
先週の7/21~7/22の二日間に渡って、群馬県のnorn(ノルン)スキー場にて、月夜野きのこ園主催で「2018 世界のクワガタカブト大集合」のイベントを開催しました。
今回も土日の昆虫教室イベントや展示販売、虫くじ、用品販売、国産カブトムシ大きさ自慢大会などが行われました。
一番の人気はハズレくじ無しの「虫くじ」
上記画像は開店前の「虫くじ」に並ぶ行列。
土曜、日曜共に長蛇の列が出来ました。
炎天下の暑い中長時間並んで下さいましてありがとうございました。
1等当選は「ヘラクレスオオカブトムシ」
皆さん、ドキドキしながらくじに参加して下さいました。
見事1等のヘラクレスを引き当てた女の子!
ご家族そろってとっても満足そうでした。
おめでとうございます!!
こちらも虫くじと並んで大人気だった「ふれあいコーナー」
ヘラクレスオオカブトの成虫&幼虫に直接触ることが出来ます。
皆さん、恐る恐るながら、しかしとても興味津々!
ご参加ありがとうございました!^^
土曜日には私:Shihoが恐縮ながら昆虫教室を開かせて頂きました。
・日本に生息するクワガタ、カブトの簡単な説明。
・どんな場所でクワガタ達が採れるのか?
・どんな木にクワガタ達は集まるのか?
・どのようにして採るのか?
・クワガタ、カブトのプレゼントクイズ。
・実際の採集している映像
・捕まえたカブトムシはどうやって産卵させるのか?(実演)
上記の内容で午前、午後の2回行いました。
簡単なクイズを出して正解者には私が実際に山で採集したクワガタをプレゼントするという、今年初めてのプレゼント企画も行い、皆さん多数参加して下さいました。
本当にありがとうございました。
そして日曜日には、昆虫界のアイドル。
カブトムシゆかりさんが日曜日、午前&午後に渡って2回昆虫教室を開催!
ゆかりさんの教室は今年も大反響!!
子供から大人のファンまで沢山の方が教室に参加!
中でもプレゼントクイズは大盛り上がり!
クイズに正解すると、この色鮮やかなクワカブフィギュアが貰えちゃいました!
皆さん白熱!!
沢山のご参加ありがとうございました。
ゆかりさんお疲れ様でした。
楽しい教室ありがとうございました!^^
会場前の広場では、沢山のフードショップが並びました。
フードメニューも充実!!
その中の一つ、ドネルケバブ
私も食べました。
ムチャクチャ美味かったです。
期間中つい3回も食べてしまいました^^
会場内では、手作りキャンドル工房では、
とっても可愛いガラス細工が販売されていました。
こちらはヘラクレスオオカブト!
とてもよく出来ていてメチャ可愛いです。
会場内の展示生体販売のコーナー。
こちらは開店前の様子、沢山の生体をズラリと用意しました。
開催中はこの熱気で賑わいました!
標本のコーナーも設けました。
世界のクワガタ、カブトムシをはじめカナブンやハナムグリ、珍しい蝶やカミキリムシ、タマムシなど種類豊富に展示させて頂きました。
そして盛り上がったもう一つの企画。
「国産カブトムシ大きさ自慢大会」
こちらも毎年行っている企画なのですが、年々参加率も増え、またかぶとむしの大きさもレベルアップして来ています。
期間中200人近い方が参加して下さいました。
今年のチャンピオンはこの黒いシャツの男の子。
記録:84.9mm
かなりの大型個体で、見ていた会場の皆さんも「デケェ~!」との声が飛び交っていました!
素晴らしい個体でした。
本当におめでとうございますっ!!
このような感じで、2日間イベントを開催させて頂きました。
最後に月夜野きのこ園スタッフ全員とカブトムシゆかりさんとの集合写真を撮らせて頂きました。
今回のイベントにご来場して下さったお客様は
2991名!
