
今回は採集ネタを少しお休みして、飼育ネタ:マンディブラリスフタマタクワガタの羽化報告をご紹介します。
【飼育種】
和名:マンディブラリスフタマタクワガタ
学名:Hexarthrius mandibularis sumatranus
産地:スマトラ島
累代:WF1
【親情報】
ワイルド♀48mm
【羽化体長】
♂100.5mm
【使用したエサ】
EP-1100 1本~EP-1400 2本(合計3本)
【設定管理温度】
20~23℃前後
【羽化までにかかった時間】
1令投入後、約13ヶ月
(合計14ヶ月程度)
<羽化までの手順>
幼虫状態で回収(1令)
↓
使用したエサは1本目はEP-1100
【1本目EP-1100での幼虫の様子】
↓
途中1回目の交換(EP-1400)
↓
途中2回目の交換(EP-1400)
【交換2回目時計測:36g】
↓
羽化♂100.5mm
上記、この流れで育てました。
今回は菌糸ビン3本を使用しました。
2本目(EP-1400)終了時に体重は36g。
それから3本目(EP-1400)をじっくり食いあげて何とか100mmUPにはなってくれましたが、ワイルド個体と比較ればまだまだ小さいです。
更に精進していきたいと思います。^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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クワガタ、カブトムシなどを採集する方法として、これまで樹液採集は勿論ですが、光に集まってくる習性を利用した灯火採集のご紹介も前回致しました。
今回は、クワガタ、カブトムシ成虫達のエサとなるものを利用した採集方法「フルーツトラップ採集」をご紹介したいと思います。
フルーツトラップ採集、その名の通り果物をエサとするわけですが、色々な果物で試される方もいらっしゃいます。リンゴ、バナナ、パイナップル等々。。。
その中でも私が思うに一番手頃な値段で入手出来、効果も高いと考えるものは「バナナ」です。
今回はこの「バナナトラップ」のやり方をご紹介してみたいと思います。
【フルーツトラップ採集】
(バナナトラップ)
【用意するもの】
・バナナ
・焼酎
・ドライイースト
・砂糖
【バナナを買う際のポイント】
少しでも熟したバナナを買うこと。
黄色くなって黒い斑点が出て来てるようならより良いと思います。
新品のバナナではなく、少し痛んだ見切り品などを買うとコスト的にも楽です。
【作る手順】
バナナを大まかにぶつ切りにする
↓
そのバナナをボールに入れる
↓
そこに砂糖、ドライイーストを入れよくかき混ぜる
↓
よくかき混ぜたものをビニール袋に詰める
↓
最後にそこに焼酎を入れる
↓
ビニールを完全密封し、よく振りまんべんなくかき混ぜる
↓
気温が高い所(30℃近く)の所、または日なたに放置する
↓
発酵が進むとガスが出て、ビニールがパンパンになり破裂する場合があるので、時々チェックして破裂しそうなら空気を抜くようにする
↓
バナナが発酵し発酵臭が出てきたら完成。
さぁ、完成したバナナを持って、トラップを仕掛けに行きます。
しかしバナナトラップを仕掛けるにも、どこにでも仕掛ければ良いというわけではありません。
ここでどんな所に仕掛ければ良いかをご紹介してみたいと思います。
【どんな木にトラップを仕掛けるのか】
トラップを仕掛けようとする木は樹液が出ていない木を選ぶ。
理由:樹液には勝てないので、樹液が出ている木にトラップを仕掛けても意味がないから
トラップを仕掛ける木の周辺には、クワガタが集まるような木がないようにする。
理由:近くにクワガタが集まるような樹液が出る木があると、樹液の方にクワガタは集まってしまいトラップには来なくなるから。
あまり奥まったところでではなく、森や林の入り口付近に仕掛けるようにする。そして風向きを確認して、森の中へ臭いが流れるような位置の木に仕掛ける。
理由:林や森の入り口から、森の中へ臭いが漂う様にすると森の中にいる虫達が臭いにつられ集まりやすくなる為。
但し風向き次第で真逆になってしまう場合があるので、そこは要注意。風向きをチェックして森の中へ臭いを含んだ風が吹くようにするのがポイント。
【木にバナナを仕掛ける】
バナナトラップの職人、月虫:松井氏。
この様に手で木に擦り込むように塗り付けるのも良し。
またネットの中に発酵バナナを入れ、吊り下げる方法も良し。
そして、一晩以上経過した頃チェックすると、
木に直接塗った例
この時は数は少ないながらもミヤマの♀等が集まっていました。
ネットに入れて木から吊り下げた例
沢山のカブトムシが集まってくれました。
如何でしたでしょうか?
