
早いもので、今年ももう2月中旬。
まだまだ寒い今日ですが、そろそろ山が恋しくなってきました。
ということもあって、数日前になりますが、今年(2020年)に入って初めて山に散策に行って来ました。
今回はその時の様子をご紹介してみたいと思います。
山へ入る途中・・・
この時季定番のお花:山茶花も綺麗に咲き誇っていました。
綺麗ですね~^^
ポイントに到着し、木々をチェックしてみます。
細いクヌギの木。
予想通りですが、葉が一枚も付いていません。
完全に冬の状態です。
ハルニレの木をチェック。
下の方に樹液が出ていました。
夏のシーズンならば、こんなハルニレの樹液だまりにはネブトクワガタがよく集まります。
しかし、クワガタどころか、虫の気配すらありません。。
こちらはクヌギのウロ。
こちらも樹液らしきものが出ていました。
ここ最近は寒かったですが、平均すると今季冬はかなりの暖冬ですからね。
とはいえ、こちらにも昆虫の姿は無し。。
周りにはフユイチゴの実がちらほらと実っていました。
2時間ほど山を散策しましたが、結局目立った昆虫には出逢えず終了となりました。
山に転がっていた倒木などをひっくり返せば、冬場に隠れている昆虫も見つかったのでしょうけど、今回はそれはせず敢えて目で見える範囲でのルッキングだけにしておきました。
今季は暖冬とは言え、まだまだ山は冬景色。
昆虫達が活発に活動するものもう少し後のようですね。
とはいえ、久しぶりの山の空気は澄んでいてすがすがしい気持ちになれました。
今年初の採集記は見事空振りとなりましたが、後数か月の我慢です。
早く暖かくならないかな^^
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいないクワガタカブトムシの放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
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今回はウォーレスノコギリクワガタの飼育方法をご紹介してみたいと思います。
【参考画像:ウォーレスノコギリ♂】
【参考画像:ウォーレスノコギリ♀】
【飼育種】
和名:ウォーレス ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus wallacei
産地:ハルマヘラ島など
かつて3大ノコギリクワガタの一つとされていたウォーレスノコギリクワガタ。
その当時は価格も相当なものでしたが、いまでは累代品ならばかなり安価で入手出来るようになりました。
飼育は、幼虫飼育、産卵ともに至って容易な種だと感じています。
ではそれぞれについてご紹介してみます。
幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。
菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。
マットでも弊社のマットでは、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。
マットを入れる容器も800㏄程度あればOKだとは思いますが、より大型を作出させたいのならば、少し大きめの1100㏄ボトルクラスの容量を使うと良いと思います。
管理温度は20~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。
産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。
★★産卵方法★★
<マットのみを使用した産卵方法>
【産卵に使用するオススメマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースS~M程度
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
残りは空間。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。
<材を使用して産卵セットを組む場合>
【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【お勧めの容器】
クリーンケースS~M
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法の具体例をご紹介してみます。
まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。
後は親♀を入れフタをします。
今回はコバエシャッターを使用してみました。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。
