先日の日記内にて「芹沢です」さんより国産オオクワガタのブリードについて質問がありました。
【芹沢ですさん】
>芹沢ですm(__)m国産おおくわがたの秋ブリードを使用と思います。春のブリードとの違いは有りますか?コツをお願いします。
日本を代表するクワガタ、オオクワガタについて今更ですが、今一度ブリード方法をご紹介したいと思います。
国産オオクワガタやホペイというと材産みですので、産卵セットには産卵木が使われますが、 菌糸ブロックを使用した菌床産卵でも結構な結果が得られます。(過去の菌床産卵の記事を参考に使用しております。御了承くださいませ)
【菌床産卵の利点】
・セットが楽(産卵木の柔らかさや加水の手間が要らない)
・割り出しが楽(産卵木の割り出し時のように幼虫を潰すことも少なく、また手で楽に割り出せる)
・若令幼虫に最初から菌糸を摂取させられる。
菌床産卵のセットを組んだ手順を追ってみてみましょう。
①まずケースを用意します。このケースはクリーンケースLサイズです。
【クリーンケースL】
②次にケース底面にマットを入れます。底2~3cm程度敷き詰めます。
今回使用したマットはきのこマットです。
③次に袋から出した菌糸ブロックを丸ごと入れます。
ケースに入りきらない場合は菌糸ブロックを削って入れてもOKです。
【使用したBasicクヌギ菌糸ブロック】
④菌糸ブロックの周りをマットで埋めます。
今回の場合産卵種がオオクワですので完全に埋めきる必要はありません。
半分か1/3程度でOKです。
上記が産卵の手順です。
今回使用したのをまとめると
【産卵セットしたクワガタ】国産オオクワガタ
【使用したケース】クリーンケースLサイズ
【使用した菌床】Basicクヌギブロックまるまる1個
【周りを埋め込んだマット】きのこマット
【水分量】菌床はそのまま、マットは少し水分少なめ
【設定温度】24~25℃程度
この方法が菌床産卵です。
材を使用する場合には菌糸ブロックと材を変更するだけです。
菌床産卵でも材産卵でもどちらもよく産んでくれます。
さて、「芹沢です」さんの質問からは脱線してしまいましたが、秋の飼育方法ですが私的には基本的に春も夏も秋も同様のセットで行います。 ただ秋も深くなると気温は下がってきますので、常温飼育でセットする場合は気温の変化には気をつけたほうが良いと思います。 最低25℃は保ちたいですね。
【カシンさん】
>質問があるのですが、菌糸ブロック(エレメント)を購入し自分で1400ボトルに詰めたのですが、上部だけ白く再生しません・・。 側面、底部は白く再生してます。25℃で管理してます。
何が原因なのでしょうか?。また幼虫を投入した場合、何か影響があるのでしょうか?。
前回も自分で詰めたのですが、その時はキレイに白くなりました・・。
お久しぶりです。お元気でしたか?(^^)
さて質問の件ですが、普通菌が上手く回らない場合は以下の事が考えられます。
・管理温度が高温
・きつく詰めすぎて酸欠による目詰まり
・雑菌の混入
最初にあげた管理温度が高温の場合、なかなか菌の周りが悪くなります。温度が非常に高い場合、 オガが再醗酵を起こしますので注意が必要です。ただ今回の場合、側面、底部は回っているようですのでこれは当てはまらないみたいですね。
次に「きつく詰めすぎて酸欠による目詰まり」ですが、これは菌糸をビンに詰める際、あまり固くガチガチに詰めすぎると、 下方向まで酸素が行き渡らなくなり、下の部分が菌が再生しない目詰まり状態を起こす事があります。この時、 キレイなツートン色になります。上は白、下はオガ色(茶色)。どうしてもガチ詰めしたい場合には、 詰めた後に真ん中にプラスドライバー等で底まで穴を開けましょう。そうすると底まで酸素が回るようになり、底部も菌が回ります。
しかし、カシンさんのパターンは逆になります(下が白、上が周らない)ので、これもちがうようですね。
では3番目の「雑菌の混入」。私的にはこのパターンが一番当てはまるのではないかと思います。菌を詰める時、もしくは詰めた後、 もしくはフタをしたそのフタに雑菌が付いていてそれが原因で上部の菌が周らないのではないでしょうか? あくまで私の推測ですがこの考えが一番当てはまるのではないかと思うのですが・・・。ご参考程度に聞いていただけますと幸いです。
ちなみに菌糸ビンが再生する時に一番良い温度帯は20℃前後ですので、 菌の活性化を促すならば少し温度低めの所で管理するとまた違ってくるかもしれません。こちらもご参考までに・・・。(^^)
【グレープさん】
>早速質問で恐縮ですが、最近幼虫に異変が起きました。
原因として考えたのですが、
・マットを急に変えた
・酸欠
等が考えられるのですが、何か策などあれば教えて下さい。
初めまして。(^^)
う~ん、ちょっとこの質問の内容だけでは返答が難しいです。
幼虫がどう異変が起きたのでしょうか?死亡されたのでしょか?拒食でしょうか?
