先日のkakuさんのレスを取り上げてメタリフェルの飼育の話をします。
kakuさん
メタリフェルですが、
設定温度:約23〜25℃位。
湿度:普通程度(ギュッと握って水が染み出ない程度に土団子が出来る位)
くわマットでしたらメタリフェルは問題なく産みますし、幼虫飼育も大丈夫です。
ただ幼虫飼育の場合、♂を大型を出そうと思うのでしたら設定温度は
低めが好ましいです。温度を17〜20℃位でたっぷりのマット&大きめの
容器でじっくり育てばかなりの大型が望めます。
但しその時、気をつけないといけないのは、♀との羽化ズレです。
上記の方法で大型を育てようとすると、7〜8ヶ月はかかってしまう場合もあります。
♀は小型で、大きくてもせいぜい20mm後半位ですのでどうしもて早く羽化します。
ブリード用に小型の♂も作っておく事も累代を絶やさない為には重要だと思います。
既にご存知かとは思いますが、御参考までに・・・。(^^)
使用したアイテム
先日、ぱぷさんから以下の様な質問がきました。
>きのこマットの質問ですが、セットから二日目に土中の温度が
>36℃になってしまいました。(ガスぬきはしました。)再発酵かと
>思われるんですが、繰り返し熱くなります。ちなみに他のマットは
>平均25℃でした。これはいつ頃安定しますか?熱くなってしまったときの
>対処方と飼育中に熱くなってしまった時の対処法を教えて下さい。
>あと、何故再発酵はおきてしまうんですか?
ちなみにぱぷさんの現時点での管理温度は何度位でしょう?
何故再醗酵が起きてしまうかなのですが、これは熟度の浅さにあります。
醗酵マットを自作する時、必要な温度は26度位以上です。
この温度管理下で水分を十分に加えると熟度が浅いマットほど再醗酵
しやすくなります。
完熟マットの場合はきのこマットに比べて熟度が高いので再醗酵は起こりにくいです。
弊社の醗酵マットにはきのこ、完熟、くわと3種ありますが、
一番醗酵レベルの浅いのがきのこマットなんです。
熟度が浅く管理が難しいという点もありますが
栄養価は他の2種のマットに比べると一番高く、マット飼育で
大型を出したいのでしたら一番お勧めの発酵マットです。
ですので管理温度を低め(25℃位まで)で管理出来れば
再醗酵は起こりにくいと思います。後は水分量も適量にする事も重要です。
きのこマットは夏の高温多湿の中では多少扱いにくいマットではありますが、
とても栄養価の高い良いマットですので取り扱いに注意して使用すれば
幸いかと思います。(^^)
参考ページ:再発酵について
使用したアイテム
ウォーレスノコギリが羽化しました。♂59mmです。
羽化までの詳細内容は以下の通りです。
<羽化までの内容>
使用したエサ:ElementシリーズE-1100菌糸ビン1本
設定温度:23〜25℃前後。
エサ交換回数:交換なし
羽化までの期間:約5ヶ月
またも1本羽化でのご報告です。
ノコギリクワガタの中でも身体幅も太いウォーレスノコギリ。
今回は中型サイズでしたので次回は大型を狙いたいです。(^^)
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インドアンタエウスが羽化しました。♂81mmです。
羽化までの詳細内容は以下のおとりです。
<羽化までの内容>
使用したエサ:ElementシリーズE-1100菌糸ビン1本
設定温度:20〜23℃前後。
エサ交換回数:交換なし
羽化までの期間:約7ヶ月
前回の80mmに続き、こちらもおなじみアンタエウスの羽化です。
先日のアンタエウスと同様にこの個体も1本羽化です。
もう少し大きな蛹がありますので、こちらで是非85mm位行きたいものです。(^^)
8月の日記の感想で、レスがありましたので御報告致します。
8/20のレス
ryouhokuさん
>個人的な意見ですが、ノギスなどで測っている画像がないと、信憑性がないため・・・。
誤解を招く姿勢で大変申し訳御座いませんでした。
ですが、こちらは全く嘘の報告はいたしておりません。
信用して下さるかどうかはこの日記を御覧の皆様&お客様の御判断に
なるとおもいますが、本当に正直な所です。
本日の日記には、参考までにノギス測定付きの画像を載せました。
今後毎回測定付きの画像を載せるとは限りませんが、正直なサイズを
公開していくつもりですので、どうぞ御理解下さいませ。すみませんでした。
また8/24のレスでご指摘いただきました
>いつも思っていましたが、蛹化ではなく蛹化ですよ。
これは、すみません^^;完全に当方のタイプミスでした。
今まで御覧の皆様、重ねてお詫び申し上げます。
今後も誤字などする事があるかと思いますが
その点に付きましてはどうか微少ながら御了承頂けますと幸いです。
以後気をつけます。m(__)m
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ヘラクレス・トリニダーデンシスが続々羽化しました。♂138mmです。
羽化までの詳細内容は以下の通りです。
<羽化までの内容>
使用したエサ:きのこマット
使用した容器:小ケース
設定温度:23〜25℃前後。
エサ交換回数:交換4〜5回
羽化までの期間:約12ヶ月
中型サイズでの羽化でしたが初めてのトリニダーデンシスの
羽化でしたので満足しております。
この個体は蛹室を小ケース斜めに作ってくれましたので
そのままで羽化させました。
次世代につなげて大型を狙いたいと思います。(^^)
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ヒラズツツサイカブト
