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「クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木とは?」シリーズ。   今回は【ミズナラ】【シラカシ】の木のご紹介をさせて頂きたいと思います。  ...続きを読む

クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木とは?シリーズ。

 

今回は【ミズナラ】【シラカシ】の木のご紹介をさせて頂きたいと思います。

 

※日本全国にはクワガタ、カブトムシが集まる木はかなり数多くあって、すべての木をご紹介するのは難しいです。また木の名称も私がご紹介するのは確実なものではないかもしれません。

木は地域によって呼び方も変わったり、愛称などで呼ばれていることもよくあります。よって今回ご紹介する木の名称も、見る方によっては「えっ、その名前違うよ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、そこの所はご勘弁頂きながらご覧頂けますことをご了承くださいませ。m(_ _)m

 

では、私:Shihoが採集しているフィールドで撮影した実際の木の画像などを元にご紹介してみたいと思います。

 

第4回目:【ミズナラ】【シラカシ】の木のご紹介です。

 

【ミズナラ】

 

 


ミズナラの全体像

 

 


ミズナラの樹皮

 

 


ミズナラの葉

 

 


ミズナラの葉

形はコナラに似るがコナラより葉は大きい。
色もコナラより心なしか少し明るめ。

 

 


ミズナラの葉:表側

 

 


ミズナラの葉:裏側

 

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ
ノコギリクワガタ
コクワガタ
スジクワガタ
アカアシクワガタ
カブトムシ
カナブン
アオカナブン

 

ミズナラ。コナラより少し標高が高い所で多く見られる傾向があります。

私が通う採集フィールドでは、生えているもののそこまで数は多くなく、見かけるのはコナラの方が多いです。

しかしクワガタは集まります。採集実績はコナラとほぼ同じ種類ですが、ミズナラではミヤマクワガタが多く採れます。

樹液の出はコナラと似ていて若干ですが薄くさらっとした印象があります。でも時には荒い樹皮の割れ目などから樹液が噴出している所もあり、甘酸っぱい発酵臭がします。

コナラ同様、木の穴(ウロ)で採れるというよりも、木の枝や幹についているといったような感じでしょうか。よってルッキング採集や蹴り採集がメインの採り方となります。

 

 

【シラカシ】

 


シラカシの全体像

 

 


シラカシの樹皮

 

 


シラカシの葉:表側

 

 


シラカシの葉:裏側

 

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ
ノコギリクワガタ
ヒラタクワガタ
スジクワガタ
コクワガタ
カブトムシ
カナブン
クロカナブン

 

カシの木の種の中のシラカシです。
樹液の質はにじみ出るような感じで、サラッと薄い印象があります。

 


樹液がにじみ出ているシラカシの木

 

 


木の根元部分から樹液が出ているシラカシの木

 

シラカシの木は公園や神社などによく植えられており、時間が経つと結構な大木に育ちます。

私が通うフィールドにあるシラカシでは蹴ると主にノコギリクワガタが落ちて来ることが多いです。実際先日夜に採集に行った際、樹液にノコギリの大歯♂が付いて樹液を舐めていました。その他ではコクワガタ、ミヤマクワガタも採れる事があります。

 

 


シラカシの樹皮から染み出る樹液に付くノコギリ♂
(ノコのアゴ下の白っぽいのが樹液です)

 

 

また他の場所では、シラカシの周りには沢山のクヌギの木もありました。さすがにクヌギの木の樹液パワーには適わないようで、ほとんどのクワガタ、カブトムシはクヌギの樹液に付いていました。

でもその時もノコギリクワガタが2頭ほど付いていましたので、クワガタ、カブトを引き付ける樹液は間違いなく出すようです。とりあえずシラカシを見つけたら、まずはルッキングしてみると良いと思います。

 

如何でしたでしょうか?
今回、クワガタムシ、カブトムシが集まる木の紹介、【ミズナラ】【シラカシ】の木2種をさせて頂きました。

勿論、この他にもクワガタムシ、カブトムシが集まる木はまだまだ沢山ございます。

それにつきましてはまた次回以降の飼育日記でご紹介させて頂きたいと思います。

 

この記事をご覧になっている皆様に一つ注意して欲しい事があります。

日本全国、様々な場所において集まりやすい木はそれぞれ異なる事だと思います。

今回ご紹介したデータはあくまで私:Shihoが実際に私が通うフィールドにて実際に採集して感じたものを元に書いていますので、このデータが必ずしも正論ではないことをご理解&ご了承下さいます様お願い申し上げます。

 

また確実な正式名称は只今勉強中です。
今回ご紹介した木も、もしかしたら正式な名前が間違っているかもしれません。

ただ<採集実績>がある木は間違いなく私が実際に採集したことのある種類の木ですので、この画像の様な木を皆さんのフィールドで探してみて下さいませ。

きっとそこには皆さんの大好きなクワガタムシ、カブトムシがいることだと思います。(^^)

 

※この日記上で述べている考え方や方法はあくまで私(Shiho)自身の考え方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

 

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2020年3月26日

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3月も下旬に突入。 本格的な採集道具も準...続きを読む

3月も下旬に突入。 本格的な採集道具も準備完了し、ここ数日暖かかったのでいよいよ本格的に採集に行ってみることにしました。 今シーズンはどのような個体に逢えるのか...続きを読む

3月も下旬に突入。

本格的な採集道具も準備完了し、ここ数日暖かかったのでいよいよ本格的に採集に行ってみることにしました。

今シーズンはどのような個体に逢えるのか、とても楽しみです^^

先週の土曜日の話(3/21)なりますが、この時の様子をご紹介してみたいと思います。

 

 

【3/21の採集】

先週の土曜日(3/21)。

我が家での気温は25℃を超え、まさに夏日!

