寒い日が続きますね・・・。さて新年早々からレス多数で盛り上がって?いますね。嬉しい事です。(^^)
【 hera26 さん】
>オオクワガタの顎に限らず、ヘラクレスの幼虫体重に成虫の大きさが比例しないと云うことも同じかもしれませんね… 僕はこういう経験があります。ポルテリの♀幼虫が脱出を図り空気穴に腹がつかえ身動き出来なくなってたので強行突破で引っ張った途端自分の腹を噛み体液流出することで抜け出しました。その後何事もなかったように蛹室を形成しましたが右後足が符節が短い蛹から成虫に羽化しました。しかも、寿命が一年以上生きました。聞いた話しですが蛹の体は三令幼虫後期から体内で形成されるようです。 それを幼虫がいかにして膨らませて蛹を完成されるかで形が決まるそうです。長々とすみませんでした。今年も宜しくお願い致します。
hera26 さん、レスありがとうございます。こちらこそ今年もよろしくお願い致します。(^^)やはり生き物は奥深いですね。ありがとうございます、勉強になります。
【 ホケチさん】
>ところで、質問なんですが(何度もすいません)、
グランディスオオクワガタとアンタエウスオオクワガタは、それぞれ、何度から何度くらいまでの飼育環境だったら良いのでしょうか?
ホケチさん、レスありがとうございます。グランディスの場合、私的に考えるのは15~30℃、但し私も何度か常温で越冬させた事もあります。この場合気温は0℃近くなった時もあるので、生息地域の場所(グランも生息地域は点々と散らばっていますので)の気候に合わせるのが一番だと思います。
これはアンテにも言える事だと思います。アンテは主にヒマラヤ系(ブータン、インド、ネパール等)を少し低め(18~20℃)に、その他の地域(マレー、タイ、ラオス、ミャンマー等)は20~25℃程度が理想と言われてきましたが、極度の蒸れさえなければヒマラヤ系でも28℃近くても大丈夫でした。
>あと、私は、外国産オオクワガタを飼った事が無いのですが、 上記の2頭のどちらが飼育(繁殖させたいです)しやすいでしょうか?他にも、お勧めのオオクワガタはいるでしょうか?
こんなに質問してすいません。アドバイスお願いします。
繁殖のしやすさでいうならば断然アンテでしょうね。他にオススメですか?う~ん、こればかりは好みですが、 私はドルクス系ではシェンクリングなんか好きですよ。国産コクワの超大型版って感じですが、かなり大きくなるので迫力十分です。(^^)
>あと、夏の乗り切り方を教えてください。
夏ですか、確かにわが国日本では冬よりも夏のすごし方の方が難しいですよね。これはどの虫(外国産種)でも言えることなのですが、 日本の夏の気温は外国産種(日本と同等の気候以外の昆虫)にとってはかなり暑すぎると思います。
まず考えられるのは、クーラーによる冷却。しかしこれは全ての人が出来るわけではありません。後は寒蘭用の温室などを代用した冷却温室。 他はハッポウスチロール等に保冷材を入れ、氷が溶けたら交換する方法。 他には地面を掘って地下に小さな部屋を作って暑さからしのいでる方もいましたよ。色々な方法があると思いますが、 夏場は確かに厳しいですよね。
【高崎さん】
>シホさん、きのこ園の皆さん、あけましておめでとうございます(^-^) 今年も宜しくお願いします。
あけましておめでとうございます。こちらこそよろしくお願い致しますね。(^^)
> 3令後期の幼虫を粗めの硬詰めのマット又は菌糸ビンに入れてあげると、蛹室を作るときに、暴れにくく、スムーズにしかっりした蛹室を作るみたいです。ちなみに、うちでも過去に、 オオクワの幼虫期に硬い餌を与えてあげれば太く発達した顎になるのかな?と思い、3令後期の幼虫をクヌギ材に入れたところ、 羽化したころを見計らって割ってみると、なんと極細の顎のオオになってるのにはビックリしたのを今でも覚えています。 顎の先端のほうがかなり真直ぐ気味になります。血統に関係なくオオ顎の発達のさせかたって、なにかコツとかありますかねぇ(;^_^A? 累代飼育しかないですかねぇ?
