
9/下旬、お彼岸ですね~。
我が家の庭でも綺麗なヒガンバナが咲いています。
最近、空気が変わりましたね。
少し冷たく澄んでいてまさに秋の風を感じます。。
今回は3連休がありましたので、山に行って来ました。
ハルニレの樹皮の隙間に小さなクワガタの姿が見えました。
コクワガタ♂です。
そのコクワ♂のすぐ下の所には、
ヒラタクワガタの♂も入っていました。
サイズはあまり大きくありません。
ギリギリ♂50㎜あるかないかといった感じです。
こちらの樹皮裏には、
コクワガタ♂2頭
が入っていました。
ギリギリ大歯タイプってところですね。。
そしてこのコクワの入っていた木を叩いてみると、
カブトムシ♀が落ちて来ました。
嬉しいもので、ここ宮崎ではまだまだカブトムシの姿も見られます。
すぐ近くの木々の間には、
沢山のアケビが実っていました。
ここのアケビはまだまだ青く熟していませんね。。
もうしばらくすると皮がピンク色がかり、美味しくて甘いアケビになるでしょう。。
お次は、
この木は大きく、しかもシーズン中は結構何かしら落ちてくる木でもあります。
蹴ってみると、
バスっっと良い音!
探し当ててみると、
ミヤマクワガタ♂71.2㎜
ノコギリクワガタ中歯型
の2頭が落ちて来ました。
おおっつ、久しぶりのミヤマクワガタ特大サイズです!
ボディもまだまだキレイで元気いっぱいの個体でした。
頭数が減っていく中のこの時期の特大ミヤマは嬉しいものがありますね^^
このハルニレ木の隙間からは、
ヒラタクワガタ♂54㎜
が潜んでいました。
そして、同じこの木を叩いてみると、
ノコギリクワガタ♂66㎜
コクワガタ♂43㎜
が落ちて来ました。
コクワの方は内歯が欠けたりしていましたが、ノコギリの方は全然綺麗な感じでした。
2時間ほど採集を楽しみ、
そろそろ撤収しようかと思ったところで、何気にふと上を見上げると、
何かしら沢山の実が実っていました。
(※ちょっとピンボケでスミマセン💦)
下にもいくつか落ちていたので、
拾い上げてみると、
なんと、梨!
小ぶりで手のひらサイズくらいの大きさですが、間違いなく梨のようでした。
これはニホンヤナマシという山に自生する天然の梨。
落ちていたやつを少し齧ってみると、とても水々しく甘くさっぱりとした味わいで、市販の梨と比べてもほぼ見劣りしない味わいでした。
長年山に通っていますが、ニホンヤマナシを見つけたのは今回が初めて。
新たな秋の恵みを見つけて嬉しくなってしまいました^^
このような感じで9月下旬、お彼岸3連休時の採集を楽しませてもらいました。
今回は前回までと違って秋の空気を感じる採集でしたねー。
全体的な頭数はもちろん減っては来ておりますが、宮崎はまだまだ採集出来ます!
毎回言っているような気がしますが、もう少し今シーズンの採集を楽しませて貰いたいと思います^^
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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「夏に採集したクワガタを産卵させてみよう」シリーズ。
今回は「アカアシクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。
※この記事は昨年もほぼ同じ内容で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※
野外採集してきた個体も、飼育個体も産卵方法は同じですので、参考になれれば幸いです。
【アカアシクワガタ参考画像】
【飼育種】
和名:国産アカアシクワガタ
学名:Dorcus rubrofemoratus
産地:日本
アカアシクワガタの場合、産卵木を使用した方法が最適です。
<産卵セット時の方法>
★材を使用しての産卵セット方法★
【産卵に使用するマット&材】
マット+材2本程度
【お勧めマット】
きのこマット、完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~L程度
【産卵管理温度】
20℃前後(※重要)
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
材の頭が出るようにセット。
産卵セットは図示すると以下のような感じで組みます。(参考例です)
では画像と共にセット方法の手順をご紹介したいと思います。
<手順>
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれます。
