
2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第24回目のご報告です。
今回の採集舞台は関東 群馬県です。
今季、私は7月の中旬~8月の中旬にかけて、2度、合計約2週間程度、群馬県に滞在し、クワガタ採集に行きました。
こちらで採集に行く度に、私の地元:宮崎県の採集フィールドの環境とは大きく変わる事を実感した次第です。
今回は月夜野きのこ園がある地域:群馬県 北部地域でのクワガタ・カブトムシが採れる(集まる木)について、あくまで私なりに感じたことではありますが、ご紹介して見たいと思います。
※ 群馬県:北部で狙いたい木 ※
1位:クヌギ
2位:コナラ
3位:ヤナギ
4位:ケンポナシ
5位:オニグルミ
※あくまでもShihoの個人的見解です※
【1位】
クヌギ
クヌギの全体像
クヌギの葉
クヌギの葉:表側
クヌギの葉:裏側
クヌギの樹皮
群馬県北部でも不動の一位はやはりクヌギの木。
生えている本数は少ないものの、見かけて叩いて(蹴って)みれば、何かしらクワガタなどが落ちてくることも多かったです。
見かけたら要チェックの木ですね。
<今季、群馬北部滞在中の採集実績>
ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、スジクワガタ、コクワガタ、カブトムシ、カナブン、アオカナブン、クロカナブン
【2位】
コナラ
コナラの全体像
コナラの樹皮
コナラの葉
コナラの葉:表側
コナラの葉:裏側
滞在中に群馬県北部で一番見かけた木。
木の本数もとても多く、かなりの数を見かけました。
クワガタ、カブトムシ共に多数集まっており、今回滞在中の最大個体:ミヤマクワガタ♂72mm、ノコギリクワガタ♂69mmもコナラの木よりGET。
ただコナラの木ならどの木でもクワガタが付くというわけではなく、かなり局所的で、付く木と付かない木の差が大きく感じました。
上記でも書きましたが、生えている場所にはかなりの本数が生えており、労力はかかるが、一応一通り叩いて(蹴って)みる価値はあると感じました。
<今季、群馬北部滞在中の採集実績>
ミヤマクワガタ(最大♂72mm)、ノコギリクワガタ(最大♂69mm)、スジクワガタ、コクワガタ、カブトムシ、カナブン、アオカナブン、クロカナブン
【3位】
ヤナギ
河川敷側から見たヤナギの木
ヤナギの枝や葉ぶりはこんな感じ
ヤナギの葉の表側
ヤナギの葉の裏側
ヤナギの樹皮
ここ群馬北部ではかなり有力な木の一つ。主に河川敷などの川辺に生える事が多い。樹皮も柔らかいので、傷付きやすく、そこから樹液が出てクワガタ達を引き付けることが多い。
また細い幹のヤナギでも穴(ウロ)が開いていることが多く、そこにはコクワガタがよく入っていました。
ウロ(穴)の中に潜むコクワガタのペア
<今季、群馬北部滞在中の採集実績>
ノコギリクワガタ、コクワガタ、カブトムシ、カナブン、アオカナブン、クロカナブン
【4位】
ケンポナシ
ケンポナシ若木の全体像
ある程度成長したケンポナシの枝葉
ケンポナシの樹皮
ケンポナシの葉(成熟した葉)
ケンポナシの葉:表側
ケンポナシの葉:裏側
私の地元フィールド:宮崎県ではほとんど見かける事のない木の一つで、私自身もこの木の存在すら昨年初めて知ったくらいでした。ここ群馬県:北部ではよく見かけることが出来ました。
樹液が出ている木は意外に少ないものの、一旦樹液が出ると、その爆発力は凄いものがあり、昨年こちらの地元の友人に教えてもらったケンポナシの木には多数のカブトムシが群がり、更にその上空をブンブン飛んで次々と集まって来ていました。
見かけたら要チェックの木です。
<今季、群馬北部滞在中の採集実績>
ノコギリクワガタ、コクワガタ、カブトムシ、カナブン
【5位】
オニグルミ
オニグルミの木の全体像と樹皮
オニグルミの葉
オニグルミの葉:表側
オニグルミの葉:裏側
オニグルミの実
4位に挙げたケンポナシに続いて、私の地元:宮崎のフィールドではほとんど見かける事のない木の一つ。群馬県:北部ではかなりの数があり、川沿いを中心に至るところで見かけることが出来た。
本来、クワガタが集まる木としても有名なようだが、残念ながら私自身でこの木で採れる事は叶いませんでした。
理由の一つとして、オニグルミの木があるところには大体ヤナギの木があり、クワガタ達はヤナギの木の方に集まってくるような感じでした。
しかし強烈に樹液が出ていれば話は別だと思います。今回私がそのようなオニグルミの木にたまたま出逢わなかっただけかもしれません。
クワガタ、カブトムシが集まる木には間違いないので、こちらも見かけたらチェックしてみると良いと思います。
実際に採れはしませんでしたが、見かけた数の多さと、認知度、期待の大きさを込めて第5位にランクインさせて頂きました。
<今季、群馬北部滞在中の採集実績>
なし
如何でしたでしょうか?