私は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。
♀によってはマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。
材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。
特別難しい種ではなく、上記でも書きましたが、かつての大珍品種も、累代品ならば今では流通も多く入手しやすい種だと思います。
ノコギリクワガタにしては幅広でかなり大きく感じる種だと思います。色艶も素晴らしく綺麗です。
皆さんも機会がございましたら、是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※
使用したアイテム
Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), プリンカップ, 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2020年2月10日
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今回はDynastes属のサタンオオカブトの飼育方法についてご紹介してみたいと思います。
【サタンオオカブト♂参考画像】
【サタンオオカブト♀参考画像】
【飼育種】
和名:サタンオオカブト
学名 Dynastes satanus
産地:ボリビア
★★幼虫飼育★★
幼虫飼育は、私は以下の様な方法で行っています。
【使用するお勧めエサ】
きのこマット、完熟マット、
【使用する容器】
♂♀:1800ccブロー容器~クリーンケースS~M程度
【エサ交換回数】
♂:途中6~8回程度
♀:途中5~6回程度
(※マットの痛み、劣化、エサの減り具合により誤差あり)
【設定管理温度】
18~20℃前後(※重要)
【羽化までにかかるおおよその時間】
(※ 通年18~20℃管理下)
♂:約16~24ヶ月程度
♀:約14~16か月程度
(※ 管理温度、エサ、湿度、大きさにより誤差あり)
体長、幅ともに幼虫もかなり大きくなります。
幼虫飼育は比較的簡単で、マットさえ切らさなければすくすくと育ってくれます。
サタンオオカブトの幼虫飼育で一番重要なのは管理温度です。
設定温度は低温気味の約18~20℃程度で管理させてあげると良いと考えています。
低温ゆえゆっくりと育ちますので、ヘラクレス等と比べても羽化までに少々時間がかかります。
★★産卵方法★★
次に産卵セット方法ですが、私は以下のような方法で産卵セットを組んでいます。
【産卵にお勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【セット期間】
開始~約1ヶ月半から2ヵ月程度
採卵する場合は約2週間に一度の採卵
【産卵に使用するケース】
クリーンケースL~衣装ケース中~L程度
【産卵管理温度】
18~20℃前後(※重要)
【水分量(湿度)】
適量(手で握って土団子が出来る位)
【セット方法:例】
ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
管理温度さえ低温というところを除けば、産卵自体はとても容易な種だと考えます。
こまめに採卵すれば、過去には多い時には100卵以上採卵出来たときもありました。
産卵セットで使用するケースが小さい場合は親がせっかく産んだ卵を動いているうちに潰してしまう可能性が高くなりますので、そういった場合はこまめに採卵してあげると良いと思います。
【採卵した卵の管理方法:例】
採卵した場合は、あくまで私のやり方ですが、上記のようにケースに穴をつくって卵を落とし込み、その上をマットで軽く覆います。
あとは孵化を待つのみです。管理温度は産卵セットの時と同じ18~20℃前後にして管理しています。
有精卵ならば孵化率も悪くなく結構沢山の幼虫が取れます。
過去のデータですが、サタンオオカブトの約1ヶ月程度にわたって採卵&孵化させた過去の結果です。
【卵採卵&孵化の結果】
1回目:58卵採卵→48幼虫
2回目:15卵採卵→10幼虫
3回目:39卵採卵→22幼虫
4回目:10卵採卵→1幼虫
合計122卵採卵→81幼虫
上記に記載している通り、こまめに約2週間おきに採卵して、採卵合計122卵。
その内81頭孵化とうい結果でした。
孵化の確率約66%。
【採卵せず放置しておての割り出しの場合】
ケースの大きさが広く、かつマットの劣化なども見られなければ、数か月(~2か月位)放置しておいて産卵セットを解除するのも良いと思います。
人間の手で採卵管理しているのと違い、ほぼ自然な状態で孵化するので孵化率も高くなると考えます。
上手くいけばゴロゴロした多数の幼虫(画像参考)が見られる可能性も高いでしょう。
如何でしたでしょうか?