 

これくらい暑いならば、もしかしてクワガタも・・・

 

と思い立ち、

 

 

身体はいつしか、クワカブ採集ポイントに到着。

 

ここらはハルニレの群生地。

新芽(新しい葉)は少しは出ているもののありましたが、まだ枯れ葉も落ちずに残っているものもありまだまだ緑豊かという感じではありませんでした。

 

まだまだ本格的な採集シーズン(6~8月)には程遠いですが、この時季でも寒さに強い種は活動を開始します。

この時季でも主に採集可能なのは、

・コクワガタ
・ヒラタクワガタ
・オオクワガタ
・ネブトクワガタ

といった、寒さに強い黒系のクワガタ種

 

こういった種がよく潜む樹皮裏やウロ(洞)、樹液だまりのチェックが、この時季での採集のポイントになります。

 

まずは、今シーズン初めての本格的な採集ということで、山の神様にご挨拶。

 

「山の神様、昨年は大変お世話になりました。また今シーズンもどうぞお世話になります!よろしくお願い申し上げます!m(_ _)m

 

 

と、大地にお神酒を染み込ませて、今シーズン採集に向けての感謝と、安全を祈願致しました。

 

 

簡易ではございますが、

 

ご挨拶も終わった所で、

 

早速上記のような樹皮裏等をチェック開始することにしました。

 

 

こちらはハルニレの樹液だまり

もうすでに樹液は出ているようですね。

こういう感じの場所にはネブトクワガタを良く見かけることが出来ます。

残念ならば、今回はいませんでした。

 

約一時間ほど根本や隙間などもチェックしていくと、

 

おおおっ!

見つけました!!!

小さい個体ですが、ハルニレの木の隙間に入り込んでいます。

 

取り出してみると、

 

コクワガタ♂(約20mm後半位)でした!

 

やりました!

今シーズン初の樹液採集クワガタです!

今年は暖冬だったせいか、やはりもう活動開始していました。

初物は小さな個体であっても嬉しいものです。

 

試しに木を蹴ってみると、

 

ボトッ!

 

と何か落ちてきました。

 

大きなムカデでした。

コクワガタ♂を見つけた直後だったので一瞬クワガタを期待してしまいました。

あやうく即座に手で拾い上げる所でした 💦

ムカデも活動を開始していうようです。

 

 

途中サワガニの姿も・・

こちらも活動開始しているようですね。

 

3時間程探して、コクワ♂1頭だけでしたが、

 

最後の最後に、

 

ハルニレの樹皮裏にクワガタらしきシルエットを発見!

 

取り出してみると、

 

コクワガタ♂(30mm半ば位)

 

2頭目のコクワガタ♂を見つけました。

今度は先程よりは少し大きめの♂。

アゴの摩耗や擦れ、泥の付き方からして越冬個体っぽい感じでした。

 

このような感じで3時間程、今シーズンになって初めての本格的な採集を楽しませて頂きました。

今年は暖冬のせいもあり、昨年よりも早めに出ているだとうという予想は当たり、今シーズン初のクワガタ達(コクワガタ2♂)と出逢うことが出来ました。

昨年は4/1が初採集でしたので、今シーズンは約10日程早い出逢いとなりました。

今後は暖かくなるにつれて更に発生してくると思いますので、ますます楽しみになりました^^

 

※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

 

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2020年3月23日

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最近日本的にみても寒い日が続いていたようですが、私が住む九州・宮崎県は暖かい日が続いています。 朝夕は少し肌寒い日もありますが、日中は20℃超える日も多くなって...続きを読む

最近日本的にみても寒い日が続いていたようですが、私が住む九州・宮崎県は暖かい日が続いています。

朝夕は少し肌寒い日もありますが、日中は20℃超える日も多くなって来ました。

 

昨年は4/1に最初のクワガタ(ネブトクワガタ)を見つけましたので、暖冬だった今年を考慮すれば、もしかするともう私が通うフィールドでも場所によってはクワガタが活動しているかもしれません。

 

いよいよ今季も本格的に採集する時季が来たようですので、今日は本格的に採集道具の装備を整えてみました。

 

捕虫網各種、ルアーケース、長靴、書き出し棒、小型懐中電灯、ペンチ類などなど。。

 

これで全部というわけではありませんが、大体このような感じで準備をしました。

 

画像にはありませんが、その他に揃えるものは胴長や脚立、大型懐中電灯。

それに薬類(目薬、虫さされ薬、虫よけスプレー、ポイズンリムーバー等)ですね。

あとは採集車の点検して準備完了となります。

 

次回はいよいよ本格的な採集を開始したいと思います。

近いうちに行って来ますので、またその様子は日記上でご報告してみたいと思います。

いやぁ今シーズンも楽しみです^^

 

※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

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2020年3月19日

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「クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木とは?」シリーズ。   今回は【コナラ】の木のご紹介をさせて頂きたいと思います。   ※日本全国に...続きを読む

クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木とは?シリーズ。

 

今回は【コナラ】の木のご紹介をさせて頂きたいと思います。

 

※日本全国にはクワガタ、カブトムシが集まる木はかなり数多くあって、すべての木をご紹介するのは難しいです。また木の名称も私がご紹介するのは確実なものではないかもしれません。

木は地域によって呼び方も変わったり、愛称などで呼ばれていることもよくあります。よって今回ご紹介する木の名称も、見る方によっては「えっ、その名前違うよ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、そこの所はご勘弁頂きながらご覧頂けますことをご了承くださいませ。m(_ _)m

