今回は久々に国産から外国産の羽化報告です。ブッダノコギリ♂56mmです。
上記画像の個体は以下のような方法で飼育しました。
飼育種:ブッダノコギリクワガタ
体長:56mm
飼育したエサ:きのこマット 800ccPPボトルの空ボトルを利用しました。
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:8ヶ月
エサ交換回数:途中1回
設定温度:23~25℃前後
飼育はとても簡単です。今回は菌糸ではなく、きのこマットにて飼育しましたが、56mmと大歯型が出てくれました。菌糸しいくならばもう少し期間も短縮出来たかもしれません。あと大きさ・・。
ブッダノコギリ、小型のノコギリクワガタでちょっとマイナー的な感じのする外国産ノコですが、アゴの湾曲も素晴らしくとても格好の良いノコギリです。私のお気に入りの一つになりそうです。(^^)
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今回ご紹介するのも国産ものになります。
ムシキングで大人気の国産カブトムシです。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:国産カブトムシ(日本・本土産)
体長:82mm
飼育したエサ:きのこマット
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:11ヶ月
設定温度:常温飼育
私たちには日頃見慣れている形の国産カブトムシですが、世界の昆虫界からみると独特な風貌で人気の高い種でもあります。
今回は当飼育ルームでは珍しく常温飼育で管理致しました。使用したマットはきのこマット、これでグングン育ちます。国産の昆虫(カブトムシ&クワガタムシ)は、元々日本の風土に合って生息しておりますので、常温での飼育が可能です。 この辺は外国産には真似出来ない所ですね。(^^)
日本のカブトムシは幼虫飼育、産卵共に非常に簡単な種です。産卵に関してはマットを固めても良し、軽く押し詰めても良し、ばら撒き産卵もします。設定温度も25~30℃と幅広く、水分量に関しても外国産ほど厳密に調整する必要もありません。
また国産のカブトムシは蛹室を縦に作ります。通常ヘラクレスやコーカサスなどは横に蛹室を作りますが、国産カブトやヒメカブトなどは違ってきます。その理由より、底辺の広いプラケースよりもブロー容器などの縦に長い容器で管理する方がより良いです。深さが必要だと思います。
こうして改めて見ると格好よいムシですね。まさに日本の誇るムシキングです。(^^)
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この種は以下の方法で羽化させました。
飼育種:ヘラクレス・ヘラクレス
羽化サイズ:137mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:12ヶ月
この個体は小プラケースの長い方に上手に蛹室を作ったのでそのまま羽化させました。蛹化の時、上部にずり上がったのか、ちょっと胸角先端が曲がってしまいました。まっすぐならばもう少し体長もいけたでしょう。
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今日は珍しく国産もの、皆さんよく見慣れたミヤマクワガタの羽化報告です。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:ミヤマクワガタ(日本産)
体長:65mm
飼育したエサ:
初令~2令時:完熟マット
2令後期~3令時:完熟マット+きのこマットのブレンド
飼育容器:1100ccPPボトルの空ボトルを利用しました。
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:13ヶ月
エサ交換回数:3回程度
設定温度:23~25℃前後
日本のクワガタの中でも人気の高いミヤマクワガタ。今ちょうどシーズンですので、あちこちの山で見かけられます。少し標高の高い山で採集が出来ます。
飼育の方は結構容易だと思います。今回のミヤマもまず産卵は完熟マットで産卵させ、同じ完熟マットで飼育しました。ただ2令後期~3令時はエサの栄養価を高める為、完熟マットときのこマットを2:1の割合でブレンドして飼育しました。
設定温度も23~25℃とミヤマにしては比較的高温で飼育したため、13ヶ月というほぼ1年1化型で羽化してしまいました。サイズも70mmいかなかったのも残念ですが、このサイクルからすると良い方だと思います。
それにしても立派な頭が特徴のミヤマクワガタ。とても格好よいですよね~。今季の産卵セットは新発売の「黒土マット」で試してみます。(^^)
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アンタエウスの中でも最近特に人気の高い、マレーアンタエウスの羽化報告です。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:アンタエウスオオクワガタ(マレー・キャメロンハイランド産)
体長:♂79mm
飼育したエサ:菌糸E-11002本
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:11ヶ月
設定温度:23~25℃前後
菌糸ボトルで飼育したマレーアンテです。この種・アンタエウスは菌糸ビン飼育で非常に大きくなります。
80mmUPを狙っていたのですが、残念な事に2本目の後半で蛹化が始まってしまい、79mmという結果になりました。もう少し低温気味で引っ張ればよかったかもしれません。
アゴの湾曲と内歯が特徴のある、格好の良い種ですね。80mm目指して頑張ります。(^^)
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皆さん、週末はどうお過ごしでしたか?今週も元気でいきましょう。(^^)
さて、今日はクワガタ飼育をされるならば基本ともいえる国産オオクワガタの羽化報告です。今回羽化した個体は・・・・
なかなかキレイな個体オオクワ♂74.6mmです。
この種は以下の方法で飼育しました。
飼育種:国産オオクワガタ(山梨県産)
体長:74.6mm