幼虫の状態を今一度教えて下さいませ。
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早いものでもう8月に入りました。今年は天候が異常ですね。
【サタサタサタンさん】
>shihoさん、このごろサタンの♀の体重が軽くなった気がします。
やはり、♂と別居させた方がいいのでしょうか(>o お返事下さい!
毎度御質問ありがとうございます。
これは、産卵セット内で♂と同居させているという事でしょうか?
わたしの場合は交尾確認が難しい種以外はほとんど♀のみで産卵セットを組みます。
交尾に成功してれば♀は産卵に集中したいはずですが、逆に♂は何回でも交尾をしようとするので♀が産卵に集中出来ない場合もありますので、出来れば♀のみでの産卵をオススメ致します。
それと体重が軽くなってきたとの事ですが、これは卵を産んだのではないのでしょうか?通常体重が軽くなるのは
・卵を産んで軽くなる
・老化と共に軽くなる
のどちらかと思うのですが、産卵セットを組んでいるのならばまず前者を疑ってしまいます。卵を産んでいなければあまり良くない傾向ですが・・・。
【まーぼーさん】
すみません、回答遅くなりました。
>今年は国産ミヤマを知り合いからいただいたのですが、毎年ミヤマの産卵は失敗続きなので今年こそは成功させたいと思っています。セット内容や気をつける点を教えて下さい。
ミヤマの場合、気をつける点は設定温度です。
20℃前後が最適ですのでこの温度帯に気をつけてセットを組んで下さい。過去にミヤマの産卵の記事があります。こちらをご参考に御覧下さいませ。
>それからパプキンを始めとするキンイロのブリードで幼虫を取ることが出来ても、10頭前後しか取れません。産卵数を増やす方法があればアドバイスをお願いします。
パプキンの産卵は結構容易ですが、10頭前後となると少し少ないですね。もしかするとその個体は累代が濃くなっているのではないでしょうか?
パプキンの場合、色合いを追求する(固定化)する為、累代を重ねるパターンが多いです。中にはF5以上の個体も少なくありません。
累代が進んでいるのであれば他の血統を入れたりするなどの血の入れ替えをオススメ致します。
通常の産卵セット方法はこちらをご参考に御覧下さいませ。
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先日の日記内にてコナーさんから以下のような質問がありました。
【~カワラ材やレイシ材で産卵させようとしていたのですが今回は菌床産卵をさせようとおもってます。 ですが菌床産卵の根本的なやり方がよくわかりません…。 前の日記でオオヒラタケブロックを使った産卵法を見ましたがレギウスだとクワガタの種類も菌種もことなります。 そもそもレギウスに菌床産卵が合うのか合わないのか…もしくは菌床ブロックより菌床ビンを使った方がいいのか… もしレギウスに菌床産卵が合うのであればやり方を教えていただけないでしょうか?】
ここでもう一度菌床産卵について記載してみる事にします。
【菌床産卵の利点】
・セットが楽(産卵木の柔らかさや加水の手間が要らない)
・割り出しが楽(産卵木の割り出し時のように幼虫を潰すことも少なく、また手で楽に割り出せる)
・若令幼虫に最初から菌糸を摂取させられる。
その菌床産卵のセットの手順を追ってみてみましょう。
①まずケースを用意します。このケースはクリーンケースLサイズです。
【クリーンケース L】
②次にケース底面にマットを入れます。底2~3cm程度敷き詰めます。今回使用したマットはきのこマットです。
③次に袋から出した菌糸ブロックを丸ごと入れます。ケースに入りきらない場合は菌糸ブロックを削って入れてもOKです。
④菌糸ブロックの周りをマットで埋めます。
完全に埋めきる必要はありません。
半分か1/3程度でOKです。