あくまで私のやり方ですが、この様な感じでバナナトラップは行います。
皆さんも機会がございましたら是非チャレンジしてみて下さいませ。
狙った木にクワガタが来ていたら最高ですよ!
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、後が残る採集トラップをした場合は、必ず後始末をするのを忘れないようにしましょう。 自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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先週の日記で、灯火採集:外灯巡り採集のご紹介をしました。
今回は、もう一つの灯火採集方法、「ライトトラップ採集」についてご紹介して見たいと思います。
「ライトトラップ採集」とは、
水銀灯や発電機、白幕などを自ら用意し、クワガタやカブトムシが飛んで来そうな然るべき場所に設置して、光に向かって飛んでくるのをじっとにひたすら待つ方法です。
※ここからご紹介するやり方はあくまでShiho個人のやり方であって、絶対的なやり方ではございません。規模も小規模のものですので、ご参考程度に見て頂ければ幸いです※
【ライトトラップ採集】
まずは道具の準備。
私がライトラップで用意するものは、
【用意するもの】
・水銀灯や白色蛍光灯、などの光源
・白色のシーツや幕
・大型投光器を利用する際、必要ならば発電機
ライトトラップ:設置方法の例
こんな感じのものです。
そして、道具も揃え、いよいよライトトラップを実際に行う際ですが、道具を揃えたからと言って、いつでも良い結果が出るとは限りません。
場所や天候、ライト設置場所など、あらゆるものに大きく左右されます。
【天候】
・雨、強風時はNG!
・月光が明るい日もあまり好ましくありません。
月明かりは出来るだけ無い方が良い
【ライトトラップを行う場所&やり方】
・設置場所の周りが開けていて、遠くの山肌にライトを当てる様な感じで照射します。
このような感じで山肌にライトを当てるようにします。
※この時はライトを上向きにしましたので、白いシーツはライト前方下の方に敷くようにして置いています。
山の中、木々が生い茂るような密集地帯ではライトが遮られてしまい、遠くまで照射されないので、お勧め出来ません。
折角虫が飛んできたとしても、途中でその木々に着木してしまう可能性が高いからです。
ライトの周りは遠くからも光を目がけて飛んでこれるように開けた場所が好ましいです。
上手く条件が噛み合えば、わずか1時間程度でこれだけの虫達が集まってくる場合もあります。
ライトトラップ用のシーツに着地したカブトムシの♀
トラップ設置場所より少し離れた場所に飛んできたミヤマクワガタの♀
勿論、集まってくるのはクワガタやカブトムシばかりではありません。
大型の蛾
カミキリムシ
上記のように様々な虫達も集まってきます。
どんな虫達が集まってくるかというのも非常に楽しみな採集方法です。
もしご機会が御座いましたら、チャレンジしてみるのも面白いかと思います。
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 灯火採集は夜間暗い時間に行うこととなります。その時間帯は一般の方たちは仕事から帰宅され、ごゆっくりされているか、お休みになっている場合も多いです。灯火採集を行う際は、必ず近隣の方達に迷惑をかけないように行う事が大事です。立ち入り禁止の場所や、ご自分の車のアイドリング音等にも気を付けて、マナーを守って採集を行いましょう※
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東京渋谷での「ワイワイイベント」から帰って来て、2回 ほど野外採集に行ってきました。
今回はイベントに行く前の1回と帰って来てからの2回、計3回の採集の様子をまとめてご紹介してみたいと思います。
ここ最近の宮崎は毎日がこんな感じのお天気。
でもこの画像のように晴れ間が見える時間もあるので、その合間を狙ってちょこちょこ採集に行っております。
ハルニレとクヌギ、ヤナギの混生地。
このような感じの場所で採集を行っております。
では採集の様子をハイライトでご紹介してみたいと思います。
ハルニレの枝の隙間に見えたのは、
コクワガタ♂41mm
コクワも40mmを超えると迫力が出てきます!
