今日はウォーレスノコギリクワガタの羽化報告です。
最近、ちょっと羽化個体がいなくてこの個体は少し前の個体になります。
【飼育種】
和名:ウォーレスノコギリクワガタ
学名:Proxopocoilus wallacei
産地:ハルマヘラ産
累代:CB
【羽化体長】♂67mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 900ccブロー容器(径100mm×高さ145mm)
【えさ交換回数】途中1回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約8ヶ月(合計11ヶ月半程度)
これもおなじみのウォーレスノコギリ。
菌糸ではなくきのこマットを使用して羽化させてみました。
やはり時間的には菌糸を使用した時よりもかかりますが、それなりにキレイでまずまずのサイズが上がって来ました。
当時は高価だったウォーレスも今は手頃な価格に落ち着いており、挑戦しやすくなった種のひとつですね。
幼虫飼育は菌糸、マットどちらでもOK、産卵はマット産みでも結構産んでくれます。
飼育されたことの無い方は今年是非挑戦してみて下さいませ。(^^)
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少し前の個体になりますが、コガタヒメカブトの羽化情報です。
【飼育種】
和名:コガタヒメカブト
学名:Xylotrupes pauliani
産地:マレーシア
累代:CB
【羽化体長】♂40mm ♀33mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 460ccブロー容器(径85mm×高さ100mm)
【えさ交換回数】途中1回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計6ヶ月半程度)
久しぶりにヒメカブト属の登場です。
ヒメカブトの中でもとりわけ小型のヒメカブト、コガタヒメカブト(和名)です。
飼育は幼虫飼育、産卵共にとても簡単です。
460ccブロー容器程度でも十分に大型になり、キレイに羽化してくれます。
ヒメカブトの仲間は日本のカブトムシ同様蛹室を縦方向に作るので、底面よりも縦方向のスペースが必要になります。その点ではスペース的には重宝する種だとも言えます。
名前の通りとてもコガタですが、色合いもキレイでとっても可愛いです。(^^)
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今日はギラファノコギリの羽化報告です。
体長が最大になるkeisukei亜種です。
【飼育種】
和名:ギラファノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus giraffa keisukei
【羽化体長】♂108mm
【使用したエサ】菌糸ビン:Elementシリーズ1100cc~1400cc
【えさ交換回数】 途中1回の合計2本使用
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約10ヶ月
皆さんにもなじみの深いギラファノコギリ(keisukei)です。
このギラファは体長108mmで羽化しました。サイズ的に大型ではなくはまずまずといった所です。
飼育はとても簡単です。菌糸ビンElementシリーズでグングン大きくなってくれます。
1本目の菌糸ビン1100ccをほぼ8割がた喰い切った所で1400ccに交換、その時のグラム数は44gでした。
後は1400ccの菌糸ビンを2/3程度喰い上がった所で蛹化。
蛹室を斜めにつくり狭い容器の径でも蛹室の全長を稼いでいたようです。
そしてキレイに無事羽化。バリバリ元気です。
なかなか迫力ありますよ。
産卵も幼虫飼育も容易な方ですので、飼育されたことがない方、是非トライしてみてはどうでしょうか。(^^)
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今日もヘラクレス種の羽化報告です。今回はセプテントリオナリスです。
【ちょっと胸角先端が下に湾曲しています】
【飼育種】
和名:ヘラクレス セプテントリオナリス
学名:Dynastes hercules septentrionalis
【体長】♂132mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 小プラケース(W230×D155×H170)
【えさ交換回数】途中4~5回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して今現在で約11ヶ月
ヘラクレスの亜種セプテントリオナリスです。
この個体はちょっと蛹室の位置が悪かったのですが、私が気付くのが遅くてそのまま蛹化させてしまいました。
ケース側面にかなりの窓が開いていますね。小窓ではなく大窓です。
これは完全にチェックミスです。この手のケースならば人工蛹室行きは確実なのですが・・。
胸角先端が少し曲がっています。一番上の画像でもお分かりのように下方向にも曲がっていますので、やはり角先端の空間が窮屈だったのでしょう。
線の細いセプテンですが、なかなかシャープな感じがして良いです。
もうちょっと上手く羽化させたかったです。次は頑張ります。(^^)
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【飼育種】
和名:ヘラクレス エクアトリアヌス
学名:Dynastes hercules ecuatorianus
【体長】♂137mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 小プラケース(W230×D155×H170)
【えさ交換回数】途中4~5回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して今現在で約12ヶ月
ヘラクレスの亜種エクアトリアヌスです。
この個体は幼虫管理していた小プラケースそのままで羽化させました。
蛹室もギリギリ上手い具合に作ってくれたのでそのままにしました。
こういう場合は管理も楽です。(^^)
体長は中程度、エクアトの特徴も出てなかなか良い個体です。(^^)
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インドアンタエウスの羽化報告です。
この個体は少し前(昨年の11月羽化)の羽化になります。
菌糸ビンではなくきのこマットでの羽化になります。
【飼育種】
和名:アンタエウスオオクワガタ
