国産オオクワガタの羽化のご紹介です。 い...続きを読む

国産オオクワガタの羽化のご紹介です。 いつも♂ばかり紹介するので今回は♀にスポットを当ててみました。 【飼育種】 和名 国産オオクワガタ 学名 Dorcus c...続きを読む

国産オオクワガタの羽化のご紹介です。
いつも♂ばかり紹介するので今回は♀にスポットを当ててみました。

【飼育種】
和名:国産オオクワガタ
学名:Dorcus curvidens binodulosusu

産地:日本国佐賀県産
累代:CB

【羽化体長】♀約48mm
【使用したエサ】Element1100
1本使用

【設定管理温度】23℃前後
【羽化までにかかった時間】1令後期投入して約5ヶ月(合計7ヶ月程度)


 
菌糸ビンを掘り起こしてみました。すると羽化したての♀が・・・


ドアップ画像!

画像003 019

慎重に取り出してみました。まだ真っ赤です。ほんの数時間前に羽化したばかりですね。サイズは羽先までで48mmありましたが、
固まる頃にはもう少し縮むかもしれません。

画像003 018
お腹側もまだ色もついていません。

本来ならばこの状態の時には取り出すのは止めた方が無難です。今回は撮影のためにちょっと♀君に無理してもらいました。ごめんなさい・・。

画像003 023
もうひとビン割り出してみました・・・がまだ蛹でした。

画像003 024

アップ画像!

今回は使用した菌糸ビンも1本。比較的低温で管理した為、蛹化する前までは菌糸ビン自体もまだキレイだったのですが、
蛹化の部屋を作る為に幼虫が暴れてしまって下の方が土化してしまいました。菌糸ビンさえ劣化しなければ♀は1本で十分ですね。(^^)

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先日の日記(4/15)のアトラスオオカブ...続きを読む

先日の日記(4/15)のアトラスオオカブト羽化の記事についてKATANAさんより以下の様な質問を貰いました。 【KATANAさんからの質問】 『アトラスではあり...続きを読む

先日の日記(4/15)のアトラスオオカブト羽化の記事についてKATANAさんより以下の様な質問を貰いました。

【KATANAさんからの質問】

アトラスではありませんが、今年コーカサスを何頭か羽化させることに成功しましたが、なかなか立派な角にはならず、
アトムみたいなのばかりという結果になってしまいました。今回のアトラスはなかなかに立派な角ですね。
黒土などを使用したわけではないとのことですので、やはり水分量がポイントになってくるのでしょうか・・・?

今回はこの質問内容についてちょっと触れてみたいと思います。
さてまず今回羽化したアトラスは先日ご紹介したとおり下の画像の個体です。

【飼育種】
和名:アトラスオオカブト
学名:Chalcosoma atlas

アトラスオオカブト1
【♂86mm】

また過去羽化したアトラス(スマトラ産)には・・・・

アトラスオオカブト2
♂85mm:2007/11/15紹介


【♂75~85mm:2005/12/03紹介】

等があります。
上記で紹介したアトラス(スマトラ産)は比較的角も伸びて羽化して来てくれました。

飼育方法は昔から変わらずずっと一緒で、当園では飼育したマットのみ(主にきのこMat使用)
でそのまま羽化までもっていきます。蛹化時に黒土や赤土を敷くという事は一切しておりません。
アトラスに関しては比較的長角が出やすいのではないでしょうか?

