
11月中旬、かなり寒くなってきた宮崎です。
今回も野外採集行って来ました!
今回は昼過ぎに来ていますが、気温はほどよく暖かく20℃。
朝は10℃程度と寒いですが、日中はこの位気温が上がれば、耐寒性の強い黒系クワガタならもしかすると活動しているかもしれません。
この時期に野原で良く見られるセイタカアワダチソウの花。
冬になり始めて緑が少なくなって来た山間部で色鮮やかな黄色い色合いが一層目立って美しく見えます。
採集ポイントに到着。
シーズン最盛期中はノコギリを沢山見かけるハルニレ群生地。
まだ葉に緑はあるものの既に色あせてきています。
この時期は樹皮裏&ウロ中心で探していきます。
・・・・・
・・・・・
しかし・・
なかなかクワガタと出逢えず、1時間ほど経過・・
移動を繰り返し、
そして、やっと、
クヌギの樹皮の隙間にクワガタらしきものを発見!
折角なのでお顔を拝見させて頂くと、
コクワガタ♂40mm前半位(推測)
なかなか大きいコクワガタの♂でした。
シーズン中の格闘のせいか右アゴが半分折れ、身体にも沢山の傷跡がありました。
そしてその約30分後に、
ハルニレのウロの入り口にクワガタを発見!
ここはまだ樹液も出ているようですね。
お顔を拝借、
スジクワガタ♂30mm前半程(推測)
小型ですが、大歯型の立派なスジクワ♂です。
すこしボディが赤みを帯びているように見えました。
上記2頭を見かけた後、しばらく探し続けましたがそれ以上クワガタの姿は見つかりませんでした。
今回見かけたクワガタの数は2頭
とりあえず今回で一応の今季の採集納めということで、山の神様にご挨拶をしました。
感謝の気持ちの言葉と、お神酒を大地に捧げて、今シーズンの採集させて頂いたお礼を致しました。
オフシーズンになっても山には来るとは思いますが、とりあえずの区切りですね。
今年も沢山の虫達に出逢う事が出来ました。
やっぱり自然は良いですね~。
来年の夏が待ち遠しいです。
山の神様ありがとうございました。m(_ _)m
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
使用したアイテム

先日よりご紹介している【産卵させてみようシリーズ】の第2回目。
今回は「国産カブトムシ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。
※国産カブトムシは亜種:オキナワカブトや久米島カブト等:がありますが、産卵方法に関しましては全て今回ご紹介するセット方法で産卵が可能です※
※この記事は毎年、ほぼ同じ内容(一部変更点あり)で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※
【飼育種】
和名:カブトムシ
カブトムシの場合、産卵セット方法はマット産卵で行います。
<産卵セット時の方法>
※野外品の♀を利用した産卵セットのご紹介になります※
【累代】
天然ものWD♀を使用
【お勧めのマット】
黒土マット、完熟マット
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手で握って土団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3cmはフンワリと。
【設定温度】
25~28℃前後
まずは産卵セットに使用するケースを準備。
今回はクリーンケースを使用します。
マットを大きなケースに出します。
お勧めは完熟マット、もしくは黒土マット。
転倒防止のハスクチップを入れます。
ゼリーを入れます。
<割り出し、幼虫取り出しの時期>
卵を採卵するか、そのまま幼虫が見えるまで自然に孵化させる方法がありますが、今回は自然に孵化させて幼虫を回収する方法をご紹介します。
本土カブトムシの寿命は短いので、ケース底面に幼虫が見える頃にはほとんどの♀は死亡してしまっている可能性が高いです。
卵で採卵するよりもそのまま自然に孵化させた方が孵化率も高いので、私の場合は幼虫割り出しは♀が死亡してしまったのを確認してから約1ヶ月後程に行う様にしています。
このような感じで幼虫が出て来ます。
国産カブトムシは多産なので沢山幼虫が取れるでしょう!
いかがでしたでしょうか?