上記でご紹介した1~5位までの木が私が今季 群馬県:北部でクワガタ、カブトムシを探すのには向いていると感じた木でした。
勿論、この他にもクワガタが集まってきそうな木は数種見つけました。
例えば、
ミズナラ
ヤシャブシ
イタヤカエデ
など。
直接クワガタが付いている所は目にしませんでしたが、これらも立派にクワガタが集まる木です。
他には番外編で言うと、
先日の日記内のライトトラップの場面で紹介したウワミズザクラの木
樹液ではなく、果実が目当てではないか?その辺りはまだ謎なのですが、カブトムシが沢山集まって来ていました。
実際にこのウワミズザクラの木の周辺でライトトラップを行い、こんなに沢山のカブトムシが集まりました。
他には群馬の友人に聞いた話によると、「ムクゲの木」にもの凄い数のカブトムシが集まっているのを見た事があるとも言っていました。
ムクゲの木、私も初めて聞いたので驚きましたが、ネットで調べてみると、確かにカブトムシが多数集まる事がある木だそうです。
ただしこのムクゲの木は外来種ゆえ、野外で自生しているというわけではありません。
なので、ムクゲの木を探し野外フィールドで、探してみるというのは難しいかもしれません。
如何でしたでしょうか?
上記が私が群馬県北部での滞在中に実際に採集に行き、クワガタ、カブトムシが集まりそうだなぁと思う木の候補です。
あくまでも私の経験からの考えなので、人によってはまた違ったご意見もあろうかと思います。
あくまでもご参考程度に読んで頂ければ幸いです。
※この採集方法や考えはあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や考え、採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
使用したアイテム

2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第23回目のご報告です。
今回の採集舞台は関東 群馬県です。
※ この採集は8月中旬に行ったものをご紹介しております。TBS、「Nスタ」さんの放送日の都合や、宮崎に帰省してからの記事執筆更新等の為、現在の日時とは遅れてのご紹介となっております。大変申し訳ございませんが、ご理解&ご了承頂ければ幸いです。m(_ _)m
時刻:早朝
天気:晴れ
気温:27℃
今回は群馬県 某所 河川敷付近にやってきました。
こういう場所でクワガタやカブトムシが集まる木と言えば、
そうです。ヤナギの木です。
どんな感じの木なのか、ちょっと紹介してみましょう。
ヤナギの枝や葉ぶりはこんな感じ
ヤナギの葉の表側
ヤナギの葉の裏側
ヤナギの木の樹皮
こんな感じの木を探します。
それがヤナギです。
この辺りもいい感じでヤナギの群生があります。
では、早速クワガタ達を探してみます。
カナブンとシロテンハナムグリ、もしくはシラホシハナムグリ(判別出来ずスミマセン)がお食事中です。
こちらではカナブン多数、それに蝶(サトキマダラヒカゲ)、そしてノコギリクワガタ大歯型♂60mm前半位の個体が集まっています。
細いヤナギの木ですが、意外にも穴(ウロ)が多く見つかります。
そしてほとんどの穴(ウロ)にコクワガタが入っていました。
上記画像の拡大図、
大型のコクワガタ♂と♀が見えます。
なかなか大きそうだったので、掻き出し棒で取り出してみました。
コクワガタ♂48mm
♂50mmには届きませんでしたが、とても立派な大型個体です。
その他にも
カナブンとコクワガタ♀
コクワガタ♂とカナブン
ここにもコクワガタ♂と♀のペアが入っています。
そして枝には、
カブトムシ♂とカナブン
カブトムシ♀と、クロカナブン、カナブン2頭。
こちらは穴(ウロ)の近くで、ノコギリクワガタ♂♀のペア
逆光で見えにくいですが、大型のノコギリクワガタ♀の上に小型のノコギリクワガタの♂がくっついています。
ヤナギの枝割れの隙間に潜むコクワガタ♂とカナブン。
交尾を促しているカブトムシ♂と♀のカップル
このような感じで、今回、ヤナギの木で沢山のクワガタ、カブトムシ達を見かけることが出来ました。
今回採集した種類は
ノコギリクワガタ
コクワガタ
カブトムシ
カナブン
クロカナブン
の5種
頭数は21頭という結果でした。
群馬県 某所 河川敷付近での採集、如何でしたでしょうか?
今回は前回までに続いていたコナラ、クヌギではなく、河川敷に生い茂るヤナギの木での採集となりました。
正直、私の地元、宮崎県で私が通う採集フィールドではほとんどヤナギの木は見かける事がないので、今回ヤナギの木でこんなにクワガタ、カブトムシを採ったのは初めての経験でした。とても貴重な経験でした。
採集の途中でとっても可愛いシュレーゲルアマガエルにも会えました。
群馬県での採集を満喫してきた私ですが、ここでタイムアップとなりました。
場所が違えば、クワガタ達が付いている木もガラリと変わる事を大きく実感しました。また生えている木も全然違います。
でも宮崎での採集とはまた違った経験が出来て、とても楽しい時間でした。
沢山の虫達に出逢わせてくれた群馬の山の神様に感謝申し上げます。ありがとうごございました!
