さて、本年度2回目のデータ公開はメンガタ・メリーです。
【メンガタ・メリー♂58mm】
【飼育種】
和名:メンガタ・メリー
学名:Homoderusmellyi
【羽化体長】♂58mm
【使用したエサ】Basic900
【えさ交換回数】交換なし
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約7ヶ月(合計約9ヶ月)
今回は前回データ公開した時と同様にBasic900で羽化させました。
サイズは前回の56mmを更新して、58mmと結構大型の方だと思います。
飼育方法は至って容易な方で、弊社のマットでは菌糸シリーズ全般、マットではきのこMat、くわMatで結果が出ております。今回の個体はBasic900と菌糸で羽化させました。以前くわMatで57mmを羽化させたのと同じくらいのサイズで出てくれました。この種はマットでも菌糸でも合うようです。管理温度は23~25℃前後ですが、23℃寄りの事の方が多かったと思います。
体色がとてもキレイで、かつ風貌もとてもユニークな形状のクワガタですよね。
幼虫飼育は容易ですし、産卵も容易です。ただ熟成期間が少々長く、熟成して交尾するまでに、羽化後約半年位活動しない事もあります。 でもその分鑑賞するにはよい虫だと思いますが・・・。とても美しく可愛い虫ですので、機会があれば是非飼育してみて欲しいクワガタです。 (^^)
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約1年ブリのアトラスオオカブト登場です。
【飼育種】
和名:アトラスオオカブト(スマトラ産)
学名:Chalcosoma atlas atlas
【羽化体長】♂84mm
【使用したエサ】きのこMat
【使用した容器】 1500ccブロー容器(径137×高さ130)
【えさ交換回数】途中3~4回
【設定管理温度】23℃前後
【羽化までにかかった時間】♂2令投入して合計約11ヶ月
幼虫飼育の場合、エサはきのこMat 、完熟Mat 、黒土Mat、 他にくわMatでも育ちます。中でも成長のよいのはきのこMatくわMatです。 今回はきのこMatを使用しました。
前の日記内記事で説明したのと同じ内容ですが、管理温度と適度なえさ交換(糞が目立ってきたら交換)を心がけて飼育すれば♂で11ヶ月程度、 ♀で10ヶ月程度で羽化してきます。水分量は適量を保ちます。水分が少ないと成長も悪くなります。 カルコソマ系のカブトは蛹化する前に黒土や赤土などを底にひいてやるとより長角が出やすいと言われていますが、 当園ではそのままで羽化させています。今回ご紹介したアトラス♂もスマトラ産的には角も伸びていると思います。
カルコソマ系といえばコーカサスに主役を持っていかれがちですが、アトラスもなかなかいいもんですよ。(^^)
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ニジイロクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:ニジイロクワガタ
学名 Phalacrognatus muelleri
産地:オーストラリア産
累代:CB
【羽化体長】♂62mm
【使用したエサ】Element800
【えさ交換回数】Element800
2本
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計8ヶ月程度)
久々のニジイロクワガタの羽化報告です。
ニジイロはちょくちょく羽化してるのですが、日記で更新するのは約2年ぶり。何とも間が開いてしまいました。
オーストラリアを代表するクワガタと言っても過言ではないニジイロクワガタ。本当は大珍種に値すると思うのですが、
飼育が容易なせいで養殖個体が増え、生体業界では普通種的な存在になってしまっているクワガタです。とはいえ、
体色のキレイさは世界一といっても過言ではなく、初めて目にした人はこんなクワガタがいるのかと思うほどです。
飼育は非常に容易な種。産卵も幼虫飼育もとても簡単。幼虫飼育では、菌糸、マットどちらでも大丈夫です。今回はElement800の菌糸を使用。
2本使用して羽化させた個体です。ニジイロの場合、蛹化前に暴れが起こり易く、今回も2本目を半分食べたあたりから暴れだし、
蛹化に至りました。前回のようにマットに移し変えた方が良いかなと思ったのですが、
暴れの期間も比較的短くですんでくれましたので何とか60mmUPはいってくれましたのでホッとしております。
しかし本当にキレイですよね。とても格好の良いクワガタだと思います。(^^)
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久しぶりの個体、ラフェルトノコギリクワガタです。
【飼育種】
和名:ラフェルトノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus lafertei
産地:バヌアツ産
累代:CB
【羽化体長】♂60mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 900ccブロー容器 (径100mm×高さ145mm)
【えさ交換回数】途中2回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約10ヶ月(合計12ヶ月程度)
かつての3大ノコギリの1つとも言われたラフェルトノコギリの羽化報告です。今回の個体は少し小型です。マットで育てましたが、
菌糸でも勿論いけます。管理温度も25℃程度。水分量も適量。特に難しい点はなかったです。
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今日は小型ノコギリ、フルストファーノコギリの羽化報告です。
【飼育種】
和名:フルストファーノコギリ
産地:スンバワ島産
学名:Prosopocoilus fruhstorferi
【羽化体長】♂45mm、♀28mm
【使用したエサ】完熟Mat
【使用した容器】500cc程度のブロー容器を使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7ヶ月)位
この個体は完熟Mat
を使用して羽化させました。
フルストファーというと、下の画像のように
上記のようなこのような色合いが通常ですが、今回の個体は黒と赤のツートン個体です。
この個体の兄弟達の色合いは固定されており、親&兄弟全て同じ色合いで羽化しています。ツートンのコントラストがとてもキレイです。
