先日よりご紹介している「飼育しやすい&お勧めの生体シリーズ」。二つ前の日記のレスに「クワガタバカさん」よりお勧めの生体のレスがついていました。クワガタバカさんのお勧めは「サキシマヒラタ」だそうです。
サキシマヒラタ、ご存じのとおり日本の南西諸島に生息する離島産ヒラタクワガタですね。離島産ヒラタクワガタは本土産ヒラタクワガタとは風貌が少し異なる部分があり、素晴らしい個体のものも多々あります。
ご紹介いただいたサキシマヒラタ以外にもタカラヒラタ、スジブトヒラタなどがあり、どれも個性的で魅力的なクワガタ達ですよね。クワガタバカさん、ご紹介ありがとうございました。(^^)
では今日はそのシリーズの中で外国産クワガタ編でもう少しご紹介したい種類がありますので、そちらを紹介してみたいと思います。
<Shiho的主観:飼育しやすい&お勧めの外国産クワガタ種>
★★メタリフェルホソアカクワガタ★★
<長所>
生体購入金額:比較的手頃(産地&色合いにより異なる)
熟成期間:後食して1ヶ月もすれば十分可能
産卵:マットのみでも産卵可能
産卵数:30~50程度
幼虫飼育:マットでも菌糸でも可能、容易に大きく育つ
幼虫期間:5~8ヶ月程度(※♂♀など個体差はある)
その他:♂は大型になる、フォルムが独特で格好良い
<短所>
生体寿命:比較的短い
管理温度:寒さには比較的弱い
幼虫飼育:♂の場合、大きく(長く)なる為、ある程度の大きい容器、もしくは工夫が必要
メタリフェルホソアカクワガタ、重量自体は軽量な部類に入ると思いますが、長い!ボディとアゴの長さのアンバランスさがとても格好良いと思わせるクワガタです。また産地、亜種によって色彩変化も多彩で、中でもぺレン島の個体は鮮やかなブルーやグリーンなどの個体も見られることもあり人気が高いです。
亜種によっては♂の大型サイズは90mmを超える個体も存在するほど大きく育ちます。幼虫飼育も比較的容易な種。弊社では、くわマット、きのこマット。菌糸でも大きくなります。
あくまで私の飼育方法ですが、マット飼育の場合、初令幼虫をまずマット入り広口600ccのビンに入れて約5ヶ月ほど管理。その後羽化の事も考えて私の場合は♂はマット入りPP1100cc程度に投入します。
ここで皆さん疑問に思われると思いますが、使用した容器、1100ccのスペースでは、大型が羽化する際、とても狭いように思われます。もちろんよ り大きな1400cc程度の容器で管理した方が一番良いのですが、場所とスペースの事を考えて、あえて1100ccの容器で管理しています。
ただ2本目のPP1100で管理した際は、大型の個体の場合は、最後の蛹化時にボトルを横に倒しています。その際、ボトルの上面(ふたぎりぎり)まで マットを追加投入し、隙間をなくします。こちらの推測どおり横長に蛹室を作ってくれてそのまま蛹化~羽化。長い体長でも問題なく羽化してくれています。
如何でしたでしょうか?今日はメタリフェルホソアカクワガタをご紹介しました。どちらもとても素晴らしく格好良い種ですので、皆様も機会がございましたら、是非飼育してみませんでしょうか?(^^)
使用したアイテム
Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2015年1月21日
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前回の日記では初心者の皆様方の参考になればと、飼育しやすい&お勧めの外国産クワガタの紹介をしました。今日はその第2弾をご紹介したいと思います。
※ここで紹介するお勧め生体はあくまでも私個人がそう感じる生体です。感じ方は人それぞれだと思いますので、人によっては違うと思われる方も多々いらっしゃると思います。あくまで参考程度に見て頂ければ幸いです。
<Shiho的主観:飼育しやすい&お勧めの外国産クワガタ種>
★★パラワンオオヒラタ★★
<長所>
生体購入金額:比較的手頃
産卵:マットのみでも産卵可能
産卵数:20~50程度
幼虫飼育:マットでも菌糸でも可能、容易に大きく育つ
その他:超大型になるので迫力満点
<短所>
管理温度:寒さには比較的弱い
ペアリング時:交配時の♀殺しが多い
幼虫飼育:大きくなる為、大きい容器、エサが必要
パラワンオオヒラタ、オオヒラタ種は亜種的に他にも沢山いますが、このパラワンオオヒラタはその中でも最大になる亜種です。実はこの種、マイナス要素も少々あるのですが、それを差し引いてでもその迫力は凄いものがあり、一見の価値があると思います。
産卵も幼虫飼育も比較的容易な方で育てやすいでしょう。ただ上記にも書いたようにオオヒラタ種は比較的寒さには少し弱い面があるので、冬場の温度管理は必要になってきます。また性格も共謀なので、♂♀のペアリング時には注意が必要です。上記の点さえクリア出来ればお勧め中のお勧めです。
