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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。 第7回目のご報告です。     AM 8:00、気温:24℃、天気:曇り   6月に入っている...続きを読む

2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。
第7回目のご報告です。

 

 IMGP9315

AM 8:00、気温:24℃、天気:曇り

 

6月に入っているのにノコギリクワガタやミヤマクワガタの出があまり良くないので、今回は少し遠出して雰囲気を変え、いつものとは違うフィールドに来てみました。

 

 

IMGP8835

この辺りにもハルニレの群生があります。

 

これらの木にはウロ(穴)は開いていないので、片っ端から蹴ってみると、

 

IMGP9473

おおっ、最初からノコギリクワガタが落ちて来ました!

中歯タイプ♂50mm程度といったところでしょうか。

 

 

IMGP9464

こちらもノコギリクワガタ小歯タイプ♂35mm程の個体。

 

 

IMGP9438

おおっ、大歯タイプ♂64mm(後程計測)!

 

面白いようにノコギリクワガタが落ちて来ます!

 

 

その後も

 

IMGP9448

中歯タイプ♂50mm程度

 

 

IMGP9445

大歯タイプ♂65mm(後程計測)。

 

 

IMGP9468

湾曲の素晴らしい大歯タイプ♂67mm(後程計測)!!

 

 

IMGP9461 

今シーズン初のノコギリクワガタ♀個体!

しかもなかなかの大型で♀40mm程はありそうです。

 

 

 1時間も経たない内に、

IMGP9434

 管理用ルアーケースはノコギリクワガタでいっぱいに!!

 

 面白いように落ちてくるノコギリクワガタに夢中になりながら採集させて頂きました。

 

今回の採集結果は

 

ノコギリクワガタ♂19頭
ノコギリクワガタ♀1頭

合計20頭

 

という結果でした。

 

 まさにノコギリクワガタ祭り!

 

 

第7回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたのでしょうか?

前回まであれだけ採れず惨敗していたノコギリクワガタが、今回はまさかのタコ採れ状態!しかも1時間もかけずに。

このポイントではノコギリクワガタばかり採集。
しかも♂ばかりで♀はたったの1頭のみ。

本当にノコギリのみで、コクワやヒラタ等は一頭も見かけず。

確かにいつもの場所とは違い平野部に近い場所にある為標高の違いはあるといえばあるかもしないが・・・・。

それにしても場所が違えばこんなに極端なこともあるんだなぁ・・・と深く実感した今回の採集でした。

 

 また次回、どんな虫達に出逢えるでしょうか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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2016年6月14日

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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。 第6回目のご報告です。   AM 8:10、気温:25℃、天気:曇り   先日より続いている雨で少し湿度...続きを読む

2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。
第6回目のご報告です。

 IMGP8992

AM 8:10、気温:25℃、天気:曇り

 

先日より続いている雨で少し湿度が高くなっています。
天気は曇りですが、時折晴れ間ものぞくような雰囲気です。

 

さぁ頑張って採集開始です!!

 

IMGP8777

ハルニレの樹皮裏に、コクワガタの姿が見えました。

 

 

IMGP8782

取り出して見ると、これは立派な大型のコクワガタです。

♂45mm(後程計測)ありました。
黒光りのする素晴らしい個体です!

 

 

IMGP8815 

この少し大きいハルニレの木を蹴ってみると、バサバサッと複数の音が!

 

 

IMGP9199

慌てて音のあった方を探すと、ミヤマクワガタの♀です!

今季初採集のミヤマクワガタの♀です。
かなり大きなサイズで♀45mm(後程計測)ありました。

 

それと同時に、

IMGP9195

ミヤマクワガタの♂64mm(後程計測)も一緒に落ちて来ていました!

 

IMGP9194

まだ黄金色の体毛も美しいミヤマクワガタの新成虫です。

素晴らしく美しい個体です!!

 

 また更に、

IMGP9135

おおっ、ノコギリクワガタの♂もいました!!

 

IMGP9133

ノコギリクワガタは今シーズン初採集です。

これも擦れの無い美しい個体です。しかも大歯型!!

体長は♂64mm(後程計測)でした。

 

 

クワガタシャワーで興奮さめやらぬ後、少し移動した所のハルニレの木のウロ(穴)に、

IMGP9139

大きいヒラタクワガタの姿を発見。

奥に逃げられないようにすかさず掻き出し棒を突っ込んで逃げ道を塞ぎます!

 

取り出して見ると、

IMGP9158

こっ、これは・・・・(唸

 

まるでツシマヒラタを連想させるような歯型。

体長は♂69.1m(後程計測)という特大個体です!

擦れも無く、素晴らしい個体です。

 

4年ほど前、同じ採集地で♂71mmUPのヒラタクワガタを採集しましたが、その時の個体の型とよく似ています。その個体も同じようなツシマヒラタ型の歯型を持った個体でした。

もしかすると、あの時の個体の子孫??
ふとそんなロマンを思ってしまいました。

 

現在でこそ、本土ヒラタクワガタの♂70mmUPでさえブリード個体においてはそこまで珍しいものではありませんが、野外採集のワイルド個体となると話は別もの!

自然環境は段々と悪くなっている傾向があるせいか、♂65mm以上の個体に出逢えるのはまれ。私の通うフィールドでも年々大型個体が採れる確率はひと昔に比べると格段に下がって来ています。

 

このような感じで今回も2時間程採集を楽しみました。

IMGP9215

今回も集まったクワガタ達

 

 

気になる今回の結果は、

 

コクワガタ♂10頭
コクワガタ♀4頭
ヒラタクワガタ♂3頭
ヒラタクワガタ♀1頭

ミヤマクワガタ♂1頭
ミヤマクワガタ♀2頭
ノコギリクワガタ♂1頭
スジクワガタ♂1頭

合計23頭

 

という結果でした。

 

 

一息ついて、今回も野イチゴを探していたら、

IMGP8882

・・・・・・・・でかい。

 

IMGP8885

2mはあろうかという大型のヘビと遭遇・・・・。

それにしてもデカい。
詳しくはありませんが、アオダイショウでしょうか?

カメラのズームアップ機能を利用して遠くから撮影してみました。良く見るととても美しいヘビですね。鱗がとてもキレイで、つい見とれてしまいました。

 

しばらく撮影等して眺めていたら、こちらの気配を察したのか、自分から去って行ってくれました。

 

 

第6回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたのでしょうか?

今回の目玉は何といっても素晴らしく美しく大型のヒラタクワガタ♂69mmですね。これだけキレイで美しい個体とはなかなか出逢う機会は少ないです。

また今シーズン初のノコギリクワガタ、ミヤマクワガタの♀にも出逢う事が出来ました!

前回の採集(第5回目)が雨で泣かされたので、今回は山の神様が味方をしてくれたのかもしれません。

ありがとうございます、山の神様。
深く深く感謝申し上げます。m(_ _)m

 

また次回、どんな虫達に出逢えるでしょうか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)

 

※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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2016年6月11日

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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。 第5回目のご報告です。   AM 8:40、気温:25℃、天気:晴れ時々曇り   薄曇りの中、...続きを読む

2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。
第5回目のご報告です。

 

IMGP8829

AM 8:40、気温:25℃、天気:晴れ時々曇り

 

薄曇りの中、採集地に着くと大粒の野イチゴを発見!
あまりの大きくキレイな野イチゴに感動させられました。

 

言うまでもなく数粒堪能させて頂いて、さぁ採集開始です。

 

 IMGP8633

ハルニレの樹皮裏にヒラタクワガタ♂を発見。

 

IMGP8637

取り出してみると、小型のヒラタクワガタ♂30mm程。

 

 

IMGP8644

こちらのクヌギの木では、樹皮の隙間から出るわずかな樹液を舐めるコクワガタ♂を発見。

 

IMGP8645

上記画像を拡大撮影してみました。ほとんど樹液は出ていないように見えるのですが、コクワガタは懸命にお食事中です。

 

上のコクワガタを撮影してたら、木の裏側で何か落ちました。

 

