世界一美しさでおなじみのニジイロクワガタが羽化して来ました。
このニジイロは以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:ニジイロクワガタ
羽化サイズ:61mm
使用したエサ:Elementシリーズ1100菌糸ボトル
投入令数:2令
羽化までにかかった期間:約7ヶ月
設定温度:23~25℃程度
菌糸ボトルの交換回数:途中1回の2本羽化
飼育は簡単な事で有名なニジイロ。最近では価格もとても安価で入手出来、誰もが飼育を楽しめるようになりました。
今回のこの個体♂も菌糸ボトル(Elementシリーズ)1100で2本羽化。
3令後期でこの種おなじみの暴れがありましたので、最後の菌糸ボトルはほとんど白い部分もなくマット化しておりましたが、無事蛹室を作ってくれて羽化してくれました。
それにしてもやはりキレイですね。♂の方が♀よりもキレイなのも面白いですね。(^^)
使用したアイテム

ヘラクレス・ヘラクレスが羽化しました。
・・・ただし先日のベルティペスに続き残念ながら羽化不全個体です・・・。
今日は何故羽化不全になったのかを検証してみようと思います。
飼育種:ヘラクレス・ヘラクレス
羽化サイズ:122mm(角曲がり)
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:12ヶ月
この個体は上記の様なやり方で飼育しました。ただ画像からもお分かりのように完全なる角曲がり個体です。しかも羽もシワだらけになってしまいました。かわいそうな事をしました。。。ごめんなさい・・・。
何故このようなことになってしまったのか・・・。理由は、簡単です。小プラケース内で蛹室を作りましたが、蛹室の位置がとても悪かったことにあります。以下の画像がその時の蛹室です。
このように長い方向ではなく、短い方向に蛹室を作ってしまいました。通常ならば、この様な位置に蛹室を作った場合、前蛹になるのを待って即人工蛹室に移すのですが、この個体の場合、タイミング悪く蛹化直前のタイミングを通り越して気が付いた時には既に蛹になってしまっていました。
この上の画像下のようにケース側面から見て通称「小窓」が出来てしまった場合、そのまま蛹化させるとかなりの確率で角曲がりが起きます。本当はそれ以上向こうにも部屋(蛹室)を作りたかったのに、ケースが邪魔して途中までしかつくれなかったからにあります。
この場合、蛹化の時窓に角がぶつかってしまい、まっすぐ角が伸びきる事が出来ません。人工蛹室による移行が必要になってきます。
ただ簡単に移行と言いますが、いつの時期でも移行させても良いというわけではありません。幼虫が蛹室を作り始め、しかもなおかつ完全な前蛹状態に幼虫がなった時に取り出さなければ、折角の人工蛹室内でも暴れてぐちゃぐちゃにしてしまいます。
小さなケースで蛹化させた場合、大抵の幼虫は底面に接するような感じで蛹室を作ります。ケース底面から幼虫シワの程度を見て、後はマットを上面を少し削って露天掘りにしながら幼虫の手と口を見ます。これが完全に固まっているようならば、取り出しても大丈夫です。人工蛹室内で暴れたりは出来ません。
この移行のタイミングには慣れが必要です。後はこまめな毎日のチェックでしょうか・・・。ヘラクレスさん、本当にゴメンさない・・・。
この様な個体を出さないようまた精進致します。(--)
使用したアイテム
南米の小型種、ベルティペスコフキカブトが羽化して来ました。
飼育種:ベルティペスコフキカブト ♂
羽化サイズ:41mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:ブロー容器使用 径85mm×高さ100mm 460cc
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:6ヶ月
投入令数:2令
途中マット交換回数:途中1回
とても可愛いコフキカブト、一見サビイロと見間違えるようですが、また違った独特な風貌をしています。この羽化したコフキ、一見 完品に思えますが、実は・・・・・
そうなんです。ちょっと羽割れの羽化不全気味の個体なんです。
今回は反省の意味を含めて公開してみました。
飼育はとても飼い易く、産卵&幼虫飼育共に容易です。
次は産卵で爆産させたいと思います。(^^)
使用したアイテム
先日の日記内でご紹介したベリコサツヤクワガタの羽化に気を良くし、同じツヤ系、ダールマンツヤクワガタが来園しました。(^^)
さすがにワイルド個体なので、喧嘩傷がありますね。風貌的には小型インターメディア、アルケスといった所でしょうか。
前回に続いて今回は以下の様なセット方法で産卵を組んでみたいと思います。
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵にする予定。
産卵に使用するマット:完熟マット
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの3/5位、上部1/5はフンワリと敷き詰めます)
このような感じです。完全に前回のベリコサツヤクワガタと同様のセットです。このダールマン、ワイルド入荷はよく聞くのですが、あまりブリードものが出回っていません。ブリードが難しいのか?幼虫期間が長くて最後までモチベーションが保てないのか?・・・・。
どちらにせよ、ツヤ系のデータが少ない当園ですので頑張ってセットしてみます。
また産卵後のご報告はこの日記上にて・・・。(^^)
使用したアイテム
当園でデータの少ないツヤクワガタが羽化してきました。
この種はベリコサツヤクワガタ(Odontolabis bellicosa)という種になります。
このベリコサツヤクワガタは以下の様な感じで飼育しました。
飼育種:ベリコサツヤクワガタ(学名「Odontolabis bellicosa」)
親情報:ワイルド♀よりの持ち腹産卵より
体長:♂71mm
飼育に使用したエサ:完熟マット
飼育に使用した容器:1000ccのガラス瓶
投入令数:2令
飼育期間:13ヶ月
管理温度:23~25℃前後
えさ交換の途中回数:3回
大型になると80mmを越えてくる種だそうですが、残念ながら70mm止まり。それでも1年以上はかかりました。
産卵についてはこの種については前の日記ではふれていませんが、以下の様な方法で得られました。
