久しぶりのヘラクレス・ヘラクレスの羽化報告です。
但し今回飼育に使用したマットは黒土Matです。
産卵時に関しても黒土Matを使用して採取した幼虫ですので初令~羽化まで全て100%
黒土Matのみで羽化させたことになります。
【飼育種】
和名:ヘラクレス・ヘラクレス
学名:Dynastes hercules hercules
【羽化体長】♂135mm&141mm
【使用したエサ】黒土Matのみ
【使用した容器】
クリーンケースS
【えさ交換回数】途中4~5回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約12ヶ月(合計14ヶ月程度)
今回のヘラヘラは黒土Matのみで羽化させました。
黒土Matというとどちらかというと産卵用マットのイメージが強いのですが、黒土Matでも十分に幼虫飼育は可能です。
羽化までの飼育期間は当園飼育ルーム管理下においてはほんの少しですがきのこMat
で飼育した時に比べると長めだったようです。きのこMat
飼育ならばこの辺りのサイズならば12ヶ月程度で羽化してくれています。その2ヶ月程度の差は栄養価の問題かな・・・と思っております。
温度を少し低め(20℃前後)にしてもう少し幼虫期間をじっくりとひっぱれば150mmサイズも見えてくるのかな・・・。
まだまだ色々と微調整して試す価値はありそうです。
日々精進したいと思います。(^^)
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12月も早くも半ば・・・今年ももうあと少しとなりました。
最近はめっきり寒くなって来まして、飼育者の方達は温度管理が大変な時期になってきましたね。
さて、今回は約半年ぶりにギラファ属:最大体長になる亜種keisukeiの羽化報告です。
【飼育種】
和名:ギラファノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus giraffa keisukei
【羽化体長】♂112mm
【使用したエサ】菌糸ビン:Element1100~Element1400
【えさ交換回数】 途中1回の合計2本使用
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約9ヶ月(合計約11ヶ月)
ご紹介するまでも無くおなじみkeisukeiギラファです。
今回久々の羽化ですが、1頭目で110mmの大台を超えてくれたので満足しております。
最大は120mm近くなりますので、そのクラスと比較するとまだまだ小さめです。
ですが、このkeisukeiはとても飼育もし易く、比較的体長も伸びてくれるので初心者の方にはオススメの種です。
実際この個体♂112mmもElement1100~Element1400
の菌糸ビン2本で羽化してくれました。
1本目のElement1100
を8割方食べきって交換したときの幼虫体重は51gでした。
2本目のElement1400を7割方食べきった所で蛹化し始めました。
蛹室はいつものように斜めに作り羽化した時の体長より若干大きい位で窮屈そうでした。
傍目から見ると狭いように見えるのですがそれでも無事羽化してくるからたいしたもの。。。
う~む、まじまじと見ていると見慣れているギラファですがやはり格好よいです。次は♂120mmを目指してまた頑張ります。(^^)
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久しぶりのラフェルトノコギリの羽化報告です。
【飼育種】
和名:ラフェルトノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus lafertei
産地:バヌアツ産
累代:CB
【羽化体長】♂75mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 900ccブロー容器 (径100mm×高さ145mm)
【えさ交換回数】途中2回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約10ヶ月(合計12ヶ月程度)
体色のとてもキレイな大型ノコギリ、ラフェルトノコギリです。
以前は3大ノコギリの一つとして最高峰に位置していました。その風貌はとても魅力的です。
飼育はとても簡単で、マット、菌糸どちらでも大きくなります。
菌糸の場合はマットより短期間で羽化してくれます。こんかいのこの個体はきのこMatを使用して羽化させました。
色虫的要素も兼ね備えたとてもキレイなノコギリです。
是非皆さんも機会がありましたら飼育してみてはどうでしょうか。(^^)
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今日はタスマニアアウラタキンイロクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:タスマニア アウラタキンイロクワガタ
学名:Lamprima aurata
産地:オーストラリア タスマニア島
累代:CB
【羽化までの内容】
