
今日はアメリカのシロカブト種、ティティウスシロカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:ティティウスシロカブト
ティティウスシロカブト、グラントシロカブトやヒルスシロカブトと同じくアメリカ大陸のシロカブト種の一つです。体長は♂で大きくても60mm後半~70mm程度、♀で~50mm程度とシロカブト種の中でも最も小型な種になります。
では幼虫飼育と産卵方法をご紹介します。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】きのこマット、完熟マット
【使用した容器】1500cc程度のブロー容器など
【えさ交換回数】途中2回程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかるおおよその時間】
♂:8~12ヶ月程度
♀:8~12ヶ月程度
幼虫飼育は真夏、真冬などに温度管理対策が出来れば、とても容易な種。弊社のマットではきのこマット、完熟マットが合うようです。羽化までかかる期間も割と早く、管理温度で変化しますが、おおよそ 8~12ヶ月ほどで羽化してくるようです。日本の冬の寒さは厳しいと思いますので、常温飼育はお勧めしません。
<休眠期間>
このティティウスシロカブトにはグラントやヒルス等にはない、羽化後に長い休眠期間が存在します。グラントやヒルスは羽化して、ほぼ2ヶ月もすれば後食を開始しますが、ティティウスシロカブトの場合、約6~8ヶ月ほど休眠し、その後、後食を開始します。なので、羽化後は後食が開始するまでの管理も大事と言えます。
管理と言ってもさほど難しいことはなく、適正温度(18~27℃程度)で、マットの水分量に気を付けておけば大丈夫です。個体によって活動を始める時はばらつきがありますので、チェックはこまめにしておく必要があります。管理しているケースのマット上で、頻繁に徘徊するようになれば熟成してきた合図だと考えてもよいと思います。
<ペアリング>
あくまで私の方法ですが、私は♂♀ともに後食開始して約1ヶ月程度はじっくりとエサを食べさせます。その後、かなりのペースでエサ食いが大きくなってきたら、♂と♀をペアリングさせます。♂と♀の同居ペアリングもアリですが、私の場合はすべてハンドペアリングを行っています。ティティウスシロカブトは交尾欲も強いので、スムーズにハンドペアリングが行われやすいです。
では次は産卵セットの方法についてご紹介したいと思います。
<産卵セット方法>
【お勧めのマット】完熟マット、黒土マット
【使用するケース】クリーンケースL程度
【設定温度】25℃前後。
【産卵セットの内容】ケースの7割程度をほんのり固く詰める。残り2割程度はふんわりと。
水分量:適量(握って水が染み出ない程度)
図示すると以下の様な感じになります。
<採卵>
私の場合、このティティウスシロカブトでもトの場合、親♀が卵を潰さないように、セット後、2~3週間前後で採卵を行います。♀の潜りが悪い場合は最初の2週間~3週間ほど放っておく場合もありますので、あくまで目安です。
<卵の管理>
採卵した卵は、別の容器に入れ、管理します。
上記はプリンカップ860ccの中に採卵した卵を入れたものです。この上からマットをかぶせます。このように管理します。
このようにして、産卵セット~採卵、産卵セット~採卵・・と♀の体重が軽くなるまで産ませます。繰り返すと♀は死ぬまで産卵をしますので、死なせたくない場合は、ある程度で産卵セットを組むのをやめると良いでしょう。
大体このような感じで私は産卵を行っています。卵が取れるときは1♀より100近くの卵を回収する事がありますが、全て100%孵化す る事はありません。羽化率が良い時で80%程度、悪い時で50%程度です。産卵初めと産卵終盤では孵化率は悪く、産卵中盤では孵化率は安定する傾向が強い と思います。
如何でしたでしょうか?ティティウスシロカブト。羽化後の休眠期間が少々時間がかかるという問題はありますが、全般的にみてとても飼育のし易い種だと思います。皆様も機会がございましたら、是非一度飼育されてみてはいかがでしょうか?(^^)
使用したアイテム
きのこMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2014年11月7日
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今日は過去に飼育していた虫で、ヨーロッパサイカブトの飼育方法についてご紹介したいと思います。