しかしアカアシクワガタに関してはほとんど材産みが主なようです。
アカアシクワガタは野外では土に半分埋まった材からも幼虫が出てくるので、本来は材産みですが、似たような環境を作る為に私の場合は敢えて材を埋めるようにセットしています。材の周りのマットはあえて固く詰めなくてもOKです。
後は親♀を入れフタをします。
今回はコバエシャッターを使用してみました。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記のやり方でセットを組めば大丈夫だと思います。
次に産卵セットを組んだ後、今度はいつその幼虫の割り出し作業を行ったら良いのかについてご紹介してみたいと思います。
<割り出し、幼虫取り出しの時期>
アカアシクワガタの場合、基本的に材産みの種ですので、材の中に幼虫が入っているのがほとんどですが、材よりこぼれ落ちた幼虫がそのまま周辺のマットを食し、マットで育っている場合があります。
割り出しのタイミングは、材からこぼれ落ちた幼虫が多数いる場合には、基本的にはケース側面や底面に幼虫が見え始めてからになります。
あくまでも目安ですが、ケース側面&底面に幼虫が見えている時は、「ケース側面&底面に幼虫が5~6頭位見え始め、その幼虫の大きさが2令位の大きさになった位」が割り出しの目安です。
もしマット側面&底面に幼虫が見えてこない場合は、材の中にのみ入っている場合が多いですので、ケース外側からは幼虫が見えず割り出しのタイミング分かりません。そういった場合は、思い切って産卵セット開始後、「約2ヶ月程度」を目安に割り出すと良いと思います。
卵や幼虫が1~2頭見え始めたからといってで早期に割り出してしまうと、まだ産む気がある♀の産卵活動を一旦ストップさせてしまうことがあるのであまり好ましくありません。
だからと言ってあまり長く放置するのも危険が伴います。
その理由は「子食い」にあります。
産卵をしている♀は栄養補給の為に高蛋白質のものを欲し、栄養価の高い幼虫、いわゆる自分が産んだ我が子を食してしまう事がよくあります。
先の日記記事でも書いていますが、コクワガタ、オオクワガタ、ヒラタクワガタ、スジクワガタ等のドルクス系クワガタは子食いの可能性が高いことで知られています。
アカアシクワガタではまだ実際に見たことはありませんが、同じドルクス系なので用心するに越したことはありません。
こうならない為にも、産卵セットを組んだ後、ある程度の期間で割り出してあげる事も必要になってきます。
下の画像は過去に行ったアカアシクワガタ産卵セット割り出し風景です。
この時の産卵セットでは2本の産卵木で合計31頭の幼虫を取ることが出来ました。
いかがでしたでしょうか?
上記が私のアカアシクワガタの産卵セットの組み方です。
アカアシクワガタの産卵セットで一番大事なのは温度管理、20℃前後の温度帯でセットするということだと思います。
アカアシクワガタは野外でも比較的標高の高い所に生息しております。それゆえ、産卵させる時の温度帯はミヤマクワガタ、オニクワガタ等をセットする時と同様の温度帯が好ましいです。この温度帯をキープ出来れば、産卵させること自体はそこまで難しくないと思います。
是非一度産卵セットを組み、幼虫飼育を挑戦してみて下さいませ。(^^)
※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※
使用したアイテム
きのこMat(昆虫マット・発酵マット), プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2023年9月15日
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「夏に採集したクワガタを産卵させてみようシリーズ」、今回は「国産コクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介してみたいと思います。
※この記事は昨年もほぼ同じ内容で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※
※コクワガタには亜種:リュウキュウコクワ、アマミコクワガタ等:がありますが、産卵方法に関しましては全て今回ご紹介するセット方法で産卵が可能です※
【参考画像:コクワガタ♂】
【飼育種】
和名:コクワガタ
学名:Dorcus rectus
産地:日本国
コクワガタの場合、産卵木を使用した方法が最適です。
<産卵セット時の方法>
★材を使用しての産卵セット方法★
【産卵に使用するマット】
完熟マット、きのこマット等
