
月夜野きのこ園は本日12月28日で、2024年度の仕事納めとなります。
今年も色々な事がありました。
イベントの方ですと、まずは6月に「クワガタワイワイVol.10」が行われました。
既に皆様ご存知の豪華なゲスト陣がズラリと!
ネット配信にて皆様に楽しいひと時をご紹介させて頂きました。
また7月には「世界のクワガタ・カブト大集合」が行われました。
昨年はコロナ禍明けの久々だったので1日だけの開催でしたが、今年からは例年通り土曜、日曜と、2日かけての開催となりました。
ミヤマ仮面さんの昆虫教室、そして私Shihoと月虫メンバー:ちっぴーによる昆虫教室も開催させて頂きました。
多くの皆様にお越し頂きまことにありがとうございました!m(__)m
そして、今年より月夜野クワカブ広場という名の新サービスが始まりました。
会員同士でのやりとりや交流、余品として出た生体の譲渡掲示板などなど。。
また、この中のコンテンツの一部として、毎月2回、私Shihoも月虫メンバーや社長と一緒にLIVE配信に参加し、ネット越しに皆様との触れ合いの場を体験させて頂きました。
色々とコアな質問があったりと、私も楽しく参加させて頂き、私自身勉強させて頂きました。
そして、夏の野外採集については、今年より月虫メンバーによる「野外採集ギネス」を記録して残していくことにし、記録更新の度にShihoの飼育日記のブログにてご紹介させて頂きました。
その中で今年はこうちゃんによる6種部門によるギネス記録(群馬県みなかみ圏内での)という完全制覇の偉業が達成されるなど、素晴らしい記録も生まれました。
果たして来年度(2025年度)は、他メンバーがこうちゃんのギネス牙城を崩せるのか・・それも楽しみです!^^
2024年度、本年中は大変お世話になりました。
また来年も更に充実した内容で盛り上げていきたいと思っております。
ちなみに来年の仕事初めは1/4(土)からとなっております。
それでは、皆様も良いお年をお迎え下さいませ。
月夜野きのこ園スタッフ一同
使用したアイテム

今日は12月24日
そうです、クリスマス・イヴですね^^
上記画像は今朝の月夜野きのこ園会社周辺の画像。
月虫のふくちゃんが撮影して私宛に送ってくれました。
月夜野きのこ園本社がある会社周辺では雪が降っています。。
本社がある少し北ではかなり積もるほどの大雪になっている場所もあるそうです。
こちらは月虫のこうちゃんから頂いた画像
今朝のみなかみ周辺の様子らしいです。
こちらは結構積もってますねー
周りは白一色、まさに白銀の世界ですねー!
私が住む宮崎では、平野部ではほぼ雪は降りません。
雪が降った日には皆大騒ぎですよ笑^^
今日・明日はちょうどクリスマスなので、雪が降って、ホワイトクリスマスですね(^^♪
私が小さい頃は、クリスマスというと、本命の25日より24日のクリスマスイヴの方が何となく盛り上がっていた記憶がありますが、今はどうなんでしょうか?
どちらにせよ、両日ともに楽しいクリスマスDayということには変わり有りませんけどね。。
皆様も寒い中、風邪をひかないように暖かくして下さいね。
楽しいクリスマス・イヴ、そしてクリスマスを!!