 

では、私:Shihoが採集しているフィールドで撮影した実際の木の画像などを元にご紹介してみたいと思います。

 

第3回目:【コナラ】の木のご紹介です。

 

【コナラ】

 


コナラの全体像

 

 


コナラの樹皮

 

 


コナラの葉

 

 


コナラの葉:表側

 

 


コナラの葉:裏側

 

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ
ノコギリクワガタ
コクワガタ
スジクワガタ
アカアシクワガタ
カブトムシ
カナブン
アオカナブン

 

私の中ではハルニレ、クヌギの強力ツートップに次点に当たる木、コナラです。

コナラはあくまで私の感覚ですが、先に紹介したクヌギ、ハルニレと比べると、樹液的には若干ですが薄くさらっとした印象があります。でも時には下記画像のように樹液が噴出している所もあり、甘酸っぱい発酵臭がします。

クワガタムシ、カブトムシを引き付ける力は強力!木の穴(ウロ)で採れるというよりも、木の枝や幹についているといったような感じでしょうか。よってルッキング採集や蹴り採集がメインの採り方となります。

 

 


コナラの木の樹液に付く昆虫たち

 

 


コナラの樹液に来たノコギリクワガタ♂

 

 

またコナラは平地~比較的標高の高い場所でも幅広く見かけます。

2016年の群馬県での採集では念願の大型ミヤマクワガタも採集することが出来ました。

群馬県産ミヤマクワガタ♂72mm
(2016年採集個体)

 

群馬県産ノコギリクワガタ♂70mm
(2017年採集個体)

 

このような木を見つけた場合は、とりあえずチェックしてみて下さいませ。

 

 

如何でしたでしょうか?
今回、クワガタムシ、カブトムシが集まる木の紹介、【コナラ】の木をさせて頂きました。

勿論、この他にもクワガタムシ、カブトムシが集まる木はまだまだ沢山ございます。

それにつきましてはまた次回以降の飼育日記でご紹介させて頂きたいと思います。

 

この記事をご覧になっている皆様に一つ注意して欲しい事があります。

日本全国、様々な場所において集まりやすい木はそれぞれ異なる事だと思います。

今回ご紹介したデータはあくまで私:Shihoが実際に私が通うフィールドにて実際に採集して感じたものを元に書いていますので、このデータが必ずしも正論ではないことをご理解&ご了承下さいます様お願い申し上げます。

 

また確実な正式名称は只今勉強中です。
今回ご紹介した木も、もしかしたら正式な名前が間違っているかもしれません。

ただ<採集実績>がある木は間違いなく私が実際に採集したことのある種類の木ですので、この画像の様な木を皆さんのフィールドで探してみて下さいませ。

きっとそこには皆さんの大好きなクワガタムシ、カブトムシがいることだと思います。(^^)

 

※この日記上で述べている考え方や方法はあくまで私(Shiho)自身の考え方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

 

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2020年3月16日

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「クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木とは?」シリーズ。   今回は【ハルニレ】の木のご紹介をさせて頂きたいと思います。   ※日本全国...続きを読む

クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木とは?シリーズ。

 

今回は【ハルニレ】の木のご紹介をさせて頂きたいと思います。

 

※日本全国にはクワガタ、カブトムシが集まる木はかなり数多くあって、すべての木をご紹介するのは難しいです。また木の名称も私がご紹介するのは確実なものではないかもしれません。

木は地域によって呼び方も変わったり、愛称などで呼ばれていることもよくあります。よって今回ご紹介する木の名称も、見る方によっては「えっ、その名前違うよ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、そこの所はご勘弁頂きながらご覧頂けますことをご了承くださいませ。m(_ _)m

 

では、私:Shihoが採集しているフィールドで撮影した実際の木の画像などを元にご紹介してみたいと思います。

 

第2回目:【ハルニレ】の木のご紹介です。

 

【ハルニレ】

 


ハルニレの全体像:1

 

 


ハルニレの全体像:2

 

 


ハルニレの葉

 

 


ハルニレの葉:表側

 

 


ハルニレの葉:裏側

 

 


ハルニレの樹皮

 

 


樹液を流すハルニレの木

 

<Shiho採集実績>

オオクワガタ
ヒラタクワガタ
ミヤマクワガタ
ノコギリクワガタ
コクワガタ
スジクワガタ、
ネブトクワガタ
アカアシクワガタ
カブトムシ
カナブン
クロカナブン
アオカナブン
シロテンハナムグリ
シラホシハナムグリ

 

私の通うフィールドでは大活躍のハルニレの木。
クヌギの葉のようにツヤはなく、表面はザラザラとしている。

樹液も良く出てほどよく発酵し、様々なクワガタムシ、カブトムシを引きつけます。

自然に放置されたハルニレの木はとても大きく育ち、ボクトウガなどによって穿孔され続け、木の穴(ウロ)が出来ている事も少なくありません。

そこでは大型のヒラタクワガタや、時にはオオクワガタも入っていることもあります。

勿論木の穴(ウロ)だけではなく、枝先や樹皮裏、幹などにもクワガタムシやカブトムシが付きます。

 

ハルニレの樹液を舐めるミヤマクワガタ大型♂

 

 


ハルニレの木の枝先に付くノコギリクワガタの♂♀

 

 

ハルニレの枝分部分に集まるヒラタクワガタ♂♀

 

 


若いハルニレの木の幹に付く昆虫たち

 

 


ハルニレの樹皮裏に隠れるヒラタクワガタ♂

 

 


細いハルニレの樹液を舐めるカブトムシ

 

 


