
先日の日記に、以下の2つのレスがついていました。今日の日記内でご返答させて頂きます。
【虫シゲさん】
ミヤマ、、飼育したい代表だな~!しかし二十℃は実現不可能ですね。
虫シゲさん。レスありがとうございます。返信が遅くなってすみませんでした。
ミヤマの飼育は本当に低温がネックですよね。ですが、国産のミヤマならそこまで高温でなければ飼育は可能だと思います。なんたって国内にいるのですから常温でも大丈夫かと・・・。
ただ国産ミヤマでも、比較的気温の低い高山系に生息してますので、部屋の温度もクーラーは入れずともそれなりにはしないといけないでしょうね。窓を開けて風通しを良くするとか・・・。夏場は部屋の温度は地獄的ですから・・締め切っていたら余裕で40℃は突破しますしね・・・。
【K庵さん】
こんばんは!いつも楽しく読ませていただいてます。ミヤマ、累代したくても、低温飼育が出来ません…(苦笑)私は高校生ですから贅沢は言えませんし(笑)質問なんですが、サキシマヒラタ、ツシマヒラタ、ニジイロの産卵に対して温度が18℃では低すぎますか?
K庵さん。レスありがとうございます。返信が遅くなってすみませんでした。
上記、虫シゲさんの返答でも書きましたが、ミヤマの飼育は本当に低温がネックですよね。簡易クーラーなど作ったり、水を張った水槽の中に幼虫ボトルを入れたりして飼育している方を見かけたことがあります。ですがどちらも簡単なことではないですよね・・・。
それと他の質問ですが、
サキシマヒラタ:理想は25~28℃
ツシマヒラタ:理想は25~28℃
ニジイロクワガタ:理想は22~28℃
あくまで私のやり方ですが、上記のような温度帯にしています。サキシマは南西諸島ですので、やはり管理温度は高い方がいいでしょう。18度はちょっと低いかな・・・。
ツシマもサキシマと同様です。生息地はツシマなのでサキシマよりは管理温度は低くても良いかもしれませんが、産卵となるとスイッチが入るのはやはり25℃位でしょうか・・・。
ニジイロは寒さにも強いですが、産卵となるとやはり最低でも20℃・・・ う~ん22℃は欲しいです。熱さにも強いので28℃位までなら大丈夫です。
上記はあくまでも私のやり方ですので、これ以外の温度帯でも産ませた方もいらっしゃると思います。参考程度に聞いていただけると幸いです。皆さんレスありがとうございました。
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だんだんと暖かくなって来ましたね。そろそろシーズン到来ですね。それに合わせてなのか、国産ミヤマの小型が羽化してきました。
【飼育種】
和名:ミヤマクワガタ
学名:Lucanusmaculifemoratus
産地:宮崎県産
累代:WF1
【羽化体長】
♂56mm、50mm
【使用したエサ】
完熟マットのみ
【使用した容器】
1000ccガラスビン
【えさ交換回数】
途中2回(計3本)
【設定管理温度】
16~20℃前後
【羽化までにかかった時間】
初令投入して合計約15ヶ月
上記2頭です。今年の羽化ですのでまだ後食は先の話ですが・・・・飼育は温度管理さえクリアすれば容易な種です。低温、出来れば20℃程度が理想です。ミヤマクワガタは成虫になるまでに通常2年ほどかかりますが、この個体達は小さかったせいか1年3ヶ月程度で羽化でした。ただ例外もあり、同じサイズなのに二年かかったり、一年で羽化するものもあります。
野外では6月位から採集が可能となります。今年の夏は採集して皆さんにワイルド個体をご紹介したいと思います。お楽しみに。(^^)
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今日は羽化報告。ヒルスシロカブトです。
【ヒルスシロカブト♂80mm】
和名:ヒルスシロカブト
学名:Dynastes hyllus
産地:メキシコ
累代:CB
【羽化体長】
♂80mm
【使用したエサ】
きのこマット
【使用した容器】
800CCブロー容器(径137mm×高さ155mm)
【えさ交換回数】
途中4回程度
【設定管理温度】
23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】
約12ヶ月程度
おなじみのヒルスシロカブトです。 羽化報告は久しぶりです。
飼育はとても容易、きのこマット、完熟マット、黒土マット、くわマット、どれでも問題なく育ちます。 ただ個人的なお勧めはきのこマットです。設定温度は幅が広く16~28℃位までは大丈夫です。 私の場合は23~25℃の範囲で飼育してみました。
なかなかキレイな個体です・・・・ ・・・・と言いたいのですが、実はこの個体、少し羽パカの羽化不全個体なんです(泣
その証拠画像はこちら↓
羽先が割れています。
アップで見ると↓
アップで見ると、結構な羽パカです(泣
羽化不全・・・とはいっても、この場合は羽化の前の蛹化不全ですね。蛹の段階ですでに羽がこのような形状になってしまったんだと思います。ただこの個体自体は凄く元気ですし、繁殖には全然問題ありません。種親として頑張ってもらうつもりです。(^^)