同じハルニレの木を蹴って落ちて来たノコギリ。
ノコギリクワガタ♂65mm
とても美しいボディで超美個体!
渓流沿いにあったヤナギの木には
カナブンとカブトムシの姿が!
ヤナギの木は樹液もよく出ていました。
群馬ではコナラと共に主力の木でした。
以前は宮崎ではあまりヤナギには注目していませんでしたが、探せばあるもので、宮崎でもヤナギの木を探すようになってから採集幅がグンと増しました!
狙い目の木です!
ハルニレのウロ(洞)にいたヒラタクワガタ♂
見た瞬間すぐに奥に入られそうだったので、掻き出し棒で奥の退路を遮断。
取り出して見ると、
ヒラタクワガタ♂57mm
アゴ先は摩耗していないのですが、フセツも欠損している箇所もあったので越冬個体だったのかもしれません。
そのヒラタがいたハルニレの木を蹴ってみると、
バサッと
かなりの良い音!
音だけでデカいと分かりました。
デカいっ!!
見事な特大サイズです。
75mm以上は確実にあると直感!
帰宅後の計測で
ミヤマクワガタ♂76.3mm
を指しました。
ここに来てやっと来た今シーズン初の特大ミヤマ。
素直に嬉しいです!^^
場所変わって、
クヌギの木。
この膨らんだ樹皮裏から、
ペアではなく、ヒラタクワガタ♂2頭
サイズはそれぞれ
♂51mm
♂52mm
と同じようなサイズでした。
クヌギは樹皮が厚いので、この画像のようにふっくらと膨らむ事があり、そこがクワガタ達の格好の住処となる場合があります。
場所は変わって、
シラカシの木。
宮崎ではハルニレ、クヌギが主力木の為あまり登場しないですが、この木もクワガタが集まる有力木の一つ!
この樹皮裏から、
スジクワガタ♂32mm
サイズだけ見ると小さいですが、スジクワガタとしては立派。
斧状の大歯がとても格好良いです!
このシラカシを蹴ってみると、
ミヤマクワガタ♂62mm
ミヤマクワガタ♂42mm
ノコギリクワガタ♂52mm
中歯型のノコギリクワガタですが、体色が真っ赤でとても綺麗!
ノコギリクワガタ♂40台後半位(未計測)
上記4頭一気のクワガタシャワーを浴びました!
クワガタシャワーはいつ浴びても気持ちが良いものです^^
このような感じで採集を楽しみました。
ただ冒頭でも書いたようにとにかく雨が多くて採集するにはとても厳しい状況ですが、特大ミヤマに出逢えたのは嬉しかったです。
行っていなければ出逢えていないわけで、どの瞬間に出逢いがあるか分からないものだなぁと実感した採集でした。
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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前回、クワガタ、カブトムシの採集方法の一つとして「樹液採集」をご紹介しました
いわゆる木の樹液に集まっているクワガタ、カブトムシを直接木を見たり、蹴ったりして採集する方法です。
しかしクワガタ、カブトムシの採集は「樹液採集」だけとは限りません。
今回はその中でも初心者の方でも手軽に行い易い「灯火採集」のやり方、コツなどをご紹介してみたいと思います。
※何度かブログ上でも書いているので、既にご存知だとは思いますが、私が採集活動をしている地域は九州です。
日本全国の地域や場所によって採れる虫の種類や傾向、大きさなどは大きく違ってくることもありますのでご了承の上ご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます※
まず「灯火採集」とは何か?