⑥フタをして完成です。
【真上から見た画像】
【横から見た画像】
上記が産卵の手順です。今回使用したのをまとめると
【使用したケース】クリーンケースLサイズ
【使用する菌床】菌床ブロックまるまる1個(クヌギもしくはカワラ)
【周りを埋め込んだマット】きのこマット
【水分量】菌床はそのまま、マットは少し水分少なめ
【設定温度】24~25℃程度
上記のような方法でセットを組みます。この時はオオクワのセットだったのですが、レギウスでもオウゴンオニでもタランドゥスでも基本的には一緒のやり方でOKです。ただレギウス、 タランドゥス、オウゴンオニには当然ながらカワラ菌床を使用します。
結論から言いますと、レギウスも菌床産卵で産卵は可能です。菌糸ビンではやった事がありませんが、 詰め替えた菌糸ビンでもいけるとは思います。
また⑤の手順の時、交尾をさせてなければ♂♀を同時に投入しますが、事前に交尾をさせていれば♀のみの投入もベターです。 その時は菌糸ブロックに穴を開けてメスを最初からねじ込む方法もアリです。 きちんと交尾が成功すれば♀はそのまま潜ってしばらくは出てこないでしょう。
コナーさん、頑張って是非成功させて下さいね。応援しております。(^^)
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皆さん、毎回多数の御返答&御質問ありがとうございます。(^^)
さて、今回は・・・
【マドロスさん】
>奄美大島ヒラタを貰ったのですが、餌もよく食べるし成熟してると思い♂♀を一緒にしていたら交尾していました。友人に聞いたら
羽化後4ヶ月と言われました。セットしたら産卵はしますか?もう少し成熟してもう一度交尾した方がいいですか?
ヒラタですが、羽化後4ヶ月ということですが、あながちダメだとは言い切れません。事実、外産ヒラタ(スマヒラ)
を羽化後3ヶ月程度で産卵させた知り合いもいましたし・・・。
交尾をしたのでしたら一度はセットを組んでみてもいいのではないでしょうか?幸いヒラタはマット産み、
特にケース底面や表面に産み付けるタイプが多いので、交尾が成功していれば、
セット開始して約2~3週間の内にはケース側面や底面に卵が見えるはずです。見えなければ交尾(受精)
が失敗している可能性が高いと思います。その場合はしばらく熟成待ちしてから再交尾させればいいと考えますが・・・。ご参考までに・・・
。(^^)
【サタサタサタンさん】
>今一番困っているのは、♀の方なんです!
交尾した後からずっとケースのふたに張り付いて遊んでいます。
どうしたらいいでしょうか?
いつも質問ありがとうございます。(^^)
通常、交尾が成立し、♀も産卵モードに入っているならば速攻潜っていきます。
ただ最初の1週間程度は産卵セットしているマット上で徘徊していて、それからしばらくしてスイッチが入る個体もいます。
その辺は個体差なので、もう少し待ってみてはどうでしょう?ただいつまでも待ち続けるのもどうかと思いますので、
私ならば3週間位を目安に一旦産卵セットを割り出してみます。その時に有精卵を確認出来なかったら再交尾もしくはしばらく熟成させます。
ただ気になることが一つ・・・先の文章で「なかなか交尾しません」とありましたが、
私は今までかなりサタンの交尾は非常にスムーズに行っているので、
もしかするとまだ両個体もしくは片側の個体の熟成が足りないのかもしれません。
そうなると交尾が成立したとしても♀自体が有精卵を抱えていないので産卵活動に入らないのでは・・・とも考えてしまいます。
あくまで推測になりますがご参考程度に聞いて頂ければ幸いです。
>うちではパプキンを飼っているのですが後食もしているんですが♂が♀と交尾をしません。
お互いにただ動き回ってばかりで♂が♀に気づくと♂が頻繁に攻撃をします。相性が悪いのでしょうか?