確かに蛹室を形成する時、マットの水分が少ないと蛹室を作りづらくなり、幼虫も縮んでしまう傾向があるとおもうので、
マットの水分量には気をつけています。これはどの種にも言える事だと思います。

かなり古い画像ですが、スマトラ産アトラスの蛹時の画像です。下に掲載しました。


【スマトラ産アトラス♂蛹:2004/1/14紹介】

このマットはきのこMat
使用ですが、キレイに長角の蛹が形成されています。

また以下の画像は同じアトラスオオカブトですが、ミンダナオ亜種の羽化個体です。


【ミンダナオ産アトラス♂105mm:2004/5/02紹介】


【ミンダナオ産アトラス♂95mm:2005/6/09紹介】

こちらのミンダナオ産のアトラスでも長角が出てくれています。

それと情報が少ないのですが、マレー産コーカサスオオカブトの羽化も過去にご紹介しました。


【マレー産コーカサスオオカブト♂100mm:2003/4/23紹介】

コーカサスはアトラスに比べて長角が出にくいような気がします。
データ公開したのはこの1頭だけですが後に何回かした時には見事な短角が出た記憶があります。

今回の質問の回答をまとめると、KATANAさんのおっしゃるように水分量がポイントになるのかもしれません。
後マットの細かさも細かいほどいいのかもしれませんが、比較的粗いきのこマットでもアトラスでは長角が出てくれているので、
このあたりは当てはまらないのかもしれません・・・。

考え方はあくまでShihoの考えですので、他にもっと良い方法があるかもしれません。あくまでご参考に聞いて頂ければ幸いです。(^^)

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今年の2月の日記で1500ccブロー容器...続きを読む

今年の2月の日記で1500ccブロー容器で蛹化させたヘラクレス・ヘラクレス♀をご紹介しましたが、今回はもっと小スペースの860ccプリンカップで蛹化した個体をご...続きを読む

 皆さん、とっても暑い残暑どうお過ごしですか?
お盆の休日も開けていよいよ夏も後半。
日中はまだまだ暑いですが、朝夕はほんのり涼しくなってきましたね。(^^)

 さて今日はヘラクレス・ヘラクレス♀の蛹化の紹介です。
今年の2月の日記で1500ccブロー容器で蛹化させたヘラクレス・ヘラクレス♀をご紹介しましたが、今回はもっと小スペースの860ccプリンカップで蛹化した個体をご紹介致します。


画像003 013

【今回の主役のヘラヘラ♀蛹】

【飼育種】
和名:ヘラクレス・ヘラクレス
学名:Dynastes hercules hercules

【使用したエサ】きのこMat
【使用した容器】 プリンカップ860cc
【えさ交換回数】途中5~6回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して今現在で約9ヶ月

 

画像003 008
 
【横から見た画像】


画像003 007
 
【真上から見た画像】


画像003 009
 
【メジャーを当てた♀蛹:8cm位ありそう】

今回は最初から最後までプリンカップで飼育してみました。エサはきのこMatを使用しています。
割り出し時が2令程度~プリンカップ860ccに移行し、約9ヶ月。その間は5~6回程度、糞が目立ってきたら交換の作業を繰り返し、遂に蛹化。プリンカップで飼育したとは思えない立派な蛹が出来ました。

ヘラクレスというと大型カブトなので常に大きな容器での飼育が望ましいと言われがちですが、 ♀においてはプリンカップ860ccの容量でもまずまず納得できるサイズの大きさで蛹化してくれるようです。

ちなみに私Shihoは♂の場合でもクリーンケースS程度の大きさの容器で飼育しております。(^^)

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2008年8月16日

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今日はヘラクレス・セプテントリオナリスの...続きを読む

今日はヘラクレス・セプテントリオナリスの蛹化の話題です。 主役は前蛹です。 【セプテン♂の前蛹】 【飼育種】 和名 ヘラクレス セプテントリオナリス 学名 Dy...続きを読む

今日はヘラクレス・セプテントリオナリスの蛹化の話題です。
主役は前蛹です。


画像003 010

【セプテン♂の前蛹】

【飼育種】
和名:ヘラクレス セプテントリオナリス
学名:Dynastes hercules septentrionaris

産地  コスタリカ
累代:CBF1

【前蛹体重】♂83g
【使用したエサ】きのこマット
【幼虫飼育に使用した容器】クリーンケースSサイズ(W235×D155×H185)
【えさ交換回数】途中4~5回
【設定管理温度】25℃前後
【蛹化までにかかった時間】2令投入して約9ヶ月(合計11ヶ月程度)