ハルニレの樹液酒場でハーレム化するヒラタクワガタ達

 

地域によってはハルニレはあまり見られない所もあるらしいですが、私にとってはクヌギの木よりもこちらのハルニレの木の方がエース格と言っても過言ではありません。

如何でしたでしょうか?
今回、クワガタムシ、カブトムシが集まる木の紹介、【ハルニレ】の木をさせて頂きました。

勿論、この他にもクワガタムシ、カブトムシが集まる木はまだまだ沢山ございます。

それにつきましてはまた次回以降の飼育日記でご紹介させて頂きたいと思います。

 

この記事をご覧になっている皆様に一つ注意して欲しい事があります。

日本全国、様々な場所において集まりやすい木はそれぞれ異なる事だと思います。

今回ご紹介したデータはあくまで私:Shihoが実際に私が通うフィールドにて実際に採集して感じたものを元に書いていますので、このデータが必ずしも正論ではないことをご理解&ご了承下さいます様お願い申し上げます。

 

また確実な正式名称は只今勉強中です。
今回ご紹介した木も、もしかしたら正式な名前が間違っているかもしれません。

ただ<採集実績>がある木は間違いなく私が実際に採集したことのある種類の木ですので、この画像の様な木を皆さんのフィールドで探してみて下さいませ。

きっとそこには皆さんの大好きなクワガタムシ、カブトムシがいることだと思います。(^^)

 

※この日記上で述べている考え方や方法はあくまで私(Shiho)自身の考え方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

 
 

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2020年3月12日

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野外で昆虫を採集するには、どんな木に昆虫...続きを読む

野外で昆虫を採集するには、どんな木に昆虫が集まるかを知っていなければ、昆虫採集、特に樹液採集においては難しいと考えます。 今回から毎回連続ではございませんが、数...続きを読む

野外で昆虫を採集するには、どんな木に昆虫が集まるかを知っていなければ、昆虫採集、特に樹液採集においては難しいと考えます。

今回から毎回連続ではございませんが、数回に渡り、私が独自に感じたクワガタ、カブトムシが集まる木(採れる木)を毎回1~2種ずつ紹介したいと思います。

※この記事(一部追加補足、修正あり)は毎年公開していますが、毎年初心者の方も沢山いらっしゃいますので、恐縮ですが、改めてご紹介させて頂きたいと思います。ご了承下さいませ m(_ _)m

 

 

【クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木】

 

では、私:Shihoが採集しているフィールドで撮影した実際の木の画像などを元にご紹介してみたいと思います。

今回は第1回目:【クヌギ】の木のご紹介です。

 

 

★★クワガタ、カブトムシが集まる木★★

 

【クヌギ】

 


クヌギの全体像

 

 


クヌギの葉

 

 


クヌギの葉:表側

 

 


クヌギの葉:裏側

 

 


クヌギの樹皮

 

 

<Shiho採集実績>

オオクワガタ
ヒラタクワガタ
ミヤマクワガタ
ノコギリクワガタ
コクワガタ
スジクワガタ
ネブトクワガタ
カブトムシ
カナブン
クロカナブン
アオカナブン
シロテンハナムグリ
シラホシハナムグリ

 

クヌギ。

クワガタムシ、カブトムシが集まる木としては全国的に最も有名な木の一つではないでしょうか?

樹皮表面はゴツゴツとしていて、肉厚。樹液も濃厚で、発酵するとかなり強めの甘酸っぱい発酵した臭いがします。

この木が流す樹液は強烈で、遠くまでかなりの臭いがします。

 

 


クヌギの樹液。
発酵した甘酸っぱい強烈な臭い

 

 


同じくクヌギの樹液。
白っぽい所が樹液が煮詰まっている箇所

 

また台場クヌギと呼ばれるゴツゴツといびつな形をしたクヌギは、人の手で伐採~成長~伐採と繰り返した為、いびつな形になり、木の穴(ウロ)が出来ている事も多く、オオクワガタヒラタクワガタ等の格好の住処ともなっているようです。

 


台場クヌギではありませんが、クヌギのウロ(穴)

 

上記画像は人の手が加わって形成された台場クヌギではありませんが、クヌギのウロ(穴)。

中からはしっかりと樹液が出ています。

こいいう場所にウロ(穴)を好んで潜むオオクワガタやヒラタクワガタ、コクワガタが入っている場合が多いです。

 


クヌギの樹皮裏に集まる昆虫達

 

 


クヌギの樹液に集まる、
ノコギリクワガタ、カブトムシ

 

全国的にみても言わずと知れたクワガタ、カブトムシ採集の木のエース格、クヌギ。

まずはこの木を探してみると良いかもしれません。

 

如何でしたでしょうか?
今回、クワガタムシ、カブトムシが集まる木の紹介。
【クヌギ】の木をさせて頂きました。

勿論、この他にもクワガタムシ、カブトムシが集まる木はまだまだ沢山ございます。

それにつきましてはまた次回以降の飼育日記でご紹介させて頂きたいと思います。

 

この記事をご覧になっている皆様に一つ注意して欲しい事があります。

日本全国、様々な場所において集まりやすい木はそれぞれ異なる事だと思います。

今回ご紹介したデータはあくまで私:Shihoが実際に私が通うフィールドにて実際に採集して感じたものを元に書いていますので、このデータが必ずしも正論ではないことをご理解&ご了承下さいます様お願い申し上げます。

 

また確実な正式名称は只今勉強中です。
今回ご紹介した木も、もしかしたら正式な名前が間違っているかもしれません。

ただ<採集実績>がある木は間違いなく私が実際に採集したことのある種類の木ですので、この画像の様な木を皆さんのフィールドで探してみて下さいませ。

きっとそこには皆さんの大好きなクワガタムシ、カブトムシがいることだと思います。(^^)