う~ん、難しい質問ですが、私的な考えでは、まずは血統、 それこそ高崎さんかがおっしゃる累代飼育個体による良型の重ね合わせが一番の近道ではないかと思います。その次にエサとなりますが、 正直これもなかなかこれといったものを確定するには難しいところがあると思います。 自然界で採集されるワイルドオオクワは顎がかなり細いものが多いです。材飼育をすると自然での飼育に近い環境になるため、 そうなるのでしょうかね・・・。あくまでも推測ですので参考程度に聞いて頂けますと幸いです。
【kiさん】
>Shihoさん
皆さん
明けましておめでとうございます!!
今年も色々お世話になります。
あけましておめでとう御座います。こちらこそよろしくお願い致します。(^^)
>あの、早速なんですが、私のノコギリクワガタ………
一緒に年越しまして…ビックリです!!
半年とかしか生きられないと聞いてますが、長く生きるとすれば一体どの位生きれますか???
ちなみに、出会った日は去年7月10日です。
確かに、符節は三本取れちゃいました。でも、ゼリーは食べてますし…
Shihoさん、皆さん教えてください。宜しくお願いします。
おお~そうですか~!たくましい生命力ですね。昨年の野外個体でしたら、確かに長生きな方ですね。
日本のノコギリやミヤマって夏が終わったら以外に直ぐ死んでしまう、いわゆる成虫寿命は短いと思ってらっしゃる方結構いらっしゃいます。 でも実は羽化後~死ぬまでの寿命は結構長いんです。ブリードしている方ならばご存知だと思いますが、 ノコもミヤマも羽化してから約半年~8ヶ月程度は休眠します。そしてその後活動を開始して3~4ヶ月程度ってところなので、 そう考えると寿命の長いものでは1年以上は楽に生きる計算になります。
このノコギリももしかしたら一昨年の晩年に羽化した個体なのかもしれませんね。もしかしたらですよ、もしかしたら・・・あくまで予想なので・ ・・。でもフセツが取れて来ているということは確かに個体自体は古くなっている可能性があります。寿命的にいつかは私にも分かりませんが、 それまで可愛がってあげて下さいね。(^^)
【Betrerさん】
>★名前変更のお知らせ★
マイケル・ウチムラー→Betrer(ブログ上の名前、読みはビトラー)
に変えます。
これからはBetrerとしてよろしくお願いします。
Betrerさん、いつも沢山のレスありがとうございます。HN変更りょうかいしました。これからもよろしくお願い致します。(^^)
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A・HAPPY NEW YEAR !
新年あけましておめでとうございます。本日より月夜野きのこ園もスタートです。
皆さん、お正月はごゆっくり過ごされましたでしょうか?私事で恐縮ですが、我家も今年は比較的ゆっくりと出来ました。
体調的にもまだ風邪が完治しておらずいつもどうりの声が未だに復調していない現状ですが、何とか新しい気持ちで新年を迎えられそうです。
皆さん、今年もどうぞよろしくお願い致しますね。(^^)
さてお正月の間に早速質問レスが来ているみたいです。
【ホケチさん】
>明けましておめでとうございます。
いきなりで、申し訳ございませんが、質問させてください。
本に、「チップ入りの粗め菌床は国産オオクワガタの3令幼虫以降に効果がある。」と書いてあったのですが、何故なのでしょうか。
アドバイスお願いします。
レスありがとうございます。(^^)
上記質問ですが、私が回答する前に、既に、常連のマイケル ウチムラー氏が以下の回答をして下さっております。
>ホケチさん
僕が思うには顎をよく使うので成虫になったときに良形で太く力強い
大顎ができるんだと思います。
まあ僕の予想ですのでShihoさんの意見を参考にしてください^^;
マイケル ウチムラーさん、回答レスありがとうございます。私も全くの同意見です。
粗めのチップを入れることで顎を強くするという話は昔からよく聞かれていました。私もその話はよく聞いた事があります。
でも・・・ただ、ただですね。一つだけ気になる点があるんです。
実は私過去に幼虫の段階で誤って大顎の片方を折ってしまったオオクワガタの♂の幼虫がいたのです。
この幼虫羽化の際に片顎になってしまうんだろうな・・とばかり思っていたのですが、羽化した時、きちんと両顎揃っていたんです。
しかもきちんと同じ長さで、太さも変わらず・・・。
その後もこのように何頭か片顎や顎先が欠けてしまった幼虫がいたのですが、羽化時にはキレイに顎が復活しているんです。
これらを見て考えた時、幼虫の時の大顎の太さ=成虫の大顎の太さではないのではなかろうか?と疑問に思ったことがあります。
ただ正直私も正確な答えは分からないんです。
皆さん粗めのチップは良いとおっしゃるので、もしかすると粗めのチップを使用すると、幼虫の顎というよりも、