IMGP4047

拾い上げてみると、別のコクワガタの♂。

私の気配に感じて木から落ちたのでしょう。
とてもキレイな♂です。

 

 

ふと足元を見ると、

IMGP8814

ノコギリクワガタ♂大歯型の頭部死骸を見つけました。

おそらく昨年度にお亡くなりになったノコギリ♂でしょう。

今年はまだノコギリクワガタ♂を見ていません。
発生が遅れているのか、それとも私がたまたま出逢っていないだけなのか・・・。

 

気分よく採集していると、

IMGP4362

突然の大雨。

採集を始めてまだ20分位しか経過していませんが、かなり大粒の雨が落ちて来ました。

 

・・・・・約1時間程車の中で雨が弱くなるのを待ちましたが、雨は更に激しくなり、止む気配はなさそうです。

 

こうなっては虫も隠れてしまいますし、木を蹴っても落ちてくる雨粒の音で虫が落ちる音も掻き消されてしまい発見は難しくなります。

ミヤマクワガタやノコギリクワガタなど、主に木の樹上にいるクワガタは雨に負けまいとがっちりと枝をつかんだり、枝の隙間や葉陰にかくれたり等の行動をするので、採集はより困難になりがちです。

採集初めの頃は、時折晴れ間も見えていたのに・・・。
山の天気は変わりやすいというのは本当ですね。

 

自然の流れには逆らえません。
残念ながら今回の採集はここで終了としました。

 

 

今回の採集結果は

 

コクワガタ♂2頭
ヒラタクワガタ♂1頭

合計3頭

 

という結果でした。

 

 

 

第5回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたのでしょうか?

今回は突然の雨のせいでわずか20分位しか採集出来ず、残念な結果になりました。

しかしこれも野外採集。甘んじて現実を受け止め、また次回に期待したいと思います。

※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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2016年6月9日

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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。 第4回目のご報告です。   AM7:00、気温:23℃、天気:曇り  薄曇りの天気の中、採集地に向かいます。 &n...続きを読む

2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。
第4回目のご報告です。

 IMGP7369

AM7:00、気温:23℃、天気:曇り

 薄曇りの天気の中、採集地に向かいます。

 

 

IMGP8590

採集地に到着。ハルニレが数本あります。

 

 

IMGP8621

こちらのハルニレの木、樹液がダラダラと出ています。

 

 

IMGP8622

 この樹液だまりのかすかな隙間に何かじっと潜んでいるクワガタを発見しました!

 

 

IMGP8623

こちらの樹液だまりの中の小さいウロ(穴)にも、小さいですがクワガタがいるのが分かります。

 

小さいクワガタなので、そっと優しく掻き出し棒で取り出してみると、

 

IMGP8627

出て来ました!小型のネブトクワガタ♂です。
体長はとても小さく♂10mm程度。
内歯の特徴も出ていない小型個体です。

 

 

IMGP8625

樹液にまみれていますが、とても元気です。
ネブトクワガタの♂は今シーズン初採集になります!

 

 

IMGP8580

こちらのハルニレの木の隙間にも何かが潜んでいました。

 

 

IMGP8583

取り出して見ると、コクワガタの♂でした。
体長は♂30mm程度。

 

もう一頭います。

IMGP8569

コクワガタ♀でした。
つがいで入っていたのでしょうね。

 

 

 IMGP8541

この辺りにはクワガタが良く集まるハルニレが多数あります。

しかし蹴ってみても何も落ちて来ません。

 

IMGP8538

ちょっとピンボケになっていて申し訳ございません。

こちらのハルニレの木。
例のごとくボクトウガやコウモリガの幼虫の穿孔で木くずが出て、その箇所が発酵しており強烈な発酵臭がします。

臭いの例で言うとマヨネーズみたいな臭いです。甘酸っぱいツーンと来る臭いです。

 

で、大抵こういう場所には・・・・・

 

IMGP8678

やはりいました。
スジクワガタ♂30mm半ば位ですね。

 

それと、

IMGP8674

スジクワガタ♀です。

こちらも♂♀つがいでいたのでしょう。
キレイな♀ですね、縦筋がハッキリと確認できます。
スジクワガタの♀も今シーズン初採集です!

 

場所変わって、

IMGP8640

こちらのクヌギの木の樹皮裏からは、

 

IMGP8793

ヒラタクワガタ♂20mm程度が出て来ました。

内歯もとても小さい小歯タイプのヒラタクワガタ♂です。

 

クヌギの木はコルク層が厚く、樹皮もゴツゴツしていますので、樹皮が割れるとその内側にある程度の空間が出来やすい傾向があります。

IMGP7684

参考画像:2015年採集時の画像
樹皮裏の空間に潜むヒラタクワガタ♂

 

上記の画像の様に空間が出来るとクワガタ達のかっこうの住処となります。こういう樹皮を見かけたら是非チェックしてみて下さいませ。

 

今回も2時間ほど採集を楽しみました。

 

今回の採集結果は、

 

コクワガタ10頭
コクワガタ3頭
ヒラタクワガタ2頭
スジクワガタ1頭
スジクワガタ♀1頭
ネブトクワガタ♂1頭

合計18頭

 

という結果でした。

 

 

 

第4回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたのでしょうか?

今回は今シーズン初のネブトクワガタに出逢えました。
凄く小さいネブトクワガタでしたが、つっぱって威嚇している姿は元気いっぱいで、とても可愛く感じました。

ネブトクワガタ自体は寒さにもある程度強いので、自分が逢えたのが敢えて今であって、虫的にはもう少し早く活動していたのかもしれません。

そして今回もノコギリクワガタには出逢えませんでした。
前回1♂のみ逢えたミヤマクワガタにも今回は出逢えず・・。本格的な発生はまだもう少し先なのでしょうか。

また次回、どんな虫達に出逢えるでしょうか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)

※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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2016年6月6日

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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。 第3回目のご報告です。   AM 8:15、気温 :25℃、天気:晴れ   今回も良い天気に恵まれました...続きを読む

2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。
第3回目のご報告です。

 IMGP8679

AM 8:15、気温 :25℃、天気:晴れ

 

今回も良い天気に恵まれました!
本当はAM6時位に行く準備をしていたのですが、その時はまだ気温が低く肌寒い感じでしたので数時間時間を遅らせました。

この時期は朝と昼の気温の差が激しく、2~3時間で5℃以上も変化することがあります。

気温が高い方がクワガタ達の動きは活発になりますので、ちょっと寒いなと思った時は時間をずらしてみるのも有効な手段だと考えています。

 

さぁ、採集ポイントに到着です。

早速ハルニレのを見てみ樹皮凹み部分を見てみると、

IMGP8513

何かいます!

 

IMGP8514

コクワガタの♂個体です!

 

IMGP8523

コクワガタ♂40mm程度、キレイな個体です。

 

こちらのハルニレの木、

IMGP8537

コウモリガ等の幼虫によって木に穿孔穴が見られます。
木のくずが繊維状に噴き出している箇所です。

 

この穴の中を見てみると、

IMGP8570

小さなヒラタクワガタ♂20mm半ば位の光沢の強い個体が出て来ました。

理由は分かりませんが、ヒラタクワガタの小型個体にはこのように光沢の強い個体が多く見られます。

 

 もう一頭います!
IMGP8568

コクワガタ♀が出て来ました!

先にヒラタクワガタの♂が出て来たので、今季初のヒラタクワガタ♀かと思ってしまいましたが、意外にもコクワガタの♀でした。この♀も若干の汚れはあるものの傷一つなくキレイな個体です。

 

 少し場所を移動して、

IMGP8600

少し大きなこのハルニレの木を蹴ってみると、

 

パサッと音がしました!!

IMGP8669

 

おおっ!

IMGP8672

小さいですが、ミヤマクワガタ♂です!

サイズは小さく♂40mm程しかありませんが、待望の今シーズン初ミヤマクワガタGETです!!