【使用する材】
少し柔らかめのクヌギ材、コナラ材
【産卵に使用するケース】
クリーンケースM~L程度
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
材の頭が出るようにセット。
では画像と共にセット方法の手順をご紹介したいと思います。
<手順>
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれます。
しかしコクワガタに関してはほとんど材産みが主なようです。
コクワガタは野外では土に半分埋まった材からも幼虫が出てくるので、本来は材産みですが、似たような環境を作る為に私の場合は敢えて材を埋めるようにセットしています。
後は親♀を入れフタをします。
今回はコバエシャッターを使用してみました。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記のやり方でセットを組めば大丈夫だと思います。
次に産卵セットを組んだ後、今度はいつその幼虫の割り出し作業を行ったら良いのかについてご紹介してみたいと思います。
<割り出し、幼虫取り出しの時期>
コクワガタの場合、基本的に材産みの種ですので、材の中に幼虫が入っているのがほとんどです。ですが、上記のような埋め込み式のセット方法を組んだ場合、結構な確率で、マット側面にも幼虫が確認出来る事も多々あります。
割り出しのタイミングは、基本的にはケース側面や底面に幼虫が見え始めてからになります。但しマット状態が悪い場合、すべての幼虫は材に入り込んでマットには出てない場合もあります。
あくまでも目安ですが、ケース側面&底面に幼虫が見えている時は、「ケース側面&底面に幼虫が5~6頭位見え始め、その幼虫の大きさが2令位の大きさになった位」が割り出しの目安です。
もしマット側面&底面に幼虫が見えてこない場合は、思い切って産卵セット開始後、「約2ヶ月程度」を目安に割り出すと良いと思います。
卵や幼虫が1~2頭見え始めたからといってで早期に割り出してしまうと、まだ産む気がある♀の産卵活動を一旦ストップさせてしまうことがあるのであまり好ましくありません。
だからと言ってコクワガタの場合、あまり長く放置も出来ないんです。その理由は「子食い」にあります。
コクワガタ、オオクワガタ、ヒラタクワガタ等のドルクス系クワガタは子食いの可能性が高いことで知られています。産卵をしている♀は栄養補給の為に高蛋白質のものを欲し、栄養価の高い幼虫、いわゆる自分が産んだ我が子を食してしまう事がよくあります。
こうならない為にも、産卵セットを組んだ後、ある程度の期間で割り出してあげる事も必要になってきます。このことはコクワガタだけでなく、オオクワガタやヒラタクワガタでも同様だと言えると思います。ご注意下さいませ。
下の画像は過去に行ったコクワガタ産卵セット割り出し風景です。
いかがでしたでしょうか?
上記が私のコクワガタの産卵セットの組み方です。
コクワガタの産卵セット時の管理温度は可能ならば最低でも25℃程度が望ましいのです。
コクワガタは寒くなってくるのを感じると越冬体勢に入ってしまう個体もいるので、少し気温が低くなってくる場合は温度対策などをして調整してあげて下さいませ。
越冬スイッチが入ってしまいそうな場合は様子を見ながら27℃位まで温度を上げてみるという方法もあります。
是非一度産卵セットを組み、幼虫飼育を挑戦してみて下さいませ。(^^)
※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※
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2023年9月12日
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース
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9月になり、まだまだ暑い日が残りますが、時折秋の空気も感じることもあります。
野外でのクワガタ採集と聞くと、一般的には8月位まで・・・というイメージが多いようです。
ホームセンターや、100円均一ショップなどを見ても、9月に入るとほとんどの店で昆虫グッスの数は減少され、店頭にあったのも奥の方に戻されるようになっているように思えます。。
これはやはり子供の頃の「夏休み=虫採り」といったイメージが残っているせいかもしれませんね。
こう見ると採集が好きな我々にとっては寂しく感じますが、9月位まではまだまだクワガタ達もそれなりに活動をしています。