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵
産卵数:31頭(孵化したもののみ)
産卵に使用したマット:完熟マット
産卵に使用したケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの3/5位、上部1/5はフンワリと敷き詰めました。
このような感じです。
ツヤ系は通常のクワガタマットよりもより熟度の進んだマット、カブトマット系の方を好んで産卵する傾向があるようです。
ですのでこの種も産卵には完熟マットを使用してみました。
ツヤ系は気が荒く、いつも触覚をピクピクさせています。
前胸側面の突起が掴もうとするとかなり痛いです。これも武器なのでしょうか。(^^)
使用したアイテム
小型種、オキピタリスノコギリが羽化してきました。とっても可愛いです。(^^)
このオキピタリスノコギリは以下のように飼育しました。
飼育種:オキピタリスノコギリ(スマトラ島産)
体長:43mm
飼育したエサ:菌糸Basic200
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:6ヶ月
エサ交換回数:2個
設定温度:23℃前後
今回はプリンカップ菌糸のBasic200の2個で羽化までいきました。
2個めの菌糸は1/3程度食べた程度で暴れ、その後すぐに蛹化しました。
変わった独特の風貌がまた良いですよね。(^^)
使用したアイテム
先日のインド産ギラファ(亜種:ニルギリエンシス)についで、マキタイギラファも羽化してきました。
このマキタイギラファは以下のような方法で飼育しました。
飼育種:ギラファノコギリクワガタ(亜種:makitai)
体長:♂98mm
飼育したエサ:菌糸Elementシリーズ1100ccボトル~1400ccボトルの2本
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:8ヶ月
エサ交換回数:菌糸ビン2本
設定温度:25℃前後
このギラファも亜種:keisukeiほどは大型になりませんが、独特の内歯、光沢等、魅力あふれるギラファです。飼育もとても簡単で、産卵、幼虫飼育共に容易に育てる事が出来ます。
色んな角度から撮影してみました。立体的に見えましたでしょうか?更なる大型羽化を目指したいと思います。(^^)
使用したアイテム
ヘラクレス・ヘラクレスの♀個体が羽化しました。
いつも♂ばかりのご報告ですので、たまには♀の報告も良いでしょう。(^^)
飼育種:ヘラクレス・ヘラクレス♀グアドループ産
羽化サイズ:68mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:ブロー容器使用 径137mm×高さ155mm 1800cc(2ℓ)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:11ヶ月
投入令数:2令
途中マット交換回数:3~4回
上記のようなやり方で羽化させました。
最近は♀は♂と違い小プラケースではなく、ブロー容器で管理しております。
スペース的にも節約が出来、サイズもそこそこが羽化してくるのでなかなか重宝しております。
蛹化時は人工蛹室には移さずそのまま羽化させます。
♂と違い角曲がりの心配がないのがよいですね。(^^)
使用したアイテム
そろそろクワカブもシーズンイン間近、今年もワイルド個体が入り始めたアトラスオオカブト(ミンダナオ産)のブリード個体がこちらでも羽化してきました。
このミンダナオ産アトラスは以下のような飼育方法で羽化までさせました。
飼育種 :ミンダナオ産アトラス
羽化サイズ:85mm
使用したエサ:きのこマット(無添加)
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
水分量:適量(手で握って団子が出来、かつ水が染み出ない程度)
設定温度:25℃前後
投入令数:2令
投入~羽化までの期間:1年
その間交換したエサ回数:3~4回ほど
この種は産卵も幼虫飼育も比較的容易な種です。エサはきのこマットのみ(無添加)を使用。小プラケースで問題なく羽化してきました。
一般にホームセンターやデパート等でよく見かけられるアトラスはスマトラアトラスが多いものですが、このミンダナオ産アトラスはまるでコーカサスの様に胸角が大きく湾曲していて断然迫力があります。
アトラスやコーカサスといえば要注意飼育においての最終段階での胸角の湾曲が課題となっているみたいです。コーカサスにおいてはなかなか大型の湾曲をもった個体を羽化させるのが難しいとされていますが、アトラスに関してはコーカサスよりは比較的立派な角を持った個体が出やすいようです。
角を立派に羽化させる方法として、3令後期、特に蛹化間近になったら、ケース底面に黒土や赤土を入れてやるという方法があるようです。
今回のこの個体に関しては、その方法はとっておらず、きのこマットそのままで羽化させました。ただ最終段階でのマットの水分量については乾燥しないように適量を保つように加水調整しました。これにより蛹室が作りやすくなったのではないかと個人的に思っております。
それにしても、う~ん、格好良いですね。次回は90mmUP、100mmUPを目指したいと思います。(^^)
使用したアイテム
ニルギリエンシス、インド産ギラファノコギリの羽化報告です。
飼育種:ギラファノコギリクワガタ(インド産:亜種:ニルギリエンシス)
体長 ♂100mm
飼育したエサ:菌糸Elementシリーズ1100ccボトル~1400ccボトルの2本
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:8ヶ月
エサ交換回数:菌糸ビン2本
設定温度:25℃前後
クワガタの中ではムシキングの影響で子供から大人まで誰もがご存知のギラファノコギリ。一般での流通はジャワ産、フローレス島産が主流ですが、この種はインド産、亜種扱いになります。
菌糸ビンElementシリーズ2本で羽化までもっていきました。 ただ比較的高温飼育だったために早めに羽化してきてしまいました。もう少し低温で寝かせれば少しは体長も伸びたのではないかと思います。
内歯先端の部分が歯ブラシのように段状になっているのがわかります。これがニルギリエンシスの特徴だそうです。(^^)
使用したアイテム
最近のコメント