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
使用したアイテム

2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第22回目のご報告です。
今回の採集舞台は関東 群馬県です。
※ この採集は8月中旬に行ったものをご紹介しております。TBS、「Nスタ」さんの放送日の都合や、宮崎に帰省してからの記事執筆更新等の為、現在の日時とは遅れてのご紹介となっております。大変申し訳ございませんが、ご理解&ご了承頂ければ幸いです。m(_ _)m
社長:金子氏がライトトラップの機材を用意して下さいましたので、群馬県でのライトトラップ採集を決行しました。
しかし、この日は天気があまり良くなく、時折小雨が降ってくるような状況。しかもこの照射ポイントはクワガタが飛んでくるかどうかも分からない場所。
あまり良くない条件の中でしたが、望みを託して決行しました。
時刻:夜間
天気:曇り時々雨
気温:27℃
こちらがライトアップ機材。
強烈なビーム照射が出来るライトが何と3機もあります。
先日TBSさんのテレビ用撮影でも活躍してくれました!
ライトの前方に白いシーツを置いて、準備します!
準備が出来たところで、
ビーム照射!!
かなり強烈な光です!
直視すると目が眩むほどです!
強烈なビーム光線で向こう側の山の中腹部を照らします!
そして次にすることは、
・・・・・・・・・後は待つだけです。
ライトの前に小さな虫達が集まり始めました!
最初のお客様は、蛾でした。
その後も様々な種類の蛾が飛んできます。
キレイな蛾ですね。
そして20分位したころに、
ようやく、飛んで来てくれました!
カブトムシの♀個体です!
白いシーツの上ではなく、少し離れた場所に落ちて来ました。
カミキリも飛んできました。
次に来てくれたのは、コクワガタ♀
そしてミヤマクワガタの♀
クワガタの♀は飛んで来てくれましたが、♂が飛んで来てくれません。
その後、待ち続けるも、
かなり大きめの蛾
こちらも大きめの蛾
蛾
蛾
蛾の飛来が多すぎて、いつしか蛾の撮影会みたいになっていました(笑
最後の最後にもう一度カブトムシ♀
雨が降り出し、これ以上は見込めない気がしてきたので、ここで終了としました。
結果的には、
コクワガタ♀
ミヤマクワガタ♀
カブトムシ♀
の3種
合計4頭
と、寂しい結果となりました。
ライトトラップ採集、如何でしたでしょうか?
天気のコンディションも悪く、また照射場所も悪かったのか、飛んで来てくれたのはごくわずかな結果となりました。
しかし少ないながらも飛んで来るということは、クワガタ、カブトムシもいることはいると思います。
先日の日記でも紹介しましたが、TBSさんのテレビ用撮影の時にはとても沢山飛んで来てくれたんです。
この時はカブトムシ約20頭が飛来!
後は天気、気温、時期などのタイミングもあるのかもしれませんね。
ライトトラップはまだまだ初心者なので、今後の研究、場所開拓の必要性があると思いました。
採集頭数は少なかったですが、とても楽しめました。
また機会があれば是非色んな場所でやってみたいと思います。
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第21回目のご報告です。
今回の採集舞台は関東 群馬県です。
※ この採集は8月11日に行ったものをご紹介しております。TBS、「Nスタ」さんの放送日の都合や、宮崎に帰省してからの記事執筆更新等の為、現在の日時とは遅れてのご紹介となっております。大変申し訳ございませんが、ご理解&ご了承頂ければ幸いです。m(_ _)m
TBSさんのテレビ撮影も終了し、月夜野きのこ園メンバーと共に野外採集を行いました。
同行するのは、前回と同じ、月夜野きのこ園社長の金子氏と、月虫:松井氏。
8月11日
AM7:30
天気:晴れ
気温:26℃
まず向かったのは、主に細めのコナラ木が群生となっている雑木林。
このように100本以上もある細いコナラ木等を片っ端から叩いて回ります。
ただ、今回も撮影される側だった為、私自身が撮った画像があまりありません。
採集の様子は社長:金子氏が動画で撮影しておりましたので、そちらをご覧頂ければと思います。
100本以上の木をひたすら叩いて回る、通称:100本組手と名付けたこの採集の最初の大物がこちら、
赤いボディ、大歯型の
群馬県産 ノコギリクワガタ
♂69.0mm
動画の中では♂68.6mmとありましたが、じっくりと最大値で測ってみると、最大値で♂69.0mmには何とか届きました。
そして、採集の後半の動画はこちら、
上記のノコギリクワガタ♂69.0mmが採れた場所から、わずか数本しか離れていない場所で採れたのが、
待望の大型個体!
群馬県産 ミヤマクワガタ
♂72.0mm
動画の中では瞬間最大値的に♂72.1mmを指すこともありましたが、きっちりと計測してみると、♂72.0mmでした。
大物個体達をGETに満足する私Shiho
後で分かったのですが、この♂72mmのミヤマクワガタ、よーく見てみると、
ほら、頭部の左右同じ位置に挟まれてカケた傷がありますよね?
これってもしかすると、この♂72mmを超えるような大物に挟まれて傷かもしれないと思ってしまいました。
あくまで私自身の勝手な想像にはなりますが、この地には更なるビッグ個体がまだ潜んでいるのかも。
そう思うと更に採集意欲が高まりました!
上記が今回の100本組手採集で採れたクワガタ達の一部(大型個体は別にしてあります)。
種類は
ミヤマクワガタ
ノコギリクワガタ
スジクワガタ
コクワガタ
カブトムシ
アオカナブン
の6種
頭数は42頭という結果でした。
関東・群馬県でのコナラ林による通称100本組手採集、如何でしたでしょうか?