上記が私の国産カブトムシの産卵セットの組み方です。
国産カブトムシは産卵、そして幼虫飼育共にとても容易な種です。
機会がありましたら是非一度産卵セットを挑戦してみて下さいませ。(^^)
※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※
使用したアイテム

皆さんは、今年の野外採集(昆虫採集)等で手に入れたクワガタ&カブトムシ達はどう飼育されていますか?
採集等を楽しみ、成虫の格好よさをじっくりと堪能されたことだと思います。
夏の終わりと同時に、クワガタ、カブトムシのシーズンももう終了かと思ってらっしゃる方、成虫飼育をじっくりと堪能した次は、今度は幼虫飼育にチャレンジしてみましょう。
今年野外で入手出来た虫達は既に熟成が完了しておりますので、即座に産卵セットを組み、幼虫を取ることが出来ます。
また野外で入手した個体の場合、わざわざ♂と♀を再度交尾させなくても、野外で既に交尾している可能性が高いので、そのまま♀のみで産卵セットを組むことが可能です。
つまり野外採集品の♀と産卵セットがあれば、幼虫を産ませることが出来るんです。
11月と、少し時期が遅くて申し訳ございませんが、今回より少しずつではございますが、今年の夏、採集出来たであろうと思われる日本のクワカブの産卵セットの組み方、コツなどをご紹介していきたいと思います。
※この記事は毎年、ほぼ同じ内容(一部変更点あり)で掲載させて頂いております。今年より産卵を初めてする方も多くいらっしゃいますので改めて掲載させて頂きました。記事内容&画像が重複しますことをご了承下さいませ※
まず第1回目は「ミヤマクワガタ」の産卵セットのやり方をご紹介します。
【ミヤマクワガタ参考画像♂:2018年度採集個体】
【飼育種】
和名:ミヤマクワガタ
学名:Luxanus maculifemoratus
<産卵セット時の方法>
※野外品の♀を利用した産卵セットのご紹介になります※
【累代】
天然ものWD♀を使用
【お勧めのマット】
黒土マット、完熟マット
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】
18~20℃前後(※重要)
セット方法を図示するとこのような感じです。
ミヤマクワガタの産卵ポイントは何といっても設定温度です。
18~20℃ この温度帯がカギです。
この温度をキープするのは普通のご家庭では難しいでしょうが、この設定具合によって全て決まるといってもおかしくないと思います。
温度設定さえクリアすれば案外普通に産んでくれることもあります。
しかし産卵数は♀によってバラつきがあり、産む♀は結構な数を産んでくれますが、産まない♀はゼロというのも珍しくありません。
次に産卵セットを組んだ後、今度はいつその幼虫の割り出し作業を行ったら良いのかについてご紹介してみたいと思います。
<割り出し、幼虫取り出しの時期>
基本的にはケース側面や底面に幼虫が見え始めてからになります。
卵や幼虫が1~2頭見え始めたからといってで早期に割り出してしまうと、まだ産む気がある♀の産卵活動を一旦ストップさせてしまうことがあるのであまり好ましくありません。
上記の数位見えてきたら、大成功!もう十分割り出しても大丈夫です。
ミヤマクワガタの♀はオオクワガタやヒラタクワガタ等によく見られる子食いの可能性は低いと思いますので、多少割り出しする期間を長く持っても大丈夫かと思います。
あくまで私の場合になりますが、大体産卵セット開始して、約1ヶ月半~2ヶ月程度を目安に割り出すようにしています。
ただし飼育ケース内の環境が急激に悪化したり、ケース側面や底面にまったく卵や幼虫が見られなかったり、♀が全く潜る気配を見せずマット上面を徘徊ばかりしている時は話は別になります。
今回は野外ものの♀はほぼ交尾が終了していると言っても過言ではないので、♀の持ち腹を期待して、そのまま♀のみを産卵セットに入れるやり方をご紹介しました。
しかし、♀がなかなかマットに潜る行動をしなかったり、何回かセットしても全く産まない場合は、♂がいるならば再交尾をさせた方が良い場合もあると思います。そのあたりは状況を見て臨機応変に対応してあげて下さいませ。
下の画像は過去に行ったミヤマクワガタ産卵セット割り出し風景です。
上手くいけばこのように幼虫を得られる機会も大いにあります。
いかがでしたでしょうか?
