
Shihoの群馬訪問記 その②です。
イベントの内容の打ち合わせもほぼ終わり、かねてから行ってみたかった「ぐんま昆虫の森」に行ってきました。
この「ぐんま昆虫の森」には月夜野きのこ園経営の「ミュージアムショップ」というお店があるんです。
今回はその「ミュージアムショップ」を紹介してみたいと思います。
ミュージアムショップのカウンター
飲み物を中心に軽食やソフトクリームもあります。
美味しかったのが、このソフトアイス。
バニラを食べましたが、濃厚でまろやか、美味しかったです!
ミュージアムショップ、軽食のお店かと思いきや、単なる軽食のお店だけじゃありません!
反対側には昆虫のグッズがズラリと!!
とにかく昆虫グッズの種類が半端なく多く、初めて見るものも多くとてもワクワクしました。
気になったグッズをちょっと紹介してみたいと思います。
クワカブのぬいぐるみやおもちゃ
並べてみました!
特大バージョンも!
こちらはハンドタオル。
虫の種類も色々あります。
蝶のグッズが沢山!
蝶のバッジ。
一番下のオオムラサキの幼虫のキーチェーンが可愛いかった!
クワガタとカブトムシのアイストレー
水やジュースを入れてクワガタ型やカブトムシ型の氷やアイスを作るトレーです。
キーホルダーやクワガタぐんまちゃん。
標本箱や昆虫の書籍。月夜野の昆虫ゼリーもあります!
本も色々。帽子にお菓子。
この帽子格好良いです。
お菓子もある。チョコレートパイかな?
いいですね~、カイコシリーズ!
初めて見ましたが、このマニアックさが良いですわ。
これお菓子なんですよ~。
とてもリアル。チョコレート菓子だそうです。
リアルな外国産カブトムシ系フィギュア
外国産クワガタ系フィギュア
川魚のフィギュアとは・・・。
渋いですね~。
数ある中から私が一番気に入ったのが、このヤモリのぬいぐるみ。
これは可愛い!!
ヤモリというのがまた良い!!
そして、
このミュージアムショップの運営を任されているお二人を紹介させて頂きたいと思います。
飯塚倫代(みちよ)さん(左)
飯塚明子(あきこ)さん(右)
何とお二人はご姉妹だそうです。
軽食の調理は勿論、このミュージアムショップに置いている様々なグッズも飯塚さん自ら選別されているとのこと。
マニア心をくすぐるグッズのチョイスはかなりのものがあると感じました。センスが良いのひと言に尽きます!
いやぁ、昆虫グッズにソフトアイス、たっぷりと堪能させて頂きました。
飯塚さん、本当にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
また次回群馬に来た時も是非寄らせて頂きたいと思います。ありがとうごございました。
なお「ミュージアムショップ」の最新情報は、「ミュージアムショップのスタッフブログ」からご覧頂けます。
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先日、2016年7月23日(土)・24日(日)の2日間にわたり、群馬県沼田市のサラダパークぬまたにて「世界のクワガタカブト大集合!」が開催されました。
7月23日(土)には私、Shihoも恐縮ながら、飼育教室をやらせて頂きました。
本日の日記より数回に渡り、群馬であった出来事を書いてみたいと思います。
今回、イベントに先がけて少し早目の7月20日より私:Shihoも在住している宮崎県を離れ、群馬県に向かいました。
私の地元の宮崎ブーゲンビリア空港
まずは東京羽田空港へ向かいます。
今回お世話になる飛行機。
さぁ出発です。
約1時間20分程度の空の旅です。
雲の下に山が見えます。
なかなか深い山ですね、虫が沢山いそうだなぁ・・・。
窓から見下ろしながらそんなことを考えている内に東京羽田空港に到着。
その後、モノレール、
新幹線などを乗り継いで、
月夜野きのこ園がある上毛高原に到着。
16時頃、約1年ぶりに月夜野きのこ園に到着です。
事務所内でもくもくと仕事をこなすスタッフ:本田氏(左)、御園生氏(右)。
毎年この時期は通常の業務とイベントの準備で大忙しなんです。
スタッフ達と色々な話をして、既に18:30になっていました。
訪問初日ということもあり、本日はこれにて終了となりました。
今回お世話になるお宿。
ほぼ1週間お世話になります。
今後はイベントの打ち合わせや、行きたかった昆虫の森訪問などスケジュールがぎっしり詰まっています。そしてその間に群馬県でのクワガタ採集を行いました。
