
今日は先日のプラティオドンネブトに続き、外国産ネブトの一種、パラレルスネブトクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:パラレルスネブトクワガタ
産地:スマトラ産
パラレルスネブト、先日ご紹介したプラティオドンネブトと同様にとても大型になる外国産ネブトクワガタです。顎も大きくなりとても迫力があります。顎の形状に似ている種にアンプルスネブトクワガタという種類もいます。
飼育方法は幼虫飼育はとても容易な種です。ただ産卵方法については産む種と産まない種での個体差があるようです。
ではそれぞれを見ていきましょう。
<幼虫飼育>
まず幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、完熟マットがお勧めです。大型が多数出ています。
【お勧めのエサ】完熟マット
【使用した容器】500ccブロー容器使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約4ヶ月(合計約6月程度)
<産卵方法>
次に産卵方法ですが、これについては皆様色々な意見があるようです。
かくいう私も、最初の頃にパラレルスネブトを入手した際には2~3回産卵セットを組んでも全然上手く産んでくれませんでした。この当時はパラレルスネブトはなかなか産んでくれないという話をクワガ仲間より聞いていましたの で、やっぱり産ませるには何かコツがるのだろうと思っていました。しかし次に入手した際、ダメもとで、前と同じ方法で産卵セットを組んだ際、85頭と爆産し、とても多く爆産してくれて大変驚いたという経験があります。以前に組んだ産卵セットと何も変わらない方法だったのに、何が違うのだろう・・・と謎でした。いまでもその謎はとけてはいませんが、とりあえずその時の産卵セットの内容をご紹介したいと思います。
【産卵に使用するオススメマット】完熟マットもしくは黒土マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースSS~S
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
このようなかんじでセットを組みました。
如何でしたでしょうか?パラレルスネブト。幼虫飼育は容易ですが、産卵は難しい一面もあるようです。しかしながら親成虫はとても格好が良く、挑戦してみる価値はあると思います。皆様も機会がありましたら是非飼育してみて下さいませ。とてもお勧めの種です。(^^)
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今日は外国産ネブトの一種、プラティオドンネブトクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:プラティオドンネブト(オノツキネブト)
学名:Aegus platyodon leopoldi
産地:イリアン産
プラティオドンネブト、またはその内歯の形状にちなんで、オノツキネブトとも言われています。ネブトクワガタと言いますが、日本のネブトクワガタと比べて非常に大きく、大きいものでは50mmを越える個体もいます。今回参考例に取り上げた個体は♂「41mmですが、これでもとても立派で内歯は斧の形状をしておりとても迫力があります。
飼育方法は幼虫飼育&産卵方法、共にとても容易な種です。
ではそれぞれを見ていきましょう。
<幼虫飼育>
まず幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、完熟マットがお勧めです。大型が多数出ています。
【お勧めのエサ】完熟マット
【使用した容器】500ccブロー容器使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約4ヶ月(合計約6月程度)
<産卵方法>
次に産卵方法ですが、これも非常に容易な種です。とても多産で、過去の例では1♀より100頭以上産卵したことも多数あります。
【産卵に使用するオススメマット】完熟マット、黒土マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースSS~S
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
如何でしたでしょうか?プラティオドンネブト。親成虫の格好良さはピカ一で、私的に外国産ネブトの中では一番好きな種でもあります。また幼虫飼育、産卵共に非常に容易な種でもあります。皆様も機会がありましたら是非飼育してみて下さいませ。とてもお勧めの種です。(^^)
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ヒペリオン、かつては大珍品と言われていたクワガタの一つです。
ヒペリオンにはミャンマー産とインド産のものがいるそうですが、今回ご紹介するのはミャンマー産の方です。
飼育は幼虫飼育、産卵は私の結果からはあまり多産ではありませんが、比較的容易な種です。では共に見ていきましょう。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、菌糸ビンE-1100
【飼育容器】PPボトル1100cc程度の容器など。
【えさ交換回数】途中1~2回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】約10~12ヶ月程度
まず幼虫飼育ですが、比較的容易な種です。菌糸で大型が出てくれます。私は弊社のマットでは、くわマット、きのこマットが合います。マットを入れる容器も私の場合はE-1100cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
次に産卵方法ですが、私は材を入れたセットで組んでおります。そのやり方をご紹介したいと思います。
<産卵方法>
【産卵にお勧めのマット】くわマット、完熟マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースM~L
【産卵管理温度】20~23℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?ヒペリオン。市場でもちらほら見かけます。とても素晴らしく美しいクワガタです。皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
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Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
2014年8月1日
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Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
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今日は日本の南西諸島に生息しているヒラタクワガタ:スジブトヒラタの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:スジブトヒラタクワガタ
