの。
小さなエビ取り網の方が、 枝が分かれている間にいた時などの隙間に入り込みやすいので便利。
なかり長く伸ばせることが出来ます。ルッキング採集の場合には必需品。
懐中電灯(大)です。
結構大き目の懐中電灯で、光の強さも強く、かなり遠くまで光が届きます。
暗い所で回りを照らしたり、灯火採集の際にとても重宝します。
こ ちらも懐中電灯ですが、小さいペンライトタイプです。大きさは15cm程度。
このライトは主に樹のウロ(穴)の中を照らす時に使用します。
オオクワガタ、 ヒラタクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、ネブトクワガタなどのウロや樹皮裏などに潜むクワガタの発見に重宝します。
通称:掻き出し棒:これで樹のウロの中や樹皮裏を探ります。
ウロや樹皮裏などに潜むクワガタを発見する時には、これは絶対必需品!
主にウロの中にいるクワガタを採集する際に使用します。
先が真っすぐな物と、鍵状になっている物と2種類あるとより便利です。ウロの中のクワガタの顎を掴み、これで引っ張りだす事ができます。
しかし結構力が入りすぎる場合がある為、引っ張る時はある程度の加減が必要。
必要以上に力を入れるとクワガタのアゴなどが折れてしまうのでご注意を。
ハンドスコップ。
日中に樹の根本などに潜っているカブトムシなどを掘り起こして捕まえる時に使用します。
樹の高い所に登る時に使用します。
樹のウロが手の届かないような高い場所にあった時、そーっと脚立を立てて静かに上ってウロを見ます。
【双眼鏡】
採集の中で、手に届かない場所にある木、または、かなり大きな大木の場合、木を蹴った位の衝撃だけでは落ちて来ない大物が潜んでいる可能性があります。
そういった木をルッキングで探すことが出来るのが双眼鏡です。
双眼鏡には様々なメーカーのものがあり、大きさ、重さ、倍率も様々です。
・倍率
・視界範囲
・明るさ
・重量の軽さ
に注意して、自分好みの双眼鏡を探してみると良いでしょう。
小さなマスに一頭ずつ入れます。
入れられる数は限られていますが、個別に仕切られている為にお互いに噛み合うなどの喧嘩の心配はありません。
一頭一頭をきれいな状態で捕獲したい時には便利。
まとめて大量に入れることが出来ますが、ルアーケースのように仕切りがない為、中で噛み合いや喧嘩が起こる可能性があります。
それでも大量に入れられるのは便利ですね。
【予防薬】
いくら完全防備をしているからといっても、やはり虫などに刺される場合があります。そんな時の為に私は以下のようなものを常備持っていくようにしております。
虫よけスプレー(右2つ)、虫さされ薬(左)です。
ここ数年「マダニ」などで騒がれているように虫よけ対策は必要だと考えます。
右2つの虫よけスプレーはマダニ対策にも適応したものらしいです。強力タイプ。
そしてそれでも刺された場合には、左の虫刺され薬を・・・。持っていれば安心ですので、なるべく常備するように心がけましょう。
目薬。これ結構必需品です。
採集に行くと、なぜか必ず小さいコバエみたいなものが顔の回りにまとわりついてきて、スキあらば目の中に入ろうとするんです。
ナゼなのか理由は分かりませんが、これがかなりやっかい。
何度目の中に入られて嫌な思いをしたことか・・・。
そういう時には目薬は必需品です。
目に入った虫を排除した後に消毒するようなかんじで目薬をつけるようにしています。
【ポイズンリムーバー】
ポイズンリムーバー。
蜂や虫に刺された場合、毒を吸い出す機器です。
しかしこれがあれば、もう刺されても大丈夫というわけでは御座いません。
あくまで応急処置なので、刺された場合は病院に行った方が賢明でしょう。
特に「アナフィラキシーショック」にはご注意下さいませ。
【水分&塩分補給】
野外採集に行くときには、必ず水分補給や塩分補給が必要になります。
日本の夏は30℃をも軽く超える炎天下になります。野外採集はとても楽しく、夢中になり気がつかないうちに水分や塩分がどんどん失われていきます。
それらが不足してくると熱中症などを引き起こす原因にもなりますので、注意が必要です。
こまめな水分補給、塩分補給を心がけるようにしましょう。
私がよく持っていく補給用品です。
こまめな水分&塩分補給は絶対必要です。
【採集道具:一例】
上記画像は2021年度、本格的な採集前に準備した道具の一例です。
私はこんな感じで揃えて採集シーズンに備えております。
如何でしたでしょうか?上記が私が採集に持っていく際の主な道具類です。
勿論、脚立などは持っていくことも大変なので、そこは個人のお好みで・・・。しっかりと安全対策をして、野外採集を楽しみましょう。
※上記採集用具はあくまでShiho個人のお勧めです。ご参考程度に読んで頂ければ幸いです。
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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冬が明け、春が来ると、それまで枯れていたクヌギなどの葉が青々と生えてきて見事に生き生きとしてきます。それと同時に待ちに待ったクワカブシーズンの到来でもあります。
あくまで私のやり方ではありますが、私の場合、本格的な採集シーズン(6月~8月)を迎える前には毎年必ずやることがあります。それが「採集地の下見」です。
なぜ下見が必要なのか?