上記が私の本土産ミヤマクワガタの産卵セットの組み方です。
何度も書いていますが、ミヤマクワガタを産ませるかどうかは温度管理がとても重要になってきます。
低温管理をキープするのは難しいですが、幸い今からの時期は少しずつ寒くなりますので、夏場にセッティングするよりは管理もしやすくなるのではないでしょうか?
もし可能ならば機会がありましたら是非一度産卵セットを組み、幼虫飼育を挑戦してみて下さいませ。(^^)
※この方法はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※
使用したアイテム
Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2018年11月8日
カテゴリー
使用したアイテム
Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
関連タグ
コメント[0]
ブックマーク・共有

今回は久々の飼育ネタ。
この個体は数ヶ月前に羽化した個体ですが、飼育日記上での紹介がまだだったので、今回はラコダールツヤクワガタの羽化報告をご紹介します。
【ラコダールツヤクワガタ♂80.5mm】
【飼育種】
和名:ラコダールツヤタクワガタ
学名:Odontolabis lacordairei
産地:スマトラ島
累代:WF1
【親情報】
ワイルド♀42mm
【羽化体長】
♂80.5mm
【使用したエサ】
初令時:黒土マット
2~3令初期時:黒土マット+完熟マット
3令時:完熟マット
【使用した容器】
初令時:860ccプリンカップ
2~3令時:Pクリアボトル1400
【設定管理温度】
20~23℃前後
【羽化までにかかった時間】
1令投入後、約14ヶ月
(合計15ヶ月程度)
<羽化までの手順>
幼虫状態で回収(1令)
↓
初令時に使用したエサは産卵で使用したのと同じ黒土マット。これを860ccプリンカップで管理
↓
2令位になったところで、黒土マットに完熟マットをブレンド(割合:1:1)。この時はまだ860ccプリンカップ
↓
3令になった時点で、Pクリアボトル1400に容器替え。この時使用したマットは完熟マットのみ
↓
途中交換2回(完熟マットのみ)
↓
羽化 ♂80.5mm
上記、この流れで育てました。
上記のチャートでも書いておりますが、
今回初令時は産卵で使用したマットと同じ黒土マットを使用。
その後、2令位になったところで、黒土マットより若干栄養価の高い完熟マットを1:1の割合で混ぜました。
そして3令になった時点で、容器を大型のPクリアボトル1400に替えてエサも完熟マットのみにしました。
その後途中交換を2回程行い、管理温度は20℃前後でじっくりと成長させて、1令回収時より約15ヶ月後に羽化。
大歯型の♂80.5mmとなんとか80mmUPで羽化してくれました。
野外個体と比べるとまだまだのサイズです。今回は完熟マットをブレンドして行きましたが、更に栄養価の高いきのこマットをブレンドしても良かったかもしれません。
その配合が幼虫とマッチすればもう少しサイズアップ出来たかもしれません。
また次回試してみたいと思います。更に精進していきたいと思います。^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
使用したアイテム
きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2018年11月5日
カテゴリー
使用したアイテム
きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
関連タグ
コメント[0]
ブックマーク・共有

11月に入りました!
この時期になってもまだクワガタ採集をしているShihoです。
だってフィールドは楽しいですからね~^^
というわけで、今回も行って来ました!
家を出発する時、庭先からとっても良い香りが漂ってきました。
秋の花:キンモクセイです。
キンモクセイってとっても良い香りですよね~。
私も大好きです^^
早朝8時。採集フィールドに到着。
少し曇ってはいるものの、澄んだ冷たい空気の秋空です。
今朝の宮崎の気温は9℃
しかしこれは市内平野部での気温なので、ここ山間部ではまだ更に低いと思われます。
この気温の中、虫達を見かける事ができるのでしょうか?
不安を感じながら早速、採集散策開始!
と、採集初めてすぐ、その不安が払拭されました。
ハルニレの樹皮の穴の中に黒い塊を発見!