昨日になりますが、今回も元気に山に行って来ました。
【9/7の採集】
採集ポイントに向かう途中、秋の味覚の栗が沢山落ちていました。
これは山に自生している野栗ですので、市販ものと比べて実は小ぶりですが、甘み、風味、香り等が強くとても美味しいんです。
この時期は山に住む猿どももこの野栗を狙って来ます。
まさに秋の自然の恵みですね^^
さて、ポイントに到着しました。
いつものように木々をチェックしていくと、
ノコギリクワガタ♂とカナブンの姿を見つけました。
この時期でもこういう光景を見るとまだホッとしてしまいますね^^
画像のハルニレ木を叩いてみると、
パラパラっ
と複数落ちてくる音がしました。
その内の一頭はコクワガタ♂
手前の葉っぱに引っ掛かりました。
せっかく落ちて来てくれたので、お姿を拝借。
ほんの少しの凹みがあるものの、その他は傷もなくとてもキレイな個体でした。
サイズは未計測ですが♂40㎜前半くらいでしょうか。。
そして同時に落ちて来たもう一頭は、
ノコギリクワガタの♂でした。
サイズは♂60㎜前半ほど。
こちらもコクワ同様にとてもキレイな個体でした。
こちらの細いハルニレ木を叩いてみると、
ミヤマクワガタ♂65㎜
小型のカブトムシ♂
の2頭が落ちて来ました。
本当はあと一頭ほど落ちた音がしたのですが、ちょっと見失ってしまいました。
こちらもハルニレ木。
この割れている樹皮裏からは、
ヒラタクワガタ♂50㎜前半程度
ネブトクワガタ小歯♂
の2頭が入っていました。
同じ木の裏側でナナフシの姿も見かけました。
このような感じで9月前半の採集を楽しませてもらいました。
今回見かけた種類は、
・ノコギリクワガタ
・ミヤマクワガタ
・ネブトクワガタ
・コクワガタ
・ヒラタクワガタ
・カナブン
・カブトムシ
の合計7種。
全体の頭数にすると、約20~30頭程だったかなと思います。
今回は採集時間も1時間半位と短かったせいもありますが、やはり数的には少なくなってる感は否めませんね。。
でもまだまだキレイな個体も多かったですし、また次回を楽しみにしたいと思います。
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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今回は「国産カブトムシ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。
※国産カブトムシは亜種:オキナワカブトや久米島カブト等:がありますが、産卵方法に関しましては全て今回ご紹介するセット方法で産卵が可能です※
※この記事は毎年、ほぼ同じ内容(一部変更点あり)で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※
【飼育種】
和名:カブトムシ
カブトムシの場合、産卵セット方法はマット産卵で行います。
※またこの国産カブトの産卵セッティング方法については、YouTubeのこちらの動画でもご紹介しております。
新人ちっぴーが産卵セットに挑戦しております。
こちらも同時にご覧頂ければ幸いですm(__)m
<産卵セット時の方法>
※野外品の♀を利用した産卵セットのご紹介になります※
【累代】
天然ものWD♀を使用
【お勧めのマット】
黒土マット、完熟マット
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手で握って土団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3cmはフンワリと。
【設定温度】
25~28℃前後
まずは産卵セットに使用するケースを準備。
今回はクリーンケースを使用します。
マットを大きなケースに出します。
お勧めは完熟マット、もしくは黒土マット。
転倒防止のハスクチップを入れます。
ゼリーを入れます。
<割り出し、幼虫取り出しの時期>
卵を採卵するか、そのまま幼虫が見えるまで自然に孵化させる方法がありますが、今回は自然に孵化させて幼虫を回収する方法をご紹介します。
本土カブトムシの寿命は短いので、ケース底面に幼虫が見える頃にはほとんどの♀は死亡してしまっている可能性が高いです。
卵で採卵するよりもそのまま自然に孵化させた方が孵化率も高いので、私の場合は幼虫割り出しは♀が死亡してしまったのを確認してから約1ヶ月後程に行う様にしています。
このような感じで幼虫が出て来ます。
国産カブトムシは多産なので沢山幼虫が取れるでしょう!
いかがでしたでしょうか?