★★アンタウスオオクワガタ★★
<長所>
生体寿命:結構長く2年ほど生きた例あり
性格:比較的大人しいので、ペアリングも容易
産卵:マットのみでも産卵可能
産卵数:30~50程度
幼虫飼育:マットでも菌糸でも可能、容易に大きく育つ
その他:産地に個体差があり、面白い。
<短所>
生体購入金額:血統、産地によっては少々高価
アンタエウスオオクワガタ。とても格好良い大型のドルクス種です。産地によって艶、顎形状などに個体差がありますが、重量感のある横幅広のボディ、フォルムはとても素晴らしいものがあります。
幼虫飼育、交尾、産卵など比較的容易な種です。寿命も比較的長く、かつて私の管理下で2年半生きた♂個体もありました。
マイナス面としては産地や血統などにより購入価格がまだ少し高い傾向があります。とは言っても、全盛期を誇っていた時はインドアンタエウスなどのヒマラヤ系のアンタエウスは1ペア何十万円、幼虫でも1頭数万円といった時期がありましたので、それに比べれればお安くなってきたと感じています。とはいえ、まだ少し高級志向のクワガタといったところでしょうか。
如何でしたでしょうか?今日は2種の黒虫系をご紹介しました。どちらもとても素晴らしく格好良い種ですので、皆様も機会がございましたら、是非飼育してみませんでしょうか?(^^)
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2015年1月16日
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昨年のことになりますが、お客様とお電話でお話している時、以下のような質問をされました。
私は飼育初心者なので、どの種類のクワガタ&カブトムシが飼育が容易なのか、難しいのかの判断が分かりません。お勧めを教えて頂ければ生体を購入するときの参考になるのですが????
なるほど、確かに・・・・ある程度飼育をされた方ならば「次にどんな種類の生体を飼育してみようか・・・」などの判断するのも比較的容易なのかもしれませんが、まだ慣れていない初心者の方達にとっては難しいかもしれません。新しい種類の生体に興味はとてもあるものの、どの種類が飼育が容易な種で、どの種類が難しいのかの判断はなかなか決めかねる事でしょう。
そこで、あくまで私:Shihoの独断的主観になりますが、私なりに感じている「飼育しやすい生体」、お勧めの生体を、これから少しずつご紹介してみたいと思います。
まず今回は外国産クワガタのお勧め種を数種ご紹介したいと思います。
※ここで紹介するお勧め生体はあくまでも私個人がそう感じる生体です。感じ方は人それぞれだと思いますので、人によっては違うと思われる方も多々いらっしゃると思います。あくまで参考程度に見て頂ければ幸いです。
<Shiho的主観:飼育しやすい&お勧めの外国産クワガタ種>
★★パプアキンイロクワガタ★★
<長所>
生体購入金額:比較的安め
生体頑丈度:暑さにも寒さにも結構強い
熟成期間:後食して1ヶ月もすれば十分可能
産卵:小型の容器でマットのみでも産卵可能
産卵数:20~50程度
幼虫期間:3~6ヶ月程度(※♂♀など個体差はある)
その他:色んなカラーが生まれる可能性があるので楽しめる
<短所>
生体寿命:比較的短い
パプアキンイロクワガタ、短いサイクルで飼育が可能。一年に2サイクル回すことも可能。生体もとても丈夫で、暑さ、寒さにも強い、そして何といっても色んなカラーが楽しめるのが良いと思います。まさに私の一押しの種類です。
★★ギラファノコギリクワガタ★★
<長所>
生体購入金額:亜種によってバラバラ、ジャワ産などは安価
生体頑丈度:比較的強い(※極度の寒暖には注意)
生体寿命:比較的長め
産卵:容易な種でマット産みでも十分可能
産卵数:20~50程度
その他:とても大型になる、迫力満点
<短所>
幼虫飼育時、大型化するので、ある程度の容器のサイズが必要
次に挙げたのは、ギラファノコギリクワガタ。
言わずとしれた世界最大にクワガタの一つ。飼育は産卵、幼虫飼育ともに容易な種。産卵はマットのみでも十分可能。個体差はあるが、熟成と交尾がしっかりと成功していれば、平均30程度は幼虫も回収出来る。幼虫飼育も容易で、マット、菌糸便ビン、どちらでも飼育可能。菌糸ビンで飼育した場合、かなり早いサイクルで羽化までいける。♀ならば4~5ヶ月程度でも可能。♂は大きさにこだわらなければ6ヶ月程度でも羽化が可能。最大級のサイズが楽しめる外国産クワガタの入門編としてもお勧めです。
★★ニジイロクワガタ★★
<長所>
生体購入金額:比較的安め
生体頑丈度:暑さにも寒さにも結構強い
生体寿命:比較的長い
産卵:マットのみでも産卵可能
産卵数:10~40程度
幼虫期間:4~6ヶ月程度(※♂♀など個体差はある)
その他:成虫の素晴らしい体色、とてもキレイ!
