先日のインド産ギラファ(亜種:ニルギリエンシス)についで、マキタイギラファも羽化してきました。
このマキタイギラファは以下のような方法で飼育しました。
飼育種:ギラファノコギリクワガタ(亜種:makitai)
体長:♂98mm
飼育したエサ:菌糸Elementシリーズ1100ccボトル~1400ccボトルの2本
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:8ヶ月
エサ交換回数:菌糸ビン2本
設定温度:25℃前後
このギラファも亜種:keisukeiほどは大型になりませんが、独特の内歯、光沢等、魅力あふれるギラファです。飼育もとても簡単で、産卵、幼虫飼育共に容易に育てる事が出来ます。
色んな角度から撮影してみました。立体的に見えましたでしょうか?更なる大型羽化を目指したいと思います。(^^)
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ヘラクレス・ヘラクレスの♀個体が羽化しました。
いつも♂ばかりのご報告ですので、たまには♀の報告も良いでしょう。(^^)
飼育種:ヘラクレス・ヘラクレス♀グアドループ産
羽化サイズ:68mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:ブロー容器使用 径137mm×高さ155mm 1800cc(2ℓ)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:11ヶ月
投入令数:2令
途中マット交換回数:3~4回
上記のようなやり方で羽化させました。
最近は♀は♂と違い小プラケースではなく、ブロー容器で管理しております。
スペース的にも節約が出来、サイズもそこそこが羽化してくるのでなかなか重宝しております。
蛹化時は人工蛹室には移さずそのまま羽化させます。
♂と違い角曲がりの心配がないのがよいですね。(^^)
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そろそろクワカブもシーズンイン間近、今年もワイルド個体が入り始めたアトラスオオカブト(ミンダナオ産)のブリード個体がこちらでも羽化してきました。
このミンダナオ産アトラスは以下のような飼育方法で羽化までさせました。
飼育種 :ミンダナオ産アトラス
羽化サイズ:85mm
使用したエサ:きのこマット(無添加)
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
水分量:適量(手で握って団子が出来、かつ水が染み出ない程度)
設定温度:25℃前後
投入令数:2令
投入~羽化までの期間:1年
その間交換したエサ回数:3~4回ほど
この種は産卵も幼虫飼育も比較的容易な種です。エサはきのこマットのみ(無添加)を使用。小プラケースで問題なく羽化してきました。
一般にホームセンターやデパート等でよく見かけられるアトラスはスマトラアトラスが多いものですが、このミンダナオ産アトラスはまるでコーカサスの様に胸角が大きく湾曲していて断然迫力があります。
アトラスやコーカサスといえば要注意飼育においての最終段階での胸角の湾曲が課題となっているみたいです。コーカサスにおいてはなかなか大型の湾曲をもった個体を羽化させるのが難しいとされていますが、アトラスに関してはコーカサスよりは比較的立派な角を持った個体が出やすいようです。
角を立派に羽化させる方法として、3令後期、特に蛹化間近になったら、ケース底面に黒土や赤土を入れてやるという方法があるようです。
今回のこの個体に関しては、その方法はとっておらず、きのこマットそのままで羽化させました。ただ最終段階でのマットの水分量については乾燥しないように適量を保つように加水調整しました。これにより蛹室が作りやすくなったのではないかと個人的に思っております。
それにしても、う~ん、格好良いですね。次回は90mmUP、100mmUPを目指したいと思います。(^^)
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ニルギリエンシス、インド産ギラファノコギリの羽化報告です。
飼育種:ギラファノコギリクワガタ(インド産:亜種:ニルギリエンシス)
体長 ♂100mm
飼育したエサ:菌糸Elementシリーズ1100ccボトル~1400ccボトルの2本
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:8ヶ月
エサ交換回数:菌糸ビン2本
設定温度:25℃前後
クワガタの中ではムシキングの影響で子供から大人まで誰もがご存知のギラファノコギリ。一般での流通はジャワ産、フローレス島産が主流ですが、この種はインド産、亜種扱いになります。
菌糸ビンElementシリーズ2本で羽化までもっていきました。 ただ比較的高温飼育だったために早めに羽化してきてしまいました。もう少し低温で寝かせれば少しは体長も伸びたのではないかと思います。
内歯先端の部分が歯ブラシのように段状になっているのがわかります。これがニルギリエンシスの特徴だそうです。(^^)
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亜種の多いアスタコイデスノコギリ(ssp.cinnamomeus)の羽化報告です。産地はジャワ島産。
飼育種:アスタコイデスノコギリ(ジャワ島産)
体長:69mm
飼育したエサ:菌糸Elementシリーズ800ccボトル
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:7ヶ月
エサ交換回数:なし
設定温度:23℃前後
地味な印象を受けるアスタコイデスノコギリ、亜種によって体色に変化があるなどなかなか楽しめる種です。今回は菌糸ビンにて飼育しました。Elementシリーズ800ccボトル1本羽化でなかなかのサイズだと思います。