ヨーロッパサイカブト、懐かしいですね。この個体達は2005年頃に飼育していた個体です。約9年前ですね。現在は植物防疫法で野外のものは輸入禁止になっているかもしれませんが、当時はサイカブト種は人気で、このヨーロッパサイカブトをはじめ、様々なサイカブトが入って来ていたものです。累代飼育が途切れていなれば、まだ飼育してらっしゃる方もいるかと思います。
では幼虫飼育と産卵方法をご紹介します。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】完熟マット
【使用した容器】800ccのPPボトル
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかるおおよその時間】2令投入して約6~9ヶ月(合計8~10ヶ月程度)
幼虫飼育は非常に容易な種。羽化までかかる期間も割と早く、管理温度で変化しますがおおよそ 8~10ヶ月ほどで羽化してくるのも嬉しいところです。小型な種ですので、管理容器も小さくてすむのも魅力です。試したことはありませんが、日本の冬の寒さは厳しいと思いますので、常温飼育はお勧めしません。
<産卵セット方法>
【お勧めのマット】完熟マット、黒土マット
【使用するケース】クリーンケースM程度
【設定温度】25℃前後。
【産卵セットの内容】ケースの7割程度をほんのり固く詰める。残り2割程度はふんわりと。
水分量:適量(握って水が染み出ない程度)
図示すると以下の様な感じになります。
ヨーロッパサイカブトはとても多産な種です。1♀から100頭以上の幼虫が取れることもよくあります。管理温度さえ間違わなければ、ほぼ成功は間違いなしと言って過言ではないと思います。
如何でしたでしょうか?ヨーロッパカブト、その名のようにサイのような頭角が立派なとても可愛いカブトムシです。皆様も機会がございましたら、是非一度飼育されてみてはいかがでしょうか?(^^)
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今日は少しマイナーな種になるかもしれませんが、小型ながらとても可愛いカブトムシ、「ベルティペスコフキカブト」の飼育方法いついてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:ベルティペスコフキカブト
学名:Lycomedes velutipes
ベルティペスコフキカブト、小型種ではありますが、ビロードの体毛が美しく、とても可愛いカブトムシです。画像からはあまりよくは分からないかもしれませんが、一般的なカブトムシと比べて体高が低く、べったりと平らなかんじさえ受けます。♂の前足の爪は大きくとても力強いのが印象的です。
では幼虫飼育と産卵方法をご紹介します。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】完熟マット
【使用した容器】500cc程度の容器があれば十分
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかるおおよその時間】2令投入して約6~7ヶ月(合計8ヶ月程度)
幼虫飼育は容易だと感じました。小型種ならではの省スペースで済むのは助かります。羽化までかかる期間も割と早く、管理温度で変化しますがおおよそ8ヶ月ほどで羽化してくるのも嬉しいところです。試したことはありませんが、日本の冬の寒さは厳しいと思いますので、常温飼育はお勧めしません。
<産卵セット方法>
【お勧めのマット】完熟マット、黒土マット
【使用するケース】クリーンケースM程度
【設定温度】25℃前後。
【産卵セットの内容】ケースの7割程度をほんのり固く詰める。残り2割程度はふんわりと。
水分量:適量(握って水が染み出ない程度)
図示すると以下の様な感じになります。
産卵は癖があるようで、私の所では、すべてのセットが産卵したわけではありませんでした。産卵頭数もそんなに多くはなく、最高に取れたセットで40頭ほどでした。大体が10~20程度。マットは、にお勧めのマットは黒土マット、完熟マットです。ヘラクレスと違って少し短命な種ですので、熟成したらなるだけ早めに産卵させるように心掛けると良いと思います。
如何でしたでしょうか?ベルティペスコフキカブト、少々癖はありますが、とても可愛いカブトムシです。皆様も機会がございましたら、是非一度飼育されてみてはいかがでしょうか?(^^)