右横に隙間があるので、取り出してみると、
綺麗な小型のスジクワガタ♂(未計測)
この時期、よくスジクワを見かけます。
スジクワは標高がある場所で多く見かけるので、やはり少し寒くなってからの方が活動が活発化するのかもしれませんね。
こちらはクヌギの樹皮裏に何かを発見!
取り出して見ると、コクワガタ♀でした。
サイズは小さいものの元気いっぱい^^
いる!いますね、まだ!
朝の気温は低いもののに日中は25℃近くまで上がりますので、まだ黒系クワガタの姿は見られるようです。
こちらのハルニレの木はまだ樹液が出ています。
中央部分に小さいクワガタらしきものの姿が、
ちょっとお顔を拝借すると、
小さなネブトクワガタ♂個体でした。
右アゴが欠けていましたが、この個体も元気!
この時期の採集は、木を蹴る採集よりも樹皮裏やウロでの採集方法がメインになります。
寒くなってくると、黒虫系(コクワやスジ、ネブト等)の方が寒さには強いので、時期遅くても生き残っています。
その黒虫系はどちらかというと、樹皮裏やウロ等に潜んでいることが多いので、必然的に樹皮裏&ウロ採集になってしまうというわけです。
勿論、樹皮裏やウロだけではなく、樹上にいる黒虫系もいますので、余力があるのならば蹴ってみる事に越したことはありません。
前回も黒虫系だけじゃなく、まだノコギリも落ちて来ましたからね~^^
こちらのクヌギの木では、
隙間にヒラタクワガタ♂の姿が!
取り出してみました。
ヒラタクワガタ♂50mm前半程(推測)
フセツ欠損があるものの元気いっぱいでした!
そして、クヌギの木で、
頭を出したコクワガタ♂を発見!
頭を出していたので取り出すのは容易でした。
なかなか良い個体です!
頭部にケンカ傷はあるものの綺麗な個体!
今回もこんな感じで約2時間程、秋の山の採集&散策を楽しませて頂きました。
今回見かけたクワガタ達は、
コクワ、ヒラタ、スジ、ネブトの 4種:6頭!
ついに一桁になってしまいました。
本当は一桁になった時点で今季の採集納めにしようと決めていたのですが、あともうちょっと行ってみたいと思います。
また次回が楽しみになりました!^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
使用したアイテム

早いものでもう10月下旬。
すっかりと秋になり、もうすぐ冬の足音も聞こえるところまで来てしまいました。
この時期になると山フィールドに行ってもだれともクワガタ採集の方と出逢うことはほぼありません。
夏の採集癖が抜けない私はやはり1週間に一度はどうしても山に行きたくなってしまいます。
今回も懲りずに秋のフィールドを散策して来ました。
フィールドでは秋の風物詩:カラスウリも色鮮やかなオレンジ色に色付いていました。
さぁ散策開始!
早々と、クヌギの樹皮の隙間に何かを発見!
拡大してみると、
比較的大型のコクワガタ♂でした。
少し上の方だったので、採りませんでしたが、なかなかの大きさ。
♂40mm前半は軽くあったと思います。
その他にも色んな昆虫達が集まっていました。
まだここは賑わっているようです^^
こちらの樹皮裏にも何かいました。
あっ、この内歯は!?
皆さん、お分かりになりますか?上を向いています。
お顔を拝借するために取り出して見ると、
小さなヒラタクワガタ♂
とても小型、♂30mm前半程でしょうか。。
前回採集時にはヒラタは見かけなかったので嬉しいです^^
途中、ハルニレの木を蹴っていると、
軽くパサッと音が、
拾い上げてみると、
おお、ノコギリクワガタ♂!!
嬉しい!まだ逢うことが出来ました!
ケンカ傷はついているものの擦れもなくキレイな個体でした。
まだいる!と確信してテンションUP!
散策にも意欲が出ました!^^
ハルニレの樹液だまりで、
ネブトクワガタ♂を発見!
小型ですが元気そうです。
こちらのクヌギの樹皮裏にも何か発見!
取り出して見ると、
スジクワガタの♀でした。
こちらも元気で綺麗な個体。
このような感じで約2時間程、採集を楽しませて頂きました。
今回見かけたクワガタの数は11頭!
