
先日のシェンクリングオオクワガタの日記に質問レスがつきましたのでここで紹介したいと思います。
【まーぼーさん】
>うちもシェンクは好きな種類でずっと飼育を続けています^-^
コクワに似ているのに大型になるところがハマりますよね!
質問なのですが、うちではシェンクの産卵数があまり多くないのですが、どのような産卵セットをShihoさんは組んでいますか?
レスありがとうございます。(^^)
シェンクの産卵ですが、私は以下の様な方法でセット組んでいます。
【産卵にお勧めのマット】くわMat、完熟Mat+材2本
【産卵にお勧めのケース】クリーンケースM
~クリーンケースL
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
このような感じです。
下の画像は他の種をセットした際の実際画像です。
シェンクも同じセット方法なので参考に御覧下さいませ。
私はこのような方法でセットを組んでいます。私が飼育した際には産卵形態はほぼ材産みのように思えました。
産卵数はあまり多くは無いようです。私も過去に何度かセットしましたが、多くて30程度だった記憶があります。
ただその時も材をこまめに入れ替えてです。材を4~5本使用した記憶があります。
ペアリング方法ですが、私の場合は基本的には産卵セット前に10日程度♂♀を小さめのケースに入れて同居させています。
産卵セットに♂♀直接入れても構わないと思いますが、逃げ場が結構あるので♂♀の交尾が成立しない場合を考慮して、
あらかじめ♂♀のみでしっかり交尾が成立させるようにしています。10日程度同居させたら、後は♀のみを産卵セットに投入します。
私はこのような方法でセットを組んでいますが、これはあくまで私の方法ですのでご参考程度に聞いて頂けると幸いです。(^^)
【虫シゲさん】
>shiho様
シェンクリング、凄いカッコイいですね!
実物を見ると顎の迫力はかなりあって刃物みたいです。友人に分けてもらったのですが、成熟に一年位掛かるみたいですね?
ウチのは今年1月に羽化なので来年の1月以降にペアリングするのがベストなんでしょうが、、
保温が厄介なので来年の6月あたりにしようかと思っています。
寿命の関係もあると思うのでやや心配なのですが大丈夫でしょうか?
レスありがとうございます。(^^)
♂♀ともに1月羽化だったら、もう少しで半年なので、産卵させる事はギリギリ可能だと思います。
ただ虫シゲさんがおっしゃるようにじっくりと熟成させるのであれば、1年は寝かした方が良い事は良いと思います。
私も1年寝かしタイプ派の方ですので・・・。シェンクは結構長生きしますよ、来年の春3~4月あたりがいいのではないでしょうか?
ご参考までに。(^^)
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シェンクリングオオクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:シェンクリングオオクワガタ
学名:Dorcus schenkingi
産地:台湾産
【羽化体長】
♂79mm
♀50mm
【使用したエサ】
♂:Element11002本使用
♀:Element11002本使用
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂2令投入して約8ヶ月(合計10ヶ月)
♀2令投入して約6ヶ月(合計8ヶ月)
台湾の雄、シェンクリングオオクワガタです。飼育はとても容易、菌糸、マットどれでも育ってくれます。
この個体はElement1100 を使用しました。
♂は1本目をまるまる喰いきり、菌糸の白い部分が約9割り程なくなった時点で2本目に移行。2本目も7~8割は白い部分がなくなりました。
♀の方は1本目を約7割ほど食いきった状態で交換。2本目に交換すると2~3割食べた状態で暴れが始まり、そのまま蛹室を形成。
その後蛹化~羽化となりました。
やはり♂よりもサイクルが早く、約2ヶ月ほど早く羽化して来ています。♂のサイズは80mmに少し足りませんでした。
細かく言うと79.8mm程度を示していました。これでも私的には十分満足です。
如何でしょうか?スーパーコクワガタの風貌のシェンクリングオオクワガタ。なかなか格好よいですよ。(^^)
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【飼育種】
和名:ティティウスシロカブト
【羽化体長】♂67mm♀47mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 1500ccブロー容器(径137×高さ130)
【えさ交換回数】途中2回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂2令投入して今現在で約8ヶ月(合計10ヶ月)