「採れる時期に来たら毎年採れている所にそのままいけば良いのではないか?」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
確かにそれはそれでも良いのですが、もっとしっかりと採集をするためには、その年のフィールドに合わせた下見(調査)が必要だと私はそう考えています。
採集シーズンが終わるのは大体例年10月中旬あたり、それから次の年の採集が始まるのは大体今位の5月あたり、その間約7ヶ月程度採集フィールドを詳しくは見ていないわけです。
その間には山にも様々な変化があります。
そういう所を事前に調べるのが下見というわけです。
では下見をすることで、何が分かるのか?
下見によって何をチェックするのか?私は以下のような所をチェックするようにしています。
※この記事は以前もご紹介したことがございます。内容が重複致します事をあらかじめご了承下さいませ※
★採集場所に向かう道のチェック★
採集するポイントまで行く道を調べます。何もなければそのまま辿り着けますが・・・
【がけ崩れが発生していた場所】
このように崖崩れが発生している場所もあり、場合によってはその先に行けないこともあります。
こうなっては危険ですので、その先にある採集ポイントへは諦めなければなりません。
★採集フィールドにおける採集樹の有無チェック★
毎年採集出来ていた樹も、今年も大丈夫かどうかは分かりません。
樹が枯れていたり、人の手によって伐採されていたりと、そういうことは良くあります。
また逆に昨年まで知らなかった新しい樹を発見出来ることもあります。
特に冬~春先までは森を賑わす雑草も伸びきっておらず見通しが良いので探しやすいので散策にも最適です。
採集出来そうな樹の場所をあらかじめ確認していくことで、スムーズな採集が出来ると思います。
★採集樹の今季における樹液の出る箇所★
樹液の出る場所は年々違う事があります。
ウロから流れ出す場合はそのウロが今年も存在していれば同じように出ている場合も多いですが、枝傷や樹皮傷から流れ出ていた樹液は、大体がその箇所を変えている事が多いです。
その樹液が出る箇所をあらかじめ覚えておくと採集する際にとても便利です。樹に近づいてまず最初はその箇所を見れば良いのですからね。
★採集樹のウロの有無&形状★
樹のウロは毎年形状を変えます。
樹自体が穴を塞ごうとしていくからです。狭くなったウロ、まったく穴がなくなったウロなど、様々です。
もちろんウロが無くなれば、そこに入っていたクワガタなどは入れなくなり、そのウロでは採集が出来なくなります。
ウロ採集はすばやい作業が必要なので、あらかじめウロの形状を理解し、それに合わせた採り方を認識しておくこともとても大事だと考えます。
如何でしたでしょうか?