長くなってしまいましたので、またこの続きは次回ご紹介したいと思います。
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(有)月夜野きのこ園では、2016年7月23日(土)・24日(日)の2日間にわたり、群馬県沼田市のサラダパークぬまたにて「世界のクワガタカブト大集合!」を開催致します。
昨年に引き続き、私:Shiho も参加させて頂くこととなりました。
【2015年度開催時の様子】
楽しいイベントや、虫くじ、世界の様々なクワガタ、カブトムシが大集合です。
私も少し早目の7月20日より九州を離れ、群馬入りします。
群馬でもイベントまでの数日、時間があれば野外採集をしてみたいと思っています。
今週の土日は是非ご家族一緒にご来場下さいませ。
その時お会い致しましょう。
皆様のお越しをお待ちしております。
飼育日記担当:Shiho
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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第16回目のご報告です。
AM8:30
気温 :25℃
天気: 晴れ時々曇り
主に一つの種にターゲットを絞って採集する、ターゲット採集もいよいよクワガタでは、ラスト種。
今回のターゲットは、
ミヤマクワガタ
です。
ミヤマクワガタの採集ポイントに到着。
ここは少し標高が高く400m位はあると思います。
ミヤマクワガタ
漢字で「深山」と書いてミヤマと呼びます。
その名の通り、ある程度標高のある深い山に生息するクワガタです。
ミヤマクワガタの採集方法は、主に
①ルッキング採集
②蹴り採集
この流れです。
木をルッキングで探し、見つかれば、長網で直接GET、見つからなければ最後には蹴って落とす。至ってシンプルな採集方法です。
この辺りにはミヤマが良く付くハルニレの木があります。
木を片っ端から見て、蹴って行きます。
こちらの細いハルニレの枝では、
樹液を舐める♀に小型の♂が寄り添っています。
何とも良い光景です。
ここは邪魔しないでスルーします。
ここからは、ハイライトで、
ミヤマクワガタ♂65mm
今地上に出て来たかのような美個体!
ミヤマクワガタ♂54mm
ミヤマクワガタ♂73mm
来ました!!
ミヤマクワガタの♂70mmUP!
今シーズン最大サイズの
73.3mm(後程計測)
という大型サイズ!!
素晴らしくキレイな個体です。
ミヤマクワガタ♂52mm
ミヤマクワガタ♂69mm
正確には、
♂69.7mm(後程計測)
♂70mmにあともう少しでした。
ミヤマクワガタ♂63mm
ミヤマクワガタ♀40mm
この♀は特大サイズです!
ミヤマクワガタ♂50mm
ミヤマクワガタ♂72mm
来ました、70mmUP2頭目!
正確には、
♂72.4mm(後程計測)
この時点で今回2頭目の70mmオーバー個体です。
面白いようにミヤマが採れます。
しかしミヤマ以上に採れたのが、
ノコギリクワガタ♂70mm
こちらも来ました!
ノコギリクワガタ♂70mmUP個体。
正確には、
♂70.7mm(後程計測)
素晴らしい個体です。
ノコギリクワガタ♂66mm
ノコギリクワガタもミヤマと同じくらい落ちて来ました!しかも大型が多い!
コクワガタ♂44mm
時にはコクワガタも落ちて来ました。
いつも必ず落ちて来るハルニレの木、
待ち構えながら、蹴ってみると、
バキバキッ!バサッ!!
枝に当たりながらかなり大きめの個体が落ちて来ました!
拾い上げてみると、
ちょっ、超デカいっ!!
こっ、これは特大サイズです!
これはもしかすると昨年(2015年)採集した♂77.5mmを越えたかもしれません??
この時は正直そう思いました!
家に帰って、早速測定!
いつものように、対比画像を撮影する為に、30cm定規を隣りに当てます。
この時点で76mmは確実に越えていそうです。期待が高まります!
両アゴをきっちりと揃えて伸ばし、最大値を電子ノギスで計測してみると、
76.9mm
お、おしい・・・。
電子ノギスで何度計り直しても♂77mmにも後0.1mm届きません。
落ちて来て拾い上げた時には♂77mm越え確実と思ったのですが・・・。
思い込みとは恐ろしいものです。
しかし♂76.9mmでも特大サイズには間違いありません。出逢ってくれたことに本当に感謝感謝です!!
