
今週月曜日の話です。
月夜野のクワカブイベントも終わり、ほっとしたのもつかの間、もう一つの仕事が待っていました。
NHK前橋放送局より取材の申し出がありました。
話の発端は、NHK前橋放送局のお天気キャスターである新村美里さんより月夜野きのこ園に連絡がありました。
NHK 前橋放送局 気象予報士の新村美里さん。
いわゆるお天気お姉さんですね。
笑顔のとっても可愛い優しく気さくな方でした^^
話の内容は「お天気とクワガタ採集の関わり」について取材をさせてくれとのこと。
そこで採集を担当している私:Shihoが対応することに。
詳しい話を聞くと、私が今年の5/20に飼育日記で書いた「クワガタ、カブトムシの採集方法【 昆虫採集の成功率を上げるための予備知識!】採集地の情報を事前に知る方法!【2019年度版】」を見て頂いたらしいとのこと。
7/22の午前中に取材することとなりました。
まずは月夜野きのこ園の会社内の会議室にて、クワガタ採集に行く時、どういう天気情報を、どこに注目して調べるのか?などの説明をipadを見ながら説明しました。
あくまで私の個人的な考えや方法をご紹介させて頂きましたが、ご丁寧に対応して頂きました。
そして、その後実際にフィールドに出向きクワガタを採集することになりました。
クワガタの採り方を説明しながらご一緒に採集!
最初に採れたのは60前半位のミヤマクワガタ♂
なかなか綺麗な良い個体でした^^
その後、キャスターの新村さんも採集にチャレンジ!
最初はなかなか採れませんでしたが、ついに、
ご自分の力でノコギリクワガタ♂♀ペアを採集することが出来ました。
短い時間でしたが、採集様子を楽しみながら撮影することが出来ました。
新村さん、スタッフの皆さんお世話になりました、とっても楽しかったです。
そしてお疲れ様でした。
今回収録した内容は、
放送日:7/25(木曜日)
群馬県域放送「ほっとぐんま640」
午後6時40分~午後7時
で昨日無事放送されました。
とりあえず無事撮影も終わり、これで群馬滞在中の仕事は全て終了しました。
色々と忙しかったですが、とても楽しく仕事をすることが出来ました。
宮崎に帰ったら山に行きまくりたいと思います^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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先週末の7/20~21にかけて月夜野きのこ園主催のイベント「世界のクワガタカブト大集合!」が開催されました!
今回の日記ではそのイベントの様子をご紹介してみたいと思います^^
天候は曇りと雨は降りませんでしたが、土日とも朝早くから沢山のお客様が来場してくれました。
この長蛇の列の原因は・・・
毎回大人気のむしくじでした。
今年も豪華賞品がラインナップされています!^^
それにしても凄い行列です!
館内に入りきれず行列は外までつながりました。
ドキドキ、ワクワクしながらくじをひいていました
見事当たりの皆様(一部)です。
おめでとうございます!!^^
会場内はお客様でギッシリ!!
溢れんほどの熱気で、展示生体や用品などをお買い求め下さいました。ありがとうございます!
こちらは「ふれあいコーナー」
ヘラクレスオオカブトの成虫&幼虫に直接触れることが出来ます。
ヘラクレスを持って記念撮影!^^
子供達もおそるおそる触る子もいれば、平気に触る子、様々でしたがどの子供達も楽しそうでした^^
下会場では、土日共に昆虫教室が行われました。
土曜日は恐縮ながら私:Shihoの昆虫教室。
採集の方法や採集動画をスクリーンを使用してご紹介しました。
こちらは産卵セットのやり方のご紹介。
実際に私がセットを組んで実践しました。
日曜日の昆虫教室は、
ミヤマ仮面さんとクワガタ忍者さんの昆虫教室が開催されました。
格好良いコスチュームで子供達にも大人気!!
クワレスはかなりの盛り上がり!!