100本組手とありますが、正直、実際には余裕で100本以上叩いたのではないかと思います。
これだけ叩いた上で、頭数的にはまずまずでしたが、何といっても待望の群馬県産ミヤマクワガタの♂70mmUP個体、しかも70mmを超えた♂72mmをGET出来たのは嬉しかったですね。
更にノコギリクワガタもおしくも♂70mmには1mm届かずの♂69mm。
どちらもこの地域、群馬(関東北部)で採集した中では最大個体で、素晴らしい個体でした。
さて、まだまだ群馬県での採集は続きます!またこの続きは次回にご紹介したいと思います。
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第20回目のご報告です。
今回の採集舞台は関東 群馬県です。
8月の上旬の話になりますが、月夜野きのこ園の「月虫」用に撮影し、Youtubeにアップした月虫用の動画がテレビ局TBSさんの目に留まり、TBSの番組「Nスタ」の中で採集の現場を放送したいと話があり、再度採集のテレビ用映像を撮影することとなりました。
その為、私も8/8に急きょ群馬へリターンすることになりました。
また東京行きの便に乗ることに・・・。
またしばらく宮崎ともお別れとなりました。
前回より1週間も経たない内に再び群馬県、上毛高原に到着。
到着後の8/8~10はテレビ用の撮影となりました。
昼間は樹液採集による撮影。
※今回も撮られる側なので、こちらも撮影が出来ず画像が撮れませんでした。
日記中にご紹介出来る画像がほとんど無くて申し訳ございません。
結果から言うと、撮影中にはクワガタが、30頭ほど採れました。
種類はミヤマクワガタが一番多く、次いでノコギリクワガタ、スジクワガタ、コクワガタの順でした。
テレビ用の撮影中に採れたクワガタの中で、サイズ的に一番大きい個体は、ミヤマクワガタ♂63.6mmでした。
ミヤマクワガタ♂63.6mm
その他にはこんなのも採れました。
すっごく小さなミヤマクワガタの♂
ミヤマクワガタ♂32.8mm
かなりの極小個体!
こんなに小さい個体は初めて見たかもしれません。ある意味貴重かもです。
そして夜はライトトラップによる採集を行います。
ターゲットはカブトムシです。
昼間の内にライトトラップを仕掛ける場所を下見に行きました。
狙っているのはここ。
この木にカブトムシがよく集まってくるようです。
木の名前は「ウワミズザクラ」
この手の木にカブトムシが集まるのは初耳でした。
通常桜の木の樹液にはあまり集まる話を聞いたことが無いので、定かではありませんが、もしかするとこの熟した実を目当てに集まっているのかもしれません。
その中にかろうじて生きてはいますが、瀕死状態の大きなカブトがいました。
持ち帰り計測して見た所、
なんと、
♂85mm
ありました。
かなりの大型個体です!
何とか種親にしたいサイズだったのですが、残念ながら数時間後にお亡くなりになりました。
しかし数はいるようで、この様子ならば今晩のライトトラップも期待が出来そうです。
そして、夜8:00、少しの月明りはあるものの、蒸し暑く気温も27℃程度あります。
上記画像は夜にライトトラップをした時の画像。
このようにライトを設置して、約1時間程度トラップ採集をしました。
結果は、
ライトトラップで飛んできた個体の一部
カブトムシ♂♀が合わせて約20頭ほど飛んできてくれました。
しかもカブトムシ♂はどれもなかなかの大型ばかりで素晴らしい!!
このような感じで群馬到着後3日間はテレビ用の撮影に追われました。
樹液採集によるクワガタ、ライトトラップによるカブトムシ採集と、どれもまずまずの結果が出てくれたので、一安心といったところです。皆様お疲れ様でした。
さて、テレビ撮影も終わり、次は再び先々週のリベンジ、群馬での採集です。この続きはまた次回ご紹介したいと思います。
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第19回目のご報告です。
※何度かブログ上でも書いているので、既にご存知だとは思いますが、私が採集活動をしている地域は九州 宮崎県です。
日本全国の地域や場所によって採れる虫の種類や傾向、大きさなどは大きく違ってくることもありますのでご了承の上ご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます※
前回の採集(8/7)の合間の出来事です。
【オオセンチコガネ】
体長:15~22mm程度
北海道~九州に生息
糞や死体に集まる
やりました!オオセンチコガネ、自己初採集です!!
いきなりですみません。
オオセンチコガネ、実はずっと採ってみたかった昆虫なんです。
センチコガネは先日、群馬で採集することができましたが、オオセンチコガネは初採集です。
今回はたまたま、クワガタ採集をしている途中で、何かの動物の糞(おそらくイノシシ)を見かけ、何気に見てみると、憧れのオオセンチコガネが糞を切り離し運んでいるではありませんか?