Merry Christomas
月夜野きのこ園 スタッフ一同より
使用したアイテム

今回はキュウシュウオニクワガタの産卵結果をご紹介したいと思います。
使用したマットは:産卵マット(プロトタイプ)です。
【参考画像:キュウシュウオニクワガタ♂(宮崎県産)】
【飼育種】
和名:キュウシュウオニクワガタ
学名:Prisumognathus angularis morimotoi
産地:宮崎県
では今回行った産卵結果についてご紹介したいと思います。
★★産卵方法とその結果★★
【産卵親情報】
F2♂×F2♀
【産卵セッティング情報】
♂2頭、♀2頭をクリーンケースSに投入。
同居ペアリングよりそのまま産卵に持ち込ませた
【産卵結果】
幼虫56頭:2♀からの結果
(平均@28頭)
【産卵セット期間】
約1ヵ月半
【産卵に使用したマット】
産卵マット(プロトタイプ)
【産卵に使用したケース】
クリーンケースS
【産卵管理温度】
18~20℃前後
【室内管理湿度】
約80%
【マット内水分量】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
残りは空間。
参考画像ではありますが、手順を画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
産卵セットに使用するケースの準備。
画像のケースはLケースですが、キュウシュウオニの場合でSケースを使用しました。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
以上が、今回のキュウシュウオニクワガタの産卵結果と産卵方法の詳細です。
今回は産卵に産卵マット(プロトタイプ)を使用しました。
キュウシュウオニクワガタは短命な為、保険をかけて2ペアを産卵セットに同居投入。
したがって2♀で産ませたことになります。
結果は、
56頭
というものでした。
2♀からの結果ですので、平均すると28頭ほど。
爆産とはいえないものの、まずまずの結果ですね。。
投入した2ペアの親個体達は既に死亡しておりました。
オニクワガタ種は寿命も速いので致し方ないのかもしれません。。
お疲れ様でした。次の世代に大切につなげたいと思います。
以上、産卵マット(プロトタイプ)を使用した、キュウシュウオニクワガタの産卵結果をご報告致しました。
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、同じ種類の一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※
使用したアイテム

クワガタムシやカブトムシの幼虫は成長に合わせて脱皮をします。
その都度頭幅や体の大きさが大きくなり、より大きな幼虫へと成長していきます。
卵から孵化した後初めて幼虫になるわけですが、この幼虫の期間が3段階に分けられます。
幼虫は脱皮を繰り返し、その都度次の段階に入っていきます。
【クワガタ、カブトムシ成長の流れ】
卵→1令幼虫→2令幼虫→3令幼虫→蛹→成虫
※令数を齢数という漢字表記で表す方もいらっしゃいますが、意味合いは同じです。ここでは令数と表記させて頂きます。ご了承くださいませm(__)m※
【1令幼虫(初令幼虫)】
卵から孵化したての幼虫を1令幼虫、もしくは初令幼虫とも呼びます。
孵化したての幼虫はとても小さくほんの数ミリしかありません。
人間でいうならば赤ちゃんの段階です。扱いは慎重にしましょう。
【2令幼虫】
1令幼虫から最初の脱皮を行い、次のステージに上がった幼虫のことを言います。
この時期からエサを良く食べるようになります。良質のエサを豊富に与えましょう。
【3令幼虫(終令幼虫)】
2令幼虫から脱皮を行い次のステージに上がった幼虫のことを言います。
クワガタ、カブトムシの場合、脱皮するのは2回(2令、3令のステージに上がる時)です。
3令幼虫は令数で言えば最後の段階の幼虫ですので、それを取って終令幼虫という呼び方をする事もあります。
1令時、2令時より期間的にも最も長い間継続するのが3令幼虫です。来るべき蛹化~羽化に向かって最終的に身体を作っている大事な時期ですので、エサをしっかりと与えてストレスを与えない管理を心がけましょう。
【1~3令幼虫の外見上の違い】
1令幼虫と2令幼虫、そして3令幼虫の外見上の違いですが、まず脱皮直後から頭の幅が全然違ってきます。
頭の幅、「頭幅(とうはば)」という言葉を私たちはよく使っています。
【頭幅比較:右から、1令幼虫、2令幼虫、3令幼虫】
上記画像をご覧下さいませ。頭幅(頭の幅)の大きさが令数によって全く異なるのがお分かりいただけますでしょうか?
この頭幅はその令数が次のステージに上がるまで変わることがありません。
つまり脱皮直後の頭幅がそのままその令数時の頭幅ということになります。
勿論身体は(胴回りや長さ)は時間とともにエサを食し成長していきます。
【1令幼虫と3令幼虫の身体の大きさの比較画像】
上記画像のように1令幼虫と3令幼虫ではこんなにも差が出てしまう場合があります。
つまり頭幅は令数の最初の段階(脱皮直後)で決まりますが、体の大きさはそれ以降の成長具合によって決まるといった感じです。
どのステージでもしっかりと管理環境を整え、エサを与えてきちんと管理することによって、より大型の3令幼虫(終令幼虫)になり、それが大型の蛹~成虫につながっていきます。
如何でしたでしょうか?