今回サタンオオカブトの飼育方法についてご紹介させて頂きました。
幼虫飼育、産卵方法共に以前紹介したネプチューンオオカブトと同様の方法でOKです。
とても格好良いカブトムシですので、皆さんも是非機会がありましたら、一度飼育してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m
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Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2020年2月6日
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今回はランプリマ種:パプアキンイロクワガタの飼育方法をご紹介してみたいと思います。
【個体参考画像:パプアキンイロクワガタ♂♀】
【飼育種】
和名:パプアキンイロクワガタ
学名:Lamprima adolphinae
産地:イリアン、アルファックなど、産地多数
飼育方法もとっても容易な種です。
幼虫飼育と産卵方法をご紹介します。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸、きのこマット、完熟マット
【使用する飼育容器】
プリンカップ120~300㏄程度あればOK
【えさ交換回数】
途中1~2回程度(※マットの劣化や状況による)
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約5~8か月程度
♀:約3~6か月程度
※あくまで目安です。管理環境(管理温度、飼育するエサ等)によって個体差があります※
幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。
私は主にマット飼育で行っていますが、菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。
弊社のマットでは、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。
マットを入れる容器も 120㏄~300㏄程度もあれば十分です。
マットに劣化等がなければ、2令投入位であれば、ほとんど羽化まで交換無しで羽化してくます。
管理温度は20~25℃程度 で管理。
パプアキンイロクワガタは暑さ、寒さ共に強い種ですが、極端な暑さ寒さには注意が必要です。
では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。
産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。
★★産卵方法★★
<マットのみを使用した産卵方法>
【産卵に使用するオススメマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースS~M
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でマットをぎゅっと握ったて土団子が出来、手のひらで転がしても壊れない程度。ぎゅっと握った時指の間から水が染み出ない程度の水分量)
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
残りの2割は空間。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。
<材を使用して産卵セットを組む場合>
【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
(※ 柔らかめの材が好ましい)
【お勧めの容器】
クリーンケースS~M
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
(※手でマットをぎゅっと握ったて土団子が出来、手のひらで転がしても壊れない程度。ぎゅっと握った時指の間から水が染み出ない程度の水分量)
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法の具体例をご紹介してみます。
まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。
後は親♀を入れフタをします。
コバエシャッターを使用してのケース例です。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。
私はパプキンの場合は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。
♀によってはマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。
材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。
皆さんも是非機会がございましたら飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m
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2020年2月3日
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今回はラテラリスノコギリクワガタの飼育方法をご紹介してみたいと思います。
【個体参考画像:ラテラリスノコギリ♂】
【飼育種】
和名:ラテラリスノコギリクワガタ
飼育方法もとても容易な種です。
幼虫飼育と産卵方法をご紹介します。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸、きのこマット、完熟マット
【飼育容器】
プリンカップ860㏄、ブロー容器500㏄程度、800㏄程度ボトル
【えさ交換回数】
途中1回程度(※マットの劣化や状況による)
【設定温度】
20~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
2令投入して約5ヶ月(合計約6~9ヶ月)
※あくまで目安です。♂♀、管理環境(管理温度、飼育するエサ等)によって個体差があります※
幼虫飼育はとても容易な種だと感じてます。
菌糸(Basicでもelementでも可)でもOK。
マットでも弊社のマットでは、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。
マットを入れる容器も 500cc程度もあれば十分。
より大型を作出させたいのならば、少し大きめの800㏄ボトル位を使うと良いと思います。
マットに劣化がなければ、2令投入位でほとんど羽化まで交換無しで羽化してくます。
管理温度は20~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
では次に産卵セット方法についてご紹介してみたいと思います。
産卵セットはマットのみで産卵させるやり方と、材を入れたセット方法の2パターンがあると考えます。
★★産卵方法★★
<マットのみを使用した産卵方法>
【産卵に使用するオススメマット】
完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】