【採集したばかりのオオセンチの画像】
採集現場で撮影しました。
まだ頭部や体に糞が付いています。
これをプリンカップ内に濡れたティッシュを入れ、一晩置いてみると、
とってもキレイになりました。
レッドが基調の大変美しい個体です。
とっても嬉しい初の自己採集オオセンチコガネです。
う~ん、とっても可愛い・・・。
この種にはセンチコガネとオオセンチコガネとありますが、頭循も台形型なので、この個体はオオセンチで間違いないと思います(多分・・・・
調べた所によると、オオセンチコガネはレッド色を基本とした個体が一番よく見かけるらしいです。
その他にはグリーンや、ブルーの個体なども存在し、巷ではルリセンチコガネやレインボーセンチコガネ等と呼ばれるほど美しいらいしです。
上記画像はオオセンチのブルー個体
このブルーオオセンチは、2003年に当時、付き合いのあったクワガタ友達より貰い受けた個体です。
その友達はみかん山を持っていて、「よく猿やイノシシなどがみかん山に糞をして、それによく集まっているよ」と言っていました。
クワガタ採集は木を見ます。
しかしセンチコガネ採集は糞を見ないと採れません。
着眼点が違っていたので、なかなか今まで出逢う機会がありませんでしたが、今後は何かしら動物の糞があれば注意して見てみようと思います。
そしていつか、もう一つの憧れの糞虫。
そうです!「ダイコクコガネ」を採ってみたいです!
こちらもオオセンチコガネと同じ糞虫なのですが、その形状はむちゃくちゃ格好良いんです。本当に素晴らしいフォルムをしています。
糞虫の採集家の方のHPをネットで見ていると、実に見事にオオセンチコガネやダイコクコガネを採集されています。
私もきっといつかは・・・と切望しながら採集時には動物の糞に注目してみたいと思います。
※この方法はあくまで私自身のやり方です。人それぞれによって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
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2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第18回目のご報告です。
AM7:00
気温:26℃
天気:晴れ
久しぶりの地元、宮崎のフィールド。
よく晴れ渡り、気持ちが良いです!
さぁ、今回はどんな虫達に出逢えるでしょうか?とても楽しみです。
※今回の採集内容は8月7日に行った採集です。イベントがあった群馬訪問記の紹介などもあって少し公開が遅れてしまいました。大変申し訳ございませんが、ご理解&ご了承頂けますと幸いです※
採集スタートです!
本日最初に出迎えてくれたのが、ヒラタクワガタのペア。
ちょっと見えにくいですが、なかなか大きなヒラタクワガタです。
ハルニレの細い枝に付いています。
ヒラタクワガタ♂57mm
傷も無く、キレイな個体。
ヒラタクワガタ♀30mm程
こちらの♀もピカピカの光沢があり、美個体です。
次にこちらのハルニレの木を蹴ると、
バサバサッとかなりの大きな音がっ、
大型を期待し、慌てて探してみると、
中型のカブトムシ♂個体。
小型のカブトムシ♂個体。
もう一頭、カブトムシ小型♂個体。
まとめてカブトムシが3頭、かなりの音を立てて落ちて来ました。
しかも3頭全て♂。
この木の上の方によほど良い樹液が出ている場所があるのでしょうか。
今後も要チェックの木になりました。
その後、何本か見ていき、目に留まったのが、
このハルニレの木。
スズメバチとカナブンがいます。
スズメバチがいるので本来ならばスルーするのですが、いるのはかなり上の方なので、少し木を揺らしてみました。
すると、バラバラッとクワガタシャワーを浴びました!
かなりの数です!
落ちて来たのは、
ミヤマクワガタ♂55mm程
珍しい黒色タイプのノコギリクワガタ♂
本土ノコギリでここまで全身黒色は珍しいです。
小さい個体ですが、キレイですね~。
小型のコクワガタ♂個体
まだいます!
ノコギリクワガタ♂68mm
湾曲の強い私好みの型です。
それと、
来ましたっ!!
大型のミヤマクワガタ♂個体です。
なかなかの大型!サイズも期待が膨らみます!
帰宅後、早速計測。
アゴ先を伸ばし最大値を電子ノギスできっちりと測定すると、
♂69.3mm
あれ??
採集現場で見た時は71~72mmは確実にあると思ったのですが、70mmにも届いていないようです。
採集時は興奮しているので、直感はあまり当てになりませんね。
そういえば先日の群馬での採集時にも、絶対♂70mmあると思ったミヤマクワガタが実際社に持ち帰り計測すると、67.5mmでした・・・。
採集直後は、期待感が大きくて実際のサイズ以上に思えてしまうようです。
このような感じで、久しぶりの宮崎での樹液採集を3時間程を楽しみました。
その他の採集個体の一部
管理用ルアーケースもいっぱいです。
今回出逢った虫達は、
コクワガタ
ヒラタクワガタ
ノコギリクワガタ
ミヤマクワガタ
カブトムシ
の5種、合計で31頭という結果
第18回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたか?
群馬から戻っての久しぶりの地元での樹液採集(8/7)でした。やっぱり通い慣れたフィールドが一番ですね。
また次回、どんな虫達に出逢えるか?
