
今回ご紹介するのも国産ものになります。
ムシキングで大人気の国産カブトムシです。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:国産カブトムシ(日本・本土産)
体長:82mm
飼育したエサ:きのこマット
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:11ヶ月
設定温度:常温飼育
私たちには日頃見慣れている形の国産カブトムシですが、世界の昆虫界からみると独特な風貌で人気の高い種でもあります。
今回は当飼育ルームでは珍しく常温飼育で管理致しました。使用したマットはきのこマット、これでグングン育ちます。国産の昆虫(カブトムシ&クワガタムシ)は、元々日本の風土に合って生息しておりますので、常温での飼育が可能です。 この辺は外国産には真似出来ない所ですね。(^^)
日本のカブトムシは幼虫飼育、産卵共に非常に簡単な種です。産卵に関してはマットを固めても良し、軽く押し詰めても良し、ばら撒き産卵もします。設定温度も25~30℃と幅広く、水分量に関しても外国産ほど厳密に調整する必要もありません。
また国産のカブトムシは蛹室を縦に作ります。通常ヘラクレスやコーカサスなどは横に蛹室を作りますが、国産カブトやヒメカブトなどは違ってきます。その理由より、底辺の広いプラケースよりもブロー容器などの縦に長い容器で管理する方がより良いです。深さが必要だと思います。
こうして改めて見ると格好よいムシですね。まさに日本の誇るムシキングです。(^^)
使用したアイテム
今日は皆さんにもなじみの深い、国産(本土産)ノコギリクワガタの飼育についてご紹介します。まず下の画像は今年の6月に羽化した国産ノコギリクワガタ♂69mmの画像です。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:ノコギリクワガタ(日本・本土産)
体長:69mm
飼育したエサ:菌糸ボトルE1100cc~くわマットへの移行
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:10ヶ月
設定温度:23~25℃前後
割り出した初令幼虫を菌糸ビンElementシリーズ1100ccに投入。そこで約6ヶ月程度じっくり食べさせて、それからは同容器の空ボトルを利用してくわマットに移行・・・。
菌糸ビンの栄養価が高かったせいか比較的早く羽化して来ました。羽化不全もなくキレイな状態で、サイズも69mmありましたので上々の羽化だと思います。
ご紹介が前後になってしまいますが、この種(本土産ノコギリクワガタ)は以下の手順で産卵させました。
使用したマット:くわマット
使用した容器:中ケース
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面10センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
当時の産卵数:おおよそですが幼虫40頭程度回収できたと思います。
セット~割り出し期間まで:約1ヶ月半
産卵体系はマットのみの産卵で十分いけます。ワイルド♀よりの持ち腹産卵で行いましたが、確実に産んでくれました。野外で既に交尾済みだったようです。
昨今、外国産のクワガタ&カブトが沢山輸入されるようになってそちらに人気を奪われがちですが、よく見てみるとなかなか格好の良いクワガタです。今年は皆様も飼育にチャレンジしてみては如何でしょうか?(^^)
使用したアイテム
今回はつい先日新発売した「黒土マット」を使用してのニジイロクワガタのマット産卵の結果をご報告します。
この種は以下のような方法で産卵させました。
飼育種:ニジイロクワガタ 親累代CB
使用したマット:黒土マット
使用した容器:中ケース
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面10センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
産卵数:幼虫25頭+34卵
セット~割り出し期間まで:約1ヶ月半
今回黒土マットを使用してクワガタ類:ニジイロに挑戦してみましたが、結果からいうとよく産んでくれました。産卵形態はくわマットを使用した時と同じでマットの固い部分に産卵していたようです。くわマットの代用に替わり得る結果となりました。(^^)
使用したアイテム
先月当園にやってきたとご紹介したツヤクワガタ系2種、マルバネ1種の産卵報告をしたいと思います。
この種は以下の方法で産卵させました。
飼育種:ブルークツヤクワガタ
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵。親♀死亡確認。
結果:幼虫0頭、卵5個
産卵に使用するマット黒土マット
セット期間:6/中~7/中の約1ヶ月
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの1/2位、上部1/3はフンワリと敷き詰めます)