クワガタ、カブトムシの幼虫はこうやって成長していきます。
段階を踏まえて大きくなる姿を見て行くのは飼育者にとってはとても楽しいものですよね。
皆さんも色々な工夫をしながら、より大きな幼虫を育ててはみませんか?^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
使用したアイテム

12月も中旬、寒い季節になりましたね。。
秋程ではありませんが、昼と夜との寒暖差が大きいと、菌糸ビンなどから「きのこ」が発生しやすくなります。
今日はきのこの発生について改めて考えてみたいと思います。
※この文章は過去にもご紹介したことがあります。重複文章を御了承下さいませ。
【参考例:菌糸ビンに生えたきのこ】
菌糸ビンのきのこ・・・。
きのこを発生させ、きのこを収穫する目的だけならば沢山発 生させるに越した事はないのですが、ことクワガタ飼育に関してはきのこが生え るとやっかいですよね。
飼育している菌糸ビンでの蛹室内での蛹体の邪 魔、きのこが生えることによっての菌糸ビンが痩せ細り栄養価が少なくなる・・・ などなど。
では、まず逆に菌糸ビン下できのこが生えやすくなる環境を挙げてみましょう。
①:管理温度20℃以下(15~20℃程度)、温度差があると更に生えやすくなります。
②:湿度が100%に近づくほど生えやすくなる
③:刺激を与える(ビンを移動したり、叩いたりの物理的刺激)
まだ他にも様々な要因は考えられますが、上記がきのこが生えやすくなる主だっ た要因だと私的には考えております。
それでは上記原因について一つ一つ一緒に考えてみましょう。
①:「管理温度15~20℃」・・・これはきのこが発生しやすい温度と共にクワガタ 飼育にとっても適温と考えられます。
20℃以下において特にきのこは発生しやす くなりますので、20~25℃程度で温度変化のない環境(寒暖差)で飼育すると良 いかもしれません。ただしこの温度帯で絶対きのこが発生しないというわけでは ないのでご理解を・・・。
②:「湿度が100%に近づくほど生えやすい」・・・湿度はクワガタの方にもとて も必要ですよね、湿度が低いと菌糸も乾燥しやすくなりますし、中にいるクワ ガタ幼虫にも良くはありません。なのでクワガタ幼虫の事を考えると、湿度を下げるというのはあまり適さないと考えております。。
③:「刺激を与える」・・・クワガタ飼育においては菌糸ビンにあまり刺激を与 えない事の方が良いとされているので、これはきのこ発生の必要性とは逆になり ます。なるだけ菌糸ビンに刺激を与えないようにしましょう。
上記のことからまとめると・・・・
・管理温度20~25℃(ただし急激な温度変化は避ける)
・菌糸ビンに刺激を与えない
上記の事がきのこを生えにくくさせる方法の一部だと考えております。
もともときのこ菌がオガを分解して、その分解物をクワガタの幼虫が食す る・・・。
いわばきのことクワガタは共生しているといっても過言ではありませ ん。
なので、クワガタ幼虫の好む環境はきのこ菌の好む環境でもあると考えております。
だからクワガタ幼虫飼育をするにあたりきのこ発生をなくすのはかなり難 しいと思います。
どうしても気になる場合は、後はわずかな相違点を見つけて対 処していくかないかと考えます。
如何でしたでしょうか?