クリーンケースSS~S
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースを使用します。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
次に材を使用した産卵セット方法のご紹介です。
<材を使用して産卵セットを組む場合>
【お勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【お勧めの材】
コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【お勧めの容器】
クリーンケースS~M
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法の具体例をご紹介してみます。
まずは使用する材を用意。
こちらはクヌギ材になります。
少し柔らかめの材がお勧めです。
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。自然界では当然皮などは剥けていないので、より自然のままのセットをお好みの方はそのままセットするというやり方もありだと思います。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、あくまで私のやり方になりますが、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
今回は材に産ませるようにセッティングしますので、マットはある程度なんでも可能ですが、幼虫が材から出て来て、こぼれ落ちてしまった場合、マットでも食せるように敢えて発酵マットを使用します。
弊社のマットでのお勧めは、完熟マット、黒土マット。
材を入れます。今回は2本のクヌギ材です。
マット産みの傾向も強い種類では、材の横より下の隙間もマットを固く詰めると良い傾向があります。材に気に入らなればマットにも産んでくれますので・・・。
後は親♀を入れフタをします。
今回はコバエシャッターを使用してみました。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵セッティングに関しては上記の2パターンのいずれかでセットを組めば大丈夫だと思います。
私は主にマットのみの産卵で行っていました。
ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。
♀によってはマット産みを好む個体、材産みを好む個体がいるようです。
材を入れて産卵させる場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。
特別難しい種ではなく、野外品としても産地によっては比較的流通もそれなりにあると思いますので入手しやすい種だと思います。
皆さんも是非飼育に挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※
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2020年1月30日
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今回はアフリカ大陸のオオカブト、ケンタウルスオオカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【ケンタウルスオオカブト♂参考画像】
【ケンタウルスオオカブト♀参考画像】
【飼育種】
【和名】ケンタウルスオオカブト
【学名】Augosoma centaurus
【産地】アフリカ産
★★幼虫飼育★★
幼虫飼育は、私は以下の様な方法で行っています。
【使用するお勧めエサ】
きのこマット、完熟マット、
【使用する容器】
♂♀:1800ccブロー容器~クリーンケースS程度
【エサ交換回数】
♂:途中6~8回程度
♀:途中5~6回程度
(※マットの痛み、劣化、エサの減り具合により誤差あり)
【設定管理温度】
23~25℃前後
【羽化までにかかるおおよその時間】
(※ 通年23~25℃前後での管理下)
♂:約18~24ヶ月程度
♀:約14~18か月程度
(※ 管理温度、エサ、湿度、大きさにより誤差あり)
幼虫飼育は比較的簡単で、マットさえ切らさなければすくすくと育ってくれます。
管理温度にもよりますが、過去の飼育では23~25℃前後の管理下(きのこマット、完熟マット使用)で約1年半~2年程で羽化してくれました。
この温度帯でもなかなかの大型個体が羽化してくれましたので、もう少し温度を下げてじっくり育てきれればより大型化も望めるかもしれません。
★★産卵方法★★
次に産卵セット方法ですが、私は以下のような方法で産卵セットを組んでいます。
【産卵にお勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【セット期間】
開始~約1ヶ月半から2ヵ月程度
採卵する場合は約2週間に一度の採卵
【産卵に使用するケース】
クリーンケースL~衣装ケース中~L程度
【産卵管理温度】
25~27℃前後
【水分量(湿度)】
適量(手で握って土団子が出来る位)
【セット方法】
ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
産卵自体はとても容易な種だと考えます。
こまめに採卵すれば、過去には多い時には100近く採卵出来たときもありました。
産卵セットで使用するケースが小さい場合は親がせっかく産んだ卵を動いているうちに潰してしまう可能性が高くなりますので、そういった場合はこまめに採卵してあげると良いと思います。
【採卵した卵の管理方法:例】
採卵した場合は、あくまで私のやり方ですが、上記のようにケースに穴をつくって卵を落とし込み、その上をマットで軽く覆います。
有精卵ならば孵化率も悪くなく結構沢山の幼虫が取れます。
【採卵せず放置しておての割り出しの場合】
ケースの大きさが広く、かつマットの劣化なども見られなければ、数か月(~2か月位)放置しておいて産卵セットを解除するのも良いと思います。
人間の手で採卵管理しているのと違い、ほぼ自然な状態で孵化するので孵化率も高くなると考えます。
上手くいけばゴロゴロした多数の幼虫が見られる可能性も高いでしょう。
如何でしたでしょうか?
今回はケンタウルスオオカブトの飼育方法についてご紹介させて頂きました。
是非機会がありましたら、一度飼育してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m
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Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2020年1月27日
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生体を飼育していると様々なトラブルがあります。
その中の一つに、成虫の部分欠損があります。
アゴ欠け、触角欠け、など色々とあると思いますが、一番多くみられるのは「フ節欠け」だと思います。
フ節が欠けてしまっても、クワガタ、カブトム達の生活に影響は無いのか?