飼育ケースをのぞいて見るとセプテンの幼虫が何頭か前蛹状態になっていました。
その様子をちょっとおって見てみましょう。


画像003 004
 
【ケース側面から見た様子】
明らかに小窓が出来ています。それから先の蛹室を作れなかった証拠です。


画像003 001
 
【上面から見た前蛹】
上部を少し露天掘りしてみました。


画像003 009

【前蛹登場】
見事に手を口が固まり、全体がシワシワに縮んでいます。


画像003 006
 
【前蛹を取り除いた跡のケース内】
ケースの短い方に蛹室を作っていた跡がわかります。
私の場合、このパターンだと即人工蛹室決定です。


画像003 008
 
【参考までに・・別の個体の蛹室の様子】
上記は小型ヘラのレイディ♂の蛹室の様子ですが、上記の作り方であれば、かなりギリギリですがこのまま蛹化してよしとします。


画像003 011
 
【人工蛹室を用意します】


画像003 012
 
【引越し完了】

これでとりあえず安心です。
グラム数からしてそこまで体長は伸びないでしょうけど、後は無事に蛹化してくれるのを待つだけです。(^^)

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2008年3月21日

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今 日 もヘラクレス種の羽化報告です。今...続きを読む

今 日 もヘラクレス種の羽化報告です。今回はセプテントリオナリスです。 【ちょっと胸角先端が下に湾曲しています】 【飼育種】 和名 ヘラクレス セプテントリオナ...続きを読む

今日もヘラクレス種の羽化報告です。今回はセプテントリオナリスです。
画像003 014  
【ちょっと胸角先端が下に湾曲しています】

【飼育種】
和名:ヘラクレス セプテントリオナリス
学名:Dynastes hercules septentrionalis

【体長】♂132mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 小プラケース(W230×D155×H170)
【えさ交換回数】途中4~5回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して今現在で約11ヶ月

ヘラクレスの亜種セプテントリオナリスです。
この個体はちょっと蛹室の位置が悪かったのですが、私が気付くのが遅くてそのまま蛹化させてしまいました。

画像003 009  
【蛹化時のケース全体図】

画像003 010
【更にアップ】

ケース側面にかなりの窓が開いていますね。小窓ではなく大窓です。
これは完全にチェックミスです。この手のケースならば人工蛹室行きは確実なのですが・・。

画像003 011
【真上から見たショット】

胸角先端が少し曲がっています。一番上の画像でもお分かりのように下方向にも曲がっていますので、やはり角先端の空間が窮屈だったのでしょう。

線の細いセプテンですが、なかなかシャープな感じがして良いです。
もうちょっと上手く羽化させたかったです。次は頑張ります。(^^)

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今日はヘラクレス♀が主役です。 いつも♂...続きを読む

今日はヘラクレス♀が主役です。 いつも♂個体ばかりの報告をしているので今日は♀個体の報告をしたいと思います。 羽化報告ではなく、途中経過の蛹化報告です。 【飼育...続きを読む

今日はヘラクレス♀が主役です。
いつも♂個体ばかりの報告をしているので今日は♀個体の報告をしたいと思います。
羽化報告ではなく、途中経過の蛹化報告です。

【飼育種】
和名:ヘラクレス・ヘラクレス
学名:Dynastes hercules hercules

【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 1500ccブロー容器(径137×高さ130)
【えさ交換回数】途中3回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して今現在で約8ヶ月

ちょっと順をおって見てみましょう。

画像003 005
【外側から見たケース全体図です】
マットは上から2cm程度の隙間を残して一杯に詰めていましたが、幼虫の喰いと沈下でだいぶ減っています。下のほうに蛹室らしき小窓が見えます。

画像003 002
【側面から見た蛹室のアップです】

画像003 004
【底面から見た蛹室】
こちらは容器底面から見た蛹室の様子です。蛹が見えるのが分かります。小型容器で管理するとこのようにほとんどといいっていいいほど底面に接して蛹化します。私の場合はこの場所を頼りに蛹化を判断します。

