
先日のタウルスに続き、今回も小型種の紹介です。但しヒラタ系ではなくノコ系です。
ドルサリスノコギリクワガタです。
【飼育種】
和名:ドルサリスノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus dorsalis
【羽化体長】♂52mm ♂46mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 PP800空ボトルを使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7ヶ月)
体色がとても美しい、ドルサリスノコギリ。
飼育は幼虫飼育&産卵ともにとても容易。幼虫飼育はマット、菌糸どちらでもいけます。元々最大体長があまり大型で無いので、
500cc程度の容器でも十分大型が望めます。今回は800ccの容量の容器を使用しましたが、そこまでエサは必要ありませんでした。
エサが食いきって交換というより、食べきる前に劣化などで交換・・・といったかんじでした。
産卵についてもちょっと触れておきます。
私は以下の様な感じでセットを組みます。
【産卵に使用するマット】黒土Mat
、完熟Mat
【産卵に使用するケース】クリーンケースS
~クリーンケースM
【産卵管理温度】25℃前後(飼育種に応じて変える)
【水分量(湿度)】多からず少なからずですが、若干多めに
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下のような感じになります。
結構多産で、1ヶ月位するとケース側面や底面に幼虫が見えてきます。
シックな色合いがとてもキレイです。
皆さんも機会がありましたら是非飼育してみてると面白いかと思います。(^^)
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今日はちょっとマイナー的なヒラタクワガタの紹介です。
小型系のヒラタでもあるタウルスヒラタクワガタです。
【飼育種】
和名:タウルスヒラタクワガタ
学名:Doucus taurus cribniceps
【羽化体長】♂51mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 PP800空ボトルを使用
【えさ交換回数】途中1回
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約7ヶ月(合計約8ヶ月)
小型ヒラタのタウルスヒラタクワガタです。
産卵&幼虫飼育はとても容易。今回はマット飼育で育てましたが、菌糸だともっと大型が出るかと思います。設定温度は25℃前後、
湿度は少し多めです。
別角度からの画像も紹介しちゃいます。
顎の所に赤い毛があり、クシヒゲヒラタとも言われています。
和名かな?小型な種ですがなかなか可愛いですよ。(^^)
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先日のインドアンテに続き、私自身とてもお気に入りの個体がいますので、同じ種の紹介で恐縮ですが、もう1♂紹介させて頂きます。 御了承下さいませ。
産地は 同じインドアンテ、ラチラ産です。
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【インドアンタエウス♂86mm】
【飼育種】
和名:アンタエウスオオクワガタ
学名:Doucus antaeus
【産地】ラチラ
【累代】CB
【羽化体長】♂86mm
【使用したエサ】♂Basic900 ~Basic1500
【設定温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂:初令投入して~合計約12ヶ月
今回の個体はボディが太く良個体です。
前回紹介した個体の同血統兄弟なのですが、体がガッチリしておりますので紹介しました。幼虫飼育はマット、菌糸どれでもいけます。 今回はBasic900 ~Basic1500という流れで菌糸投入しました。 Basic900 に約4~5ヶ月、 残りをBasic1500というパターンでした。 添加剤は一切使用していません。無添加です。温度は20℃前後で管理。じっくり育てました。
個人的にはとても気に入った個体です。(^^)
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連休明け、また頑張っていきましょう。(^^)/
今日ご紹介するのは、先日のマレーアンテに引き続き、同じアンテの産地違い、インドアンタエウスの羽化報告です。
【飼育種】
和名:アンタエウスオオクワガタ
学名:Doucus antaeus
【産地】ラチラ
【累代】CB
【羽化体長】♂84mm
【使用したエサ】♂Basic900 ~Basic1500
【設定温度】20℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂:初令投入して~合計約12ヶ月
ヒマラヤ系アンテの特徴がバッチリ出ているインドアンタエウス。ラチラ産のアンテです。
幼虫飼育はマット、菌糸どれでもいけます。今回はBasic900 ~Basic1500という流れで菌糸投入しました。 Basic900 に約4~5ヶ月、 残りをBasic1500というパターンでした。 添加剤は一切使用していません。無添加です。
