先日の日記のレスに「高崎さん」より以下の様な質問がありました。
シホさん、こんばんは。ちょっと聞きたい事があるのですが、 きのこ園様のところでヒーターがかなり安い値段で出てると思うのですが、詳細が知りたいのですけど、 たとえばこれくらいの温室までなら使用可能とか、わかる範囲で構わないので教えていただけたら宜しくお願いします。
高崎さん、レスありがとうございます。
![]() こちらの商品の事ですね。 |
また月夜野でもこのヒーターによる実験をした事があります。その時の様子を簡単ではありますが説明いたします。
※ 場所:冷蔵庫内(4℃)
このように発泡スチロール、ケース(今回はクリーンMケース)、温度計、ヒーターを準備します。
ヒーターをケースの底側にしきます。手の大きさから比較するにヒーター自体は小さいです。
しばらくして箱を開けると、温度は11℃、7℃アップしました。
(この時は1昼夜)
このような方法でしようします。この程度の温度上昇率ではこの空間ではちょっと厳しいかもしれません。 もっと小さめの空間でSS~Sサイズ程度のケースならばもう少しは温度も上がるかもしれません。 多くを飼育している方にはちょっと向かないというのが正直な所です。ご参考までに・・・。
使用したアイテム
久しぶりの個体、ラフェルトノコギリクワガタです。
【飼育種】
和名:ラフェルトノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus lafertei
産地:バヌアツ産
累代:CB
【羽化体長】♂60mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 900ccブロー容器 (径100mm×高さ145mm)
【えさ交換回数】途中2回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約10ヶ月(合計12ヶ月程度)
かつての3大ノコギリの1つとも言われたラフェルトノコギリの羽化報告です。今回の個体は少し小型です。マットで育てましたが、
菌糸でも勿論いけます。管理温度も25℃程度。水分量も適量。特に難しい点はなかったです。
使用したアイテム
毎年冬が来るとご紹介している冬場の管理(温度対策)についての紹介です。
この記事は毎年紹介しているので、今年はもう紹介せずとも良いかなと思っていたのですが、
つい先日の日記のレスにて色虫LOVEさんより、温室の方法などの質問を受けましたので、改めて再々々の紹介になりますが、
皆様なにとぞ恐縮ですが御了承下さいませ。
外国産のクワカブにとっては寒さの厳しい時期です。では、クワカブを冬場にどう管理するか?
昨年も同様の記事を書きましたが、最近よく質問される事が多いので、
今日は生体を飼育するに至って冬場の管理のやり方の一例を私Shiho流ではありますが、改めてご紹介したいと思います。
(上記でも書きましたが、やり方&ご紹介内容は過去の日記の重複になりますが、御了承下さいませ)
日本の虫は、元々この日本の四季のある環境に順応しており、氷点下になる冬でも乗り越えられる能力を持っています。ですが、
外国産の虫についてはこの能力は持ち合わせておらず(一部例外もある)、日本の虫と同じように常温飼育をしてしまっては、
かなり動きが悪くなり、場合によっては死亡してしまいます。
それではどうすれば良いのか?
