
本土ヒラタ、国産オオクワに続いて幼虫観察のご紹介となるのは【本土ノコギリクワガタ】です。
一般的に全国でも良く採集出来、広く知られているクワガタです。
では飼育時のデータをご紹介。
【飼育種】
和名:ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus inclinatus
産地:日本国
【産地】
宮崎県産(自己採集累代もの)
【累代】
CB
【飼育しているエサ】
EP-1100菌糸
【幼虫初回投入日】
H28/11/6(1~2令投入)
【管理温度】
25~27℃前後(最初の2ヶ月程度)
21~23℃前後(H29年1月位~現在)
上記が飼育時のデータです。
H28/11/6に菌糸ビンに投入!
H29/1/8の菌糸ビンの様子
食が細いのか、そこまで食痕は見られない感じ。
H29/2/27の様子。
それなりに育っているのか?
1月の頃とあまり食いは変わらない。
国産オオクワ等と比べるとかなり小型に見えてしまう。
しかし幼虫の色合い自体はまだ白っぽいので、まだ蛹化は先でしょう。
小さいなぁ、♀でしょうか?
全体的にビン底に居る事が多い感じです。
まだまだ成長の余地がありそうですね、今後も見守っていきたいと思います。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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この時期はどうしても幼虫飼育の話題が多めになってしまいますね。
先日、本土ヒラタ♂の蛹化情報を提供して頂いたH氏より、また新たな画像と情報が送られれて来ました。
今回は、
国産オオクワガタ♀の羽化直後の画像でした。
H氏から頂いた情報をご紹介。
【飼育種】
和名:国産オオクワガタ
学名:Dorcus hopei binodulosus
産地:日本国
【産地】
宮崎県産
【累代】
CB
【飼育しているエサ】
Element菌糸ブロックを1000cc瓶詰め替え
【幼虫投入日&交換時期】
H28/9/10:(1令投入)
H29/1/5:2本目交換
【管理温度】
25~27℃前後
上記が飼育時のデータです。
1000cc瓶を使用した菌糸2本羽化。
ただ2本目の菌糸ビンは交換後、ほとんど食することもなく暴れが始まり、すぐに蛹室を形成したらしいです。
実質1本羽化と変わらないということですね。
しかし、こちらもスピード羽化ですね。
ほぼ5ヶ月程での羽化となります。
やはり比較的高めの温度管理の影響が出てしまったのかもしれません。
我が家のオオクワガタ達は幸いにもまだ蛹にもなっていません。もう少し頑張って少しでも大型になってくれることを期待したいと思います。
H氏、情報提供ありがとうございました!
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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何度かこの日記でも登場して頂いている地元のクワ共のH氏。
先日、H氏より連絡があり、H氏宅でも本土ヒラタの♂も蛹化ラッシュが始まっているとの事。
♀の羽化報告は受けていましたが、♂もいよいよ蛹化とは。。。
下記2枚の画像を見せて頂きました。
宮崎県産本土ヒラタクワガタWF1♂の蛹個体。
内歯が下の方にあり、中型以上クラスの個体のような気がします。
H氏から頂いたデータをご紹介すると、
【飼育種】
和名:ヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus
【産地】
宮崎県産
【累代】
WF1(野外品♀の持ち腹産卵幼虫)
【飼育しているエサ】
きのこマット
【使用している容器】
ガラス瓶1000cc
【幼虫初回投入日】
H27/8/27
【管理温度】
26~27℃前後
今の時点で5ヶ月と3週間程度ですね。
管理温度がやはり高めなのでやはり成長が早いようです。
我が家の♂はまだ蛹になってはいませんが、そろそろ蛹になる個体が現れだすかもしれませんね。もう少し幼虫期間を過ごして少しでも大きくなって欲しいものです。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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先日、日記内でもご紹介した、羽化直前まで来ていた前蛹の本土ヒラタの♀。
そう、この個体です。
久しぶりにチェックして見ると、やはり既に羽化していました。
しかし、よーく見てみると、
何と、蛹室内にきのこが発生!
まぁこの個体は既に羽化しているので、そこまで気にする必要はないのですが、これがもし前蛹の段階や蛹の段階で蛹室内にきのこが発生した場合、私は極力取り除くようにしています。
なぜかと言いますと、その生えたきのこがジャマになって蛹化した際、圧迫され蛹化不全を起こしたり、あるいは羽化の時で羽化時の柔らかい羽があたったりして羽化不全になる可能性があるからです。
本当はこうなる前に気付いて対処してやらなければならなかたのですが、しかしこの♀はきちんと影響もなく羽化してくれた様子です。
羽化してまだ10日も経っていないので、本来ならば蛹室内に留めたままで体が固まるのを待つのですが、今回はきのこがまだまだ生え育ちそうなので、一旦成虫を取り出して、蛹室内の清掃を行いたいと思います。
菌糸ビンのキャップを開けてみると、上面にはこんなにきのこが発生していました。
弊社でも販売しいている虫スプーン大ですこしずつ菌糸を掘っていきます。
蛹室に到達!