今から待ち遠しく楽しみです。(^^)
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)
使用したアイテム

2016年度、野外採集(昆虫採集)シリーズ。第17回目のご報告です。
※何度かブログ上でも書いているので、既にご存知だとは思いますが、私が採集活動をしている地域は九州です。
日本全国の地域や場所によって採れる虫の種類や傾向、大きさなどは大きく違ってくることもありますのでご了承の上ご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます※
先日群馬県でのイベントも終わり、宮崎に帰省して久しぶりの野外採集です。
大変申し訳ございませんが、今回ご紹介している採集記事は、実は8月2日に行った内容をご紹介させて頂いております。
群馬から帰って来た後、まずは群馬であったイベントや採集の様子を先日まで紹介していただけに、こちらに帰った後の宮崎県での採集をリアルタイム的にご紹介する時が少しズレてしまいました。
大変申し訳ございませんが、その点をご了承の上、ご覧頂ければ幸いです。
今回はいつもの樹液採集ではなく、灯火採集にチャレンジしてみました。
灯火採集と言っても、ライトトラップを自らしかけてクワガタ達を引き付ける採集ではありません。
今回行うのは、道沿いにある外灯や、自動販売機周辺の明かりを見て回るタイプの灯火採集です。
PM 7:20
気温 :25℃
天気: 晴れ時々曇り
日没前の空の様子。
30分もすれば日が沈むので、移動時間も考えてこの位から出発しました。
大型のライト。
灯火採集で辺りを見渡すには、ペンライトなどの様な小型なライトではなく、このような大型のライトが良いです。
さぁ見回り灯火採集開始です!
道端にある大型の外灯。
かなり白くまぶしく光っています。
こういう灯りの下やその周辺を見回って探します。
早速、探し始めると、
最初に出迎えてくれたのはセミ。
アブラゼミのようですね。
次に見つけたのは、正体不明虫。
このように灯火にはありとあらゆる虫が集まってきます。
移動して、自動販売機の灯り、
周辺を見て回ります。
すると、
おおっ、来てました!
ノコギリクワガタ小歯型個体♂
今季の灯火での初採集クワガタです。
どんな個体でも初めての出逢いは嬉しいものです。
こちらはコフキコガネ。
そういえば最近は樹液採集でも木を蹴るとよく落ちてくるのを見かけます。
しばらく車で移動・・・・
良さそうな水銀灯がありました。
下地がこういうアスファルトだと探すが楽で助かります。
探してみると、
ノコギリクワガタ中歯型♂
カブトムシの小型♂個体
上記2個体がアスファルトに落ちていました。
おっ、ここは良い場所かも・・・・。
しばらくここで待機し、飛んでくるのを待ちました。
蚊も結構いるので、一旦車に戻り、5分後位に再びアスファルトをチェックしてみると、
ひっくり返っているノコギリクワガタ♀個体
コクワガタ♀個体
と、なかなか良い感じで集まり始めたような気がします。
時計を見ると、PM9時15分。
やはりこの位の時間帯が一番飛んでくる数が多いのかなと感じました
その後も、
ノコギリクワガタ中歯型♂
そして、待望の
来ました!
ミヤマクワガタ♂個体です!!
大型個体ではありませんが、やはりミヤマクワガタは嬉しいもの!
飛んできてくれて感謝です!
しばらくしていると、別の採集者の方々がいらっしゃったので、ここはお譲りして、場所を移動しました。
水銀灯ではありませんが、かなり明るい蛍光灯タイプの灯り
この周辺を探してみると、
ゾウムシ
キリギリス?
コクワガタ♂個体
また場所を移動して、
複数の自動販売機、かなり明るいです。
近くには、
ノコギリクワガタ♀の死亡個体が落ちていました。
カラカラに乾いて軽くなっていました。
おそらく昨夜辺りに飛んできて、その後何かに踏みつぶされてしまったような感じです。
自動販売機から4~5m離れた場所に、
ヒラタクワガタ小歯型♂個体の姿が、
そして
なっ、なんとネブトクワガタ♂がっ!!
ネブトクワガタが灯火に飛んでくるとは、意外中の意外でした。
しかもかろうじて大歯型個体です。
外灯や自動販売機をチェックして~移動、チェックして~移動を何回も繰り返し、気付けばPM10時50分
小型個体が多いものの、このようにルアーケースも埋まってくれました。
そろそろ終了のようですね。
今回、灯火採集で採れたのは、
コクワガタ
ノコギリクワガタ
ミヤマクワガタ
ヒラタクワガタ
ネブトクワガタ
カブトムシ
と、6種、
合計で15頭という結果でした。
採集頭数は少ないものの、種類はほぼ一通り採れたみたいですね。
第17回目の野外採集(昆虫採集)、如何でしたか?
今回は灯火採集(外灯採集)に挑戦してみました。
この採集方法は木を探して、見て、蹴って捕まえる樹液採集と違い、外灯を見て回るだけの非常にシンプルな採集方法です。
それゆえ、お子さんと一緒でも気軽に挑戦出来る採集方法と言えるでしょう。
ひと昔と比べると、飛んでくる数はかなり減っているようですが、それでも採集することは出来ました。
皆さんも機会がございましたら、是非一度挑戦してみませんか?^^
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 灯火採集は夜間暗い時間に行うこととなります。その時間帯は一般の方たちは仕事から帰宅され、ごゆっくりされているか、お休みになっている場合も多いです。灯火採集を行う際は、必ず近隣の方達に迷惑をかけないように行う事が大事です。立ち入り禁止の場所や、ご自分の車のアイドリング音等にも気を付けて、マナーを守って採集を行いましょう※
使用したアイテム

この時期、野外採集の様子をご紹介している私ですが、私が主にご紹介している採集方法は、「樹液採集」と呼びます。
いわゆる木の樹液に集まっているクワガタ、カブトムシを直接木を見たり、蹴ったりして採集する方法です。
しかしクワガタ、カブトムシの採集は「樹液採集」だけとは限りません。
その他には
「トラップ採集」
「灯火採集」
等といった方法が存在します
今回はその中でも初心者の方でも手軽に行い易い「灯火採集」のやり方、コツなどをご紹介してみたいと思います。
※何度かブログ上でも書いているので、既にご存知だとは思いますが、私が採集活動をしている地域は九州です。
日本全国の地域や場所によって採れる虫の種類や傾向、大きさなどは大きく違ってくることもありますのでご了承の上ご覧頂けますと幸いです。よろしくお願い申し上げます※
まず「灯火採集」とは何か?