学名:Dorcus metacostatus
産地:日本奄美大島
ではまず幼虫の飼育方法についてご紹介したいと思います。
<幼虫飼育方法>
【使用にお勧めのエサ】E-1100、EP-1100、きのこマット、くわマット
【マット飼育の場合に使用した容器】1100cc程度のPPボトル
【菌糸飼育の場合】2本程度
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかる時間】
菌糸飼育の場合:
♂1令投入して合計10~12ヶ月程度
♀1令投入して合計6~8ヶ月程度
マット飼育の場合:
♂1令投入して合計10~14ヶ月程度
♀1令投入して合計8~10ヶ月程度
幼虫飼育は菌糸ビン、マットどちらでも大きく育ってくれます。菌糸ビン飼育に比べると若干時間はかかりますがマットでも大きくなってくれます。
<産卵用法>
次に産卵方法ですが、マットのみで産ませるやり方と、材を入れてセットを組むやり方があります。別々にご紹介してみたいと思います。
★マットのみで産卵セットを行った場合★
【お勧めのマット】くわマット、完熟マット
【使用した容器】クリーンケースM~L程度
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】25℃前後
産卵セットを組む手順をご紹介します。
セット方法を図示するとこのような感じです。
★材を使用して産卵セットを組んだ場合★
【お勧めのマット】くわマット、完熟マット
【使用する材】コナラ、クヌギ、レイシ、カワラなど
【産卵に使用するケース】クリーンケースM~L
【産卵管理温度】25℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
セット完了後の画像を紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵は私の場合は主にマットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。
但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
上記のようなかんじで約1ヶ月半~2ヶ月もすれば、ケース側面に幼虫が見えてくるはずです。もしその位経過しても卵も幼虫も見られない場合は、交配が成功していない可能性がありますので、♀を取り出し、♂と交尾させると良いと思います。
いかがでしたでしょうか?スジブトヒラタは♂も勿論格好よいのですが、私は♀の方が美しく感じます。背中の模様が彫刻のように浮き出ていて本当にキレイですよ。皆様も是非機会がありましたら是非一度飼育してみて下さいませ。(^^)
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Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット)
2014年7月29日
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先日紹介したヘラクレスの雌雄同体個体?の日記内でグラディアトールメンガタの雌雄個体を羽化させた事があると書きましたが、その時の画像が残っていたのでご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:グラディアトールメンガタ
産地:アフリカ・カメルーン
いかがでしょうか?この個体は2005年に羽化させた個体です。顔(頭)の部分が分かれており顎も♀の顎と小さく変形しながらも♂の顎の特徴を持っています。この画像からは分かりませんが、右と左の足の長さも少々異なっていました。完全にツートンに分かれているわけではありませんが、珍しい個体だと記憶しております。
さて、今回の日記で初めてグラディアトールメンガタの飼育方法を見られる方もいらっしゃると思いますので、改めて幼虫飼育方法と産卵方法についてご紹したいと思います。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、菌糸E-800
【飼育容器】800cc程度の容器など。
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)
幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、菌糸でよく育ってくれます。マットを入れる容器も私の場合は 800cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。菌糸の場合は菌糸ビンE-800の大きさで大丈夫だと思います。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
<熟成期間>
グラディアトールメンガタとメンガタメリーの唯一違う所は、成虫の熟成期間だと感じています。メンガタメリーが羽化後、約6~8ヶ月も熟成がかかるのに対して、グラディアの方は2ヶ月ほどで熟成し交尾が可能です。
<産卵方法>
グラディアトールメンガタもメンガタメリーと同様に材に産卵する事が多いので、材を使用したセッティングをご紹介します。
★材を使用して産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材1~2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?今回のグラディアトールメンガタ。雌雄個体の紹介がメインでしたが、グラディアトールメンガタはメンガタメリーと違い少し赤みがかかりウ顎はメリーほど湾曲しない(※ただし大型個体に限る)。♀に関しては体の模様が全然ちがう。そして成虫の熟成が早いという特徴を持っている。とても魅力的なクワガタですよね。皆さんも機会がございましたら、是非一度挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
2014年7月25日
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
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今日はフタマタ種のマンディブとリノケの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【個体参考画像:マンディブラリスフタマタ♂】
マンディブラリスフタマタとリノケルスフタマタ・・・・外見はどちらもかなり良く似ていますが、よ~くみるといくつか違いがあります。
違いその1
・マンディブ:口の所の突起が出っ張らない
・リノケ:口の所の突起が出っ張る
違いその2
・マンディブ:両顎先がまっすぐ伸びる
・リノケ:両顎先が内に曲がる
まだ他にも相違点があるかもしれませんが、私が知っているのは上記の2点が両者♂の違う部分です。
飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、完熟マット、きのこマット、菌糸
【飼育容器】800cc~1500程度の容器など。
【えさ交換回数】途中2~3回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかる時間】
