
ゾウカブト種の一つ、オキシデンタリスゾウカブトの羽化報告です。
一般的によく見るエレファスゾウカブトと酷似しているものの、エレファス程大型にならない点や、♂の前胸背板側部の突起が真横に開く等の特徴があります。
飼育はとっても容易な種。
幼虫飼育はきのこマットを使用しました。
【羽化したオキシデンタリスゾウカブト♂個体】
【飼育種】
和名:オキシデンタリスゾウカブト
学名:DMegasoma occidentalis
産地:メキシコ
累代:CB
【親情報】
♂92mm
♀61mm
【羽化体長】
♂95.4mm
【使用したエサ】
きのこマット
途中交換回数5回
(Pクリアボトル1400cc移行後)
【飼育で使用した容器】
初令~2令後期:プリンカップ860cc
3令時:ブロー容器1800㏄程度
【設定管理温度】
25℃前後
【羽化までにかかった時間】
1令投入後、約19ヶ月(合計20ヶ月程度)
<羽化までの手順>
割り出しは卵状態。
↓
そこから孵化させ、最初の1~2令時はプリンカップ860ccで管理。
使用したエサは最初からきのこマット
↓
そして3令になったところで、ブロー容器1800㏄に移行。
↓
蛹化前直前までこのボトルでエサ交換を繰り返す。
↓
幼虫が蛹室を作り、前蛹状態
↓
羽化 ♂95.4mm
上記、この流れで育てました。
特に難しい種ではありませんが、気を付けた点と言えば、
・エサ交換
(食いによるマット減少と、マットの劣化)
・温度管理
この点に気を付けて飼育しました。
初令(孵化時)からきのこマットでの飼育。
ゾウカブトの場合は蛹化の際、角(頭角)は曲がって蛹化する為、ヘラクレスのようにそこまで角曲がりを心配する必要はありません。
通常ならば3令後期になるとSケースに移し替える場合もあるのですが、通常のエレファスと違いオキシデンタリスは小型の種なので、今回はそのままブロー容器で羽化させました。
結果、羽化不全もなく、とてもキレイに羽化してくれました。
皆さんも機会がありましたら是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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ネプチューンオオカブト♂が羽化しました。
【ネプチューンオオカブト♂羽化個体】
【飼育種】
【和名】ネプチューンオオカブト
【学名】Dynastes neptunus neptunus
【産地】コロンビア産
【体長】♂126㎜
今回は以下の方法で羽化させました。
【使用したエサ】
割り出し時~初令後期:黒土マット
2令初期~3令後期:きのこマット
【使用した容器の推移】
プリンカップ860㏄~1800ccブロー容器~クリーンケースS→羽化
【エサ交換回数】
途中6回
【設定管理温度】
18~20℃前後
【羽化までにかかった時間】
約19ヶ月程度
久しぶりのネプチューンオオカブトの羽化。
ネプチューンの温度管理は低温気味が基本なので今回も20℃前後で約1年7カ月程かかりました。
産卵時に黒土マットを使用したので、割り出し時の初令幼虫の頃は産卵に使用していた黒土マットを使用。
身体を少し大きくさせてから後、初令後期~2令初期位から栄養価の高いきのマットを与えて飼育しました。
温度管理に注意しながらも順調に成長してくれましたが、蛹化の時の蛹室の形状が少々不完全だったのか、頭角がスラっと伸びずに丸く湾曲してしまいました。
そのせいか体長も延びず130㎜UPとはいきませんでしたが、それ以外は無事元気に羽化してくれましたのでホッとしました。
久しぶりに成虫の羽化を見ましたがやはり格好良いですね。
個人的にクワカブの中で、ネプチューンオオカブトが私の好きなナンバーワンなんです。
管理温度の若干低温気味の設定が少しネックとはなりますが、そえさえクリア出来れば幼虫飼育も容易な種といえると思います。
皆様も機会が御座いましたらぜひ挑戦してみては如何でしょうか?^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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2023年3月26日
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース
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3月ももう後半に入りました。
ここ最近気温も昼間は20℃以上の日も多く続き、いよいよ今シーズンも開幕間近かぁって気がしております。
先日の日曜日(3/19)のお話ですが、凄く天気も良かったので、今回は本格的に採集シーズンが始まる前に、採集地の下見に行ってみることにしました。
採集ポイントの一つに到着。
この画像の木はクヌギ。
まだまだ冬枯れしたまんまの状態ですね~。景色も全体的に茶色で活気が感じられません。。
でもよーく探して見てみると、
新芽が芽吹いている木もありました。
クヌギの新芽です。
おおっ、
こちらの木ではかなりの新芽が出ています。
まだまだ薄緑色で柔らかそうですが、季節はしっかりと夏へと向かっているようです。
洞(ウロ)の中をチェックしますが、何も見つかりません。。
でも少なからず樹液が出ている箇所もありました。
と、探してたら、
何か動くものを発見!!
