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           今日は、市場でもよく見かける、ゼブラノコギリクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。 【個体参考画像:ゼブラノコギリ♂42mm】...続きを読む

          
今日は、市場でもよく見かける、ゼブラノコギリクワガタの飼育方法についてご紹介したいと思います。

ゼブラノコ42a
【個体参考画像:ゼブラノコギリ♂42mm】

ゼブラノコ42b
【個体参考画像:ゼブラノコギリ♀28mm】

【飼育種】
和名:ゼブラノコギリクワガタ

ゼブラノコギリクワガタです。
夏場になるとよく市場でもワイルド販売で見かけるクワガタのひとつ。上記画像のゼブラ♂は小型で短歯タイプですが、大型になると50mmを越え、長歯タイプになり、かなりかっこいいです。色合いも凄キレイで、色虫的要素も兼ね備えているクワガタです。

飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット菌糸E-800
【飼育容器】800cc程度の容器など。
【えさ交換回数】 途中1回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)

ま ず幼虫飼育ですが、とても容易な種。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、菌糸でよく育ってくれます。マットを入れる容器も 私の場合は800cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。菌糸の場合は菌糸ビンE-800の大きさで大丈夫だと思います。管理温度は23~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。

<産卵方法>

★マットのみで産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースSM
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。

図示すると以下の様な感じになります。
zu-sanran-mat-200-612
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。

まずはクリーンケースを準備
img_20100824T0504269533

マット を大きなケースに出します。
img_20100824T0504283593

ケース底面を固めていきます。
img_20100824T0504297653

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
img_20100824T0504311403

転倒防止の木片とエサを入れます。
img_20100824T0504325623

間に新聞紙を挟んでセット完了
img_20100824T0504379533

★材も使用して産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット1~2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースSM
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。

画像で紹介すると・・・

img_20080801T1613068281

img_20080801T1613085311
【真上から見たセット完成図】

このようなかんじです。

セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)

zu-sanran-ki-umekomi-200-61

産卵は私の場合は主にマットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。

但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。

いかがでしたでしょうか?ゼブラノコギリクワガタ。。。市場でもよく見かける種です。価格も手頃なので入手し易いと思います。とてもキレイな種ですので、羽化した時の感動がありますよ。皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)         

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2014年5月30日

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今日は外国産の小型ノコギリクワガタ、スペ...続きを読む

今日は外国産の小型ノコギリクワガタ、スペンスノコギリクワの飼育方法をご紹介したいと思います。【スペンスノコギリ♂36mm短歯型】 【スペンスノコギリ♂47mm長...続きを読む

今日は外国産の小型ノコギリクワガタ、スペンスノコギリクワの飼育方法をご紹介したいと思います。
スペンス36a
【スペンスノコギリ♂36mm短歯型】

スペンス47
【スペンスノコギリ♂47mm長歯型】

【飼育種】
和名:スペンスノコギリクワガタ

<幼虫飼育>
【お勧めのエサ】くわマット、完熟マットきのこマット菌糸E-800
【お勧めの容器】マットならば500cc程度のブロー容器、菌糸ならばE-800
【えさ交換回数】途中1~2回でOK
【設定温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約6ヶ月(合計約7ヶ月)位

スペンスノコギリの幼虫飼育ですが、とても容易な種です。マット、菌糸、どちらでもよく育ちます。上記画像では短歯型と長歯型をご紹介しました。同じようなサイズでも短歯型と長歯型が出てきます。面白いですよね。

<産卵方法>

次に産卵方法ですが、これもとても容易な種です。
マットのみでも産卵しますし、材を入れてセットしてもどちらでもOKです。私の場合は主にマットのみで産卵させていました。

<マット産みで産卵を行った場合>

【使用したマット】くわマット、完熟マットがお勧め
【使用した容器】クリーンケースSM
【水分量】手でぎゅっと握って団子が出来て、なおかつ水が染み出ない程度
【マットの詰め方】ケース底面7割程度固く詰めて上部3センチはフンワリと。
【設定温度】25℃前後

