おなじみアトラスオオカブト、今回は大型になる方のミンダナオ産の産卵です。今回は、前もこの日記でご紹介した事のある、試作の完熟タイプのカブトマットで産卵させました。(個体画像は参考画像になります)
このミンダナオアトラスは以下の様なセット方法で組みました。
飼育種:ミンダナオアトラスオオカブト ワイルド野外もの
使用したマット:試作の完熟タイプマット
使用した容器:市販の大プラケース(W370×D220×H240)
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
セット期間:1ヶ月半
結果:幼虫52頭、卵24個
今回は大プラケースを使用してのセットでした。セットも採卵ではなく、放置タイプのセットでそのままでの産卵数を試してみました。親♀は死亡しておりましたが、幼虫52頭、卵24個とまずまずの結果。試作のマットでしたが、このマットも期待が持てそうです。
このマットも、もうそろそろ販売予定に入りそうなので、皆さん楽しみにしておいて下さいませ。またその時が来ましたら改めてご紹介いたします。(^^)
使用したアイテム
今日はアクティオンゾウカブトの産卵セットを暴いてみました。今回が1回目の割り出しになります。このアクティオンは先日弊社で羽化した累代ものです。
さて、このアクティオンのセットですが、今回は以下の様なやり方でセット組みました。今回は将来販売予定されている、試作マット(超完熟のマット)で行いました。黒枯れのとても熟度の高いマットです。
飼育種:アクティオンゾウカブト親累代F2
使用したマット:試作マット
使用した容器:衣装ケース
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
採卵数:1回目、34卵
セット~採卵期間まで:約2週間
結果から話しますと、2週間で34卵、1日2卵のペースでまずまずといったところです。卵は早いものでは膨らみも十分で、どうやら有精卵のようで安心しております。
まだまだ♀は元気です。このアクティオンも♀が産卵を終了するまで、おって産卵結果をご報告していきたいと思います。(^^)
使用したアイテム
先日の日記にてシナカブトさんより、ツヤクワガタの産卵について御質問を受けましたので、今日はこの場にて検討してみたいと思います。
ツヤクワガタ=Odontolabis系のクワガタの産卵は一般ではカブトと同様のセットを組むと良いと言われております。
その点を考えまして、弊社では以下の様な方法でツヤクワガタの産卵セットを組んでおります。
産卵に使用するマット:完熟マット(今販売している弊社のマットの中で一番熟成している為)
セット期間:卵回収は極力避けて、約1~2ヶ月程度の幼虫回収
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの3/5位、上部1/5はフンワリと敷き詰めます)
この様な方法でセットを組みます。
基本的にツヤクワガタ系の産卵は難しい種が多く、しかも♀の当たり外れがかなり多い事で知られています。
比較的簡単に産卵させられる種としては、先日の日記でも書きましたように、ブルマイスター、ラコダール、インターメディア、ダールマン等。
あまり産まない主としては、ゾンメル、ブルーク、インペリアル、カステルナウディ、フェモラリス等が挙げられます。
前述のラコダールやブルマイスターなどはばら撒き産卵もするようで、固めの部分だけではなく上部のふんわりした部分にも産んでくれます。しかも当たれば多産です。
後述のブルーク等については同じ様なセットをしてもなかなか産んでくれなく、まだまだ開発途上なのが現状なようです。
今後、月夜野きのこ園では完熟マットを越える熟度の進んだマット(現在試作開発中)で試して見たいと思います。
この結果につきましては、またおいおい忘れずにご報告していきたいと思います。お楽しみに。(^^)
使用したアイテム
先日、2/23でご紹介しました、ダールマンツヤクワガタの割り出しを行いました。
下の画像はワイルドの♂の参考画像です。
この種は以下の方法で産卵させました。
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵。
結果:幼虫11頭、卵19個
産卵に使用するマット:完熟マット
セット期間:2/下~4/上の約1ヶ月
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの3/5位、上部1/5はフンワリと敷き詰めます)
上記のような結果になりました。こちらも途中割り出しせずに、約1ヶ月程度産卵に集中させてみたのですが、結果は計30程度とまずまずのもの。