なかなか難しい問題ですよね・・・。
色んな問題があ り、クワカブ飼育はいかに奥が深いかを考えさせられます。
私自身改めて勉強になりました。 (^^)
※きのこ発生は上記に挙げた要因だけとは限りません。 他にも多種多様な要因が考えられると思います。 上記考えはあくまで私、飼育担当:Shihoの考えるところでありますので、ご参 考程度に読んで頂ければ幸いです。
使用したアイテム

クワガタ、カブトムシの幼虫飼育において、
「幼虫が菌糸ビンやマットの上の方に上がって来てしまって潜りません」
という質問をよく耳にします。
過去の日記上でもこの話題について数回取り上げましたが、他の皆様にもご紹介する上で、あえて日記上で取り上げてみました。
※これはあくまで私、Shihoが考えうる方法をご紹介するもので、他にも様々な考え方や対策案があると思います。ご参考程度に見てもらえれば幸いです。またこの記事は過去にもご紹介したことがあります。一部重複&訂正&加執がありますことをご了承下さいませ※
【参考画像:マット上に上がって来てしまった幼虫】
幼虫を飼育していて幼虫が菌糸ビンやマットの上部に上がってくる点ですが、
①酸欠状態
②幼虫自体が病気になった場合
③前蛹なる前の暴れの動きの一環
④蛹室が作れずに仕方なく上に上がってくる
⑤マット内部が熱を持っており苦しい(再発酵)
⑥エサが合わない
あくまで私個人の考えですが、まず考えられる点として上記の理由が考えられます。
では一つ一つご紹介していきたいと思います。
①:上に上がってくる原因としてまず一番先に考えられるのが「酸欠状態」です。
菌糸ビンやマット内部で酸欠を起こすと幼虫は大体のものがに上がってきます。
その時、通常酸欠になった幼虫はぐったりとしていてあまり動きません。幼虫を触ってもぐにゃぐにゃと弾力のない身体をしているのが主です。
対策としては、通気確保をしてあげることだと考えます。
補足として、特に目の細かい微粒子タイプのマットの場合、あまり固く詰めると酸欠になりやすい傾向がある場合があります。
最近の話ですが、2024/11/11に公開した日記記事でも書きましたが、弊社のマットですと、産卵マット(プロトタイプ)でこの症状が起きました。
この記事内でも書いていますが、産卵マット(プロトタイプ)は微粒子ゆえに産卵させるのにはとても向いているのですが、幼虫飼育の場合、マットをしっかりと固く詰め過ぎてしまうと、マットの粒子間での隙間が出来にくく、それゆえに酸素欠乏になる可能性が高いのかもしれません。。
ご使用の際にはご注意下さいませm(__)m
②:次に「病気になった場合」です。
飼育しているのは生き物ゆえに具合が悪くなることも当然あります。病気の場合は対策案がないのが現状です。
③:次に「幼虫が前蛹になる前の暴れの一環の動き」でしょうか?
幼虫は3令後期になると蛹になる為に蛹室を作る準備をします。その一環の動きの中で、まれに上部まで上がって来てしまうものがいる場合もあります。
暴れの動きは決して悪い行動ではないので、そのまま様子を見守るのが良いかと思いますが、あまりにも暴れが酷い場合は、管理温度を少し下げてあげると落ち着くことがありますので、良かったら試してみるのも良いかと思います。
④:次は、「蛹室が作れずに仕方なく上に上がってくる」です。
通常は菌糸ビンやマットの内部で作るのですが、エサ内部の状態が悪い(水分過多や水分不足、コバエや線虫などによるマットの劣化等)と内部で蛹室を上手く形成出来なくなってしまい、挙句の果てに内部では蛹室を作るのを諦めて上部に上がってきてしまうことがあります。
この場合の対策案としては、新しいマットや菌糸ビンに交換してあげることで、その後スムーズに前蛹化することが可能だと考えます。
⑤:次に「マット内部が熱を持っており苦しい」ということも考えられます。
菌糸ビンやマット飼育は、管理状況(湿度や温度)によっては再発酵することがあります。
一旦再発酵してしまうと、軽く30℃以上の熱が出てしまうこともありますので注意が必要です。
対策案としては、菌糸ビンやマット内の温度が極力28℃程度を超えないように、管理温度を調整してあげると良いと考えます。
⑥:最後に考えられるのは、「エサが合わない場合」です。
幼虫にもエサの好き嫌いの趣向はあると考えます。
マットや菌糸を途中で変えたり、もしくは幼虫が途中からエサの趣向が変わってしまう場合、エサを食べるのを嫌って拒食状態を続けたりすることがあり場合もあります。
その際は、幼虫の好みに合うエサを用意してやる必要がありますが、直接聞くわけにはいけないので、何度もエサ変えして試してやるしか方法は無いかと思います。
如何でしたでしょうか?