イベントの進行や間合い、子供達への対応などさすがだなぁ、と勉強させられました。
ミヤマ仮面さん&クワガタ忍者さんお疲れ様でした^^
こちらは国産カブトムシの大きさ自慢大会!
各自、自慢のカブトムシを持ち込んでその大きさを競います!
2日間開催され最後に残ったチャンピオンには豪華賞品がプレゼントされます!
沢山の参加者で賑わいました!
そして、2日間合計での優勝者は、
東京よりお越しのこちらの親子さんが優勝となりました!
優勝サイズは82.8mm
おめでとうございます!!^^
また会場内には、
沢山の世界の昆虫達の標本を展示しました。
この親子さん達が熱心に見ているのは、
先月私:Shihoが地元宮崎で採集した、
雌雄体のミヤマクワガタ
本当は生きたまま展示する予定でしたが、群馬入りする直前にお亡くなりになり、標本として展示しました。
こちらも私が宮崎から持ってきた採集したばかりのミヤマクワガタ♂77.0mm個体
無事生きたまま展示することが出来ました^^
野外では今回もフードコーナーが充実!
今年もケバブは大人気でした。
私も金子社長も2日連続で頂きました。
曇りとはいえとても暑い中でも、
子供達は元気いっぱい!
野外で昆虫採集をしたり遊具で遊んだりと楽しんでいる姿を見かけることが出来ました^^
館内の一角では今年もキャンドル体験コーナーが開催。
皆さん熱心に可愛いオリジナルのキャンドル作りに集中していました^^
今回のイベントにご来場して下さったお客様は
3601名!
天気が悪い中、とても沢山のお客様が私どものイベントに足を運んで下さいました。
本当に本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
スタッフ全員、精一杯対応させて頂いたつもりですが、それでも何かと至らない点もあったのではないかと思います。
来年も開催する予定ですので、今年以上に更に盛り上げ、かつ少しでもお客様に楽しんで頂けるようなイベントが出来るように心がけていきたいと思います。
皆様、本当にありがとうございました。
月夜野きのこ園スタッフ一同
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昨日7/14、宮崎は午前中まで雨が降っていましたが、昼前から雨も上がり、蒸し上り気温も上がって来たので午後から山へ採集に行って来ました。
この日の大物個体はこちら、
ミヤマクワガタ♂77.0mm
今シーズン2度目の77mmUPです!^^
この個体が採れたのは、
こちらの大きなクヌギの木。
蹴ってみると、
パサッと軽い2つの音がしました。
小さい個体かな?
と軽い気持ちで探してみると、
????????
えっ??
あの音ってこの個体だっけ???
なんと超特大のミヤマクワガタ♂でした!!
あの小さな音にしてこの個体とは??
もしかして羽ばたいて落ちて来たのかな?
でもそれにしては羽は開いていないし・・・
すごく疑問でしたが、小さな音だからって見逃してはいけませんね、教訓になりました。
先に紹介しましたが、帰宅後計測すると、
♂77.0mmを指しました!