画像003 006  
【容器蓋を取ったマット上面の画像】

 
画像003 008
【露天掘りしてみました】

画像003 011
【蛹をちょっと拝借】

画像003 010
【蛹を取り出した後の蛹室の様子】

ヘラクレス♀ならばこの程度の大きさの容器で十分蛹化~羽化までもっていけます。
今回は様子を見せる為あえて露天掘りしましたが、 ♀の場合は露天掘りしなくてもほとんどと言っていいほど羽化不全も無くキレイに蛹化してくれます。
ですが♂の場合はそうはいきません。上記でお見せしたような側面からの小窓が見えるような状態になってしまった場合は人工蛹室に移すなどの何らかの対処が必要となります。

後はこのまま羽化を待つだけです。楽しみですね。(^^)

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ヘラクレス ヘラクレスが羽化しました。 【飼育種】 和名 ヘラクレス ヘラクレス 学名 Dynastes hercules hercules 【羽化体長】♂12...続きを読む

ヘラクレス ヘラクレスが羽化しました。

画像003 004  

【飼育種】
和名:ヘラクレス・ヘラクレス
学名:Dynastes hercules hercules

【羽化体長】♂129mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 小プラケース(W230×D155×H170)
【えさ交換回数】途中4~5回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約10ヶ月(合計12ヶ月程度)

今回のヘラヘラは私の管理ミスにより小型で羽化させてしまいました。
小プラケースの短い方に蛹室をつくり、そのまま蛹化してしまったため、胸角先端も湾曲しサイズ的にも小型になってしまいました。

画像003 001
【このように狭い部分で蛹化させてしまいました(悲】

画像003 002
【拡大画像】

画像003 005  
【胸角が少し右にも曲がってしまっています】

画像003 007
【胸角先端が大きく下方向に湾曲してしまいました】

この蛹室の作り具合からすると本来ならば人工蛹室に以降するのがベストだと私的には判断します。ですが今回は蛹化に気付かなかった為、この蛹室でそのまま蛹化させてしまったのが失敗でした。

このような失敗も多々ありますが、まためげずに精進したいと思います。(^^)

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先日の日記で、人工蛹室を沢山作った事を記事にしましたが、数頭無事に蛹化しましたのでその様子を今日は御覧頂こうと思います。 今回載せた画像は6頭ですが、もう少しあ...続きを読む

先日の日記で、人工蛹室を沢山作った事を記事にしましたが、数頭無事に蛹化しましたのでその様子を今日は御覧頂こうと思います。

画像003 001

今回載せた画像は6頭ですが、もう少しあります。画像のスペース上、6頭を紹介します。

なかなかキレイに蛹化しております。ちょっとくどいかもしれませんが、ひとつずつ紹介します。


画像003 002  
胸角先端が少し波のある個体です。


画像003 003
胸角先端が残念ながら少し右に曲がっています。


画像003 005
胸角もきれいにRし、なかなか太い個体です。


画像003 006
こちらも胸角の太みがよいですね。なだらかにRしています。


画像003 007
少し胸角のボリュームがないようですが、形状的にはまっすぐ伸びています。


画像003 004  
こちらも胸角先端が少し波打っています。蛹色が薄いので、どうやら昨日蛹化したような感じです。

如何でしょうか?どれもなかなかキレイに蛹化したと思います。

人工蛹室の作成形状については人それぞれ独自の形があると思いますが、私Shihoの人工蛹室はこのような感じで行っています。

これらの個体が羽化しましたらまたご報告しますね。お楽しみに。(^^)

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2007年5月16日

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昨年の12/19にご紹介したラミレスゾウ...続きを読む

昨年の12/19にご紹介したラミレスゾウカブトがまだ羽化せず、またエサ交換の日がやって来ました。 今回 計測したのが下の画像です。 ・飼育種 ラミレスゾウカブト...続きを読む