以上、幼虫がマット上部に上がってくる原因をいくつか考えてみました。
幼虫の動きやストレスは無事に羽化するためにも穏やかであってほしいものですよね。
飼育中は、この他にも色々と難しいこともありますが、でもだからこそそれも含めて飼育の楽しさかもしれませんね^^
※今回ご紹介した理由と対策案はあくまでも私個人のやり方や考え方ですので、絶対これが原因だと確定するものではございません。勿論この他にも理由や他の対処方法もあるかとは思います。あくまでご参考の一例程度に読んで頂ければ幸いです。m(_ _)m
使用したアイテム

今回は本土(宮崎県産)ヒラタクワガタの産卵結果をご紹介したいと思います。
使用しマットは:産卵マット(プロトタイプ)です。
【参考画像:本土ヒラタクワガタ(宮崎県産)WD】
【飼育種】
和名:ヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus pilifer
産地:宮崎県
では今回行った産卵結果についてご紹介したいと思います。
★★産卵方法とその結果★★
【産卵結果】
幼虫31頭
卵11個
【産卵セット期間】
約1ヵ月半
【産卵に使用したマット】
産卵マット(プロトタイプ)
【産卵に使用したケース】
クリーンケースL
【産卵管理温度】
25℃前後
【室内管理湿度】
約70%
【マット内水分量】
多からず少なからず
(※手でぎゅっと握って土団子が出来、少し揺らしても崩れない程。握った時指の間から水が染み出ない程度)
【セット方法】
ケース底面を深さ7割位で固く詰める。
残りの1割程度はフンワリと。
残りは空間。
参考画像ではありますが、手順を画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
産卵セットに使用するケースの準備。
今回はクリーンケースLサイズを使用しました。
クリーンケース使用の場合は間に新聞紙を挟んでセット完了
セット方法を図示するとこのような感じです。
以上が、今回の本土(宮崎県産)ヒラタクワガタの産卵結果と産卵方法の詳細です。
今回は産卵に産卵マット(プロトタイプ)を使用しました。
結果は、
31頭
11卵
というものでした。
なかなかの良結果となりました。
産卵してれた♀は、もうちょっと元気がなく、重量も軽くなっていました。
今後の産卵は難しいかもしれません。。
以上、産卵マット(プロトタイプ)を使用した、本土(宮崎県産)ヒラタクワガタの産卵結果をご報告致しました。
※ この日記で紹介したやり方や考え方はあくまで私:Shiho個人の考え方によるもので、それを押し付けるものではございません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです ※
※ この飼育日記では過去にも同じ種類について飼育方法をご紹介しておりますが、過去で取り上げたデータと新しく公開したデータとでは、エサの種類、管理温度、羽化までにかかる日数などに差異が見られる場合がございます。
これは飼育をやりながら、私個人のやり方や考え方が変化しているということですので、今現時点での私のやり方や考え方を参考にして頂くならば、同じ種類の一番最新の日付のデータをご参考にして頂けますと幸いです。ご了承下さいませ m(_ _)m ※
使用したアイテム

12月に入りましたね。
最近はようやく冬の寒さを感じるようになって来ました。
今年もあと1ヵ月とは・・早いものですね。。
そんな寒い冬空の中、先週末の話になりますが、野外散策に行って来ました。
生き物散策記シリーズのご紹介です。
【散策記:出逢った生き物たち】
少し標高の高い山中で生き物を探していると、ボロボロになった赤枯れ材が道端に落ちていました。
手で持ち上げてみると、あっという間にバラバラになり、その中から、
マダラクワガタ成虫&幼虫
成虫大きさ:約5㎜ほど
【2024/11/27:宮崎県某所:観察者:Shiho】
なんと、マダラクワガタの成虫と幼虫が出て来ました。
とても小さいですがこれも立派なクワガタ種。
色合いも様々で、成虫は4頭見付かりました。
幼虫の方は独特な形をしているのでパッと見てマダラだと分かりました。
ニジゴミムシダマシ
大きさ:約6㎜ほど
【2024/11/27:宮崎県某所:観察者:Shiho】
同じく倒木の樹皮裏に潜んでいたのは、ニジゴミムシダマシ
前にナガニジゴミムシダマシをご紹介したことがありますが、その種よりも体型が丸め。
とても美しい昆虫です^^
モトヨツコブエグリゴミムシダマシ
大きさ:約9㎜ほど
【2024/11/27:宮崎県某所:観察者:Shiho】
こちらは倒木の下から出て来たモトヨツコブエグリゴミムシダマシ
すごく長い名前ですね💦
山中の木に生えていた霊芝系?っぽいキノコの下になにやら黒いものを発見!