ツヤクワガタの場合、かなり沢山産むものと、ほとんど産卵しないもののどちらかに偏る傾向があり、前者はブルマイスター、ラコダール、インターメディアなどで、後者はゾンメル、ブルーク、インペリアル等のようです。こちらはどちらかというと前者のグループに位置するのでは以下と思います。
♀はまだまだ元気一杯ですので、早速2回目の再セットを組みました。また結果はご報告いたします。(^^)
使用したアイテム
今日は最初にちょっと余談を・・・。最近何だか気候が変とは思いませんか?昔のような季節感が無くなって来ている様な気がします。環境破壊による自然界のしわよせでしょうか?このような現象が昆虫達にも次第に影響を与えてくるのでしょうね・・・。
それと、すみません、まだ撮影用のデジカメが復活しません。落とした時の打ち所が思ったよりも悪かったみたいで、部品の取り寄せに時間がかかっているみたいです。もう少し我慢して下さいね。ご迷惑をおかけ致します。
さて、今日はバックレイコフキカブトの産卵結果のご報告です。
この種は以下の様な方法でセットを組みました。
種類:バックレイコフキカブト
親情報:ワイルド♀からの産卵(♂との追いがけ交配)
回収幼虫:3頭
産卵に使用したマット:完熟マット
産卵に使用したケース:中プラケース(W300×D195×H205)
設定温度:20~22℃
水分量:適量
産卵セットの期間:約2ヶ月
結果から言いますと・・・先日のフンボルトに続き惨敗です。この種も採卵するよりも放っておいて幼虫まで持っていった方がよいと聞いておりました。また設定温度も低めがよいと聞いていましたので、フンボルトと同様の20℃ちょい位のところにてセットを開始しました。
今回は幼虫がケース側面から1頭見えたので、割り出し時に期待していたのですが、結果は3頭。既に2令程度でした。
初めての種でしたので、何か悪かったのかは分かりませんが、とにかく惨敗の一文字でした。次回また手に入れたときには是非リベンジしたいと思います。もっと精進致します。(--)
使用したアイテム
インド産ギラファノコギリの産卵セットを割り出しました。
亜種 ニルギリエンシスです。
このギラファは以下の様なセット方法で組みました。
今回は珍しく完熟マットにて挑戦してみました。
飼育種:インド産ギラファノコギリ 累代CB
使用したマット:完熟マット
使用した容器:市販の大プラケース(W370×D220×H240)
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
セット期間:約2ヶ月
回収:幼虫31頭、卵16個
今回は大ケースにてセットした為、割り出し期間をちょっと長くしてほとんど幼虫回収のつもりで望みました。ギラファは幼虫飼育、産卵共にとても容易な種で、過去にくわマット、きのこマットでも産卵多数の実績があるのですが、カブト系の完熟マットでの経験が無かったので今回チャレンジしてみました。
結果からするとこちらでも程よく産んでくれました。ただギラファは当たれば70~80近くは産みますので、爆産とは言いがたいのですが、まぁ合格点だと思います。
お手持ちのマットにくわマットなどがなかった場合、完熟マットでも代用は可能のようですね。(^^)
使用したアイテム
1月に産卵セットしたグラントシロカブトの産卵の途中結果をご報告したいと思います。
と、その前にすみませんが、私の不注意で撮影用のデジカメを地面に落としてしまい、壊れてしまいました。
一応修理に出しましたが、来週になるということですので、それまで画像が撮影を載せられません。
文面だけでちょっと見にくいかもしれませんが、御了承下さいませ。(過去の画像を使用させて頂く場合も御座います)
このグラントは以下の様なセット方法で組みました。
飼育種:グラントシロカブト、累代CB
使用したマット:完熟マット
使用した容器:市販の大プラケース(W370×D220×H240)
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
産卵セットを組んだのが1月23日でした。
今現在3回の採卵が完了しております。
1回目割り出し:1/23~2/14、約3週間、卵25個
2回目割り出し:2/14~3/7、約3週間、卵21個
3回目割り出し:3/7~3/21、約3週間、卵18個
上記のような結果で採卵できました。卵はほとんどが真っ白な良卵です。中にはオレンジ色の変形卵も数個見られました。
現在4回目のセットを組みました。♀はまだまだ元気で、再セットを組むと直ぐ潜っていきました。まだまだ期待できそうです。
孵化のほうはさすがグラシロ、長くかかるのでまだゼロです。こちらの孵化数もまた最終的にまとめてご報告したいと思います。(^^)
使用したアイテム