こうして見ると日本のノコギリに何処となく似ているような気もしますね。(^^)
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今日は先月の末に羽化したパリーオオクワガタの紹介です。
飼育種:パリーオオクワガタ(ジャワ産)
体長:63mm
飼育したエサ:きのこマット、1100ccPPボトルの空ボトルを利用しました。
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:12ヶ月
エサ交換回数:3回程度
設定温度:23℃前後
今回も先日のオオクワに続き菌糸ビンではなくきのこマットでの羽化となります。サイズ的にはまだまだ満足出来ない個体ですが、ジャワ産の特徴も出てなかなか可愛いやつです。(^^)
このパリーオオクワ、最近では国産オオクワやアンタエウス、グランディス、台湾オオクワなどに比べると地味な存在ですが、亜種間でそれぞれ独特の特徴もあり、なかなか楽しめる種ではないかと思います。(^^)
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長い長い年月をかけてアクティオンゾウカブトが羽化してきました。
♂110mmとまずまずの個体です。
このアクティオンは以下の様な飼育で羽化させました。
飼育種:アクティオンゾウカブト
羽化サイズ:110mm
使用したエサ:きのこマット(無添加)
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
水分量:適量(手で握って団子が出来、かつ水が染み出ない程度)
設定温度:25℃前後
投入令数:2令
投入~羽化までの期間:2年6ヶ月
その間交換したエサ回数:9~10回ほど
それにしても長い日数がかかりました。
大型系ゾウカブトの仲間でも、エレファス・オキシ、エレファス・エレファスは比較的飼育飼育期間も短く(短いといっても1年半~1年10ヶ月程度位はかかるのですが・・・)比較的最後までモチベーションを保てるのですが、アクティオン、ヤヌス、ラミレスに至っては根気も必要です。
飼育自体は特別難しくなく、きのこマット(無添加)で問題なく羽化までいきました。
最後の蛹化の時もこの種は角が曲がって蛹になりますので、小プラケースの大きさでも十分蛹化~羽化が可能でした。
真上から見ると胸の側面方向の角がマルスと違い厚みがあり迫力があります。
しぶいっ!個人的に大型ゾウカブトの中では私はアクティオンが一番好きです。(^^)
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中型のグラントシロカブトの羽化報告です。
♂74mmになります。身体がまだ湿っていて黒ずんでいますが元気な個体です。
以下がこのグラントの羽化データになります。
飼育種:グラントシロカブト
羽化サイズ:74mm
使用したエサ:きのこマットのみ
使用した容器:1800ccブロー容器
投入時期:2令
投入~羽化までの期間:11ヶ月
その間のえさ交換の回数:3回
グラントは幼虫飼育はとても簡単なのですが、一番のネックは皆さんご存知のように卵~孵化にあります。ちなみにこの個体は採卵してから孵化するまでに約5ヶ月かかりました。
他の個体も全てそうかというとそうではなく、全てバラバラで、早いものでは1ヶ月で孵化するものもあれば長いものになると8ヶ月もかかって孵化したものもありました。
この辺の謎が解ければよりスムーズに飼育も出来るのですが、今の時点では詳しい事は分かっていないようです。
こうやってみるとなかなか可愛い顔していますね。まだまだ大型になる種ですので、更なるサイズアップを目指して頑張ります。(^^)
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寒さ厳しいこの時期、当園の生体管理ルームではオオクワが羽化してきました。
上記画像の個体は以下のような方法で飼育しました。
飼育種:オオクワガタ(日本、福岡県産)
体長:72mm
飼育したエサ:きのこマット、1100ccPPボトルの空ボトルを利用しました。
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:13ヶ月
エサ交換回数:3回程度
設定温度:23℃前後
今回羽化した個体はマット飼育、きのこマットのみで羽化させました。添加剤などは一切使用しておりません。無添加きのこマットのみです。
通常この程度のサイズですと菌糸を利用すれば半年一化でも羽化してきます。今回の収穫はマット飼育による70mmUPが出来た事にあると思います。
ただ全ての個体が70mmUPあったわけでなく、羽化している12♂中の最大個体を今回紹介しました。ちなみに最小個体は60mmでした。
まだ蛹の個体もいますので、これからの羽化も楽しみにしております。この個体サイズを上回る個体が出来ますように。(^^)
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中国ニセシカクワガタが羽化しました。♂54mmです。
羽化までの詳細内容は以下のとおりです。
<羽化までの内容>
使用したエサ くわマット:600cc広口ガラスビン容器使用
設定温度 23~25℃前後。
エサ交換回数 交換なし
羽化までの期間 約6ヶ月:2令投入
中国クロツヤシカの羽化データです。
今回は、600cc広口ガラスビンにくわマットを使用して1本で羽化させました。
投入令数は2令です。エサはくわマットのみ。
サイズ的には中型程度です。
黒光りした光沢と足の赤色のコントラストが見事な虫です。(^^)
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