簡単に説明すると、
クワガタやカブトムシを暗い時に灯りに集まってくる習性を利用して、捕まえる(見つける)方法
このような採集方法を
「灯火採集」
と呼びます。
また灯火採集には2種類の方法あると考えます。
①:外灯巡り採集
やり方:常時設置されている水銀灯や自動販売機などの灯り下や、その周辺を見て、集まって来ているクワガタやカブトムシを採る方法
水銀灯周辺
自動販売機周辺
②:ライトトラップ採集
やり方:水銀灯や発電機、白幕などを自ら用意し、クワガタやカブトムシが飛んで来そうな然るべき場所に設置して飛んでくるのをじっとにひたすら待つ方法です。
ライトトラップ:設置方法の例
山に向かって灯火機のライトを当てる
今回はだれでも手軽に行える①の灯火採集:「外灯巡り採集」のコツをご紹介したいと思います。
まず灯火採集をするに辺り、効率よくクワガタ、カブトムシ達に出逢えるには、いくつかの条件があると考えます。
【外灯巡り採集を行う場所】
まずは灯火採集をする場所、灯火を見て回る場所です。
灯りがあれば、どこでも良いというものではありません。
街中や住宅街などではいくら灯りがあってもクワガタ、カブトムシ達が飛んでくる可能性は低いと考えます。
見て回る場所としては、近くにクワガタやカブトムシがいそうな雑木林や山などに近い灯火を狙って探してみると良いと考えます。
周りが山などで真っ黒闇の中に、一つだけポツンと灯りがあるロケーション等は最高の灯火スポットと呼べるでしょう。
あえて例を挙げるとすると、
★山間部にあるコンビニの灯り
★山間にかかる橋の外灯
★山間部の途中にある自動販売機の灯り
★山間部にある「高速自動車道のパーキングエリア」や「道の駅」の外灯
こういう所を探してみると、クワガタ、カブトムシを見つける可能性は高まってくると思います。
※コンビニやパーキングエリア等は他の方も日夜を問わず利用しますので、迷惑行為にならないようにマナーを守り、気を付けて採集させて頂きましょう※
月夜野きのこ園の近隣の風景
弊社月夜野きのこ園も裏手が山に囲まれております。
時折ですが、会社の灯りにコクワガタ等が飛来することもあります。
ここに強烈な水銀灯でもあれば、有効なポイントの一つと言えるでしょう。
【灯火のライトの色合い】
次に灯火採集で大事なのは見る光の種類(色)を間違えないということです。
勿論例外もありますが、基本的に虫が多く集まってくる光は白っぽい色合いをしている場合が多いです。
いわゆる白色水銀灯や自動販売機などの白っぽい自然光に近い色合いです。
素晴らしく白く光り輝く水銀灯!
このように白く光る外灯がベスト!
最近の外灯はオレンジ色っぽい外灯をよく見かけます。この色合いの外灯では多くの虫が集まってくる期待は少なくなると考えます。
こちらはオレンジ色の外灯。
全く集まらないという事はないが、白い水銀灯と比べるとその差は歴然。
【灯火採集を行う時間帯】
次は灯火を見る時間帯。
これは人によって様々だと思いますが、私の感覚では、日没後~夜22時位までが一番飛んでくるような感じがします。
勿論、それ以降でも飛んでこないわけではありませんが、午前等になると飛んでくる数がかなり減少してしまうよう気がします。
なので、日没後~22時頃までの時間帯にチェックすると良いかと思います。
【その他の条件】
また風や雨の日、それに月明かりが強い日は虫はあまり飛ばないと言われます。
月明かりは出来るだけ無い方が良い
絶対ダメとは言い切れませんが、可能ならばそんな日は避けた方が無難かもしれません。
【灯火採集を行う際の気温】
最後は気温です。
気温が低いとクワガタ、カブトムシは活動が鈍くなります。
理想は25℃以上あると良い傾向です。
気温:29℃ これ位あれば最高!
更に言うと灯火採集を行う直前に雨などが降って、蒸すように湿度が高いとなお良い状況だと言えます。
最後にまとめてみると、
効率の良い灯火採集の条件とは、
① 近くに広葉樹系の山、可能ならばクワガタ、カブトムシ等が採れる場所が近くにある。
② 白っぽいライト(水銀灯等)を見る
③ 見回る時間帯は夕暮れ時~22時頃
④ 月明りはあまり無い方が良い
⑤ 雨や風は無い(弱い)日が良い
⑥気温は25℃以上あった方が良い
湿度も高い蒸した日などは最高!