体長♂35mm、♀28mm
使用したエサ:きのこマット
設定温度:23〜25℃前後。
エサ交換回数:交換途中無し:120ccプリンカップ使用
羽化までの期間:初令幼虫~約5ヶ月
アウラタキンイロの中にあって亜種的存在のタスマニアアウラタの紹介です。
この種はパプキンや通常のアウラタと同様に幼虫飼育はとても簡単で、とても早いサイクルで羽化してくれます。
ただ繁殖となると羽化後かなりの長さで休眠状態に入ってしまいます。この辺はパプキンとは違う所ですね。長い場合は過去の個体ですが1年近く休眠した事もあります。
♂個体は色合いが特徴的です。顎はあまり伸びず短歯~中歯タイプがほとんどです。大食は茶~紫と本土オーストラリア産のアウラタとはまた違った色合いで表れます。
♀の色合いはパプキンに似ていますね。本土オーストラリア産はレッドやグリーン、ブルーが多いですが紫系統がよく羽化してきます。
色彩のバリエーションとしてはパプキンの方に軍配があがりそうです。
とはいえ、これはこれでまた違った魅力があり、興味を惹かれますね。(^^)
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先月もパプアキンイロクワガタ♀達の羽化報告をしましたが、まだまだ♀羽化ラッシュが続いております。
様々な色合いの個体達を御覧下さいませ。
【飼育種】
和名:パプアキンイロクワガタ
学名:Lamprima adolphinae
産地:アルファック産
累代:CB
【羽化までの内容】
体長♂まだ未計測。 ♀25~28mm
使用したエサ:きのこマット
設定温度:23〜25℃前後。
エサ交換回数:交換途中無し:120ccプリンカップ使用
羽化までの期間:初令幼虫~約5ヶ月
先月も♀の羽化報告でしたが、思ったよりも♂の羽化が遅れております。
蛹室より取り出した♀達があまりにもキレイだったため、ついつい撮影してしまいご紹介してしまいました。すみません。(^^ゞ
青系~赤系~紫系、そして様々な色合いの混じった系色といろんな色が楽しめるのがパプキンの醍醐味です。 ♂と違い♀は特に様々な色合いが出てくれるので楽しいものです。
このパプアキンイロクワガタ(通称パプキン)寒さや暑さにはとても強く、日本の真冬でも多少気温が下がった位ではビクともしません。そう考えるととても飼育のしやすいクワガタです。
早く♂が羽化してくれないものですかね・・・。(^^)
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前の8/1に産卵セッティングをご紹介したオーベルチュールシカクワガタの産卵結果の紹介です。
(文面が一部8/1の日記と重なる部分がありますが御了承下さいませ)
【飼育種】
和名:オーベルチュールシカクワガタ
学名:Pseudorhaetus oberthuri
産地:ベトナム
累代:WD(天然もの)
次に産卵セットの様子です。このように組みました。
何点か画像を撮ってみました。
【産卵に使用したマット】完熟Mat+コナラ材2本
【産卵に使用するケース】クリーンケースM(W305×D195×H232)
【産卵管理温度】20~22℃(若干低温気味)
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、実際のセットは材の大きさもありTの字でセットしました。これはどちらの方法でも構いません。)
産卵セットすることより約3ヶ月・・・。時間をおいて割り出しにかかりました。(勿論ゼリーだけは途中で交換しております)
割り出し時の画像も撮影しましたので順をおってご紹介します。
【産卵結果】
材2本より:幼虫26頭回収
結果は2本の材より26頭もの幼虫を回収出来ました。
ただ割り出す際に2頭潰してしまったので無事に割り出されれば28頭はいた事になります。
オーベルチュールシカは多産なタイプではないと聞いていたので今回の26頭にはまずまず満足しています。セット時は材の周りも固く敷き詰めたのですが、マットからの幼虫回収は一頭もありませんでした。このことから考えるにオーベルチュールシカはほぼ材産みの種だと考えられます。
今回はこの1ペアのみでのデータでしたが、次回は30頭回収出来るように頑張りたいと思います。(^^)
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ペレンメタリフェルの羽化報告です。
【飼育種】
和名:ペレンメタリフェルホソアカ
学名:Cyclommatus metallifer finae
産地:ペレン島産
累代:CB
【羽化体長】♂78mm
【使用したエサ】きのこMat
【使用した容器】500ccブロー容器使用(最終の蛹化時期には横にして使用)
【えさ交換回数】途中1回
【設定管理温度】23℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約7ヶ月程度)
おなじみメタリフェルホソアカ。
その中でもブルーやグリーンの色合いが出やすいペレンメタリフェルの紹介です。