 

それと、もう1頭、

IMGP8629

先ほどのミヤマクワガタ♂と一緒に、羽ばたきながらシラホシハナムグリも落ちて来ました。飛ぼうとしていたせいかまだ羽根がしまりきっていないようです。

 ※当初、「シロテンハナムグリ」と記載しておりましたが、日記レスでポリプPさんに「シラホシハナムグリ」とのご指摘を受け訂正させて頂きました。誤ってご紹介しましたことをお詫び申し上げます※

 

 IMGP8614

こちらのハルニレのウロ(穴)からは、

 

 

IMGP8617

泥だらけのヒラタクワガタ♂が入っていました!

体長は♂53mm(後程計測)、まずまずの個体です!

 

IMGP8618

かなり汚れが見られます。
もしかすると少し前に出て来ていた個体かもしれません。

 

このような感じで今回も2時間程採集を楽しみました。

IMGP8660

今回も集まったクワガタ達

 

 

気になる今回の結果は、

 

コクワガタ♂11頭
コクワガタ♀2頭
ヒラタクワガタ♂3頭
ミヤマクワガタ♂1頭

合計17頭

 

という結果でした。

 

 

今回も野イチゴを食しようと探してみましたが、

IMGP8496

今回の場所で見つかったのはこれだけでした。

ご存じヘビイチゴ。

美味しそうな色合いをしていますが、さすがにこれは食べる気がしません。昨年少し齧ってみたのですが、スポンジのようなパサパサとした感じの触感でした。甘さは感じませんでした。

 

 

第3回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたのでしょうか?

今回は今シーズン初のミヤマクワガタにも出逢う事が出来ました!

その他はまだ黒虫系クワガタばかりでしたが、元気なクワガタ達に出逢えてとても楽しい採集でした。

 

また次回、どんな虫達に出逢えるでしょうか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)

 

※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

 

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2016年6月1日

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先週よりご紹介しているShihoの「クワ...続きを読む

先週よりご紹介しているShihoの「クワガタ野外採集記」 これまでに2回、採集に行かせて頂きました。今回の飼育日記では、今のこの時期ならではの私の思った事を少し...続きを読む

先週よりご紹介しているShihoの「クワガタ野外採集記」

これまでに2回、採集に行かせて頂きました。
今回の飼育日記では、今のこの時期ならではの私の思った事を少し書いてみようと思います。

 

今の時期はまだ朝は涼しく、気温も真夏ほど上がりません。
ゆえに活動するクワガタも全体的にまだまだ少ない状態にあると思います。

それは採集方法にも多少なりですが影響が出て来ます。

敢えて言えば、今の時期はまだ全体的に見て、
蹴り採集は効率性が悪いように感じます。

 

蹴り採集で採れるのは主にノコギリクワガタミヤマクワガタが主になります。
今の時点ではまだ時期が少し早いせいかまだ発生も少なく、木を蹴ってもまだノコギリクワガタやミヤマクワガタほとんど落ちて来ません。

 

今のこの時期から活動を活発に開始しているのは、

オオクワガタ
ヒラタクワガタコクワガタ
スジクワガタ
ネブトクワガタ

などの、ウロ(穴)や樹皮裏などに潜む黒色系クワガタが主。

勿論、コクワガタやヒラタクワガタ等も木を蹴って落ちてくる場合はありますが、どちらかというとウロ(穴)や樹皮裏などにいることの方が多い傾向が強いです。

※場所や環境により異なる傾向があります※
※あくまでも私の採集フィールド(九州)での傾向です※

 

そういった意味では、まだ今の時期は、ある程度チェックする木を絞って採集をしてみると良いかもしれません。

 

今の時期で念入りにチェックしたい木はズバリ、

・ウロ(穴)がある木
・樹皮めくれがある木

ですね。

IMGP8594

木のウロ(穴)

 

IMGP5599

樹皮がめくれている場所に潜むヒラタクワガタ

 

しかしいつどのタイミングでノコギリクワガタやミヤマクワガタが多く発生し始めるかは分かりません。

またコクワガタやヒラタクワガタも数が多くなって来れば、ウロ(穴)や樹皮裏には先に大型の個体などが入ってしまい、その結果、隠れる場所がなくなり、樹上に集まり出す場合もあります。

 

それゆえ、今の時期は

 

・時間が無い時は、木をある程度絞って採集。
・時間がある時は、どの木もまんべんなく採集。

 

こんな感じでやってみてはどうでしょうか?

 

しかし、上記でも書きましたが、地域によっては既にノコギリクワガタやミヤマクワガタが出始めている場所もあるかもしれません。いえ、実際にあるようです。

勿論そういった場所では、勿論蹴り採集も絡めて採集を行うのが良いと思います。

あくまでも私が通うフィールドを基準にお話ししておりますので、ご参考程度に読んで頂ければ幸いです。

皆様の採集ライフが充実したものになりますように、心よりお祈り申し上げます。

 

※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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2016年5月30日

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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。 第2回目のご報告です。 AM7:30、気温:23℃、天気:晴れ  山も本格的な夏に向けて、次第に緑が濃くなり活性化...続きを読む

2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。
第2回目のご報告です。

IMGP8680

AM7:30、気温:23℃、天気:晴れ

 山も本格的な夏に向けて、次第に緑が濃くなり活性化しているように見えます。

 

 

IMGP8480

今のこの時期の「クヌギ」の葉の様子。
このようにクヌギの葉も大きくなり、青々としてきましたが、まだ少し柔らかそうでみずみずしい印象を受けます。

 

IMGP8596

こちらは「ハルニレ」の葉。
今の時点のクヌギの葉よりはしっかりしていて、硬そうな印象を受けます。

この「クヌギ」「ハルニレ」は私のフィールドではクワガタ、カブトムシが集まるNo.1、2を争う木です。

 

IMGP8607

幾重にも枝分かれしたハルニレの木。

この木をパッと見て、ある箇所に注目しました!

どこだかお分かりになられますか?

 

IMGP8608

そうです、左上のこの枝別れしている所にウロ(穴)が開いています。
しかし遠すぎて肉眼では虫がいるかどうかを確認出来ません。

 

そんな時は、デジカメのズーム機能を利用します。

IMGP8610

上記画像より更にズームアップ。
ここまでズームアップして、初めてウロの中にクワガタらしき姿を捉える事が出来ました。

 

IMGP8606

更にズームアップ!

これくらいになると、中のクワガタの種類も分かりました。
ズバリ、「コクワガタの♂」ですね。

 

実はこのハルニレの木。向かって崖の方に伸びているので、近づくことが出来ない状況にあります。

デジカメのズーム機能で見て初めてクワガタの姿を確認出来ましたが、採集は不可能でした。

 

このように、ルッキング採集では、肉眼だけでは発見が難しい場合もあります。
そういった場合は「双眼鏡」「デジカメのズーム機能」を利用して、そこに虫がいるかどうかを確認出来る事が出来るので、利用すると便利です。

 

 少し場所を移動して、

 IMGP8594

結構大き目のハルニレのウロ(穴)。

 

このウロ(穴)の中から

IMGP8545

今年最初のヒラタクワガタ♂個体をGET!

とてもキレイな大きな♂です。
サイズは♂64mm(後程計測)となかなかのサイズ!

 

IMGP8553

しかし本当にキレイな♂個体です。
傷もなくツヤもあり。間違いなく新成虫個体でしょう。
まるでブリードして羽化して固まったばかりの個体のようにキレイです。

 

別のハルニレの木の根部に近いウロ(穴)を覗いて見ると、

IMGP8500 

奥で何かが動きました!

すかさず掻き出し棒で取り出してみると、

 

IMGP8566

これも立派なヒラタクワガタ♂個体でした。

サイズは♂62mm(後程計測)とまずまずのサイズです。

  たて続けに大型ヒラタクワガタをGETすることが出来ました!

