最近では誰も知っている有名なノコギリ・ギラファノコギリの羽化報告です。この種はあまり大型にならないジャワ産の個体になります。
上記画像の個体は以下のような方法で飼育しました。
飼育種:ギラファノコギリクワガタ(ジャワ産)
体長:95mm
飼育したエサ:きのこマット、1100ccPPボトルの空ボトルを利用しました。
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:12ヶ月
エサ交換回数:3回程度
設定温度:23℃前後
今回はいつもの菌糸ビン飼育ではなく、きのこマットを使用しての飼育です。いつもより少し低温気味にし、じっくり育て上げました。マット飼育としてはなかなか大型の個体が羽化してきましたので嬉しいです。(^^)
使用した容器は1100ccのPPボトルと最後の蛹化の段階で窮屈そうに見えますが、きちんと無事羽化してくれました。まだ他の個体も居ますので、これからの羽化が楽しみです。(^^)
使用したアイテム
先日より、お知らせしておりました、完熟タイプの新作マット。
いよいよ明日(7/3)より発売開始致します。
その名も「黒土Mat」
菌床を土に近い状態まで完全自然発酵させたマットとホダオガを
ブレンドした粘りのある発酵マットです。
データはまだ少ないですがカブトムシ等の産卵に最適です。
※山林にて自然発酵させておりますのでミミズなどが混入する場合があります。
自然のミネラルを豊富に取り込んだ、自然派の完熟タイプマット。
カブト、ツヤクワガタ、ネブト、ミヤマの産卵などに適しております。
是非一度お試し下さいませ。(^^)
使用したアイテム
アンタエウスの中でも最近特に人気の高い、マレーアンタエウスの羽化報告です。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:アンタエウスオオクワガタ(マレー・キャメロンハイランド産)
体長:♂79mm
飼育したエサ:菌糸E-11002本
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:11ヶ月
設定温度:23~25℃前後
菌糸ボトルで飼育したマレーアンテです。この種・アンタエウスは菌糸ビン飼育で非常に大きくなります。
80mmUPを狙っていたのですが、残念な事に2本目の後半で蛹化が始まってしまい、79mmという結果になりました。もう少し低温気味で引っ張ればよかったかもしれません。
アゴの湾曲と内歯が特徴のある、格好の良い種ですね。80mm目指して頑張ります。(^^)
使用したアイテム
今日も、近々販売予定の完熟タイプのマットでの産卵結果をご報告します。ヘラクレスヘラクレスの産卵結果です。こちらも結果終了しております。
今回は4♀のデータ公開です。(A~D)
飼育種:ヘラクレス・ヘラクレス 親累代CBF1
使用したマット:試作マット
使用した容器:中型衣装ケース
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
・データA
結果報告(採卵は約2週間間隔で)
採卵1回目:17卵、内孵化5頭
採卵2回目:25卵、内孵化20頭
採卵3回目:24卵、内孵化16頭
採卵4回目:31卵、内孵化24頭
採卵5回目:12卵、内孵化6頭
採卵6回目:15卵、内孵化7頭
結果6回採卵:124卵、内孵化78頭
・データB
結果報告(採卵は約2週間間隔で)
採卵1回目:5卵、内孵化0頭
採卵2回目:18卵、内孵化9頭
採卵3回目:21卵、内孵化14頭
採卵4回目:8卵、内孵化2頭
結果4回採卵:52卵、内孵化25頭
・データC
結果報告(採卵は約2週間間隔で)
採卵1回目:21卵、内孵化18頭
採卵2回目:14卵、内孵化14頭
採卵3回目:24卵、内孵化18頭
採卵4回目:19卵、内孵化15頭
採卵5回目:17卵、内孵7頭
採卵6回目:8卵、内孵化1頭
結果6回採卵:103卵、内孵化73頭
・データD
結果報告(採卵は約2週間間隔で)
採卵1回目:5卵、内孵化0頭
採卵2回目:4卵、内孵化1頭
採卵3回目:11卵、内孵化3頭
採卵4回目:5卵、内孵化0頭
採卵5回目:11卵、内孵4頭
結果5回採卵:36卵、内孵化8頭