光沢も強く、内歯も上がりで大型化するヒマラヤ系アンテ。格好よいですね。(^^)
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今日はマレーアンタエウスの紹介です。
この個体はちょっと前に羽化したものです。
日記上ではまだ紹介していなかったのでUPしました。
【飼育種】
和名:アンタエウスオオクワガタ
学名:Doucus antaeus
【羽化体長】♂77mm、♀49mm
【使用したエサ】
♂:Basic900~Basic1500
♀:Basic900~Basic900
【設定温度】23℃前後
【羽化までにかかった時間】
♂:初令投入して~合計約11ヶ月
♀:初令投入して~合計約9ヶ月
この個体♂はBasic900 ~Basic1500 の2本で羽化でした。勿論無添加です。もう少し顎に幅があると更によく見えるのですが、これはこれで満足しています。 サイズ的にはもう少し低温でひっぱれば伸びたのかもしれません。
地域によって形状が異なるアンタエウス、非常に魅力のある種ですよね。(^^)
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久しぶりにシカクワの羽化報告。
この日記上では定番となっています、スペキサスシカクワガタです。
【飼育種】
和名:スペキオススシカクワガタ
学名:Rhaetulus speciosus
産地:タイ産
累代:CB
【羽化体長】♂56mm、♀32mm
【使用したエサ】きのこマット
【使用した容器】 900ccブロー容器 (径100mm×高さ145mm)
【えさ交換回数】途中2回
【設定管理温度】20~22℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約9ヶ月(合計11ヶ月程度)
おなじみスペキオサスシカクワガタです。
(飼育説明ですが、過去の日記の内容を重複しております。御了承下さいませ)
幼虫飼育は、菌糸、マットどちらでも育ちます。現在弊社のエサでは、きのこMat、くわMat
、Basicシリーズ(菌糸)、Elementシリーズ(菌糸)での羽化実績があります。
また今回は前回同様に設定温度を少し低めに設定しましたので羽化までに少し時間がかかりました。
25℃設定で持っていけば8~9ヶ月もあれば羽化してくれます。
今回1年ぶりの登場ですので、前回同様に産卵セッティングについてもご紹介しておきましょう。
スペキオススシカの産卵は基本的には材産みですが、押し固めたマットにも産んでくれます。
わたしの場合は以下のようなセッティングを組みます。
【産卵に使用したマット】完熟Mat
+材2本
【産卵に使用するケース】クリーンケースM
(W305×D195×H232)
【産卵管理温度】25℃(若干低温気味)
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。
セット方法を図示してみました。以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)
このような感じでセットを組んで約2ヶ月程度放置します。(勿論その間えさ交換はします)
私はクワガタの場合なるだけ採卵はしない派ですので、幼虫が孵化してくれるまで待ちます。
もし早くに材がボロボロに齧られてしまっていた場合には新しい材を追加交換します。
設定温度はスペキオススの場合低め(20℃前後)より少し高め(25℃前後)の方がよい結果が出ています。ご参考までに・・・。
では最後に他の角度からの画像も撮りましたので見てやって下さいませ。
本当に格好の良いクワガタですね。(^^)
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先日の★クワカブタイムマシーン★でご紹介したブンブン系第2弾です。
今日はインカツノコガネのご紹介です。
【飼育種】インカツノコガネ
【使用したエサ】完熟マット
【水分量】少し少なめ
【設定温度】23~25℃前後
【使用容器】860ccプリンカップ
【エサ交換回数】3回位
【羽化までの期間】約7ヶ月
黒い空に沢山の星がちりばめられているような体色をもつインカツノコガネです。
幼虫飼育は前回紹介したポリフェムス同様に容易で、飼育する容器も860CC程度のプリンカップで十分です。水分量は少なめで、
ほんのり湿り気がある程度で管理しました。羽化までの回転も早く管理も楽だったと記憶しております。
また産卵についても結構容易な方で以下の様なセット方法で十分産卵してくれました。こちらもポリフェムス同様のセットです。
上記の図でマットを固く詰めるとありますが、ブンブンの場合、ばら撒き産卵が多いのでそこまで固く詰める必要は無かったと思います。
過去に撮影した画像が結構残っているのでご宜しければ見てやってくださいませ。とてもキレイですよ。
※今回ご紹介したインカツノコガネは植物防疫法において海外からの輸入規制がかかる規制対象種になります。
ご注意下さいませ※
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まだまだ暑い日が続きますね~。
今日は質問レスへの回答を日記上でしようと思います。
たかさん
2日前にスマトラヒラタのセットを組みました気になって数時間に一回見ていますがメスは全く上がってきません2日くらいでは産卵はしないのでしょうか?やはり放置するのが一番なのでしょうか?