 

続いてこちらのハルニレの木、

IMGP8503

ウロ(穴)や樹皮裏がないので蹴ってみると、

軽めのパラパラッと音がしました。

 

下の方を探して見てみると、

IMGP8704

コクワガタ♂が落ちていました。
サイズは♂38mm(後程計測)。

 

IMGP8689

もうひとつ、一緒にコクワガタ♀個体も落ちて来ました。
どうやらつがいでいたようです。

 

こちらのハルニレのウロ(穴)からでもなにか動きました。

IMGP8502 

 

掻き出し棒で取り出してみると、

IMGP8559

スジクワガタ♂28mm(後程計測)でした。

 

 

その後も採集を2時間ほど続けました。

 

その結果、

IMGP8561

大きいヒラタクワガタを含めた個体達が採れました。

 

本日の採集結果は、

 

コクワガタ♂9頭
コクワガタ♀2頭
スジクワガタ♂1頭
ヒラタクワガタ♂3頭

 

合計15頭

 

という結果でした。

 

 

IMGP8529

この辺りにも野イチゴがなっていました。

 

IMGP8531

前回紹介した野イチゴ(赤)とは違って黄色の野イチゴ。
種類が違うのでしょうか?少し食してみましたが、なかなか甘酸っぱくて美味しかったです。

 

第2回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたのでしょうか?
今回も黒虫ばかりでしたが、前回に見られなかったヒラタクワガタに出逢えたのは嬉しかったです。

しかもサイズもなかなか立派な♂60mmUPが2♂。
2♂共に美個体で素晴らしい個体でした!

 

また次回、どんな虫達に出逢えるでしょうか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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2016年5月26日

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5月も後半、いよいよ2016年度の野外採...続きを読む

5月も後半、いよいよ2016年度の野外採集(昆虫採集)開始!クワガタ野外採集(昆虫採集)第1回目です。   AM 6:30、気温:20℃、天気:晴れ ...続きを読む

5月も後半、いよいよ2016年度の野外採集(昆虫採集)開始!クワガタ野外採集(昆虫採集)第1回目です。

 

IMGP7994

AM 6:30、気温:20℃、天気:晴れ

 

採集地を目指し、山間を目指します!
気温20℃、気持ちの良い晴天ですが少し肌寒さを感じます。

 

IMGP8620

目的地のハルニレの林に到着です。

 

と、採集を始める前に、

IMGP8578

今年も例年恒例行事、山の神様にご挨拶をします。

「山の神様、今年も野外採集に参りました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます」と、声を上げて申し上げ、お神酒を大地に染み込ませて飲んで頂き、ご挨拶をさせて頂きました。

 

ご挨拶がすんだところで、今季の採集開始です!

 

IMGP8471

最初はこのハルニレの木。

ところどころ樹皮が剥げてデコボコになっている木です。

 

IMGP8472

じっくりと樹皮の間などを見ていきます。

 

すると、

 

IMGP8473

樹皮裏にクワガタらしきお尻が見えました。

 

慎重に取り出してみると、

IMGP8479

極小のコクワガタ♂個体。
今シーズンの初採集個体です。

サイズは♂15mm程でしょうか?
たった今蛹室より出て来たかのようなとてもキレイな♂個体。
傷一つありませんので越冬個体ではなく、おそらく新成虫でしょうね。

とても小さい個体ですが、初採集は何が採れても嬉しいもの。出逢えた喜びに感謝感謝です!!

 

IMGP8498

近くの同じハルニレの木のウロ(穴)を見てみると、

 

IMGP8693

これまたとてもキレイなスジクワガタ♂を発見!
体長は20mm半ば位といったところ。

 

IMGP8706

同じ場所からさらに小型のスジクワガタ♂個体も発見。
こちらはかなり小型で、スジクワ特有の斧状の内歯の形が完全に表れていません。

 

今度は少し移動して、

IMGP8484

クヌギの木にツタが絡まっている部分より樹液が出ています。
そのツタの影に隠れるように潜んでいるクワガタがいました。

 

IMGP8485

近づいて撮影してみました。
アゴと内歯の形状よりコクワガタのようです。

 

IMGP8489

取り出して撮影。立派なコクワガタ♂大歯型です。
サイズは♂35mm位といったところですね。

 

IMGP8691

そのツヤの裏側からコクワガタ♀個体も見つかりました。
こちらもとてもキレイな♀。間違いなく新成虫でしょう。

 

その後も楽しみながら採集を2時間程続けました。

 

そして、2016年度の初採集の結果は、

IMGP8712
初採集個体の一部

 

コクワガタ♂:8頭
コクワガタ♀:1頭
スジクワガタ♂:2頭

合計:11頭

という結果でした。

 

今回出逢えた種類はコクワガタとスジクワガタの2種のみ。
ノコギリクワガタやミヤマクワガタはもう少し後だとしてもヒラタクワガタにも会えなかったのは残念でした。

通常まだこの早期な時期だとコクワガタなどは越冬個体をよく見かけるのですが、今回出逢った成虫はほとんどが新成虫と思えるほどキレイな個体ばかりでした。

コクワガタとスジクワガタは寒さにも強い種なので、早くから活動しているのでしょうね。

採集したのはほとんどが木のウロ(穴)や樹皮裏採集。
木を蹴って落ちて来たのはコクワガタ♂1頭のみでした。

 

あと、蹴った際にこんなのも落ちて来ました。

IMGP8657

 【ヒゲコメツキ】
コメツキムシ科
体長:20~27mm程度
北海道~九州に生息

 

 

IMGP8532

ふと周りを見渡してみると野イチゴが沢山なっていました。

 

IMGP8533

赤く色づいていてとても美味しそうです。

 

如何でしたでしょうか?2016年の今季初採集:第1回目。
まだまだ数や種類は少ないものの、久しぶりなので、とても新鮮で非常に楽しみながら採集をすることが出来ました。

また次回の採集を楽しみにして2016年度の初採集のご報告を終了させて頂きたいと思います。

 

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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2016年5月23日

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前々回の日記で紹介した準備する採集道具、...続きを読む

前々回の日記で紹介した準備する採集道具、前回のクワガタ&カブトムシが集まる(採れる木)の日記記事に続いて、まず採集に行く前になるべく知っておきたい事、私Shih...続きを読む

前々回の日記で紹介した準備する採集道具、前回のクワガタ&カブトムシが集まる(採れる木)の日記記事に続いて、まず採集に行く前になるべく知っておきたい事、私Shihoが必ずしていることをご紹介していと思います。

またこの記事内容に関しましても、昨年紹介しておりますが、いよいよ採集時期が近づいて来ましたので、まだご覧になっていない方々の為にもう一度改めてご紹介してみたいと思います。あらかじめご了承下さいませ。

 

皆さんは、野外採集(昆虫採集)に行く時、どんな時に行かれますか?例を挙げるとすれば、

 

・仕事がお休みの時
・天気が良い時
・何だか自然と触れ合いたい時
・クワガタ&カブトムシと出逢いたい時
・子供さんと一緒に採集を楽しみたい時

 

と、色々と理由はありますよね。

折角計画していたのに行ってみたら採集地が雨で全然採れなかった。ってことはありませんか?

 

そんな時、あくまで私のやり方になるのですが、私は採集に行く前には必ず以下の事項を調べてから行くようにしています。

 

・採集地に近い地域の今現在の「天気」を調べる

・採集地に近い地域の「これまでの天気、降水量」を過去数時間さかのぼって調べる

・採集地に近い地域の「これからの天気」を、特に今後の雨雲の動きを調べる

・採集地に近い地域の「気温と、風の強さ」を調べる

 

 

IMGP5366
雨と霧につつまれた採集地の天候

 

野外採集(昆虫採集)に行くにあたって採集地の今現在の天気は重要です。今いる場所は晴れていても、採集地に行ってみて雨が降っていないとは限りません。それゆえ採集地の天気は事前に調べておくのが得策です。

では、そこにいないのにどうやってそんなことが分かるのか?ご心配なく。今の時代にはインターネットという強い味方がいます。

あくまで私のやり方ですが、私は野外採集に行く前は必ずインターネットで採集地の情報を調べてから行動するようにしています。

 

そこで一番頼りになるのが、インターネット内にある各種のお天気サイトの中のYAHOO!JAPAN天気・災害のというサイトです。
このサイトを見ると、採集地自体のピンポイントの天候を知るのは無理かもしれませんが、それでもその採集地に近い地域のおおよその天候、これまでの雨量、今後の雨雲の動き、気温、風の強さ等の情報が分かることが出来ます。