今年2頭めの♂77mmUPミヤマです^^
帰宅後じっくり観察撮影。
全身の体毛は擦り減り、ケンカ傷は無数、挟まれた跡も多数、アゴ先は欠け、まさに傷だらけの歴戦のツワモノでした。
シーズン後半になるとこういったケンカ傷が沢山ある個体は良く見かけますが、この時期ではまだ時期尚早かと。。。
それでいてこのボディとは、いかに闘い抜いて来たのかが伺える個体でした。
そして、もう一つの軽い音の主は、
なかなか大型ミヤマクワガタ♀でした。
このポイントのミヤマ♀は大きい個体が多いのですが、この♀はその中でも特に大きく見えました。
通常♀はその場でリリースするのですが、この♀個体は持ち帰り計測してみることにしました。
ミヤマクワガタ♀45.2mm
♀のサイズはあまり計測する習慣がないので、ちょっとピンと来ませんが、なかなかの大型サイズではないかと思います。
この♀は後日また採集に行った時に同じポイントでリリースする予定です。
この時一緒に採れたミヤマ♂77mmと交配が済んでいたとすれば、その子孫もまた大型が期待出来るかもしれませんからね。
次世代でまた大型個体と野外採集で逢えるのもまた楽しみの一つです^^
さて、来週末には月夜野イベント「世界のクワガタカブト大集合!」がお開催されます。
その為、7/16から群馬入りするので、今回がシーズン前半期の宮崎での最後の採集となりした。
その最後に超特大ミヤマに出逢えて幸運でした。
宮崎の自然に感謝申し上げますm(_ _)m
なお、今回採集したこの♂77・0ミヤマ個体と、先日採集した雌雄同体ミヤマは、あくまで生きていれば「世界のクワガタカブト大集合!」のイベントに持参しようと思っております(※生き物なのでイベント当日までに死亡する可能性もありますことをご了承下さいませ)
まだどういった形で展示するかどうかは決まっておりませんが、展示された際には是非宮崎県産ミヤマ個体を見てやって下さいませ^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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クワガタのサイズをノギスで計測する際、クワガタが暴れて、なかなか計測出来ない時ってありませんか?
私もよーくあります。
特に一人でノギスを当てながら撮影する時などは動いていると至難の業です。
そんな時皆さんはどうしていますか?
よく聞くのは、
・しばらく時間を経過させて落ち着いてから計測。
・外気温より少し涼しい場所において活動を鎮静化させて計測。
まぁ大体はこの方法かと思われます。
(※あくまでShihoの考えです)
しかし、もっと迅速に鎮静化させる方法があります。
それは「裏返し計測」です。
クワガタって、身体を裏返すと手足を引っ込めて固まる仕草をとることがありますよね?
この習性?を利用するんです。
実際に試してみた個体を紹介してみたいと思います。
そのモデルとなってくれたノコギリクワガタ♂個体。
凄く暴れていたのですが、やっと落ち着いてくれてこの状態で撮影させてくれました。
とはいえ、まだ足もつっぱっていて少しでも動かそうものならすぐにでも暴れ出しそうな雰囲気です。
ところが、
この個体を裏がしてみると、
画像のように手足を引っ込めて固まりました。
この状態を計測に利用出来ないかと思ったわけです。
では実践!
最初は通常の計測。
画像では落ち着いているように見えますが、手足も広げ力も入っています。
指で押さえつけるようにして撮影しております。
これが裏返してみると、
この通り。
固まってしまいました。
この状態でノギス測定。
固まった状態で楽に測定が出来ました。
指を放してもこの通り。
とても落ち着いています。
画像のビジュアル的にはあまり良くないので、撮影計測には不向きかもしれませんが、ただサイズを計測だけしたいと思うときにはこの方法も有効なのかも?しれません。
裏返し計測ですが、勿論サイズは通常測定と変わりません。
如何でしたでしょうか?
なかなかサイズ計測出来なかった時に思った小ネタでした。
あくまでも全ての個体がうまくいくとは限りません。
中には裏返してもメチャクチャ暴れる個体もいますので、あくまで傾向で、一つの方法として紹介させて頂きました。
ご了承頂けた上で見て頂ければ幸いです。
飼育日記担当:Shiho
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採集シーズンも最盛期に来ておりますので、最近は採集に行くペースが上がって、紹介する記事が溜まってきております。
後手後手になってしまい申し訳ございません。
少し前の7/6&7/8の採集時の様子をご紹介したいと思います。
【7/6の採集】
この日の最初のクワガタは、
このクヌギの樹皮裏でした。
なかなかの大型個体です。
【7/8の採集】
この日は最初一日中曇りの予報でした。
なのでいつものように朝から山へ。
カブトムシ♂とカナブンが出迎えてくれました。
周りの木を蹴っていくと、
ミヤマクワガタ♂64mm
コクワガタ♂30mm半ば位(推測)
カブトムシ♂(未測定)
と、ポロポロ落ちて来て、なかなか順調^^
このシラカシを蹴ってみると、
バサッと大きめの落下音
おお、なかなかデカいっ!