♂:約12~14ヶ月
♀:約8~10ヶ月
※羽化までの時間は羽化後の体長によっても異なる※
まず幼虫飼育ですが、比較的容易な種。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット。そして菌糸でも大きくなりますが、私は主にマット飼育で育てています。
<産卵方法>
【産卵に使用するマット】マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースL程度
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りは柔らかく詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。材の頭が出るようにセット。
産卵セットは図示すると以下のような感じで組みます。(参考例です)
手順です
①マットをケース底面に固く5cmほど詰めます。フタマタ系は材産みが主体なのでマットは食が出来るマットならばなんでもOKです。針葉樹のマットでもOKですが、もし万が一幼虫が材よりこぼれ落ちた事態を考えて幼虫がスムーズに食可能な発酵マットが無難です。きのこMat、くわMat、完熟Mat、がお勧めです。
②次に材を入れ、回りにマットを軽く詰めます。この画像で使用しているのはコナラ材2本です。少し柔らかめの材です。
③ゼリーと生体を入れて完成。
④真上からの画像です。
このようにマットをそこまで深く詰める必要はありません。いわゆる「転がし産卵」で十分です。
いかがでしたでしょうか?マンディブラリス、リノケルス共に上記の方法で飼育が可能です。ただ産卵の場合、産卵数はそれほど多くはありません。飼育も比較的容易なので、皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
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2014年7月22日
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット)
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今日はメタリフェルホソアカクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【個体参考画像:メタリフェルホソアカクワガタ♂75、77mm】
【飼育種】
和名:メタリフェルホソアカクワガタ
産地:スラウェシ、ペレン島、ハルマヘラ、サンギールなど
色虫の代表格の一つとされるメタリフェルホソアカクワガタ。小さいボディに似合わない大きな大顎をもつ風貌はクワガタ種の中でも異彩を放つ存在です。産地もいろいろあり、産地によって体色などの特徴が異なります。一般的なスラウェシ産、体色にブルーやグリーンの個体も見られるペレン島産。一番の輝きを放つと言われるサンギール産などなど。。
飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、菌糸E-800
【飼育容器】800cc程度の容器など。
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7~8ヶ月)ただし♀は合計5ヶ月程度で羽化
まず幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット。菌糸でも大きくなります。
飼育自体は非常に容易です。あくまで私の飼育方法ですが、私は菌糸ではなく、マットで育てています。初令幼虫をまず広口600ビンに入れて約5ヶ月ほど管理。その後羽化の事も考えて私の場合は♂はPP1100ccの空ボトルに投入します。管理温度は大型を狙って少しですが低温(18~20℃程度)で管理しました。サイズ的には全然ギネスには及びませんが、それでもこのサイズになると結構迫力があります。
ここで皆さん疑問に思われると思いますが、使用した容器、1100ccのスペースでは、大型が羽化する際、とても狭いように思われます。もちろんより大きな1400cc程度の容器で管理した方が一番良いのですが、場所とスペースの事を考えて、あえて1100ccの容器で管理しました。
ただ2本目のPP1100で管理した際は、大型の個体の場合は、最後の蛹化時にボトルを横に倒しました。その際、ボトルの上面(ふたぎりぎり)までマットを追加投入し、隙間をなくしました。こちらの推測どおり横長に蛹室を作ってくれてそのまま蛹化~羽化。長い体長でも問題なく羽化出来ました。
<産卵方法>
★マットのみで産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。図示すると以下の様な感じになります。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
マットを大きなケースに出します。
ケース底面を固めていきます。
固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
転倒防止の木片とエサを入れます。
間に新聞紙を挟んでセット完了
★材も使用して産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材1~2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵は私の場合は主にマットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。
但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?メタリフェルホソアカクワガタ。飼育も比較的容易なので、皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
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Elementシリーズ(菌糸ビン・菌床ブロック), きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット)
2014年7月15日
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今日は先日羽化した、ちょっと変わったヘラクレス・ヘラクレスが羽化しましたので、ご紹介してみたいと思います。
【飼育種】
和名:ヘラクレス・ヘラクレス
学名:Dynastes hercules hercules
産地:グアドループ
【使用したエサ】きのこマット
【使用する容器】860ccプリンカップ
【えさ交換回数】途中4~5回
【設定管理温度】20~25℃前後
こ のヘラクレス、上記の方法で飼育しました。幼虫の発育が見られなかったので♀個体だと思ってそのまま860ccのブロー容器で飼育しました。そしていざ羽 化してみると・・・????全体的には♂の割合が高いとは思いますが、体長も♀の大きさほどしかなく、また胸の部分や角の形状などから♀の部分も一部混 じっているような感じがします。これが世間でいう雌雄同体のなりかけ?でしょうか??
