今日はビソンノコギリの羽化データを公開致します。
このビソンノコギリは以下のように飼育しました。
飼育種:ビソンノコギリ(イリアン産)
体長:71mm
飼育したエサ:菌糸ビンE-1100
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:7ヶ月
エサ交換回数:交換なし
設定温度:23℃前後
今回はちょっと贅沢に菌糸ビンE-1100で羽化させました。2令で投入し、菌糸ビンE-1100に投入。後は温度管理を少し低温気味にして管理しました。1本羽化を目指しましたので、E-1100自体を長く7ヶ月程度引っ張りました。
ヒラタ系や大型ノコギリ(ギラファ等)と違って幼虫自体がそこまで大型にならない種ですので、8割方食いきった所で暴れ、菌糸をマット状に黒くして蛹化しました。蛹室自体はしっかりとしていましたので、そのまま羽化させ、結果70mmUPが出ました。
アゴの形状が独特のとても格好よいクワガタです。まだ他の幼虫もいますので、更なる大型羽化を期待しています。(^^)
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この日記を御覧の皆様、長らくご迷惑をおかけ致しました。まだ完全ではないですが、ようやく動けるようになりましたので飼育日記を再開したいと思います。またデジカメの方も修理が完了しまして、無事復活しました。また活躍してもらおうと思います。(^^)
今日は今丁度ワイルドものをちらほら見かけるイグジミウスホソアカの羽化をご報告します。
この種は以下の様な方法で羽化させました。
飼育種:イグジミウスホソアカ
体長:♂53mm
親情報:親♂F2×親♀F2
使用したエサ:くわマット:500ccブロー容器使用
設定温度:23~25℃前後。
エサ交換回数:交換なし
羽化までの期間:約6ヶ月:2令投入
イグジミウスホソアカの羽化データです。今回は、500ccブロー容器にくわマットを使用して1本で羽化させました。投入令数は2令です。エサはくわマットのみ。 無添加です。
メタリフェルやエラフスの様に大型にはなりませんが、これはこれでとても格好の良いキクロマトスです。体長的にはまだまだ伸びる種ですので、これから更に大型を狙っていきたいと思います。(^^)
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飼育担当のShihoです。
クワカブの記事ではなく、ちょっと私事で恐縮なのですが、先日の日曜日より体調が思わしくなく、昨日病院に行ってきました。
結果、インフルエンザB型&急性扁桃炎らしく、今現在も喉が腫れ上がり(声もほとんど出ません)、40℃近い熱が今も続いております。
先月より身内の病気~今度は自分までかかってしまい、何かとこの日記を休みがちになってしまい大変ご迷惑をおかけしております。
オマケにデジカメまで壊れる始末・・・。今年は何か厄でもあるのでしょうか?
今日はさすがに飼育作業は出来ませんでしたので、データをご紹介は出来ませんが、ご挨拶だけをと思い日記しました。少しでも早く良くなってまた頑張ります。気合入れて根治させます。(^^)
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先日の日記にてシナカブトさんより、ツヤクワガタの産卵について御質問を受けましたので、今日はこの場にて検討してみたいと思います。
ツヤクワガタ=Odontolabis系のクワガタの産卵は一般ではカブトと同様のセットを組むと良いと言われております。
その点を考えまして、弊社では以下の様な方法でツヤクワガタの産卵セットを組んでおります。
産卵に使用するマット:完熟マット(今販売している弊社のマットの中で一番熟成している為)
セット期間:卵回収は極力避けて、約1~2ヶ月程度の幼虫回収
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの3/5位、上部1/5はフンワリと敷き詰めます)
この様な方法でセットを組みます。
基本的にツヤクワガタ系の産卵は難しい種が多く、しかも♀の当たり外れがかなり多い事で知られています。
比較的簡単に産卵させられる種としては、先日の日記でも書きましたように、ブルマイスター、ラコダール、インターメディア、ダールマン等。
あまり産まない主としては、ゾンメル、ブルーク、インペリアル、カステルナウディ、フェモラリス等が挙げられます。