こんな感じで、3時間程採集しました。
管理用ルアーケースもいっぱいです。
60~70mm前半の大型ミヤマ♂達
50~60前半の小~中型ミヤマ♂達
60mm前~後半のノコギリ♂達
今回の結果は
種類
ミヤマクワガタ 21頭
ノコギリクワガタ 22頭
コクワガタ 3頭
合計頭数
47頭
という結果でした。
第16回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたか?
今回のターゲットはミヤマクワガタ。
結果的にはノコギリの方が多く採れてしまいましたが、それでもミヤマクワガタもほぼ同等の数を採る事が出来ました。
また今回は特大サイズの♂76.9mmの個体を含めた♂70mmUPのミヤマが合計3頭。60後半の個体も複数頭と、大型個体がなかなか多く採れました。
とりあえず恐縮ですが、
ミヤマクワガタ祭り成功
とさせて頂きたいと思います。
また次回、どんな虫達に出逢えるか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第15回目のご報告です。
今回も一つの種を主に狙った採集をやってみたいと思います。
今回のターゲット種は、暖かい場所に生息する大型の黒系クワガタ、
そうです。
ヒラタクワガタ
です。
そのヒラタクワガタをターゲットに採集してみたいと思います。
※何度かブログ上でも書いているので、既にご存知だとは思いますが、私が採集活動をしている地域は九州です。
ヒラタクワガタは暖かい気候を好みますので、関東より北の地域では上に上がるほど見かけにくくなります事をご了承下さいますようお願い申し上げます※
AM6:20
気温: 22℃
天気 :曇り
今回は相当数の採集ポイントを回る必要性、かなりの時間がかかると思い、覚悟を決めて早朝より出動しました。まだ薄暗く少し肌寒さを感じます。
最初の採集ポイントに到着。
こちらのハルニレの木では、
薄暗い方が活動が活発なヒラタクワガタがお出迎え。
この場所は木の陰で暗かったので、フラッシュ撮影でパチリ!
ヒラタクワガタ♂52mm
少しケンカ傷がある♂でしたが、元気いっぱいです。
こちらはクヌギの木、
こちらのクヌギの樹皮裏に何か入っています。
取り出して見ると、
おおっ、なかなかの大型個体です!
ヒラタクワガタ♂67mm
背中に少しシワはあるものの、とてもキレイな個体です。
サイズも♂67mmと十分に大型サイズ。
今シーズンでは先日の♂69mmに次ぐ、2番目の大きさ!
こちらのハルニレの木、
この木には地面スレスレに大きめのウロ(穴)があります。
この中からは、
これも立派な個体です!
ヒラタクワガタ♂65mm
先ほどの♂67mmよりは小さいものの十分な大型サイズ!
それと、もう一頭、
ヒラタクワガタの♀も一緒に入っていました。
ヒラタクワガタ♀30mm程度
こちらのハルニレのウロ(穴)、
やはり何かいます。
取り出して見ると、
ヒラタクワガタ♂65mm
連続の♂65mm個体です。
上記の♂65mmをGETした後、木を蹴ってみると、
ヒラタクワガタ♂30mm
上記の小型ヒラタクワガタ♂が落ちて来ました。
ノコギリクワガタ♂65mm
勿論、ヒラタクワガタ以外も採れます。
とても美しいノコギリクワガタです!
それと、もう1頭、
【ドウガネブイブイ】
体長17~25mm程度
北海道~九州に生息
広葉樹の葉を齧る
こちらはドウガネブイブイ。
カナブン達と似ていますが、食性は別。
樹液ではなく、木の葉を食べます。
木を蹴ると、たまに落ちて来ます。
良く見ると、なかなか可愛い虫ですよ。
次に、こちらのハルニレの木、
大きく、深いウロ(穴)です。
こちらの奥からは、
ヒラタクワガタ♂60mm
ギリギリ♂60mmある個体でした。
このような感じで、ヒラタクワガタを狙った採集を6時間させて頂きました。
今回採集したヒラタクワガタの一部
今回出逢った虫達は、
コクワガタ3頭
ヒラタクワガタ16頭
ノコギリクワガタ 7頭
の3種、合計で26頭
第15回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたか?