答えは温度管理をしてあげれば良いのです。
簡単に答えてしまいましたが、この温度管理、結構大変で苦労している方も多いと思います。
大量に虫を飼育されている方等は、一部屋ごと空調(エアコン)による温度管理をされている方が多いようですが、
少量を飼育されている方、 電気代を考えて一部屋エアコンを常時つけられない方も多数いらっしゃると思います。
そんな時は簡易温室を作ってみるという手があります。
簡易温室には、ガラス温室を利用した立派なものもあれば、メタルラックにビニールをかぶせたもの、
ダンボールや発泡スチロールを工夫して作ったもの等、工夫次第で色々手作りする事が可能です。
今日はその中で少量飼育の方の場合を想定して、発泡スチロールでつくった簡単な温室をご紹介します。
【3つの発泡スチロールを使用した小型簡易温室】
3つの発泡の内、2つを底面をカッターでくり抜き、キャンプ等で使用するバーベキュー用の金網をおきます。
残り一つは一番底面になるのでそのままですが、温度源となるものを置きますので、コードの穴を開けます。
今回は電気あんかを温源に使用しました。
コードの穴の部分は切り取った部分を少し小さくして再度はめ直すとよいでしょう。
この温室は小さいので多数の数は置けません。
また温源も電気あんかと比較的弱めの温源であるため、外気温が凄く寒い場合には、中が低くなる場合もあります。
置く場所などを選んで、 適温になるように調整しましょう。
中に温度計を1本入れて確認すると良いと思います。
この様な感じで小型のものならば結構簡単に作れます。
後は飼育の数に合わせて土台を選び、それにあった温源を選択するとよいでしょう。
温度が高く上がりすぎるような温源(小型電気ヒーター)等は、コンセントとの間にサーモを接続して温度設定をしてあげれば、
一定の温度を保つ事も可能です。
ご紹介したのはあくまで簡易温室ですが、以外となかなか役に立つものです。
しかし皆様の住んでいる地域地域によっては能力に差が出てくることもあります。
例えば北海道で使用するのと沖縄でしようするのとでは全然違ってきます。
それぞれの管理する部屋にあった温室作りが大事だと考えます。しっかりと温度対策をして厳しい冬を頑張って乗り切りましょう。
(^^)
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今日は小型ノコギリ、フルストファーノコギリの羽化報告です。
【飼育種】
和名:フルストファーノコギリ
産地:スンバワ島産
学名:Prosopocoilus fruhstorferi
【羽化体長】♂45mm、♀28mm
【使用したエサ】完熟Mat
【使用した容器】500cc程度のブロー容器を使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7ヶ月)位
この個体は完熟Mat
を使用して羽化させました。
フルストファーというと、下の画像のように
上記のようなこのような色合いが通常ですが、今回の個体は黒と赤のツートン個体です。
この個体の兄弟達の色合いは固定されており、親&兄弟全て同じ色合いで羽化しています。ツートンのコントラストがとてもキレイです。
小型のフルストファーですが、聞いたところによるとスンバワ産は小型化する傾向があるらしいです。
色合いにしても何かあるのかもしれませんね。あくまで想像ですが・・・。
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少し前の個体になりますが、ムツノツツサイカブトの羽化報告です。
【飼育種】
和名:ムツノツツサイカブト
学名:Cluster itys
【羽化体長】♂25mm
【使用したエサ】完熟Mat
【使用した容器】500cc程度のブロー容器を使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7ヶ月)位
ボルネオの小型カブト。ムツノツツサイカブトです。
この種は数年前に一度やって絶えてしまいましたが、その後幼虫を入手し、羽化させました。
幼虫飼育自体はとても容易な方です。顔の形がなんかロボットみたいですよね。でもとても可愛く癒されるカブトムシです。(^^)
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久しぶりのクワカブタイムマシーンです。
今日ご紹介するのは2005年頃の個体。ヘクソドンです。
【飼育種】
和名:ヘクソドン
学名:Hexodon
【羽化体長】♂25mm
【使用したエサ】完熟Mat
【使用した容器】500cc程度のブロー容器を使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7ヶ月)位
アフリカの珍カブト、ヘクソドン。
当時より少し前に、わずかな期間野外品が入荷し、その累代個体となります。
幼虫飼育は完熟Mat
だったと記憶しております。・・・すみません、あまり記憶がないんです。
円盤みたいで、とにかく変わった虫でした。
懐かしいですね。(^^)
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先日のタウルスに続き、今回も小型種の紹介です。但しヒラタ系ではなくノコ系です。
ドルサリスノコギリクワガタです。
【飼育種】