♀2令投入して今現在で約8ヶ月(合計10ヶ月)
アメリカのシロカブトの一種、ティティウスシロカブトです。
飼育はとても容易できのこマットでグングン育ってくれます。
今回の個体は♂67mmとまずまずのサイズです。
ティティウスシロカブトは羽化してからの休眠期間が長く、寝る個体は約半年ほど寝る個体もいるそうです。
まぁその分鑑賞期間が長いのは長く楽しめるといえば楽しめる種でもあります。
小型のカブトですが、頭部の部分をこうして拡大撮影してみると非常に格好よいです。
皆さんも是非機会がありましたら飼育してみることお勧めです。(^^)
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久々に登場です。★クワカブタイムマシーン★
今回登場する種は意外にアップしていなかったんですね・・・アロエウスミツノカブトです。
【飼育種】
和名:アロエウスミツノカブト
学名:Strategus aloeus sloues
産地:エクアドル
累代:CB
【羽化体長】♂44mm、♀40mm
【使用したエサ】きのこMat
【使用した容器】800ccPPボトル(単独飼育)
【えさ交換回数】途中1回の計2回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】初令投入~合計約7ヶ月
さぁ今回の主役はアロエウスミツノカブト。この個体は2005/7月に羽化した個体です。もう5年位前になるんですね・・・
データはてっきりアップしたとばかり思っていましたが、アロエウスミツノ自体この日記初登場っぽいです。
※ただ残念な事にこの種は植物防疫法において海外からの輸入規制がかかる規制対象種になっているようです。
その事をよく御理解の上、本データを御覧下さいませ。
飼育はとても容易、産卵も幼虫飼育も非常に容易で沢山増えます。この個体はきのこMat
で羽化させましたが、完熟Mat
、くわMat、黒土Mat
でも飼育が可能だと思います。ただサイズ的に大型を狙うならばきのこMatでしょうか・
・・。また産卵の方も黒土Mat、
完熟Matで爆産の傾向が見られました。
光沢があり、とても美しいアロエウスミツノ。もし規制が解除される事があれば是非また飼育してみたいと思う種ですね。(^^)
※アロエウスミツノカブトは植物防疫法において海外からの輸入規制がかかる規制対象種になります※
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最近かなり暑くなってきましたね。温度管理も大変です。
さて、先日の日記の回答を今日の日記内でお応えしたいと思います。ただ回答って言っても、あくまで私の考えや、
知っていることをお話するだけなので、あくまで参考として聞いて下さい。中には「これは違う」と思うことや、
「この方法よりもっと良い方法がある」と思われる方も沢山いらっしゃると思います。絶対的な答えではないという事を御了承&
御理解くださいますようお願い申し上げます。
レインさん
>私の飼っているグラディアトールメンガタの目の色がおかしいのですが、まっ白なわけでもなく黒くもないのです。
具体的な色は灰色に近いです。過去に1匹だけアンタエウスオオクワでも同じ色の個体が1匹だけ羽化した事はありましたが、
羽化した個体全てがこの色というのは初めてです。
いわゆるグレーアイですね。乳白色がかった灰色ってな感じゃないですか?こういう個体、私も過去にありました。
確かケンタウルスとパラワンだったかな・・・。私の所の個体は羽化して最初の数週間はグレーアイでしたが、
最終的には普通の黒色に戻ってしまいました。このような話は良く聞いた事があります。
ただ中には最後までグレーアイで居続ける個体もいたと聞いたことがありますよ。
>グラディアトールの休眠時間と寿命はどのくらいですか?
(我が家の♂は昨年10月にワイルドで買ったのですがまだ元気に餌を食べています)ご教授宜しくお願いいたします。
私の知る限りではグラディアはメリーほどは休眠期間は長くないように思います。管理温度にもよるとは思いますが、
羽化後2~3ヶ月程で後食開始しているような気がします。寿命もそれぞれの個体差がありますが、
後食開始して約4~5ヶ月程度ではないでしょうか?ただワイルド個体の場合、どのステージ(時期)で捕獲されたかの判断が出来ないので、
難しいでしょうね・・・。ご参考までに。
アレックスさん
>メタリのホワイトアイをはじめてみました。ホワイトアイってどうしてでるんでしょうね?不思議でなりません。
レスありがとうございます。(^^)
そうですね、私も不思議に思います。ただホアイトアイって一種の奇形体質って聞いた事があります。アルビノ体質?とか?