上記が私の国産カブトムシの産卵セットの組み方です。
国産カブトムシは産卵、そして幼虫飼育共にとても容易な種です。
機会がありましたら是非一度産卵セットを挑戦してみて下さいませ。(^^)
※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※
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2023年9月1日
カテゴリー
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プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
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「夏に採集したクワガタを産卵させてみようシリーズ」、今回は「国産ノコギリクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介してみたいと思います。
※ノコギリクワガタには沢山の亜種:アマミノコギリやトカラノコギリ等:がありますが、産卵方法に関しましては全て今回ご紹介するセット方法で産卵が可能です※
※この記事は昨年もほぼ同じ内容で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※
【飼育種】
和名:ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus inclinatus
ノコギリクワガタは2つのセット方法でご紹介します
①マットのみで産卵セットを行う方法
②材を使用して産卵セットを行う方法
産卵セッティングは人それぞれお好みがあるのでしょうから、両方のやり方をご紹介したいと思います。
<産卵セット時の方法>
※野外品♀を使用した産卵セットのご紹介です※
★マットのみで産卵セットを行う場合★
【累代】
天然ものWD♀を使用
【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット、きのこマット
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手で握って土団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】
25~27℃前後
今回はつい最近セットを組んだばかりの様子の画像がありますので、それと共に合わせてご紹介して見たいと思います。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
親となるノコギリ♀を入れます。
頑張ってくれよ~。
★材を使用して産卵セットを組む場合★
【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット、きのこマット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。
後は親♀を入れフタをします。
今回はコバエシャッターを使用してみました。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません)
産卵セッティングに関しては上記の2パターンの内のいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。
私の場合は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。
次に産卵セットを組んだ後、今度はいつその幼虫の割り出し作業を行ったら良いのかについてご紹介してみたいと思います。
<割り出し、幼虫取り出しの時期>
基本的にはケース側面や底面に幼虫が見え始めてからになります。
卵や幼虫が1~2頭見え始めたからといってで早期に割り出してしまうと、まだ産む気がある♀の産卵活動を一旦ストップさせてしまうことがあるのであまり好ましくありません。
上記画像は「マットのみの産卵」で産まれた幼虫達の画像ですが、上の数位見えてきたら、大成功!もう十分割り出しても大丈夫です。
あくまで私の場合になりますが、「マットのみの産卵セット」の場合、大体産卵セット開始して、約1ヶ月半~2ヶ月程度を目安に割り出すようにしています。
「材を使用したセットで産卵セットを組んだ場合」は、ケース側面などに幼虫が見えていれば、それを目安にすれば良いのですが、材に産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。
その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみ て下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
ただし飼育ケース内の環境が急激に悪化したり、ケース側面や底面にまったく卵や幼虫が見られなかったり、♀が全く潜る気配を見せずマット上面を徘徊ばかりしている時は話は別になります。
今回は野外ものの♀はほぼ交尾が終了していると言っても過言ではないので、♀の持ち腹を期待して、そのまま♀のみを産卵セットに入れるやり方をご紹介しました。
しかし、♀がなかなかマットに潜る行動をしなかったり、何回かセットしても全く産まない場合は、♂がいるならば再交尾をさせた方が良い場合もあると思います。そのあたりは状況を見て臨機応変に対応してあげて下さいませ。
下の画像は過去に行ったノコギリクワガタ産卵セット割り出し風景です。
いかがでしたでしょうか?
上記が私のノコギリクワガタの産卵セットの組み方です。
ノコギリクワガタの産卵セット時の管理温度は可能ならば25~27℃前後程度が望ましいので、少し気温が低くなってくる場合は温度対策などをして調整してあげて下さいませ。
是非一度産卵セットを組み、幼虫飼育を挑戦してみて下さいませ。(^^)
※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※
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2023年8月29日
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プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