飼育したエサ:菌糸ビンBasic900を2本
投入時期:2令投入
投入から羽化までかかった時間:9ヶ月
エサ交換回数:途中1回
設定温度:23~25℃前後
この種は菌糸ビンBasic900を2本での羽化でした。サイズは74mmUPとまずまずの結果ですが、75mm出したかったですね~。
では手順をおって見てみましょう。
①産卵木より割り出し~初令
②初令幼虫を一時保管としてプリンカップ90cc(きのこマット入り)に入れる
③菌糸ビン:Basic900に投入:この時、2令初期に加令していた。
④1本目に投入後、約4ヶ月で交換~2本目に投入(このときのグラム数:24.5g)
⑤それから約4ヶ月後位に蛹化始める。
⑥合計約9ヶ月程度で羽化。
このような感じです。
では、羽化した個体の割り出しを画像に収めましたので見てみましょう。
取り出し前の菌糸ビン
すでに白い部分はなく、真っ黒にマット化しています。
くるっと回してみると・・・
下の部分に蛹室らしきものが見えます。
ズームアップします。
間違いなく蛹室です。
・・・・が、この状態は良くありません。
下の部分が変色しています。おそらくガス臭も発生しているでしょう。
成虫は大丈夫かと思ってしまう状況です。
今回はキレイに完品でした。
ですが、この菌糸ビンの状態は悪い見本です。こうなる前に3本目の菌糸ビンへの交換か、あるいは成長が見込めない幼虫であればマットへの投入がベストの選択だったのではないかと思われます。
最後の交換のタイミングは意外と難しく、少しでも遅れてしまうと蛹化への蛹室つくりが始まったりします。かと言っておそくまで放置し続けると今回の菌糸ビンの画像のように劣化した状態になってしまう可能性があります。
判断(交換するタイミング)は個体それぞれ違いますので、飼育者がそのタイミングを見計らって交換するのがポイントだと思います。私もまだまだですので、もっと頑張りたいと思います。(^^)
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マルスゾウカブトが羽化して来ました。今回羽化したのはちょっと小型の、少し角曲がりです。
このマルスゾウカブトは以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:マルスゾウカブト
羽化サイズ:100mmジャスト(角曲がり)
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:24ヶ月
小さめのマルスですが、どっしりと重量感もあり、格好よいです。
この個体は小プラケースで飼育し、たっぷり2年かかりました。
ヘラ系と違いメガソマはやはり時間がかかります。人工蛹室には移さず、そのまま小プラケース内で羽化しました。蛹室が狭かったのか、ちょと頭角が曲がっております。
何とか100mmいきましたが、まだまだ小さく、目指すは130mmです。(^^)
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日増しにだんだんと暖かくなって来ていますが、今日はちょっと肌寒い気がします。まだ夏は遠いのでしょうか?最近何だか気候が変ですよね?
さて今日はノコギリの王様とも言われたハスタートノコギリの飼育(羽化)報告です。
このハスタートノコギリは以下のように飼育しました。
飼育種:ハスタートノコギリクワガタ
体長:73mm
飼育したエサ:菌糸ビンE-1100
投入時期:2令投入
投入から羽化までかかった時間:7ヶ月
エサ交換回数:2本
設定温度:23℃前後
今回は菌糸ビンE-1100で羽化させました。2令で投入し、菌糸ビンE-1100に投入。 後は温度管理を少し低温気味にして管理しました。1本目をキレイに食べつくしましたので、2本目のE-1100に入れたところ、 1ヶ月程度で蛹化しました。
2本目の菌糸はまだまだ残っていましたが、入れ替えでスイッチが入ったのか、1/3も喰い切らない内に蛹化しました。それから約1ヶ月ほどで羽化。
キレイな個体で、横幅もあり、満足です。(^^)
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ヘラクレス・リッキーが羽化しました。
♂145mmです。
飼育種:ヘラクレス・リッキー
羽化サイズ:145mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:14ヶ月
ヘラクレス・リッキーの羽化になります。この個体は蛹室を窮屈な方向に作ってしまっていたので、人工蛹室に移しました。ただ人工蛹室が悪かったのか、胸角途中に段がついてしまいました。
リッキーは身体が大きいですね。ボディが大きく角とのバランスが若干アンバランスのような気がします。
まだまだヘラクレス沢山いますので、羽化報告頑張りますね~。(^^)
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皆さん、GWも終了し、楽しく過ごせましたでしょうか?こちらの休み明け、久々の日記になります。今日は先日のアルキデスに続き、ヒラタ系のスマトラオオヒラタの羽化のご報告です。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:スマトラオオヒラタ(ベンクール産)
体長:♂94mm
飼育したエサ:菌糸Elementシリーズ1100ccボトル~1400ccボトルの3本
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:11ヶ月
エサ交換回数:菌糸ビン3本
設定温度:23~25℃前後
先日のアルキに続き、同じく菌糸ボトルで飼育したスマトラオオヒラタです。アルキと同様、ヒラタ系は菌糸ビン飼育で非常に大きくなります。
今回は大型を狙う為、菌糸ビン3本を使用しましたが、最後の1本は半分も喰い上がらない内に蛹化しました。実質2本と1/3というところです。
サイズは94mmと90mmは越しましたが、サイズの伸びやすい内歯上がりのベンクール産ですので、今度は内歯下がりタイプのアチェ産などで大台を狙いたいと思います。
それではGW明け、気を引き締めて頑張りましょう!(^^)
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