この炎天下の中、約3000名近い皆様が私どものイベントに足を運んで下さいました。
本当に本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
スタッフ全員、精一杯対応させて頂いたつもりですが、それでも何かと至らない点もあったのではないかと思います。
来年ももちろん開催する予定ですので、今年以上に更に盛り上げ、かつ少しでもお客様に楽しんで頂けるようなイベントが出来るように心がけていきたいと思います。
皆様、本当にありがとうございました。
月夜野きのこ園スタッフ一同
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前回の日記で群馬イベント【世界のクワガタカブト大集合】前の宮崎での最終 採集と記事を書きましたが、あと一回宮崎で採集に行く機会がありましたので、今回はその時の採集の様子をご紹介してみたいと思います。
先週やっと梅雨明けした宮崎。
この日は晴れ渡る青空でした。
採集地に到着。
久しぶりに雨を気にせず採集出来ます^^
さぁ採集開始です。
木をチェックしていくと、
細いハルニレの少し上の部分にいました。
ノコギリクワガタ♂♀ペアです。
♂はなかなかの大型。
しっかりと♀をメイトガードしています。
そのすぐそばにスズメバチの姿も見えます。
この時期のスズメバチはそれほど凶暴ではありませんが、安全を考慮してここはスルー。
近くのハルニレの木を叩くと、
バラバラっとクワガタシャワーを浴びました。
ノコギリクワガタ♂65mm
コクワガタ♂♀ペア
ノコギリクワガタ♂小歯型
この5頭が一気に落ちて来ました。
あと2頭程落ちた感があるのですが、下地が草地の為、この5頭を見付けるのが手一杯でした。
こういう時、逃していた個体に大きいのがいたりする場合もありますが、それも運ですね。
こちらも細いハルニレの木に、
カブトムシの♂♀のペアを発見!
すぐ側で見つけた、ヨツスジハナカミキリ。
一旦捕獲して撮影。
トラスジ模様がとても綺麗でした^^
少し場所を移動して、
毎年良く採れているハルニレとクヌギの群生地。
ハルニレの木を叩いてみると、
バサッバサッといい音がしました。
下地を掻き分けて探してみると、
ミヤマクワガタ♂68.7mm
ミヤマクワガタ♀2頭
上記3頭が落ちて来ました。
全てミヤマ。
♂はなかなかの大型で綺麗な個体でした。
そして、今年良く採れているハルニレの木を叩くと、
ドサッ
これまた良い音っ!
おおおおっ!
こ、これは凄いっ!!
見た瞬間分かるこのデカさ!!
ムチャクチャデカく、そして太いっ!!
久しぶりに興奮しました!
はやる気持ちを抑えながらの帰宅後の計測。
ノコギリクワガタ♂75.3mm
(デジタルノギス計測時)
※あまりにも元気で暴れる為、やはり一人では撮影しながらのデジタルノギス撮影は無理があり、仕方ないのでいつものように側に定規を置いて目安とさせて頂きました、ご了承下さいませ。
定規比較での画像上では75mmギリギリを差しているように見えますが、アゴが少し下がって、しかも開きすぎ。
アゴを少し上げて、もう少し閉じて最大値を計測すると、
デジタルノギスで75.3mmを指しました。
紛れも無い特大個体です!!
久しぶりのノコギリ特大個体に大満足!
その余韻に浸りながらこの日は3時間ほど採集、
採集個体の一部
さすが最盛期ともあって前回同様100頭以上は見かけることが出来ました。
如何でしたでしょうか?
今回は何といってもノコギリ♂75mmUP
ノコギリでこれ程の超大型はなかなか見かけられませんので、運が良かったんだと思います。
しかしこの時期は沢山のクワガタを見かけることが出来ますね。
他の採集者さん達もその事をご存じなので、今回も採集中5人の方達をお見かけしました。
皆さん虫好きの趣味が重なってか、見かけると気さくに話し合ってくれます。
その中の一人が凄くデカいミヤマを持っていたんですよね。
その方もその個体には凄く興奮していました。
パッと見♂75mmは越えていたような気がします。
さぁ、今週はいよいよ群馬入り!