これらのサイトを有効に利用しながら、上記のポイントを調べて採集に行くようにしています。

 

では上記に書いた調べるポイントについて、なぜそれを調べる必要があるのか?の理由などをご紹介してみたいと思います。

 

【採集地に近い地域の今現在の「天気」を調べる】

インターネットのYAHOO!JAPAN天気・災害のサイトで天気を調べます。

晴れ、もしくは曇りならばOK。雨ならばNG。

 

 

【採集地に近い地域の「これまでの天気、降水量」を過去数時間さかのぼって調べる】

今現在は雨が降っていなくても、数時間前までに雨が降っていれば、採集地の木々達はとても雨で濡れた状態にあります。

そういう樹が濡れた状態の時は、樹の樹液も雨によって流れてしまっている可能性が高いので、虫の集まりもよくありません。

また蹴り採集をする際にも、樹を蹴っても虫がいたとしても、虫と一緒に雨も一緒に落ちて来てしまうので落ちたポイントを特定するのが難しくなります。

そういう意味でも非常に効率が悪いと考えられます。

そんな時はネットのYAHOO!JAPAN天気・災害のサイトで、雨雲の動き、「これまでの動き」でこれまでの雨雲の流れをチェックすると良いと思います。同時に降水量もチェックしておきましょう。最低でも3~4時間前まで雨が降っていない方が良いでしょう。

もし過去に雨が降っていても、降水量がほんのわずかの場合ならば、そこまで採集に影響しない場合もあるかもしれません。逆に降水量が多い場合にはより難しいと言えるでしょう。

 

 

【採集地に近い地域の「これからの天気」を、特に今後の雨雲の動きを調べる】

今は雨が降っていなくても、採集地に行ってすぐに降り出しては元も子もありません。

そんな時は同様にYAHOO!JAPAN天気・災害のサイトで、雨雲の動き、「これからの動き」で今後の雨雲の流れをチェックすると良いと思います。

後数時間もすれば雨雲がやってきそうな予報が出ていれば、思い切って中止するのも賢明だと言えます。

 

 

【採集地に近い地域の「気温と、風の強さ」を調べる】

気温が低いと虫の活動は鈍くなります。逆に気温が高いと虫の活動は活発になり、樹にもよく飛んでくるようになります。私的ですが、可能ならば25℃以上あるととても良いと考えています。

また風の強さも結構重要だったりします。風が強いと、木々が風で揺れてしまっているので、クワガタ達も落とされまいとガッチリと掴まっています。それゆえ、人が蹴った位では全然落ちて来ません。蹴り採集をメインに考えている方には強風は大敵だと言えると思います。

そんな時もネットのYAHOO!JAPAN天気・災害のサイトで気温や風の強さを確認します。

 

 

如何でしたでしょうか?
上記が私が野外採集(昆虫採集)に行く前に必ずチェックしておく天候対策です。

勿論、万全に対策を練って行動しても、天気には裏切られることもよくあります。

実際、昨年も2日連続で現地についた途端に雨が降り出し、採集を中止したこともありました。

なので絶対的ではないということをご理解の上、ご参考程度にして頂ければ幸いです。

少しでも皆様の採集が快適なものになり、採集率がアップすることをお祈り申し上げます。(^^)

 

※上記方法はあくまShiho個人の考え方&やり方ですので、あくまでご参考程度にお読み頂ければ幸いです。m(_ _)m ※

 

※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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2016年5月21日

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野外で昆虫を採集するには、どんな木に昆虫...続きを読む

野外で昆虫を採集するには、どんな木に昆虫が集まるかを知っていなければ、昆虫採集、特に樹液採集においては難しいと考えます。 2015年のシーズン終了辺りから、「ク...続きを読む

野外で昆虫を採集するには、どんな木に昆虫が集まるかを知っていなければ、昆虫採集、特に樹液採集においては難しいと考えます。

2015年のシーズン終了辺りから、「クワガタ、カブトムシが集まる木(採れる木)」として9回に分けて調べたデータを公開させて頂きました。

本来当初は今回のように一つの記事で一気にご紹介する予定でしたが、あまりにも記事が長くなりすぎた為、分割して9回に分けてご紹介しました。

少しずつみるのが面倒だという方は、こちら「まとめ編」から一気にご覧下さいませ。

ただ、記事が長い事をあらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。

 

 

 

「クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木」

 

では、私:Shihoが採集しているフィールドで撮影した実際の木の画像などを元にご紹介してみたいと思います。

 

 

★★★クワガタ、カブトムシが集まる木★★★

 

【クヌギ】

 

IMGP3792
クヌギの全体像

 

IMGP3793
クヌギの葉

 

IMGP3786
クヌギの葉:表側

 

IMGP3788
クヌギの葉:裏側

 

IMGP3790
クヌギの樹皮

 

<Shiho採集実績>

オオクワガタ、ヒラタクワガタ、ミヤマクワガタ、
ノコギリクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、
カブトムシ、カナブン、クロカナブン、アオカナブン

 

クヌギ。クワガタムシ、カブトムシが集まる木としては全国的に最も有名な木の一つではないでしょうか?

樹皮表面はゴツゴツとしていて、肉厚。樹液も濃厚で、発酵するとかなり強めの甘酸っぱい発酵した臭いがします。この木が流す樹液は強烈で、遠くまでかなりの臭いがします。

 

IMGP5787
クヌギの樹液。発酵した甘酸っぱい強烈な臭い

 

IMGP6304
同じくクヌギの樹液:白っぽい所が樹液が煮詰まっている箇所

 

また台場クヌギと呼ばれるゴツゴツといびつな形をしたクヌギは、人の手で伐採~成長~伐採と繰り返した為、いびつな形になり、木の穴(ウロ)が出来ている事も多く、オオクワガタやヒラタクワガタの格好の住処ともなっているようです。

 

IMGP3804
台場クヌギではありませんが、クヌギのウロ(穴)

 

上記画像は人の手が加わって形成された台場クヌギではありませんが、クヌギのウロ(穴)。中からはしっかりと樹液が出ています。こいいう場所にウロ(穴)を好んで潜むオオクワガタやヒラタクワガタ、コクワガタが入っている場合が多いです。

 

クヌギの樹皮裏に集まるミヤマペア、他
クヌギの樹皮裏に集まる昆虫達

 

 

クヌギ16
クヌギの樹液に集まる、ノコギリクワガタ、カブトムシ

 

全国的にみても言わずと知れたクワガタ、カブトムシ採集の木のエース格、クヌギ。まずはこの木を探してみると良いかもしれません。

 

 

【ハルニレ】

 

IMGP4031
ハルニレの全体像:1

 

ハルニレ0
ハルニレの全体像:2

 

IMGP4032
ハルニレの葉

 

IMGP4033
ハルニレの葉:表側

 

IMGP4034
ハルニレの葉:裏側

 

IMGP4035
ハルニレの樹皮

 

IMGP4060
樹液を流すハルニレの木

 

<Shiho採集実績>

オオクワガタ、ヒラタクワガタ、ミヤマクワガタ、
ノコギリクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、
ネブトクワガタ、アカアシクワガタ、カブトムシ、
カナブン、クロカナブン、アオカナブン

 

私の通うフィールドでは大活躍のニレの木。
詳しく調べてみると、ニレの中の「ハルニレ」という名称らしいです。近縁種にアキニレというのもありましたが、私がよく採集しているのは、おそらくハルニレだと思います。間違っていたらゴメンなさい。m(_ _)m

特徴は桜の葉のような葉っぱ。表面はツヤもなくザラザラとしている。樹液も良く出てほどよく発酵し、様々なクワガタムシ、カブトムシを引きつけます。

自然に放置されたハルニレの木はとても大きく育ち、ボクトウガなどによって穿孔され続け、木の穴(ウロ)が出来ている事も少なくありません。そこでは大型のヒラタクワガタや、時にはオオクワガタも入っていることもあります。

勿論木の穴(ウロ)だけではなく、枝先や樹皮裏、幹などにもクワガタムシやカブトムシが付きます。

 