まだ見えない成虫になった時の顎を水面下で鍛えているのかもしれません。
う~ん・・・どうなんでしょう?私も知りたいので誰かお分かりになる方がいらっしゃったら是非回答を聞かせて下さいませ。
では今年もどうぞよろしくお願い致します。(^^)/
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さて早いもので今年ももうおしまいですね。
今年も私的には色々何かと忙しい時期でした。
特に11月~12月にかけては私個人的に何かと私用が出来てしまったり、風邪をひいてしまったりと大変な月になってしまいました。
そのせいでなかなか日記やレスの返答が更新出来ずに大変申し訳御座いませんでした。また来年も今年以上に頑張っていきたいと思いますので、
皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。
月夜野きのこ園も12/29~1/3まではお正月お休みになります。また年明けてからお会いしましょう。
それではよいお年をお迎え下さいませ。今年も本当に色々とありがとうございました。
飼育担当:Shiho
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久しぶりのメンガタメリーの羽化報告です。
【飼育種】
和名:メンガタ メリー
学名:Homoderusmellyi
【羽化体長】♂56mm
【使用したエサ】Basic900
【えさ交換回数】交換なし
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約8ヶ月)
メンガタクワガタにはメリー、グラディアトール、ジョンストンとありますが、私はこのメリーが一番好きです。今回はBasic900で羽化させました。サイズは56mmと結構大型の方だと思います。
飼育方法は至って容易な方で、弊社のマットでは菌糸シリーズ全般、マットではきのこMat、くわMatで結果が出ております。
今回の個体はBasic900と菌糸で羽化させましたが、以前くわMatで57mmを羽化させたのと同じくらいのサイズで出てくれました。この種はマットでも菌糸でも合うようですね。
それにしても風変わりな顔立ちが何ともユニークです。今、完熟Matと黒土Matで幼虫飼育をしておりますので、こちらも結果が出次第またご紹介したいと思います。(^^)
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久しぶりの日記更新です。
身内の手術&入院と重ね、その上とうとう我が家にも今年最大の話題でもある新型インフルエンザが発生してしまいました。
家族のものがかかっただけで、私自身はまだ大丈夫なのですが、それでもインフルエンザではなく普通の風邪を引いてしまい、声が出ません。
なかなかアップが出来ず、皆さんの御質問にもお答えできずにすみませんでした。この月はまさに厄月といった感じでお手上げです。
質問が来ていますのでお答えしたいと思います。
あの、大変恐縮ながらいつも申し上げているのですが、この日記上で回答する答えはあくまで私Shiho個人の考え方ややり方であって、
絶対的な回答ではありません。勿論私のやり方以上により素晴らしいやり方もあるでしょうし、
あくまでご参考程度に聞いて頂ければ幸いと思っております。
本来ならばまだまだ私もクワカブ飼育も若輩者ですので回答などと偉そうに言えるものではありませんので、そこのところは御理解&
御了承下さいます様お願い申し上げます。
では・・・。
【タロポンさん】
shihoさん
いつも飼育の参考にさせていただいております。今年からきのこマットでへラクレスの幼虫飼育を始めた者です。
露天掘りの目的ってどんなことなのでしょうか?教えてください。
タロポンさん、レスありがとうございます。(^^)
露天掘りとは幼虫が蛹になる前、もしくはなった後に蛹室の上部を開けて蛹が見えるような状態にすることです。
この行為をする目的としては、
まず蛹化前にする時は、蛹化時の角曲がりを極力防止するため。そして蛹化後に露天掘りにする場合は、蛹室が不衛生な状態、
たとえば水がたまってしまっている、コバエや線虫が発生してしまっているような場合に蛹室の状態を確認する意味で露天掘りをします。
露天掘りをした際に蛹室の状態が悪ければ人工蛹室などに移し変える等の処置を行う事が出来ますので・・・。
【メロンパンさん】
Shihoさん、初めまして。
よろしくお願いします。
早速質問で申し訳ないのですが、オオカブトの幼虫も小さなケースで管理されてますよね。
小さなケースだとマットが浅くて幼虫がしばしばマット上に出てくるかと思うのですが、その場合も触らず放置されてるのでしょうか?