ブルーク、やはり手強いですね。初挑戦でしたが、とりあえず5卵はとることが出来ました。無事孵化してくれると良いのですが・・・。
この種は以下の方法で産卵させました。
飼育種:ストリアータツヤクワガタ
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵。親♀まだ生存。
結果:幼虫0頭、卵36個
産卵に使用するマット:黒土マット
セット期間:6/中~7/中の約1ヶ月
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの1/2位、上部1/3はフンワリと敷き詰めます)
ストリアータ、こちらは順調に36個卵が出てきました。♀もまだ元気ですので、直ぐに再セットかけました。今後の産卵にも期待しております。(^^)
この種は以下の方法で産卵させました。
飼育種:ラティコリスマルバネクワガタ
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵。親♀死亡確認。
結果:幼虫0頭、卵11個
産卵に使用するマット黒土マット
セット期間:6/中~7/中の約1ヶ月
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの1/2位、上部1/3はフンワリと敷き詰めます)
そしてラティコリスマルバネ、こちらも手強い結果となりました。11卵が無事孵化してくれるのを期待します。以上3種、上記の結果が出ました。今後もまだまだ新しい種を試してきますので、お楽しみに。(^^)
使用したアイテム
今日も、近々販売予定の完熟タイプのマットでの産卵結果をご報告します。ヘラクレスヘラクレスの産卵結果です。こちらも結果終了しております。
今回は4♀のデータ公開です。(A~D)
飼育種:ヘラクレス・ヘラクレス 親累代CBF1
使用したマット:試作マット
使用した容器:中型衣装ケース
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
・データA
結果報告(採卵は約2週間間隔で)
採卵1回目:17卵、内孵化5頭
採卵2回目:25卵、内孵化20頭
採卵3回目:24卵、内孵化16頭
採卵4回目:31卵、内孵化24頭
採卵5回目:12卵、内孵化6頭
採卵6回目:15卵、内孵化7頭
結果6回採卵:124卵、内孵化78頭
・データB
結果報告(採卵は約2週間間隔で)
採卵1回目:5卵、内孵化0頭
採卵2回目:18卵、内孵化9頭
採卵3回目:21卵、内孵化14頭
採卵4回目:8卵、内孵化2頭
結果4回採卵:52卵、内孵化25頭
・データC
結果報告(採卵は約2週間間隔で)
採卵1回目:21卵、内孵化18頭
採卵2回目:14卵、内孵化14頭
採卵3回目:24卵、内孵化18頭
採卵4回目:19卵、内孵化15頭
採卵5回目:17卵、内孵7頭
採卵6回目:8卵、内孵化1頭
結果6回採卵:103卵、内孵化73頭
・データD
結果報告(採卵は約2週間間隔で)
採卵1回目:5卵、内孵化0頭
採卵2回目:4卵、内孵化1頭
採卵3回目:11卵、内孵化3頭
採卵4回目:5卵、内孵化0頭
採卵5回目:11卵、内孵4頭
結果5回採卵:36卵、内孵化8頭
上記のような結果が出ております。完全な失敗はなかったのですが、データDなどはかなり寂しく感じます。個体差が出てしまったというのが正直な感想です。
これではまだまだデータが少ないので今後も頑張ってデータを公開していきますね。(^^)
使用したアイテム
今日は結果終了した報告になります。
ヘラクレス・リッキーの産卵データです。
今回も近々販売予定されている、試作マット(超完熟のマット)で行いました。黒枯れのとても熟度の高いマットです。
飼育種:ヘラクレス・リッキー親累代F2
使用したマット:試作マット
使用した容器:中型衣装ケース
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
結果報告(採卵は約2週間間隔で)
採卵1回目:25卵、内孵化21頭
採卵2回目:32卵、内孵化25頭
採卵3回目:17卵、内孵化17頭
採卵4回目:29卵、内孵化18頭
採卵5回目:11卵、内孵化6頭
結果5回採卵:114卵、内孵化87頭
上記のような結果が出ました。孵化率もなかなかで、この結果には満足しております。
最近立て続けに結果報告をしている試作マットですが、どうやらかなり近い内に発売開始になりそうです。また詳しい事がまとまり次第、この日記上でも公表したいと思います。(^^)
使用したアイテム
今日は新しいクワがやって来ました。
ブルークツヤクワガタとラティコリスマルバネクワガタ、そしてストリアータツヤクワガタの3種です。
3種ともブリードは初挑戦になります。
ラティコリスは全く未知ですが、ストリアータはブリード成功した方をちらほら見かけます。
ブルークについては同じような種のゾンメルツヤクワガタには挑戦した事があるのですが、見事惨敗!
