今日は、先日のミンダナオアトラスに続き、近々販売予定している試作の完熟タイプのマットで産卵させたルデキングツヤクワガタの産卵報告です。
この種は以下の方法で産卵させました。
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵。
結果:幼虫10頭、卵51個
産卵に使用するマット:試作の完熟タイプのマット
セット期間:3/中~5/下の約1ヶ月半
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの1/2位、上部1/5はフンワリと敷き詰めます)
この生体は野外ものですので、交尾はさせずに♀のみセットしました。結果、見事的中!1ヶ月半の長い産卵期間でしたが、なかなかの数を産み落としてくれました。固い部分ではなく、上部のフンワリとした部分にも卵がありましたのでばら撒き産卵タイプもするタイプだと思います。
親♀は残念ながら死亡しており、これ以上の結果は見込めなくなりましたが、頑張ってくれました。この試作の完熟タイプのマットでは、他にもネブト、マルバネ、ミヤマとデータを取得中ですのでまたおいおい公開していきます。(^^)
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マルスゾウカブトが羽化して来ました。今回羽化したのはちょっと小型の、少し角曲がりです。
このマルスゾウカブトは以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:マルスゾウカブト
羽化サイズ:100mmジャスト(角曲がり)
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:24ヶ月
小さめのマルスですが、どっしりと重量感もあり、格好よいです。
この個体は小プラケースで飼育し、たっぷり2年かかりました。
ヘラ系と違いメガソマはやはり時間がかかります。人工蛹室には移さず、そのまま小プラケース内で羽化しました。蛹室が狭かったのか、ちょと頭角が曲がっております。
何とか100mmいきましたが、まだまだ小さく、目指すは130mmです。(^^)
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おなじみアトラスオオカブト、今回は大型になる方のミンダナオ産の産卵です。今回は、前もこの日記でご紹介した事のある、試作の完熟タイプのカブトマットで産卵させました。(個体画像は参考画像になります)
このミンダナオアトラスは以下の様なセット方法で組みました。
飼育種:ミンダナオアトラスオオカブト ワイルド野外もの
使用したマット:試作の完熟タイプマット
使用した容器:市販の大プラケース(W370×D220×H240)
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
セット期間:1ヶ月半
結果:幼虫52頭、卵24個
今回は大プラケースを使用してのセットでした。セットも採卵ではなく、放置タイプのセットでそのままでの産卵数を試してみました。親♀は死亡しておりましたが、幼虫52頭、卵24個とまずまずの結果。試作のマットでしたが、このマットも期待が持てそうです。
このマットも、もうそろそろ販売予定に入りそうなので、皆さん楽しみにしておいて下さいませ。またその時が来ましたら改めてご紹介いたします。(^^)
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日増しにだんだんと暖かくなって来ていますが、今日はちょっと肌寒い気がします。まだ夏は遠いのでしょうか?最近何だか気候が変ですよね?
さて今日はノコギリの王様とも言われたハスタートノコギリの飼育(羽化)報告です。
このハスタートノコギリは以下のように飼育しました。
飼育種:ハスタートノコギリクワガタ
体長:73mm
飼育したエサ:菌糸ビンE-1100
投入時期:2令投入
投入から羽化までかかった時間:7ヶ月
エサ交換回数:2本
設定温度:23℃前後
今回は菌糸ビンE-1100で羽化させました。2令で投入し、菌糸ビンE-1100に投入。 後は温度管理を少し低温気味にして管理しました。1本目をキレイに食べつくしましたので、2本目のE-1100に入れたところ、 1ヶ月程度で蛹化しました。
2本目の菌糸はまだまだ残っていましたが、入れ替えでスイッチが入ったのか、1/3も喰い切らない内に蛹化しました。それから約1ヶ月ほどで羽化。
キレイな個体で、横幅もあり、満足です。(^^)
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先日の日記で、人工蛹室を沢山作った事を記事にしましたが、数頭無事に蛹化しましたのでその様子を今日は御覧頂こうと思います。
今回載せた画像は6頭ですが、もう少しあります。画像のスペース上、6頭を紹介します。
なかなかキレイに蛹化しております。ちょっとくどいかもしれませんが、ひとつずつ紹介します。
④
こちらも胸角の太みがよいですね。なだらかにRしています。
⑤
少し胸角のボリュームがないようですが、形状的にはまっすぐ伸びています。
⑥
こちらも胸角先端が少し波打っています。蛹色が薄いので、どうやら昨日蛹化したような感じです。
如何でしょうか?どれもなかなかキレイに蛹化したと思います。
人工蛹室の作成形状については人それぞれ独自の形があると思いますが、私Shihoの人工蛹室はこのような感じで行っています。
これらの個体が羽化しましたらまたご報告しますね。お楽しみに。(^^)
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昨年の12/19にご紹介したラミレスゾウカブトがまだ羽化せず、またエサ交換の日がやって来ました。今回計測したのが下の画像です。
・飼育種:ラミレスゾウカブト(個体A)