昨年ご紹介したフンボルトヒナカブトの産卵の結果をご報告したいと思います。下の画像は親♂(ワイルド個体)の画像になります。
この種は以下の様な方法でセットを組みました。
種類:フンボルトヒナカブト
親情報:ワイルド♀からの産卵(♂との追いがけ交配)
採卵数:31卵
孵化数:0個
産卵に使用したマット:完熟マット
産卵に使用したケース:中プラケース(W300×D195×H205)
設定温度:20~22℃
水分量:適量
産卵セットの期間:約2ヶ月
結果から言いますと・・・完敗、惨敗です。この種はまだあまり情報も少なく、友人づてに聞いた話では採卵するよりも放っておいて幼虫まで持っていった方がよいと聞いておりました。また設定温度も低めがよいと聞いていましたので、20℃ちょい位のところにてセットを開始しました。
セットを開始して2ヶ月程度が経過するのに一向に幼虫が見えてくる気配がありませんでした。その頃には親虫も既に死亡して約4週間程度経過しておりましたので、思い切って割り出す事にしました。
卵があるにはあったのですが、見ていてあまり状態の良い卵とは言えず、結果孵化したのはゼロ。ワイルド♀にしては重量もなかなかあり、追いがけもしたので交尾は成功していたと思うのですが、無精卵だったのかもしれません。
初めての種でしたので、何か悪かったのかは分かりませんが、とにかく惨敗の一文字でした。次回また手に入れたときには是非リベンジしたいと思います。もっと精進致します。(--)
使用したアイテム
先日の日記内でご紹介したベリコサツヤクワガタの羽化に気を良くし、同じツヤ系、ダールマンツヤクワガタが来園しました。(^^)
さすがにワイルド個体なので、喧嘩傷がありますね。風貌的には小型インターメディア、アルケスといった所でしょうか。
前回に続いて今回は以下の様なセット方法で産卵を組んでみたいと思います。
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵にする予定。
産卵に使用するマット:完熟マット
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの3/5位、上部1/5はフンワリと敷き詰めます)
このような感じです。完全に前回のベリコサツヤクワガタと同様のセットです。このダールマン、ワイルド入荷はよく聞くのですが、あまりブリードものが出回っていません。ブリードが難しいのか?幼虫期間が長くて最後までモチベーションが保てないのか?・・・・。
どちらにせよ、ツヤ系のデータが少ない当園ですので頑張ってセットしてみます。
また産卵後のご報告はこの日記上にて・・・。(^^)
使用したアイテム
今日はグラントシロカブトの産卵セットを行いました。
この♀が今回の主役です。なかなか気合が入っているようです。(^^)
この♀は既に交尾完了しております。
こちらも気合を入れて産卵セットを組んでみたいと思います。
さて、このグラントのセットですが、今回は以下の様なやり方でセット組みました。
飼育種:グラントシロカブト累代CB
使用したマット:完熟マット
使用した容器:市販の大プラケース(W370×D220×H240)
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
上記のようなやり方でやってみました。今日は少しだけ細かく順をおってみましょう。
まず今回は完熟マットでセットを組みますので、マットを用意しました。
それを開封し、マットを広げガス抜きします。今回は衣装ケースを利用しました。
水分調整後、市販の大プラケースに、ケース底面固めにつめ、上部は軽く詰めます。下の画像より、固く詰めている部分と軽く詰めている部分がツートンに分かれているのが分かります。固く詰めた証拠です。詰め終えたら飼育環境と同じ環境で3日程管理して度再発酵がないか確認してから最後にエサと交尾済みの主役♀を入れて完成!
今回は入れなかったですが、転倒防止のために木片などをいれると更に良いと思います。下の画像は上から見た画像です。
このようなやり方で、セットしました。後は最後にケースのと蓋との間に新聞紙やフィルターなどを挟んで、これでOKです。
その後ですが、カブトの産卵については採卵派と放置派(幼虫になるまで割り出さない)の2つに分かれますがグラントの場合は昨日の日記でも説明したように卵の期間がとても長い場合があるので、可能ならば採卵する事をお勧め致します。
わたしの場合は2週間位程度でケースごとひっくり返し採卵しております。またこの結果は追って紹介していきたいと思います。
沢山産んでくれますよ~に。(^^)
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