
今年の7/4の日記記事内で、「見える観察ケース:ラクぼっくす」に入れた国産のカブトムシ幼虫が前蛹化する内容をお伝えしました。
あれから随分経っており、その後のご報告が遅れたことをお詫び致しますと共に、その後の様子をご紹介したいと思います。
7/13、ケースを見てみると、
外側からは見えにくいですが、既に手らしきものが動めいています。
フタを外し、上部を少しずつ掘ってみると、
突然ボコっと穴が空きました!
国産カブトムシの蛹室です。
中には脱皮したての国産カブトムシ♂成虫の姿が見えます。
まだ体は赤いものの元気いっぱいです!
蛹の殻をきれいに取り除いてあげて、
はい、撮影!
まだ羽根も薄く柔らかそうです。
更にとなりも少し掘ってやると、
こちらはさらに赤いカブトムシ♂成虫が現れました!
さすが新成虫!
傷ひとつなく、とても綺麗な状態です。
このラクぼっくすからは、
この時点で、5頭中、3頭が羽化していました。
残りの2頭はまだ蛹状態でした。
如何でしたでしょうか?
「ラクぼっくす」を使用した国産カブトムシの羽化!
その時の状況を外側から観察しながら、きちんと羽化することが出来ました。
普段では見えない場所に作る蛹室もこの「ラクぼっくす」からだと外側からでも観察することが出来ると実感しました。
逐一、中の様子を知りたい方や、お子様の自由研究などにも最適かもしれません。なかなか良いケースだと思います。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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先日ギラファノコギリクワガタが羽化しました。
今回はそのご紹介です。
【飼育種】
和名:ギラファノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus giraffa keisukei
産地:インドネシア フローレス島
累代:WF1
【親情報】
ワイルド♀より持ち腹個体
【羽化体長】
♂111.2mm
※測定時、下方向にズレてしまった為、アゴ先先端部分は110mm程度を指しています※
【使用したエサ】
Element1100~Element1400の2本
【設定管理温度】
初令~2令時:25~27℃前後
3令時:20~23℃前後
【羽化までにかかった時間】
1令投入後、約10ヶ月(合計11ヶ月程度)
ギラファノコギリクワガタの羽化報告です。
初令幼虫をElement菌糸ビンで育てました。
1100cc~1400ccの2本羽化です。
1本目の菌糸ビンはElement1100。
投入時は初令。
初令~2令時はすこし高めの25~27℃前後で管理。
投入後、約2ヶ月位の頃の菌糸ビン
まだ白い菌糸部分はあるので、もうしばらく食べさせたい感じです。
食痕も良い感じです。
上記画像より更に2ヶ月位後の菌糸ビン様子。
白い菌糸部分はほとんどなく、完全に交換しないとヤバい状態です。
上の方にはきのこも出始めています。
というわけで、交換の為、幼虫を取り出して見ると、
体重46グラム。
大きな3令幼虫となっていました。
なかなか立派な幼虫です。
そして、
次の菌糸ビン、Element1400 に投入。
この時期は少し低温気味の20~23℃前後で管理。
そして約4ヶ月後に、
無事羽化。
サイズも110mmオーバーの111mmUPとまずまずの大型!
如何でしたでしょうか?