しかし、大台(70mmUP)は微妙かなぁ・・・
帰宅後の計測で、♂70.2㎜を計測。
何とか特大サイズに届いてくれました。
良かったです^^
採集開始から約30分ほどで特大サイズも採れ、さぁいよいよこれから本番か!と思っていたところで、
空が暗くなって来ました。嫌な予感・・・。
そして、ついに
雨が降り出してしまいました。
しばらく車で待機していたのですが、雨脚は強くなるばかりで止む気配がありません。
天気予報を見て推測した上で来ているのですが、やはり山の天気は急に変わるものです。
残念ながらこの日はここで撤収となりました。
如何でしたでしょうか?
また次回も頑張ります!^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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先週はかなり沢山の雨が降りました。
先週の話になりますが、7/4、朝から曇りだったので、採集に行ってきました。
今回はその時の様子をご紹介したいと思います。
【7/4の採集】
採れたのはこの大きいクヌギの木。
蹴ると、かなりの高さからドスンと落ちてきました。
拾い上げると、かなりの大きさ!!
しかも元気いっぱいでその場では大人しく撮影させてくれませんでした。
この個体は持ち帰り、落ち着いたところで撮影。
サイズは特大の♂72㎜!
身体中に擦れ傷やケンカ傷がありました。
ともあれ特大で素晴らしい個体でした^^
この日は他のクワガタも好調!
ミヤマクワガタ♂67mm
ノコギリクワガタ♂68mm
ミヤマもノコもなかなかの大型が揃いました。
こちらのクヌギの樹皮裏からは、
大型のヒラタクワガタを発見!
帰宅後の計測で、♂66mmUPありました。
昔と違い最近はなかなか60mmを超すヒラタを見かけるのは少なくなりましたので嬉しい出逢いでした。
採集中にふと見つけたタマゴダケ。
見た目はいかにも毒々しく映りますが、実は立派な食用きのこの一種なんです。
私も食べたことはありませんが、食べれることを知らなければ敬遠しそうな色合いです。
でも美しいきのこですね^^
このような感じで7/4採集させて頂きました。
今回も前回に続いて特大個体が採れました。
7月に入りいよいよ発生ピークが近づいて来ていますので個体数も増え、それによって大物に出逢う可能性もグンと上がっているようです。
来週末の7/20~21には月夜野主催のイベント「世界のクワガタカブト大集合」があり、それに伴って早々に群馬入りするので、それまでに少しでも宮崎の山を楽みたいと思います^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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7/2、朝から雨が降っていました。
この日採集に行く予定はありませんでしたが、SNSを見ていると皆さん雨でも採集されていたのを見て、採れなくても新ポイント発見する気持ちで山に行ってきました。
やはり行ってみないと分からいもので、この悪天候にも関わらず、超特大が採れました。
その個体が採れたのは、
この意外に細いハルニレの木。
まぁ細いと言っても直径20センチ弱位です。
木を蹴ると例のごとく無数の雨粒。
その中で、
バサッ
とひときわデカい音がしました。
木片かカブトかと思って探し当てた個体が、
この77mmUPミヤマ♂でした。
約2年ぶりの77mmUPミヤマ。
素直に超嬉しいの一言でした^^
この日の他の採集の様子はというと、
現地は到着した時は意外にも雨は降っいなかったため、外に出て採集することが出来ました。
すると、クヌギの木で、
カブトムシ♂と樹皮裏にドルクス系らしき姿が。
おそらくヒラタクワガタでしょう。
またしばらくすると、
こっちでもカブトムシ♂を見つけました。
雨でも意外にいるものだなぁ・・と思い、木を蹴ってみると、
ババババババババババっ!!!