このような感じでしょうか。
全ての条件がピッタリ当てはまる日というのはなかなかないかもしれませんが、上記の件に少しでも近づけて採集が出来れば念願のクワガタ、カブトムシ達に出逢える確率は高くなると思います。
外灯巡り採集で採れたクワガタ達(2016年:宮崎県採集)
さぁ皆さんも頑張って灯火採集にチャレンジしてみましょう。^^
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 灯火採集は夜間暗い時間に行うこととなります。その時間帯は一般の方たちは仕事から帰宅され、ごゆっくりされているか、お休みになっている場合も多いです。灯火採集を行う際は、必ず近隣の方達に迷惑をかけないように行う事が大事です。立ち入り禁止の場所や、ご自分の車のアイドリング音等にも気を付けて、マナーを守って採集を行いましょう※
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先週の土曜日;6/16日に月夜野きのこ園毎年恒例のイベント、「クワガタワイワイ」が行われました。
場所は昨年と同じ東京渋谷の「東京カルチャーカルチャー」
東京カルチャーカルチャーの宮尾さん
とても優しく気さくなお方。
今年もお世話になります!^^
さて、今年のテーマは、
「こんな研究あったのか!?最新科学で解き明かす クワガタカブト戦いの秘密!」
クワカブの闘争行為を研究された本郷儀人先生が熱く語ってくれました。
今回熱弁して下さった本郷先生
今回の日記ではクワガタワイワイvol.4の開催様子をご紹介してみたいと思います。
場所は東京渋谷の東京カルチャーカルチャー。
先程紹介した本郷先生(左)を始め、皆さんも既にご存知のクワカブ界の著名人であるむし社:飯島さん(中央)、ワイルドプライド:塩倉さん(右)にもゲストとしてお越し頂きました。
まずは月夜野きのこ園社長:金子よりご挨拶
そして、
クワガタワイワイ恒例のこの「ワイワイポーズ」を会場みんなで行いいよいよイベントスタートしました!
今年も司会進行は、
月夜野:月虫の若きエース平田くん!
今年も頼むぞっ!
そしてパネルトークが始まりました!
・クワガタ達はなぜ戦うのか?
・実際の戦いの様子(動画)
・統計的に基づくデータ公開
などなど、スクリーンで紹介しながら本郷先生が戦いの秘密について熱く語ってくれました。
途中ゲストの飯島さんや塩倉さんとのトークセッションも盛り上がりました!
前半、後半のパネルトーク終了後は、
参加者全員によるワイワイタイム!
皆さん自由に行動しゲストを含めて情報交換など行い会話を楽しみました!
ご家族連れと語り合う塩倉さん
お客様が持参したクワガタを測定する飯島さん
そうそう、会場にはこんな方達も来てくれていました!
オオクワガタ採集のスペシャリスト大西さん
材採集やオオクワガタについて身振り手振りで教えてくれます!
灯火採集のスペシャリスト:灯火総研さん
灯火採集について、色々なテクニック等を熱弁!
ヘラクレスの大御所:HirokAさん
ヘラクレス飼育の醍醐味を語ってくれました。
あの「千の風になって」の曲で有名な歌手:秋川雅史さん
皆さんと気さくに会話して下さいました。
会話が盛り上がる中、
子供達が夢中になったのが、
やはり実物のクワカブ生体!
一生懸命見入っていました!
こちらは埼玉から参加して下さったSさん親子。
お子さんの手に乗っているのは、
コカブトムシ
日本に生息するカブトムシの一種ですが、私はとても大好き!
「あ、いいなぁ~」と思ってしまいました^^
また私:Shihoにもお声をかけて頂きありがとうございました。
採集の方法や飼育方法など楽しく会話させて頂きました^^
こうしてワイワイタイムを楽しんだ後は、
お楽しみのじゃんけん大会!
参加希望者とゲストがとじゃんけんで勝負します。
見事勝ち残れば豪華賞品をGET出来ます!
参加者全員で白熱!
皆さん、それぞれの賞品をGET!
勝ち残った皆さんおめでとうございました。
また勝ち残れなかった皆さんもご参加ありがとうございました。
こうして時間はあっという間に過ぎ、
お時間となり、参加者全員で恒例の「ワイワイポーズ」でお開きとなりました。
如何でしたでしょうか?
今年も無事クワガタワイワイを開催することが出来ました。
ゲスト並びに参加者全員の皆様に厚く感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
そしてお疲れ様でした!