クロハバビロオオキノコ
大きさ:約6~7㎜ほど
【2024/11/27:宮崎県某所:観察者:Shiho】
その虫は、クロハバビロオオキノコでした。
黒色で光沢が強くキレイな虫です。
結構数も見られました。越冬?してるのだろうか??
スジグロシロチョウ
大きさ:約30㎜ほど
【2024/11/27:宮崎県某所:観察者:Shiho】
山中を飛んでいたのは、スジグロシロチョウ
モンシロチョウに似ていますが、こちらには黒いスジが多くあります。
オオキンカメムシ
大きさ:約25㎜ほど
【2024/11/27:宮崎県某所:観察者:Shiho】
海沿いの林の中で、オオキンカメムシを見つけました。
葉の裏に集団で越冬状態に入っているようです。
大型でとても色鮮やかな美しいカメムシです。
※昆虫には数多くの種類がおり、その数は計り知れません。ゆえにこのブログ上でご紹介している虫達も、私達が知る限りでの浅い知識でご紹介しておりますので、種類名や名前、生息情報などが間違っている場合もございますので、そのことをご了承の上、あくまで参考紹介として気軽にご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げますm(__)m
※ご紹介する生き物は私が出逢ったもので間違いないですが、ご紹介する際、ブログ更新時とのタイム差等により、多少の時系列が前後する場合もございます。ご了承下さいませ。
※散策手段や採集方法はあくまで私自身のやり方です。
人それぞれによって散策方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※野外散策や、採集はマナーが大事です。散策&採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。
また外国産や離島産等のその土地にいない昆虫の放虫は厳禁です!
もともとその土地に根付いて生息している昆虫達の生態系を壊す原因になりかねませんので、意図的な放虫は止めるよう心がけましょう。
海洋&水生生物の場合、採集してはいけない生体や場所、採集方法などがあります。
漁業権などの問題にもなりますので、注意をする必要があります。
その辺りをきちんと確認をするなどして、くれぐれも気を付けましょう!
使用したアイテム

ここ先日までの日記記事で「クワカブの冬場の管理方法」について「発泡スチロールを使用した簡易温室」「メタルラックを使用した簡易温室」等をご紹介して来ました。
これらは冬場の温度管理対策として、どちらも温源(熱を発する機器)を使用した簡易温室でした。
今回の日記では、そういったものを利用せず、もっと容易に冬場の管理が出来ないかを考えてみたいと思います。
そのまま常温で管理出来れば楽なのですが・・・💦
※これはあくまで私、Shihoが考えうる方法をご紹介するもので、他にも様々な対策案があると思います。ご参考程度に見てもらえれば幸いです。またこの記事は過去にもご紹介したことがあります。一部重複しますことをご了承下さいませ※
冬場は当たり前ですが、気温が下がります。
気温が下がる中、温源を使用するエアコン管理や、簡易温室を利用せずに何とか乗りきる方法はないのでしょうか?