御質問ありがとうございます。(^^)そうですね、私の知り限りでは2日ではまだ早いかと思います。現在私もスマヒラをセットしていますが、1週間程度経過しますが、 まだ産卵の卵は見えません。突然スイッチが入ったように産み出す事がありますので、私はそのまま放置しております。ご参考までに・・・。 (^^)
佐々木さん
1.良く「容器の底で蛹になったので、羽化時の水分を吸収できるよう、ビン(容器)を逆さに」と言う記載を散見します。普通、 蛹室は頭の部分が高めに作ってありますので、単純に逆さにすると頭下がりになり、かえって悪影響ありそうな気もするのですが、 どうでしょうか?逆さにして、なおかつ角度がちょうど良くなるよう、容器の下に何か台を置けば良いのでしょうか?(小プラケなので、かなり難しいですが)
御質問ありがとうございます。(^^)ギラファの場合、かなり強い種ですのでよほどの悪環境でもない限り私はそのままにしておきます。たとえ容器底で蛹室を作ったとしても・・・。
でもどうしても気になるのであれば、一番良いのは人工蛹室に移し変える、それかおっしゃるように容器を逆さにして容器の下に角度をつける (これは私もやったことあります)、それか露天掘りにして一旦蛹や前蛹を取り出し、 蛹室をティッシュなどで水分を取ってからまたもどしてやる(これも結構しました)等の対策では如何でしょうか?
2.蛹室が小プラケの角&底に作成されてます。前蛹初期 (まだ丸くなれる)の場合、この段階で逆さにすれば、中で回転して頭を高い方に持っていくものでしょうか?
そうですね、前蛹でも動くことは動くので回転する可能性はありますが、確実には何とも言えないのも正直な所ですね。
掘り出して人工蛹室に、とも考えたのですが、 この時期は温度管理が難しいので(簡易保温庫+保冷材)、外気に触れやすい人工蛹室は避けたいと思っております。
そうでしたか、上の回答では人工蛹室に移し変える手もあると書きましたが、 佐々木さんが人工蛹室を避けたいのならば、逆さ手段、露天掘り手段、このような方法でするのがお勧めですが・・・。 ただこれはあくまで私のやり方ですので、あくまで参考程度に聞いてくださいませ。
皆様、質問ありがとうございました。(^^)
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先日の日記にりょーさんより、以下のような質問がありました。
質問すみません。スマトラヒラタとマレーアンテの♀がどっちか分からなくなってしまいました!子供にラベルを剥がされ…
図鑑で見ても我が家のでは分かりません。ご存知でしたらお教え下さい!
私もまじまじとじっくり比較した事がないのでどこが違うかとハッキリした事は言い切れません。一応過去の個体ですが、
撮影した画像がありますので、こちらで見ていただければと思います。
まずは真上からの画像・・・
次に斜めからの画像・・・
りょーさん、如何でしょうか?
う~ん・・・正直私にもはっきりとはわかりません。ただマレーアンテの方が少し全体的に細長いように見受けられるような気もしますが・・・
すみません、あまり参考にならなくて・・・。御了承頂ければ幸いです。
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さぁ今日から9月に突入。まだまだ暑いながらも朝夕は秋の気配もちらほら感じ取れるようになって来ました。とはいえ昼間は暑い!
まだまだクワカブ熱健在です。(^^)
さて今日はクワカブ輸入にとっては禁断の種、ブンブン系のご紹介をしたいと思います。ブンブン、いわゆるカナブン、ハナムグリになりますが、
この手の種は今現在は飼育はしておりません。過去には結構飼育しておりましたので、
まだ未公開の個体達をクワカブタイムマシーンとしてご紹介したいと思います。まずは過去の日記にも登場した事がある種、
ポリフェムスオオツノカナブンです。
【飼育種】ポリフェムスオオツノカナブン
【使用したエサ】完熟マット
【水分量】少し少なめ
【設定温度】23〜25℃前後
【使用容器】860ccプリンカップ
【エサ交換回数】3回位
【羽化までの期間】約7ヶ月
大型なカナブン種の一つ、ポリフェムスオオツノカナブンです。
幼虫飼育はとても容易で、飼育する容器も860cc程度のプリンカップで十分です。水分量は少なめで、
ほんのり湿り気がある程度で管理しました。羽化までの回転も早く管理も楽だったと記憶しております。
また産卵についても結構容易な方で以下の様なセット方法で十分産卵してくれました。
上記の図でマットを固く詰めるとありますが、ブンブンの場合、ばら撒き産卵が多いのでそこまで固く詰める必要は無かったと思います。
それにしてもキレイですよね。特に羽化したての個体は素晴らしい美しさです。また機会があれば飼育してみたいですね~。
※今回ご紹介したポリフェムスオオツノカナブンは植物防疫法において海外からの輸入規制がかかる規制対象種になります。
ご注意下さいませ※
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