前回も書きましたが、これだけ採れる今の時期の宮崎を離れるのは名残惜しいです。
しかし気持ちを入れ替えて群馬でも時間があれば採集に行ってみたいと思います。
皆さん群馬でお会いしましょう!^^
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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早いもので7月ももう半ば。
来週末の7/21~22 には月夜野きのこ園がある群馬県で、「世界のクワガタカブト大集合!」のイベントが行われます。
私もそのイベントで昆虫教室をするため来週頭には群馬県入りする予定ですので、地元宮崎での採集はしばらくお預けとなりそうです。
「じゃぁそれまで沢山行こう!」と意気込んでみるのですが、これがまた上手く行かず宮崎は雨ばかり、もう嫌になるほどです。
しかし昨日(7/11)、ここ宮崎県も梅雨が明けました!
今回はここ最近数回(数日)の採集の様子をご紹介したいと思います。
黒い雲も見えるどんよりとした天気、なかなかすっきりと晴れないものです。
少し暗がりの樹皮裏にクワガタ♀の姿を発見!
敢えて取り出しませんでしたが、おそらくコクワガタ♀かな?
その上を見上げ見ると、
ヒラタクワガタ♂♀が付いていました。
それぞれお食事中みたいです。
こちらの細いハルニレの木。
細い枝先に小型のカブトムシ♂が付いていました。
すぐ隣の枝にも、
ミヤマクワガタ♂
がくっ付いていました。
細い木ですがなかなか侮れない木です。
今年の有力木の一つ、
この大きなハルニレの木を蹴ってみると、
バサッ!!
いい音がしましたっ!!
素晴らしい個体っ!!
この瞬間、今シーズン2頭目の75mmUPかと思いました!
帰宅後、計測してみると、
ミヤマクワガタ♂73.2mm
あれ?
♂75mmには大きく届かず・・・。
またしても採集直後の錯覚でした。
まぁそれでも♂73mmUP は立派な特大個体。
しかも体毛もきめ細やかでとても美しい個体でした。
場所を移動して、
こちらのクヌギの木にはノコギリ♂♀ペアの姿。
お食事中の♀に♂が寄り添っていました。
ここはクヌギ林だったので、周りのクヌギの木を片っ端から叩いてみました。
落ちて来たもので良型の個体を紹介すると、
ミヤマクワガタ♂66mm
ノコギリクワガタ♂68mm
ノコギリクワガタ♂67mm
ヒラタクワガタ♂59mm
カブトムシ♂
等他多数、この場所では合計で30頭位。
シーズン真っ盛りともあって結構沢山落ちて来てくれました。
採集の途中でとても巨大なヒキガエルに遭遇!
堂々とした態度で逃げようともしません!
とっても迫力ありました!
このような感じで採集を楽しみました。
そんなに長時間の採集ではありませんでしたが、100頭以上は見かけることが出来ました。
まさにクワガタシーズン最盛期!
なのではありますが、冒頭でも書いたように来週より群馬入り。
この時期にここ宮崎を離れるのは寂しいですが、また群馬でも時間があれば採集してみたいと思います。
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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今回は飼育ネタ:ローゼンベルグオウゴンオニクワガタの羽化報告をご紹介したいと思います。
【ローゼンベルグ♂68.3mm】
【飼育種】
和名:ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ
学名:Allotopus resenbergi
産地:ジャワ島
累代:WF1
【親情報】
ワイルド♀47mm
【羽化体長】
♂68.3mm
【使用したエサ】
N-1100 2本
【設定管理温度】
20~23℃前後
【羽化までにかかった時間】
1令投入後、約8ヶ月
<羽化までの手順>
幼虫状態で回収(1令)
↓
使用したエサは1本目はN-1100
↓
途中1回目の交換(N-1100)
↓
羽化 ♂68.3mm
上記、この流れで育てました。
今回は菌糸ビンN-1100を2本を使用しました。
ローゼンに限らずオウゴンオニクワガタは成長が早い。
残念ながら70mmは越えませんでしたが、何とか60mm後半で羽化してくれました。
やはりこのゴールドの体色は素晴らしいですね!素直に格好良いです!^^
更にサイズアップ出来る様精進していきたいと思います^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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7月に入りました!