このような感じでギラファノコギリクワガタが羽化して来ました。
今回は2本で羽化させましたが、ちょっと菌糸ビン、それぞれひっぱり過ぎたかもしれません。
間にもう一本 E-1400を挟めばもう一ランク上のサイズが狙えたかもしれませんね。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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今年2017年3月4日にご紹介したスマトラオオヒラタ幼虫が、無事羽化(少し前になりますが)しましたので、ご紹介したいと思います。
【スマトラオオヒラタ♂羽化個体】
【飼育種】
和名:スマトラオオヒラタクワガタ
学名:Dorcus titanus
産地:スマトラ島 アチェ
【羽化体長】
♂95.8mm
【累代】
CB
【飼育しているエサ】
Element1100~Element1400の2本
【羽化までにかかった期間】
1令投入後、約8ヶ月(合計9ヶ月程度)
【管理温度】
25~27℃前後(最初の2ヶ月程度)
21~23℃前後(その後~羽化まで)
今年2017年3月4日の飼育日記記事でご紹介させて頂いたスマトラオオヒラタの幼虫(当時体重52g)。
【すぐに噛みつこうとするほど元気いっぱい!】
この幼虫を、
次の菌糸ビンEP-1400に投入して、羽化したのが、
こちら。
スマトラオオヒラタ(アチェ産)
♂95.8mm
各菌糸ビン、少しひっぱって2本羽化。
投入時の初令時~3令初期位までは高温管理で活動を活発化させ沢山菌糸を食べてもらい、3令以降は少し低温管理をしてじっくり食べて貰いました。
サイズ的には95mmUPとまずまずですが、無事羽化しホッとしました。
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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過去に何度か野外採集の記事内でも登場して下さった私の昔からの友人でもある小松氏。
今回はご自宅にあるクワガタ部屋を見せてくれるという事で、早速レポートさせて頂きました。
まずは小松氏の自己紹介。
【夏の樹液採集で木を蹴る小松氏】
名前:小松氏(男性)
所在:九州 宮崎県在住
飼育歴:約20年程
現在飼育数:約20頭程。
現在飼育種:ダイオウヒラタ、ギラファノコギリ、国産オオクワガタ等。
過去飼育種:ヘラクレス、アンタエウスオオクワガタ、パラワンオオヒラタ、ラコダールツヤクワガタ、ニジイロクワガタ、等他多数
私:Shihoの友人でもあり、また一緒にクワガタ飼育を楽しんできたクワ友でもある小松氏。
20年以上前より交流があり、それ以来、クワガタ採集やクワガタ飼育は勿論、一緒にキャンプやアウトドア等をする大切なお仲間です。
昔はヘラクレスやアンタエウスオオクワガタ等、かなりの種や数を飼育していましたが、現在は数を減らして少数精鋭で特に好きな種に絞って飼育を楽しまれています。
今回はその小松氏のご協力の元、小松氏の飼育部屋をご紹介してみたいと思います。
<材料>
・ガラス温室(ピカ製)
1個 ¥10.000(当時価格)
・プレートヒーター(ピカ製)
1個 ¥10.000(当時価格)
・サーモスタット(ピカ製)
1個 ¥6000(当時価格)
・室内外用温度計
1個 ¥2.000(当時価格)
・遮断用黒フィルム
2個 ¥2.000(当時価格)
総合計金額 約¥30.000(当時価格)
※金額は小松氏が当時(約20年程前)購入した際の価格です※
小松氏が使用しているのは「ピカ製」ガラス温室
高さは150cm、幅は90cm程。
本来ガラスは透明ですが、黒いフィルムを貼って、中のクワカブに刺激を与えないようにしています。
クリーンケースやプリンカップで管理している成虫や、奥には菌糸ビンが見えます。
下段の方にも成虫を管理。
飼育しているギラファノコギリ♂個体
飼育している国産オオクワガタ♂個体
温室の一番下の方には、
温源となる「ピカ製」プレートヒーター。
ワット数は200W。
プレートヒーターを温度調整する「ピカ製」サーモスタット
プレートヒーターとサーモスタットを連結させて自動的に一定の管理温度になるように調整しています。
温室内に水を張り、乾燥を防ぐように工夫しています。
室内外を測定できる温度計にてきちんと温度管理。
現在は幼虫飼育と成虫管理の為、少し低めの20℃前後で管理しているそうです。
元々寒蘭等を育てる用に作られた、「ガラス温室」を使用してるため、昨年ご紹介した「メタルラックで作る簡易温室」程様々な材料は必要ありませんが、完成度が高い為、お値段もお高くなっていおります。
また意外ですが、当時はガラス温室が安かったんです。
今回ご紹介したガラス温室と同等なものがセールでは¥10.000前後で販売されていました。
今現在では高くなっており、そのような価格帯では見かけないようです。残念ですね。
小松氏がこの温室を購入、作成したのは実は20年程前の事。
当時は国産オオクワガタは大変貴重で、地元のショップでは地元産のオオクワガタが1ペア10万円以上で販売されていました。
また外国産クワカブも輸入が解禁され始めたばかりでとても珍しく、その後少し経ってアンタエウスブームが巻き起った時代です。
思い返すととても懐かしいですね~。
如何でしたでしょうか?