今回のターゲットはヒラタクワガタ
ブログ上では大型個体採集時のハイライト場面ばかりアップしていますので、簡単に沢山採れているように見えますが、今回の採集はかなり骨が折れました。
採集に要した時間:約6時間
回った採集ポイント:7か所
移動距離:約270キロ程度
ヒラタクワガタの場合、小型~中型程度の個体ならば木の枝状にも潜んでいて蹴り採集でも落ちて来ますが、大型の個体を狙うには、とにかく大きな木のウロ(穴)がある事が第一条件。
しかし、木の大きなウロ(穴)が開いている木はそう数は多くありません。採集ポイント一箇所で、約2~3か所程度。
それゆえ数をこなす必要があり、採集ポイントを走り回る結果となりました。
結果は♂60mmUPが4頭、♂50mmUPも5頭と、まずまずの大型個体達がGET出来ました。
かなり疲れはしましたが、それに見合う結果は出てくれたのではないかと思います。ほっとしました。
とりあえずヒラタクワガタ祭り成功とさせて頂きたいと思います!
では、また次回、どんな虫達に出逢えるのでしょうか?
楽しみにして今回の野外採集記を終了させて頂きたいと思います。(^^)
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第14回目のご報告です。
AM 8:30
気温:27℃
天気:晴れ
前々回は「ネブトクワガタ狙い」、前回は「コクワガタ狙い」とターゲット種を敢えて狙って採集に行きました。
今回のターゲットは、
ノコギリクワガタ
ノコギリクワガタ採集と言えば、以前ノコギリクワガタを連発してGETした場所、ノコギリ祭りを味わったポイント
に再度遠出して行ってみました。
これらのハルニレの木を片っ端から蹴り落していきます!
ノコギリクワガタ♂66mm
最初からいい感じです!
ノコギリクワガタ♂54mm
ノコギリクワガタ♂67mm
ノコギリクワガタ♂53mm
ノコギリクワガタ♂63mm
前回に同様に面白いようにノコギリクワガタが落ちて来ます!
バサッ!!
その中で、 ひときわ大きい落下音がっ!!
こっ、これは大きいっ!!
素晴らしいフォルムの♂個体!
ひと目で70mm越えは確実だと断言出来る個体です!
帰宅後、早速、軽く定規を当ててみると、約♂73~74mmといった感じがします。
もう少しサイズが伸びないものかと、両アゴを揃えて伸ばし、電子ノギスで最大値を正確に計測すると、
♂74.1mm
紛れもなく、今シーズン最大のノコギリクワガタ♂個体です。
昨年(2015年)♂75.2mmという特大サイズを採集しましたが、それにも負けない程の大型個体。
今年に至っては先日の♂71.3mmに続く2頭目の70mmUP個体です。
その他には、
コクワガタ♂35mm程の個体。
今回は数頭ですが、コクワガタも落ちて来ました。
それと、
こんなやつも!!
【ゴマダラカミキリ】
体長23~35mm程度
北海道~南西諸島に生息
ヤナギやミカン等の樹皮を齧る
小さい頃、家の庭に生えてあったミカンの木で良く見かけました。とてもキレイで格好の良いカミキリムシです。
最近ではほとんど見かけなくなりましたので、懐かしい感じがします。
このような感じで、ノコギリシャワーを思う存分浴びながら、2時間程採取を楽しみました。
採集したノコギリクワガタ達の一部
今回もほぼノコギリだらけ。
今回の結果は、
種類
コクワガタ 3頭
ノコギリクワガタ 32頭
合計頭数
35頭
という結果でした。
まさにノコギリクワガタ祭り!!
第14回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたか?
前回ノコギリ祭りを味わったポイントは、今回も期待を裏切らずノコギリ三昧のポイントでした。
今回は特大サイズ♂74.1mm個体をGET!