 

※この日記上で述べている考え方や方法はあくまで私(Shiho)自身の考え方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

 

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2020年3月9日

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本格的な採集シーズンを前に私は毎年必ず、...続きを読む

本格的な採集シーズンを前に私は毎年必ず、「採集地の下見」を行っています。 今日の日記では「採集の下見」の必要性についてちょっと書いてみようと思います。 &nbs...続きを読む

本格的な採集シーズンを前に私は毎年必ず、採集地の下見を行っています。

今日の日記では「採集の下見」の必要性についてちょっと書いてみようと思います。

 

※この記事は以前もご紹介したことがございます。内容が重複致します事をあらかじめご了承下さいませ※

 

冬が明け、春が来ると、それまで枯れていたクヌギなどの葉が青々と生えてきて見事に生き生きとしてきます。それと同時にクワカブシーズンの到来でもあります。

あくまで私のやり方ではありますが、私の場合、本格的な採集シーズン(6月~8月)を迎える前には毎年必ずやることがあります。それが採集地の下見です。

 

なぜ下見が必要なのか?

「採れる時期に来たら毎年採れている所にそのままいけば良いのではないか?」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

確かにそれはそれでも良いのですが、もっとしっかりと採集をするためには、その年のフィールドに合わせた下見(調査)が必要だと私はそう考えています。

 

前年度の採集シーズンが終わるのは大体10月中旬あたり、それから今季の採集が始まるのは大体今位の5月あたり、その間約7ヶ月程度採集フィールドを詳しくは見ていないわけです。

その間には山にも様々な変化があります。

そういう所を事前に調べるのが下見というわけです。

 

では下見をすることで、何が分かるのか?
下見によって何をチェックするのか?私は以下のような所をチェックするようにしています。

 

 

★採集場所に向かう道のチェック★

採集するポイントまで行く道を調べます。何もなければそのまま辿り着けますが・・・

【がけ崩れが発生していた場所】

このように崖崩れが発生している場所もあり、場合によってはその先に行けないこともあります。

こうなっては危険ですので、その先にある採集ポイントへは諦めなければなりません。

 

 

★採集フィールドにおける採集樹の有無チェック★

 

毎年採集出来ていた樹も、今年も大丈夫かどうかは分かりません。

樹が枯れていたり、人の手によって伐採されていたりと、そういうことは良くあります。

 

また逆に昨年まで知らなかった新しい樹を発見出来ることもあります。

特に冬~春先までは森を賑わす雑草も伸びきっておらず見通しが良いので探しやすいので散策にも最適です。

 

採集出来そうな樹の場所をあらかじめ確認していくことで、スムーズな採集が出来ると思います。

 

 

★採集樹の今季における樹液の出る箇所★


【樹の枝の樹液に集まるクワガタ達】

樹液の出る場所は年々違う事があります。

ウロから流れ出す場合はそのウロが今年も存在していれば同じように出ている場合も多いですが、枝傷や樹皮傷から流れ出ていた樹液は、大体がその箇所を変えている事が多いです。

その樹液が出る箇所をあらかじめ覚えておくと採集する際にとても便利です。樹に近づいてまず最初はその箇所を見れば良いのですからね。

 

 

★採集樹のウロの有無&形状★


【クヌギの樹のウロ】

樹のウロは毎年形状を変えます。

樹自体が穴を塞ごうとしていくからです。狭くなったウロ、まったく穴がなくなったウロなど、様々です。

もちろんウロが無くなれば、そこに入っていたクワガタなどは入れなくなり、そのウロでは採集が出来なくなります。

ウロ採集はすばやい作業が必要なので、あらかじめウロの形状を理解し、それに合わせた採り方を認識しておくこともとても大事だと考えます。

 

如何でしたでしょうか?
上記が私が下見でチェックするポイントです。

本格的な採集シーズンを前にその年のおおよその採集フィールドの情報を知るのと知らないのでは採集効率に大きく影響すると考えます。

勿論人によってはこの他にもチェックするポイントなど色々あると思います。

あくまで私個人のやり方ですのでご参考程度に読んでいただければ幸いです。(^^)

 

 

※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

 

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2020年3月5日

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3月に入りました。 今年はかなりの暖冬の...続きを読む

3月に入りました。 今年はかなりの暖冬のせいか、この時点で既に全国的にはちらほらと既にクワガタが採れたという情報が入って来ております。 昨年は私も4月上旬には既...続きを読む

3月に入りました。

今年はかなりの暖冬のせいか、この時点で既に全国的にはちらほらと既にクワガタが採れたという情報が入って来ております。

昨年は私も4月上旬には既にフィールドでもクワガタの姿を見ることが出来ました。

そう考えると、あともう一ヵ月もすれば今年のクワカブ採集がスタートということになります。

 

そこで、採集が本格化する夏を前に、クワガタ採集における準備、採集のコツ等を少しづつではございますがご紹介をしていきたいと思います。

ご紹介するポイントとなるのは、

・採集に必要な道具など
・採集のポイント、コツなど
・採集する木の紹介など
・採集方法など

等です。

これらの記事は毎年毎年ご紹介しております。

毎回ご紹介しているので、「またこの記事か!」、とお思いになられる方もいらっしゃると思いますが、今年より初める初心者の皆様もいらっしゃると思いますので、大変恐縮ですが再度ご紹介してみたいと思いますので、ご理解頂ければ幸いです。

 

では、まず今回はクワガタ採集をする為に必要な道具をご紹介してみたいと思います。

 

昆虫を採集する時、皆さんはどうやって捕まえますか?