和名:ドルサリスノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus dorsalis
【羽化体長】♂52mm ♂46mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 PP800空ボトルを使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7ヶ月)
体色がとても美しい、ドルサリスノコギリ。
飼育は幼虫飼育&産卵ともにとても容易。幼虫飼育はマット、菌糸どちらでもいけます。元々最大体長があまり大型で無いので、
500cc程度の容器でも十分大型が望めます。今回は800ccの容量の容器を使用しましたが、そこまでエサは必要ありませんでした。
エサが食いきって交換というより、食べきる前に劣化などで交換・・・といったかんじでした。
産卵についてもちょっと触れておきます。
私は以下の様な感じでセットを組みます。
【産卵に使用するマット】黒土Mat
、完熟Mat
【産卵に使用するケース】クリーンケースS
~クリーンケースM
【産卵管理温度】25℃前後(飼育種に応じて変える)
【水分量(湿度)】多からず少なからずですが、若干多めに
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下のような感じになります。
結構多産で、1ヶ月位するとケース側面や底面に幼虫が見えてきます。
シックな色合いがとてもキレイです。
皆さんも機会がありましたら是非飼育してみてると面白いかと思います。(^^)
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今日はちょっとマイナー的なヒラタクワガタの紹介です。
小型系のヒラタでもあるタウルスヒラタクワガタです。
【飼育種】
和名:タウルスヒラタクワガタ
学名:Doucus taurus cribniceps
【羽化体長】♂51mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 PP800空ボトルを使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約7ヶ月(合計約8ヶ月)
小型ヒラタのタウルスヒラタクワガタです。
産卵&幼虫飼育はとても容易。今回はマット飼育で育てましたが、菌糸だともっと大型が出るかと思います。設定温度は25℃前後、
湿度は少し多めです。
別角度からの画像も紹介しちゃいます。
顎の所に赤い毛があり、クシヒゲヒラタとも言われています。
和名かな?小型な種ですがなかなか可愛いですよ。(^^)
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先日のインドアンテに続き、私自身とてもお気に入りの個体がいますので、同じ種の紹介で恐縮ですが、もう1♂紹介させて頂きます。 御了承下さいませ。
産地は 同じインドアンテ、ラチラ産です。
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【インドアンタエウス♂86mm】
【飼育種】
和名:アンタエウスオオクワガタ
学名:Doucus antaeus
【産地】ラチラ
【累代】CB
【羽化体長】♂86mm
【使用したエサ】♂Basic900 ~Basic1500
【設定温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂:初令投入して~合計約12ヶ月
今回の個体はボディが太く良個体です。
前回紹介した個体の同血統兄弟なのですが、体がガッチリしておりますので紹介しました。幼虫飼育はマット、菌糸どれでもいけます。 今回はBasic900 ~Basic1500という流れで菌糸投入しました。 Basic900 に約4~5ヶ月、 残りをBasic1500というパターンでした。 添加剤は一切使用していません。無添加です。温度は20℃前後で管理。じっくり育てました。
個人的にはとても気に入った個体です。(^^)
使用したアイテム

連休明け、また頑張っていきましょう。(^^)/
今日ご紹介するのは、先日のマレーアンテに引き続き、同じアンテの産地違い、インドアンタエウスの羽化報告です。
【飼育種】
和名:アンタエウスオオクワガタ
学名:Doucus antaeus
【産地】ラチラ
【累代】CB
【羽化体長】♂84mm
【使用したエサ】♂Basic900 ~Basic1500
【設定温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂:初令投入して~合計約12ヶ月
ヒマラヤ系アンテの特徴がバッチリ出ているインドアンタエウス。ラチラ産のアンテです。
幼虫飼育はマット、菌糸どれでもいけます。今回はBasic900 ~Basic1500という流れで菌糸投入しました。 Basic900 に約4~5ヶ月、 残りをBasic1500というパターンでした。 添加剤は一切使用していません。無添加です。
光沢も強く、内歯も上がりで大型化するヒマラヤ系アンテ。格好よいですね。(^^)
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