種類は、ヒラタ、ノコギリ、コクワ、スジ、ネブトの5種。
何とか一桁台は免れました。
これでまた次の採集に行けます。
今回は黒系クワガタが多いものの、ノコギリも見かけることが出来たのが嬉しかったですね。
最後にミヤマ見たいなぁ~。
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
使用したアイテム

少し前の記事で「冬場の温度管理のやり方」についていくつかの方法例をご紹介させて頂きました。
ただ虫の種類によっては冬場は温度管理をせずに越冬させた方が無難な種類も存在します。
今回は越冬の方法に関して少し書いてみたいと思います。
※これからご紹介するやり方は過去の日記でも取り上げておりますので、過去の日記の記事&画像(一部)が重複しますことをご了承下さいませ。※
代表的な越冬クワガタと言えば、おなじみ国産オオクワガタ
国産オオクワガタは野外では春~秋(4月~10月位)にかけて活動、冬(11月~翌年3月位)には越冬をします。
飼育下においては温度をかけてやれば一年中活動しますが、温度管理が必要となります。
温度をかけないやり方(常温飼育)の場合は越冬をさせてやることで翌年春より活動を再開します。
越冬後も元気な姿を見る為にも適切な越冬体勢を整えてあげることが必要かと思います。
私:Shihoなりのやり方にはなりますが、国産オオクワガタを例にとって越冬のやり方をご紹介したいと思います。
まずは皆様、ご自分の飼育状況を考えて下さいませ。
エアコン温室などで、冬場も温度管理が出来る方は、そのままその管理下で飼育すれば良いと思います。
では、温度管理が出来ない場合どのようにして越冬させるのかをご紹介してみたいと思います。
国産オオクワガタ成虫(越冬可能なクワガタ含む)の越冬方法
<用意するもの>
オオクワガタを越冬させるのに準備した用品類。
簡単にまとめると、
【主役のオオクワガタ】
来年に備えの為に越冬させてあげます。
【越冬させるケース】
用意したのは、クリーンケースS。
SSサイズでも十分ですが、スペースは広い方が温度が安定するので、大きめのケースでやるとなお良いと思います。
【ケースに埋め込むマット】
今回用意したのは、ヒノキマット。
その他のマットだとどのようなマットを選んだら良いのか?
基本的にはどんなマットでも構いませんが、可能ならば粒子が粗く、空気が含みやすいものが私 は好きです。
2018年10月現在、弊社で今販売している商品ですと、
ヒノキマット、 きのこマット、完熟マット、黒土マットがあります。
内容的に詳しく申し上げると、
虫の体に優しいマットを選ぶならば、
きのこマット、完熟マット、黒土マットお勧め。
少しでもダニ等の発生を防ぎたいのであれば、
ヒノキマット がお勧めです。
今回は個人的にヒノキマットを選びました。
【マットに埋め込む材(1~2本:木片でOK)】
マットの中に潜むクワガタに空間(隙間)を作ってやる為です。
【マットの上に敷く転倒防止材】
マット上に上がって来た際に転倒して弱らないために用意します。
【ゼリー】
越冬開始してしまえば、しばらくは必要ありませんが、準備した直後と、越冬が終了した際、タイミングはこちらでは分からないので、一応念のために入れておきます。
では、実際に越冬セットを組んでみましたので、その時の様子を順を追ってご紹介してみたいと思います。
<越冬セットの組み方>
さぁセット開始です。
マットは水分量が少ない場合は、少し加水し、水分調整をします。この際、マットが固まる位の水分量では多すぎます。水分は少なめにします。押詰めません、軽く空気を含むように入れます。
主役の国産オオクワガタを入れます。
あくまで私の場合ですが、生体が隠れれるように木片を1~2本入れます。
上から見ると、こんな感じです。
その上からマットを軽くかぶせます。
この時も押詰めずに軽く空気を含ませるような感じでかぶせます。
マットはケース高さの約8割程度までかぶせます。
そして転倒防止のハスクチップとゼリー。