そのまま素手で捕まえるという方もいらっしゃるでしょう。それはそれで十分よいのですが、採集するにあたり、少しの道具を使うことでより捕まえやすく、かつ安全に採集することが出来ると考えます。

今回ご紹介するのはあくまで私個人:Shihoの使用している道具等です。勿論人によっては自分に合った様々な道具が存在すると思いますので、あくまでご参考程度に読んで頂ければ幸いです。

 

【服装・身なり】

まずは道具というより、身に着けるものからご紹介したいと思います。

 

【長袖シャツ、長ズボン】

これはもう常識ですよね。
自然の中には色々な虫がいます。

人間の体に害を及ぼす虫も沢山存在するわけです。最近特によく聞くのがマダニです。勿論マダニ以外にも蚊やアブ、ヒル、ハチ、など沢山の虫が寄ってきます。

そして虫だけではありません。草むらや木に登ったりする際に、身体を傷つける野バラや葉っぱ、木切れなど沢山の危険なものがあります。

また画像の服は少し黒っぽい服ですが、可能ならば白色に近い服だとより良いと思います。黒っぽい服はハチに狙われやすいと聞きます。

こういったものから少しでも身体を守るために肌を表に出さないように装備して出かけましょう。

 

【帽子】

帽子、夏の山には必需品です。
夏はとても日差しが強くなります。最近は夏になるとよく熱中症で病院に運ばれる方が多数いらっしゃいますので、しっかりと帽子をかぶって対策をしましょう。

 

また帽子は日差し対策だけではなく、頭を防護してくるという役目ももっています。

攻撃性の強いスズメバチは黒い頭髪等を狙って襲ってくる傾向があるようですので、帽子は必需品です。

白系の帽子の方が攻撃されにくいと言われています。

 

【攻撃的な性格を持つスズメバチ】

 

 

【手袋】

手袋、これも必需品ですよね。
野外の草木は思ったより鋭くてすぐに手が切れてしまいます。

普通の軍手でも良いですが、この画像の手袋は手のひらの部分がゴムで覆われている頑丈なタイプです。これならば多少のものならば安心して掴むことが出来ます。

 

 

【長靴】

長靴。草むらには様々なものが潜んでいます。

 

その代表格が毒ヘビのマムシです。

【2018年度に遭遇したマムシ】

 

近づいた覚えがなくても気づかずにそのテリトリーに入ってしまって攻撃を受けてしまう例は数えきれないほどあります。

そういった意味でも長靴は必需品です。
この画像の長靴はひざのすぐ下あたりまでくるタイプです。

でもいくら長靴をはいているとはいえ、注意は絶対必要です。襲われないことにこしたことはありませんからね。

 

 

【タオル】

タオル。
これは言われなくても皆さん身に着けていくと思います。

私は長めに折りたたんで首と服の回りに埋め込んで、首の隙間からの虫や草などの侵入を防ぎます。

勿論、汗も吸い取ってくれるので、これも必需品でしょう。

 

 

【採集道具】

次に私が日頃使っている採集道具をご紹介したいと思います。

 

【補虫網(径大)】

虫とり網です。よく100円ショップでも売られている大き目の網です。

こういう大きい網で捕獲する場合は、くっついている樹の下に網を受け皿のようにして置き、その上で網のへりで樹を揺すります。

そうすれば振動を感知した虫が落ちてきて下にある大きな網に入る・・・そういう採り方をすれば良いかと思います。

 

 

【補虫網(径小)】

上記網は私の手作り。4~5mの釣竿の先に幅15cm位のエビ取り用網をつけたもの。

小さなエビ取り網の方が、 枝が分かれている間にいた時などの隙間に入り込みやすいので便利。

なかり長く伸ばせることが出来ます。ルッキング採集の場合には必需品。

 

 

【懐中電灯(大)】

懐中電灯(大)です。
結構大き目の懐中電灯で、光の強さも強く、かなり遠くまで光が届きます。

暗い所で回りを照らしたり、灯火採集の際にとても重宝します。

 

 

【懐中電灯(小):ペンライトタイプ】

こ ちらも懐中電灯ですが、小さいペンライトタイプです。大きさは15cm程度。

このライトは主に樹のウロ(穴)の中を照らす時に使用します。

オオクワガタ、 ヒラタクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、ネブトクワガタなどのウロや樹皮裏などに潜むクワガタの発見に重宝します。

 

 

【掻き出し棒】

通称:掻き出し棒:これで樹のウロの中や樹皮裏を探ります。

ウロや樹皮裏などに潜むクワガタを発見する時には、これは絶対必需品!

 

 

【ラジオペンチ】

主にウロの中にいるクワガタを採集する際に使用します。

先が真っすぐな物と、鍵状になっている物と2種類あるとより便利です。ウロの中のクワガタの顎を掴み、これで引っ張りだす事ができます。

しかし結構力が入りすぎる場合がある為、引っ張る時はある程度の加減が必要。

必要以上に力を入れるとクワガタのアゴなどが折れてしまうのでご注意を。

 

 

【スコップ】

ハンドスコップ。
日中に樹の根本などに潜っているカブトムシなどを掘り起こして捕まえる時に使用します。

 

 

【脚立】

樹の高い所に登る時に使用します。

樹のウロが手の届かないような高い場所にあった時、そーっと脚立を立てて静かに上ってウロを見ます。

 

 

【採集ケース(ルアーケース)】

小さなマスに一頭ずつ入れます。

入れられる数は限られていますが、個別に仕切られている為にお互いに噛み合うなどの喧嘩の心配はありません。

一頭一頭をきれいな状態で捕獲したい時には便利。

 