よーく見てみると、マイマイカブリでした。
この虫も夏の採集中にはよく見かける虫の一つです。
宮崎のマイマイカブリは全身真っ黒なタイプ。相変わらずすばしっこく活動していました。
その後は、
・ポイントに行くまでの道路のチェック
・いつも採れている木の状態のチェック
・今までに見つけていなかった木々の発掘チェック
等を行いながら、約3時間ほど下見を行いました。
見つけた甲虫はマイマイカブリのみ。
まぁ今回は下見がメインの目的だったので予想内といえばそれまでなんですが、出来ればクワガタの姿も見てみたかったですね。。
次回は更に暖かくなってくると思いますので、また次回の採集でクワガタ達との出会いを期待したいと思います^^
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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今回はギラファノコギリクワガタの幼虫についてご紹介してみたいと思います。
※入手出来る幼虫はその時に応じますので、令数が異なる場合があります。また個体差もあると思いますので、あくまで参考画像としてご覧頂ければ幸いです※
【ギラファノコギリ♂111mm】
(下記画像幼虫が羽化した個体)
【種類】
ギラファノコギリクワガタ
亜種:ケイスケイ
産地:フローレス島
【令数】
3令(下記画像の幼虫)
ギラファノコギリ♂3令頭部
ギラファノコギリ♂3令全体像
3令時のこの時の体重46グラム
上記がギラファノコギリクワガタ幼虫の画像です。
体長が100mmを軽く超える種だけあってさすがの迫力です。
如何でしたでしょうか?
今後もまた少しずつではございますがご紹介できればと思っております。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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カウピホソアカクワガタが羽化して来ました。
【カウピホソアカ♂羽化個体】
【飼育種】
和名:カウピホソアカクワガタ
学名:Cyclommatus kaupi
産地:ニューギニア産
【羽化体長】
♂43.5mm
【累代】
CB
【飼育したエサ】
完熟マット(交換途中1回)
【飼育した容器】
200㏄プリンカップ~ブロー容器500㏄
【羽化までにかかった期間】
1令投入後、約8ヶ月(合計9ヶ月程度)
【管理温度】
25℃前後
オオズ系のホソアカ種のカウピヒホソアカクワガタ。
オオズ系の中でも♂大アゴが大きく波打つような湾曲がある、とても魅力的なクワガタです。
幼虫飼育は容易な種。
今回は産卵セットで使用したマットと同じ完熟マットで幼虫飼育も引き続きそのまま使用しました。
何とか40㎜は越えてくれましたが、もう少し育ってほしかったですね。。
やはり大型を目指すならばきのこマットの方が向いているかもしれません。。
とても格好良いクワガタですので、皆さんも機会があれば是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
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今回は【キュウシュウオニクワガタ】幼虫の紹介です。
※入手出来る幼虫はその時に応じますので、令数が異なる場合があります。また個体差もあると思いますので、あくまで参考画像としてご覧頂ければ幸いです※
キュウシュウオニクワガタ成虫♂参考画像
【種類】
キュウシュウオニクワガタ
【産地】
宮崎県産
【令数】
2令(画像の幼虫)
キュウシュウオニクワガタの頭画像(2令)
キュウシュウオニクワガタ幼虫の全体像(2令)
上記がキュウシュウオニクワガタ幼虫の画像です。
この幼虫はおそらく2令幼虫だと思われました。
幼虫の事に関してはやはり私はど素人ですね。
頭を見て、特徴をどう説明したらよいのかを思いつきません。
なので大変恐縮ですが、このような感じの幼虫であるということをご観察頂ければ幸いです。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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スマトラオオヒラタ(アチェ産)の羽化報告です。
【スマトラオオヒラタ♂羽化個体】
【飼育種】
和名:スマトラオオヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus
産地:スマトラ島 アチェ
【羽化体長】
♂91.2mm
【累代】
CB
【飼育しているエサ】
Element1100~Element1400の2本
【羽化までにかかった期間】
1令投入後、約9ヶ月(合計10ヶ月程度)
【管理温度】
25℃前後(最初の2ヶ月程度)