こちらもかなり難易度が高いらしく、あまり成功した方を知りません。
今回は近々販売予定の、試作完熟タイプのマットで試してみようと思います。
どなかた攻略方法を知っている方が居たら是非アドバイス下さいね。(^^)
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今年の1月にセットしたグラントシロカブトの産卵結果の総まとめです。
このグラントは以下の様なセット方法で組みました。
飼育種:グラントシロカブト、累代CB
使用したマット:完熟マット
使用した容器:市販の大プラケース(W370×D220×H240)
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
産卵セットを組んだのが1月23日でした。
1回目割り出し:1/23~2/14、約3週間、卵25個、孵化数21頭
2回目割り出し:2/14~3/7、約3週間、卵21個、孵化数11頭
3回目割り出し:3/7~3/21、約3週間、卵18個、孵化数8頭
4回目割り出し:3/21~4/21、約1ヶ月間、卵0個
採卵総数64個
孵化総数40頭
上記のような結果でした。まだ残りの卵はありますが、感触からみて孵化しそうにない卵ばかりなのでここで結果をまとめました。
早いものでは2ヶ月で孵化したものもありました。孵化率はまずまずといったところです?グラントシロカブトの産卵、奥が深すぎます。(^^)
使用したアイテム
先日の日記に続き、くどいようですが、試作完熟タイプのマットを使用したもう一つのツヤ系の産卵結果をご紹介します。
今回はフィリピンの特大種インターメディアツヤクワガタです。
この種は以下の方法で産卵させました。
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵。
結果:幼虫21頭、卵39個
産卵に使用するマット:試作の完熟タイプのマット
セット期間:3/下~5/下の約2ヶ月
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの1/2位、上部1/3はフンワリと敷き詰めます)
この生体も野外ものですので、交尾はさせずに♀のみセットしました。途中エサ交換した以外はそのままで2ヶ月後に割り出し。その間ケース底面に幼虫が見えていましたので産卵は成功したと思っていました。
結果は合計60個(頭)という事でこちらもまずまずの成功だと思います。マット自体は、2ヶ月も経過しておりますので、多少乾燥気味になっていましたが、ケース底面ではまだ粘りもあり、なかなか良い感じでした。
とっつきにくいツヤ系ですが、他の種もこれで頑張ってみようと思います。(^^)
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今日は、先日のミンダナオアトラスに続き、近々販売予定している試作の完熟タイプのマットで産卵させたルデキングツヤクワガタの産卵報告です。
この種は以下の方法で産卵させました。
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵。
結果:幼虫10頭、卵51個
産卵に使用するマット:試作の完熟タイプのマット
セット期間:3/中~5/下の約1ヶ月半
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの1/2位、上部1/5はフンワリと敷き詰めます)
この生体は野外ものですので、交尾はさせずに♀のみセットしました。結果、見事的中!1ヶ月半の長い産卵期間でしたが、なかなかの数を産み落としてくれました。固い部分ではなく、上部のフンワリとした部分にも卵がありましたのでばら撒き産卵タイプもするタイプだと思います。
親♀は残念ながら死亡しており、これ以上の結果は見込めなくなりましたが、頑張ってくれました。この試作の完熟タイプのマットでは、他にもネブト、マルバネ、ミヤマとデータを取得中ですのでまたおいおい公開していきます。(^^)
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