今回小松氏のご協力のもとご紹介させて頂きました。。
小松氏は宮崎県在住という事もありまして、宮崎県の冬の気温に適した温室作成をしております。
温室も使う場所(地域)によって様々に状況(温度)が変わってきますので、その様子を見ながらご自分なりのオリジナル温室を作成すると良いでしょう。
道具を駆使して、お安く、丈夫でかつ便利な温室を作り、冬の寒さを乗り越えましょう!
※この温室作成方法はあくまで私や小松氏の作成方法の一例です。 人それぞれによって考え方や方法等は異なると思います。あくまで参考例として見ていただければ幸いです。
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2017年11月28日
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Basicプロテインゼリー(昆虫ゼリー), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), 飼育ケース
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国産オオクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:国産オオクワガタ
学名:Dorcus hopei binoduosus
産地:日本国産地不明
累代:CB
【親情報】
♂71mm
♀41mm
【羽化体長】
♂83.8mm
【使用したエサ】
Element1100~Element1400の2本
【設定管理温度】
初令~2令時:25~27℃前後
3令時:23℃前後
【羽化までにかかった時間】
1令投入後、約9ヶ月(合計10ヶ月程度)
国産オオクワガタの羽化報告です。
初令幼虫をElement菌糸ビンで育てました。
1100cc~1400ccの2本羽化です。
1本目の菌糸ビンはElement1100。
投入時は初令。
初令~2令時はすこし高めの25~27℃前後で管理。
投入後、約3ヶ月で入れ替え。
さすがに3ヶ月は少し遅かったか、白い部分がほとんどありません。
その時の幼虫の体重はというと、
体重31gでした。
なかなかの大きさです。
そして次の菌糸ビン、Element1400に投入。
3令時は少し低温の23℃前後で管理。
そして約半年後に、そのまま羽化という流れ。
羽に少しシワがあるものの、元気な個体。
親サイズは♂71♀41という小型のサイズながら、80mmオーバー個体に育ってくれました。
小さな親サイズでも大きな個体が生まれることにロマンを感じる羽化でした。^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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今年の8/22の日記の中で少しご紹介させて頂いた熊本県在住の女性ブリーダーYさん。
先日弊社のカワラ菌糸ビン「ナチュラ」でローゼンベルグオウゴンオニが産卵したとの報告を受けました。
今回の日記ではその件についてご紹介してみたいと思います。
まずはYさんのご紹介。
名前:Yさん(女性)
所在:九州 熊本県在住
飼育種:H・ヘラ等亜種多数、グラントシロカブト、ケンタウルス、サタン、国産カブトムシ、タランドゥスオオツヤクワガタ、ローゼンベルグオウゴンオニ、ミヤマクワガタ等、他多数。
カブトムシの♀が特に大好きで、飼育も大好きだが、野外採集も大好き、女性ながら夜間の樹液採集に一人で出かけるという猛者。
ブリードされている種も多彩&多数で、今まではカブト種をメインにしていましたが、今年よりクワガタ飼育も種類を増やして挑戦。
オウゴンオニクワガタ(ローゼンベルグ)は初挑戦!
<産卵セット方法>
【使用した産卵床】
ナチュラ
【設定温度】
25~27℃前後
【セット方法】
ケース底面を深さ2割程度マットを敷き、そこに菌糸ボトルのフタを外した状態で横倒しにする。
産卵セット、イメージ的には
※実際のセット画像ではありませんが、イメージ的にはこのような感じでセットします。
このような感じです。
ナチュラに入ろうとするローゼン♀(実際画像)
このような感じでセットする事約1ヶ月。
そして、
ナチュラに産み付けられた卵
既に孵化している幼虫
孵化したての幼虫
沢山の幼虫&卵をGET!