私の通うフィールドではクワガタ達が最も沢山見られる月、とっても楽しみな月です^^
とはいえ、梅雨は明けておらず、台風の影響もあってか、ここ宮崎は雨が多い毎日です。
雨の合間を狙ってちょこちょこ採集しているような状態。
最近10日程の採集様子をまとめてご紹介したいと思います。
梅雨の合間の晴れ間!
この様な時を狙って行っています!!^^
採集フィールドの一つ、ハルニレ林。
早速この辺りをチェックしてみると、
カブトムシ♂78mm
羽ばたきながら落ちて来ました。
なかなかの大型個体です。
この時同時に、
カブトムシ♀
も一緒に落ちて来ました。
他には、
ノコギリクワガタ中歯型♂2頭
ノコギリクワガタ♀
良い落下音がしたこのノコギリ♂
この個体は大型でした!
帰宅後になりますが、計測してみると、
ノコギリクワガタ♂70.3mm
今年初のノコギリクワガタ70mmUPです。
素直に嬉しいのひと言!^^
別の日、
ミヤマが沢山採れるポイントでの採集。
ここにはハルニレ、クヌギが混生しています。
この辺りの木を順に叩いていくと、
ミヤマクワガタ♂65mm
ミヤマクワガタ♂55mm
ミヤマクワガタ♂69.7mm
大型な個体だったので採った時は70mmUP確実と思ったのですが、帰宅後きっちり計測してみると70mmには届いていませんでした。
ミヤマポイントでは、
特大は採れませんでしたが、このように大型(全て♂65mmUP)と沢山出逢えました!
さすが最盛期に近いだけありますね。
上々の出来だと思います。
他には、
採った後の撮影ですが、このハルニレのウロ(洞)から、
ヒラタクワガタ♂67mm
スマートなフォルムの本土ヒラタクワガタが入っていました。
背中には大きなケンカ傷が!
より大きな個体と戦ったのでしょうか?
この木の周辺では、
コクワガタ♂2頭
(どちらも♂40mmUP)
コクワガタ♀
そして、
ヤマトタマムシ
タマムシも木を蹴って落ちて来ました。
相変わらずとても綺麗な虫ですよね^^
このような感じが最近ここ10日程の採集様子でした。
雨間をぬった少しずつの採集だったので、まとめてご紹介させて頂きました。
クワガタシーズン最盛期となるこの時期、また次回の採集が楽しみです。
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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今回は採集ネタを少しお休みして、飼育ネタ:マンディブラリスフタマタクワガタの羽化報告をご紹介します。
【飼育種】
和名:マンディブラリスフタマタクワガタ
学名:Hexarthrius mandibularis sumatranus
産地:スマトラ島
累代:WF1
【親情報】
ワイルド♀48mm
【羽化体長】
♂100.5mm
【使用したエサ】
EP-1100 1本~EP-1400 2本(合計3本)
【設定管理温度】
20~23℃前後
【羽化までにかかった時間】
1令投入後、約13ヶ月
(合計14ヶ月程度)
<羽化までの手順>
幼虫状態で回収(1令)
↓
使用したエサは1本目はEP-1100
【1本目EP-1100での幼虫の様子】
↓
途中1回目の交換(EP-1400)
↓
途中2回目の交換(EP-1400)
【交換2回目時計測:36g】
↓
羽化♂100.5mm
上記、この流れで育てました。
今回は菌糸ビン3本を使用しました。
2本目(EP-1400)終了時に体重は36g。
それから3本目(EP-1400)をじっくり食いあげて何とか100mmUPにはなってくれましたが、ワイルド個体と比較ればまだまだ小さいです。
更に精進していきたいと思います。^^