<短所>
今後、規制によりワイルド(野外品)での入荷が見込めないため、累代飼育による血の濃さが心配
今日最後にご紹介するのは、ニジイロクワガタ。
その名の通り、虹色に輝くボディは素晴らしいです。成虫も幼虫も飼育は容易な種で、寒さ、暑さにもとても強いと感じます。幼虫飼育も容易な種で、マット、菌糸ビンどちらでも飼育可能。菌糸ビンで飼育した場合、早いサイクルでの羽化が可能です。(※管理温度にもよる)
産卵はしっかりと熟成をさせれば、かなりの数を産んでくれることもあります。熟成がポイントです。いいところだらけのニジイロクワガタですが、今後は累代飼育による血の濃さが心配です。上記でも書いていますが、ワイルド(野外品)の入荷の見込みがないため、今後国内にいる累代品のみで飼育していくこととなります。今はまだそこまで影響は出てないようにみられますが、数年後、十数年後には国内養殖ものは存在していないかもしれません。
如何でしたでしょうか?今日はとりあえず上記3種をご紹介しました。これらの種は比較的容易に飼育が可能なので、皆様も是非機会がございましたら、挑戦してみて下さいませ。また今後も飼育しやすい種をご紹介していきたいと思います。(^^)
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Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Naturaシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2015年1月14日
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新年あけましておめでとうございます
昨年度は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。1月5日より業務の方は始まっておりましたが、私だけ無理を言って少し長くお休みを頂いておりました。新年のご挨拶が遅れまして大変申し訳ございませんでした。今年も例年以上に頑張って、飼育日記や皆様からのご質問に少しでも多くおこたえ出来ればと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
今年最初の作業は国産ものの割り出しから始めると思います。いよいよミヤマ、スジクワガタ、ネブトなどを割り出す予定です。頃合いをみて割り出し、またこの日記上でご紹介していきたいと思っております。それでは、本日は取り急ぎご挨拶までで失礼させていただきます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。(^^)
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この日記をご覧の皆様。日記&飼育担当のShihoです。不覚にも私が風邪をひいている間にあっという間に本年度の仕事収めの日になってしまいました。年末に更新が滞ってしまいまして本当にすみませんでした。
今年もお客様より沢山の質問やお話を聞くことが出来、こちらも改めて大変勉強になりました。お声を頂戴することは私どもにとってもとてもありがたく、大変貴重なものです。また来年度もより一層精進して頑張って参りたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
それでは短い文面で恐縮ではありますが、皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。また来年お会いしましょう。(^^)
日記&飼育担当:Shiho
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今日はクリスマスイブですね。皆様、如何お過ごしでしょうか?私は先週半ばより風邪をひいてしまいまして、やっと今週より動けるようにはなりました。とはいっても熱もまだ完全には下がりきれていないので、長いなぁ~と思い、病院に行ったところ、インフルエンザとういことでした。
弊社の本年度の営業も今週いっぱいですが、熱が下がりきるまで、もうしばらくは飼育作業ができそうにはありません。今年は最悪のクリスマスイブ、そして仕事納めになりそうです。
とりあえずご挨拶までですが、皆様もくれぐれも体調にはお気をつけて楽しいクリスマスをお過ごし下さいませ。
それではメリークリスマス!!(^^)/
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今日は、本土産カブトムシの産卵セットの最後のセットの割り出しの結果をご紹介したいと思います。
まずは先日の日記と同じ内容になりますが、本土産カブトムシの♂画像と産卵セット時のセッティング方法のご紹介から。。。
【飼育種】
和名:カブトムシ
学名:Trypoxylus dichotomus
<産卵セット時の方法>
弊社のマット内でのお勧めは「完熟マットもしくは黒土マット」です。