21~23℃前後(その後~羽化まで)
<飼育途中の様子>
菌糸ビン1本目交換直前の様子。
最初は蛹室を作っているのかな?という空間が目に入ったのですが、幼虫の色もまだまだ透き通るほど白いし空間を糞等で固めた様子もなかったので、交換してみることにしました。
取り出した幼虫。
丸々と太っております。
この幼虫を、次の菌糸ビンEP-1400に投入~羽化という流れです。
各菌糸ビン、少しひっぱって2本羽化。
投入時の初令時~3令初期位までは高温(25℃前後)管理で活動を活発化させ沢山菌糸を食べてもらい、3令以降は少し低温管理をしてじっくり食べて貰いました。
サイズ的には何とか91mmUPと、90㎜を越えてくれました。
次回は更なるサイズアップを目指したいと思います^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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今回はオオクワガタ幼虫についてご紹介してみたいと思います。
※入手出来る幼虫はその時に応じますので、令数が異なる場合があります。また個体差もあると思いますので、あくまで参考画像としてご覧頂ければ幸いです※
【オオクワガタ♂成虫参考画像】
【オオクワガタ♀成虫参考画像】
【飼育種】
和名:国産オオクワガタ
学名:Dorcus hopei binoduosus
産地:日本
【オオクワガタ幼虫の頭部画像】
【オオクワガタ幼虫全体画像】
上記がオオクワガタ幼虫の画像です。
如何でしたでしょうか?
今後もまた少しずつではございますが、画像等が入手出来た時にはご紹介できればと思っております。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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飼育日記をご覧の皆様。
飼育日記担当者のShihoと申します。
いつも当ブログをご覧頂きありがとうございます。
今年も早いもので、本日より3月に入りました。
まだまだ寒い日もありますが、梅や桜の花も咲き出し、春の気配が感じ取れるようになって来ましたね^^
さて、私が書いている飼育日記ですが、実は日記を書き始めたのが2003年の3月。
ということで、今年(2023年)の3月でちょうど20年になりました。
この20年でクワカブ業界も色々と変化がありました。
新しい種の入荷、逆に入らなくなった種、新しい飼育方法、ギネスサイズの日々更新、ブーム、昆虫価格の変動、昆虫イベント、昆虫ゲームブーム、野外採集、メディア出演等々、様々なことがあったなぁと、じみじみと思い出してしまいます。
20年という時間はとても長い時間ですが、過ぎ去ってみれば意外にもあっという間だったようにも思えます。。
今後もまだまだ頑張って色んな情報を更新していければと思っておりますので、今後ともどうぞお手柔らかに見守って頂ければ幸いです。
これまで本当にありがとうございました。
そしてこれからもどうぞよろしくお願い申し上げますm(__)m
PS
月夜野きのこ園では、飼育日記20周年記念として、ある企画を考えております。
今現在企画を準備中なので、決まり次第順次公表していきたいと思っております。
是非楽しみにしておいて下さいませ(⌒∇⌒)
飼育日記担当:Shiho
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グラディアトールメンガタクワガタの羽化報告です。
【グラディアトールメンガタ♂羽化個体】
【飼育種】
和名:グラディアトールメンガタ
学名:Honiderus gladiator
産地:アフリカ・カメルーン
【羽化体長】
画像左:♂51㎜
画像右:♂49㎜
【累代】
F3
【飼育してたエサ】
きのこマット
【使用したエサ容量】
800㏄PPボトル
【エサ交換回数】
途中1回の計2本
【羽化までにかかった期間】
1令投入後、約7ヶ月(合計8ヶ月程度)
【管理温度】
25℃前後
久しぶりのグラディアトールメンガタです。
幼虫飼育はとても容易な種。
菌糸でもマットでもどちらでも飼育可能ですが、今回はきのこマットで育ててみました。
体長は少し小ぶりにでてしまったのは残念。もう少し低温気味で引っ張れば良かったのかもしれません。。
飼育容器は今回は800㏄のPPボトルサイズを使用しましたが、幼虫のエサ食いはそれほど多くはありませんので、もう少し小さ目の容量ボトルでも良いかもしれません。
管理温度さえ気を付けて飼育すれば、とても容易な種ですので、皆さんも機会があれば是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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