※ここでご紹介させて頂いた考え方や飼育方法はあくまで私:Shiho個人のやり方&考え方であってそれを押し付けるものでは御座いません。あくまでもご参考程度にご覧頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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クワガタ、カブトムシなどを採集する方法として、これまで樹液採集は勿論ですが、光に集まってくる習性を利用した灯火採集のご紹介も前回致しました。
今回は、クワガタ、カブトムシ成虫達のエサとなるものを利用した採集方法「フルーツトラップ採集」をご紹介したいと思います。
フルーツトラップ採集、その名の通り果物をエサとするわけですが、色々な果物で試される方もいらっしゃいます。リンゴ、バナナ、パイナップル等々。。。
その中でも私が思うに一番手頃な値段で入手出来、効果も高いと考えるものは「バナナ」です。
今回はこの「バナナトラップ」のやり方をご紹介してみたいと思います。
【フルーツトラップ採集】
(バナナトラップ)
【用意するもの】
・バナナ
・焼酎
・ドライイースト
・砂糖
【バナナを買う際のポイント】
少しでも熟したバナナを買うこと。
黄色くなって黒い斑点が出て来てるようならより良いと思います。
新品のバナナではなく、少し痛んだ見切り品などを買うとコスト的にも楽です。
【作る手順】
バナナを大まかにぶつ切りにする
↓
そのバナナをボールに入れる
↓
そこに砂糖、ドライイーストを入れよくかき混ぜる
↓
よくかき混ぜたものをビニール袋に詰める
↓
最後にそこに焼酎を入れる
↓
ビニールを完全密封し、よく振りまんべんなくかき混ぜる
↓
気温が高い所(30℃近く)の所、または日なたに放置する
↓
発酵が進むとガスが出て、ビニールがパンパンになり破裂する場合があるので、時々チェックして破裂しそうなら空気を抜くようにする
↓
バナナが発酵し発酵臭が出てきたら完成。
さぁ、完成したバナナを持って、トラップを仕掛けに行きます。
しかしバナナトラップを仕掛けるにも、どこにでも仕掛ければ良いというわけではありません。
ここでどんな所に仕掛ければ良いかをご紹介してみたいと思います。
【どんな木にトラップを仕掛けるのか】
トラップを仕掛けようとする木は樹液が出ていない木を選ぶ。
理由:樹液には勝てないので、樹液が出ている木にトラップを仕掛けても意味がないから
トラップを仕掛ける木の周辺には、クワガタが集まるような木がないようにする。
理由:近くにクワガタが集まるような樹液が出る木があると、樹液の方にクワガタは集まってしまいトラップには来なくなるから。
あまり奥まったところでではなく、森や林の入り口付近に仕掛けるようにする。そして風向きを確認して、森の中へ臭いが流れるような位置の木に仕掛ける。
理由:林や森の入り口から、森の中へ臭いが漂う様にすると森の中にいる虫達が臭いにつられ集まりやすくなる為。
但し風向き次第で真逆になってしまう場合があるので、そこは要注意。風向きをチェックして森の中へ臭いを含んだ風が吹くようにするのがポイント。
【木にバナナを仕掛ける】
バナナトラップの職人、月虫:松井氏。
この様に手で木に擦り込むように塗り付けるのも良し。
またネットの中に発酵バナナを入れ、吊り下げる方法も良し。
そして、一晩以上経過した頃チェックすると、
木に直接塗った例
この時は数は少ないながらもミヤマの♀等が集まっていました。
ネットに入れて木から吊り下げた例
沢山のカブトムシが集まってくれました。
如何でしたでしょうか?
あくまで私のやり方ですが、この様な感じでバナナトラップは行います。
皆さんも機会がございましたら是非チャレンジしてみて下さいませ。
狙った木にクワガタが来ていたら最高ですよ!