 

【採集ケース(虫カゴタイプ)】

まとめて大量に入れることが出来ますが、ルアーケースのように仕切りがない為、中で噛み合いや喧嘩が起こる可能性があります。

それでも大量に入れられるのは便利ですね。

 

 

【予防薬】

いくら完全防備をしているからといっても、やはり虫などに刺される場合があります。そんな時の為に私は以下のようなものを常備持っていくようにしております。

 

【虫よけスプレー、虫さされ薬】

虫よけスプレー(右2つ)、虫さされ薬(左)です。

ここ数年マダニなどで騒がれているように虫よけ対策は必要だと考えます。

右2つの虫よけスプレーはマダニ対策にも適応したものらしいです。強力タイプ。

そしてそれでも刺された場合には、左の虫刺され薬を・・・。持っていれば安心ですので、なるべく常備するように心がけましょう。

 

 

【目薬】

目薬。これ結構必需品です。
採集に行くと、なぜか必ず小さいコバエみたいなものが顔の回りにまとわりついてきて、スキあらば目の中に入ろうとするんです。

ナゼなのか理由は分かりませんが、これがかなりやっかい。
何度目の中に入られて嫌な思いをしたことか・・・。

そういう時には目薬は必需品です。
目に入った虫を排除した後に消毒するようなかんじで目薬をつけるようにしています。

 

 

【ポイズンリムーバー】

ポイズンリムーバー。
蜂や虫に刺された場合、毒を吸い出す機器です。

しかしこれがあれば、もう刺されても大丈夫というわけでは御座いません。

あくまで応急処置なので、刺された場合は病院に行った方が賢明でしょう。

特に「アナフィラキシーショック」にはご注意下さいませ。

 

 

 

 【水分&塩分補給】

 

野外採集に行くときには、必ず水分補給や塩分補給が必要になります。

日本の夏は30℃をも軽く超える炎天下になります。野外採集はとても楽しく、夢中になり気がつかないうちに水分や塩分がどんどん失われていきます。

それらが不足してくると熱中症などを引き起こす原因にもなりますので、注意が必要です。

こまめな水分補給、塩分補給を心がけるようにしましょう。

 

【水分&塩分補給用】

私がよく持っていく補給用品です。
こまめな水分&塩分補給は絶対必要です。

 

 

如何でしたでしょうか?上記が私が採集に持っていく際の主な道具類です。

勿論、脚立などは持っていくことも大変なので、そこは個人のお好みで・・・。しっかりと安全対策をして、野外採集を楽しみましょう。

 

 

※上記採集用具はあくまでShiho個人のお勧めです。ご参考程度に読んで頂ければ幸いです。

 

※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!

もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。

 

 

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2020年3月2日

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今回はシロカブト種、ティティウスシロカブ...続きを読む

今回はシロカブト種、ティティウスシロカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。   【ティティウスシロカブト♂参考画像】   【ティテ...続きを読む

今回はシロカブト種、ティティウスシロカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。

 


【ティティウスシロカブト♂参考画像】

 


【ティティウスシロカブト♀参考画像】

 

【飼育種】
【和名】ティティウスシロカブト
【学名】Dynastes tityus

【産地】アメリカ

 

 

★★幼虫飼育★★

幼虫飼育は、私は以下の様な方法で行っています。

 

【使用するお勧めエサ】
きのこマット完熟マット
【使用する容器】
♂♀:1400~1800㏄程度のブロー容器
【エサ交換回数】
♂:途中3~4回程度
♀:途中3~4回程度
(※マットの痛み、劣化、エサの減り具合により誤差あり)
【設定管理温度】
23~25℃前後
【羽化までにかかるおおよその時間】
(※ 通年23~25℃前後での管理下)

♂:約10~12ヶ月程度
♀:約10~12ヵ月程度
(※ 管理温度、エサ、湿度、大きさにより誤差あり)

 

幼虫飼育は比較的簡単。
マットさえ切らさなければすくすくと育ってくれます。

管理温度にもよりますが、過去の飼育では23~25℃前後の管理下(きのこマット、完熟マット使用)で約一年前後程度で羽化してくれました。

シロカブト種の中でも一番小型で、大きくなっても♂70mm程度なので、管理する容器もそこまで大きくなくても大丈夫です。

 

★★休眠期間★★

ティティウスシロカブトにはグラントシロカブトやヒルスシロカブトよりも、羽化後に長い休眠期間が存在します。

同じシロカブト種であるグラントやヒルスは羽化して、ほぼ2ヶ月もすれば後食を開始しますが、ティティウスシロカブトの場合、約6~8ヶ月ほど休眠し、その後、後食を開始します。

ゆえに羽化後は後食が開始するまでの管理も大事と言えます。

しかし、管理と言ってもさほど難しいことはなく、適正温度(18~27℃程度)で、マットの水分量に気を付けておけば大丈夫です。

個体によって活動を始める時はばらつきがありますので、時期が近付いたら、マット上で活動していないか等のチェックはこまめにしておく必要があります。

管理しているケースのマット上で、頻繁に徘徊するようになれば熟成してきた合図だと考えてもよいと思います。

 

 

★★産卵方法★★

 

次に産卵セット方法ですが、私は以下のような方法で産卵セットを組んでいます。

 

【産卵にお勧めのマット】
完熟マット黒土マット
【セット期間】
開始~約1ヶ月半から2ヵ月程度
採卵する場合は約2週間に一度の採卵
【産卵に使用するケース】
クリーンケースL程度
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
適量(手で握って土団子が出来、ぎゅっと握った際に指から水が染み出ない程度)