国産のカブトムシはばら撒き産卵しますので、ヘラクレスのセット等のようにマットをそれほど固く敷き詰めなくても大丈夫です。 管理温度は25~28℃位がベストです。
【産卵にお勧めのマット】黒土マット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースL~LL
【産卵管理温度】25~28℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの2/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
<割り出し時の産卵結果の様子>
大きめのタライにケース内のマットをひっくり返しました。少し数が少なく見えますが・・・。
1頭取り上げて手のひらに乗せてみます。この幼虫は3令初期位ですね。まだ皮膚が薄いです。とても攻撃的で危うく噛みつかれそうになりました。注意が必要ですね。
では、最後の産卵セットお結果ですが、このセットからは
<産卵結果>
幼虫9頭
9頭という結果でした。
本土産カブトにしては全然少なく、今回複数セットした中では一番数が少ないという結果でした。しかしながら親♀はとても頑張ってくれました。感謝感謝です。(^^)
<全体の感想>
今回、本土産カブトムシの産卵セットを3セット割り出しました。改めてトータルの結果をまとめてみると
第1セット割り出し:51頭
第2セット割り出し:42頭
第3セット割り出し:9頭
3セット全部で合計102頭という結果でした。この数ならば、通常産む個体に当たれば1♀からでも取れる数なので、結果的には少ない方だと感じました。産卵数にもバラつきがあり、特に最後に割り出した3セット目は9頭とかなり少なかった結果でした。個体によってここまで差が出るものなのですね。簡単ではないということがよく分かりました。
上記が本土産カブトムシの産卵セット割り出しの全ての結果でした。今年は本土カブトムシは3セットしか産卵セットを組みませんでしたが、来年はもう少し頑張ってセットを増やしてみたいと思います。(^^)
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今年野外で、国産のクロカナブンを1頭だけ採集しました。緑やブロンズ色のカナブンは毎年多数見かけますが、全身オールブラックのクロカナブンはなかなか見かけません。私の中では貴重なカナブンとなっています。
そのクロカナブン、採集した1頭頭がたまたま♀でしたので、思い切って産卵させてみることにしました。今日はその産卵結果をご紹介したいと思います。
まずは参考画像の紹介と言いたいところなのですが、あいにく画像を撮影しておらず、きちんとしたクロカナブンの画像がありません。すみませんがご了承下さいませ。では産卵セットの方法からご紹介したいと思います。
<産卵セット時の方法>
【累代】天然ものWD♀を使用
【使用したマット】黒土マット
【使用した容器】クリーンケースS
【水分量】水分量は通常のセットよりは少な目、マット開封後、ほぼ加水なし
【マットの詰め方】ケース底面10センチ程度、少し強く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】25~28℃前後(大体27℃キープ)
<産卵結果>
幼虫14頭
今回、1セットしかなかったクロカナブンに産卵結果は幼虫14頭という結果でした。幼虫はどれもすでにある程度大きくなっていました。卵は無かったので、親♀は早々に産卵したのだと思います。
私は今回初めてクロカナブンの産卵に挑戦しましたが、数は少ないものの見事に幼虫を得ることが出来ました。産卵セットのセッティングの際、通常のカブトムシなどのセットはとは違い、マットの水分量は少し少な目にしました。マットを開封して、加水せずにそのまま使用。マットを手で握ると土団子は出来るか出来ない程度、少しでも揺らすと簡単に崩れてしまいます。マットをケースに敷き詰める時も、水分量があまりないので、底部を固く敷き詰めても、マットは固まりません。あくまで私のやり方にはなりますが、カナブンなどのブンブン系は産卵セット時は水分量を比較的少な目にセットするようにしています。
あとは25~28℃の温度帯で管理。極力27℃をキープ出来るような感じで管理しました。結果14頭と多産ではありませんでしたが、クロカナブンは初挑戦でしたので、とても満足しています。また来年も捕獲できたら、再度挑戦してみたいと思います。(^^)
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先日より続く、国産クワカブの産卵セットの割り出し結果。今日は本土産ヒラタクワガタの割り出しの結果をご紹介したいと思います。今回は3セット割り出しました。すべて本土産ヒラタクワガタです。
まずは本土産ヒラタクワガタ♂の参考画像と、その産卵させたセット方法についてご紹介します。
【飼育種】
和名:本土ヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus
<産卵セット時の方法>
【累代】天然ものWD♀を使用
【使用したマット】黒土マット
【使用した容器】クリーンケースL
