久しぶりのクワカブタイムマシーンです。今日ご紹介するのは、ゴロファ・アルゼンティーナです。
【飼育種】
名称:ゴロファ・アルゼンティーナ
産地:?
累代:CB
【羽化体長】
♂38mm ♀31mm
【使用したエサ】
完熟Mat
【使用した容器】
800ccPPボトルの空容器使用
【えさ交換回数】
途中1回
【設定管理温度】
23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】
2令投入して約8ヶ月(合計10月程度)
ゴロファ・アルゼンティーナ。今回紹介した個体は2006年頃に羽化させた個体です。名称ですが、当時はアルゼンティーナと呼ばれていましたが、今はどうなのかちょっと分かりません。すみませんが御了承下さいませ。
ゴロファといえば大型のポルテリやエアクスなどが人気ですよね。このゴロファは小型の部類に入る方です。この個体は角の発達もあまりよくないですが、角のしっかりした個体を見たことがありますがとても格好良かった記憶があります。
飼育自体は普通程度ですが、産卵はあまり産まなかった記憶があります。この個体は完熟マットで羽化させています。産卵も同じ完熟マットを使用した記憶があります。体色は赤褐色で光沢があり、とてもキレイな個体でした。懐かしいですね。(^^)
使用したアイテム
皆さんより以下の質問が来ました。パラレルスネブトに関しての質問です。今日の日記上でご返答したいと思います。
【小さいもの倶楽部さん】
先日、パラレルスネブトを購入しました。一応、セットしたのですがシホさんは、セット後どの位して割出ししたのですか?また採取物なので、パラレルスネブトだとどの位の寿命があるものなのですか?
パラレルスネブト・・・。懐かしいですね。そういえばこの手の種の飼育、久しくしていません。
こんな感じのネブトです。体長は結構大きくなり、40mmはらくらく越えます。
過去の日記データで申し訳ありませんが、以下がその時のセット時の詳細です。
セット内容(2005年3月7日公開)
【使用したマット】
完熟マットのみ(ふるい通し微粒子):ケース底5センチ程固め
【使用ケース】
小ケース
【設定温度】
25℃前後
【結果】
マットに幼虫85頭
当時、パラレルス、アンプルスはなかなか産んでくれない事で知られていました。
私もその時成功するまで、何度も失敗していたのですが、この時ばかりは嘘のように産んでくれました。
小さいもの倶楽部さんの御質問に関してですが、まず割り出しは大体2ヶ月後位でした。幼虫が見え、ある程度大きくなるまで少し長めに放っておいたんです。
それと野外品ものの寿命ですが、こればかりは分かりません。まずいつ羽化したかが分かりません。明日死亡するかもしれませんし、ずっと先まで長生きするかもしれません。
個体を見てみて、ツヤがあり、擬似死(死んだフリ)などする個体は比較的若い個体だと思います。体の表面にツヤがなく、擦り傷があり、反応が鈍い個体は古い個体でしょう。
でもどんなに新鮮な若い個体でも、生き物ですから生死の期日は分からないのが正直な所です。
若い個体でも死ぬ個体は理由もなく死んでしまうこともよくありますからね・・・。
ご参考にして頂けますと幸いです。(^^)
使用したアイテム
先日の日記のレス:りょーさん:より、クワカブを管理する飼育部屋について御質問がありましたので、今日の日記上で返答したいと思います。
まずはりょーさんの御質問から。
【りょーさん】
質問失礼します。shihoさんは冬季の飼育室(?)の湿度はどの位でしょうか?私はコンパネ等で自作した浴槽ほどの保温庫的なスペースにセラミックヒーターを簡単なサーモで飼育してますが、湿度がどうしても20~25%と大変低く、プラケより特に瓶の中身が乾いてしまい、露天掘りしたら蛹室の上の辺りまでカサカサでした。霧吹きで少し加水してますが、加減が分かりません。濡れタオル、水張った洗面器では庫内の加湿できません。飼育環境は全く違うかと思いますが、アドバイスいただけましたら宜しくお願いします。
御質問ありがとうございます。(^^)
そうですね、まずは私が管理している飼育部屋ですが、こちらはHPでも「飼育部屋ページ」でご紹介しております。
ちょっと私の管理ルームの画像を載せてみますと、
この画像のケースは昔ながらの小プラケースですが、今現在はクリーンケースSで管理してます。
ここは主にパプキンなどの小型種。衣装ケースで管理。
私の管理ルームは大体このようなかんじで管理しております。(ただこの画像はかなり古く数年前の画像ではあります)
この部屋は25℃前後の温度帯の部屋です。今現在は管理部屋は2つあり、16~20℃帯の低温部屋、24~26℃帯の高温部屋と、虫の種類や産卵で分けて管理しております。
湿度は湿度計を置いておらずあまり気にしておりませんが前に一度湿度計を置いて計った時は夏場で60%程度、冬場はやはり乾燥して30%程度だっと思います。
あまりに乾燥で気になるようでしたら、加湿器を置くのはどうでしょうか?