このクラスのサイズはなかなか巡り合えないので、大変嬉しい出逢いでした。
ミヤマクワガタに続いてノコギリクワガタでも70mmUPが続けて採れて来たので、いよいよ個体数も増えて来たのかなぁという感じがします。
また次回、どんな虫達に出逢えるのか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第13回目のご報告です。
前回の採集では、ネブトクワガタを狙ったポイントへ採集に行きました。
その結果、ネブトクワガタ♂31mmUPという素晴らしい個体を初め、沢山のネブトクワガタに出逢う事ができました。
採集場所が変われば発生種やその数も大きく変わる、ということを痛切に感じました。
今回も一つの種を主に狙った採集をやってみたいと思います。
今回のターゲット種は、日本国内で最も身近に出逢えるクワガタのひとつ。
そうです。コクワガタです。
そのコクワガタをターゲットに採集してみたいと思います。
AM7:20
気温 :27℃
天気 :曇り時々晴れ
晴れ間が見える蒸し暑い天候です。
本来コクワガタは夜行性なので、本当は夜の採集が良いのかもしれませんが、私の採集は基本的に早朝。
この条件で、可能な限りのコクワガタと出逢ってみたいと思います。
採集ポイントに到着。
ここはコクワガタが比較的多く見られるポイントのひとつ。
早速採集に入りたいのですが、その前にここでコクワガタの採集方法について少しだけご紹介してみたいと思います。
コクワガタは、基本的にウロ(穴)や樹皮裏に多く潜む傾向があります。
しかし私が採集するフィールド(九州)では、ヒラタクワガタの勢力が強い為、大きいウロ(穴)等には大抵コクワガタではなく、ヒラタクワガタが入っている事が多いです。
なので、コクワガタを探す方法としては、比較的小さめのウロ(穴)や樹皮裏を探してみると良いでしょう。特に樹皮裏で見かける確率は高いと思います。
またコクワガタは隠れているだけでなく、木の枝上や幹などにも付いている場合が多いので、蹴り採集も意外と有効ですので、最後に木を蹴ってみることもお忘れなく。
まとめると、
コクワガタの採集の方法
①木を見つけたらウロ(穴)や樹皮裏、枝の隙間をチェック。
↓
②終わったら、最後に木を蹴って樹上の個体を落す。
こんな感じで探すと良いと思います。
前置きが長くなりました。
申し訳ございません。
今回の採集を始めたいと思います。
こちらのハルニレの枝の分岐点を見てみると、
コクワガタが樹液を舐めています。
コクワガタ♂30mm後半程の個体。
ハルニレの小さなウロ(穴)から顔を出すコクワガタ♂
樹皮の隙間にアゴを突っ込んで食事中のコクワガタ♂
クヌギの木の樹皮めくれでお食事中のコクワガタ♂
次々とコクワガタが見つかります!
取り出してみると、
コクワガタ♂48mm
なかなか大きな個体です!
こちらのハルニレの小さなウロ(穴)を覗くと、
小さなコクワガタ♂の姿が見えました。
樹液にまみれたコクワガタ♂♀ペア個体が入っていました。
ハルニレの縦長のウロ(穴)を覗くと、
縦長にクワガタが入っています。
取り出すと、
ヒラタクワガタ♂30mm程
小さかったのでコクワガタかと思いましたが、ヒラタクワガタでした。
上のヒラタクワガタを採った後で、同じ木を蹴ってみると、
バサバサッと音が、
探してみると、
ノコギリクワガタ中歯型♂56mm
今回はコクワガタがメインの採集ですが、もちろん時にはコクワガタ以外の種も採れました。
もう1頭、
ノコギリクワガタ大歯型♂67mm
この個体、レッド色が強く素晴らしい美しさです。
こちらのハルニレの木では、
木とツタとの隙間にヒラタクワガタがいました。
んっ??違う、良く見たら大型のコクワガタのようです。
落ちないように取り出して見ると、
これはコクワガタにしてはかなり立派な大型個体です。
アゴが少し細い感じがしますが、体長の伸びは見事!
帰宅後、まずはいつものように定規を当てて比較画像撮影!
50mmは確実にあるようですが、ちょっと定規が傾いてしまいました。
顎を7~8分程、きちんと開き、一番サイズが出る格好で電子ノギスできっちりと計測すると、
♂52.1mm
これはなかなかの大型個体です!
昨年は50mmジャストという個体は2頭程採集しましたが、今回はそれを2mm越え!
コクワガタの50mmUP自体なかなか出逢う事は少なくなって来ているので、このサイズには大満足です!!
♂52mmのコクワガタ以外にも、今回のポイントでは、なかなかの大型サイズが沢山採れました!
本日採集出来たコクワガタの大型ばかりを集めてみました。
このルアーケースの中に入っているのは♂44mm~48mmという個体ばかりです。
コクワガタと言えど、大型個体がこれだけ揃うと見事ですね!