上記が私が下見でチェックするポイントです。
本格的な採集シーズンを前にその年のおおよその採集フィールドの情報を知るのと知らないのでは採集効率に大きく影響すると考えます。
勿論人によってはこの他にもチェックするポイントなど色々あると思います。
あくまで私個人のやり方ですのでご参考程度に読んでいただければ幸いです。(^^)
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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ヘラクレス・ヘラクレスオオカブトの羽化報告です。
幼虫飼育はきのこマットを使用しました。
ちなみに産卵に使用したマットは黒土マットを使用しております。
【羽化したヘラヘラ♂個体】
【飼育種】
和名:ヘラクレス ヘラクレス
学名:Dynastes hercules hercules
産地:グアドループ島
累代:CB
【親情報】
♂140mm
♀64mm
【羽化体長】
♂152.5mm
【使用したエサ】
きのこマット
途中交換回数5回
(Pクリアボトル1400cc移行後)
【飼育で使用した容器】
初令~2令後期:プリンカップ860cc
3令時:Pクリアボトル1400cc
蛹時期:人工蛹室
【設定管理温度】
初令~2令時:25℃前後
3令時:20~23℃前後
【羽化までにかかった時間】
1令投入後、約16ヶ月(合計17ヶ月程度)
<羽化までの手順>
割り出しは卵状態。
↓
そこから孵化させ、最初の1~2令時はプリンカップ860ccで管理。
この時の管理温度は産卵セッティング時と同等の25℃前後。
使用したエサは最初からきのこマット
↓
そして3令になったところで、Pクリアボトル1400ccに移行。
ここから幼虫期間を伸ばし、じっくりと育て上げる為、少しだけ管理温度を20~23℃前後に下げる。
↓
蛹化前直前までこのボトルでエサ交換を繰り返す。
↓
※途中一回キノコバエ大量発生によりマット全交換あり
↓
幼虫が蛹室を作り、前蛹状態
↓
人工蛹室に移行
↓
羽化 ♂152.5mm
上記、この流れで育てました。
特に難しい種ではありませんが、気を付けた点と言えば、
・エサ交換
(食いによるマット減少と、マットの劣化)
・前蛹時、蛹室を作りタイミング
(人工蛹室に移行するタイミングを逃さずに)
・温度管理
この点に気を付けて飼育しました。
今回は初令(孵化時)からきのこマットでの飼育。
3令に入った時点で管理温度を少し下げ、じっくりと幼虫期間を引っ張りました。羽化期間は16ヶ月。
途中キノコバエの大発生によりマットの劣化が激しかった為、全交換するなどのトラブルはありましたが、それ以外は管理も楽でした。
世界最大のカブトムシ、ヘラクレスオオカブト、とっても格好良く迫力満点です。
皆さんも機会がありましたら是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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2023年4月7日
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), プリンカップ, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
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4月に入りましたね!
ここ宮崎はツバキも咲き始め、彩り豊かな時期になって来ました。
日中もほぼ20℃以上あり、昼間は少し動くと汗ばむ陽気の日が多いです。
今シーズの初クワを求めて、先日の日曜日(4/2)に山へ野外採集に行って来ました。
その時の様子をご紹介したいと思います。
前回はほんの新芽程度だったクヌギの葉も少し大きくなっていました。
こちらはハルニレの木。
ハルニレは樹液がもう出ており、近づくと臭いもありました。
この状況なら、黒系クワガタは活動しているはず・・
と思い、周辺を散策。。
すると、
いました!!
今シーズンの初クワです。
これはネブトクワガタですね。
折角の初クワなのでお顔を拝見したかったのですが、あまりに奥に挟まってしまっていて取り出せそうにありません。。
残念ですが、そのお姿だけで満足としました。
そして、また探していくと、
ハルニレの樹皮裏にコクワガタ♂を発見!
こちらは取り出させてもらってお顔を拝見!
小さい小さいコクワガタの♂個体でした。
4月に入ったばかりですが、今年は例年に比べてかなりの暖かさなので、やはりクワガタ達も活動を始めていましたね。
これから更に賑やかになり、種類も数も増えていくと思いますので、今後がまた楽しみです^^
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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パラワンオオヒラタクワガタが羽化してきました。
今回はその羽化報告のご紹介です。
【パラワンオオヒラタ♂羽化個体】
2本目Element菌糸で丸々と太ったパラワン♂の3令幼虫
【飼育種】
和名:パラワンオオヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus palawanicus
産地:パラワン島
【羽化体長】
♂101mm
【累代】
F2
【飼育しているエサ】
Element1100の×2本~Element1400の計3本
【羽化までにかかった期間】
1令投入後、約11ヶ月(合計12ヶ月程度)
【管理温度】
23~25℃前後
世界最大のヒラタクワガタ、パラワンオオヒラタクワガタが羽化して来ました。
体長は何とか100㎜の大台を越えてくれましたが、これでもまだまだ物足りません。しかしそれでも100㎜UPのボディには圧倒されてしまいます。
幼虫飼育自体はとても容易な種です。
菌糸でもマットでもどちらでも育ちますが、私個人的には菌糸がお勧めです。
もう少し低温気味で引っ張り、菌糸4本目まで持って行ければ、あと少しは体長も伸ばせたかもしれませんね・・。
しかし、大きいですよねパラワンオオヒラタは。
日本のヒラタクワガタと比べると、まるで大人と子供のような感じさえ受けてしまいます。
まさにド迫力のボディ!