無数の雨粒が葉から落ちて来て、もはやクワガタなのか雨粒なのか全く分かりません。
しかし、その中でも、
ノコギリクワガタ♂60mm
ノコギリが落ちて来たので、木に付いていることは付いているのだなぁと実感しました。
本当は雨粒落下の音に隠れて、小~中型の個体は落ちてきているのかもしれません。
しかし雨粒の音に邪魔されてしまい見落としてしまうような気がします。
こんなに蹴って雨粒が沢山落ちてくる日は蹴り採集には向かないようです。
その後も、
大きな音で落ちてくるカブトを中心に、それなりの数は見かけることが出来ました。
このような感じで約2時間程採集を楽しみました。
今日はあいにくの天気でしたが、超特大ミヤマと出逢うことが出来ました。
雨の日でも、行ってみるものです。
どこでどんな出逢いがあるか本当に分からないものですね。
また次回も頑張ります!^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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7月に入りました。
ここ宮崎では連日の大雨。
梅雨が本格化しております。
そんな中、雨の合間をぬって採集に行ってきました。
昨日6/30に行った採集様子をご紹介いたします。
【6/30の採集】
この日は朝のうちは曇りで、まだ雨も降っておらず、地面も乾いており、木にも水滴が残っていなかったので、少しの間でもと思いきって山へ行きました。
そういう状況で採れた大物がこちら、
ノコギリクワガタ♂70㎜
それにしても真っ赤な美ボディ。
今年は本当に赤いタイプのノコが多いです。
この個体が採れたのは、
この細いヤナギの木
この木は一応いつもチェックするのですが、過去にはノコ、ミヤマが採れたことがあるものの大型はゼロ。
まさかここで特大個体が採れると予測していなかった木なので、ある意味嬉しい誤算でした。
やはりどの木にどんな個体が付くかはやってみないと分かんないものですね。改めて思い知らされました。
ヤナギの木はあまり日記に登場しないので、改めてちょっとご紹介。
ヤナギの葉(表)
ヤナギの葉(裏)
樹皮の様子
ヤナギと言っても日本には何種類もあるそうですが、私がフィールドで見かけるヤナギはこのタイプです。
山の渓流沿いや河川敷などで多く見かけますので、見つけられたら是非チェックして見てくださいませ^^
早々から特大個体に出逢って大満足^^
しかし、喜びもつかの間、
この特大個体を含む10頭位を見た所で、恐れていた雨が降り出しました。
その後、待ってみましたが、全く止む気配なし。。。
採集開始からわずか30分位で残念ながらこの日は撤収となりました。
お天気には勝てません。
残念ですがこういう日もあります(泣
また出直して頑張りたいと思います!^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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採集記事のアップばかり続いて、このシリーズの紹介が止まっておりました、申し訳ございません。
前回、クワガタ、カブトムシの採集方法の一つとして「樹液採集」をご紹介しました
いわゆる木の樹液に集まっているクワガタ、カブトムシを直接木を見たり、蹴ったりして採集する方法です。
しかしクワガタ、カブトムシの採集は「樹液採集」だけとは限りません。
今回はその中でも初心者の方でも手軽に行い易い「灯火採集」のやり方、コツなどをご紹介してみたいと思います。
※何度かブログ上でも書いているので、既にご存知だとは思いますが、私が採集活動をしている地域は九州です。
日本全国の地域や場所によって採れる虫の種類や傾向、大きさなどは大きく違ってくることもありますのでご了承の上ご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます※
まず「灯火採集」とは何か?