また来年お会いしましょう!^^
さて次の月夜野きのこ園イベントは、
7/21、22開催の
「世界のクワガタカブト大集合」
です。
会場:群馬県みなかみ町:ノルンスキー場
で開催されます。
ゲストは昆虫アイドル:カブトムシゆかりさん
昆虫について楽しく可愛らしくお話を聞かせてくれます。
と共に私:Shihoも微力ながら昆虫教室を開催させて頂きます。
入場無料ですので、是非お時間がある方はお越し下さいませ。
また皆様にお会いできるのを楽しみにしております^^
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皆さんの大好きなクワガタ、カブトムシ
外国産種のように派手さや巨大さといった極端な特徴には及ばないかもしれませんが、勿論日本にも生息しております。
夏になると、子供たちを含め、大人たちまでもが熱中してしまう昆虫採集。
ではどうやってクワガタ、カブトムシを捕まえること、採集することが出来るのか?
あくまで私:Shiho流ではございますが、今年よりクワガタ、カブトムシ採集デビューをしてみたい方達のご参考になればと考え、この日記上でご紹介してみたいと思います。
では、クワガタ、カブトムシを採集するにはどのような方法があるのか?
あくまで私が考える採集方法ですが、全ての方法ではございませんが、主に以下の様な方法があります。
・樹液採集
・灯火採集(外灯巡り採集)
・灯火採集:(ライトトラップ採集)
・トラップ採集:フルーツトラップ採集
※名称についてはあくまでShihoがそう呼んでいるだけで、正式にそう呼ばれている訳では御座いません。ご了承下さいますようお願い申し上げます※
今回は「樹液採集」についてご紹介してみたいと思います。
「樹液採集」
ヤナギの木に集まる昆虫達
樹皮裏に潜むヒラタクワガタの♂♀ペア
クヌギの樹液を舐めるカブトムシ♂
クヌギ、ハルニレ、コナラ、ヤナギの木等々。
夏になると、こういった木からは傷付いた箇所から、甘酸っぱい臭いのする樹液が流れ出すものがあり、その樹液を目当てにクワガタ、カブトムシが集まってきます。
その木が出す樹液に集まってくる虫達を見つけ、直接捕まえる方法を「樹液採集」と呼んでいます。
その樹液採集のやり方は様々です。
手で届く範囲にいれば、直接手で採っても良し、
手が届かなければ網を使用して採っても良し、
網でも届かなければ、木を蹴って落としても良し。
こういう風に木のウロ(穴)の中に入っていて手では採れない時は、
こういう道具(通称:掻き出し棒)を使用して、取り出しても良し。
掻き出し棒を利用して採集されるヒラタクワガタ
上手く採集することが出来れば、
こんなに沢山のクワガタ、カブトムシ達も採れちゃいます。
樹液採集を成功させる上で、私:Shihoが大事と考えるのは、
★天気★
理由:雨の日等は虫の数も少なく、また雨の中で木を蹴っても虫が落ちて来たのか、雨なのか分かりにくいです。曇り~晴れの日を選ぶと良いでしょう。
★気温★
理由:気温が低いと虫の活動が活発化しません。勿論低い気温で活動する高山系の虫(ヒメオオやアカアシ等)も存在しますが、平地性の強いノコギリやヒラタ、コクワ、カブトムシを狙いたい時は最低でも20℃以上は欲しいところ。25℃以上あればかなり良いでしょう。
★風★
理由:採集時にあまりにも風が強いと、木が大きく揺れてしまい、それに付いているクワガタ達はしっかりと木にしがみついてしまいます。そうなると、人が蹴った位では全く落ちて来なくなりますので、強風の時の採集は難しくなる可能性が高いです。
★木の種類★
理由:クワガタ、カブトムシはどんな木の樹液にでも集まるわけでありません。代表的なのは、クヌギ、ハルニレ、コナラ、ヤナギ等の広葉樹系の木。木の種類をしっかりと認識することはとても大事と考えます。
★狙う虫の特性を知る★
理由:例えばミヤマクワガタが欲しい時、あまり標高が低い平地ではミヤマクワガタを見つけることは難しいです。ミヤマクワガタの場合、山間部の少し標高が高い場所を狙うなど、その虫が生息している場所の特徴をしっかりと把握しておくことで、狙い通りの虫をつかまえれる可能性が高くなるでしょう。
如何でしたでしょうか?
上記が私、Shihoが樹液採集時に気を付けているポイントです。
皆さんも是非樹液採集にチャレンジして、念願のクワカブを沢山GETしてみませんか?