本土ヒラタ♀の全体が見えました。
真横から見るとこんな感じで露天掘りしました。
スプーンを使って♀を丁寧に取り出しました。
身体もほぼ黒く固まっているようです。
お腹側はまだ若干の赤みがありました。
お腹側まで完全に黒くなったら一安心ですね。
まだ完全には固まっていないので、優しく軽~く計測。
体長は♀38.2mm程を示しました。
♀を取り出している間に蛹室内を清掃。
生えていたきのこをキレイに取り除きます。
宮崎県産本土ヒラタクワガタ
WF1♀38.2mm
さすが新成虫、ツヤもありとてもキレイです。
羽化サイズは40mmに届かなかったのが残念ですが、4ヶ月程度の早期羽化では仕方ありません。明らかに私の管理ミスですね。
とはいえ、野外で見かける個体ではこのクラスのサイズでも十分大型の部類に入ります。菌糸やマットの栄養価というのは凄いですよね、改めて実感させられます。
名残惜しいですが、まだ完全に固まっていないようなので、再び蛹室内に戻ってもらいます。
清掃完了した蛹市内に戻し、
キャップを閉めて完了。
しばらくはこれで様子を見ます。
ただ体も完全とは言えないまでもある程度は固まっているので、しばらくしたら潜って行くかもしれません。
如何でしたでしょうか?
あくまで私のやり方ですが、上記の様に蛹室内にきのこが生えてきたり、異物が見つかった場合には、状況にもよりますが、露天掘りして除去するようにしています。
今回はたまたま成虫には何の影響もありませんでしたので、ラッキーでした。チェックはこまめにするものですね・・。精進したいと思います。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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寒い日が続きますね~。
この日記でも何度も書いていますので、ご覧の皆様もご存じだとは思いますが、私が在住しているのは九州・宮崎県。南西諸島や沖縄などを除けば、本土でも1、2を争う位の暖かい県です。
しかしそんな南国宮崎県といえど、年に数回は寒波による極寒の日が訪れることがあります。
ちょうどここ数日はまさにそんな日で、風も強くかなり寒い日が続いています。
ふと、山はどうなっているかなぁ、とそんな気持ちになり、地元のクワ友を誘ってドライブがてら毎年クワガタを採集している場所に訪れてみる事にしました。
今回は数ある採集ポイントの中でも少し標高が高い場所に行ってみることにしました。
この時点では山肌などには雪は見当たないので、やはりこの寒波といえど、宮崎で雪をみるのは難しいのかなぁ~と思っていました。
しかし、ポイントに到着すると、
何十cmも積もっているというわけではありませんが、それでも積雪を確認!!
久しぶりの雪を見ました!
宮崎県、特に平野部では本当に雪が降る事は滅多にないので、このような景色を見るのは本当に数年ぶりです。
一緒に来たクワ友達と年甲斐もなく、はしゃいでしまいました。
この時期のクワガタがあつまる木、いわゆる広葉樹は葉を落とし、枯れ木のように見えるので、夏場と風景は一変してしまいます。
今現在2月。あと3ヶ月もすれば、活動の速いコクワガタ等から姿を現してくれることでしょう。夏の到来が待ち遠しいです!