簡単に説明すると、
クワガタやカブトムシを暗い時に灯りに集まってくる習性を利用して、捕まえる(見つける)方法
このような採集方法を
「灯火採集」
と呼びます。
また灯火採集には2種類の方法あると考えます。
①:常時設置されている水銀灯や自動販売機などの灯り下や、その周辺を見て、集まって来ているクワガタやカブトムシを採る方法
水銀灯周辺:昼間の様子
自動販売機周辺:昼間の様子
②:水銀灯や発電機、白幕などを自ら用意し、クワガタやカブトムシが飛んで来そうな然るべき場所に設置して飛んでくるのをじっとにひたすら待つ方法です。「ライトトラップ」とも言われます。
ライトトラップ:設置方法の例
発電機で動かす水銀灯の様子
今回はだれでも手軽に行える①の灯火採集方法のコツをご紹介したいと思います。
まず灯火採集をするに辺り、効率よくクワガタ、カブトムシ達に出逢えるには、いくつかの条件があると考えます。
【灯火採集を行う場所】
まずは灯火採集をする場所、灯火を見て回る場所です。
灯りがあれば、どこでも良いというものではありません。
街中や住宅街などではいくら灯りがあってもクワガタ、カブトムシ達が飛んでくる可能性は低いと考えます。
見て回る場所としては、近くにクワガタやカブトムシがいそうな雑木林や山などに近い灯火を狙って探してみると良いと考えます。
周りが山などで真っ黒闇の中に、一つだけポツンと灯りがあるロケーション等は最高の灯火スポットと呼べるでしょう。
あえて例を挙げるとすると、
★山間部にあるコンビニの灯り
★山間にかかる橋の外灯
★山間部の途中にある自動販売機の灯り
★山間部にある「高速自動車道のパーキングエリア」や「道の駅」の外灯
こういう所を探してみると、クワガタ、カブトムシを見つける可能性は高まってくると思います。
※コンビニやパーキングエリア等は他の方も日夜を問わず利用しますので、迷惑行為にならないようにマナーを守り、気を付けて採集させて頂きましょう※
月夜野きのこ園の近隣の風景
弊社月夜野きのこ園も裏手が山に囲まれております。
時折ですが、会社の灯りにコクワガタ等が飛来することもあります。
ここに強烈な水銀灯でもあれば、有効なポイントの一つと言えるでしょう。
【灯火のライトの色合い】
次に灯火採集で大事なのは見る光の種類(色)を間違えないということです。
勿論例外もありますが、基本的に虫が多く集まってくる光は白っぽい色合いをしている場合が多いです。
いわゆる白色水銀灯や自動販売機などの白っぽい自然光に近い色合いです。
素晴らしく白く光り輝く水銀灯!
このように白く光る外灯がベスト!
最近の外灯はオレンジ色っぽい外灯をよく見かけます。この色合いの外灯では多くの虫が集まってくる期待は少なくなると考えます。
こちらはオレンジ色の外灯。
全く集まらないという事はないが、白い水銀灯と比べるとその差は歴然。
【灯火採集を行う時間帯】
次は灯火を見る時間帯。
これは人によって様々だと思いますが、私の感覚では、日没後~夜22時位までが一番飛んでくるような感じがします。
勿論、それ以降でも飛んでこないわけではありませんが、午前等になると飛んでくる数がかなり減少してしまうよう気がします。
なので、日没後~22時頃までの時間帯にチェックすると良いかと思います。
【その他の条件】
また風や雨の日、それに月明かりが強い日は虫はあまり飛ばないと言われます。
月明かりは出来るだけ無い方が良い
絶対ダメとは言い切れませんが、可能ならばそんな日は避けた方が無難かもしれません。
【灯火採集を行う際の気温】
最後は気温です。
気温が低いとクワガタ、カブトムシは活動が鈍くなります。
理想は25℃以上あると良い傾向です。
気温:29℃ これ位あれば最高!
更に言うと灯火採集を行う直前に雨などが降って、蒸すように湿度が高いとなお良い状況だと言えます。
最後にまとめてみると、
効率の良い灯火採集の条件とは、
① 近くに広葉樹系の山、可能ならばクワガタ、カブトムシ等が採れる場所が近くにある。
② 白っぽいライト(水銀灯等)を見る
③ 見回る時間帯は夕暮れ時~22時頃
④ 月明りはあまり無い方が良い
⑤ 雨や風は無い(弱い)日が良い
⑥気温は25℃以上あった方が良い
湿度も高い蒸した日などは最高!