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皆さんは、野外採集(昆虫採集)で入手したクワガタ&カブトムシ達はどう飼育されていますか?
採集等を楽しみ、成虫の格好よさをじっくりと堪能されたことだと思います。
夏の終わりと同時に、クワガタ、カブトムシのシーズンももう終了かと思ってらっしゃる方、成虫飼育をじっくりと堪能した次は、今度は産卵&幼虫飼育にチャレンジしてみましょう。
今年野外で入手出来た虫達は既に熟成が完了しておりますので、即座に産卵セットを組み、幼虫を取ることが出来ます。
また野外で入手した個体の場合、わざわざ♂と♀を再度交尾させなくても、野外で既に交尾している可能性が高いので、そのまま♀のみで産卵セットを組むことが可能です。
つまり野外採集品の♀と産卵セットがあれば、幼虫を産ませることが出来るんです。
今回より少しずつではございますが、今年の夏、採集出来たであろうと思われる日本のクワカブの産卵セットの組み方、コツなどをご紹介していきたいと思います。
※この記事は毎年、ほぼ同じ内容(一部加筆や変更点もある場合あり)で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※
今回は「ミヤマクワガタ」の産卵セットのやり方をご紹介します。
【ミヤマクワガタ参考画像♂:2020年度採集個体】
【飼育種】
和名:ミヤマクワガタ
学名:Luxanus maculifemoratus
<産卵セット時の方法>
※野外品の♀を利用した産卵セットのご紹介です※
【累代】
天然ものWD♀を使用
【お勧めのマット】
黒土マット、完熟マット
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】
18~20℃前後(※重要)
セット方法を図示するとこのような感じです。
ミヤマクワガタの産卵ポイントは何といっても設定温度です。
18~20℃ この温度帯がカギです。
この温度をキープするのは普通のご家庭では難しいでしょうが、この設定具合によって全て決まるといってもおかしくないと思います。
温度設定さえクリアすれば案外普通に産んでくれることもあります。
しかし産卵数は♀によってバラつきがあり、産む♀は結構な数を産んでくれますが、産まない♀はゼロというのも珍しくありません。
次に産卵セットを組んだ後、今度はいつその幼虫の割り出し作業を行ったら良いのかについてご紹介してみたいと思います。
<割り出し、幼虫取り出しの時期>
基本的にはケース側面や底面に幼虫が見え始めてからになります。
卵や幼虫が1~2頭見え始めたからといってで早期に割り出してしまうと、まだ産む気がある♀の産卵活動を一旦ストップさせてしまうことがあるのであまり好ましくありません。
上記の数位見えてきたら、大成功!もう十分割り出しても大丈夫です。
ミヤマクワガタの♀はオオクワガタやヒラタクワガタ等によく見られる子食いの可能性は低いと思いますので、多少割り出しする期間を長く持っても大丈夫かと思います。
あくまで私の場合になりますが、大体産卵セット開始して、約1ヶ月半~2ヶ月程度を目安に割り出すようにしています。
ただし飼育ケース内の環境が急激に悪化したり、ケース側面や底面にまったく卵や幼虫が見られなかったり、♀が全く潜る気配を見せずマット上面を徘徊ばかりしている時は話は別になります。
今回は野外ものの♀はほぼ交尾が終了していると言っても過言ではないので、♀の持ち腹を期待して、そのまま♀のみを産卵セットに入れるやり方をご紹介しました。
しかし、♀がなかなかマットに潜る行動をしなかったり、何回かセットしても全く産まない場合は、♂がいるならば再交尾をさせた方が良い場合もあると思います。そのあたりは状況を見て臨機応変に対応してあげて下さいませ。
下の画像は過去に行ったミヤマクワガタ産卵セット割り出し風景です。
上手くいけばこのように幼虫を得られる機会も大いにあります。
如何でしたでしょうか?
上記が私の本土産ミヤマクワガタの産卵セットの組み方です。
何度も書いていますが、ミヤマクワガタを産ませるかどうかは温度管理がとても重要になってきます。
低温管理をキープするのは難しいですが、幸い今からの時期は少しずつ寒くなりますので、夏場にセッティングするよりは管理もしやすくなるのではないでしょうか?
機会がありましたら是非一度産卵セットを組み、幼虫飼育を挑戦してみて下さいませ。(^^)
※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※
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2023年8月25日
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プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
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気が付けば、もう8月も下旬。。
最盛期でもある7月はとうに終え、さらに8月も終盤となり、今季のクワカブシーズンもいよいよ終了が見えて来ました。。
群馬のイベントより帰県して以来、何かと忙しかったり、また台風などの影響もあり天気がずっと悪く宮崎での採集も長らくご無沙汰しておりました。。
だいぶ間隔が空いてしまいましたが、久しぶりに山に行って来ました。
今回はその時の様子をご紹介したいと思います。
【2023/8/21の採集】
最初に見つけたのはカブトムシ♀2頭。
ハルニレの木の樹液を舐めています。
こちらのハルニレの樹皮裏には、
コクワガタ♂2頭が潜んでいました。
このコクワ2頭を取り出した後、叩いてみると、
小さな小歯のノコギリクワガタ♂が落ちて来ました。
こちらではカブトムシ♂の姿がありました。
樹はクヌギです。
この雰囲気のある、ハルニレ木。
この木はいつも落ちてくる木なので、身構えて叩いてみると、
ボトボトボトッ
と、結構大きめな音が複数!!
探し当ててみると、
ノコギリクワガタ♂69㎜
なかなかの大型!
ギリギリで70㎜の大台突破はなりませんでした、残念!
ミヤマクワガタ♂67㎜
カブトムシ♂(サイズ未測定)
が落ちて来ました。
クワガタシャワーです!
やはり気持ちの良いものですね^^
この近くでマイマイカブリを見つけました。
こちらのハルニレ木にはコクワガタ♀が2頭、お食事中でした。
少し移動した場所にあったウロ中に結構大きめのヒラタクワガタ♂を発見!