立派なサイズで羽化させておられるし、どのように管理されているのか気になりまして質問しました。
どうぞよろしくお願いします。
メロンパンさん、レスありがとうございます。(^^)
ええ、私はもっぱら小型ケース愛用者です。マットが浅いとありますが、私がよく使用するのはオオカブトの場合ですとクリーンケースS
です。マットは深さ9割ほどは埋めますので、そこまで浅くはないと思いますよ。確かにマットの上部に出てくることはしばしば見かけます。
でも大体は数時間もしくは1日もすれば潜っていますので、私はあまり気にしないで放って置きます。
あまりにも長い間上部にいる場合はもしかすると別の原因があるかもしれません。考えられるのは酸欠や水分不足です。
後蛹化前にマットの水分量が少ないとマット上部へ頻繁にいる場合がありますよ。ご参考までに・・・。(^^)
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久々のヘラヘラの登場です。
【ヘラクレス・ヘラクレス♂142mm】
【飼育種】
和名:ヘラクレス・ヘラクレス
学名:Dynastes hercules hercules
【羽化体長】♂142mm
【使用したエサ】完熟Mat のみ
【使用した容器】 クリーンケースS
【えさ交換回数】途中4~5回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約12ヶ月(合計14ヶ月程度)
今回のヘラヘラは完熟Mat のみにて羽化させました。昆虫界を代表する知名度のヘラヘラですので、今更ながら飼育の説明は無用かと思いますが、 ほんの少しだけおさらいを・・。
幼虫飼育はとても容易な種で、弊社のきのこMat 、完熟Mat 、黒土Mat 、くわMatと全てのマットで幼虫飼育が可能です。
産卵は黒土Mat 、完熟Matがオススメです。くわMatでも良く産んでくれますが、次点まで・・・。きのこMat でも産みますが、熟度が甘いせいか上位2種には敵いません。
今回のこのヘラは人工蛹室に移すことなく、クリーンケースS にてそのまま羽化させました。自然に作った蛹室の様子がクリーンケースS の長い部分で上手く作ってくれていましたので、上部を露天掘りするだけでよかったです。
142mmとまだまだ超大型とは呼べませんが、実際に手にとって見ると迫力はまさに王者の風格をしています。(^^)
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ブリードもの的には少し時期ハズレに羽化してきたケンタウルスオオカブト達の羽化報告です。
【飼育種】
和名:ケンタウルスオオカブト
学名 Augosoma centaurus
産地:アフリカ産
累代:F2
【羽化体長】♂85mm&83mm
【使用したエサ】完熟Mat
【使用した容器】 ♂♀1800ccブロー容器(径137mm×高さ155mm)
【えさ交換回数】途中♂回7回程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】♂2令投入して約16ヶ月(合計18ヶ月程度)
まいどおなじみ、アフリカの雄、ケンタウルスオオカブトです。今回の個体は完熟Mat で羽化させました。前回紹介した個体はきのこMat で飼育した個体でした。その時の方が若干体長も大型でしたが、完熟Mat 飼育でも角の特徴などはしっかり出て、遜色ない成長だと思います。
アフリカは大型カブト種が少ないですが、このケンタウルス種は光沢、体格共に立派で、しかも非常に飼い易い種です。 是非機会がありましたら飼育してみるのも楽しいですよ。ちなみに産卵も非常に多産で良く産んでくれます。ちなみに参考までにですが、今の段階(F1~F2個体)では、野外もの天然個体達よりも累代ものの方が産卵数は高いようです。
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日記を御覧の皆様、飼育担当のShihoです。私事で恐縮なのですが、
急用が発生しておりましてなかなか更新出来ずに申し訳御座いません。もう少しご迷惑をおかけするかと思いますが、出来る限り時間を見つけて更新していきたいと思っておりますので御理解&御了承頂けますと幸いです。本当にすみませんです。
さて、この間の日記の記事にコメントが付いていました。
【パプキンさん】
>shihoさん、こんにちは^^
オキシかなりでかいですね!^^
質問なんですが、アスタコイデスとオキピタリスは、材にも産むんでしょうか?