IMGP5553
ハルニレの木の枝先に付くノコギリクワガタの♂♀

 

IMGP5636
若いハルニレの木の幹に付く昆虫たち

 

IMGP4229
ハルニレの樹皮裏に隠れるヒラタクワガタ♂

 

IMGP6649
細いハルニレの樹液を舐めるカブトムシ

 

ハルニレ17
ハルニレの樹液酒場でハーレム化するヒラタクワガタ達

 

地域によってはハルニレはあまり見られない所もあるらしいですが、私にとってはクヌギの木よりもこちらのハルニレの木の方がエース格と言っても過言ではありません。

 

 

 

【コナラ】

 

IMGP3866
コナラの全体像

 

コナラ樹皮1
コナラの樹皮

 

コナラ10
コナラの葉

 

コナラ12
コナラの葉:表側

 

コナラ13
コナラの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、
スジクワガタ、アカアシクワガタ、カブトムシ、
カナブン、アオカナブン

 

私の中ではハルニレ、クヌギの強力ツートップに次点に当たる木、コナラです。

コナラはあくまで私の感覚ですが、先に紹介したクヌギ、ハルニレと比べると、樹液的には若干ですが薄くさらっとした印象があります。でも時には下記画像のように樹液が噴出している所もあり、甘酸っぱい発酵臭がします。

クワガタムシ、カブトムシを引き付ける力は強力!木の穴(ウロ)で採れるというよりも、木の枝や幹についているといったような感じでしょうか。よってルッキング採集や蹴り採集がメインの採り方となります。

 

IMGP5645
コナラの木の樹液に付く昆虫たち

 

IMGP6020
コナラの樹液に来たノコギリクワガタ♂

 

またコナラは平地~比較的標高の高い場所でも幅広く見かけます。このような木を見つけた場合は、とりあえずチェックしてみて下さいませ。

 

 

【ミズナラ】

 

ミズナラ1
ミズナラの全体像

 

ミズナラ6
ミズナラの樹皮

 

ミズナラ2
ミズナラの葉

 

ミズナラ3
ミズナラの葉

形はコナラに似るがコナラより葉は大きい。
色もコナラより心なしか少し明るめ。

ミズナラ4
ミズナラの葉:表側

 

ミズナラ5
ミズナラの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、
スジクワガタ、アカアシクワガタ、カブトムシ、
カナブン、アオカナブン

 

ミズナラ。コナラより少し標高が高い所で多く見られる傾向があります。

私が通う採集フィールドでは、生えているもののそこまで数は多くなく、見かけるのはコナラの方が多いです。

しかしクワガタは集まります。採集実績はコナラとほぼ同じ種類ですが、ミズナラではミヤマクワガタが多く採れます。

樹液の出はコナラと似ていて若干ですが薄くさらっとした印象があります。でも時には荒い樹皮の割れ目などから樹液が噴出している所もあり、甘酸っぱい発酵臭がします。

コナラ同様、木の穴(ウロ)で採れるというよりも、木の枝や幹についているといったような感じでしょうか。よってルッキング採集や蹴り採集がメインの採り方となります。

 

 

【シラカシ】

 

シラカシ2-1
シラカシの全体像

 

コナラの樹 樹皮
シラカシの樹皮

 

コナラの葉・表
シラカシの葉:表側

 

コナラの葉・裏
シラカシの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、
カナブン、クロカナブン

 

カシの木の種の中のシラカシです。
樹液の質はにじみ出るような感じで、サラッと薄い印象があります。

 

IMGP5789
樹液がにじみ出ているシラカシの木

 

シラカシ樹液1
木の根元部分から樹液が出ているシラカシの木

 

シラカシの木は公園や神社などによく植えられており、時間が経つと結構な大木に育ちます。

私が通うフィールドにあるシラカシでは蹴ると主にノコギリクワガタが落ちて来ることが多いです。実際先日夜に採集に行った際、樹液にノコギリの大歯♂が付いて樹液を舐めていました。その他ではコクワガタ、ミヤマクワガタも採れる事があります。

 

シラカシ10
シラカシの樹皮から染み出る樹液に付くノコギリ♂
(ノコのアゴ下の白っぽいのが樹液です)

 

また他の場所では、シラカシの周りには沢山のクヌギの木もありました。さすがにクヌギの木の樹液パワーには適わないようで、ほとんどのクワガタ、カブトムシはクヌギの樹液に付いていました。

でもその時もノコギリクワガタが2頭ほど付いていましたので、クワガタ、カブトを引き付ける樹液は間違いなく出すようです。とりあえずシラカシを見つけたら、まずはルッキングしてみると良いと思います。

 

 

 

【アラカシ】

 アラカシ2-1
アラカシの全体像

 

アラカシ2-2
アラカシの樹皮

 

アラカシ2
アラカシの葉

 

アラカシ2-4
アラカシの葉:表側

 

アラカシ2-5
アラカシの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ノコギリクワガタ、コクワガタ、カナブン

 

シラカシと同様、カシの木の種類、アラカシです。全体像、樹皮などほとんどシラカシと酷似しますが、葉っぱの形(鋸歯の位置)が若干異なるようです。

樹液はシラカシ同様ににじみ出るような感じで、サラッと薄い印象。木の個々の差もあるでしょうが、あくまで私が見てきた感じでは、アラカシよりもシラカシの方がまだ樹液力が強いような感じを受けました。でもそれも地域差や個体差があると考えます。

とはいえ、こちらも採集実績はあります。
種類的にはノコギリがよく付いています。

 

 

【タチヤナギ】

 

IMGP5627
タチヤナギの全体像

 

IMGP5629
タチヤナギの樹皮

 

IMGP5632
タチヤナギの葉:表側

 

IMGP5633
タチヤナギの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、
スジクワガタ、ヒラタクワガタ、アカアシクワガタ、
カブトムシ、カナブン、アオカナブン

 

タチヤナギの木。標高の低い場所~標高の高い場所まで幅広く見られます。河川敷や山間の川沿いに生えていることが多いですね。

ヤナギの木は日本には約30種類もあるそうです。良く知られていて有名なのはシダレヤナギですが、私がいつも採集するのはこのタチヤナギという種類です。

 

このタチヤナギの木、クワガタ、カブトムシはよく集まります。
標高の低い河川敷などではヒラタクワガタやカブトムシ、ノコギリクワガタなどをよく見かけます。

ある程度標高のある(標高約300m位)山間の川沿いでもよくタチヤナギを見かけます。その辺りではミヤマクワガタを中心にノコギリクワガタ、スジクワガタ等をよく見かけています。

更に標高の高い場所にあるヤナギの木ではヒメオオクワガタやアカアシクワガタなども捕獲出来るようです。全国的にもよく生えている木ですので、覚えておいて損は無いはずです。

 

 

 

【クリ】

 

IMGP4363
クリの全体像

 

 

クリ6
クリの樹皮

 

クリ2
クリの葉

 

IMGP4364
クリの木の葉:表側

 

IMGP4365
クリの木の葉:裏側

 

クリ8
クリの実

 

<Shiho採集実績>

ノコギリクワガタ、コクワガタ、
カブトムシ、カナブン

 

 秋の味覚の一つでもある、クリ(栗)。この木も立派な広葉樹の木で、あまりメジャーではないかもしれませんが、クワガタ、カブトムシが集まる木の一つでもあります。

樹液が出ている所になかなかお目にかかりずらく、出ていたとしても樹液的には少し薄い(弱い)感じがます。それでも周りに強烈な樹液が出ている木がなければ集まってくることもあります。

ただしクリ(栗)の木はほとんどが人為的に植えられている事が多いので、そのような場所に無断で採集していると持ち主に怒られてしまうことがあるので、注意が必要です。

 

 

 

【アカメガシワ】

 

 アカメガシワ20
アカメガシワの全体像

 

アカメガシワ1
アカメガシワの葉の群生

 

アカメガシワ22
アカメガシワの樹皮(大型木)

 

アカメガシワ2
アカメガシワの若木の樹皮

 

アカメガシワ9
アカメガシワの葉:表側

 

アカメガシワ10
アカメガシワの葉:裏側

 