最近は大型のものではなく小型のペットボトルを利用した加湿器もありますよね?あの辺りならばスペースや電力もそこまで気にせずに利用できるのではないかと思うのですが、如何でしょうか?
使用したアイテム
質問レスが来ていました。ご紹介したいと思います。
【ゆうしさん】
今グラントシロカブトを飼育してるんですけどもうすぐ蛹になりそうです!初めてなのでいろいろどう扱っていいかわかりません(-_-;)今だに露天掘りの仕方もわかりません!教えてください(ノ・ω・ヾ)
御質問ありがとうございます。(^^)
グラントを飼育しているんですね。もうすぐ蛹という事ですが、今作っている蛹室の形状は狭い形で作っていませんでしょうか?完全な形で形成しているのであれば、そのまま触らずに蛹化させると良いと思います。
ただ不完全な形で蛹室を形成しているのであれば、人工蛹室などに移し変える必要がある場合もあります。
過去の画像ですが、参考写真です。
上記の様な蛹室だと蛹室が中途半端で途切れていますので不完全な蛹室です。人工蛹室に移し変えた方が無難です。
このような場合の蛹室だと一応ギリギリセーフです。このまま蛹化させても問題ないと思います。
それと露天掘りとありますが、露天掘りしたい理由はなんでしょう?中を確かめて見たいということでしょうか?露天掘りをする場合は、少しずつマットを取り除いていき、蛹室の上部に来たら周り(側面)の壁は壊さないようにそっと上部分だけを取り除きます。
このような感じですね。(参考例)
露天掘りにする理由としては蛹室内に水が溜まっている、コバエや線虫の発生で中がどろどろになってしまっている等のパターンがあげられます。
【シナカブトさん】
立派な蛹ですね。何mm台羽化しそうとか予想はついてるんですか?
レスありがとうございます。(^^)
そうですね~、恐らくの予想ですが、70前半といったところでしょうか・・・。大体ですが・・・。
皆さんレスありがとうございます。(^^)
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だんだん暖かい日もまばらに増えてきて一歩一歩春に近づいていますね。(^^)今日は久しぶりに国産オオクワの飼育状況についてご紹介したいと思います。今現在、月夜野きのこ園でも沢山のオオクワガタを飼育しております。
昨年の夏終わりに位に産卵させ、幼虫を回収し、菌糸ビンに投入した個体達が早くも蛹化、♀にいたっては既に羽化している個体もいます。今日はまだ羽化までは至っていない♂の蛹の様子を撮影してみました。
【飼育種】
和名:国産オオクワガタ
学名:Dorcus hopei binoduosus
産地:日本国佐賀県産
累代:CB
【ここまでに使用したエサ】
Element1100~Element1100の2本使用
【設定管理温度】
23~25℃前後
【蛹化までにかかった時間】
♂1令後期投入して約6ヶ月(合計7ヶ月程度)
菌糸投入してから、約半年で蛹化。菌糸の力は大きいようで、ほぼ半年一化で羽化までもっていきます。
この個体♂はそこまで大型ではなさそうですが、しっかりと育ってくれました。羽化が楽しみです。
羽化しましたらまたご報告しますね。(^^)
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ご質問なのですが菌糸ビン・菌糸ボトルを使用する時、幼虫が暴れて踊室を作りますよね?その時に羽化不全をなくすためにビンやボトルは横に倒して管理した方が良いのでしょうか?shihoさんはオオヒラタやギラファ等の大型になるクワガタをボトルやビンで飼育している時はどのように管理しておりますか?