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中型ながらインドアンタエウスオオクワガタが羽化してきました。
【飼育種】
和名:アンタエウスオオクワガタ
学名:Doucus antaeus
【羽化体長】♂80mm、♂77mm
【使用したエサ】きのこマット
【設定温度】20~23℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂80mm:初令投入して~合計約12ヶ月
♂77mm:初令投入して~合計約12ヶ月
おなじみのインドアンタエウスオオクワガタです。使用したエサはきのこマット、温度帯は20~23℃程度でじっくり育てました。容量的には1100ccのボトルで2回です。
今回はきのこマットで飼育しましたが、勿論菌糸でも大丈夫です。大丈夫というか菌糸の方が向いていると思います。大型になりますし、羽化までの時間もマット飼育よりは早いです。
アンタエウス、やはり格好いいですね。
昔はアンテブームなるものがあって、その中でもインドアンタエウスはかなり高額で売買されていたのを思い出します。飼育はとても容易な種ですので皆さんも是非一度トライしてみて下さいませ。(^^)
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久々の羽化報告です。今回はアルキデスオオヒラタです。
【アルキデスヒラタ♂80mm】
【飼育種】
和名:アルキデスヒラタクワガタ
学名:Doucus alcides
【羽化体長】♂80mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】1100ccの容器使用
【えさ交換回数】途中2回(計3回)
【設定温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】初令投入して約13ヶ月
アルキデスヒラタの中歯タイプです。きのこマットで飼育しました。サイズは少し小型の部類ですが、低温で管理した為、飼育期間は少し長めとなりました。
飼育自体は比較的容易なタイプですが、なかなか大型になりにくい種です。幼虫飼育はマット飼育、菌糸飼育どちらでも育ちます。
菌糸飼育の場合はマット飼育よりも期間的に短くて羽化してきます。この個体も野外のものとひかくすると全然大型とは言えませんが、無事羽化はしてくれました。
季節ももう3月終盤、今からシーズンに入り、インドネシアからの野外個体も頻繁に入ってくるようになります。アルキデスは比較的安価で入手しやすいですので、機会がありましたら是非飼育してみてくださいませ。超大型の短歯タイプは前胸もぶ厚く、かなりの迫力がありますよ~。(^^)
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久しぶりのクワカブタイムマシーンです。今回紹介するのは、月夜野初登場?かな?ヒルス・ヒルスです。
【飼育種】
和名:ヒルス・ヒルス
産地:メキシコ
累代:CB
【羽化体長】♂72mm、♀55mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】♂♀1800CCブロー容器(径137mm×高さ155mm)
【えさ交換回数】途中♂回7回程度
【設定管理温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】♂2令投入して約16ヶ月(合計18ヶ月程度)
冒頭でも書きましたが、多分月夜野初登場・・・ になるのかな?ヒルス・ヒルスです。この個体は2年ほど前の個体になります。ヒルスの原種とも言われていて、特徴的な部分は何と言っても頭角先端の斧状の突起です。今回の個体も♂72mmと小さい個体であるにもかかわらず頭角の斧方突起はしっかりと出ています。マヤと似ていますね。
飼育は容易な種ですが、この時は低温で育てました。飼育期間は結構長く1年半ほどかかった記憶があります。きのこマットで問題なく育ちます。もちろん、完熟マット、黒土、くわマットでもOKです。
懐かしいですね。また機会があれば飼育してみたいです。(^^)
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今日はネプチューンオオカブトの産卵情報です。
【産卵に使用した種】
和名:ネプチューンオオカブト
学名:Dynastes neptunne
産地:エクアドル
累代:CB
産卵セット方法&結果は以下の通りです。
【産卵結果】幼虫35頭
【産卵に使用したマット】完熟Mat
【セット期間】開始~約90日間
【産卵に使用したケース】衣装ケース中タイプ程度
【産卵管理温度】18~20℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ(ケースの3/5位、上部2/5はフンワリと敷き詰めます)
セット方法は図示すると以下の様な感じです。
ネプチューンオオカブトです。今回は産卵開始して1週間半程度で親♀が死亡しているのを確認していましたので、産卵セットは90日程度放置しておきました。幼虫頭数は35頭と少な目でしたが、1週間半程度の産卵ではまずまずの頭数ではないでしょうか?