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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ここまで今季の採集で、クワガタはほぼ一通りの種類を見て来ましたが、まだ昆虫界のムシキングこと「カブトムシ」を見かけていません。
昨年の採集では5月末の時点で見かけることが出来たので、もう発生しても良いはず。
実際、地元のクワ友も「カブト採ったよ~」と話を聞いていたので、今回はカブトムシ狙いで行ってみる事にしました。
やって来たのは、標高の低いヤナギの木の群生地。
早速探してみます。
早速2メートル上の部分にお食事中のカブトムシ♂を発見!
今シーズン初カブトGETです!
サイズは未計測ですが、なかなかの大型個体です。
これで発生していることを認識!
あとは探すだけです。
先程見つけた♂のすぐ反対側には多数のカナブンと共にカブトムシ♀を発見!
カブトムシ♀
とっても元気な個体です。
近くの同じヤナギの木に、
こちらもカブトムシ♂中型個体がいました。
先程の大型の♂より赤みが強い個体です。
とても綺麗ですね。
辺りを1時間ほど散策しましたが、ここで見かけたのは上記3頭のみ。
最盛期にはここだけで一回で20頭位は見かけるので、まだまだ発生は弱いようです。
ともあれ3頭は見かけることが出来ましたので、もう一つのカブトポイントに移動することにしました。
今度はクヌギがメインの雑木林。
早速探してみます。
フィールドを散策してみると、甘酸っぱい樹液の臭いがしました。
その臭いを辿って行くと、
いました!
カブトムシ♂です。
でもよく見るとあんまり樹液が出ているようには見えません。
疑問に思い、裏側を見てみると、
うわっ!
めっちゃカブトだらけ!!
樹液も大量に出ています。
この画像で見える部分だけで4♂5♀付いていました。
さらにその上にも♂♀ペアがいました。
この場所のカブトは小型~中型が多かったです。
その後、周辺を散策して結果20頭程見かける事が出来ました。
如何でしたでしょうか?
今回の採集はカブトムシに狙いを絞って行ってみました。
毎年カブトが採れているポイントなのでいるのは分かっていましたが、この時期にしてはなかなかの頭数ではないでしょうか?
次回はまた狙いをクワガタに戻し楽しみたいと思います。^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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すっきりと晴れない日が続いている宮崎県。
う~ん、微妙なお天気です。
前回みたいに途中で雨が降り出してもおかしくない天候ですが、とりあえず行ってみる事にしました。
ポイントに着くと、日差しがあり良いお天気。
木の葉に水滴もついていないし、これならいけそうです。
早速木々をチェックしていきます。
クヌギの木にノコギリクワガタ♂を発見!
ほぼ目線の高さでした。
ノコギリクワガタ♂63mm(後程計測)
悪くないサイズと型です。
木を蹴ってみると、
ミヤマクワガタ♂54mm(後程計測)
小型のミヤマクワガタ♂が落ちて来ました。
移動中、
たわわに実る木苺を見つけました。
ほんのりと甘くジューシー。
まさに山の恵みですね。^^
この大きなハルニレの木を蹴ってみると、
バサッと良い音が!
おおお、良型のヒラタクワガタ♂
これはデカいっ!
70mmはあると直感!!
ウロ(洞)に入っておらず木に付いていたので汚れも無く美個体!
持ち帰り後、キッチリと計測すると
ヒラタクワガタ♂71.3mm
今シーズン初の特大個体GETです!
それにしてもボディが極太!!
逆に言うと、ボディに対してアゴがあまり伸びていません。
この個体はアゴ先よりもボディ幅が伸びたタイプですね。
大型のとても綺麗な個体ですが、バランスがイマイチで、まるで飼育個体の肥満型を見ているようでした。
自然下でもこのような個体も育つのですね。
奥が深いです。
この後、ポイント移動後のクヌギの木で、
クヌギの樹液に来ていた
良型ミヤマクワガタ♂を発見!
ミヤマクワガタ♂68.5mm(後程計測)
なかなかの良型です。
しかも体毛も擦れていなく美個体!
他には、
とても綺麗なノコギリクワガタ♂
体長は♂30mm後半位でしょうか?