なにかコツなどがあれば教えていただけませんか?お願いします。
初めまして、御質問ありがとうございます。
この質問の回答はサタサタサタンさんより既に先にご返答頂きました。サタサタサタンさん、ありがとうございます。(^^)
サタサタサタンさんのおっしゃるように顎しばりで交尾をさせる方は結構いらっしゃいます。気の荒い大型オオヒラタやフタマタ系、
大型ミヤマ系などでよく用いられているようです。
さて話を元に戻しまして、しまごんさんの御質問ですが、相性・・・これは確かに存在します。
相性が悪い時は相手を変えるのがベストなのですが、1ペアしかしない場合などはそうは言ってられません。
その場合は日を改めて仕切りなおしをするのが良いでしょう。私も良くやっています。
ただパプキンの場合にはほとんど♀殺しは起きないと思いますので、私は同居でペアリングしています。
500cc程度の容器でマットを浅く敷いて、小さな木片を2本とゼリーを入れて1週間ほど一緒に同居させています。
これで大体は交尾成立しているようですが・・・。
今回も沢山の質問ありがとうございました。私もとても勉強になります。皆さんもドンドンレス入れて下さいね。(^^)
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すみません、久しぶりの更新です。
今回も沢山の質問がありますね~。
でも私も全てを飼育しているわけではないし、全て成功している訳ではないので、 回答出来るのはあくまで私の過去の経験上でしか語れません。皆さん参考程度に聞いて下さいね。(^^)
【コナーさん】
フォルスターの件、あまり参考にならない回答ですみませんでした。私の場合、 結構長生きする種はじっくりと時間をかけて熟成させるようにはしています。早がけはあまり好きじゃないので・・・。
【サタサタサタンさん】
ブータン産ですね。頑張って90mmUP作出して下さいね。朗報期待しております。(^^)
【マッサさん】
>今度、初飼育のヒルタスミツノカブトが家に来るのですが・・・、どう産卵させたらいいでしょうか?ちなみに♂:2匹 ♀:4匹です。
ヒルタスミツノですか。すみません、この種はまだ私は未経験なんです。 でも私がセットを組むならば普通のヘラ等と同様のセットで組むと思います。温度帯はちょっとわかりません。すみません。
【まっきぃ~さん】
そうですね、低温効果は結構ありますね。但し幼虫飼育の場合は効果はありますが、 産卵の場合は低温気味だと産みしぶる種も沢山ありますのでご注意を。
【会長さん】
メタリの幼虫グラム数のデータありがとうございます。私も大変参考になりました。また分からないことありましたら色々とご教授下さいね。 (^^)
【芹沢です さん】
>アカアシクワガタ採取しました?ァ飼育方法が良くわからない(゜ω゜?)でいます? 飼育ブリードの仕方お願いしますm(__)m
これは産卵方法でしょうか?幼虫飼育?
日本のアカアシではなく、 近種の外国産のアローコクワやヤマダクワガタは幼虫飼育の場合は低温でマットや菌糸飼育で羽化させた事があります。 同じく産卵も日本アカアシはデータはありませんが、アローならば材に産ませまた事があります。この時はかなり低温気味にセットしました。 セット方法は無難に
上記のような感じでセットしましたが材ばかりに幼虫は入っていました。 温度帯はそのアカアシを採集した場所に近づければ良いと思いますよ。ご参考までに。
【 まーぼーさん】
>インドグランとシェンクリング、南クルビデンスsspが思うように産んでくれません><
いい方法がありましたらアドバイスを宜しくお願いします。
インドグラン、シェンク、クルビ、この3種は私の場合でしたらいずれも材に産ませるやり方でセットを組むと思います。
ただインドグラン、クルビは
シェンクは