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今日は先日お客様からお電話での中でご質問があったギラファノコギリクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。ギラファも亜種分けすると数多くの産地がありますが、今回はその産地の中でも最も有名で最も大型になる傾向の強い産地、フローレス島産のギラファ(亜種名:ケイスケイ)についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:ギラファノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus giraffa keisukei
ではまずは幼虫飼育からご紹介していきたいと思います。
<幼虫飼育>
【使用するお勧めのエサ】菌糸ビン:Basic、Elementシリーズ
【えさ交換回数】 途中1回の合計2本使用
【設定温度】20~27℃前後
【羽化までにかかるおおよその時間】
2令投入して約9~11ヶ月(合計約11~13ヶ月)
(※羽化までの時間は餌や管理温度の状況によって変化します)
飼育は非常に容易な種です。今回画像にご紹介した個体(♂112mm)はElement1100~Element1400
の菌糸ビン2本で羽化してくれました。
1本目のElement1100をほぼ8~9割方食べつくして2本目に交換。2本目のElement1400も8割方は食していました。
その頃に食した土化した食痕の所で蛹化。蛹室はいつものように斜めに形成されており、相変わらず狭そうな感じが見られましたが、無事羽化。
この個体は112mmとまずまずの結果でした。
勿論、菌糸飼育だけではなく、マット飼育でも育つことは可能です。弊社のマットで飼育するならばお勧めは、きのこマット、くわマットです。
では次に産卵の方法についてご紹介したいと思います。
<産卵方法>
【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースM~L
【産卵管理温度】25~27℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下の様な感じになります。
実際の画像でも手順を見ていきましょう。
このような感じで1~2ヶ月程度放置すると・・・。(もちろんゼリー交換はします)
このようにケース側面に卵が見えてきます。
大体このようなかんじでセットを組んでいます。幼虫の取れる数は個体差、設定温度、セットする容器の大きさなどにより変化はありますが、失敗しなければ10~50頭ほど取れるかんじです。
如何でしたでしょうか?上記が私がギラファノコギリに対するセット方法例です。今回ご紹介した個体は♂112mmでしたが、ケイスケイはまだまだ大きくなる種です。聞くところによると120mmサイズも存在するようです。まだまだ工夫が必要なのでしょうね。。皆様も是非機会がございましたら、飼育してみて下さいませ。大型のギラファが羽化してくる瞬間は迫力満点ですよ。(^^)
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Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2014年10月28日
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毎年恒例!冬場の温度管理。
Shiho自作の簡易発泡スチロールによる簡易温室の紹介です。
あらかじめ御了承を得たいのですが、この記事は毎年紹介しておりますので、何度もお目にかかられた方も多いと思います。ですが、今年からはじめられたクワカブ初心者の皆様や当日記を初めて御覧になられている方達の為に少しでもお役に立ちたいと思い、しつこいながらも今年も紹介させて頂きたいと思います。内容は例年と同じ重複しております。御理解&御了承の程よろしくお願い致します。 m(_ _)m
さぁ、日々だんだんと寒くなってきました。日中はまだまだ暑い日もありますが、 朝夕はめっきり涼しくなりました。外国産のクワカブにとっては日本の冬は寒さの厳しい時期です。では、 クワカブを冬場にどう管理するか?
日本の虫は、元々この日本の四季のある環境に順応しており、氷点下になる冬でも乗り越えられる能力を持っています。ですが、外国産の虫についてはこの能力は持ち合わせておらず(一部例外もある)、日本の虫と同じように常温飼育をしてしまっては、 かなり動きが悪くなり、場合によっては死亡してしまいます。
それではどうすれば良いのか?