このような感じでしょうか。
全ての条件がピッタリ当てはまる日というのはなかなかないかもしれませんが、上記の件に少しでも近づけて採集が出来れば念願のクワガタ、カブトムシ達に出逢える確率は高くなると思います。
さぁ皆さんも頑張って灯火採集にチャレンジしてみましょう。^^
※この採集方法はあくまで私自身のやり方です。人によって採集方法や採集条件などは異なると思います。あくまで参考として見ていただければ幸いです。
※ 灯火採集は夜間暗い時間に行うこととなります。その時間帯は一般の方たちは仕事から帰宅され、ごゆっくりされているか、お休みになっている場合も多いです。灯火採集を行う際は、必ず近隣の方達に迷惑をかけないように行う事が大事です。立ち入り禁止の場所や、ご自分の車のアイドリング音等にも気を付けて、マナーを守って採集を行いましょう※
使用したアイテム

Shihoの群馬訪問記 その⑦です。
2016年度の群馬訪問記も今回でラストになります。
今回の群馬訪問の目玉でもあった「世界のクワガタ・カブト大集合」のイベントも無事終了し、後は宮崎に帰るだけになりました。
まだその前に数日時間があったので、最後に群馬でバナナトラップ採集をしかけてみる事にしました。
同行するのは、先日の群馬採集でもご一緒した面々。社長:金子氏と、月虫:松井氏です。
バナナトラップは月虫:松井氏が事前に用意してくれていました。
松井氏ありがとうございますっ!!
早速、バナナトラップを仕掛ける場所に行ってまいりました。
仕掛けるのはこのクヌギの木。
このクヌギの木ではミヤマクワガタが良く採れます。
なぜか一度に5♀採れる事が多いので、月夜野きのこ園スタッフの間では通称「5♀(ゴメス)の木」と呼ばれてます。
トラップを仕掛ける月虫:松井氏(左)と社長:金子氏(右)
発酵したバナナを木にたっぷりと塗り付けます。
そして、また移動・・・・
次は昨年も仕掛けた事のある木です。
バナナトラップの職人、松井氏がたっぷりと、丁寧に塗り付けます。
何の木かは分かりませんが、クヌギやコナラの木ではなく、普通ではクワガタ、カブトムシは集まらない木です。
塗り付け完了!
昨年はこの木にカブト♀とミヤマクワガタ♀が来ていました。今年も期待は高まります!
そして、次に移動・・・。
こちらも昨年塗り付けた木。
この木はコナラです。
更に移動・・・。
ここでも塗り付ける松井氏。
この木は初挑戦の木です。
木の種類は不明。
塗り付け完了!
自分の仕事に納得のご様子の松井氏。
このような感じで、合計4か所にバナナトラップを仕掛けました。
次の日の早朝に確認に行きます。
・
・
・
・
・
そして早朝、
早速トラップを見て回ります。
が、
通称「5♀の木」不発!
次に塗った不明種の木も不発!
(画像が無くてスミマセン)
そして、
コナラの木、不発!
そして最後の
最後に塗った木も不発・・・・。
何と、全敗!!!
何も付いていませんでした。
昨年は、少なかったもののカナブンやカブト♀、ミヤマ♀などが集まっていたのに・・・。
塗った木に近づいてみても、ツンとした鼻をつく甘酸っぱい発酵臭はせず、バナナの腐ったような悪臭のみ。
やはりまたバナナの発酵が足りなかったのかなぁ・・・。考えられるとすればそこにつきると思いました。
今回のバナナトラップは見事に惨敗!!という結果に・・・。
私も宮崎に帰る日が来て、群馬での採集はタイムアウトとなりました。
そして私は宮崎に帰省。
久しぶりの故郷でゆっくりしていると、、月夜野きのこ園から画像が送られて来ました。
そこには、
なんとっ!!
なんとっ!!
なんとっ!!
なんとぉっつ!!!
バナナトラップに集まる沢山のカブトムシの姿がありました!
カブトムシ♂6頭
カブトムシ♀9頭
合計15頭
合計15頭の大収穫です!!
実は私が知らない内に、月虫:松井氏がリベンジを狙って、再度バナナトラップを設置に行ったらしいです。
今度はぶつ切りに発酵させたバナナをネットに入れて設置する松井氏。
5♀の木をはじめ、新しい場所など複数仕掛けた所、全くの新しい場所で、その成果が実りました!
この吊るしている木は桜の木です。
通常桜の木にはカブトムシは集まらないので、このバナナトラップを目がけて集まってきたことになります。
素晴らしい成果です!!
やりましたね!松井氏!
あ~せっかくなら、その場にいたかった!!
実際の様子を見れなかったのが残念ですが、見事リベンジを果たした松井氏の執念と根性、そしてバナナトラップにかける思いに、ただただ拍手です。
来年訪れた際は、私もこの場所に仕掛けて楽しみたいと思います。
え~、このような感じで私:Shihoの群馬訪問記2016は終了となりました。
約1週間の滞在でしたが、終わってみればあっという間。もっと皆と一緒に野外採集などを楽しみたかったです。
次の飼育日記からはまた宮崎での野外採集報告や飼育情報などをご紹介していきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
飼育日記担当:Shiho
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