このタイプでセットします。
設定温度帯は23℃程度あれば大丈夫でしょう。材はほどよい固さがよいと思います。
いずれも種もかなり長生きする種ですので、一番大事なのは熟成ではないかと思います。わたしの場合だったら、
インドグラン:約10ヶ月以上
シェンクリング:約10ヶ月以上(出来れば越冬個体)
クルビ:約10ヶ月以上
この位は寝かせます。ブリーダーの方々によっては半年位でかける方もいますが、それはお好みで・・。 先の文章でもかきましたが私は結構熟成させてセットする派ですので・・・。ご参考までに。(^^)
【レイヴンさん】
>パラワンオオヒラタの幼虫が菌糸瓶の上にでてきちゃうのはどうしたらいいですか?1500の大きさの瓶です。 交換したばかりなんです
この手の質問結構ありますよね。なぜ幼虫が上に出てきてしまうのか?確実にはっきりとした原因は分かりませんが。 考えられるのは以下のような時だと私は思います。
・酸欠
・管理温度が高い
・蛹化前の暴れ
・拒食
経験上一番多いのが酸欠です。管理温度が高いのも菌糸ビン飼育にとっては結構キツイです。 中身が生きているきのこ菌ですので温度が高いと猛烈に酸素を食い中が酸素不足になりやすくなります。 この場合は菌糸ビンを横倒しにするか逆さにすることで落ち着く場合もあります。
蛹化前の暴れの場合は、管理温度を少し低めにしてやるか、あるいは思い切ってマット飼育にすると落ち着く場合もあります。
最後の拒食ですが、私はあまり経験がありません。今まで使用した餌から急に違う餌に変えたときにまれに起こるそうです。 その場合の対策はやはり元の餌に戻してやることでしょうね。
今回も沢山のレスありがとうございました。更新が遅れて本当にすみませんでした。(^^)
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皆さん、またまた沢山のレスありがとうございました。何か恒例となってしまった感がありますが、今回も質問の返答3を行います。
【サタサタサタンさん】
>今、アンテを購入しようと思っています。そこで質問なんですが、どこの産地が90mmになりやすいでしょうか。(・o・?)ブータン産、ラオス産、タイ産、インド産、マレーシア産、ネパール産、ミャンマー産、ベトナム産、 この中ではどれでしょうか?
体長だけを追い求めるならば、俗に言うヒマラヤ系アンタエウス。この中ではブータン、インド、ネパールですね。 この産地のアンテは大顎が前方向に伸びる傾向が強いので体長は一番大きくなりやすいです。
【コナーさん】
>今メタリとインペラトールを飼育しているのですがこの二種の幼虫の最大体重はどれくらいいくんでしょうか? メタリの場合〇gいけば80ミリを超えるかも…?などわかりますでしょうか?
レスありがとうございます。すみません、幼虫の最大グラム数はちょっと分かりません。私はあんまりグラム数を計る傾向がないもので、 こまめに体重測定をしないんです。手抜きですみません。
この記事を御覧になっている皆様、誰かご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えて下さいませ。 私も一緒に勉強させて頂きたく思います。
>フォルスター(キヨタミ)のことなんですが羽化してから何ヶ月経てばペアリング可能になるのでしょうか?
フォルスターですが、羽化後何ヶ月というのは個体差があるので正確には言いにくいです。私の場合は、羽化後何ヶ月・・・というより、 後食開始して約3ヶ月程度を目安にしております。御参考までに・・・。
【まっきぃ~ さん】
>また、新たに質問なんですが、『カステルナウディー』は『長歯』『短歯』があり、一般的には『短歯』がよく出回ってるみたいですが、 『長歯』って、『低温気味』だと出やすいんでしょうか?