取り出してみると、
ヒラタクワガタ♂65㎜
なかなかの大型サイズ。
この時期でもまだ擦れなどもなく、綺麗な個体でした。
このようにして久しぶりの採集を楽しみました。
今回見かけた種類は、
・カブトムシ
・ミヤマクワガタ
・ヒラタクワガタ
・ノコギリクワガタ
・コクワガタ
の計5種。
頭数的には全体で約50頭程見かけたかと思います。
時期はもう8月下旬と、全国的に見ればクワカブシーズンも終盤ですが、ここ宮崎では減ってはいくものの9月まではまだ彼らの姿を見ることが出来ます。。
あとまだもう少しクワカブ採集を楽しみたいと思います^^
※採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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今回は「バクテリア材」の作り方について、私:Shiho流ではございますが、ご紹介してみたいと思います。
<手順>
①バクテリア材の基材となる材を準備します。
種類はクヌギ、コナラ等、どちらでも良いです。
硬さはあんまり柔い材は避けた方が無難かもしれまん。後にバクテリアマットに漬け込みますので、そこで水分を追加吸収して更に柔らかくなる場合があります。
②材の樹皮を剝く
材の表面からバクテリアをより染み込ませる為に、樹皮を剝きます。
③バクテリアの温床となる幼虫の糞を用意する。
用意する糞は、カブトムシの糞、クワガタの糞。
クワガタの糞は菌糸ビン等を使用した際に出る茶色の食痕の部分に糞が含まれているのでそれを集めるのも良いです。
④※糞そのものが無い場合は、他のクワガタやカブトの産卵セッティング後の廃マットや幼虫飼育で使用したマットや菌糸食痕カスを利用しても良いです。勿論糞と合わせてもOK
⑤ゴロゴロした大粒の糞の場合は、袋等に詰めて、
⑥ゴムハンマーなどで細かく粉砕します。
⑦完全に粉々に砕かないでも良いです。
ある程度でも十分です。
⑧先程樹皮を剝いた材を加水します。
材によって加水する時間の長さはバラバラですが、あんまり長く加水しない方が良いです。
この後バクテリアマットに漬け込むので、そこで更に水分が追加浸透するからです。
なので水分気持ち少な目程度に加水するのがコツです。
⑨水に浸けた材を陰干します。
⑩大きめのケースに④の廃マットを敷き詰めます。
⑪陰干しした材に⑦の幼虫糞カスをまんべんなく刷り込みます。
⑫ケースに材を入れて、その上に更に⑦の幼虫糞カスを入れます。
⑬材の周辺もまんべんなく⑦の幼虫糞カスを入れていきます。
⑭幼虫糞カス入れた上に④の廃マットを入れていきます。
この時は幼虫の糞カスが少なかったので、廃マットを入れましたが、幼虫の糞カスが十分な量あるならば廃マットを入れる必要はありません。
⑮廃マットをある程度上にかぶせます。
⑯気密性をよくするため、ビニールを被せます。
⑰挟んで完成です!
⑱この後、産卵セットを組む温度帯と同じような場所で放置します。
このようにぬか漬けを浸けるように材をバクテリアマットに浸透させます。
材の大きさや硬さによって正確な日数を示すのは難しいですが、私の場合は材が柔らかい場合は7~14日程度、硬い場合は14~21日程度放置するようにしています。
※あまり長く浸透させすぎると、材が柔かくなりすぎて使い物にならない場合もあるので注意が必要です。
途中で材を出したりして、材の硬さを確かめながら漬け込む期間を調整するのがポイントです。
⑲出来上がったバクテリア材
数週間後・・バクテリア材の完成です。
後はこのまま通常の材同様に使用します。
材についたマットは払いのけても良いですし、そのままでも良いと思います。
バクテリア材を使用した産卵セットの様子
上記画像はバクテリア材を使用した産卵セットの様子です。
見事にカビの発生は抑えられています。
こちらはバクテリア材を使用せずそのままの材でセットを組んだ様子。
上記2画像を見比べると、カビの発生具合は一目瞭然ですね。
このような方法で私はバクテリア材を作成、使用しております。
カビの発生を抑えるにはとても有効なやり方の一つだと考えております。
<幼虫等の糞が入手出来ない時>
本来は幼虫の糞等に含まれるバクテリアを利用するのでバクテリア材と言われていますが、幼虫の糞等が手に入らない場合はどうすればよいのか?