<産卵結果>
卵&幼虫含め:14個(頭)
産卵期間:9/23~10/18
1ヶ月も経過しない内にこのように沢山の幼虫&卵を得る事が出来ました。
卵もまん丸と膨らんでいてバリバリの有精卵だと見受けられます。
そしてYさんはこんな画像も、
卵~孵化の連続撮影画像!
こうして見ると、孵化の瞬間の様子がよく分かります。
素晴らしい画像ですね!
如何でしたでしょうか?
友人Yさんのローゼン産卵結果。
ナチュラ1本で開始よりわずか1ヶ月程度で14頭(個)も産んでくれました。
素晴らしい結果だと思います。
この♀まだまだ元気で、その後は他のカワラ菌糸ビンで更に14頭(個)を追加。
Yさんはこれが初めてのオウゴンオニ(ローゼンベルグ)産卵挑戦だということ。
少し癖のあるローゼンベルグの産卵を見事攻略されました。素晴らしいっ!
Yさんの持論で、最後まで産ませずにある程度産んでくれたら、その後はゆっくりと余生を見送ってあげる方針だということで、今ではこの♀も産卵役目を終え、元気にしているそうです。
とても生き物を大事にされる方で、このような方に飼育された虫達は幸せですね。
その姿勢深く見習いたいと思います。
Yさん、素晴らしい飼育報告ありがとうございました!
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまでYさんや私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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飼育日記をご覧の皆様。
いつもお世話になっております。
飼育日記担当のShihoです。
少し前の話になってしまいますが、先月末襲った台風の影響で、私が在住する宮崎県が甚大な被害(水害)を受けました。
それにより私が使用しているネット環境にも影響が出てしまい、長らくネット(システム)回線が使えない状況になってしまいました。
しかし本日の夕方よりようやくネット(システム)回線が復旧することが出来ました。
これでようやく飼育日記を再開することが出来るというお知らせと同時に、長らく更新が出来なかった事を深くお詫び申し上げます。
今回の日記記事ではとりあえず休載のお詫びと再開のご報告までとさせて頂きますが、今後はまた随時更新していきますので、どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
飼育日記担当:Shiho
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先日よりご紹介している【産卵させてみようシリーズ】の第9回目。
今回は「国産ネブトクワガタ」の産卵セットの方法をご紹介して見たいと思います。
※国産ネブトクワガタは亜種:アマミネブトや沖永良部ネブト等多数ありますが、産卵方法に関しましては全て今回ご紹介するセット方法で産卵が可能です※
ネブトクワガタ、とても小さく、あまり格好よい印象はないかもしれませんが、それは小~中歯タイプでの事、大型の大歯タイプのフォルムは素晴らしく格好が良く、これを国産オオクワ位のサイズにしてみたら、国内一格好の良いクワガタと言っても過言ではありません。
※飼育方法につきましては、過去の日記記事と重複する部分がございます。あらかじめ御了承下さいませ。
【飼育種】
和名:本土産ネブトクワガタ
学名:Aegus laevicollis
産地:日本国
<産卵セット時の方法>
【お勧めのマット】
黒土マット、完熟マット
【お勧めの容器】
クリーンケースM~L程度
【水分量】
手で握って土団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】
ケース底面7割程度固く詰めて上部3cmはフンワリと。
【設定温度】
25~28℃前後
如何でしたでしょうか?