・体重:181.2g
・孵化~現在までの期間:約35ヶ月
・使用したエサ:きのこマットのみ (無添加)
・温度管理:23~25℃前後
・水分量:適量
・使用した容器:小プラケース
・これまでにおけるエサ交換の回数:8~9回程度
昨年計測した時には、たしか体重160gだったのがだらだらとまだ増えております。本当に丸3年経過する事になるとは・・・。さすがに黄色が強いのでもうそろそろ蛹化すると思います。事実他の個体♂で蛹になっているものもあります。♀の方も1頭蛹化していました。
上の画像が小プラケースでの♀蛹の画像です。キレイに蛹室を作っています。しかし無理して狭い方向に作らなくても良いのに・・・。
こちらもかなり黄色です。200gの大台にいくのでしょうか?またおいおい追ってデータ公開して行きますのでお楽しみに。(^^)
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ヘラクレス・リッキーが羽化しました。
♂145mmです。
飼育種:ヘラクレス・リッキー
羽化サイズ:145mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:14ヶ月
ヘラクレス・リッキーの羽化になります。この個体は蛹室を窮屈な方向に作ってしまっていたので、人工蛹室に移しました。ただ人工蛹室が悪かったのか、胸角途中に段がついてしまいました。
リッキーは身体が大きいですね。ボディが大きく角とのバランスが若干アンバランスのような気がします。
まだまだヘラクレス沢山いますので、羽化報告頑張りますね~。(^^)
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皆さん、GWも終了し、楽しく過ごせましたでしょうか?こちらの休み明け、久々の日記になります。今日は先日のアルキデスに続き、ヒラタ系のスマトラオオヒラタの羽化のご報告です。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:スマトラオオヒラタ(ベンクール産)
体長:♂94mm
飼育したエサ:菌糸Elementシリーズ1100ccボトル~1400ccボトルの3本
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:11ヶ月
エサ交換回数:菌糸ビン3本
設定温度:23~25℃前後
先日のアルキに続き、同じく菌糸ボトルで飼育したスマトラオオヒラタです。アルキと同様、ヒラタ系は菌糸ビン飼育で非常に大きくなります。
今回は大型を狙う為、菌糸ビン3本を使用しましたが、最後の1本は半分も喰い上がらない内に蛹化しました。実質2本と1/3というところです。
サイズは94mmと90mmは越しましたが、サイズの伸びやすい内歯上がりのベンクール産ですので、今度は内歯下がりタイプのアチェ産などで大台を狙いたいと思います。
それではGW明け、気を引き締めて頑張りましょう!(^^)
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GW前半部分の連休明け、皆様如何お過ごしでしょうか?(^^)
最近、蛹化間近のヘラクレスの終令幼虫が沢山出てきたので、今日は大量の人工蛹室を作ってみました。
今日は今更ながらですが、この人工蛹室の作成について日記でふれてみたいと思います。
まず最初に申し上げておきたいのは、人工蛹室はこの形が正解!とう模範解答はありません。
以下で紹介する作成方法はあくまでも月夜野飼育担当:Shihoの作成方法でありますので、あくまでご参考程度にお聞き下さいます様お願い申し上げます。
まず人工蛹室の原料としましては、わたしの場合、ホームセンターや100円ショップ等で販売されている「園芸用の吸収スポンジ」を使用します。
このスポンジを小型のスプーンで以下の様にくり抜いていきます。
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下の画像は実写版の完成画像です。
ヘラクレス用の人工蛹室は「あたま」側の返しを作らず、角が引っかからない様に作ります。頭側を高くし、角度をつける事と、同じく頭側に返しを作らない事で角曲がりを軽減する事が出来ます。
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そして下の画像が蛹を入れた時の画像です。
キレイに羽化もしていますね。(^^)
今日は人工蛹室を作った事でこの記事を書きましたが、この人工蛹室の作成方法についてはFAQのコーナーでも詳しく取り上げております。是非御覧になって下さいね。(^^)
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今日は久しぶりにヒラタ系の羽化報告を致します。
皆様にはおなじみのアルキデスヒラタです。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:アルキデスヒラタ
体長:♂83mm
飼育したエサ:菌糸Elementシリーズ1100ccボトル~1400ccボトルの2本
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:9ヶ月
エサ交換回数:菌糸ビン2本
設定温度:23~25℃前後
極太の短歯タイプのアルキデスの羽化です。体長はまずまずですが、その横幅には何とも言えぬ迫力があります。飼育自体はとても簡単で、幼虫も大きくなり問題なく育ってくれます。
飼育下では長歯タイプはなかなか出にくい傾向があるようです。今回の♂も短歯タイプでした。私はどちらかというと短歯タイプの方が断然好みですが・・。
こんなのに挟まれたら痛いでしょうね・・・。(^^)
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