こちらは小型~中型のコクワガタ♂達。
サイズでいうと、20~30mm台の個体達です。
このような感じで、3時間ほど採集を楽しみました。
今回出逢った虫達は、
コクワガタ 23頭
ヒラタクワガタ 3頭
ノコギリクワガタ 4頭
の3種、合計で30頭という結果
第13回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたか?
今回は主にコクワガタをターゲットにして 採集してみました。
結果的には全体の数の7割以上がコクワガタでしたので、コクワガタを狙った採集ポイントの狙い目としては、まずまず成功と言えるのではないでしょうか。
サイズ的には小型の個体~大型の個体まで様々でした。
その中でも♂52mmの個体はかなり大きく、最初はヒラタクワガタと見間違えたほどです。本当に素晴らしい個体でした。
では、また次回、どんな虫達に出逢えるでしょうか?
楽しみにして今回の野外採集記を終了させて頂きたいと思います。(^^)
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
使用したアイテム

2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第11回目のご報告です。
AM9:30
気温 :25℃
天気: 晴れ時々曇り
本日最初に出迎えてくれたのは、とても美しいコガネムシ。
どうです?素晴らしく美しいと思いませんか?
【コガネムシ】
コガネムシ科。
体長17~24mm程度
北海道~九州に幅広く生息
成虫は葉を食べ、幼虫は根を食する
風貌は似ているが、カナブンとは別種
色合い等からカナブンとよく間違われるコガネムシ。
同じ類似甲虫ながら食性は全く別もの。
しかしよく見てみると素晴らしい体色をしていて魅力的な虫でもあります。
こちらのハルニレのウロ(穴)近くを見てみると、
素早くウロ(穴)に逃げ込もうとしているクワガタを発見。
逃げ込む前に捕まえてみると、コクワガタの♂個体。
内歯の特徴も出ていない極小個体。
サイズは未計測ですが15mm程といったところ。
こちらのハルニレの木
ヒラタクワガタ♂40mm程が入っていました。
他にも、
ヒラタクワガタ程♀30mm程。
おそらく♂♀つがいで入っていたのでしょう。
この辺りはコクワ中心に黒系クワガタばかりが採れました。
その後、辺りを探してみるものの、あんまり結果が芳しくないので、思い切って場所を移動しました。
・
・
・
・
別の場所に到着。
その周辺を散策し、木を蹴っていくと、
ノコギリクワガタ♂30mm後半程の短歯タイプ。
ノコギリクワガタ♂45mm程の中歯タイプ。
面白いように落ちて来るノコギリクワガタ達、
気が付くと、
ちょっとしたノコギリクワガタ祭り!
サイズは小歯~中歯タイプが多数。
やはり場所場所で主に発生している種類にも大きな違いが見られますね。
思い切って場所替えをして正解でした。
こちらのハルニレの木を蹴ってみると、
パサッと軽めの音が・・・・・・
小さいノコギリかコクワガタかなと思って探してみると、
小さくない・・・・
いや、おおおっ、デカいっ!!
音とは反比例して予想よりもはるかに大きなノコギリクワガタが落ちていました。
採集をしていると、大きい落下音にも関わらず、大型の個体が落ちている時がまれにあります。今回のこの時はまさにそれに当てはまりました。嬉しい誤算ではありますが。。。
今季初の70mmUPに近い個体。
赤褐色のナイスボディですが、右アゴと左アゴの湾曲の開きが悪いような感じがします。
帰宅後、サイズを計測してみようと定規を当てると、約♂71mmといった感じです。
両アゴをきちんと揃えて、電子ノギスで最大値を正確に計測すると、
♂71.3mm。
今シーズン初の70mmUPのノコギリクワガタでした。
しかも70mm台を飛び越えて71mm台の大型サイズです。
ふと、近くを見てみると、
イヌビワの木と実がありました。
このイヌビワの実。今はまだ完全に熟しておらず、実もまだ固いですが、熟すると黒くなり、はじけるように割れてそこからとても甘い果汁が出て来ます。
それを目当てに小型のクワガタやカブトムシ、カナブンなどが集まることがあります。
イヌビワの熟した実に付くコクワガタ♂
(参考画像:2015年度撮影)
このイヌビワの実を見つけたら場所を覚えておいて、時折見てみるのも良いかもしれません。是非機会がありましたら試してみて下さいませ。
こんな感じで2時間程採集させて頂きました。
今回の結果は、
種類
コクワガタ
ヒラタクワガタ
ノコギリクワガタ
スジクワガタ
合計頭数
35頭
という結果でした。
第11回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたか?
