亜種の多いアスタコイデスノコギリ(ssp.cinnamomeus)の羽化報告です。産地はジャワ島産。
飼育種:アスタコイデスノコギリ(ジャワ島産)
体長:69mm
飼育したエサ:菌糸Elementシリーズ800ccボトル
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:7ヶ月
エサ交換回数:なし
設定温度:23℃前後
地味な印象を受けるアスタコイデスノコギリ、亜種によって体色に変化があるなどなかなか楽しめる種です。今回は菌糸ビンにて飼育しました。Elementシリーズ800ccボトル1本羽化でなかなかのサイズだと思います。
こうして見ると日本のノコギリに何処となく似ているような気もしますね。(^^)
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今日は先月の末に羽化したパリーオオクワガタの紹介です。
飼育種:パリーオオクワガタ(ジャワ産)
体長:63mm
飼育したエサ:きのこマット、1100ccPPボトルの空ボトルを利用しました。
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:12ヶ月
エサ交換回数:3回程度
設定温度:23℃前後
今回も先日のオオクワに続き菌糸ビンではなくきのこマットでの羽化となります。サイズ的にはまだまだ満足出来ない個体ですが、ジャワ産の特徴も出てなかなか可愛いやつです。(^^)
このパリーオオクワ、最近では国産オオクワやアンタエウス、グランディス、台湾オオクワなどに比べると地味な存在ですが、亜種間でそれぞれ独特の特徴もあり、なかなか楽しめる種ではないかと思います。(^^)
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長い長い年月をかけてアクティオンゾウカブトが羽化してきました。
♂110mmとまずまずの個体です。
このアクティオンは以下の様な飼育で羽化させました。
飼育種:アクティオンゾウカブト
羽化サイズ:110mm
使用したエサ:きのこマット(無添加)
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
水分量:適量(手で握って団子が出来、かつ水が染み出ない程度)
設定温度:25℃前後
投入令数:2令
投入~羽化までの期間:2年6ヶ月
その間交換したエサ回数:9~10回ほど
それにしても長い日数がかかりました。
大型系ゾウカブトの仲間でも、エレファス・オキシ、エレファス・エレファスは比較的飼育飼育期間も短く(短いといっても1年半~1年10ヶ月程度位はかかるのですが・・・)比較的最後までモチベーションを保てるのですが、アクティオン、ヤヌス、ラミレスに至っては根気も必要です。
飼育自体は特別難しくなく、きのこマット(無添加)で問題なく羽化までいきました。
最後の蛹化の時もこの種は角が曲がって蛹になりますので、小プラケースの大きさでも十分蛹化~羽化が可能でした。
真上から見ると胸の側面方向の角がマルスと違い厚みがあり迫力があります。
しぶいっ!個人的に大型ゾウカブトの中では私はアクティオンが一番好きです。(^^)
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今日はグラントシロカブトの産卵セットを行いました。
この♀が今回の主役です。なかなか気合が入っているようです。(^^)
この♀は既に交尾完了しております。
こちらも気合を入れて産卵セットを組んでみたいと思います。
さて、このグラントのセットですが、今回は以下の様なやり方でセット組みました。
飼育種:グラントシロカブト累代CB
使用したマット:完熟マット
使用した容器:市販の大プラケース(W370×D220×H240)
水分量:手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
マットの詰め方:ケース底面12~13センチ程度固く詰めて上部3~5センチはフンワリと。
設定温度:25℃位
上記のようなやり方でやってみました。今日は少しだけ細かく順をおってみましょう。
まず今回は完熟マットでセットを組みますので、マットを用意しました。
それを開封し、マットを広げガス抜きします。今回は衣装ケースを利用しました。
水分調整後、市販の大プラケースに、ケース底面固めにつめ、上部は軽く詰めます。下の画像より、固く詰めている部分と軽く詰めている部分がツートンに分かれているのが分かります。固く詰めた証拠です。詰め終えたら飼育環境と同じ環境で3日程管理して度再発酵がないか確認してから最後にエサと交尾済みの主役♀を入れて完成!