簡単に説明すると、
クワガタやカブトムシを暗い時に灯りに集まってくる習性を利用して、捕まえる(見つける)方法
このような採集方法を
「灯火採集」
と呼びます。
また灯火採集には2種類の方法あると考えます。
①:外灯巡り採集
やり方:常時設置されている水銀灯や自動販売機などの灯り下や、その周辺を見て、集まって来ているクワガタやカブトムシを採る方法
水銀灯周辺
自動販売機周辺
②:ライトトラップ採集
やり方:水銀灯や発電機、白幕などを自ら用意し、クワガタやカブトムシが飛んで来そうな然るべき場所に設置して飛んでくるのをじっとにひたすら待つ方法です。
ライトトラップ:設置方法の例
山に向かって灯火機のライトを当てる
今回はだれでも手軽に行える①の灯火採集:「外灯巡り採集」のコツをご紹介したいと思います。
まず灯火採集をするに辺り、効率よくクワガタ、カブトムシ達に出逢えるには、いくつかの条件があると考えます。
【外灯巡り採集を行う場所】
まずは灯火採集をする場所、灯火を見て回る場所です。
灯りがあれば、どこでも良いというものではありません。
街中や住宅街などではいくら灯りがあってもクワガタ、カブトムシ達が飛んでくる可能性は低いと考えます。
見て回る場所としては、近くにクワガタやカブトムシがいそうな雑木林や山などに近い灯火を狙って探してみると良いと考えます。
周りが山などで真っ黒闇の中に、一つだけポツンと灯りがあるロケーション等は最高の灯火スポットと呼べるでしょう。
あえて例を挙げるとすると、
★山間部にあるコンビニの灯り
★山間にかかる橋の外灯
★山間部の途中にある自動販売機の灯り
★山間部にある「高速自動車道のパーキングエリア」や「道の駅」の外灯
こういう所を探してみると、クワガタ、カブトムシを見つける可能性は高まってくると思います。
※コンビニやパーキングエリア等は他の方も日夜を問わず利用しますので、迷惑行為にならないようにマナーを守り、気を付けて採集させて頂きましょう※
月夜野きのこ園の近隣の風景
弊社月夜野きのこ園も裏手が山に囲まれております。
時折ですが、会社の灯りにコクワガタ等が飛来することもあります。
ここに強烈な水銀灯でもあれば、有効なポイントの一つと言えるでしょう。
【灯火のライトの色合い】
次に灯火採集で大事なのは見る光の種類(色)を間違えないということです。
勿論例外もありますが、基本的に虫が多く集まってくる光は白っぽい色合いをしている場合が多いです。
いわゆる白色水銀灯や自動販売機などの白っぽい自然光に近い色合いです。
素晴らしく白く光り輝く水銀灯!
このように白く光る外灯がベスト!
最近の外灯はオレンジ色っぽい外灯をよく見かけます。この色合いの外灯では多くの虫が集まってくる期待は少なくなると考えます。
こちらはオレンジ色の外灯。
全く集まらないという事はないが、白い水銀灯と比べるとその差は歴然。
【灯火採集を行う時間帯】
次は灯火を見る時間帯。
これは人によって様々だと思いますが、私の感覚では、日没後~夜22時位までが一番飛んでくるような感じがします。
勿論、それ以降でも飛んでこないわけではありませんが、午前等になると飛んでくる数がかなり減少してしまうよう気がします。
なので、日没後~22時頃までの時間帯にチェックすると良いかと思います。
【その他の条件】
また風や雨の日、それに月明かりが強い日は虫はあまり飛ばないと言われます。
月明かりは出来るだけ無い方が良い
絶対ダメとは言い切れませんが、可能ならばそんな日は避けた方が無難かもしれません。
【灯火採集を行う際の気温】
最後は気温です。
気温が低いとクワガタ、カブトムシは活動が鈍くなります。
理想は25℃以上あると良い傾向です。
気温:29℃ これ位あれば最高!
更に言うと灯火採集を行う直前に雨などが降って、蒸すように湿度が高いとなお良い状況だと言えます。
最後にまとめてみると、
効率の良い灯火採集の条件とは、
① 近くに広葉樹系の山、可能ならばクワガタ、カブトムシ等が採れる場所が近くにある。
② 白っぽいライト(水銀灯等)を見る
③ 見回る時間帯は夕暮れ時~22時頃
④ 月明りはあまり無い方が良い
⑤ 雨や風は無い(弱い)日が良い
⑥気温は25℃以上あった方が良い
湿度も高い蒸した日などは最高!