今日はこの事をテーマに、あくまで私:Shihoの個人的見解で少し書いてみようと思います。
※ 考え方や感じ方は人それぞれですので、ご参考までにご了承頂けますようお願い申し上げます ※
まず正常なクワガタ♀の足はどのようなものなのか?
上記画像は正常(完品)状態のクワガタ♀(オオクワガタ)です。
前足の各パーツの事を足の先から順に、
・爪(つめ)
・フ節(ふせつ)
・脛節(けいせつ)
・腿節(たいせつ)
と呼ばれています。
では次に「フ節欠け」とはどのような状態か?
はい、この上画像の赤マルの部分、いわゆるこの部分、先に延びるはずである爪等がありません。
右側の前足と比較してみると一目瞭然ですね。
このパーツが無い部分を「フ節(ふせつ)」といい、そのフ節が無いことをが無いことを「フ節欠け」と呼んでいます。
このフ節が無い場合、個体が生活するにおいてどのような影響があるのでしょうか?
私が考えうる内で、あくまで私の考え方になりますが、それぞれの行動内でフ節欠損になった場合の、マイナス面や問題なし面の例を挙げてみました。
【フ節が無い場合の生活面での影響】
【成虫管理】
・飼育下においてはマット上の徘徊ならば問題なし
・飼育下においては転倒防止材などを爪のひっかかりを利用しての起き上がりなどは多少困難。
・飼育下において、ゼリー等のエサを食べるには問題なし。
【交尾】
・上から乗るタイプ、いわゆる♀を背後から爪で捕まえて交尾するタイプには大きなマイナス点。
ただし、オオクワ等のクロス:V交尾をするタイプ等には影響は少ないと考える。
【産卵】
※爪をしっかりと材に立てて摑まっている※
・材産みが主体の種類には、欠損部分によっては影響ある可能性がある。
特に爪を含む前足フ節の欠損は、材を掴&推進力に繋がる為、無い場合は大きなマイナス点と考える。
※マット産卵の種ではスコップのような役割を持つ脛節(けいせつ)が重要※
・マット産みが主体(カブトムシ、クワガタではツヤクワガタやネマット産卵をさせる場合はフ節より脛節(けいせつ)の有無が重要になる傾向がある。ブトクワガタ)の種類には爪を含むフ節欠損は特に問題無いと考える。
個体が古くなると、どうしても弱い部分(フ節など)から欠損が始まってしまう可能性が高くなります。
爪があること、フセツがあること等、場合によっては必要ない時もあれば、必要な時もあると考えます。
出来れば欠損箇所など起こらずにいてほしいですよね。
如何でしょうか?
上記で述べたのが、私:Shihoが考えうる足欠損時の生活面での影響です。
人によって考え方は様々ですので、ご参考程度にご覧頂ければ幸いです。
※ この日記で述べた内容はあくまでShiho個人の考え方や感じ方、やり方であってそれを押し付けるもではございません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。ご了承下さいますようお願い申し上げます ※
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フタマタ種のマンディブラリスフタマタクワガタの飼育方法(幼虫飼育方法&産卵方法)についてご紹介したいと思います。
【個体参考画像:マンディブラリスフタマタ♂】
【飼育種】
和名:マンディブラリスフタマタクワガタ
学名:Hexarthrius mandibularis sumatranus
飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。
では共にご紹介致します。。
★★幼虫飼育★★
【お勧めのエサ】
菌糸(Element、Basic何方でも可)