皆さんも機会があれば是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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ゾウカブト種の一つ、オキシデンタリスゾウカブトの羽化報告です。
一般的によく見るエレファスゾウカブトと酷似しているものの、エレファス程大型にならない点や、♂の前胸背板側部の突起が真横に開く等の特徴があります。
飼育はとっても容易な種。
幼虫飼育はきのこマットを使用しました。
【羽化したオキシデンタリスゾウカブト♂個体】
【飼育種】
和名:オキシデンタリスゾウカブト
学名:DMegasoma occidentalis
産地:メキシコ
累代:CB
【親情報】
♂92mm
♀61mm
【羽化体長】
♂95.4mm
【使用したエサ】
きのこマット
途中交換回数5回
(Pクリアボトル1400cc移行後)
【飼育で使用した容器】
初令~2令後期:プリンカップ860cc
3令時:ブロー容器1800㏄程度
【設定管理温度】
25℃前後
【羽化までにかかった時間】
1令投入後、約19ヶ月(合計20ヶ月程度)
<羽化までの手順>
割り出しは卵状態。
↓
そこから孵化させ、最初の1~2令時はプリンカップ860ccで管理。
使用したエサは最初からきのこマット
↓
そして3令になったところで、ブロー容器1800㏄に移行。
↓
蛹化前直前までこのボトルでエサ交換を繰り返す。
↓
幼虫が蛹室を作り、前蛹状態
↓
羽化 ♂95.4mm
上記、この流れで育てました。
特に難しい種ではありませんが、気を付けた点と言えば、
・エサ交換
(食いによるマット減少と、マットの劣化)
・温度管理
この点に気を付けて飼育しました。
初令(孵化時)からきのこマットでの飼育。
ゾウカブトの場合は蛹化の際、角(頭角)は曲がって蛹化する為、ヘラクレスのようにそこまで角曲がりを心配する必要はありません。
通常ならば3令後期になるとSケースに移し替える場合もあるのですが、通常のエレファスと違いオキシデンタリスは小型の種なので、今回はそのままブロー容器で羽化させました。
結果、羽化不全もなく、とてもキレイに羽化してくれました。
皆さんも機会がありましたら是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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ネプチューンオオカブト♂が羽化しました。
【ネプチューンオオカブト♂羽化個体】
【飼育種】
【和名】ネプチューンオオカブト
【学名】Dynastes neptunus neptunus
【産地】コロンビア産
【体長】♂126㎜
今回は以下の方法で羽化させました。
【使用したエサ】
割り出し時~初令後期:黒土マット
2令初期~3令後期:きのこマット
【使用した容器の推移】
プリンカップ860㏄~1800ccブロー容器~クリーンケースS→羽化
【エサ交換回数】
途中6回
【設定管理温度】
18~20℃前後
【羽化までにかかった時間】
約19ヶ月程度
久しぶりのネプチューンオオカブトの羽化。
ネプチューンの温度管理は低温気味が基本なので今回も20℃前後で約1年7カ月程かかりました。
産卵時に黒土マットを使用したので、割り出し時の初令幼虫の頃は産卵に使用していた黒土マットを使用。
身体を少し大きくさせてから後、初令後期~2令初期位から栄養価の高いきのマットを与えて飼育しました。
温度管理に注意しながらも順調に成長してくれましたが、蛹化の時の蛹室の形状が少々不完全だったのか、頭角がスラっと伸びずに丸く湾曲してしまいました。
そのせいか体長も延びず130㎜UPとはいきませんでしたが、それ以外は無事元気に羽化してくれましたのでホッとしました。
久しぶりに成虫の羽化を見ましたがやはり格好良いですね。
個人的にクワカブの中で、ネプチューンオオカブトが私の好きなナンバーワンなんです。
管理温度の若干低温気味の設定が少しネックとはなりますが、そえさえクリア出来れば幼虫飼育も容易な種といえると思います。
皆様も機会が御座いましたらぜひ挑戦してみては如何でしょうか?^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
使用したアイテム
2023年3月26日
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース
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