カステルがどうかは分かりませんが、ブルマイスターやアルキデスなどは低温で長歯が出やすくなるらしいです。 体長的にも低温飼育の方が大型になりやすい傾向がありますから低温で飼育して悪い事はないと思います。
皆さん、今回も沢山のレス投稿ありがとうございました。(^^)
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皆さん、今回もた~くさんのレスありがとうございます。
沢山ありますので、今回も日記上にてご返答させて頂きます。(^^)
【かぶっちさん】
>蛹になるかもしれないのでそっとしておこうと思います。
そうですね。案外触らず当たらずの方が上手くいく場合もあるんですよね。気に掛けて飼育した個体ほど上手くいかない場合が多い・・・。 そんなことがよくあります、私の場合・・・。(^^)
【芹沢ですさん】
>スジブトヒラタが中々産卵しません!コツは有りますかお願いしますm(__)m
体調如何ですか?リハビリ頑張って下さいね。
スジブトですが、わたしの場合は以外に成功しています。ただ私の場合は野外天然ものでのブリードが多いですが・・・。
以下にセット方法を載せました。過去の記事(2008/8/4)のものです。
【飼育種】
和名:スジブトヒラタクワガタ
学名:Dorcus metacostatus
産地:日本 奄美大島
累代:WD(天然もの)
次に産卵セット風景です。
こちらはアマミノコ、スジブト共に同じセッティング産卵セットを組みましたので、 代表してスジブトヒラタをセットした時の画像をご紹介致します。
【産卵に使用した親虫】天然♀からの持ち腹産卵
【産卵に使用したマット】完熟Matのみ
【産卵に使用するケース】クリーンケースM (W305×D195×H232)
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。
図示すると以下の様な感じになります。
上記のような感じでセットしています。
すみません、このときの産卵結果をご報告していなかったですね。申し訳御座いません。この時は確か結構な数の幼虫が取れたと思います。 40頭近くは取れたと思います。
私の感覚ですが、スジブトは昔から野外天然ものの方が沢山産んでくれています。ブリードものは数回挑戦した事がありましたが、あまり多産はしかなったです。10~20頭程度でした。 ブリードものは生体の熟成などが重要なポイントになるのではないかと思っています。ご参考程度に聞いて頂けますと幸いです。
【まっきぃ~さん】
>『国産ネブト』に関して少しご教授願いたいことが…産卵は、他に飼育してる(産卵セットを組んだ)『やや劣化(黒化)気味』の 『きのこマット』を使ってるんですが、大丈夫ですか?
国産ネブトですが、産卵に関しての一番のオススメは黒土Mat です。その次が完熟Mat という所です。きのこMatだと分解が少し浅いような気がするのですが、 ただ寝かせていて十分に分解(黒枯れ)しているのならば大丈夫かもしれませんよ。元来ネブトには黒枯れのよく分解した(ほぼ土化) したマットが合うような気がします。
【サタサタサタンさん】
>ところで、体調は良くなりましたか?
こちらこそありがとうございます。だいぶ良くなりましたよ。ご心配頂き感謝致します。(^^)
また沢山羽化しましたね~。本当に絶好調ですね。これからもご報告期待していますよ。(^^)
【マッサZさん】
>今日、2週間ぶりにサタンの体重を量るとビックリ!(・o・!!)な、な、なんと5グラムも増えてる~♪たった12日間で・・・・・・ ・。これも、shihoさんのおかげです!丁寧なアドバイスありがとうございました。
私は何もしていませんよ~。(^^)
良かったですね~。きっとマッサZさんの思いが通じたんですよ。(^^)
>ミークヒラタ(アルファック山脈周辺亜種)と、ムシモンオオクワの飼育を始めました。問題はこの二匹の飼育法がいまいちわかりません (?~?)そこでこの二匹の飼育法を教えて頂けませんか?
これは幼虫飼育でしょうか?産卵かな?
幼虫飼育の場合は、どちらともとても簡単ですよ。菌糸、マット、どちらでも大丈夫です。 設定温度はどちらも20~25℃あれば大丈夫でしょう。大型を出したいのならば少し低温気味にすれば良いとおもいます。
次に産卵の場合ですが、ムシモンはこちらをご参考に。 ちょっと古い記事(2006/9/2)になります。この記事でもお分かりのようにムシモンはマットのみでも十分に産んでくれました。 マットもきのこMat でも産んだようにそこまで発酵度合いが進んでいなくても十分なようです。
またミークヒラタですが、こちらは産卵セットの記事がないので、代わりにパプアヒラタの産卵セットした時のデータをご紹介します。 こちらです。 種こそ違いますが、パプアヒラタと同様のセッティングで大丈夫です。ご参考までに・・・。(^^)
【ネプ&ドルクス さん】
こちらこそ初めまして。
>shihoさんと一緒でネプ好きです。特に、あのツノの形が何ともいえません。
そうですよね。ネプ格好よいですよね~!(^^)同感です。
>私が飼育しているのは兄から貰ったネプ、ヨーロッパオオクワ、スマトラヒラタ、国産オオクワです。 飼育を始めて2年なので色々と宜しくお願いします。
こちらこそよろしくお願い致します。(^^)
皆さん、今回も沢山のレスありがとうございました。あまり記事を長くするのも何かと思いましたので、 一部の飼育方法については過去の記事のリンクを張らせて頂いております。「こちら」 の部分をクリックして過去の記事をご参考にして頂ければ幸いです。
では、また~!(^^)
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皆さん、沢山のレスありがとうございます。
体調少しは回復しましたが、もうあとちょいって所ですね。ですが沢山質問が来ましたのであまり休んでもいられないので、返答返したいと思います。(^^)
【マッサZさん】
>shihoさん、体調を崩されたようですが大丈夫ですか?