私もこのへんは詳しくは分かりません。すみません。
虫シゲさん
>shiho様、やはり最後のビンを完熟マットあたりに交換するのが無難ですかね、、
とりあえず一番大きなホペイは完熟マットに移動してみました。
同じ環境に置いてある本土ヒラタは全く影響がないのか普通に蛹化・羽化しています。きのこマットで本年64ミリが羽化してきました。
神奈川県産がここまで大きくなったのは初めてです。
マットをうまく使い分けて更に精進します(笑)。
レスありがとうございます。そうですね~地元産等はやはり環境がマッチしているのでしょうね、後は虫シゲさんの飼育環境
(一日を通しての管理温度、容器の中の水分量、気密性等)が微妙なりに何かが影響しているのかもしれません。
そこは試行錯誤を繰り返しながら虫シゲさん独自のやり方を編み出していくのがベストだと思います。
頑張って大きなホペイを羽化させて下さいね。応援していますね。(^^)
佐々木さん
>一点お聞かせ願いたいのですが、ホワイトアイ等の変異個体は視力は正常なのでしょうか?
さほど視力に依存する生物ではないのかも知れませんが、飼育ケースに手を入れた際にも一応威嚇する位ですし、
エサ場やメスの取り合いの喧嘩などでは、視力も大事な気がします。
ご存じの方、お聞かせ願えますか?
レスありがとうございます。
う~ん、視力ですか・・・。これは私も分かりません。どなかた知っている方いらっしゃいましたらご教授下さいませ。
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先日のバインライヒに続き、今回もキクロマトスです。今回ご紹介するのはメタリフェルですが目が白色のホアイトアイ個体です。
【飼育種】
和名:メタリフェルホソアカクワガタ
学名:Cyclommatus metallifer
産地:スラウェシ産
累代:CB
【羽化体長】♂72mm
【使用したエサ】きのこMat
【使用した容器】300CCプリンカップ~PP1100CCの空ボトルを使用
【えさ交換回数】 途中1回の合計2本使用
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】初令投入して約7ヶ月程度
今では誰もがご存知のカラーアイ、白目タイプのメタリフェルです。この個体はほぼ100%白目固定されており、
同血統同士を掛け合わせれば次世代でも白目の子供が生まれてきます。飼育は普通のメタリフェルと全く同じです。今回はきのこMatで飼育しました。
ちょっと小型のタイプだったのが残念でしたが、この程度のサイズだと♀の羽化とそこまでずれなかったので、
次世代ブリードの為にはよかったと思います。
目だけをアップ撮影してみました。本当に白(乳白色)ですね。なかなかの男前です。(^^)
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おそらく初登場だと思います。バインライヒホソアカクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:バインライヒホソアカクワガタ
学名:Cyclommatus veinreichi
産地:ニューギニア産
累代:CB
【羽化までの内容】
体長♂45mm ♀20mm
使用したエサ:くわマット
使用した容器:500cc程度のブロー容器
設定温度:23〜25℃前後
エサ交換回数:交換途中1回あり
羽化までの期間:
♂初令幼虫~約6ヶ月
♀初令幼虫~約5ヶ月
ホソアカ、オオズ系の種、バインライヒです。プルケルスやカウピ等の近縁種となります。
飼育はとても容易です。今回はくわMatで飼育しました。今回使用した容器は500cc程度のブロー容器ですが、プリンカップ300cc程度でも十分大型が出せます。
管理温度も23~25℃程度と比較的温和で、羽化までの期間も非常に早いです。もう少し低温でじっくり育てると♂はまだ大型になりますが、
それだと♀との羽化ズレが生てきます。
次世代を確実に残したい時は小さめの容器を使用して小型の♂を1~2頭作っておくのも良いかもしれません。
またペアリングの際、♂は結構気性が荒いので、このことも考えたら小型の♂の必要性は高いかもしれません。過去の話ですが、
昔初めてオオズ系のホソアカを飼育したのはマルガリータでした。形も名前もとても気に入っていたので、
次世代を確実に残そうと10ペア程ペアリング(同居)させたんです。ところが、♂の気性が荒かったのか、熟成が甘かったのか、
