今日はグラントシロカブトの産卵セットを行いました。
この♀が今回の主役です。なかなか気合が入っているようです。(^^)
この♀は既に交尾完了しております。
こちらも気合を入れて産卵セットを組んでみたいと思います。
さて、このグラントのセットですが、今回は以下の様なやり方でセット組みました。
飼育種:グラントシロカブト累代CB
使用したマット:完熟マット
使用した容器:市販の大プラケース(W370×D220×H240)
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
上記のようなやり方でやってみました。今日は少しだけ細かく順をおってみましょう。
まず今回は完熟マットでセットを組みますので、マットを用意しました。
それを開封し、マットを広げガス抜きします。今回は衣装ケースを利用しました。
水分調整後、市販の大プラケースに、ケース底面固めにつめ、上部は軽く詰めます。下の画像より、固く詰めている部分と軽く詰めている部分がツートンに分かれているのが分かります。固く詰めた証拠です。詰め終えたら飼育環境と同じ環境で3日程管理して度再発酵がないか確認してから最後にエサと交尾済みの主役♀を入れて完成!
今回は入れなかったですが、転倒防止のために木片などをいれると更に良いと思います。下の画像は上から見た画像です。
このようなやり方で、セットしました。後は最後にケースのと蓋との間に新聞紙やフィルターなどを挟んで、これでOKです。
その後ですが、カブトの産卵については採卵派と放置派(幼虫になるまで割り出さない)の2つに分かれますがグラントの場合は昨日の日記でも説明したように卵の期間がとても長い場合があるので、可能ならば採卵する事をお勧め致します。
わたしの場合は2週間位程度でケースごとひっくり返し採卵しております。またこの結果は追って紹介していきたいと思います。
沢山産んでくれますよ~に。(^^)
使用したアイテム
中型のグラントシロカブトの羽化報告です。
♂74mmになります。身体がまだ湿っていて黒ずんでいますが元気な個体です。
以下がこのグラントの羽化データになります。
飼育種:グラントシロカブト
羽化サイズ:74mm
使用したエサ:きのこマットのみ
使用した容器:1800ccブロー容器
投入時期:2令
投入~羽化までの期間:11ヶ月
その間のえさ交換の回数:3回
グラントは幼虫飼育はとても簡単なのですが、一番のネックは皆さんご存知のように卵~孵化にあります。ちなみにこの個体は採卵してから孵化するまでに約5ヶ月かかりました。
他の個体も全てそうかというとそうではなく、全てバラバラで、早いものでは1ヶ月で孵化するものもあれば長いものになると8ヶ月もかかって孵化したものもありました。
この辺の謎が解ければよりスムーズに飼育も出来るのですが、今の時点では詳しい事は分かっていないようです。
こうやってみるとなかなか可愛い顔していますね。まだまだ大型になる種ですので、更なるサイズアップを目指して頑張ります。(^^)
使用したアイテム
寒さ厳しいこの時期、当園の生体管理ルームではオオクワが羽化してきました。
上記画像の個体は以下のような方法で飼育しました。
飼育種:オオクワガタ(日本、福岡県産)
体長:72mm
飼育したエサ:きのこマット、1100ccPPボトルの空ボトルを利用しました。
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:13ヶ月
エサ交換回数:3回程度
設定温度:23℃前後
今回羽化した個体はマット飼育、きのこマットのみで羽化させました。添加剤などは一切使用しておりません。無添加きのこマットのみです。
通常この程度のサイズですと菌糸を利用すれば半年一化でも羽化してきます。今回の収穫はマット飼育による70mmUPが出来た事にあると思います。
ただ全ての個体が70mmUPあったわけでなく、羽化している12♂中の最大個体を今回紹介しました。ちなみに最小個体は60mmでした。
まだ蛹の個体もいますので、これからの羽化も楽しみにしております。この個体サイズを上回る個体が出来ますように。(^^)
使用したアイテム
中国ニセシカクワガタが羽化しました。♂54mmです。
羽化までの詳細内容は以下のとおりです。
<羽化までの内容>
使用したエサ くわマット:600cc広口ガラスビン容器使用
設定温度 23~25℃前後。
エサ交換回数 交換なし
羽化までの期間 約6ヶ月:2令投入
中国クロツヤシカの羽化データです。
今回は、600cc広口ガラスビンにくわマットを使用して1本で羽化させました。
投入令数は2令です。エサはくわマットのみ。
サイズ的には中型程度です。
黒光りした光沢と足の赤色のコントラストが見事な虫です。(^^)
使用したアイテム
飼育種:エレファス オキシデンタリス
羽化サイズ:122mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:18ヶ月
エレファス オキシデンタリスが羽化してきました。毎度おなじみの小プラケース管理で、人工蛹室なしできれいに羽化してくれました。(羽化したケースの画像を添付しましたので御覧下さいませ)
♂122mmとエレファス オキシデンタリスではなかなかのサイズだと思います。さすがにヘラクレスなどと違い羽化までには18ヶ月かかりました。ですが、満足できる個体に仕上がりました。(^^)
使用したアイテム
飼育種:ヘラクレス・ヘラクレス
羽化サイズ:138mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:12ヶ月
今年最初のヘラクレスへラクレスの羽化になります。この個体は人工蛹室を使わず小プラケースそのままで羽化させました。
蛹室の形状は幸いにもケースの長い方に平行に作ってくれましたので、無事羽化してくれました。あまり大型ではありませんが、今年羽化1号としてご紹介しました。
使用したアイテム
新年、あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
今年も色々とデータを取って皆様にご紹介出来るように頑張りたいと思います。
また、昨年末に、この日記の形式が変更になりました。
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どうぞ本年もよろしくお願い致します。(^^)
月夜野きのこ園 飼育担当:Shiho
使用したアイテム
オリクテス・ボアスサイカブトが羽化しました。♂45mmです。
羽化までの詳細内容は以下のようになります。
羽化までの内容
使用したエサ・きのこマット使用:容器800cc菌糸ビンの空容器使用
設定温度・23~25℃前後。
エサ交換回数・交換なし
羽化までの期間・約5ヶ月:2令投入
アフリカのサイカブト・ボアスサイカブトの飼育(羽化)です。
この種は産卵、幼虫飼育共にとても容易で羽化してくれてくれます。
今回もまだまだ小型ながら第1号が羽化してくれました。更なる大型が羽化してくることを期待します・(^^)
使用したアイテム
ラミレスゾウカブトの幼虫飼育(個体A)についてです。
今回は途中経過になりますが、マット交換時において体重測定をしましたのでご紹介いたします。
・飼育種:ラミレスゾウカブト(個体A)
・体重:162.5g
・孵化~現在までの期間:約30ヶ月
・使用したエサ:きのこマットのみ(無添加)
・温度管理:23~25℃前後
・水分量:適量
・使用した容器:小プラケース
・これまでにおけるエサ交換の回数:7~8回程度
このラミレスゾウカブトの幼虫は上記のような感じで幼虫飼育を致しました。さすがに幼虫期間は長く3年近くかかっております。ただもう黄色くなってきているので、もうそろそろだとは思うのですが・・・。
またおいおい追ってデータ公開して行きますのでお楽しみに。(^^)
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