今回は今シーズン初の70mmUP(正確には♂71.3mm)のノコギリクワガタに出逢えることが出来ました。
前回、前々回とミヤマクワガタの70mmUPを2回続けて採集していますが、私の場合は確率から言うとミヤマクワガタの70mmUPよりもノコギリクワガタの70mmUPに出逢える可能性の方が低いで、その喜びは一層大きかったです。
また次回、どんな虫達に出逢えるか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
使用したアイテム

2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第10回目のご報告です。
AM 8:40
気温: 24℃
天気 :曇り
一本目のハルニレの樹皮裏に早速コクワガタを発見!
とてもキレイなコクワガタ♂20mm程度の個体。
近くにあるハルニレの木を蹴ってみると、
ノコギリクワガタ大歯タイプ♂65mm(後程計測)。
湾曲のある素晴らしい個体です!
もう一頭、
ノコギリクワガタ中歯型♂55mm(後程計測)。
2頭のノコギリクワガタが落ちて来ました。
前回に続き、今回も複数頭採れていますので、こちらのフィールドでもノコギリクワガタが活発に活動を開始し始めたような感じです。
こちらはハルニレの樹液だまりに来ていたネブトクワガタ♂。
ネブトクワガタは私の通うフィールドでは、こういったハルニレ等の樹液だまりでよくネブトクワガタを見かけます。
その 樹液まみれのネブトクワガタ♂。
とても小さく♂15mm程度といったところでしょうか。
こちらのハルニレのウロ(穴)からは、
ヒラタクワガタ♂55mm(後程計測)が出て来ました。
このヒラタクワガタが出て来たハルニレの木を蹴ってみると、
バサッと大きい音が!
慌てて落ちたポイントを探してみると、
おおっ!!
大型のミヤマクワガタです!!
体長は♂70.8mm(後程計測)でした。
前回の採集に続いて連続の♂70mmUP。
前回、吉永さん親子が採集した♂71mmと違い、少し細めの胴長、アゴ長タイプ。体毛もびっしりと、まさに出て来たばかりの個体っぽいです。う~ん、素晴らしい~!!
それともう1頭、
両アゴ先の摩耗したスジクワガタが一緒に落ちて来ていました。
体長は小さく♂15mm程でしょうか。
通常スジクワガタは樹皮裏やウロ(穴)に居ることが多いので、木を蹴って落ちてくることは滅多になく珍しいです。樹皮上を移動していた最中かもしれませんね。
このような感じで、1時間ほど採集を楽しみました。
今回出逢った虫達は、
コクワガタ
ヒラタクワガタ
ノコギリクワガタ
ミヤマクワガタ
スジクワガタ
ネブトクワガタ
の6種、合計で20頭程という結果でした。
周りを散策している途中で、
久しぶりに野イチゴを見つけました。
今まで赤色、黄色と見かけましたが、今回の野イチゴはオレンジ色でした。
やはり種類が違うのでしょうか?植物の事は詳しくありませんが、甘酸っぱく美味しいことには変わりはありませんでした。
第10回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたか?
今回はここらのフィールドで出逢えることの出来る主要なクワガタ6種全てと出逢う事が出来ました。そろそろクワガタ達も出揃ってきた感じがします。
またミヤマクワガタは今シーズン2頭目の70mmUP!
