皆さん、GWも終了し、楽しく過ごせましたでしょうか?こちらの休み明け、久々の日記になります。今日は先日のアルキデスに続き、ヒラタ系のスマトラオオヒラタの羽化のご報告です。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:スマトラオオヒラタ(ベンクール産)
体長:♂94mm
飼育したエサ:菌糸Elementシリーズ1100ccボトル~1400ccボトルの3本
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:11ヶ月
エサ交換回数:菌糸ビン3本
設定温度:23~25℃前後
先日のアルキに続き、同じく菌糸ボトルで飼育したスマトラオオヒラタです。アルキと同様、ヒラタ系は菌糸ビン飼育で非常に大きくなります。
今回は大型を狙う為、菌糸ビン3本を使用しましたが、最後の1本は半分も喰い上がらない内に蛹化しました。実質2本と1/3というところです。
サイズは94mmと90mmは越しましたが、サイズの伸びやすい内歯上がりのベンクール産ですので、今度は内歯下がりタイプのアチェ産などで大台を狙いたいと思います。
それではGW明け、気を引き締めて頑張りましょう!(^^)
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今日は久しぶりにヒラタ系の羽化報告を致します。
皆様にはおなじみのアルキデスヒラタです。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:アルキデスヒラタ
体長:♂83mm
飼育したエサ:菌糸Elementシリーズ1100ccボトル~1400ccボトルの2本
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:9ヶ月
エサ交換回数:菌糸ビン2本
設定温度:23~25℃前後
極太の短歯タイプのアルキデスの羽化です。体長はまずまずですが、その横幅には何とも言えぬ迫力があります。飼育自体はとても簡単で、幼虫も大きくなり問題なく育ってくれます。
飼育下では長歯タイプはなかなか出にくい傾向があるようです。今回の♂も短歯タイプでした。私はどちらかというと短歯タイプの方が断然好みですが・・。
こんなのに挟まれたら痛いでしょうね・・・。(^^)
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今日はビソンノコギリの羽化データを公開致します。
このビソンノコギリは以下のように飼育しました。
飼育種:ビソンノコギリ(イリアン産)
体長:71mm
飼育したエサ:菌糸ビンE-1100
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:7ヶ月
エサ交換回数:交換なし
設定温度:23℃前後
今回はちょっと贅沢に菌糸ビンE-1100で羽化させました。2令で投入し、菌糸ビンE-1100に投入。後は温度管理を少し低温気味にして管理しました。1本羽化を目指しましたので、E-1100自体を長く7ヶ月程度引っ張りました。
ヒラタ系や大型ノコギリ(ギラファ等)と違って幼虫自体がそこまで大型にならない種ですので、8割方食いきった所で暴れ、菌糸をマット状に黒くして蛹化しました。蛹室自体はしっかりとしていましたので、そのまま羽化させ、結果70mmUPが出ました。
アゴの形状が独特のとても格好よいクワガタです。まだ他の幼虫もいますので、更なる大型羽化を期待しています。(^^)
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この日記を御覧の皆様、長らくご迷惑をおかけ致しました。まだ完全ではないですが、ようやく動けるようになりましたので飼育日記を再開したいと思います。またデジカメの方も修理が完了しまして、無事復活しました。また活躍してもらおうと思います。(^^)
今日は今丁度ワイルドものをちらほら見かけるイグジミウスホソアカの羽化をご報告します。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:イグジミウスホソアカ
体長:♂53mm
親情報:親♂F2×親♀F2
使用したエサ:くわマット:500ccブロー容器使用
設定温度:23~25℃前後。
エサ交換回数:交換なし
羽化までの期間:約6ヶ月:2令投入
イグジミウスホソアカの羽化データです。今回は、500ccブロー容器にくわマットを使用して1本で羽化させました。投入令数は2令です。エサはくわマットのみ。 無添加です。
メタリフェルやエラフスの様に大型にはなりませんが、これはこれでとても格好の良いキクロマトスです。体長的にはまだまだ伸びる種ですので、これから更に大型を狙っていきたいと思います。(^^)
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先日の日記に続いてパリーフタマタの羽化2号です。
デジカメの故障で新しい画像が無いのが申し訳御座いません。
このパリーフタマタは以下の様な感じで飼育しました。
飼育種:パリーフタマタクワガタ 学名「Hexarthrius parryi」
親情報:ワイルド♀よりの持ち腹産卵より
体長:♂76mm
飼育に使用したエサ:くわマット
飼育に使用した容器:1000ccのガラス瓶
投入令数:2令
飼育期間:13ヶ月
管理温度:23~25℃前後
えさ交換の途中回数:3回
今回は前回より2mm大きく羽化してました。ほんの少しですが嬉しいものです。しかし前回も書きましたがやはりフタマタは時間がかかります。マット飼育のせいでしょうが、菌糸でどうかわるか次世代が楽しみです。
ちなみに下の画像は前回羽化したパリーフタマタの画像です。
種の参考画像に御覧下さいませ。(^^)
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さぁ、気合を入れなおして久々の飼育データ公開です。
今回は、当園では羽化データの少ないフタマタ系の羽化報告です。
種類はパリーフタマタ 和名:セアカフタマタになります。
このパリーフタマタは以下の様な感じで飼育しました。
飼育種:パリーフタマタクワガタ 学名「Hexarthrius parryi」
親情報:ワイルド♀よりの持ち腹産卵より
体長:♂74mm
飼育に使用したエサ:くわマット
飼育に使用した容器:1000ccのガラス瓶
投入令数:2令
飼育期間:13ヶ月
管理温度:23~25℃前後
えさ交換の途中回数:3回
ワイルドの大型は90mmを越えますが、この♂個体は74mm止まりでした。飼育期間は比較的長めで、幼虫は飼育期間中落ちる事もなく、ゆっくりと育ちました。菌糸飼育は試しておりませんが、次回は弊社の菌糸でチャレンジしてみようと思います。