アカメガシワ6
真っ黒いアカメガシワの実

 

<Shiho採集実績>

ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタ、
カブトムシ、カナブン、クロカナブン

オキナワノコギリ、
オキナワヒラタ(沖縄やんばるにて)

 

クヌギやニレなどに慣れている私にとっては少し変わった感じがする木です。木自体もそんなに大きくないものも多く、枝別れした辺りからよく樹液が出ているのを見かけます。

沖縄では樹液採集をする時はミカンの木とアカメガシワの木をよく見ます。実際私も沖縄に行った時、やんばるというところで、アカメガシワの木についているオキナワノコギリとオキナワヒラタを採集した事があります。沖縄では樹液採集をする場合、主力の木だとも言えます。

 

アカメガシワ14
アカメガシワの樹液を舐めるカブトムシ♂

 

樹液の質はさらりとしたような感じで、黒っぽくにじんでいる事が多いです。周りに強力な樹液を出す木が無い場所などでは結構クワガタムシ、カブトムシが集まって来ます。時には大きなヒラタクワガタが来ているのを見たことがありました。なかなか侮れない木だと思います。

 

 

【タブノキ】

 

タブ2
タブノキの全体像

 

タブ3
タブノキの樹皮

 

タブ4
タブノキの葉と実

 

タブ6
タブノキの葉の表側

 

タブ7
タブノキの葉:裏側

 

タブ8
タブノキ:実

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、
コクワガタ、カナブン

 

数年前に行ったポイントに大きなタブノキの木があり、そこにミヤマ、ノコ、コクワガタなどがついていました。枝先というよりは木の幹の樹皮よりにじみ出てくるような薄い樹液をかろうじてなめているといったような印象を受けました。

タブノキの木はかなり大きくなり、かなり上の方にクワガタが付いている場合もあります。蹴ったら落ちて来たことでクワガタがいるという事が分かる事もしばしば。しかしとても大きくて頑丈な木が多いので、蹴って木を振動させるには骨が要ります。樹液の臭いはあまりなく、あっさりとした印象があります。

 

 

【イタヤカエデ】

 

イタヤカエデ15
イタヤカエデの全体像

 

イタヤカエデ6
イタヤカエデの樹皮

 

イタヤカエデ8
イタヤカエデの葉

 

イタヤカエデ2
イタヤカエデの葉:表側

本州産のカエデ類の中で唯一鋸歯(葉のギザギザ)がないのが特徴

 

イタヤカエデ3
イタヤカエデの葉:裏側

裏側を見てみると、基部だけに毛の固まりがある

 

イタヤカエデ4
裏側の拡大画像、基部に毛の固まりがある

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ
カナブン、アオカナブン、クロカナブン

 

イタヤカエデ。もう10年以上前に友人に教えられ行っていた採集ポイントの一つに何本か生えていました。そこは近くにお寺があって、境内ではありませんでしたが、道沿いにイタヤカエデの木がありました。

葉っぱがもみじみたいな形をしているので、この様な木でクワガタが付いているのか半信半疑でしたが、よく見るとミヤマクワガタ、ノコギリクワガタが樹皮表面や枝ににじみ出ている樹液を舐めに沢山付いていたのを思い出します。

 

イタヤカエデの葉はもみじのような形をしています。本州産のカエデ類の中で唯一、鋸歯(葉のギザギザ)がなく、縁取りはつるっとして波打っているのが本種の特徴です。

また葉を裏返すと根元(基部)の部分に毛の固まりがあります。樹液は舐めると甘いです。カエデ(この場合サトウカエデという種らしい)の樹液は、ホットケーキ等にかけるメープルシロップの原料になるらしいので、その仲間の木ならば甘いのもうなずけます。

 

イタヤカエデ10
イタヤカエデの樹液を舐めるクロカナブン

 

今の私の採集はハルニレ、クヌギ中心に見ていますが、イタヤカエデ、侮れない木の一つだと思います。見かけた時は要チェックです。

 

 

【ケンポナシ】

 

ケンポナシ6
ケンポナシの若木の全体像

 

ケンポナシ2
ケンポナシの樹皮

 

ケンポナシ3
ケンポナシの葉

 

ケンポナシ4
ケンポナシの葉:表側

 

ケンポナシ5
ケンポナシの葉:裏側

 

 

<Shiho採集実績>

ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタ、
カブトムシ、カナブン、アオカナブン、クロカナブン

 

ケンポナシの木、実は私が知っているこの木のあるポイントは2ヶ所しかありません。しかも樹液が出ているポイントは1ヶ所だけ。

よって採集回数もその場所だけで、2~3回程しかこの木で採集したことしかありませんが、その時はカブトムシがかなり沢山採れました一回の採集で20頭近く。

そ の場所は3~4本まとまってケンポナシが生えていましたが、どのケンポナシの木も樹液の出も良くカブトムシがついていました。他にはノコギリ、ミヤマクワガタ、コクワガタ、などが数頭ですがついていました。カナブンは多数いました。樹液は結構濃く、樹皮裏から出ていた樹液はかなりの発酵臭がありました。

上記画像で紹介してるケンポナシの木は、その後別の場所で見かけたケンポナシです。残念ながら若木ゆえそこまで大きく育っておらず、樹液も出ていませんでした。

しかし樹液が出ていたケンポナシ木は印象があまりにも強烈でした。ケンポナシの木、今後見かけたら要注意ですね。

 

 

ここまでが、私自身、実際にその木に出逢って採集したことのある実績とデータです。
全国にはまだその他、クワガタムシ、カブトムシが集まる木が沢山あります。私自身はまだそれらの木にもお目にかかっていないか、あるいは見過ごしてしまっているかですが、クワガタムシ、カブトムシが集まり、採集できるという木を全てではありませんが、私なりに調べ上げた分だけでもご紹介しておきます。

 

 

【スダジイ】

 

スダジイ大1
とてつもなく大きなスダジイの全体像

 

スダジイ1
小さなスダジイの若木の全体像

 

スダジイ2
スダジイの葉:表側

 

スダジイ3
スダジイの葉:裏側

 葉の裏が黄金色っぽく見えます。

スダジイ4
スダジイの葉:表側

 

スダジイ5
スダジイの葉:裏側

 

スダジイ6
スダジイの樹皮

 

<Shiho採集実績>

なし

 

スダジイと聞くと、私は沖縄でのマルバネ採集を思い浮かべます。マルバネクワガタは夜間シイの木に付くそうで、その話は有名です。

スダジイはかなり大きくなり、巨木になることでも有名です。ただ私は残念ながら樹液が出ているのをあまり見たことがありません。本土での一般的なクワガタ、カブトムシ採集においてはあまり採れた話は聞かず、実際私も残念ながらスダジイの木で採集した経験はありません。

一般的なクワガタムシ、カブトムシならばあまりお勧めの木とは言えませんが、逆にマルバネクワガタに関して言えばかなりお勧めの木になるのではないかと思います。

 

 

【ヤシャブシ】

 

ヤシャブシ1
まだ若木のヤシャブシの全体像

 

ヤシャブシ2
ヤシャブシの若木の樹皮

ヤシャブシは老木になると縦横に不規則な割れ目が入るそうですが、このヤシャブシの木はまだ若い為、その兆候が見られないようです。

 

ヤシャブシ11
ヤシャブシの葉と実

 

ヤシャブシ6
ヤシャブシの葉:表側

 

ヤシャブシ7
ヤシャブシの葉:裏側

 

ヤシャブシ5
ヤシャブシの実

 

ヤシャブシ8
ヤシャブシの熟した実

 

<Shiho採集実績>

なし

 

ヤシャブシ、私が通うフィールドにも良く探してみたらありました。結構な数があったのですが、正直今までこのヤシャブシでクワガタを採集した事がありません。

私が採集するポイントではハルニレ、クヌギ、コナラ等と、強力な樹液を出す木が多数存在するので、クワガタ達はどうしてもそちらの方に集まってくるようです。

ヤシャブシは標高の高い場所でも生えているそうなので、ヤシャブシの木でクワガタを狙うのならば、少し標高を上げて、ハルニレやクヌギなどの木が無い場所にあるヤシャブシの木を探してみるとクワガタ達がついている可能性が高いのではないでしょうか?