昨年の12/19にご紹介したラミレスゾウカブトがまだ羽化せず、またエサ交換の日がやって来ました。今回計測したのが下の画像です。

画像003 006  

・飼育種:ラミレスゾウカブト(個体A)
・体重:181.2g
・孵化~現在までの期間:約35ヶ月
・使用したエサ:きのこマットのみ (無添加)
・温度管理:23~25℃前後
・水分量:適量
・使用した容器:小プラケース
・これまでにおけるエサ交換の回数:8~9回程度

昨年計測した時には、たしか体重160gだったのがだらだらとまだ増えております。本当に丸3年経過する事になるとは・・・。さすがに黄色が強いのでもうそろそろ蛹化すると思います。事実他の個体♂で蛹になっているものもあります。♀の方も1頭蛹化していました。

画像003 007

上の画像が小プラケースでの♀蛹の画像です。キレイに蛹室を作っています。しかし無理して狭い方向に作らなくても良いのに・・・。

それと、個体Aの幼虫の他にまだ大きいものがいました。
画像003 008

こちらもかなり黄色です。200gの大台にいくのでしょうか?またおいおい追ってデータ公開して行きますのでお楽しみに。(^^)

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ヘラクレス ヘラクレスが羽化しました。 ・・・ただし先日のベルティペスに続き残念ながら羽化不全個体です・・・。 今日は何故羽化不全になったのかを検証してみようと...続きを読む

ヘラクレス・ヘラクレスが羽化しました。
・・・ただし先日のベルティペスに続き残念ながら羽化不全個体です・・・。
今日は何故羽化不全になったのかを検証してみようと思います。

画像003 095  

飼育種:ヘラクレス・ヘラクレス
羽化サイズ:122mm(角曲がり)
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:12ヶ月

この個体は上記の様なやり方で飼育しました。ただ画像からもお分かりのように完全なる角曲がり個体です。しかも羽もシワだらけになってしまいました。かわいそうな事をしました。。。ごめんなさい・・・。

画像003 078

画像003 097  

画像003 085

何故このようなことになってしまったのか・・・。理由は、簡単です。小プラケース内で蛹室を作りましたが、蛹室の位置がとても悪かったことにあります。以下の画像がその時の蛹室です。

画像003 093  

このように長い方向ではなく、短い方向に蛹室を作ってしまいました。通常ならば、この様な位置に蛹室を作った場合、前蛹になるのを待って即人工蛹室に移すのですが、この個体の場合、タイミング悪く蛹化直前のタイミングを通り越して気が付いた時には既に蛹になってしまっていました。

上記蛹室の拡大図です。
画像003 096

画像003 094

この上の画像下のようにケース側面から見て通称「小窓」が出来てしまった場合、そのまま蛹化させるとかなりの確率で角曲がりが起きます。本当はそれ以上向こうにも部屋(蛹室)を作りたかったのに、ケースが邪魔して途中までしかつくれなかったからにあります。

この場合、蛹化の時窓に角がぶつかってしまい、まっすぐ角が伸びきる事が出来ません。人工蛹室による移行が必要になってきます。

ただ簡単に移行と言いますが、いつの時期でも移行させても良いというわけではありません。幼虫が蛹室を作り始め、しかもなおかつ完全な前蛹状態に幼虫がなった時に取り出さなければ、折角の人工蛹室内でも暴れてぐちゃぐちゃにしてしまいます。

小さなケースで蛹化させた場合、大抵の幼虫は底面に接するような感じで蛹室を作ります。ケース底面から幼虫シワの程度を見て、後はマットを上面を少し削って露天掘りにしながら幼虫の手と口を見ます。これが完全に固まっているようならば、取り出しても大丈夫です。人工蛹室内で暴れたりは出来ません。

この移行のタイミングには慣れが必要です。後はこまめな毎日のチェックでしょうか・・・。ヘラクレスさん、本当にゴメンさない・・・。

この様な個体を出さないようまた精進致します。(--)

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