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、 無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、後が残る採集トラップをした場合は、必ず後始末をするのを忘れないようにしましょう。 自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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先週の日記で、灯火採集:外灯巡り採集のご紹介をしました。
今回は、もう一つの灯火採集方法、「ライトトラップ採集」についてご紹介して見たいと思います。
「ライトトラップ採集」とは、
水銀灯や発電機、白幕などを自ら用意し、クワガタやカブトムシが飛んで来そうな然るべき場所に設置して、光に向かって飛んでくるのをじっとにひたすら待つ方法です。
※ここからご紹介するやり方はあくまでShiho個人のやり方であって、絶対的なやり方ではございません。規模も小規模のものですので、ご参考程度に見て頂ければ幸いです※
【ライトトラップ採集】
まずは道具の準備。
私がライトラップで用意するものは、
【用意するもの】
・水銀灯や白色蛍光灯、などの光源
・白色のシーツや幕
・大型投光器を利用する際、必要ならば発電機
ライトトラップ:設置方法の例
こんな感じのものです。
そして、道具も揃え、いよいよライトトラップを実際に行う際ですが、道具を揃えたからと言って、いつでも良い結果が出るとは限りません。
場所や天候、ライト設置場所など、あらゆるものに大きく左右されます。
【天候】
・雨、強風時はNG!
・月光が明るい日もあまり好ましくありません。
月明かりは出来るだけ無い方が良い
【ライトトラップを行う場所&やり方】
・設置場所の周りが開けていて、遠くの山肌にライトを当てる様な感じで照射します。
このような感じで山肌にライトを当てるようにします。
※この時はライトを上向きにしましたので、白いシーツはライト前方下の方に敷くようにして置いています。
山の中、木々が生い茂るような密集地帯ではライトが遮られてしまい、遠くまで照射されないので、お勧め出来ません。
折角虫が飛んできたとしても、途中でその木々に着木してしまう可能性が高いからです。
ライトの周りは遠くからも光を目がけて飛んでこれるように開けた場所が好ましいです。
上手く条件が噛み合えば、わずか1時間程度でこれだけの虫達が集まってくる場合もあります。
ライトトラップ用のシーツに着地したカブトムシの♀
トラップ設置場所より少し離れた場所に飛んできたミヤマクワガタの♀
勿論、集まってくるのはクワガタやカブトムシばかりではありません。
大型の蛾
カミキリムシ
上記のように様々な虫達も集まってきます。
どんな虫達が集まってくるかというのも非常に楽しみな採集方法です。
もしご機会が御座いましたら、チャレンジしてみるのも面白いかと思います。
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 灯火採集は夜間暗い時間に行うこととなります。その時間帯は一般の方たちは仕事から帰宅され、ごゆっくりされているか、お休みになっている場合も多いです。灯火採集を行う際は、必ず近隣の方達に迷惑をかけないように行う事が大事です。立ち入り禁止の場所や、ご自分の車のアイドリング音等にも気を付けて、マナーを守って採集を行いましょう※
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東京渋谷での「ワイワイイベント」から帰って来て、2回 ほど野外採集に行ってきました。
今回はイベントに行く前の1回と帰って来てからの2回、計3回の採集の様子をまとめてご紹介してみたいと思います。
ここ最近の宮崎は毎日がこんな感じのお天気。
でもこの画像のように晴れ間が見える時間もあるので、その合間を狙ってちょこちょこ採集に行っております。
ハルニレとクヌギ、ヤナギの混生地。
このような感じの場所で採集を行っております。
では採集の様子をハイライトでご紹介してみたいと思います。
ハルニレの枝の隙間に見えたのは、
コクワガタ♂41mm
コクワも40mmを超えると迫力が出てきます!
同じハルニレの木を蹴って落ちて来たノコギリ。
ノコギリクワガタ♂65mm
とても美しいボディで超美個体!
渓流沿いにあったヤナギの木には
カナブンとカブトムシの姿が!
ヤナギの木は樹液もよく出ていました。
群馬ではコナラと共に主力の木でした。
以前は宮崎ではあまりヤナギには注目していませんでしたが、探せばあるもので、宮崎でもヤナギの木を探すようになってから採集幅がグンと増しました!
狙い目の木です!
ハルニレのウロ(洞)にいたヒラタクワガタ♂
見た瞬間すぐに奥に入られそうだったので、掻き出し棒で奥の退路を遮断。
取り出して見ると、
ヒラタクワガタ♂57mm
アゴ先は摩耗していないのですが、フセツも欠損している箇所もあったので越冬個体だったのかもしれません。
そのヒラタがいたハルニレの木を蹴ってみると、
バサッと
かなりの良い音!