御質問ありがとうございます。(^^)
アスタコイデス、オキピタリス共に材にも産みます。マットでも産みますが、柔らかめの材を入れるとよく産んでくれます。
私も両方やった事がありますが、アスタコイデスはマット傾向が強く、オキピタリスは材を入れたほうが良く産んでくれました。
あくまで傾向ですが・・・。(^^)
【まーぼーさん】
>オキシを飼育されている方だいぶ減ってきていますが、
やはり大きなサイズの♂は迫力がありますね^^
うちは最近、幼虫飼育にも完熟マットを使用していましたが、きのこマットは大きな個体を狙うにはこっちの方がいいんですね!
次回からオオカブトにはきのこマットを使用してみたいと思います。
レスありがとうございます。そうですね、ヘラ系もヘラヘラを飼育されている方が大部を占めているような傾向が強いみたいですね。オキシ、エクアトなどほんと今はあんまりみかけませんよね。
マットの件ですが、確かに私の飼育上ではきのこMat
の方が大型が出る傾向が強いような感触がありますね。
【プルートさん】
>毎度質問ばかりで申し訳ないのですが…
今回は幼虫の羽化不全について質問がありまして、shihoさんにアドバイス頂きたいなと思っております。
我が家では羽化不全が多発しておりまして、
前蛹が蛹になる直前で死亡してしまうケースがおおく幼虫時の皮を脱げずに死亡してします。
過去にも同じ経験が数多くありますが今回はグラントシロカブトの♀2匹が残念ながら羽化不全となってしまいました…
原因は不明ですが前蛹は人工蛹室に移動させて管理をしてました。
また前蛹を頻繁にいじったりすることなく特に様子を見る程度でした。
室内管理ですが温度管理はせず、20℃は保っていたかと思いますが少し低かったりした時もあった気がいたします。
湿度は人工蛹室を軽く霧吹きで湿らせて使用しました。
このようなケースの羽化不全は人工蛹室の作成した形が悪い場合、また湿度や温度が低かったりした場合におこるものなのでしょうか?
現在我が家にはオキシデンタリスを含めレイディやヘラクレスの幼虫が前蛹となってぃるので今後どの様に管理していったらよいでしょうか?