私は過去に一度だけグラディアトールメンガタの雌雄 同体個体を羽化させた事があります。その時は頭の部分がハッキリと♂と♀の特徴を半分ずつ分け合っていました。今回のこのヘラクレスは見る方によってはた だの小さい♂個体だという味方もあるかもしれませんが、なんとなく一部分ではありますが、♀の要素が入っているように感じさせられています。
如何でしょうか?雌雄同体個体??。珍しい現象だと思いますが、皆さんも体験された事があるでしょうか?もし体験させた事があるかたは飼育レポートなどでどしどしご紹介して下さいね。楽しみにお待ちしております。(^^)
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今日は外国産クワガタの中でも最も有名な種類の一つ、ニジイロクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:ニジイロクワガタ
産地:オーストラリア
いまや外国産クワガタ種の中でも有名な種のひとつと言えるでしょう。ニジイロクワガタです。その名の通り、ボディはニジイロに光り輝きまるで日本のヤマトタマムシのような色彩と輝きを放ちます。残念ながらもう野外品は輸入されることはないと思われますので、今市場に残った個体達でどこまで累代を伸ばしていけるのかが課題となりそうです。
飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、菌糸E-800
【飼育容器】800cc程度の容器など。
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)
まず幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、菌糸でよく育ってくれます。特に菌糸はよく合います。
マットを入れる容器も私の場合は800cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。菌糸の場合は菌糸ビンE-800の大きさで大丈夫だと思います。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。ただ寒さにはかなり強い種だと認識しております。
<産卵方法>
★マットのみで産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下の様な感じになります。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
★材も使用して産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材1~2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵は私の場合は主にマットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。
但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?ニジイロクワガタ。見た目からも分かるように色虫的要素が非常に高いクワガタですね。飼育も比較的容易なので、皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
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2014年7月7日
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今日は中型ノコギリ種:グラギリスノコギリクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。
【飼育種】
和名:グラギリスノコギリクワガタ
グラギリスノコギリクワガタです。赤褐色のボディがキレイな中型ノコギリです。今ではあまり市場では見かけませんが、かつてはなかなか人気もあった種です。
飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。
<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット、菌糸E-800
【飼育容器】800cc程度の容器など。
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】
菌糸の場合:2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)
マットの場合:2令投入して約7ヶ月(合計約8~10ヶ月)
まず幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、菌糸でよく育ってくれます。マットを入れる容器も 私の場合は800cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。菌糸の場合は菌糸ビンE-800の大きさで大丈夫だと思います。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。
<産卵方法>
★マットのみで産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下の様な感じになります。
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。
★材も使用して産卵セットを組んだ場合★
【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材1~2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースS~M
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。
画像で紹介すると・・・
このようなかんじです。
セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
産卵は私の場合は主にマットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。
但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。
いかがでしたでしょうか?グラギリスノコギリクワガタ。色虫的要素が高いクワガタですね。飼育も比較的容易なので、皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)
使用したアイテム
きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
2014年7月4日
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きのこMat(昆虫マット・発酵マット), くわMat(昆虫マット・発酵マット), 完熟Mat(昆虫マット・発酵マット), 産卵木
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