ご心配ありがとうございます。もうちょいですね。(^^)
>僕のサタンがどうしたことか、体重が5グラムも減ってしまいました(*。*)今、3令なんですが、メス:オス共に50グラムで、マットはきのこMatを使っています。どうしたら、もっと体重が増えるでしょうか?
サタンの場合、一番大事なのは温度管理だと考えています。18~20℃が一番合っていると思いますが、管理温度はどうでしょうか?
常温飼育の場合ですと、夏になり気温が上がってきているので体調が変動したのかもしれません。きちんと温度管理されているならば、何かしら他の原因があるのかもしれませんが・・・。
【サタサタサタンさん】
>オキナワノコギリです。よく交尾はしているのですが、なかなか卵が取れません。離島ノコの飼育法はどのようにすればいいでしょうか?
初めまして。(^^)離島ノコギリですが、オキナワノコも含めて基本的には本土ノコギリと同じ方法でOKだと思います。私のやり方は
産卵の場合、以下の様な感じでセットを組みます。マット+材、どちらの方法を取っても良いです。
【産卵に使用するマット】くわマット、完熟Mat、黒土Matがオススメ
【産卵に使用したケース】中ケース(W300×D195×H205)
【設定温度】25℃前後
【水分量】適量(多すぎず少なすぎず)
①マットのみセット
クリックでクワガタ発酵マット産卵の詳細に移動
②マット+材
クリックでクワガタ産卵木セットの詳細に移動
材を使用するときは柔らかめの材が望ましいです。
このような方法でセットするとOKです。
それと、後一つ大事なことがあります。それは親♂♀の熟成の度合いです。そのオキノコは十分に熟成していますでしょうか?片親だけではなく♂♀両方共です。野外ものでしたらまずそのままでも間違いないでしょうが、ブリード個体ですと、見極めが重要になります。
【まっきぃ~さん】
>体調を崩しやすい時期、無理をしないでくださいね。
ありがとう御座います。(^^)
>先日のメールで『蛹化中の♀』が羽化(?)したみたいです。蛹姿が見えず、タイペスト紙も破り…早くご対面したいですね!\^o^/
羽化おめでとうございます。羽化すると早く見てみたくなりますよね。虫には迷惑かもしれませんけど・・・。(^^ゞ
【かぶっちさん】
>体調大丈夫ですか?きをつけてくださいね。
ありがとうございます。(^^)
>うちのパラワンの幼虫が、1ヶ所にとまっています。ときどき動くので、「さなぎになるのかな」と思うのですが、大丈夫でしょうか?
蛹になるとしたら蛹室の空間を作っているはずですが、空間は作っていますか?もし空間をつくってじっとしているのならば蛹化の段階かもしれません。その場合はそっとしておくのが良いでしょうね。
【まーぼーさん】
>国産カブトは無事に羽化してきました^^
おめでとうございます。(^^)
>今年は国産カブトを始めノコやミヤマ、オオクワの国産ブリードにも力を入れてみたいと思います。
良いですね。外国産ばかりが注目されがちな昨今ですが、改めて国産の良さを追求するのもいいですよね。(^^)
>早く体調が良くなるといいですね!
ありがとうございます。踏ん張ります。(^^)
皆さん沢山のレスありがとうございました。上記に回答したやり方や考え方はあくまで私Shihoの考え方ですので、あくまでご参考程度に聞いて下さいね。
また他にも良いやり方などありましたら、私にもご教授下さいませ。勉強させていただきたいと思います。(^^)/
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久しぶりの日記更新です。すみません、ちょっと体調崩してしまっていました。
沢山レスもらっていながら返答出来ずにすみませんでした。
レスが沢山あったので、今日の日記上でご返答したいと思います。
・まっきぃ~さん
>実は、ウチにも昨年唯一1頭だけ孵化したのが蛹化中(♀)です。…今回の日誌を読ませていただいてふと思ったんですが『♂』だと
『PP1100』は必要なんでしょうか?と言いますのも、我が家ではスペースの加減で『♂♀』共に『PP800』で飼育中。
大丈夫でしょうかね~?