上記のような結果が出ております。完全な失敗はなかったのですが、データDなどはかなり寂しく感じます。個体差が出てしまったというのが正直な感想です。
これではまだまだデータが少ないので今後も頑張ってデータを公開していきますね。(^^)
使用したアイテム
今日は結果終了した報告になります。
ヘラクレス・リッキーの産卵データです。
今回も近々販売予定されている、試作マット(超完熟のマット)で行いました。黒枯れのとても熟度の高いマットです。
飼育種:ヘラクレス・リッキー親累代F2
使用したマット:試作マット
使用した容器:中型衣装ケース
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
結果報告(採卵は約2週間間隔で)
採卵1回目:25卵、内孵化21頭
採卵2回目:32卵、内孵化25頭
採卵3回目:17卵、内孵化17頭
採卵4回目:29卵、内孵化18頭
採卵5回目:11卵、内孵化6頭
結果5回採卵:114卵、内孵化87頭
上記のような結果が出ました。孵化率もなかなかで、この結果には満足しております。
最近立て続けに結果報告をしている試作マットですが、どうやらかなり近い内に発売開始になりそうです。また詳しい事がまとまり次第、この日記上でも公表したいと思います。(^^)
使用したアイテム
今日は新しいクワがやって来ました。
ブルークツヤクワガタとラティコリスマルバネクワガタ、そしてストリアータツヤクワガタの3種です。
3種ともブリードは初挑戦になります。
ラティコリスは全く未知ですが、ストリアータはブリード成功した方をちらほら見かけます。
ブルークについては同じような種のゾンメルツヤクワガタには挑戦した事があるのですが、見事惨敗!
こちらもかなり難易度が高いらしく、あまり成功した方を知りません。
今回は近々販売予定の、試作完熟タイプのマットで試してみようと思います。
どなかた攻略方法を知っている方が居たら是非アドバイス下さいね。(^^)
使用したアイテム
皆さん、週末はどうお過ごしでしたか?今週も元気でいきましょう。(^^)
さて、今日はクワガタ飼育をされるならば基本ともいえる国産オオクワガタの羽化報告です。今回羽化した個体は・・・・
なかなかキレイな個体オオクワ♂74.6mmです。
この種は以下の方法で飼育しました。
飼育種:国産オオクワガタ(山梨県産)
体長:74.6mm
飼育したエサ:菌糸ビンBasic900を2本
投入時期:2令投入
投入から羽化までかかった時間:9ヶ月
エサ交換回数:途中1回
設定温度:23~25℃前後
この種は菌糸ビンBasic900を2本での羽化でした。サイズは74mmUPとまずまずの結果ですが、75mm出したかったですね~。
では手順をおって見てみましょう。
①産卵木より割り出し~初令
②初令幼虫を一時保管としてプリンカップ90cc(きのこマット入り)に入れる
③菌糸ビン:Basic900に投入:この時、2令初期に加令していた。
④1本目に投入後、約4ヶ月で交換~2本目に投入(このときのグラム数:24.5g)
⑤それから約4ヶ月後位に蛹化始める。
⑥合計約9ヶ月程度で羽化。
このような感じです。
では、羽化した個体の割り出しを画像に収めましたので見てみましょう。
取り出し前の菌糸ビン
すでに白い部分はなく、真っ黒にマット化しています。
くるっと回してみると・・・
下の部分に蛹室らしきものが見えます。
ズームアップします。
間違いなく蛹室です。
・・・・が、この状態は良くありません。
下の部分が変色しています。おそらくガス臭も発生しているでしょう。
成虫は大丈夫かと思ってしまう状況です。
今回はキレイに完品でした。
ですが、この菌糸ビンの状態は悪い見本です。こうなる前に3本目の菌糸ビンへの交換か、あるいは成長が見込めない幼虫であればマットへの投入がベストの選択だったのではないかと思われます。
最後の交換のタイミングは意外と難しく、少しでも遅れてしまうと蛹化への蛹室つくりが始まったりします。かと言っておそくまで放置し続けると今回の菌糸ビンの画像のように劣化した状態になってしまう可能性があります。