 

 

【セット方法】


ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)

 

セット方法は図示すると以下の様な感じです。

産卵自体はとても容易な種だと考えます。

♀も小型なので、放置産卵させておいて、時期が来てからの回収も良いと思いますが、沢山卵を取りたい場合はやはり採卵した方が良いかと思います。

特に産卵セットで使用するケースが小さい場合は親がせっかく産んだ卵を動いているうちに潰してしまう可能性が高くなりますので、そういった場合はこまめに採卵してあげると良いと思います。

私の場合はどちらかというと採卵する方法を取っております。

 

【採卵した卵の管理方法:例】

採卵した場合は、あくまで私のやり方ですが、上記のようにケースに穴をつくって卵を落とし込み、その上をマットで軽く覆います。

有精卵ならば孵化率も悪くなく結構沢山の幼虫が取れます。

 

【採卵せず放置しておての割り出しの場合】

ケースの大きさが広く、かつマットの劣化なども見られなければ、数か月(~2か月位)放置しておいて産卵セットを解除するのも良いと思います。

人間の手で採卵管理しているのと違い、ほぼ自然な状態で孵化するので孵化率も高くなると考えます。

 

上手くいけばゴロゴロした多数の幼虫が見られる可能性も高いでしょう。(※幼虫は参考画像)

 

 

如何でしたでしょうか?

今回はティティウスシロカブトの飼育方法についてご紹介させて頂きました。

特別難しい種でもないと思います。

上でも書きましたが、他のシロカブト種と違うのは「羽化して活動を始めるまでの休眠期間が長い(6~8か月程度かかる場合あり)」という所位かなと思います。

 

是非皆様も機会がありましたら、一度飼育してみては如何でしょうか?(^^)

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

 

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m

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今回はハスタートノコギリクワガタの飼育方...続きを読む

今回はハスタートノコギリクワガタの飼育方法をご紹介してみたいと思います。   【参考画像:ハスタートノコギリ♂】   【飼育種】 和名:ハス...続きを読む

今回はハスタートノコギリクワガタの飼育方法をご紹介してみたいと思います。

 



【参考画像:ハスタートノコギリ♂】

 

【飼育種】
和名:ハスタート ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus hasterti
産地:ソロモン諸島など

 

かつて3大ノコギリクワガタの一つとされていたハスタートノコギリクワガタ

その昔は大珍品で価格も相当なものでしたが、いまでは累代品ならばかなり安価で入手出来るようになりました。

 

飼育は、幼虫飼育、産卵ともに至って容易な種だと感じています。

ではそれぞれについてご紹介してみます。

 

 

★★幼虫飼育★★

 

【お勧めのエサ】
菌糸、きのこマット、完熟マット
【飼育容器:容量】
プリンカップ860㏄、ボトル800~1100㏄程度
【えさ交換回数】
途中1~2回程度
(※幼虫の大きさ、性別、菌糸、マットの劣化により差異あり)
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約10~12ヵ月程度
♀:7~11ヵ月程度

(※あくまで目安です。♂♀、管理環境(管理温度、飼育するエサ等)によって個体差があります※)

 

 

幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。

菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。

マットでも弊社のマットでは、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。

マットを入れる容器も800㏄程度あればOKだとは思いますが、より大型を作出させたいのならば、少し大きめの1100㏄ボトルクラスの容量を使うと良いと思います。

 

管理温度は20~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。

 

 

 

では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。

産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。

 

 

★★産卵方法★★

 

<マットのみを使用した産卵方法>

 

【産卵に使用するお勧めマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースS~M程度
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
残りは空間。

 

画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。

 

産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。

IMGP7733

 

マットを大きなケースに出します。
IMGP7700

 

ケース底面を固めていきます。
IMGP7706

 

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
IMGP7707

 

転倒防止のハスクチップを入れます。
IMGP7708

 

ゼリーを入れます。
IMGP7710

 

 

 クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了

IMGP7724

 

セット方法を図示するとこのような感じです。

matsanranset

 

 

次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。

 

<材を使用して産卵セットを組む場合>

 

【産卵にお勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【お勧めの容器】
クリーンケースS~M
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。

 

 

セット方法の具体例をご紹介してみます。

 

まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
IMGP7730

 

次に材の皮を剥きます。
IMGP7731

材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。

 

材を水に浸します。
IMGP7736

あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。

目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。

 

IMGP7737

実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。

これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。

もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。

 

水から出した材を縦に置き、陰干しします。
IMGP7739

これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。

 

次にマットを準備します。

IMGP7740

今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。

弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。

 

材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。

IMGP7742

 

材の周りをマットで埋め込みます。
IMGP7744

 

上から見た画像
IMGP7745

マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。

 

後は上に転倒防止のハスクチップを敷きます。
IMGP7746

 

ゼリーを入れます。
IMGP7748

 

後は親♀を入れフタをします。
IMGP7755
今回はコバエシャッターを使用してみました。

 

セット方法を図示すると以下の様な感じです。

(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
zaisanranset

 

産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。

私は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。

♀によってはマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。

材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。

 

 

 いかがでしたでしょうか?      
以上が私が行っているハスタートノコギリの幼虫飼育&産卵方法です。
 

特別難しい種ではなく、幼虫飼育も産卵も比較的容易に出来る種だと感じております。

ウォーレス、ラフェルトなどと同様にノコギリクワガタにしては幅広でかなり太く感じる種だと思います。

 

皆さんも機会がございましたら、是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)

 

 

※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※

※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。

これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※

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