PP800でも大丈夫だと思います。
ギリギリの高さだと思いますが、PP800でも大丈夫だと思います。こちらでもPP800に入れている国産カブト♂沢山いますよ。
PP1100に入れたのは一応念のためということで・・・。(^^)
・まーぼーさん
国産カブトも味があっていいですよね。
大ケースに多頭飼育ですか。私も衣装ケースに50匹入れて飼育したことがあります。国産カブトは結構頑丈で、
しかも蛹室を縦につくるので多頭飼育も結構成功するんですよね。羽化しましたらまたご報告下さいね。(^^)
・かぶっちさん
国産いいですよ。カブトもですが、クワガタにも魅力的な種が沢山!私の特にお気に入りはスジブトヒラタ、トカラノコギリ。
スジブトの背中の模様はかなりキレイですし、トカラの顎形状&体色は見事です。是非一度機会がありましたらトライしてみて下さいね。
(^^)
・芹沢さん
国産カブト、じっくりみると格好よいものです。大事にそだてて沢山増やして下さいね。(^^)
・リョーザスカイさん
レッドアイ、ホワイトアイ、確かに最近はカラーアイが流行ですよね。これはこれでキレイですが、
黒目の方が安心するのは私だけじゃないみたいですね。(^^)
皆さん、沢山のレスありがとうございました。最初でも書きましたが、皆さん返信が遅れまして大変申し訳御座いませんでした。
ちょっと体調崩していてまだ本調子ではありませんが、また頑張ります。今後ともよろしくお願い致しますね。(^^)
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変な天気、自然現象が起きていますね~。
最近の気候はホンとに変だと感じます。今年の夏は全然夏らしくありません。
【カシンさん】
>この状態のまま、幼虫を投入しても問題は無いのでしょうか?。
私ならば投入します。幼虫を投入したことによってオガが動き、酸素が行き渡り、菌が活性化する場合もありますしね。
ただ菌が周らない所がカビなどが発生するようでいたら止めるかもしれません。ご参考までに。(^^)
【ドルクスマニアさん】
>このページの内容とはあまり関係ない話なのですが、今現在オオクワガタ(山梨県敷島産F4)♂×(山梨県韮崎産累代不明)
♀のペアリングに成功し15頭の幼虫を取ることが出来ましたがこの幼虫はハイブリッドになるのでしょうか?
また累代の表示はF5でいいのでしょうか?連続で質問してしまい申し訳ありませんが回答して頂ければ幸いです。よろしくお願いします。
初めまして。(^^)
累代表記ですね。これは皆様方それぞれによって様々な表記の仕方をする場合があるので、一概にこれだとは言い切れないのも事実です。
まずはそこのところを念頭において聞いて下さいね。(^^)
あくまで私の考え、私ならばこの場合は累代は「CBF1」と明記します。理由は元親が違う為です。。
もし♂と♀が完全同血統兄弟ならばF5(♂を基準に考えた場合)と表記すると思います。
また産地的には完全同産地(地域名まで)で考えればハイブリッドではなくその産地名で(山梨県~産)表記します。ただこの場合、
県は同じでも産地は違いますので私ならばただの「山梨県産」と表記するか、もしくは細かく表記したい場合には、「山梨県 異産地交配種
(敷島産×韮崎産)」と表記すると思います。
ただこの表記の仕方は人それぞれであって色んな考え方があるようです。ご参考までに聞いて頂ければ幸いです。m(_
_)m
【高崎さん】
>同じ産地で元親が別ならば、アウトブリード、CBF1からだと思うのですが(・・?) F5と表記される場合は元親が同じで、
F4XF4、F3XF4逆もあります、F5XF4、逆もあります、…なのだと思うのですが、
間違ってたらすいません(;^_^A
こんにちは、レスありがとうございます。この累代の考え方は私も全く同じですね。高崎さん、気か合いますね。(^^)