このような感じで梅雨の晴れ間採集を楽しみました。
今回の目玉は何といっても
ヒラタクワガタ♂71mm
まるで飼育個体かのような極太ボディが圧巻の個体でした。
素晴らしい個体です!^^
今回は今シーズン初の特大個体に出逢う事が出来ました。
また次回どんな虫達に出逢えるかとても楽しみです。^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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先日よりご紹介している
「クワガタ、カブトムシが採れる(集まる)木とは?」
シリーズ。
長らく続いたシリーズもいよいよ今回でラスト。
今回は【イヌビワ】【ウワミズザクラ】の木のご紹介をさせて頂きたいと思います。
※日本全国にはクワガタ、カブトムシが集まる木はかなり数多くあって、すべての木をご紹介するのは難しいです。また木の名称も私がご紹介するのは確実なものではないかもしれません。
木は地域によって呼び方も変わったり、愛称などで呼ばれていることもよくあります。よって今回ご紹介する木の名称も、見る方によっては「えっ、その名前違うよ」と思われる方もいらっしゃると思いますが、そこの所はご勘弁頂きながらご覧頂けますことをご了承くださいませ。m(_ _)m
では、私:Shihoが採集しているフィールドで撮影した実際の木の画像などを元にご紹介してみたいと思います。
第11回目:【イヌビワ】【ウワミズザクラ】の木のご紹介です。
番外編:熟した実にあつまる木
【イヌビワ】
イヌビワの実の断面
イチジクに似ている。水分多めで、ほのかな甘みがある
<Shiho採集実績>
コクワガタ
カナブン
シロテンハナムグリ
カブトムシ
イヌビワの木。
この木の場合、樹液に集まるというよりも、熟した実に集まる事があります。私が通う採集フィールドでもよく見かける木で、熟すと黒い実がなります。熟した実は水分を多く含み、甘みがあり、イチジクに似たような感じがします。
熟した実には、クワガタ、カナブンやシロテンハナムグリ、時にはカブトムシさえ集まることがあります。実際私もカブトムシが顔を突っ込んで食べている所を何度も見ています。
人間も食べられるイヌビワの実。ごちそうとなるのは人間だけではないようです。鳥達も好物なようで、黒く熟した実は発見が遅れると次々と食べられてしまいます。
木(樹液)に集まるわけではないのですが、カブトムシ等は集まることがあるので今回番外編として、掲載しました。
クワガタムシの採集は難しいかもしれませんが、カナブン系、カブトムシが好きな方には要チェックかも。見かけたら一度チェックして見るのも良いかと思います。
【ウワミズザクラ】
ウワミズザクラの木の全体像
樹液ではなく、果実が目当てではないか?その辺りはまだ謎なのですが、カブトムシが沢山集まって来ていました。
2016年、実際にこのウワミズザクラの木の周辺でライトトラップを行い、こんなに沢山のカブトムシが集まりました。
<Shiho採集実績>
カブトムシ
如何でしたでしょうか?
今回、クワガタムシ、カブトムシが集まる木の紹介、【イヌビワ】【ウワミズザクラ】の木をさせて頂きました。
勿論、この他にもクワガタムシ、カブトムシが集まる木はまだまだ沢山ございますが、ひとまず今回の分でクワガタムシ、カブトムシが集まる(採れる)木の紹介の方は終了とさせて頂きたいと思います。
また今後、新しい木のデータや、新たな種類のクワカブが採れた際には追記データ等でご紹介出来ればと思っております。
この記事をご覧になっている皆様に一つ注意して欲しい事があります。
日本全国、様々な場所において集まりやすい木はそれぞれ異なる事だと思います。
今回ご紹介したデータはあくまで私:Shihoが実際に私が通うフィールドにて実際に採集して感じたものを元に書いていますので、このデータが必ずしも正論ではないことをご理解&ご了承下さいます様お願い申し上げます。
また確実な正式名称は只今勉強中です。
今回ご紹介した木も、もしかしたら正式な名前が間違っているかもしれません。
ただ<採集実績>がある木は間違いなく私が実際に採集したことのある種類の木ですので、この画像の様な木を皆さんのフィールドで探してみて下さいませ。
きっとそこには皆さんの大好きなクワガタムシ、カブトムシがいることだと思います。
今回調査したデータが文面がかなり多い為に何回かに分けてご紹介させて頂きました。
このシリーズ紹介に飽きた方もいらっしゃったかと思いますが、ご理解&ご了承頂ければ幸いです。
ご覧頂きありがとうございました。
飼育日記担当:Shiho
※この方法はあくまで私(Shiho)自身の考え方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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