その場合は、糞を混ぜなくても、既存の新品のマット内に浸け置きするだけでも効果が出る場合もあります。(※実際に試し実践したことがございます)
糞を混ぜたものと比べると防カビ効果は若干弱くなる場合もありますが、一度新品のマットでも漬け込んでその材を使用するだけでも、通常のセッティングをした材よりかはカビが生えにくくなるのでやってみる価値はあると考えてます。
如何でしたでしょうか?
今回カビ対策の一例として「バクテリア材」の作成方法をご紹介しました。
作成方法には色んなやり方があると思います。
今回ここでご紹介した作成方法はあくまで私個人の作り方です。
皆様も産卵材のカビの発生にお困りの時には、是非バクテリア材を自作して試してみては如何でしょうか?
※このやり方&考え方はあくまで私個人のやり方によるものであって強制するものではございません。あくまで一つの方法(手段)として参考程度にして頂ければ幸いですm(__)m
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クワガタの産卵セットを組んでいる最中、産卵セット内の材にひどいカビが発生してしまった!ということはありませんか?
はい、まさしく上画像のような状態です。
画像から見て分かるようにアオカビなどのカビが大量に発生しております。
材をマットに完全に埋め込んだセット方法ならば、カビが発生する可能性は少なくなる傾向があります。
しかし、マットより上に剝き出しになるセット方法、いわゆる「材転がし産卵タイプ」や「材半分埋め込みタイプ」の場合には材が剝き出し状態になるため、その剝き出しになった部分に特にカビが発生しやすくなってしまします。
どういうセットの時になるかというと、
図示すると、
このようなセット方法の時などですね。
しかし、こういうセット時、全てのセットにカビが発生するわけでは御座いません。
その時の環境状況やタイミングによっては、何も対策しないでも全くカビが生えない場合もあります。
カビが生える際の主な条件としては、
・温度(比較的高温)
・湿度(多湿)
・浮遊菌などが空気中に漂っている
等が考えられますが、その他にも多々あると思います。
では、どうすればこの材のカビを発生を抑えることが出来るか?
私が考えうる方法の一例としては、
・植菌材を使用する
・バクテリア材を使用する
などが挙げられます。
一つ目は「植菌材を使用する」
これは言わずと知れた人工植菌材ですね。
カワラやレイシがあります。人工カワラ材としてよく販売もされています。
材自体が白く菌で覆われている為、きのこ系菌の勢いが強く、カビなどをあまり寄せ付けない傾向があります。
手間&時間はかかりますが、通常の材とカワラ菌糸ブロック等を使用して自作することも出来ます。
もう一つは、「バクテリア材を使用する」
という方法が考えられます。
「バクテリア材」・・クワカブ飼育を初めたばかりの方達にとってはあまり聞きなれない言葉ですよね?
マットや幼虫等の糞等に含まれるバクテリアを活性化して材に浸透させ、そのバクテリア菌の勢いでカビを防ぐというやり方です。
こちらも手間はかかりますが、自作が可能です。
逆にあんまり販売されているのは聞いたことがありませんね。。(私が知らないだけかもしれませんが・・)
このように産卵セットに組む材を特殊な材(人工カワラ材や人工レイシ材等)で使用したり、自分で工夫して(バクテリア材)使用するだけで、カビが発生しにくい材に変わらせることが出来る(※100%発生しないというわけではございません※)というものです。
勿論これ以外にも、聞くところでは、
・材を加水後なるだけ速やかにセットを組む。
・材の加水分調整を控えめにする。
・樹皮付きの産卵木でセットを組む。
・管理湿度を控えめにする。
・対流(空気の流れ)を無くす。※カビ菌の浮遊による付着を防ぐ。
等々、人によっては様々なやり方があり、それを実践している方も多々いらっしゃるようです。。
皆様はカビ対策としてどのような工夫をされていますか?
次回の日記では、今回の記事で出て来た「バクテリア材」の自作方法についてご紹介してみたいと思います。
よろしければ是非見てみて下さいませm(__)m
※この考え方&やり方は、あくまで私Shiho個人のやり方であって、個人的見解です。勿論この他の方法もあると思いますので、あくまでもご参考程度に見て頂ければ幸いです。m(_ _)m
使用したアイテム
きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2023年8月16日
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
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