上記でも書きましたが、500ccブロー容器で飼育しました。幼虫自体もオオヒラタの幼虫などほど大型にはならないのでこの容器でも大丈夫だと思います。ただ最後の蛹化前の時期には蛹室のスペースを考慮して、容器を横に寝かせました。細長く蛹室を作り実に上手く羽化してくれました。
この個体は78mmとまだまだ大型とは言えませんが、とてもキレイで満足しております。更なる大型を目指して精進致します。(^^)
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今回はプラティオドンネブトの羽化報告です。
【飼育種】
和名:プラティオドンネブト
学名:Aegus platyodon leopoldi
産地:イリアン産
累代:CB
【羽化体長】♂45mm、♀25mm
【使用したエサ】完熟Mat
【使用した容器】500ccブロー容器使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約4ヶ月(合計約6月程度)
久々登場のプラティオドンネブト。和名通称オノツキネブト。
飼育はとても簡単です。今回は完熟Matを使用しましたが問題なく羽化してくれました。
まただいぶ前の日記内でもご紹介しておりますが、産卵も非常に簡単です。
以下のセッティングで問題なく爆産してくれます。
(2004/4/6日記参照)
【産卵のセット方法】
使用するマット:黒土Matもしくは完熟Mat
使用するケース:クリーンケースSSかクリーンケースSクラス
設定温度:25℃前後。
産卵セットの内容:ケースの7割程度をほんのり固く詰める。残り2割程度はふんわりと。
水分量:適量(握って水が染み出ない程度)
図示すると以下の様な感じになります。
ネブト系の産卵はマットの熟度が必要ですのでクワガタ系マットよりはカブト系マットで産卵させるのがポイントです。 2004/4/6にご紹介した日記では3♀より120、115、109幼虫が取れております。
ネブトは小型種ですが体長50mmに近くなると迫力も出てきます。
是非一度機会がありましたら挑戦してみて下さいませ。(^^)
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先の日記より連続でご紹介している、ネプチューンオオカブトの産卵の結果。
第4回目の採卵の結果をご報告致します。
【産卵に使用した種】
和名:ネプチューンオオカブト
学名:Dynastes neptunne
産地:エクアドル
累代:天然個体
産卵セット方法&結果は以下の通りです。
【産卵結果:4回目】
卵:21個回収
1回目:41卵
2回目:28卵
3回目:25卵
合計:115卵
【産卵に使用したマット】完熟Mat
【セット期間】開始~約20日間
【産卵に使用するケース】衣装ケース中タイプ程度
【産卵管理温度】18~20℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
セット方法は図示すると以下の様な感じです。
クリックでカブトムシ発酵マット産卵の詳細に移動
ネプチューン産卵の連続日記も今回が最後になりました。ついに♀がご臨終になりました。今回も20日程度の産卵期間でしたが、 21卵と一日一卵ペースで産んでくれたようです。
今年の8/1に産卵セットを開始して約3ヶ月と7日の間、とても頑張ってくれました。採卵出来た卵の数は合計115卵と目標であった100個越えを果たしとても満足のいく結果となりました。
結果からしてやはりネプチューンの産卵に関しては温度がとても重要ということが言えると思います。低温管理(20℃程度)。これが必要条件のように思われます。
今回は天然個体での飼育でしたが、当たり外れが目立つ天然個体の中、この♀はまさに当たり♀だったと思われます。今度は養殖個体での産卵をレポートしてみたいと思います。こちらの方はスタンバイしているF1個体がいますが、まだ熟成待ちなので開始しましたらまたご紹介してみたいと思います。
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ビルマゴホンヅノカブトの羽化報告です。
この個体は少し前に羽化した個体です。
【飼育種】
和名:ビルマゴホンヅノカブト
学名 Eupatorus birmanicus
産地:タイ産
累代:F2
【羽化体長】♂69mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 1800ccブロー容器(径137mm×高さ155mm)
【えさ交換回数】途中♂回4回程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】♂2令投入して約12ヶ月(合計13ヶ月程度)
うさぎちゃんの愛称で親しまれているビルマゴホンヅノカブト。通称ビルマニクス。エナメル質なボディと発達する角でファンが多いカブトです。飼育自体はとても簡単できのこMatでグングン育ってくれます。
今回ご紹介するこの個体も角も良く伸び比較的大型になると思います。正面から見ると胸角の形はほんとうにうさぎの耳みたいで可愛いです。無事羽化してくれて感謝です。(^^)
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