アゴの湾曲が何とも言えません。また色虫的要素も持ち合わせているので、とても魅力的なクワガタだと思います。次の個体が羽化しましたらまたご報告致します。(^^)
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世界一美しさでおなじみのニジイロクワガタが羽化して来ました。
このニジイロは以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:ニジイロクワガタ
羽化サイズ:61mm
使用したエサ:Elementシリーズ1100菌糸ボトル
投入令数:2令
羽化までにかかった期間:約7ヶ月
設定温度:23~25℃程度
菌糸ボトルの交換回数:途中1回の2本羽化
飼育は簡単な事で有名なニジイロ。最近では価格もとても安価で入手出来、誰もが飼育を楽しめるようになりました。
今回のこの個体♂も菌糸ボトル(Elementシリーズ)1100で2本羽化。
3令後期でこの種おなじみの暴れがありましたので、最後の菌糸ボトルはほとんど白い部分もなくマット化しておりましたが、無事蛹室を作ってくれて羽化してくれました。
それにしてもやはりキレイですね。♂の方が♀よりもキレイなのも面白いですね。(^^)
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ヘラクレス・ヘラクレスが羽化しました。
・・・ただし先日のベルティペスに続き残念ながら羽化不全個体です・・・。
今日は何故羽化不全になったのかを検証してみようと思います。
飼育種:ヘラクレス・ヘラクレス
羽化サイズ:122mm(角曲がり)
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:12ヶ月
この個体は上記の様なやり方で飼育しました。ただ画像からもお分かりのように完全なる角曲がり個体です。しかも羽もシワだらけになってしまいました。かわいそうな事をしました。。。ごめんなさい・・・。
何故このようなことになってしまったのか・・・。理由は、簡単です。小プラケース内で蛹室を作りましたが、蛹室の位置がとても悪かったことにあります。以下の画像がその時の蛹室です。
このように長い方向ではなく、短い方向に蛹室を作ってしまいました。通常ならば、この様な位置に蛹室を作った場合、前蛹になるのを待って即人工蛹室に移すのですが、この個体の場合、タイミング悪く蛹化直前のタイミングを通り越して気が付いた時には既に蛹になってしまっていました。
この上の画像下のようにケース側面から見て通称「小窓」が出来てしまった場合、そのまま蛹化させるとかなりの確率で角曲がりが起きます。本当はそれ以上向こうにも部屋(蛹室)を作りたかったのに、ケースが邪魔して途中までしかつくれなかったからにあります。
この場合、蛹化の時窓に角がぶつかってしまい、まっすぐ角が伸びきる事が出来ません。人工蛹室による移行が必要になってきます。
ただ簡単に移行と言いますが、いつの時期でも移行させても良いというわけではありません。幼虫が蛹室を作り始め、しかもなおかつ完全な前蛹状態に幼虫がなった時に取り出さなければ、折角の人工蛹室内でも暴れてぐちゃぐちゃにしてしまいます。
小さなケースで蛹化させた場合、大抵の幼虫は底面に接するような感じで蛹室を作ります。ケース底面から幼虫シワの程度を見て、後はマットを上面を少し削って露天掘りにしながら幼虫の手と口を見ます。これが完全に固まっているようならば、取り出しても大丈夫です。人工蛹室内で暴れたりは出来ません。
この移行のタイミングには慣れが必要です。後はこまめな毎日のチェックでしょうか・・・。ヘラクレスさん、本当にゴメンさない・・・。
この様な個体を出さないようまた精進致します。(--)
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南米の小型種、ベルティペスコフキカブトが羽化して来ました。
飼育種:ベルティペスコフキカブト ♂
羽化サイズ:41mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:ブロー容器使用 径85mm×高さ100mm 460cc
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:6ヶ月
投入令数:2令
途中マット交換回数:途中1回
とても可愛いコフキカブト、一見サビイロと見間違えるようですが、また違った独特な風貌をしています。この羽化したコフキ、一見 完品に思えますが、実は・・・・・
そうなんです。ちょっと羽割れの羽化不全気味の個体なんです。
今回は反省の意味を含めて公開してみました。
飼育はとても飼い易く、産卵&幼虫飼育共に容易です。
次は産卵で爆産させたいと思います。(^^)
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当園でデータの少ないツヤクワガタが羽化してきました。
この種はベリコサツヤクワガタ(Odontolabis bellicosa)という種になります。
このベリコサツヤクワガタは以下の様な感じで飼育しました。
飼育種:ベリコサツヤクワガタ(学名「Odontolabis bellicosa」)
親情報:ワイルド♀よりの持ち腹産卵より
体長:♂71mm
飼育に使用したエサ:完熟マット
飼育に使用した容器:1000ccのガラス瓶
投入令数:2令
飼育期間:13ヶ月
管理温度:23~25℃前後
えさ交換の途中回数:3回
大型になると80mmを越えてくる種だそうですが、残念ながら70mm止まり。それでも1年以上はかかりました。
産卵についてはこの種については前の日記ではふれていませんが、以下の様な方法で得られました。
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵
産卵数:31頭(孵化したもののみ)
産卵に使用したマット:完熟マット
産卵に使用したケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの3/5位、上部1/5はフンワリと敷き詰めました。
このような感じです。
ツヤ系は通常のクワガタマットよりもより熟度の進んだマット、カブトマット系の方を好んで産卵する傾向があるようです。
ですのでこの種も産卵には完熟マットを使用してみました。
ツヤ系は気が荒く、いつも触覚をピクピクさせています。
前胸側面の突起が掴もうとするとかなり痛いです。これも武器なのでしょうか。(^^)
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