学名Ceratoryctoderos Candezeiがやって来ました。
セレベス・パルー産の小型サイカブトです。
この種はブリードはかなり難しいレベルだそうでセットにも気合が入ります。
今回は完熟マットでやってみようと思います。
結果はまた日記上でご報告致します。(^^)
使用したアイテム
皆さん、いつも感想ありがとうございます。
最近質問的なものが多いので本日も日記上で取り上げてみようと思います。
tadさん
初めまして、飼育担当のShihoです。
メガソマ系ですが産卵の時には「完熟マット」の方に軍配が上がりますが、
幼虫飼育では「きのこマット」の方がより大型になる傾向が出ているみたいです。
(ただし一概に絶対とはいい切れません)。
「完熟マット」の場合、黒枯れの醗酵の進んだマットですので、幼虫に
対するあたりは優しいのですが、栄養価の面では菌床を醗酵させて作った
「きのこマット」の方が高く育ちも良いです。
ただし何のカブトでも幼虫飼育は「きのこマット」が良いかと言うとそうでは
ないみたいです。落ちやすい種、ふかふかの腐葉土やフレーク状になった
腐葉土を好む種にはむしろ完熟マットの方が向いている傾向があります。
きのこマットが合う種の代表としては、メガソマ系、ディナテス系、カルコソマ系の
ような大型のカブトが挙げられます。
でもアブデルスのような小型カブトもきのこマットの方が大型になりました。
一概にはこうだと言い切れない部分もあるみたいです。(^^)
なかさん
いつもレスありがとうございます。
ふるいにかけて残った荒めのチップですが、私の場合はヘラ系や
ゾウカブト系等の3令時のエサとしてマットに混ぜて使用しております。
他の使用方法としては成虫管理のマットしても良いと思いますよ。(^^)
使用したアイテム
マルスゾウカブトが蛹化してくれました。
<マルスゾウカブト>
使用マット:きのこマット
設定温度:23〜25℃
使用容器:小ケース
えさ交換回数:7〜8回位
幼虫期間:約1年8ヶ月
黒系のゾウカブトの中では個人的にダントツに好きなマルスゾウカブト。
最近はあまりワイルドの入荷も無く累代が進んだものが主流となっている
みたいです。
マルスは他の黒系ゾウカブト(アクティオン、ラミレス)と違って蛹化まで
以外に早く2年かかりませんでした、画像に添付してる蛹以外に
3頭ほど蛹化してきています。
ただ不思議なのは♂の方が蛹化が早く♀がまだ一頭も蛹化してないのが
ちょっと問題です。マット交換して強制的に刺激を与えてみようかと思っております。(^^)
なかさん
先日もレスありがとうございます。
質問ですがどんどんして下さいませ。私で応えられる範囲でしたら
何なりと回答しますので・・。でもあくまでも御参考までにして下さいね。(^^)
ゼリー気に入って頂けて嬉しく思います。ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
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先日よりマットの話題です。本日も日記内で取り上げたいと思います。
なかさん
弊社販売のマットはご存知のように以下の3種が産卵&幼虫飼育のメインとして存在します。
この内、【くわマット】については元々微粒子タイプで仕上げていますので
ふるいにかける必要性はほとんどありません。
【きのこマット】、【完熟マット】においてはあらめのチップが入っていますので、
虫の種類によってはふるいにかけた方が良い結果が出る場合もあります。
特にマット産み系の小型種においてはふるいにかけ微粒子にした方が
やはり結果が良いようです。
【代表例:小型カブト(サビイロやアブデルスなど)、小型クワ(ネブト系、小型ノコギリ、ホソアカ系など)】
比較的大型の種においてはそのまま使用しても問題なく産んでくれます。
産卵数もさほど変化はないように思います。
【代表例:大型カブト(ヘラ系やゾウカブト、カルコソマ系)、中〜大型クワ(ギラファ、アンテ、オオヒラタなど)】
上記が弊社での見解ですが、あくまでも弊社の見解ですので参考にして頂ければ幸いです。
勿論これ以外にも良い方法や新しい発見などがありましたら
どんどんご紹介して下さい。私も今のデータが全てとは思っておりませんし、
新しい発見(やり方)を見つけたいと思いますので・・・。
よろしくお願い致します。
飼育担当:Shiho (^^)
使用したアイテム
kakuさん
先日はレスありがとうございます。
文章制限の関係により本日の日記の話題で取り上げさせて頂きます。
まずツヤ(オゾントラビス)系は弊社では基本的に完熟マットで飼育して
おりますので「クワマット」上でのデータは無いんです。申し訳御座いません。
ただ「くわマット」でもよく熟成させた(時間のおいた)やつでしたら飼育も可能かと思います。
後は「くわマット」でマット飼育した後の使い古しのマットですとこれもいける可能性があります。
オゾントラビス系にはよく熟成したマットが合っているようです。
またミヤマに関しましては、基本的に「完熟マット」をお薦めしております。
ですが3令になりしっかりしてくると「くわマット」や「きのこマット」を
混ぜたりして栄養価を上げて飼育するとより大型が出やすい事もありますが、
基本的には完熟マット系のよく熟成したマット主体で飼育しております。
上記の飼育方法はあくまでも弊社の飼育方法です。
勿論他にも様々な方法があるかと思いますが、参考にして頂けたら幸いです。
飼育担当:Shiho (^^)
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