完全に潜って上部に出てこなくなったらゼリーはしばらくは撤去しても良いですが、セット初めの時は越冬のスイッチがまだ入り初めかどうかの時期ですので、一応ゼリーは入れておきます。
真上から見たらこんな感じ
フタをして完了。
上の段階のままでもOKですが、コバエ等から守る為に新聞紙とディフェンスシートを用意する手もアリです。
<用途理由>
【ディフェンスシート】
乾燥、コバエ等から守る
【新聞紙】
マットから蒸発した過剰な水分をケース内で蒸れさせずに吸収させる為
如何でしたでしょうか。
私は越冬するクワガタは上記のような方法でセットします。
また国産オオクワガタだけでなく、外国産のクワガタでも台湾オオクワガタ、ホペイなどは越冬させます。
形は似ていますが、国産ヒラタは厳しい寒さにはあまり強くはありません。
私なりには越冬は極力控えた方が良いと判断しています。ご参考までに・・・。
【国産オオクワガタ幼虫の場合】
次に幼虫の場合ですが、冬場に温度管理をすれば、冬の間もエサを食しますので成長を続けます。
常温管理の下におけばある程度の寒さに達した時点で越冬し始めます。
この間はエサを食さないので成長は止まります。
やり方は飼育される方のお好みで選んで頂ければと思います。
より自然に近い方法がお好みならば常温飼育、冬場も成長させたいのであれば温度管理飼育・・・という具合です。
如何でしたでしょうか?上記が私Shiho流ではございますが、国産オオクワガタ(越冬するタイプのクワガタも含む)の越冬方法例になります。
夏場と冬場・・・厳しい温度変化のある日本では管理方法やその準備 がなかなか難しいですよね。。
手はかかりますが、やり方(方法)はありますので、少し頑張ってお大事な虫たちの為に準備してみては如何でしょうか?
では皆様、これから寒い冬が来ますが、一緒に頑張っていきましょう。(^^)/
※管理のやり方には色々な方法があると思います。今回述べるのはあくまでも私Shihoの管理方法についてのやり方&見解です。 あくまでご参考程度に見て頂けますと幸いです。
使用したアイテム

本当に寒くなりましたねー。
ここ南国宮崎でも、寒い時は12~15℃とかなりの冷え。
宮崎でもそうなのですから、沖縄&南西諸島等を除く他の地域ではもっと寒いのでしょうね。。
この時期の代表花:コスモス
少しピークを過ぎた感じがありますが、色とりどりのコスモスが元気いっぱいに咲いていました。
この花を見ると10月だなぁ・・と感じてしまいます。
そんな中、また懲りずに山に採集に来てしまいました。
この時期になると採集というよりも山散策に近いですね。
秋のフィールドを楽しみたいと思います^^
最初に見つけたのはこちらの個体。
樹皮裏の狭い隙間にきっちりと収まっています。
お顔をちょっと拝見させて頂いて、
コクワガタ♂30mm前半程(未計測)
この時期になるとやはり強いのは黒系クワガタ。
この個体もシーズン終盤とは思えないほどに綺麗。
こちらではコクワガタ♀とヨツボシケシキスイ等の姿を発見!
これらの木を蹴ってみると、この時期はいい音のするものが落ちて来ます。
それが、
こちら、そうドングリです。
このドングリはクヌギのドングリ。
大きく丸いのが特徴です。
この時期にはかなりの数のドングリが落ちて来ますので、いきなり木を強く蹴るとこのドングリ達が一斉に落ちて来ますので、クワガタなのかドングリなのか分からなくなります。
なので、この時期は、まずはゆっくりと叩いたり蹴ったりした方が無難な場合が多いです。
クワガタの場合、少しの振動でも落ちて来ることが多いので、まずはゆっくりと叩いてみる事をお勧めします。
今回、静かに叩いて落ちて来た大物個体が、
こちら、コクワガタ♂です。
落ち葉の上に落ちたので結構な音がしました。
かなりの大型個体です!
さすがワイルド個体らしくダニがびっしりと付いています。
コクワガタ♂48.6mm
表側はとても綺麗なボディ。
とてもこの時期の個体とは思えないくらいです。
それに大型!