きのこマット、完熟マット
【飼育容器】
♂:1000~1500㏄程度の容器
♀:800㏄程度の容器
【エサ交換回数】
途中2~3回程度
※ エサの減り具合、劣化等により異なる
【設定温度】
20~23℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約12~14ヶ月
♀:約8~10ヶ月
※エサの種類、羽化後の体長によっても誤差が出る※
まず幼虫飼育ですが、比較的容易な種。
弊社の商品では、菌糸ビン類(Basic、Element)。
マット飼育では、きのこマット、完熟マットがお勧めです。
【菌糸:Element で飼育中のマンディブ幼虫】
【2回目交換時体重:36g】
【羽化した個体:♂100.5mm】
この個体の時は菌糸ビン:Element×3本を使用。
EP1100~EP1400~EP1400
2本目(EP-1400)終了時点では体重は36g。
その後3本目(EP-1400)をじっくり食いあげて何とか100mmUPにはなってくれました。
(※ 最終的な最大幼虫体重は未計測)
★★産卵方法★★
【産卵に使用するもの】
マット+材2本程度
【お勧めマット】
きのこマット、完熟マット
【お勧め材】
産卵木:クヌギorコナラ、カワラ材、霊芝材等
【産卵に使用するケース】
クリーンケースL程度
【産卵管理温度】
25℃前後
【水分量(湿度)】
多からず少なからず
【セット方法】
まずマットをケース底面(3~4㎝程度)固く詰める。
そして材を入れ、その回りは材がマットに埋もれないように材が半分以上露出するようにセットする。
図示すると以下のような感じで組みます。
実際の産卵セッティング手順です
まずは使用する材を用意。
下記画像はクヌギ材になります。
あくまで私が選ぶ基準は、少しは柔らかいが、しっかりと身の詰まった材を選ぶようにしています。
柔らかいがしっかりとした材を選ぶ
材の皮は剥かない方もいらっしゃると思います。
材が露出してしまう転がし産卵セッティングの場合は、材にカビが発生しやすいという難点もあります。
なので皮を剥かずにセッティングするという方も多くいらっしゃいます。
私の場合は皮は剝く派なので、剝くセッティング方法でご紹介します。
あくまで私のやり方ですが、私は材を水に浸す時、そこまで長い時間はかけません。
目安は水に浸している途中で材を取り出し、実際に持ってみて、重量的に十分に水分が含まれているかどうかをみて判断します。
実際に手に取って水分の染み込み具合を確認します。
これは感覚的なものなので、どれ位とご紹介するのはとても難しいです。
もし敢えて時間的に言うならば、早くて5分、長くても10分位といったところでしょうか。
これも私的にはあまり時間はかけません。
元々長く水に浸していませんので、陰干しもごくわずかの時間です。
敢えて時間的に言うならばやはり5~10分程度でしょうか。
次にマットを準備します。
マットをケース底面に固く5cmほど詰めます。
マンディブラリスは材産みが主体なので、マットは基本的には何でもOKです。
針葉樹のマットでもOKですが、もし万が一幼虫が材よりこぼれ落ちた事態を考えて幼虫がスムーズに食可能な発酵マットが無難です。
弊社のマットではきのこマット、完熟マットでの使用がお勧めです。
次に材を入れ、回りにマットを軽く詰めます。
この画像で使用しているのはクヌギ材2本です。少し柔らかめの材です。
ゼリーと生体を入れて完成。
真上からの画像です。
このようにマットをそこまで深く詰める必要はありません。
いわゆる「転がし産卵」で十分です。
いかがでしたでしょうか?