答えは温度管理をしてあげれば良いのです。
簡単に答えてしまいましたが、この温度管理、結構大変で苦労している方も多いと思います。
大量に虫を飼育されている方等は、一部屋ごと空調(エアコン)による温度管理をされている方が多いようですが、少量を飼育されている方、 電気代を考えて一部屋エアコンを常時つけられない方も多数いらっしゃると思います。
そんな時は簡易温室を作ってみるという手があります。
簡易温室には、ガラス温室を利用した立派なものもあれば、メタルラックにビニールをかぶせたもの、 ダンボールや発泡スチロールを工夫して作ったもの等、工夫次第で色々手作りする事が可能です。
今日はその中で少量飼育の方の場合を想定して、発泡スチロールでつくった簡単な温室をご紹介します。
【3つの発泡スチロールを使用した小型簡易温室】
まず同じ大きさの発泡スチロールを用意します。
3つの発泡の内、2つを底面をカッターでくり抜き、キャンプ等で使用するバーベキュー用の金網をおきます。
残り一つは一番底面になるのでそのままですが、温度源となるものを置きますので、コードの穴を開けます。 今回は電気あんかを温源に使用しました。
コードの穴の部分は切り取った部分を少し小さくして再度はめ直すとよいでしょう。
3つそろって下のような感じです。
後は重ねて、2つの段の上に飼育する虫を置くだけです。
この温室は小さいので多数の数は置けません。
また温源も電気あんかと比較的弱めの温源であるため、外気温が凄く寒い場合には、中が低くなる場合もあります。 置く場所などを選んで、 適温になるように調整しましょう。
中に温度計を1本入れて確認すると良いと思います。
この様な感じで小型のものならば結構簡単に作れます。
後は飼育の数に合わせて土台を選び、それにあった温源を選択するとよいでしょう。
温度が高く上がりすぎるような温源(小型電気ヒーター)等は、 コンセントとの間にサーモを接続して温度設定をしてあげれば、 一定の温度を保つ事も可能です。
また、より広く、ちょっと本格的なものを作りたいならば、月夜野きのこ園で販売している「組立式簡易温室 グリーンキーパー」を使用すればより簡単に簡易温室が作れます。
一番下の棚に温源となるものを入れて後は密閉するだけ・・・。
温源とサーモを接続してコンセントに差し込めれば、容易に温度管理が可能です。内部に小型ファンを入れれば空気も循環して全体的にムラなく温度管理が出来るでしょう。
ご紹介したのはあくまで簡易温室ですが、以外となかなか役に立つものです。 しかし皆様の住んでいる地域地域によっては能力に差が出てくることもあります。 例えば北海道で使用するのと沖縄でしようするのとでは全然違ってきます。 それぞれの管理する部屋にあった温室作りが大事だと考えます。 しっかりと温度対策をして厳しい冬を頑張って乗り切りましょう。 (^^)
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先日、お客様より以下のようなご質問を受けました。
「国産オオクワガタを飼育しているのですが、冬場はどうやって管理すれば良いのでしょうか?」
最近は徐々に寒くなって来ています。たしかに冬場の管理については(夏場もそうですが)悩むところだと思います。
そこでまずはご自分の飼育状況を考えて下さいませ。
エアコン温室などで、冬場も温度管理が出来る方は、そのままその管理下で飼育すれば良いと思います。