上記が私の本土産ネブトクワガタの飼育方法です。
本土産ネブトはシーズン中に野外で採集したワイルド♀から持ち腹で産ませようとすると、なかなか産まないことが多いと言われています。
一説にはネブトクワガタの♀はシーズン開始したら、まずは産卵を済ませてから木に付くと言われていることもあるみたいです。
なので木に付いているワイルドの♀を採集して産卵させても、既に産卵終了している個体なので産まないとか・・・。
真偽の方ははっきりとは分かりませんが、確かにワイルドものの♀をそのまま産卵させた場合、なかなか手強いのは事実です。
ちなにみ実際私の所でも、累代ものの個体の場合、意外にあっさりと産んでくれた経験があります。(本土ネブトと奄美ネブト)
それか何か上手く産ませるコツがあるのかもしれませんね。
皆さんも国産のネブトクワガタを持っていらっしゃいましたら、是非一度挑戦してみて下さいませ。
※この方法&セット方法の考え方はあくまでも私:Shihoの産卵セットの組み方です。やり方は人それぞれですので、あくまでご参考程度にご覧頂けますと幸いです。m〈_ _)m※
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2017年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第26回目のご報告です。
今回の採集舞台は九州 宮崎県です。
今回の記事は、10/24の採集場面をまとめたものをご紹介したいと思います。
先日の台風21号。
超大型の凄い勢力でしたが、ここ宮崎県は何とかギリギリ逸れてくれました。
台風21号通過後は急激に寒くなり、この日の朝の気温は何と12℃。
日中はまだ20℃以上あったとはいえ、いよいよ冬も間近になって来ました。
この時期に野外採集?
と言われるかもしれませんが、ここ宮崎では例年何とか10月末位までは数頭はクワガタの姿を確認出来ています。
今回も期待して来てみましたが、果たして虫達と出逢うことが出来るのでしょうか?
では採集様子をご紹介してみたいと思います。
H29年 10月24日
PM2:00
天気:晴れ時々曇り
気温:21℃
朝の気温があまりにも低かったため、気温が上がる昼過ぎを狙って行きました。
さすが南国宮崎、昼位になると気温も20℃を越えてくれました。
秋の代名詞:ススキが咲き誇っています。
採集地の一つであるハルニレとクヌギの群生ポイントに到着。
さすがにこの時期になると、木の葉も枯れはじめて来ています。
クワガタだけではなく、さすがに他の虫達の気配もないかと、思っていた所に、
大量のスズメバチ軍団の姿を発見!
この時期でも活発に活動しているスズメバチ。
この時期は凶暴性が強い為、要注意です。
そして近くのクヌギの樹皮裏をチェックすると、
いました!!
画像上部と左側!
2頭の姿を発見!
どうやらコクワガタのようです。
敢えて取り出さなかったので、きちんとした画像は撮影していませんが、上の個体が♂、左側の個体が♀でした。
さすが寒さに強いコクワガタです。
どうやらゼロは免れました。
近くのハルニレの木。
小さな隙間にはネブトクワガタの姿を発見!
同じ木を蹴ってみると、
コクワガタ♂が落ちて来ました!
なかなか立派なコクワガタ♂個体。
サイズは♂40mmはありそうです。
コクワガタが落ちて来たすぐ側にヒラタクワガタ♂の死骸(頭部のみ)がありました。
こういう姿を見ると、今年の採集シーズンも終わりなんだなぁ・・・と寂しくなります。
近くのクヌギの木を見ると、
ゴツゴツした樹皮上を歩くスジクワガタ♂を発見!