 

 

 
【アベマキ】

 

アベマキ1
アベマキの全体像

 

アベマキ3
見た感じはクヌギに似ている

 

アベマキ4
アベマキの樹皮

 

アベマキ5
アベマキの葉と実

 

アベマキ7
アベマキの葉:表側

クヌギの葉と似ているが、クヌギと比べると若干丸みを帯びている

 

アベマキ8
アベマキの葉:裏側

裏側は微毛が生え、クヌギの葉と比べると白っぽい

 

アベマキ9
アベマキの実

 

<Shiho採集実績>

なし

 

アベマキの木。今回調べるまでこの木を実際見た事がありませんでした。私が通う採集フィールドでもお目にかかる事もありませんので、当然この木でクワガタ、カブトムシを採集した事はありません。

しかし調べてみると、地域によっては生えている所も多いらしく、樹液の出も質も良く、クワガタ、カブトムシもよく集まってくるようです。

良く見てみると確かにクヌギに良く似ていて、樹液が出ていればクワガタ達が集まって来そうな雰囲気をしています。樹皮はゴツゴツとして荒く、コルク層も厚そうです。手で押すと弾力があります。

もし皆さんの採集フィールドにあったならば、是非チェックして見て下さいませ。

 

 

【カシワ】

 

カシワ1
カシワの全体像

 

カシワ3
カシワの樹皮

 

カシワ5
カシワの葉

 

カシワ6
カシワの葉:表側

鋸歯は丸くギザギザにはならない

カシワ7
カシワの葉:裏側

裏は白っぽい。表も裏も微毛が生えている。

 

<Shiho採集実績>

なし

 

カシワの木。5月5日の端午の節句にお供えされる「かしわ餅」の葉で使用されます。今回色んな木を調べていき、途中人の話を色々と聞きました。その中でご年 配の方達が「カシワの木でよくカブトムシが採れるよなー」との話を何人かの方に聞き、今回紹介してみることにしました。

実際ネットでも調べてみると、やはりカシワの木での採集実績はあるらしいです。私も実際カシワの木は見たことがなかったのですが、幸運なことにある公園で見つけることが出来ました。

樹皮&葉はミズナラの木によく似ています。ミズナラの葉のギザギザ(鋸歯)がないバージョンといった感じでしょうか。

地域によってはかなりお勧めの木の一つになるかもしれません。私も今後採集に出かけた時は気を付けて見てみようと思います。

 


【オニグルミ】

 

オニグルミ1
オニグルミの全体像

 

オニグルミ3
オニグルミの樹皮

 

オニグルミ9
オニグルミの葉

 

オニグルミ10
オニグルミの葉:表側

 

オニグルミ11
オニグルミの葉:裏側

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
オニグルミの実

 

<Shiho採集実績>

なし

 

オニグルミの木。
山沿いの沢や渓流、河川敷などに多く見られる。樹液はさらりとしてにじみ出るような感じ、樹皮が黒っぽくなってる所は樹液が出ている可能性が高いです。

全国的にもクワガタ、カブトムシが集まる木としてもかなり有名らしいですが、お恥ずかしい話、私の採集実績はありません。私が通う採集フィールドでは全く見かけない木でもあります。というか見落としているだけかもしれませんが・・・・。

川に実(種)を落として、水流を利用して種を遠くまで運んで生息範囲を広げるらしいのです。凄いですね。自然と言うのは良く出来ているものだな~と感心させられます。

川の近くで採集する時にはこの木もチェックして見ると良いかもしれません。

 

 
【ユリノキ】

 

ユリノキ2
ユリノキの全体像

 

ユリノキ4
ユリノキの樹皮

 

ユリノキ3
ユリノキの葉

 

ユリノキ5
ユリノキの葉:表側

 

ユリノキ6
ユリノキの葉:裏側

 

<Shiho採集実績>

なし

 

ユリノキ。北米原産の外来種。公園樹や街路樹としてよく植えられているらしいです。樹液が出ている所にはクワガタ、カブトムシも集まる事もあるらしいです。

外来種ゆえ、日本の雑木林などに自生することはなく、私も採集フィールドではお目にかかったことはありません。今回、クワガタが集まる木の事を調べていて初めてお目にかかりました。

葉もとても大きく、木自体もかなり大きくなるそうです。実際この画像のユリノキも30mほどありました。

 

何本か見ていったところ、樹液が出ているユリノキを発見しました。

ユリノキ7
ユリノキの樹液

ふむふむ、こんな感じで樹液は出るんですね。

残念ながらこの樹液には何も集まっていませんでした。

葉が特徴のある形をしているので分かりやすいと思います。見かけたら一応チェックしてみると良いでしょう。

 

 
【ケヤマハンノキ】
【サイカチ】

 

 ※これらの木は今後画像や採集出来た等のデータが入手しましたら、随時追加アップしていく予定です※

 

番外編:熟した実にあつまる木

【イヌビワ】

イヌビワ6
細いイヌビワの若木の全体像

 

イヌビワ1
ある程度の太さのイヌビワの木

 

イヌビワ2
イヌビワの樹皮

 

イヌビワ3
イヌビワの葉

 

イヌビワ8
イヌビワの葉:表側

 

イヌビワ9
イヌビワの葉:裏側

 

イヌビワ4
イヌビワの実

 

イヌビワ7
イヌビワの実

 

イヌビワ5
イヌビワの熟した実

 

イヌビワ実1
イヌビワの実の拡大画、こんな大きさ

 

イヌビワ実2
イヌビワの実の断面

イチジクに似ている。水分多めで、ほのかな甘みがある

 

<Shiho採集実績>

カナブン、シロテンハナムグリ、カブトムシ

 

イヌビワの木。この木の場合、樹液に集まるというよりも、熟した実に集まる事があります。私が通う採集フィールドでもよく見かける木で、熟すと黒い実がなります。熟した実は水分を多く含み、甘みがあり、イチジクに似たような感じがします。

熟した実には、クワガタ、カナブンやシロテンハナムグリ、時にはカブトムシさえ集まることがあります。実際私もカブトムシが顔を突っ込んで食べている所を何度も見ています。

 

IMGP7571
イヌビワの熟した実に付く小型のコクワガタ♂

 

人間も食べられるイヌビワの実。ごちそうとなるのは人間だけではないようです。鳥達も好物なようで、黒く熟した実は発見が遅れると次々と食べられてしまいます。

木(樹液)に集まるわけではないのですが、カブトムシ等は集まることがあるので今回番外編として、掲載しました。

クワガタムシの採集は難しいかもしれませんが、カナブン系、カブトムシが好きな方には要チェックかも。見かけたら一度チェックして見るのも良いかと思います。

 

 

如何でしたでしょうか?
今回、クワガタムシ、カブトムシが集まる木の紹介をさせて頂きました。勿論、この他にもクワガタムシ、カブトムシが集まる木はまだまだ沢山あるかと思います。今回はあくまで一部のご紹介となりますことをご了承下さいませ。

どの木も立派にクワガタムシ、カブトムシを集めてくれる木です。ただここで一つ注意してほしい事があります。

日本全国、様々な場所において集まりやすい木はそれぞれ異なる事だと思います。今回ご紹介したデータはあくまで私:Shihoが実際に私が通うフィールドにて実際に採集して感じたものを元に書いていますので、このデータが必ずしも正論ではないことをご理解&ご了承下さいます様お願い申し上げます。

 

また確実な正式名称は只今勉強中です。上記でも書きましたが、今回ご紹介した木も、もしかしたら正式な名前が間違っているかもしれません。

ただ<採集実績>がある木は間違いなく私が実際に採集したことのある種類の木ですので、この画像の様な木を皆さんのフィールドで探してみて下さいませ。きっとそこには皆さんの大好きなクワガタムシ、カブトムシがいることだと思います。(^^)

 

※この方法はあくまで私自身のやり方です。
 人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。

 

※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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2016年5月19日

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