プルートさん、レスありがとうございます。
>我が家では羽化不全が多発しておりまして、
前蛹が蛹になる直前で死亡してしまうケースがおおく幼虫時の皮を脱げずに死亡してします。
なるほど、これは羽化不全の前の蛹化不全ですね。
蛹化不全とは名前の通り、完全な蛹に成れずに奇形になったり、あるいは蛹の段階で死亡してしまう事を言います。
蛹化不全になる場合、私的には以下のパターンを考えます。
①蛹室が不完全な為に起こる場合
まずこれは幼虫が蛹化前に自ら形成する蛹室が、何らかの原因で不完全な蛹室を作ってしまった為、
そこで蛹化しようとした際に不完全な蛹になってしまったというパターンです。
②蛹化する前に幼虫の成長段階で何らかのダメージを既に受けてしまっている場合
これは幼虫を飼育する段階(1~3令終期まで)で何かしら幼虫がダメージを受けてしまっていて、
蛹化する際に完全な蛹になる力が残っていなかったり、どこかの部分が不完全なまま蛹を形成したりするというパターンです。
③蛹化する管理温度が本来の蛹化温度と大幅にズレてしまっている場合
蛹化するには何らかのスイッチが必要な場合があります。例えば日本のクワカブなんかは春を感じると蛹化(例外な種もあります)しますし、
蛹化する前には管理温度を少し上げるという話はよく聞きます。
④何も不具合がないのに蛹不全になる場合
これは文字通り、形成された蛹室、幼虫飼育期間中の状態など何も問題が無かったのになぜか不全になってしまうパターン。
これには何といった原因は分からず、突発的なものとしてもたまに見られます。(蛹化不全ではないけど、突然死というのはよく聞く話です)
上記に挙げたパターンが私が思う中での蛹化不全になるパターンです。今回のプルートさんのやり方的には何も間違った所は見られません。
管理温度も20℃ならば問題ありませんし、人工蛹室に移したのであれば、蛹室の不完全もないでしょうから・・・。
あと考えられるとすれば、私が上に上げた②と④のパターンです。
ただこれはあくまでも私的な考えですので、人によってはまた違う見解もあるかもしれません。ご参考程度に聞いて頂けますと幸いです。
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今年もいよいよ最終月、12月に入りました。
今回の羽化報告は久しぶりのヘラクレス種の登場です。
【飼育種】
和名:ヘラクレス オキシデンタリス
学名:Dynastes hercules occidentalis
【羽化体長】♂150mm
【使用したエサ】完熟Mat
のみ
【使用した容器】
クリーンケースS
【えさ交換回数】途中4~5回
【設定管理温度】20~22℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約12ヶ月(合計14ヶ月程度)
今回のオキシデンタリスは完熟Mat
のみで羽化させました。 体長も何とか150mm(お尻含めですが)をクリアしてくれてほっとしています。きのこMat
と比べると若干栄養価の面では劣ると思われがちですが、じっくりと育てれば比較的大型は羽化してくれるようです。
前の日記でも書きましたが、産卵には黒土Mat、
完熟Mat
。幼虫飼育にはきのこMat
とうのが今の所ではベストの選択だと思っておりましたが、超大型を目指す必要が無ければ幼虫飼育でも完熟Mat使用で150mmクラスは出るようです。
でもやはり超特大を狙うならばきのこMatの方が向く傾向があるという感触があります。
後は設定温度はやはり少し低め設定にした方が伸びやすくなるみたいです。
またこの個体は
クリーンケースSで飼育しましたが、蛹室はケースの短めの方向に作ってしまった為、人工蛹室で羽化させております。(^^)
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先日までセット完了し、採卵していましたヒルスシロカブトの卵の孵化報告をしようと思います。
【ヒルスシロカブトの参考画像】
【産卵に使用した種】
和名:ヒルスシロカブト
学名:Dynastes hyllus
産地:メキシコ
累代:CB
この産卵でのセット方法&結果は以下の通りでした。
【産卵に使用したマット】完熟Mat
【セット期間】開始10/18~11/4(17日間)
【産卵に使用するケース】クリーンケースL
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
セット方法は図示すると以下の様な感じです。
【産卵の数&孵化数等の結果まとめ】
【産卵結果:1回目】卵 41卵+幼虫1頭 内孵化31頭
【産卵結果:2回目】卵 33卵、内孵化30頭
【産卵結果:3回目】卵 10卵、内孵化4頭
今回のヒルスシロカブトの産卵をまとめると、合計3回の割り出し(採卵)で、
採卵 84卵 内孵化65頭
孵化率:77%
という結果でした。
孵化率は何とか7割を超えましたので、まずまずの受精率ではなかったかと思います。1回目&3回目の卵よりも2回目の卵の方が孵化率も高く、
安定した結果が出ました。産み始めと産み終わりの卵は受精率が低くなるのでしょうかね・・・。
以上長期に渡ってご報告してきたヒルスシロカブトの産卵セット報告はここにてひとまず終了です。
後はまた幼虫飼育でのご報告していきたいと思います。(^^)
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