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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最近、本土ヒラタクワガタの幼虫観察記事ばかり書いていたような気がしますので、今回は別の種を。。。
定番ですが、国産オオクワガタの【幼虫飼育経過観察】をご紹介してみたいと思います。
まずは飼育種のご紹介です。
【飼育種】
和名:国産オオクワガタ
学名:Dorcus hopei binodulosus
産地:日本国
【産地】
宮崎県産(自己採集累代もの)
【累代】
CB
【飼育しているエサ】
EP-1100菌糸
【幼虫初回投入日】
H28/10/24(1~2令投入)
【管理温度】
25~27℃前後(最初の2ヶ月程度)
21~23℃前後(H29年1月位~現在)
上記が飼育時のデータです。
沢山のオオクワガタ入り菌糸ビン
上記画像は1月8日の頃の様子。
いい感じで食痕が出ています。
この時点で菌糸ビン投入して約2ヶ月って所です。現在はこの頃より管理温度を少し低めに設定しています。
この画像は1月20日頃の様子。
かなりデカい幼虫になっています。
立派な幼虫ですね~。
この大きさならば♂確定ですね。
こちらも良い感じで幼虫が見えていました。
こちらは大きさからいって♀のようです。
若干黄色味ががっているものの、まだ食べてくれそうな感じですね。
今回、このオオクワガタの幼虫飼育ですが、菌糸ビンに投入してからの最初の2ヶ月は成長を促すため、25~27℃程度で飼育。
まぁ同時に産卵セット組んでいたのもあった為、偶然的にそうなってしまったのではありますが・・・。
そして、その後2令後期、3令初期程度になって少し管理温度を低めに設定し直しました。
あまりに高温状態を続けるとすぐ蛹化してしまう可能性がある為、ここは少し低温でゆっくりと育って欲しくその温度帯キープで現在も管理中です。
先日ご紹介した本土ヒラタクワガタの♀はあまりにも早い羽化でしたので、ここはもう少し頑張ってゆっくりと大きくなってほしいものです。
現時点ではこんな感じで育っています。
時期的にいって菌糸ビン交換もそろそろなのですが、また今後の様子もご紹介していきたいと思っております。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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先程、お電話でご質問を受けたお客様より、カネギエーテルノコギリの飼育方法について尋ねられました。
カネギエーテルノコギリ、懐かしいですね!
小型の外国産ノコギリクワガタですが、色合いも形状も素晴らしく格好良く個人的には大好きなクワガタです。
今日は、そのカネギエーテルノコギリの飼育方法についてご紹介して見たいと思います。
※ここにご紹介します内容は過去の日記の内容と重複する箇所がございます。何卒ご理解&ご了承下さいませ。
ではまず飼育種の紹介から、
【飼育種】
和名:カネギエーテルノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus kannegieteri
飼育方法もとても容易な種です。
幼虫飼育と産卵方法をご紹介します。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸、くわマット、きのこマット、完熟マット
【飼育容器】
プリンカップ120cc~300cc
【えさ交換回数】
ほとんど交換なし
【設定温度】
23~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)
ま ず幼虫飼育ですが、とても容易。
菌糸(Basicでもelementでも可)でもOKですが、マットでも同じくらいのサイズで育ってくれていました。
ちなみに弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。
マットを入れる容器も 120cc~300cc程度もあれば十分。
マットに劣化がなければ、2令投入位でほとんど羽化まで交換無しで羽化してくます。管理温度は23~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。
産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。
★★産卵方法★★
<マットのみを使用した産卵方法>
【産卵に使用するオススメマット】
くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースSS~S
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。
★材を使用して産卵セットを組む場合★
【お勧めのマット】
くわマット、完熟マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法の具体例をご紹介してみます。
まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
お勧めは、完熟マット、くわマットです。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。
後は親♀を入れフタをします。
今回はコバエシャッターを使用してみました。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。
私は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。
カネギエーテルノコギリ。
特別難しい種ではありませんが、一つだけ私が感じたことは、ペアリング(交尾)の際の♀殺しが少なからずありましたた。小型のノコギリですが、結構気も荒いので、交配の際にはその点を注意してやることも必要かと思います。
今ではあまり野外ものは市場にも出回っていないように思いますが、また機会があれば私も是非飼育してみたいですね。皆さんも是非やってみては如何でしょうか?(^^)
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
使用したアイテム
Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース
2017年2月7日