音だけでデカいと分かりました。
デカいっ!!
見事な特大サイズです。
75mm以上は確実にあると直感!
帰宅後の計測で
ミヤマクワガタ♂76.3mm
を指しました。
ここに来てやっと来た今シーズン初の特大ミヤマ。
素直に嬉しいです!^^
場所変わって、
クヌギの木。
この膨らんだ樹皮裏から、
ペアではなく、ヒラタクワガタ♂2頭
サイズはそれぞれ
♂51mm
♂52mm
と同じようなサイズでした。
クヌギは樹皮が厚いので、この画像のようにふっくらと膨らむ事があり、そこがクワガタ達の格好の住処となる場合があります。
場所は変わって、
シラカシの木。
宮崎ではハルニレ、クヌギが主力木の為あまり登場しないですが、この木もクワガタが集まる有力木の一つ!
この樹皮裏から、
スジクワガタ♂32mm
サイズだけ見ると小さいですが、スジクワガタとしては立派。
斧状の大歯がとても格好良いです!
このシラカシを蹴ってみると、
ミヤマクワガタ♂62mm
ミヤマクワガタ♂42mm
ノコギリクワガタ♂52mm
中歯型のノコギリクワガタですが、体色が真っ赤でとても綺麗!
ノコギリクワガタ♂40台後半位(未計測)
上記4頭一気のクワガタシャワーを浴びました!
クワガタシャワーはいつ浴びても気持ちが良いものです^^
このような感じで採集を楽しみました。
ただ冒頭でも書いたようにとにかく雨が多くて採集するにはとても厳しい状況ですが、特大ミヤマに出逢えたのは嬉しかったです。
行っていなければ出逢えていないわけで、どの瞬間に出逢いがあるか分からないものだなぁと実感した採集でした。
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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前回、クワガタ、カブトムシの採集方法の一つとして「樹液採集」をご紹介しました
いわゆる木の樹液に集まっているクワガタ、カブトムシを直接木を見たり、蹴ったりして採集する方法です。
しかしクワガタ、カブトムシの採集は「樹液採集」だけとは限りません。
今回はその中でも初心者の方でも手軽に行い易い「灯火採集」のやり方、コツなどをご紹介してみたいと思います。
※何度かブログ上でも書いているので、既にご存知だとは思いますが、私が採集活動をしている地域は九州です。
日本全国の地域や場所によって採れる虫の種類や傾向、大きさなどは大きく違ってくることもありますのでご了承の上ご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます※
まず「灯火採集」とは何か?
簡単に説明すると、
クワガタやカブトムシを暗い時に灯りに集まってくる習性を利用して、捕まえる(見つける)方法
このような採集方法を
「灯火採集」
と呼びます。
また灯火採集には2種類の方法あると考えます。
①:外灯巡り採集
やり方:常時設置されている水銀灯や自動販売機などの灯り下や、その周辺を見て、集まって来ているクワガタやカブトムシを採る方法
水銀灯周辺
自動販売機周辺
②:ライトトラップ採集
やり方:水銀灯や発電機、白幕などを自ら用意し、クワガタやカブトムシが飛んで来そうな然るべき場所に設置して飛んでくるのをじっとにひたすら待つ方法です。
ライトトラップ:設置方法の例
山に向かって灯火機のライトを当てる
今回はだれでも手軽に行える①の灯火採集:「外灯巡り採集」のコツをご紹介したいと思います。
まず灯火採集をするに辺り、効率よくクワガタ、カブトムシ達に出逢えるには、いくつかの条件があると考えます。
【外灯巡り採集を行う場所】
まずは灯火採集をする場所、灯火を見て回る場所です。
灯りがあれば、どこでも良いというものではありません。
街中や住宅街などではいくら灯りがあってもクワガタ、カブトムシ達が飛んでくる可能性は低いと考えます。