今回は入れなかったですが、転倒防止のために木片などをいれると更に良いと思います。下の画像は上から見た画像です。
このようなやり方で、セットしました。後は最後にケースのと蓋との間に新聞紙やフィルターなどを挟んで、これでOKです。
その後ですが、カブトの産卵については採卵派と放置派(幼虫になるまで割り出さない)の2つに分かれますがグラントの場合は昨日の日記でも説明したように卵の期間がとても長い場合があるので、可能ならば採卵する事をお勧め致します。
わたしの場合は2週間位程度でケースごとひっくり返し採卵しております。またこの結果は追って紹介していきたいと思います。
沢山産んでくれますよ~に。(^^)
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中型のグラントシロカブトの羽化報告です。
♂74mmになります。身体がまだ湿っていて黒ずんでいますが元気な個体です。
以下がこのグラントの羽化データになります。
飼育種:グラントシロカブト
羽化サイズ:74mm
使用したエサ:きのこマットのみ
使用した容器:1800ccブロー容器
投入時期:2令
投入~羽化までの期間:11ヶ月
その間のえさ交換の回数:3回
グラントは幼虫飼育はとても簡単なのですが、一番のネックは皆さんご存知のように卵~孵化にあります。ちなみにこの個体は採卵してから孵化するまでに約5ヶ月かかりました。
他の個体も全てそうかというとそうではなく、全てバラバラで、早いものでは1ヶ月で孵化するものもあれば長いものになると8ヶ月もかかって孵化したものもありました。
この辺の謎が解ければよりスムーズに飼育も出来るのですが、今の時点では詳しい事は分かっていないようです。
こうやってみるとなかなか可愛い顔していますね。まだまだ大型になる種ですので、更なるサイズアップを目指して頑張ります。(^^)
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寒さ厳しいこの時期、当園の生体管理ルームではオオクワが羽化してきました。
上記画像の個体は以下のような方法で飼育しました。
飼育種:オオクワガタ(日本、福岡県産)
体長:72mm
飼育したエサ:きのこマット、1100ccPPボトルの空ボトルを利用しました。
投入時期:初令
投入から羽化までかかった時間:13ヶ月
エサ交換回数:3回程度
設定温度:23℃前後
今回羽化した個体はマット飼育、きのこマットのみで羽化させました。添加剤などは一切使用しておりません。無添加きのこマットのみです。
通常この程度のサイズですと菌糸を利用すれば半年一化でも羽化してきます。今回の収穫はマット飼育による70mmUPが出来た事にあると思います。
ただ全ての個体が70mmUPあったわけでなく、羽化している12♂中の最大個体を今回紹介しました。ちなみに最小個体は60mmでした。
まだ蛹の個体もいますので、これからの羽化も楽しみにしております。この個体サイズを上回る個体が出来ますように。(^^)
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中国ニセシカクワガタが羽化しました。♂54mmです。
羽化までの詳細内容は以下のとおりです。
<羽化までの内容>
使用したエサ くわマット:600cc広口ガラスビン容器使用
設定温度 23~25℃前後。
エサ交換回数 交換なし
羽化までの期間 約6ヶ月:2令投入
中国クロツヤシカの羽化データです。
今回は、600cc広口ガラスビンにくわマットを使用して1本で羽化させました。
投入令数は2令です。エサはくわマットのみ。
サイズ的には中型程度です。
黒光りした光沢と足の赤色のコントラストが見事な虫です。(^^)
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飼育種:エレファス オキシデンタリス
羽化サイズ:122mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:18ヶ月
エレファス オキシデンタリスが羽化してきました。毎度おなじみの小プラケース管理で、人工蛹室なしできれいに羽化してくれました。(羽化したケースの画像を添付しましたので御覧下さいませ)
♂122mmとエレファス オキシデンタリスではなかなかのサイズだと思います。さすがにヘラクレスなどと違い羽化までには18ヶ月かかりました。ですが、満足できる個体に仕上がりました。(^^)
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飼育種:ヘラクレス・ヘラクレス
羽化サイズ:138mm
使用したマット:きのこマット
使用した容器:小プラケース(W230×D155×H170)
管理設定温度:25℃前後
水分量:適量/多からず少なからず
羽化までの期間:12ヶ月
今年最初のヘラクレスへラクレスの羽化になります。この個体は人工蛹室を使わず小プラケースそのままで羽化させました。
蛹室の形状は幸いにもケースの長い方に平行に作ってくれましたので、無事羽化してくれました。あまり大型ではありませんが、今年羽化1号としてご紹介しました。
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