判断(交換するタイミング)は個体それぞれ違いますので、飼育者がそのタイミングを見計らって交換するのがポイントだと思います。私もまだまだですので、もっと頑張りたいと思います。(^^)
使用したアイテム
今日はヘラクレス・ヘラクレス(通称ヘラヘラ)の幼虫飼育の作業をやりました。
私、Shihoの場合、ヘラクレス系の幼虫は以下のような手順で飼育しております。
・使用しているエサ:きのこマット
・水分量:適量(水が染み出なく、マットの形が崩れない程度)
・設定温度:23~25℃
次に手順です。
①孵化した幼虫は大型のプリンカップ(860cc)に入れる。
②投入して、外側から様子を見ながら3令に加令した時点で♂♀の判別を行う。
③♂ならば小プラケースへ、♀ならば1800cc程度のブロー容器に移動させる。
④数度えさ交換の後、♀はそのままブロー容器で羽化、♂は蛹室の形状がよければそのまま羽化、悪ければ前蛹の段階で人工蛹室に移し変える。
このような感じです。
今日は②~③の作業をしましたので、ちょっと順を追って見てみましょう。
これをひっくり返すと
出てきました。既に3令に加令しているようです。
腹側の窪みの有無を拝見!(^^)
ありました。こいつは♂のようです。
♂の場合は小プラケースに移し変えます。
そしてケースと蓋の間に新聞紙とビニール(穴の開いた)をダブルで挟みます。
ついでにもう1匹見てみましょう。(^^)
窪みがありません・・・。どうやら♀のようです。
♀の場合は1800ccのブロー容器に移します。
容器と蓋の間はタイベスト紙を挟みます。
これで完成です。
これでしばらくは様子を見て、マットが劣化、もしくは少なくなってきたら交換していきます。
この様な感じでshihoはやっております。
ご参考にして頂ければ幸いかとぞんじます。(^^)
使用したアイテム
今年の1月にセットしたグラントシロカブトの産卵結果の総まとめです。
このグラントは以下の様なセット方法で組みました。
飼育種:グラントシロカブト、累代CB
使用したマット:完熟マット
使用した容器:市販の大プラケース(W370×D220×H240)
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
産卵セットを組んだのが1月23日でした。
1回目割り出し:1/23~2/14、約3週間、卵25個、孵化数21頭
2回目割り出し:2/14~3/7、約3週間、卵21個、孵化数11頭
3回目割り出し:3/7~3/21、約3週間、卵18個、孵化数8頭
4回目割り出し:3/21~4/21、約1ヶ月間、卵0個
採卵総数64個
孵化総数40頭
上記のような結果でした。まだ残りの卵はありますが、感触からみて孵化しそうにない卵ばかりなのでここで結果をまとめました。
早いものでは2ヶ月で孵化したものもありました。孵化率はまずまずといったところです?グラントシロカブトの産卵、奥が深すぎます。(^^)
使用したアイテム
先日の日記に続き、くどいようですが、試作完熟タイプのマットを使用したもう一つのツヤ系の産卵結果をご紹介します。
今回はフィリピンの特大種インターメディアツヤクワガタです。
この種は以下の方法で産卵させました。
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵。
結果:幼虫21頭、卵39個
産卵に使用するマット:試作の完熟タイプのマット
セット期間:3/下~5/下の約2ヶ月
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの1/2位、上部1/3はフンワリと敷き詰めます)
この生体も野外ものですので、交尾はさせずに♀のみセットしました。途中エサ交換した以外はそのままで2ヶ月後に割り出し。その間ケース底面に幼虫が見えていましたので産卵は成功したと思っていました。
結果は合計60個(頭)という事でこちらもまずまずの成功だと思います。マット自体は、2ヶ月も経過しておりますので、多少乾燥気味になっていましたが、ケース底面ではまだ粘りもあり、なかなか良い感じでした。
とっつきにくいツヤ系ですが、他の種もこれで頑張ってみようと思います。(^^)
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