連続の大物GETとなりました。それにただ大きいだけではなく、発生初期らしく、とても美しい個体でした。
ノコギリクワガタの方も次第に数が増えて来ています。
これからは更に個体数が増えて来ることでしょう。
ところで、今回の採集で、こんなものを使ってみました。
腰や腕に付けて、電池モーターで常に蚊とり線香の薬力を飛ばし、蚊を近づけなくする。その名も「おでかけカトリス」。
実は私が通う採集ポイントの一角にすさまじいほどに蚊が集まってくる場所があり、そこへ行くたびに蚊との格闘でした。
その場所での何か対策は無いかと思い、薬局でこの商品を見つけ試してみることにしました。
結果から言うと、まずまず効き目がありそうな感じがします。
私の場合は首からぶら下げている使っていますが、以前と比べると顔によって来る蚊の数が減ったような気がします。
もしかするとこの商品なかなか良いかもしれません。採集時に蚊に困っている方、一度使ってみるのも手かもしれませんよ。
しかし、注意点もあると思います。
使用するのは外で採集する時だけにした方が無難です。
採集した後、車に戻った後もスイッチを入れっぱなしにしておくと、車の中でその薬力が広がって、捕まえている虫達にも影響が出るかもしれません。
クワガタ達には成分的に効力が違うかもしれませんが、一応念のため、車中ではスイッチを切る事をお勧めします。
あくまでもご参考までに聞いていただれば幸いです・・・・。
では、また次回、どんな虫達に出逢えるでしょうか?
楽しみにして今回の野外採集記を終了させて頂きたいと思います。(^^)
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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キュウシュウオニクワガタがぽつぽつ羽化を始めました。
キュウシュウオニクワガタを初めオニクワガタは日本在来のクワガタムシです。ただ生息する場所が高山系と標高の高い場所(主に標高1000m以上に生息)なので、通常の野外採集ではあまり見かける事が少ないと思います。
自然界では羽化後、体が固まるとすぐに地上に出て来ます。野外では7月下旬~8月頃に成虫の活動が活発になります。
そしてエサ(樹液)を取ることよりも、交配相手を求めて飛び回る事の方が多いようです。成虫寿命も短く、ほぼ1~2ヶ月程度で寿命を終える傾向があります。
今回は飼育下のキュウシュウオニクワガタが羽化してきましたので、その時の羽化時の様子をご紹介してみたいと思います。
★★羽化時の様子★★
【キュウシュウオニクワガタ♂24mm】
【キュウシュウオニクワガタ♀18mm】
【飼育種】
和名:キュウシュウオニクワガタ
産地:宮崎県産
【羽化体長】
♂24mm
♀18mm
【使用したエサ】
完熟マット(プリンカップ200cc使用)
【設定管理温度】
20℃前後(※重要)
【羽化までにかかった時間】
1~2令入して約7ヶ月程度
【その間のマット交換回数】
交換1回、200ccプリンカップ~200ccプリンカップ、マットは同じ完熟マット使用
【飼育をしてみての感想】
オニクワガタの飼育で一番重要なのは管理温度です。高山系に生息するクワガタですので、低めの温度管理が必要になります。これは幼虫飼育でも産卵時の温度でも同様で、20℃前後にキープするのが理想と考えます。
逆にこの管理温度の条件さえクリア出来れば、後はとても容易な種類だとも言えると思います。
以前飼育した時は「くわマット」と「菌糸」で羽化させましたが、今回は「完熟マット」で挑戦してみました。
結果は全く問題なく、キレイな個体(上記が羽化してくれました。
今はまだ上記2頭を含む数頭の羽化ですが、他の個体の様子もちょっとご紹介してみたいと思います。
前蛹状態の幼虫
小さいですが、キレイな蛹室を作っています。
こちらは♂の蛹。小さくても立派な大アゴが見えます。
こちらは羽化が近い♂の蛹。
蛹が色付き始めて羽化が近いことを表しています。
如何でしたでしょうか?今回はキュウシュウオニクワガタの羽化の様子をご紹介させて頂きました。
キュウシュウオニクワガタを含めたオニクワガタは体長は大きくても2cm半ば位の小型クワガタですが、じっくり見てみると、何かに似ていると思いませんか?
そうです、あの有名な外国産クワガタ「オウゴンオニクワガタ」にフォルムが意外にそっくりなんです。
「キュウシュウオニ」と「ローゼンベルグオウゴンオニ」比較
勿論色や体長は全然違いますが、その格好よさはかなりのものだと感じます。
もオニクワガタがオウゴンオニと同じくらい体長が大きければその人気はかなりのものになっていたのではないかと私的にはそう思ってしまいます。
皆さんも機会がございましたら是非飼育してみて下さいませ。
※今回ご紹介した飼育のやり方や、虫に対する考え方等はあくまで私Shihoの個人的なやり方や考え方であってそれを強要するものでは御座いません。あくまでご参考程度にご覧頂ければ幸いです。ご理解&ご了承の程、よろしくお願い申し上げます※
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