産卵セットは比較的容易な種です。ただ設定温度を低めに設定しないと産みにくい種ですので、そこの所は注意が必要です。後は親個体の熟成をしっかりさせて産卵セットを組むとよいと思います。常温管理で産ませたいならば、今から~春にかけての時期が丁度良いと思われます。17~20℃程度に保てれば大丈夫です。(^^)
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お客様からゴロファ・ピサロのの飼育方法(産卵)について質問がありましたので、本日の日記で取り上げてみたいと思います。
【飼育種】
和名:ゴロファ・ピサロタテヅノカブト
学名:Golofa pizarro
産地:エクアドル
久しぶりにゴロファの記事ですね。あくまで私なりのやり方ですが、私は以下のよなセット方法で組んでいます。
【産卵セット内容】
使用する(お勧め)マット:黒土マット、完熟マット
使用するケース:クリーンケースM
設定温度:25℃前後。
産卵セットの内容:ケースの7割程度をほんのり固く詰める。残り2割程度はふんわりと。
水分量:適量(握って水が染み出ない程度)
図示すると以下の様な感じになります。
今回はマット下部分を押し固める方法をご紹介しましたが、ゴロファ種の場合、ピサロもそうですが、多くはばら撒き産卵タイプが多いので、そこまでギュウギュウにマットを押し固めなくても大丈夫です。大事なのは親虫の成熟度、産卵設定温度(25℃程度が最適)だと私は思います。成熟してからの寿命はそこまで長い種ではないので、♂♀のタイミングを合わせるのもなかなか難しいところです。(^^)
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先日の日記のレスに以下の質問が来ました。
【ランプリマくん】
知り合いから羽化したパプキンを里子に1ペア頂きパプキン飼育を始めました。色々調べてみたのですが、パプキンの成熟した個体の印で後食開始してオシッコを飛ばし始めたらペアリング可能、成熟のサインと書いてあるのですがパプキンのオシッコは無色透明では無いのですか?当方、プリンカップに♂♀個別でティッシュを湿らせて管理しております。
質問レスありがとうございます。(^^)パプアキンイロクワガタですが、あくまで私の場合のやり方をご紹介させて頂きたいと思います。私の場合、パプアキンイロクワガタは♂も♀も後食開始したら即ペアリングさせても大丈夫だと思っています。元々、寿命がそんなに長い種ではない本種は後食開始した時点で身体は成熟に達していると考えています。実際、これまで何百頭も飼育してきましたが、私は後食開始した=入れたゼリーが減っている・・の段階でペアリング可能と判断してきました。結果は問題なく、交尾~産卵~無事孵化の結果を得ております。
さすがにオシッコの事は私も良くは分かりません。でもオシッコをするというのは後食が始まったらするのではないのでしょうか?違いますかね?
同兄弟のパプキンを羽化させると、他のクワカブ同様に♀の方が♂よりも早く羽化します。しかもパプキンは寿命がかなり短い種ですので、♂が大型で羽化してくれば羽化するほど♀の成熟がドンドン増してきます。これは自然界では血の混濁を防ぐ為に当たり前の事ですが、人間の都合で同血統だけの配合からインラインブリードさせたいとなると、結構ネックになってきます。もし譲って頂いたパプキンが同血統の同兄弟であるならば、♂が後食を開始した時点で、ペアリングをすると良いかと思います。
※ブリードには様々なやり方があると思います。私のやり方もその中のほんの一例に過ぎないと考えています。ご参考程度に聞いて頂ければ幸いです。m(_ _)m
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今日はパプアキンイロクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:パプアキンイロクワガタ
学名:Lamprima adolphinae
産地:アルファック産
累代:CB
【羽化までの内容】
体長:♂42mm 43mm
【使用したエサ】
Basic2001個
【設定温度】
25℃前後。
【エサ交換回数】
交換途中無し(2令投入)
【羽化までの期間】
♂2令幼虫~約5ヶ月(合計6ヶ月程度)
パプアキンイロクワガタ、通称パプキンです。Basic200を使用しての飼育しました。今回は♂のみの羽化です。毎回飼育していて思うのですが、パプキンは菌糸の場合だとマットと比べて成長が比較的ゆっくりとなるような気がします。今回も羽化までに半年程度かかりました。でもその分、大型の大歯タイプに育ってくれました。色合いは赤紫っぽいタイプとモスグリーンタイプです。どちらも発光が素晴らしく大変美しいです。今回は♀の紹介はありませんが、♀の羽化は早いので羽化ズレ対策をしっかりとしたいですね。(^^)
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