マンディブラリスは上記の方法で飼育が可能です。
ただ産卵の場合、産卵数はそれほど多くはありません。
飼育も比較的容易なので、皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m
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Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース
2020年1月20日
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今回はDynastes属のオオカブト、ネプチューンオオカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【ネプチューンオオカブト♂参考画像】
【ネプチューンオオカブト♀参考画像】
【飼育種】
【和名】ネプチューンオオカブト
【学名】Dynastes neptunus neptunus
★★幼虫飼育★★
幼虫飼育は、私は以下の様な方法で行っています。
【使用するお勧めエサ】
きのこマット、完熟マット、
【使用する容器】
♂♀:1800ccブロー容器~クリーンケースS~M程度
【エサ交換回数】
♂:途中6~8回程度
♀:途中5~6回程度
(※マットの痛み、劣化、エサの減り具合により誤差あり)
【設定管理温度】
18~20℃前後(※重要)
【羽化までにかかるおおよその時間】
(※ 通年18~20℃管理下)
♂:約16~24ヶ月程度
♀:約14~16か月程度
(※ 管理温度、エサ、湿度、大きさにより誤差あり)
体長、幅ともに幼虫もかなり大きくなります。
幼虫飼育は比較的簡単で、マットさえ切らさなければすくすくと育ってくれます。
ネプチューンオオカブトの幼虫飼育で一番重要なのは管理温度です。
設定温度は低温気味の約18~20℃程度で管理させてあげると良いと考えています。
低温ゆえゆっくりと育ちますので、ヘラクレス等と比べても羽化までに少々時間がかかります。
★★産卵方法★★
次に産卵セット方法ですが、私は以下のような方法で産卵セットを組んでいます。
【産卵にお勧めのマット】
完熟マット、黒土マット
【セット期間】
開始~約1ヶ月半から2ヵ月程度
採卵する場合は約2週間に一度の採卵
【産卵に使用するケース】
クリーンケースL~衣装ケース中~L程度
【産卵管理温度】
18~20℃前後(※重要)
【水分量(湿度)】
適量(手で握って土団子が出来る位)
【セット方法】
ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
管理温度さえ低温というところを除けば、産卵自体はとても容易な種だと考えます。
こまめに採卵すれば、過去には多い時には100近く採卵出来たときもありました。
産卵セットで使用するケースが小さい場合は親がせっかく産んだ卵を動いているうちに潰してしまう可能性が高くなりますので、そういった場合はこまめに採卵してあげると良いと思います。
【採卵した卵の管理方法:例】
採卵した場合は、あくまで私のやり方ですが、上記のようにケースに穴をつくって卵を落とし込み、その上をマットで軽く覆います。
あとは孵化を待つのみです。管理温度は産卵セットの時と同じ18~20℃前後にして管理しています。
有精卵ならば孵化率も悪くなく結構沢山の幼虫が取れます。
【採卵せず放置しておての割り出しの場合】
ケースの大きさが広く、かつマットの劣化なども見られなければ、数か月(~2か月位)放置しておいて産卵セットを解除するのも良いと思います。
人間の手で採卵管理しているのと違い、ほぼ自然な状態で孵化するので孵化率も高くなると考えます。
上手くいけばゴロゴロした多数の幼虫が見られる可能性も高いでしょう。
如何でしたでしょうか?
今回ネプチューンオオカブトの飼育方法についてご紹介させて頂きました。
是非機会がありましたら、一度飼育してみては如何でしょうか?(^^)
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現在での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m
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Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2020年1月17日
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先日、管理している幼虫入りのプリンカップを整理していました。
すると、キュウシュウオニクワガタの幼虫を入れたものが、がどうやら羽化、もしくは蛹化している感じがしました。
こちららが、羽化、もしくは蛹化になっているような感じがした200㏄プリンカップ。
入れているマットは完熟マット。
上記画像右下の部分が少し不自然な感じで固まっているのが分かりますか?
外側からは見えませんが、おそらくこの部分に蛹室があるはず。
そ~っと小型のマドラーでマットを掘り起こしてみると、
おおおお、出てきました!!
キュウシュウオニクワガタ♂の羽化個体です。
小型種ではありますが、立派な大アゴをしております。
身体がまだ赤っぽいので、羽化して1~2日程度しか経っていないようようです。
なので、これ以上は取り出さず、身体が黒く固まるまでしばらくはこのまま蛹室内に入ったままにしておくことにしました。
この個体のここまでの情報をまとめてみると、
【羽化体長】
まだ未計測
【使用したエサ】
完熟マット(プリンカップ200cc使用)
【設定管理温度】
20℃前後(※重要)
【羽化までにかかった時間】
1~2令入して約7ヶ月程度
【その間のマット交換回数】
途中交換1回。
200ccプリンカップ~200ccプリンカップ。
マットは同じ完熟マット使用。
マットの劣化の為交換しました。
このような感じで管理していました。
キュウシュウオニクワガタは管理温度(20℃前後)でキープするということさえクリア出来れば、小さな200㏄プリンカップ程度の容器で容易に羽化させることが出来ます。
早く無事に固まって元気な姿を見せて欲しいものです^^
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
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