前述のラコダールやブルマイスターなどはばら撒き産卵もするようで、固めの部分だけではなく上部のふんわりした部分にも産んでくれます。しかも当たれば多産です。
後述のブルーク等については同じ様なセットをしてもなかなか産んでくれなく、まだまだ開発途上なのが現状なようです。
今後、月夜野きのこ園では完熟マットを越える熟度の進んだマット(現在試作開発中)で試して見たいと思います。
この結果につきましては、またおいおい忘れずにご報告していきたいと思います。お楽しみに。(^^)
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先日、2/23でご紹介しました、ダールマンツヤクワガタの割り出しを行いました。
下の画像はワイルドの♂の参考画像です。
この種は以下の方法で産卵させました。
親情報:ワイルド個体♀よりの持ち腹産卵。
結果:幼虫11頭、卵19個
産卵に使用するマット:完熟マット
セット期間:2/下~4/上の約1ヶ月
産卵に使用するケース:プラケース中(W300×D195×H205)
産卵管理温度:23~25℃(幼虫飼育と同等温度)
水分量(湿度):多からず少なからず
セット方法:ケース底面を固くつめ(プラケースの3/5位、上部1/5はフンワリと敷き詰めます)
上記のような結果になりました。こちらも途中割り出しせずに、約1ヶ月程度産卵に集中させてみたのですが、結果は計30程度とまずまずのもの。
ツヤクワガタの場合、かなり沢山産むものと、ほとんど産卵しないもののどちらかに偏る傾向があり、前者はブルマイスター、ラコダール、インターメディアなどで、後者はゾンメル、ブルーク、インペリアル等のようです。こちらはどちらかというと前者のグループに位置するのでは以下と思います。
♀はまだまだ元気一杯ですので、早速2回目の再セットを組みました。また結果はご報告いたします。(^^)
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先日の日記に続いてパリーフタマタの羽化2号です。
デジカメの故障で新しい画像が無いのが申し訳御座いません。
このパリーフタマタは以下の様な感じで飼育しました。
飼育種:パリーフタマタクワガタ 学名「Hexarthrius parryi」
親情報:ワイルド♀よりの持ち腹産卵より
体長:♂76mm
飼育に使用したエサ:くわマット
飼育に使用した容器:1000ccのガラス瓶
投入令数:2令
飼育期間:13ヶ月
管理温度:23~25℃前後
えさ交換の途中回数:3回
今回は前回より2mm大きく羽化してました。ほんの少しですが嬉しいものです。しかし前回も書きましたがやはりフタマタは時間がかかります。マット飼育のせいでしょうが、菌糸でどうかわるか次世代が楽しみです。
ちなみに下の画像は前回羽化したパリーフタマタの画像です。
種の参考画像に御覧下さいませ。(^^)
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今日は最初にちょっと余談を・・・。最近何だか気候が変とは思いませんか?昔のような季節感が無くなって来ている様な気がします。環境破壊による自然界のしわよせでしょうか?このような現象が昆虫達にも次第に影響を与えてくるのでしょうね・・・。
それと、すみません、まだ撮影用のデジカメが復活しません。落とした時の打ち所が思ったよりも悪かったみたいで、部品の取り寄せに時間がかかっているみたいです。もう少し我慢して下さいね。ご迷惑をおかけ致します。
さて、今日はバックレイコフキカブトの産卵結果のご報告です。
この種は以下の様な方法でセットを組みました。
種類:バックレイコフキカブト
親情報:ワイルド♀からの産卵(♂との追いがけ交配)
回収幼虫:3頭
産卵に使用したマット:完熟マット
産卵に使用したケース:中プラケース(W300×D195×H205)
設定温度:20~22℃
水分量:適量
産卵セットの期間:約2ヶ月
結果から言いますと・・・先日のフンボルトに続き惨敗です。この種も採卵するよりも放っておいて幼虫まで持っていった方がよいと聞いておりました。また設定温度も低めがよいと聞いていましたので、フンボルトと同様の20℃ちょい位のところにてセットを開始しました。
今回は幼虫がケース側面から1頭見えたので、割り出し時に期待していたのですが、結果は3頭。既に2令程度でした。