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先日より日記よりご紹介している本土ヒラタクワガタの【幼虫飼育経過観察】。
1月の日記内で、菌糸ビン内にて羽化している♀個体を発見。
今回はマット飼育で蛹になっている個体も羽化をしていました。
今日の飼育日記ではその時の様子をご紹介してみたいと思います。
まずは例にならって、飼育種のご紹介。
宮崎県産本土ヒラタクワガタ♂参考画像
(2016年度 野外採集個体)
宮崎県産本土ヒラタクワガタ♀参考画像
(2016年度 野外採集個体)
【飼育種】
和名:ヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus
【産地】
宮崎県産
【累代】
WF1(野外品♀の持ち腹産卵幼虫)
【飼育しているエサ】
きのこマット
【使用している容器】
ガラス瓶1000cc
【幼虫初回投入日】
H27/9/24
【管理温度】
25℃前後
前回きのこマット飼育の元、蛹になっていたのがこちら、
こちらは今年の1/20にご紹介した蛹化している♀個体です。
そしてこちらが、本日(2/3)に確認した画像、
やはり羽化していました。
ビンに近づいて拡大撮影。
お腹側を上にしている様子。
まだ色合いも赤っぽく、羽化して間もないことが分かります。
それと前回ご紹介した前蛹の個体がいましたが、こちらは蛹にはなっていたものの、羽化はまだといった感じでした。
きのこマット飼育で、25℃前後の管理温度下では、成長が一番早い個体で、約5ヶ月半程度での羽化という結果が出ました。
菌糸ビン程早くはないですが、自然界での成長に比べるとそれでも驚くべきスピードだと言えると思います。前回も書きましたが、やはり高栄養価のエサ、高い管理温度は羽化を早めてしまう要因になっていると思われてしまいますね。
後は、体長がどれくらいか気になるところです。
今後体が固まり次第、取り出して計測してみようと思います。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
上記が飼育時のデータです。
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先日のお話。
同じ地元のクワガタ友達が訪ねて来ました。
クワ共のN氏です。
そのN氏言わく、
「Shihoさん、知り合いの所に、椎茸のホダ木用に使っていた廃材があるんだけど、クワガタの産卵で使えるかな?ちょっと見て欲しいんだけど・・・」
私:「なるほど、いいッスよ~」
と軽い返事で答えたものの、どんな木なのかも分からないので、この時点ではN氏には失礼な話なのですが、軽視していました。
N氏:「この材ッス。とりあえず1本だけ持ってきました」
と、見せてくれた材が、こちら、
クヌギの木で、長さは130cm程度でした。
断面は黒く固くなっていました。
直径は約10cm程度といったところでしょうか。
N氏:「ちょっと柔らかすぎるような気がするんですよねー」
とのこと。
材の側面の樹皮を触ってみると、ブニュブニュして確かに少し柔らかい感じがしました。
私:「問題は断面だね、芯がどれくらいあるかとか、雑菌等が回っていないかをみてみないと分からないね~」
という話になり、さっそく切断して断面の様子を確認することに、
切ってみて、ビックリ ( ゚Д゚)
これがその断面
「これは素晴らしいッ!!!」
本当に素晴らしい材でした。
固さも適度に柔らかく、芯もほとんどなく、雑菌も回っておらず、切り口からは凄く良いホダ木特有の木の香りがしていました。
しかも森の中で放置しているとこうことで、自然界のミネラルもたっぷり含んでいる。まさに言う事なしです。
少し固めを好むオオクワ等にはちょっとむかないかもしれませんが、キクロやノコギリ、ヒラタ、ニジイロ、アンテ等々には幅広く使えそうです。
私:「N氏、いい材だわ!素晴らしいよ!」
と話すとN氏も満足そうでした。
当初軽く見立てていた事をお詫び申し上げます。
参りました。
この材を使用してきっと爆産させてくれることでしょう。
N氏、おめでとうございます!!
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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先日の日記よりご紹介している本土ヒラタクワガタの【幼虫飼育経過観察】。
前回、菌糸ビン内にて蛹化している個体を見つけました。
本日確認した所、既に羽化も完了していました。
その時の様子をご紹介してみたいと思います。
まずは例にならって、飼育種のご紹介。
宮崎県産本土ヒラタクワガタ♂参考画像
(2016年度 野外採集個体)
宮崎県産本土ヒラタクワガタ♀参考画像
(2016年度 野外採集個体)
【飼育種】
和名:ヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus
【産地】
宮崎県産
【累代】
WF1(野外品♀の持ち腹産卵幼虫)
【飼育しているエサ】
EP-1100菌糸
【幼虫初回投入日】
H28/11/1(1~2令投入)
【管理温度】
25~27℃前後
上記が飼育時のデータです。
これが今年の1/17の日記でご紹介した本土ヒラタクワガタの♀の蛹。この時はまだキレイな蛹でした。
今回約1週間ぶりによく確認してみると、
蛹特有の黄土色ではなく、黒い物体が見えました。
よーく見てみると、
やはり羽化していました。
まだ羽化したてのようで、羽も赤黒く、きちんと閉まりきっていません。昨夜辺りに羽化したような感じです。
この個体と同じ蛹になっていたもう一つの♀蛹がありました。
そうです、この個体です。
こちらの方も確認してみると、
こちらの方はまだ羽化はしていませんでした。
しかし頭部分は既に黒っぽくなっていますので、こちらの羽化も近日中に行われるでしょう。
先日の日記では合計5ヶ月程度での羽化になると書きましたが、大幅に短縮。約4ヶ月と10日程度でのスピード羽化となりました。
栄養価の高いエサ、管理温度の高さがネックとなり、早期羽化となりました。あまりにも早い羽化の為、体長がそこまで伸びていないでしょう。
まだしばらくは様子を見守り、体が固まってから取り出して見たいと思います。またその時の様子はその時ご紹介して見たいと思います。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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