かなり小さい♂です。
体長は♂15mm位でしょうか。
このような感じで約2時間程採集を楽しみました。
今回見かけたのは、コクワガタ、ネブトクワガタ、スジクワガタの3種のみ。頭数も少なく全部で5頭という結果でした。
この時期の寒さでは、黒虫系が強いですね。
ノコギリとミヤマの姿を見られなかったのは残念ですが、クワガタの姿を見られたのは嬉しかったです。
近くの草むらにはカラスウリの実が黄色く色付いていました。
色だけ見ると、とっても美味しそうに見えるんですけどねぇ~。
というわけで、どうやら2017年シーズンの野外採集も、今回で採集納めになりそうです。
今年はイベント等で群馬県での滞在期間が長く、しかも一番虫達の活動が盛んな時期に宮崎のフィールドを離れる事になってしまったのは残念ですが、それでも良い出逢いも沢山ありました。
沢山の虫達に巡り逢わせてくれた山の神様に深く感謝、感謝申し上げます。
また来年もどんな虫達に出逢えるのか、今から楽しみです。(^^)
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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ここ最近の日記で「クワカブの冬場の管理方法」について「発泡スチロールを使用した簡易温室」「メタルラックを使用した簡易温室」等をご紹介して来ました。
これらは冬場の温度管理対策として、どちらも温源(熱を発する機器)を使用した簡易温室でした。
今回の日記では、そういったものを利用せず、もっと容易に冬場の管理が出来ないかを考えてみたいと思います。
※これはあくまで私、Shihoが考えうる方法をご紹介するもので、他にも様々な対策案があると思います。ご参考程度に見てもらえれば幸いです。またこの記事は過去にもご紹介したことがあります。一部重複しますことをご了承下さいませ※
冬場は当たり前ですが、気温が下がります。
気温が下がる中、温源を使用するエアコン管理や、簡易温室を利用せずに何とか乗りきる方法はないのでしょうか?
あくまで私が考えつく参考例にはなりますが、いくつか具体例を挙げて見たいと思います。
【日中、日が当たる部屋の影になる場所に置く】
日中に日差しが入り、部屋全体が比較的暖かくなる場所に置くということ。
但し日光を直接当ててはダメです。
あくまで影の場所において下さい。
一度温度計を置いてその部屋がどれ位の温度になるか計ってみるのも良いでしょう。
【発泡スチロール箱やダンボール箱に入れて管理する】
管理する時、棚の上等でそのまま管理するのではなく、ダンボール箱や発泡スチロール箱に入れて管理するやり方です。
外からの見栄えは悪くなりますが、ダンボールや発泡スチロールは保温性があります。
入れた周りの隙間などに新聞紙や綿などを入れても良いと思います。
【土やマットに埋めて管理してみる】
衣装ケースなどに菌糸ビンやケースに入った成虫などを入れ、その周りをマットや土、腐葉土などでフタの部分まで埋めるという方法です。
ここでのポイントは地面となるマットなどは固く敷き詰めないで、軽くフンワリと敷くのがポイントです。空気が含めばより保温性が高まると思いますので・・・。
【プチプチやアルミマットなどのクッション材等をケースや菌糸ビン等に巻く】
菌糸ビンや飼育ケース等に、プチプチやアルミマット(薄いやつ)などのクッション材等を巻いて管理する方法です。
寒さが直接当たらないように防護するといったやり方です。
衣装ケースなどに一緒にまとめて入れ、その周りを全体的に巻いても良いかとは思います。
【水を張った水槽や衣装ケースなどに入れる方法(温源利用する手もあり)】
夏場にはよく聞く方法です。
水を張った水槽や衣装ケースに上面が出るようにして水の中に入れます。
ただしこの方法は冬場はかなり水も冷たくなると思いますので、自然的な方法からは外れますが、熱帯魚の温度を保つ熱源を入れてやると良いかと思います。
これにより水が温められて適温になるかと・・。
サーモまでつなげれば、よりベストだと思います。
先日紹介した簡易温室が空気を暖めるバージョンならば、こちらは水を温めて利用するバージョンといった感じでしょうか・・・。
如何でしたでしょうか?
正直、温源を使用した対策には及ばないとは思いますが、何もしないよりは少しは効果があると思います。
勿論他にも色々とやり方は沢山あると思います。
今回は実際の画像がなく、文面だけではわかりづらかったかもしれませんがご参考にして頂ければ幸いです。
皆さんも色々と工夫をしてこの冬を乗り越えましょう。(^^)
※管理のやり方には色々な方法があると思います。今回紹介したのははあくまでも私Shihoの考え方による管理方法についてのやり方&見解です。 あくまでご参考程度に見て頂けますと幸いです。
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