また質問なんですけど、お願いします。
ツシマヒラタ幼虫の最終体重計測で平均♂で何gあれば何mmが羽化するような予想を教えて下さい。
すみません、これは私には分かりかねます。対馬ヒラタは飼育したことはありますが、
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オキシデンタリス、角曲がりで残念でしたね。こちらでは最初にレスをした時のリッキーがやっと前蛹になりました。
ケースの短い方に作ってしまったので露天堀をしました。顔と脚は固まっていましたが、
体が良く動くのでもう少し置いとくのがいいですかねー。
深くお詫び申し上げます。m(_ _)m
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ヘラクレス・オキシデンタリスの羽化報告です。
ヘラクレス・・・当たり前に飼育していたのですが、何か久しぶりの登場じゃないですかね?
【ヘラクレス・オキシデンタリス♂140mm】
和名:ヘラクレス オキシデンタリス
学名:Dynastes hercules occidentalis
【羽化体長】♂140mm
【使用したエサ】きのこMat
【使用した容器】
クリーンケースS
【えさ交換回数】途中4~5回
【設定管理温度】20~22℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約12ヶ月(合計14ヶ月程度)
使用したアイテム
久々の登場です。ウォーレスノコギリです。今回はくわマットでの飼育になります。
【飼育種】
和名:ウォーレスノコギリクワガタ
学名:Proxopocoilus wallacei
産地:ハルマヘラ産
累代:CB
【羽化体長】♂67mm、♀40mm
【使用したエサ】くわマット
【使用した容器】 900ccブロー容器(径100mm×高さ145mm)
【えさ交換回数】途中1回
【設定管理温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂2令投入して約8ヶ月(合計11ヶ月半程度)
♀2令投入して約7ヶ月(合計10ヶ月程度)
今回羽化させたウォーレスノコギリです。♂67mm、♀40mmとまずまずのサイズです。今回はくわマットにての羽化となります。
幼虫飼育自体はとても容易な種です。マット、菌糸、どちらを使用しても幼虫飼育が可能です。今回は少し低温気味にして幼虫期間をひっぱりました。マット飼育の個体ですが、なかなかです。
(^^)
このウォーレスも比較的容易に手に入るようになってきましたね。一昔前は3大ノコギリの一つに数えられかなり高額だった時の事を思い出します。横幅もあり、カッチリしたノコギリです。
とても格好よいので、飼育がまだの方は是非一度チャレンジしてみて下さいませ。(^^)
使用したアイテム
久々のクワカブタイムマシーンです。今日紹介するのは、Coelosis
bicornisです。
【♂31mm】
【♀24mm】
【飼育種】
和名:ミツノセスジクリイロサイカブト
学名:Coelosis bicornis
【産地】パラグアイ
【累代】CB
【羽化体長】♂31mm、♀24mm
【使用したエサ】完熟Mat 【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂♀:初令投入して~合計約4~5ヶ月
2005年頃の羽化個体。和名:ミツノセスジクリイロサイカブトです。
この名前よりは学名のbicornis(ビコルニス)と呼ばれている方が多いみたいです。もう7年前ですので、最初は幼虫で入手したか、
親虫を入手して産ませたのか、すみませんハッキリとは覚えていません。ですが、羽化させたのは間違いありませんし、
その後も1~2世代は累代可能でした事は覚えております。
幼虫自体は非常にサイクルが早く4~5ヶ月程度で羽化して来ました。
使用したエサは完熟Mat です。その当時は500cc程度のブロー容器に詰め替えて飼育しましたが、
サイズ的に考えてももう少し小さめの容器でも良いかとは思います。
小型のカブトですが、なかなか味のあるカブトです。懐かしいですね。(^^)
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