最初は50mmUPいったかと思いました。
しかし残念。
特大基準の50mmUPには届きませんでした。
やはり採集時点では大きく見えてしまいますね^^
でもそれでも立派な綺麗な大型個体です。
テンションが上がりました!
こちらのクヌギの樹皮裏には、
黒っぽいクワガタを発見!
取り出してみると、
スジクワガタ♂20mm半ば程(未計測)
でした。
こちらもとても綺麗な個体。
ほとんど傷一つありません。
こちらの木の隙間にもクワガタを発見!
お顔を拝借!
コクワガタ♀(未計測)
でした。
とても元気な個体です。
スズメバチも活発に活動しております。
特に秋はスズメバチの行動や性格が攻撃的になりますのでご注意下さいませ。
このような感じで約2時間程採集を楽しみました。
今回の採集で見かけた数は10頭
今回は観察&撮影のみとさせて頂きました。
いやぁ~、やはり採集は楽しいです!
秋の涼しさの中、空気が澄んでいるのでとてもすがすがしい。
今回遂に黒系のクワガタのみになってしまいました。
頭数も10頭と、ギリギリ一桁ではありませんでしたがやはり秋の深まりは感じます。
しかし、まだ一桁ではなかったので、次回もまた行ってみたいと思っています^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
使用したアイテム
ここ最近の日記で「クワカブの冬場の管理方法」について「発泡スチロールを使用した簡易温室」「メタルラックを使用した簡易温室」等をご紹介して来ました。
これらは冬場の温度管理対策として、どちらも温源(熱を発する機器)を使用した簡易温室でした。
今回の日記では、そういったものを利用せず、もっと容易に冬場の管理が出来ないかを考えてみたいと思います。
※これはあくまで私、Shihoが考えうる方法をご紹介するもので、他にも様々な対策案があると思います。ご参考程度に見てもらえれば幸いです。またこの記事は過去にもご紹介したことがあります。一部重複しますことをご了承下さいませ※
冬場は当たり前ですが、気温が下がります。
気温が下がる中、温源を使用するエアコン管理や、簡易温室を利用せずに何とか乗りきる方法はないのでしょうか?
あくまで私が考えつく参考例(画像がなくてスミマセン)にはなりますが、いくつか具体例を挙げてみたいと思います。
【日中、日が当たる部屋の影になる場所に置く】
日中に日差しが入り、部屋全体が比較的暖かくなる場所に置くということ。
但し日光を直接当ててはダメです。
あくまで影の場所において下さい。
一度温度計を置いてその部屋がどれ位の温度になるか計ってみるのも良いでしょう。
【発泡スチロール箱やダンボール箱に入れて管理する】
管理する時、棚の上等でそのまま管理するのではなく、ダンボール箱や発泡スチロール箱に入れて管理するやり方です。
外からの見栄えは悪くなりますが、ダンボールや発泡スチロールは保温性があります。入れた周りの隙間などに新聞紙や綿などを入れても良いと思います。
【土やマットに埋めて管理してみる】
衣装ケースなどに菌糸ビンやケースに入った成虫などを入れ、その周りをマットや土、腐葉土などでフタの部分まで埋めるという方法です。
ここでのポイントは地面となるマットなどは固く敷き詰めないで、軽くフンワリと敷くのがポイントです。空気が含めばより保温性が高まると思いますので・・・。
【プチプチやアルミマットなどのクッション材等をケースや菌糸ビン等に巻く】
菌糸ビンや飼育ケース等に、プチプチやアルミマット(薄いやつ)などのクッション材等を巻いて管理する方法です。
寒さが直接当たらないように防護するといったやり方です。
衣装ケースなどに一緒にまとめて入れ、その周りを全体的に巻いても良いかとは思います。
【水を張った水槽や衣装ケースなどに入れる方法(温源利用する手もあり)】
夏場にはよく聞く方法です。
水を張った水槽や衣装ケースに上面が出るようにして水の中に入れます。
ただしこの方法は冬場はかなり水も冷たくなると思いますので、自然的な方法からは外れますが、熱帯魚の温度を保つ熱源を入れてやると良いかと思います。
これにより水が温められて適温になるかと・・。
サーモまでつなげれば、よりベストだと思います。
先日紹介した簡易温室が空気を暖めるバージョンならば、こちらは水を温めて利用するバージョンといった感じでしょうか・・・。
如何でしたでしょうか?