今日は温度管理が出来ない場合の国産オオクワガタの冬場の管理方法(越冬方法)についてご紹介したいと思います。これからご紹介するやり方は過去の日記でも取り上げておりますので、過去の日記の記事&画像が重複しますことをご了承下さいませ。
※ただし越冬ができるタイプのクワガタのみ限定ですので、外国産のクワガタの多くは当てはまらないと思いますのでご注意下さいませ。
代表的な越冬クワガタと言えば、おなじみ国産オオクワガタですね。私:Shihoなりのやり方にはなりますが、国産オオクワガタを例にとって越冬のやり方をご紹介したいと思います。
国産オオクワガタ成虫(越冬可能なクワガタ)の場合
国産オオクワガタの越冬の方法について画像に基づいて説明したいと思います。
・まず用意したのはクリーンケースSSです。オオクワガタ1頭程度ならこの大きさでも十分だとは思いますが、もっと大きくても全然構いません・・・というよりスペースは広い方がより良いです。
・越冬させるマット、この記事ではほだマットを使用しておりますが、どんなマットでも構いません。可能ならば粒子が粗く、空気が含みやすいものが私は好きです。少し加水し、水分調整をします。この際、マットが固まる位の水分量では多すぎます。水分は少なめにします。弊社の商品ですと ほだMat、きのこMat、をオススメいたします。
・今回の越冬の主役:国産オオクワガタくん
・さぁセット開始です。まずはケースにマットを軽く敷き詰めます。マットは押詰めません、軽くです。
・主役の国産オオクワガタくんを入れます。
・あくまで私の場合ですが、生体が隠れれるように木片を1~2本入れます。
・その上からまたマットを軽くかぶせます。この時も押詰めずに軽く空気を含ませるような感じでかぶせます。
マットはケース高さの約8割程度までかぶせます。
・上部には転倒防止の木片とゼリー。完全に潜って上部に出てこなくなったらゼリーは撤去しても良いですが、セット初めの時は越冬のスイッチがまだ入り初めかどうかの時期ですので、一応ゼリーは入れておきます。
・フタをして完了。
・上の段階のままでもOKですが、コバエ等から守る為に新聞紙とディフェンスシートを用意する手もアリです。
・ディフェンスシートを容器の大きさに切って乗せます。
・次に新聞紙を乗せます。私はいつも2~3重に折り曲げます。
・最後にフタをして完成です。
如何でしたでしょうか。
私は越冬するクワガタは上記のような方法でセットします。
また国産オオクワガタだけでなく、外国産のクワガタでも台湾オオクワガタ、ホペイなどは越冬させます。
それと形は似ていますが、国産ヒラタは厳しい寒さにはあまり強くはありません。
私なりには越冬は極力控えた方が良いと判断しています。ご参考までに・・・。
・国産クワガタ幼虫の場合
次に幼虫の場合ですが、冬場に温度管理をすれば、冬の間もエサを食しますので成長を続けます。
常温管理の下におけばある程度の寒さに達した時点で越冬し始めます。この間はエサを食さないので成長は止まります。
やり方は飼育される方のお好みで選んで頂ければと思います。
より自然に近い方法がお好みならば常温飼育、冬場も成長させたいのであれば温度管理飼育・・・とうい具合です。
上記が私Shiho流ではございますが、越冬するタイプのクワガタの越冬方法例になります。夏場と冬場・・・厳しい温度変化のある日本ではその準備がなかなか難しいですよね。。でも手はかかりますが、やり方(方法)はありますので、少し頑張ってお大事な虫たちの為に準備してみては如何でしょうか?