見て回る場所としては、近くにクワガタやカブトムシがいそうな雑木林や山などに近い灯火を狙って探してみると良いと考えます。
周りが山などで真っ黒闇の中に、一つだけポツンと灯りがあるロケーション等は最高の灯火スポットと呼べるでしょう。
あえて例を挙げるとすると、
★山間部にあるコンビニの灯り
★山間にかかる橋の外灯
★山間部の途中にある自動販売機の灯り
★山間部にある「高速自動車道のパーキングエリア」や「道の駅」の外灯
こういう所を探してみると、クワガタ、カブトムシを見つける可能性は高まってくると思います。
※コンビニやパーキングエリア等は他の方も日夜を問わず利用しますので、迷惑行為にならないようにマナーを守り、気を付けて採集させて頂きましょう※
月夜野きのこ園の近隣の風景
弊社月夜野きのこ園も裏手が山に囲まれております。
時折ですが、会社の灯りにコクワガタ等が飛来することもあります。
ここに強烈な水銀灯でもあれば、有効なポイントの一つと言えるでしょう。
【灯火のライトの色合い】
次に灯火採集で大事なのは見る光の種類(色)を間違えないということです。
勿論例外もありますが、基本的に虫が多く集まってくる光は白っぽい色合いをしている場合が多いです。
いわゆる白色水銀灯や自動販売機などの白っぽい自然光に近い色合いです。
素晴らしく白く光り輝く水銀灯!
このように白く光る外灯がベスト!
最近の外灯はオレンジ色っぽい外灯をよく見かけます。この色合いの外灯では多くの虫が集まってくる期待は少なくなると考えます。
こちらはオレンジ色の外灯。
全く集まらないという事はないが、白い水銀灯と比べるとその差は歴然。
【灯火採集を行う時間帯】
次は灯火を見る時間帯。
これは人によって様々だと思いますが、私の感覚では、日没後~夜22時位までが一番飛んでくるような感じがします。
勿論、それ以降でも飛んでこないわけではありませんが、午前等になると飛んでくる数がかなり減少してしまうよう気がします。
なので、日没後~22時頃までの時間帯にチェックすると良いかと思います。
【その他の条件】
また風や雨の日、それに月明かりが強い日は虫はあまり飛ばないと言われます。
月明かりは出来るだけ無い方が良い
絶対ダメとは言い切れませんが、可能ならばそんな日は避けた方が無難かもしれません。
【灯火採集を行う際の気温】
最後は気温です。
気温が低いとクワガタ、カブトムシは活動が鈍くなります。
理想は25℃以上あると良い傾向です。
気温:29℃ これ位あれば最高!
更に言うと灯火採集を行う直前に雨などが降って、蒸すように湿度が高いとなお良い状況だと言えます。
最後にまとめてみると、
効率の良い灯火採集の条件とは、
① 近くに広葉樹系の山、可能ならばクワガタ、カブトムシ等が採れる場所が近くにある。
② 白っぽいライト(水銀灯等)を見る
③ 見回る時間帯は夕暮れ時~22時頃
④ 月明りはあまり無い方が良い
⑤ 雨や風は無い(弱い)日が良い
⑥気温は25℃以上あった方が良い
湿度も高い蒸した日などは最高!
このような感じでしょうか。
全ての条件がピッタリ当てはまる日というのはなかなかないかもしれませんが、上記の件に少しでも近づけて採集が出来れば念願のクワガタ、カブトムシ達に出逢える確率は高くなると思います。
外灯巡り採集で採れたクワガタ達(2016年:宮崎県採集)
さぁ皆さんも頑張って灯火採集にチャレンジしてみましょう。^^
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 灯火採集は夜間暗い時間に行うこととなります。その時間帯は一般の方たちは仕事から帰宅され、ごゆっくりされているか、お休みになっている場合も多いです。灯火採集を行う際は、必ず近隣の方達に迷惑をかけないように行う事が大事です。立ち入り禁止の場所や、ご自分の車のアイドリング音等にも気を付けて、マナーを守って採集を行いましょう※
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