正直、温源を使用した対策には及ばないとは思いますが、何もしないよりは少しは効果があると思います。
勿論他にも色々とやり方は沢山あると思います。
今回は実際の画像がなく、文面だけではわかりづらかったかもしれませんがご参考にして頂ければ幸いです。
皆さんも色々と工夫をしてこの冬を乗り越えましょう。(^^)
※管理のやり方には色々な方法があると思います。今回紹介したのははあくまでも私Shihoの考え方による管理方法についてのやり方&見解です。 あくまでご参考程度に見て頂けますと幸いです。
使用したアイテム

かなり涼しく、というか寒くなってきました。
今の時期、樹液採集に行く方はもうほとんどいないかと思いますが、夏の間行きつけていたせいか時にフィールドに赴きたくなります。
そんな事を考えていると、無性に山に行きたい気分が募って来たので、秋のフィールドを散策して来ました。
これを撮影したのは少し前(10月初旬)になりますが、この時期は山に行くと野栗やアケビ、野葡萄等、きのこ等色んなものを見かけるようになります。
こういった季節ものを探してみるのも秋の山の楽しみの一つです^^
では採集開始です。
採集ポイントに到着。
ここはハルニレ、クヌギ、ヤナギの混生地。
まだ葉っぱは落ちてはいませんが、少し色あせて来ていますね。
さて、これらの木を散策してみると、
いました!
ハルニレの木の樹液だまりの中に黒い影を発見!
ちょいと、お顔を拝見、
小型のネブトクワガタ♂
爪も立てて元気な個体です。
こちらのクヌギの樹皮隙間には、
コクワガタ♂♀ペアを発見!
ここは取り出さずスルー、観察のみとさせて頂きました。
ふと隣の倒木に目をやると、
巨大なサルノコシカケが生えていました!
とても大きく約30cm位はあるように思えました。
こちらのクヌギの樹皮裏にも
コクワガタ♀の姿を発見!
このコクワがいた同じ木を蹴ってみると、
パサッ
と久しぶりにクワガタらしい落下音が、
拾い上げてみると、
ノコギリクワガタ♂50mm前半位(未計測)
おお!、本日初のノコギリクワガタ♂!
アゴも折れ、身体も傷がありますのが元気な個体でした。
その後、数頭コクワガタを発見しましたが、探し回るもなかなか出逢えず、
最後の最後でようやく、
ミヤマクワガタ♂を発見!!
嬉しくなってアップで撮影!
小さいながらもこの時期にしてはとても綺麗な個体。
樹液がダクダク出ている場所でお食事中でした。
このような感じで2時間程採集&散策を楽しみました。
この日見かけたクワガタは14頭
見た種類は、コクワ、ミヤマ、ノコギリ、ネブトの4種。
お持ち帰りはゼロ。
観察&撮影のみとさせて頂きました。
この時期の山の楽しみは虫だけではありません。
野栗
市販のものより小ぶりですが、風味&甘みが強く美味です。
ヒラタケ
きのこは詳しい知識が無いとなかなか怖いですが、この種だけは大丈夫。
毎年同じ場所に生えてくるので安心です。
バター醤油か塩焼きが美味!
野葡萄
山ブドウと違い、生食では美味しくなくてとても食べられませんが、実や葉、茎などは薬用として効果があるらしいです。
冒頭でご紹介したアケビを含め、秋の山には秋の味覚が沢山あります。
こういう秋の恵みを楽しむのも自然の楽しさの醍醐味です^^
話戻ってクワガタ採集の結果。
時期的に当たり前と言えば当たり前なのですが、見かける数も激減して来ました。
今回の最終が今季のラストだと覚悟して来てみたのですが、まだノコ、ミヤマがを見かけることが出来ましたので、もう少し通ってみたいと思います。せめて一桁台になるまで・・・^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
使用したアイテム
最近のコメント