あくまで私が考えつく参考例(画像がなくてスミマセン)にはなりますが、いくつか具体例を挙げてみたいと思います。
【日中、日が当たる部屋の影になる場所に置く】
日中に日差しが入り、部屋全体が比較的暖かくなる場所に置くということ。
但し日光を直接当ててはダメです。
あくまで影の場所において下さい。
一度温度計を置いてその部屋がどれ位の温度になるか計ってみるのも良いでしょう。
【発泡スチロール箱やダンボール箱に入れて管理する】
管理する時、棚の上等でそのまま管理するのではなく、ダンボール箱や発泡スチロール箱に入れて管理するやり方です。
外からの見栄えは悪くなりますが、ダンボールや発泡スチロールは保温性があります。入れた周りの隙間などに新聞紙や綿などを入れても良いと思います。
【土やマットに埋めて管理してみる】
衣装ケースなどに菌糸ビンやケースに入った成虫などを入れ、その周りをビンの肩口付近位までマットや土、腐葉土などでフタの部分まで埋めるという方法です。
ここでのポイントは地面となるマットなどは固く敷き詰めないで、軽くフンワリと敷くのがポイントです。空気が含めばより保温性が高まると思いますので・・・。
【プチプチやアルミマットなどのクッション材等をケースや菌糸ビン等に巻く】
菌糸ビンや飼育ケース等に、プチプチやアルミマット(薄いやつ)などのクッション材等を巻いて管理する方法です。
寒さが直接当たらないように防護するといったやり方です。
衣装ケースなどに一緒にまとめて入れ、その周りを全体的に巻いても良いかとは思います。
【水を張った水槽や衣装ケースなどに入れる方法(温源利用する手もあり)】
夏場にはよく聞く方法です。
水を張った水槽や衣装ケースに上面が出るようにして水の中に入れます。
ただしこの方法は冬場はかなり水も冷たくなると思いますので、自然的な方法からは外れますが、熱帯魚の温度を保つ熱源を入れてやると良いかと思います。
これにより水が温められて適温になるかと・・。
サーモまでつなげれば、よりベストだと思います。
先日紹介した簡易温室が空気を暖めるバージョンならば、こちらは水を温めて利用するバージョンといった感じでしょうか・・・。
如何でしたでしょうか?
正直、温源を使用した対策には及ばないとは思いますが、何もしないよりは少しは効果があると思います。
勿論他にも色々とやり方は沢山あると思います。
今回は実際の画像がなく、文面だけではわかりづらかったかもしれませんがご参考にして頂ければ幸いです。
皆さんも色々と工夫をしてこの冬を乗り越えましょう。(^^)
※管理のやり方には色々な方法があると思います。今回紹介したのははあくまでも私Shihoの考え方による管理方法についてのやり方&見解です。 あくまでご参考程度に見て頂けますと幸いです。
使用したアイテム

前の日記で、冬場の温度対策の一例として、「Shiho自作の発泡スチロールで作る簡易温室」の作成方法をご紹介しました。
今回は発泡スチロールの大きさじゃ容量が足りないという方達の為に、ちょっとワンランク上の「メタルラックを使用した簡易温室」の紹介をしてみたいと思います。
※あらかじめ御了承を得たいのですが、この記事は秋口になると毎年紹介しております。それゆえに何度もお目にかかられた方も多いと思います。
ですが、今年から始められたクワカブ初心者の皆様や当日記を初めて御覧になられている方達の為に少しでもお役に立ちたいと思い、しつこいながらも今年も紹介させて頂きたいと思います。
一部訂正箇所や追記事項もありますが、大体の内容は例年と同じ重複しております。御理解&御了承の程よろしくお願い致します。
ではご紹介していきましょう。
出来上がった全体図からご紹介すると、
このような感じで作成しました。
この温室を作成するのに、いくら予算が必要なのかを知りたい方も沢山いらっしゃると思いますので、作成時にかかった金額をご紹介してみたいと思います。
<材料>
・メタルラック:150cm(中古)
1個 ¥2000
・フォーム(上下面&背面)
1枚 ¥800