初めての種でしたので、何か悪かったのかは分かりませんが、とにかく惨敗の一文字でした。次回また手に入れたときには是非リベンジしたいと思います。もっと精進致します。(--)
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インド産ギラファノコギリの産卵セットを割り出しました。
亜種 ニルギリエンシスです。
このギラファは以下の様なセット方法で組みました。
今回は珍しく完熟マットにて挑戦してみました。
飼育種:インド産ギラファノコギリ 累代CB
使用したマット:完熟マット
使用した容器:市販の大プラケース(W370×D220×H240)
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
セット期間:約2ヶ月
回収:幼虫31頭、卵16個
今回は大ケースにてセットした為、割り出し期間をちょっと長くしてほとんど幼虫回収のつもりで望みました。ギラファは幼虫飼育、産卵共にとても容易な種で、過去にくわマット、きのこマットでも産卵多数の実績があるのですが、カブト系の完熟マットでの経験が無かったので今回チャレンジしてみました。
結果からするとこちらでも程よく産んでくれました。ただギラファは当たれば70~80近くは産みますので、爆産とは言いがたいのですが、まぁ合格点だと思います。
お手持ちのマットにくわマットなどがなかった場合、完熟マットでも代用は可能のようですね。(^^)
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1月に産卵セットしたグラントシロカブトの産卵の途中結果をご報告したいと思います。
と、その前にすみませんが、私の不注意で撮影用のデジカメを地面に落としてしまい、壊れてしまいました。
一応修理に出しましたが、来週になるということですので、それまで画像が撮影を載せられません。
文面だけでちょっと見にくいかもしれませんが、御了承下さいませ。(過去の画像を使用させて頂く場合も御座います)
このグラントは以下の様なセット方法で組みました。
飼育種:グラントシロカブト、累代CB
使用したマット:完熟マット
使用した容器:市販の大プラケース(W370×D220×H240)
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
産卵セットを組んだのが1月23日でした。
今現在3回の採卵が完了しております。
1回目割り出し:1/23~2/14、約3週間、卵25個
2回目割り出し:2/14~3/7、約3週間、卵21個
3回目割り出し:3/7~3/21、約3週間、卵18個
上記のような結果で採卵できました。卵はほとんどが真っ白な良卵です。中にはオレンジ色の変形卵も数個見られました。
現在4回目のセットを組みました。♀はまだまだ元気で、再セットを組むと直ぐ潜っていきました。まだまだ期待できそうです。
孵化のほうはさすがグラシロ、長くかかるのでまだゼロです。こちらの孵化数もまた最終的にまとめてご報告したいと思います。(^^)
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さぁ、気合を入れなおして久々の飼育データ公開です。
今回は、当園では羽化データの少ないフタマタ系の羽化報告です。
種類はパリーフタマタ 和名:セアカフタマタになります。
このパリーフタマタは以下の様な感じで飼育しました。
飼育種:パリーフタマタクワガタ 学名「Hexarthrius parryi」
親情報:ワイルド♀よりの持ち腹産卵より
体長:♂74mm
飼育に使用したエサ:くわマット
飼育に使用した容器:1000ccのガラス瓶
投入令数:2令
飼育期間:13ヶ月
管理温度:23~25℃前後
えさ交換の途中回数:3回
ワイルドの大型は90mmを越えますが、この♂個体は74mm止まりでした。飼育期間は比較的長めで、幼虫は飼育期間中落ちる事もなく、ゆっくりと育ちました。菌糸飼育は試しておりませんが、次回は弊社の菌糸でチャレンジしてみようと思います。
アゴの湾曲が何とも言えません。また色虫的要素も持ち合わせているので、とても魅力的なクワガタだと思います。次の個体が羽化しましたらまたご報告致します。(^^)
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