学名:Doucus antaeus
【羽化体長】♂78mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 1100ccPP空ボトルを使用
【えさ交換回数】途中2回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約11ヶ月
これもおなじみアンタエスオオクワガタの羽化報告です。
上記でも書きましたが、この個体は少し前の時期の羽化個体になります。
この個体は菌糸ビンではなくきのこマットで飼育しました。
インドアンテらしくヒマラヤ系の特徴がが出て大変美しい個体で羽化してくれました。
飼育自体はとても簡単です。幼虫飼育はマット飼育、菌糸飼育どちらでも育ちます。
マット飼育の場合、菌糸とは違ってエサ交換のタイミングがちょっと難しいです。
菌糸の場合は劣化や食痕で交換の度合いがわかりますが、マットの場合は慣れないと同じように見えてしまいます。その場合は劣化の度合いに関係なく約3ヶ月程度に1回交換すれば問題ありません。
ただ途中マットがコバエやダニ、線虫などで侵された場合には早々の交換が必要となる場合もあります。
その状況で臨機応変に対応する事が良いと思います。(^^)
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アンティローペノコギリクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:アンティローペノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus antilope
【羽化体長】♂47mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】500ccブロー容器
【えさ交換回数】交換なし
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月
アフリカの小型ノコギリアンティローペです。
この種には同サイズでも長歯タイプと短歯タイプがありますが、この個体は短歯タイプです。
やや赤褐色のボディが美しく、なかなか味があります。
飼育はとても簡単で幼虫飼育はマットでも菌糸でもどちらでも順調に育ちます。
産卵についてはマットにも産みますが、材を入れておいたほうが良く産みました。
アフリカのノコギリは材を入れたほうが良く産む傾向があります。
もうちょい大型の50mmUPを出してみたいですね。(^^)
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先日のお話ですが、
群馬県在住のお客様が、1/4(金)に、 PCの調子が悪くレポートに投稿できないという理由から羽化したばかりのリッキーを事務所に持ってきてくださいました。
その個体はきのこMatにて羽化した大変大型のリッキーで、その日の 飼育レポートには掲載させていただいたのですが、 当園の準備不足で、 最低限のことしか伺えませんでしたので、後日電話にて、再度の撮影等をお願いしたところ、 快くOKしてくださいました。
1/16(水)に、こちらより飼育ルームへ伺い、個体サイズの再計測と撮影をさせていただきましたので、 この個体について詳しくご紹介したいと思います。
【飼育者プロフィール】
・お名前:パンダマンさん
・飼育暦:8年
・好きなクワカブ:ヘラクレス
・飼育数:ヘラクレス中心で、リッキーだけでも現在40頭くらい
・お住まい:群馬県
【羽化個体詳細】
サイズ:162mm(角の先端から上翅の先まで)
エサ:きのこMat
エサ交換:3~4ヶ月に一度の交換。
温度管理:夏23℃ 冬21℃
種親:♂148mm×♀72mm
累代:CBF3
【羽化までの飼育過程】
・2006/5月 初令
・2007/01/04 3令 110g
・2007/04/20 3令 124g
・2007/08/07 3令 134g
・2008/01/01 羽化
・羽化直後の1/4(金)に計測させていただいた時は、角の先端からお尻まで167mm。
1/16(水)に再度計測させていただいたところ、角の先端から上翅の先まで162mm。
【大型個体同士の体長比較:が左が152mm、右が162mm】
以上がパンダマンさんの大型ヘラクレスの羽化報告でした。
低温管理でじっくりと熟成させれば多少お時間はかかりますが見事160mmUPが羽化したという実例です。
私もパンダマンさんに負けないように頑張りたいと思います。パンダマンさんご紹介ありがとうございました。(^^)
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グラディアトールメンガタクワガタの羽化報告です。
この種は以下の方法で羽化させました。
飼育種:グラディアトールメンガタクワガタ
羽化サイズ:♂52mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:500ccブロー容器使用
エサ交換回数:途中1回
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:2令投入より~7ヶ月
メンガタクワガタの中ではメリーの方がよく知られていますが、グラディアの方も最近では浸透して来だしました。
飼育自体はとても簡単で、メリーと同様の飼育方法でOKです。
マットではなく菌糸でも十分育ちます。
産卵の方も比較的容易な方だと感じています。マットのみでも産みますが、材を入れると更によい感じで産んでくれます。
メンガタには他にジョンストンという亜種もありますので、今度はこちらを入手してデータを取ってみたいものです。(^^)
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【飼育種】
和名:シェンクリングオオクワガタ
学名:Dorcus schenkingi
産地:台湾産
【羽化体長】♂77mm
【使用したエサ】菌糸ビンE-1100を2本
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約9ヶ月
ご存知シェンクリングオオクワガタです。
日本のコクワガタを大型にしたような形状で地味な存在ですが入手困難(野外もの)ということもありなかなかの人気があります。
養殖(ブリード)ものは日本のブリーダーの間では比較的広まっており、飼育自体も容易な方です。
アゴの細い感じが見受けられますが、実際手にとってじっくり見てみると本当に格好よいですよ。(^^)
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