・養生プラダン(左右側面&背面)
2枚 ¥360(@¥180)
・ビニールカバー(前面)
1m×1.8m ¥380
・プレートヒーター(中古)
1個 ¥3000
・サーモスタット(中古)
1個 ¥1000
・ファン:小型扇風機(中古)
1個 ¥300
・室内外用温度計
1個 ¥1500
総合計金額 ¥9340
※金額は購入した際(2016年当時)の価格
※価格はあくまでこちらで購入時の目安です※
このような感じで温室を作成しました。
材料について一つずつ細かく紹介してみましょう。
※紹介してる材料は実物とは一部異なるものもあります。あくまでも参考画像です。ご了承下さいませ※
【メタルラック(150cmタイプ)】
メタルラック150cm程の同様のタイプです。
一番下に温度の元(ヒーター)を入れますので、それの熱がスムーズに上に上がるように棚板は隙間のあるものが良いです。その点で言えばメタルラックは適任ですね。
【フォーム】
フォーム
いわゆる住宅用の断熱材(発泡スチロール)の板です。
通常の発泡スチロールでも良いですが、住宅用のフォームはきめが細かく保温効果も強いですのでお勧めです。
この時は上面、下面、背面のみに使用しましたが、全ての面を覆ってもOKです。
【養生プラダン】
養生プラダン
薄く柔らかめの断熱素材です。
コスト削減の為に左右側面に使用。
上記のフォームと比べると同じ大きさで価格は約1/5で済むのが魅力です。
【ビニール製カバー】
柔らかめのビニール製カバー
切り込みを入れ、のれんのようにして前面のカバーとして使用しています。ほぼ透明なので中の様子がある程度見えるのも良いですね。
【プレートヒーター】
プレートヒーター
暖房管理の必需品です。
これは実際に使用しているものと同型機。
ワット数は250Wあります。
温室用に使用するヒーターとしてはとても使いやすいタイプで、このW数ならば150cmメタルラックの容量程度ならば十分に温めてくれます。とても扱いやすいです。
【サーモスタット】
温度調整の必需品、サーモスタット
中のヒーターにより温度が上がり過ぎると、設定温度を超えた時点でスイッチが切れ、設定温度からある程度温度が下回るとスイッチが自動的に入るというのがサーモスタット。
人がつきっきりでなくても自動で管理してくれるのでとても重宝します。
ちなみに上の画像のサーモスタットは約15年位前に私が使用していたもの。これを見ると当時の懐かしい記憶が蘇りますね。
【ファン:小型扇風機】
ファン(小型扇風機)です。
温室内の空気の循環に使用します。
ヒーターにより温めた空気は上に上がりますので、温室内はどうしても上部の方が温度が高くなります。
その温まった空気を循環させ、均一にするのがファン(小型扇風機)です。これを使用する事により温室内全体がほぼ均一な温度をキープ出来るでしょう。
【室内室外温度計】
室内外用温度計
長いコードのあるセンサーで温室の内部の気温を計ると同時に、外気温も計る事が出来る便利もの。
温室内が今現在何度なのか、これがあれば一目瞭然です。
ちなみに上記画像の温度計は月夜野きのこ園で販売されているものと同じです。
以上がメタルラックを使用した温室の作成でした。
如何でしたでしょうか?
ここは宮崎県という事もありまして、宮崎県の冬の気温に適した温室作成をしております。
例えば、メタルラックの全ての面をフォームで囲めば、それ以上の保温効果は望めますが、南国宮崎県という土地柄、そこまでしなくても十分に保温効果が得られると判断した上での作成方法になっております。
温室も使う場所によって様々に状況(温度)が変わってきますので、その様子を見ながらご自分なりのオリジナル温室を作成すると良いでしょう。
道具を駆使して、お安く、丈夫でかつ便利な温室を作り、冬の寒さを乗り越えましょう!
※この温室作成方法はあくまで私個人の作成方法の一例です。 人それぞれによって考え方や方法等は異なると思います。あくまで参考例として見ていただければ幸いです。
使用したアイテム
最近のコメント