10ペア中7~8♀がペアリング中に★になってしまいました。あれから大型のオオズ系♂はペアリングの際にはどうも苦手意識があります。
体長も大型でない小型種ですが、ボディと大顎のバランスも良く、私はこのオオズ系が大好きです。最近はなかなか見かけなくなった種ですが、
機会があれば一度飼育して見て下さいね。(^^)
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ご紹介が遅くなってしまいましたが、6月よりNEWタイプのゼリーが発売しております。
詳細 : |
昆虫ゼリー16g 薄皿広口タイプ
クワガタのオスや大型のカブトムシでも食べ易い!! 内容量 原材料 ※カラギーナン(海藻抽出物) |
薄い広口タイプのゼリーです。今飼育している全ての種に試しています。食は全く問題なく食いつきも良いです。
広口タイプなのでメタリフェルやギラファ等も食べやすくなっております。
今まで底の部分も食べ残しがあった種でもこの形状ならば食べやすいので安心です。是非一度お試し下さいませ。
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過去の日記記事ですが、エウレカさんから以下の様な質問を受けました。
>ディディエールシカの産卵セットを教えて下さい。後、ペアリングの仕方を教えて下さい。
今日はこの質問について、日記内でご紹介したいと思います。
まずディディエールシカクワガタですが、ディディエールを知らない方の為にご紹介したいと思います。
【参考個体:ディディールシカ♂71mm】
【飼育種】
和名:ディディエールシカクワガタ
学名:Rhaetulus didieri
産地:マレー産
上記がディディエールシカクワタです。
次に産卵セッティングの紹介ですが
【産卵にお勧めのマット】くわMat、完熟Mat +少し柔らかめの材2本
【産卵にお勧めのケース】クリーンケースM ~クリーンケースL
【産卵管理温度】22℃前後(若干低温気味)
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
このような感じです。
下の画像はオーベルチュールシカをセットした際の実際画像です。オーベルもディディエールと同じセット方法なので参考に御覧下さいませ。
私はこのような方法でセットを組んでいます。産卵形態はほぼ材産みです。 しかし過去にスペキオサスシカではマットに産卵した事も多々ありました。ですのでマットもしっかりと入れておくようにしています。
またペアリング方法ですが、私の場合は基本的には産卵セット前に10日程度♂♀を小さめのケースに入れて同居させています。 産卵セットに♂♀直接入れても構わないと思いますが、逃げ場が結構あるので♂♀の交尾が成立しない場合を考慮して、あらかじめ♂♀のみでしっかり交尾が成立させるようにしています。10日程度同居させたら、後は♀のみを産卵セットに投入します。
私はこのような方法でセットを組んでいますが、これはあくまで私の方法ですのでご参考程度に聞いて頂けると幸いです。(^^)
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今日はギラファノコギリクワガタ、スマトラ産の羽化報告です。
【飼育種】
和名:ギラファノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus giraffa borobudur
産地:スマトラ産
累代:CB
【羽化体長】♂95mm
【使用したエサ】Element1100~Element1100
【えさ交換回数】 途中1回の合計2回
【設定温度】23℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約8ヶ月(合計約10ヶ月)
ジャワ産と同じborobudur亜種ですが、産地的には初登場かな?スマトラ産です。今回はElement1100で育てました。
途中1回交換の合計2本での羽化です。飼育はとても容易でElement1100
でグングン育ってくれました。設定温度をちょい低めの23℃程度にし後はじっと様子を見守るだけ・・・。
Element1100では蛹化する際、
容器が小さいのではないかと思われがちですが、ギラファは蛹室を斜めに作ってくれますので案外大丈夫でした。
サイズ的には♂95mmとborobudur亜種にしてはなかなかのサイズ。満足しています。(^^)
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