では皆様、これから寒い冬が来ますが、一緒に頑張っていきましょう。(^^)/
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飼育日記をご覧の皆様、大変ご無沙汰しております。飼育&日記担当のshihoと申します。
個人的な体調不良の為、2週間ほど、病院に検査入院を余儀なくされておりました。
その間、日記更新が遅れました事を深くお詫び申し上げます。
また今後は飼育日記も更新していきますので、どうぞ宜しくお願い申しあげます。m(_ _)m
さて、先日よりご紹介していた国産ものクワカブの飼育方法(幼虫飼育&産卵方法)ですが、ひとまず代表的なものは大体ご紹介したと思います。今日はこちらでセットしている産卵セット状況を少しではありますが、ご紹介したいと思います。
上記画像は私が産卵セットしている飼育部屋の一部です。ここは主にクリーンケースで産卵セットを組みました。国産の本土ノコギリ、コクワガタ、スジクワガタ、本土ヒラタクワガタ、カブトムシなどがセットしております。
9/11に産卵セット開始した本土ヒラタクワガタの産卵セットの様子・・・幼虫が見えています。
かなり見えにくくて申し訳ございません。こちらは本土ノコギリクワガタの産卵セットの様子。。幼虫が2頭見えています。
今現在の時点で産卵セットを組んでからちょうど約1ヶ月位です。幼虫はちらほら見え始めていますが、まだ割り出しには少し早い気がしますので、もう少しこのままセットしておこうと思っております。
如何でしたでしょうか?まだ全部の産卵セットで幼虫が確認されているわけではありませんが、何とか次の累代につなげられそうです。また割り出しの際には、結果などをご報告したいと思います。(^^)
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Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Naturaシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
2014年10月17日
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Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Naturaシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木, 飼育ケース, 黒土マット(昆虫マット・発酵マット)
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先日よりご紹介を続けている国産クワガタ飼育方法シリーズ、今日は本土産ネブトクワガタの飼育方法について紹介したいと思います。
ネブトクワガタ、とても小さく、あまり格好よい印象はないかもしれませんが、それは小~中歯タイプでの事、大型の大歯タイプのフォルムは素晴らしく格好が良く、これを国産オオクワ位のサイズにしてみたら、国内一格好の良いクワガタと言っても過言ではありません。
※飼育方法につきましては、過去の日記記事と重複する部分がございます。あらかじめ御了承下さいませ。
【飼育種】
和名:本土産ネブトクワガタ
学名:Aegus laevicollis
産地:日本国本土
<幼虫飼育>
ではまず幼虫飼育から見ていきましょう。
【使用するお勧めのエサ】完熟マット、黒土マット
【使用する容器】200~500cc程度の容器
【設定管理温度】23~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約8~10ヶ月程度
♀:約8~10ヶ月程度
まずは幼虫飼育ですが、飼育は比較的容易な種です。温度管理をすれば冬は越冬せずそのまま育ち約8~10ヶ月ほどで羽化します。基本的にマット飼育です。マット湿度は比較的高めが良いと思います。飼育下では自然界ではあまりみかけない大顎を持つ大歯タイプも生まれる可能性があります。
<産卵方法>
そして次に産卵セット方法ですが、本土ネブトクワガタの場合、基本的にはマット産みで産ませています。熟度の高いマットが望ましいですが、本土産ネブトはなかなか産まない個体も多く、当たりハズレが激しく感じます。
【産卵に使用するお勧めのマット】完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースSS~S程度
【産卵管理温度】23~25℃前後
【水分量(湿度)】少し高め
【セット方法】ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
産卵セットを組む手順をご紹介します。
セット方法を図示するとこのような感じです。
如何でしたでしょうか?上記が私の本土産ネブトクワガタの飼育方法です。本土産ネブトはなかなか産みが悪く、産まない個体は全く産まない時が多々ありました。何かコツがあるのかもしれませんね。。。皆さんも本土産ネブトクワガタを持っていらっしゃいましたら、是非一度挑戦してみて下さいませ。
※飼育のやり方は人それぞれです。あくまでご参考程度に見ていただければ幸いです。(^^)
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※飼育方法につきましては、過去の日記記事と重複する部分がございます。あらかじめ御了承下さいませ。
【飼育種】
和名:国産スジクワガタ
学名:Dorcus striatipennis
産地:日本
<幼虫飼育>
ではまず幼虫飼育から見ていきましょう。
【使用するお勧めのエサ】菌糸各種、きのこマット、くわマット
【使用する容器】
マット飼育の場合は200~500cc程度の容器
菌糸の場合も200~500cc程度あればOK
【設定管理温度】23~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約10~12ヶ月程度
♀:約10~12ヶ月程度
※菌糸飼育ではマット飼育より羽化するのが早くなる傾向があります。また管理温度によっても羽化までの時間が変わる傾向があります。