小型のフルストファーですが、聞いたところによるとスンバワ産は小型化する傾向があるらしいです。
色合いにしても何かあるのかもしれませんね。あくまで想像ですが・・・。
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久しぶりのクワカブタイムマシーンです。
今日ご紹介するのは2005年頃の個体。ヘクソドンです。
【飼育種】
和名:ヘクソドン
学名:Hexodon
【羽化体長】♂25mm
【使用したエサ】完熟Mat
【使用した容器】500cc程度のブロー容器を使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7ヶ月)位
アフリカの珍カブト、ヘクソドン。
当時より少し前に、わずかな期間野外品が入荷し、その累代個体となります。
幼虫飼育は完熟Mat
だったと記憶しております。・・・すみません、あまり記憶がないんです。
円盤みたいで、とにかく変わった虫でした。
懐かしいですね。(^^)
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先日のタウルスに続き、今回も小型種の紹介です。但しヒラタ系ではなくノコ系です。
ドルサリスノコギリクワガタです。
【飼育種】
和名:ドルサリスノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus dorsalis
【羽化体長】♂52mm ♂46mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 PP800空ボトルを使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7ヶ月)
体色がとても美しい、ドルサリスノコギリ。
飼育は幼虫飼育&産卵ともにとても容易。幼虫飼育はマット、菌糸どちらでもいけます。元々最大体長があまり大型で無いので、
500cc程度の容器でも十分大型が望めます。今回は800ccの容量の容器を使用しましたが、そこまでエサは必要ありませんでした。
エサが食いきって交換というより、食べきる前に劣化などで交換・・・といったかんじでした。
産卵についてもちょっと触れておきます。
私は以下の様な感じでセットを組みます。
【産卵に使用するマット】黒土Mat
、完熟Mat
【産卵に使用するケース】クリーンケースS
~クリーンケースM
【産卵管理温度】25℃前後(飼育種に応じて変える)
【水分量(湿度)】多からず少なからずですが、若干多めに
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下のような感じになります。
結構多産で、1ヶ月位するとケース側面や底面に幼虫が見えてきます。
シックな色合いがとてもキレイです。
皆さんも機会がありましたら是非飼育してみてると面白いかと思います。(^^)
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今日はちょっとマイナー的なヒラタクワガタの紹介です。
小型系のヒラタでもあるタウルスヒラタクワガタです。
【飼育種】
和名:タウルスヒラタクワガタ
学名:Doucus taurus cribniceps
【羽化体長】♂51mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 PP800空ボトルを使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約7ヶ月(合計約8ヶ月)
小型ヒラタのタウルスヒラタクワガタです。
産卵&幼虫飼育はとても容易。今回はマット飼育で育てましたが、菌糸だともっと大型が出るかと思います。設定温度は25℃前後、
湿度は少し多めです。
別角度からの画像も紹介しちゃいます。
顎の所に赤い毛があり、クシヒゲヒラタとも言われています。
和名かな?小型な種ですがなかなか可愛いですよ。(^^)
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先日のインドアンテに続き、私自身とてもお気に入りの個体がいますので、同じ種の紹介で恐縮ですが、もう1♂紹介させて頂きます。 御了承下さいませ。
産地は 同じインドアンテ、ラチラ産です。
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【インドアンタエウス♂86mm】
【飼育種】
和名:アンタエウスオオクワガタ
学名:Doucus antaeus
【産地】ラチラ
【累代】CB
【羽化体長】♂86mm
【使用したエサ】♂Basic900 ~Basic1500
【設定温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂:初令投入して~合計約12ヶ月
今回の個体はボディが太く良個体です。
前回紹介した個体の同血統兄弟なのですが、体がガッチリしておりますので紹介しました。幼虫飼育はマット、菌糸どれでもいけます。 今回はBasic900 ~Basic1500という流れで菌糸投入しました。 Basic900 に約4~5ヶ月、 残りをBasic1500というパターンでした。 添加剤は一切使用していません。無添加です。温度は20℃前後で管理。じっくり育てました。
個人的にはとても気に入った個体です。(^^)
使用したアイテム

連休明け、また頑張っていきましょう。(^^)/
今日ご紹介するのは、先日のマレーアンテに引き続き、同じアンテの産地違い、インドアンタエウスの羽化報告です。
【飼育種】
和名:アンタエウスオオクワガタ
学名:Doucus antaeus
【産地】ラチラ
【累代】CB
【羽化体長】♂84mm
【使用したエサ】♂Basic900 ~Basic1500
【設定温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂:初令投入して~合計約12ヶ月
ヒマラヤ系アンテの特徴がバッチリ出ているインドアンタエウス。ラチラ産のアンテです。
幼虫飼育はマット、菌糸どれでもいけます。今回はBasic900 ~Basic1500という流れで菌糸投入しました。 Basic900 に約4~5ヶ月、 残りをBasic1500というパターンでした。 添加剤は一切使用していません。無添加です。
光沢も強く、内歯も上がりで大型化するヒマラヤ系アンテ。格好よいですね。(^^)
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