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、 なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】ケース底面10センチ程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】25~28℃前後
<産卵結果>
1セット目:幼虫16頭、卵2個
2セット目:幼虫23頭、卵5個
3セット目:幼虫7頭、卵11個
今回の3セットからは上記のような結果でした。本土産カブトムシや本土産ノコギリの産卵数と比べると若干少なかったですね。卵が多かったのと、かなり小さめの初令幼虫が結構いました。親♀はすべてのセットでまだまだ元気で生存していました。卵も多かったので、まだ産卵継続中なのでしょう。とりあえず産卵セット開始から2ヶ月程度経過したので割り出してみましたが、まだまだ産みそうですね。
<全体の感想>
今回は本土産ヒラタクワガタ3セットを割り出しました。結果的にはまずまずでした。もう少し数があっても良かったのかな・・・とは思いますが、親♀も一生懸命頑張ってくれました。毎回言いますが、本当に感謝、感謝です。
今回の産卵セットはマットのみで産卵させましたが、もちろん材を使用した産卵でもOKです。その場合、柔らかめの材を使用することをお勧めします。
また産卵マットに今回は黒土マットを使用しましたが、完熟マット、くわマットでも産卵可能です。産卵設定温度は少し高めに設定しました。 25~28℃程度、ほとんど27℃帯でキープするように頑張りました。気温の寒暖差が激しかったので、一日に何回もエアコンのスイッチを切り替えました。 秋口は調整が難しいと感じました。
まだ他にも産卵セットしている本土産ヒラタクワガタもあります。また他の ケースについても後日割り出した時に改めてご紹介したいと思います。(^^)
使用したアイテム
今日は先日産卵セットから割り出した、本土産ノコギリクワガタの産卵結果とその様子についてご紹介したいと思います。今回の本土産ノコギリクワガタの産卵セットは2セット割り出しました。
まずは本土産ノコギリクワガタ♂の参考画像と、その産卵させたセット方法についてご紹介します。
【ノコギリクワガタ 参考画像】
【飼育種】
和名:国産ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus inclinatus
<産卵セット時の方法>
【累代】天然ものWD♀を使用
【使用したマット】黒土マット
【使用した容器】クリーンケースL
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】ケース底面10センチ程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】25~28℃前後
セット方法を図示するとこのような感じです。
<割り出し時の産卵結果の様子>
産卵ケースをひっくり返した様子です。幼虫が見えています。
幼虫をズームアップして見てみると・・・
もう一つ
幼虫を取り出してみました。すでに2令になっているようです。
親♀の画像です。この時期ならワイルド(野外もの)はもう生きていないでしょうが、ブリード管理下ではまだこうやって元気で生きています。爪の力も強く、とても元気です。
では2セットの産卵結果ですが、
<産卵結果>
1セット目:幼虫56頭
2セット目:幼虫35頭
今回の2セットからは56頭、35頭という結果でした。本土産ノコギリはもともと多産な種ですので、1セット目の56頭でも驚きません。でも2セット目の35頭はちょっと少なかったですね。。2セット目の親♀は画像で紹介した♀でまだまだ元気ですので、もしかしたらまだこれから産卵する気だったかもしれません。しかしながら両♀ともに、とても頑張ってくれました。本当に感謝感謝です。(^^)
<全体の感想>
今回、本土産ノコギリ2セットを割り出しましたが、結果的には良かったのではないかと思います。今回の産卵セットはマットのみで産卵させましたが、もちろん材を使用した産卵でもOKです。その場合、柔らかめの材を使用することをお勧めします。
また産卵マットに今回は黒土マットを使用しましたが、完熟マット、くわマットでも産卵可能です。産卵設定温度は少し高めに設定しました。25~28℃程度、ほとんど27℃帯でキープするように頑張りました。気温の寒暖差が激しかったので、一日に何回もエアコンのスイッチを切り替えました。秋口は調整が難しいと感じました。
まだ他にも産卵セットしている本土産ノコギリは結構あります。今回は産卵ケースを見て、外側から幼虫が見えているケースを選んで割り出したので、今回のケースは成功例ですが、中にはケース側面から、いまだに幼虫の見えないケースもありました。そのケースはおそらく産んでいないでしょう。。。また他のケースについても後日割り出した時に改めてご紹介したいと思います。(^^)
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