まずは幼虫飼育ですが、飼育はとても容易です。温度管理をすれば冬は越冬せずそのまま育ち約10~12ヶ月ほどで羽化します。(菌糸飼育の場合)温度管理をしない場合、冬場に寒い所で管理した場合は、冬は成長せず、もう少し羽化までに時間を必要とします。また菌糸の方がより容易に大型が望めます。スジクワガタはあくまで私の場合ですが、設定温度は23~25℃程度が望ましいです。
<産卵方法>
そして次に産卵セット方法ですが、スジクワガタの場合、基本的には材産みの種ですので、私の場合は基本的に材を入れたセット方法で行います。私の場合、設定温度は23~25℃程度が望ましいです。
【産卵に使用するお勧めのマット】きのこマット、くわマット、完熟マット
【産卵に使用する材】クヌギ、コナラ材の少し太め2本ほど
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M程度
【産卵管理温度】23~25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】
ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
(※画像では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。(※図では2本の材は平行セットになっていますが、上記画像のようなTの字でセットでも構いません。)
如何でしたでしょうか?上記が私のアカアシクワガタの飼育方法です。
スジクワガタは野外では生息している所には結構いるのですが、局地性が強く、少しでもポイントを離れると全く見られなくなる傾向があるようです。基本的には樹皮裏や樹のウロ(穴)に入る事が多いです。皆さんもスジクワガタを持っていらっしゃいましたら、是非一度挑戦してみて下さいませ。
※飼育のやり方は人それぞれです。あくまでご参考程度に見ていただければ幸いです。(^^)
使用したアイテム
Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Naturaシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
2014年9月27日
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Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Naturaシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
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先日よりご紹介を続けている国産クワガタ飼育方法シリーズ、今日は国産アカアシクワガタの飼育方法について紹介したいと思います。
※飼育方法につきましては、過去の日記記事と重複する部分がございます。あらかじめ御了承下さいませ。
【飼育種】
和名:国産アカアシクワガタ
学名:Dorcus rubrofemoratus
産地:日本
<幼虫飼育>
ではまず幼虫飼育から見ていきましょう。
【使用するお勧めのエサ】菌糸各種、きのこマット、くわマット
【使用する容器】
マット飼育の場合は800~1100cc程度の容器
菌糸の場合は800~1100cc程度あればOK
【設定管理温度】18~20℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約10~12ヶ月程度
♀:約10~12ヶ月程度
※菌糸飼育ではマット飼育より羽化するのが早くなる傾向があります。また管理温度によっても羽化までの時間が変わる傾向があります。
まずは幼虫飼育ですが、飼育はとても容易です。温度管理をすれば冬は越冬せずそのまま育ち約10~12ヶ月ほどで羽化します。(菌糸飼育の場合)温度管理をしない場合、冬場に寒い所で管理した場合は、冬は成長せず、もう少し羽化までに時間を必要とします。また菌糸の方がより容易に大型が望めます。アカアシクワガタは標高が高い所に生息していますので、設定温度は18~20℃程度が望ましいです。
<産卵方法>
そして次に産卵セット方法ですが、アカアシクワガタの場合、基本的には材産みの種ですので、私の場合は基本的に材を入れたセット方法で行います。アカアシクワガタは標高が高い所に生息していますので、設定温度は18~20℃程度が望ましいです。
【産卵に使用するお勧めのマット】きのこマット、くわマット、完熟マット
【産卵に使用する材】クヌギ、コナラ材の少し太め2本ほど
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M程度
【産卵管理温度】18~20℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
(※画像では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、上記画像のようなTの字でセットでも構いません。)
如何でしたでしょうか?上記が私のアカアシクワガタの飼育方法です。アカアシクワガタ飼育のポイントはなんと言っても低温飼育(18~20℃)です。冬場は夏場より温度が低いので夏場の温度管理よりは比較的容易だとは思います。皆さんもアカアシクワガタを持っていらっしゃいましたら、是非一度挑戦してみて下さいませ。
※飼育のやり方は人それぞれです。あくまでご参考程度に見ていただければ幸いです。(^^)
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Basicシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), Naturaシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
2014年9月24日
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