このような感じでしょうか。
全ての条件がピッタリ当てはまる日というのはなかなかないかもしれませんが、上記の件に少しでも近づけて採集が出来れば念願のクワガタ、カブトムシ達に出逢える確率は高くなると思います。
外灯巡り採集で採れたクワガタ達(2016年:宮崎県採集)
さぁ皆さんも頑張って灯火採集にチャレンジしてみましょう。^^
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 灯火採集は夜間暗い時間に行うこととなります。その時間帯は一般の方たちは仕事から帰宅され、ごゆっくりされているか、お休みになっている場合も多いです。灯火採集を行う際は、必ず近隣の方達に迷惑をかけないように行う事が大事です。立ち入り禁止の場所や、ご自分の車のアイドリング音等にも気を付けて、マナーを守って採集を行いましょう※
使用したアイテム

早いものでもう6月も下旬。
次第にピークに近づくクワガタの発生と共に時間と天候さえあればほぼ毎日山に通っているShihoです。
採集には行っていたのですが、アップする時間と疲れでパワーがなくてかなり記事が溜まってしまいました。
今回はここ最近の採集の様子をピックアップしてご紹介したみたいと思います。
クヌギの樹液に来ていたカブトムシ♂
こちらは違う場所(木)でのカブトムシ♀
この時期まで進むと、カブトムシが多くないポイントでもちらほらカブトムシの姿を見かけるようになって来ました。
日本昆虫界の王者ムシキングの登場で、クワガタ達との樹液バトルが勃発することでしょう。
こちらのクヌギの木、
小さな樹皮裏が形成され、その周りが樹液まみれになっています。
この狭い狭い樹皮裏にいたのが、
ネブトクワガタ♂♀ペア(サイズ未測定)
ネブトクワガタ♂♀ペアが入っていました。
ここ宮崎ではこういった樹液溜まりにネブトクワガタがいることが良くあります。
ハルニレの木を叩いて落ちて来たのは、
ノコギリクワガタ♂62mm
赤みの強いギリギリ大歯型の個体です。
ここ宮崎のノコギリは大歯型になるとアゴ先がストレートに伸びる個体を多く見かけます。
勿論湾曲がある個体もいますが、すっと前に伸びる個体の方を多く見かけます。
ちなみに月夜野きのこ園がある群馬県ではストレートタイプも採れましたが、どちらかというと湾曲タイプが多かったような気がします。
全ての個体がそうだというわけではなく、あくまで傾向ですが、その土地土地での特徴があるかもしれませんね、大変興味深いです。
こちらの細いハルニレの枝の付け根部分に、
ヒラタクワガタ♂の姿を見つけました。
個体を撮影するため、一度捕獲しようと思ったのですが、実はこの枝の付け根部分に♀がいて交尾をしそうな雰囲気だったので、ここはスルーとしました。
サイズ的には♂50mm位はあったと思います。
散策中、蝶の幼虫を見つけました。
ジャコウアゲハの幼虫です。
かなり毒々しくいかにも触るとヤバそうって感じがしますが、とても美しく見入ってしまいました。
山にはクワガタ達以外にも沢山の生物がいます。
そういう出逢いも山散策の楽しみの一つです。
クヌギの木を叩いて落ちてきたのは、
ミヤマクワガタ♂66mm
ミヤマクワガタ♀(未測定)
ミヤマクワガタ♂♀ペアが一緒に落ちてきました。
♂はまずまずの大型サイズ、体毛も擦れ落ちてなくてとても綺麗な個体でした。
シラカシの木をふと見ると、もうどんぐりの姿。
まだまだ今から夏本番なのに、もう秋の気配を感じ、少し寂しい気持ちになったShihoでした。
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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