まずは組んだ産卵セットからご紹介します。
「くわマット」にてセットを組んだケースです。

まずはクリーンケースを準備
img_20100824T050426953

くわマットを大きなケースに出します。
img_20100824T050428359

ケース底面を固めていきます。
img_20100824T050429765

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
img_20100824T050431140

転倒防止の木片とエサを入れます。
img_20100824T0504325622

間に新聞紙を挟んでセット完了
img_20100824T050437953

セット方法を図示するとこのような感じです。

zu-sanran-mat-200-61

<材も使用して産卵セットを組んだ場合>

【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット1~2本
【産卵に使用するケース】クリーンケースSM
【産卵管理温度】25℃
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。

画像で紹介すると・・・

img_20080801T1613068282

img_20080801T1613085312
【真上から見たセット完成図】

このようなかんじです。

セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)

zu-sanran-ki-umekomi-200-62

上記のような感じで1~2ヶ月もすればケース側面に幼虫が見えてくるはずです。但し産卵木を使用したセットの場合は、産卵木の方に潜ってしまいケース側面で発見するのが分からない場合もあります事をご注意下さいませ。

いかがでしたでしょうか?スペンスノコギリクワガタ。一時期はとても人気があった種です。短歯たいぷと長歯タイプが出て面白いですよ。今ではなかな か市場では、あまり見かけないように思われます。もし入手する機会がございましたら、是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)                     

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今日は大型ノコギリのウォーレスノコギリク...続きを読む

今日は大型ノコギリのウォーレスノコギリクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。 【個体参考画像:ウォーレススノコギリクワガタ♂71mm】 【飼育種】 和名:...続きを読む

今日は大型ノコギリのウォーレスノコギリクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。

ウォーレス71a
【個体参考画像:ウォーレススノコギリクワガタ♂71mm】

【飼育種】
和名:ウォーレス ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus wallacei

ウォーレスノコギリクワガタ、かつては大珍品のクワガタでとても人気のノコギリクワガタでした。体長は大きくなりも70mmを越えてきます。色合いもツートンの色彩でとても美しいです。上記画像の個体は私が過去に羽化させた個体です。

飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット菌糸ビンE-1100
【飼育容器】PPボトル1100cc程度の容器など。
【えさ交換回数】 途中1~2回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】約10~12ヶ月程度

まず幼虫飼育ですが、とても容易な種です。菌糸が非常に合い、大型が出てくれます。私は弊社のマットでは、くわマット、きのこマットが合います。マットを入れる容器も 私の場合はE-1100cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。管理温度は23~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。

<産卵方法>

★マットのみで産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースM
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。

図示すると以下の様な感じになります。
zu-sanran-mat-200-612
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。

まずはクリーンケースを準備
img_20100824T0504269533

マット を大きなケースに出します。
img_20100824T0504283593

ケース底面を固めていきます。
img_20100824T0504297653

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
img_20100824T0504311403

転倒防止の木片とエサを入れます。
img_20100824T0504325623

間に新聞紙を挟んでセット完了
img_20100824T0504379533

★材を使用して産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット+材2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースM~L
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。

画像で紹介すると・・・

img_20080801T1613068281

img_20080801T1613085311
【真上から見たセット完成図】

このようなかんじです。

セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)

zu-sanran-ki-umekomi-200-61

産卵は私の場合は主にマットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。

但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。

いかがでしたでしょうか?ウォーレスノコギリクワガタ。市場でもちらほら見かけます。とても素晴らしく美しいノコギリクワガタです。皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)             

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 今日は数あるヒメカブトの中でも特に大型...続きを読む

 今日は数あるヒメカブトの中でも特に大型になる種:フローレンシスの飼育方法をご紹介したいと思います。 【個体参考画像:フローレンシス♂78mm】 【飼育種】和名...続きを読む

 今日は数あるヒメカブトの中でも特に大型になる種:フローレンシスの飼育方法をご紹介したいと思います。

img_20100302T053720875
【個体参考画像:フローレンシス♂78mm】

【飼育種】
和名:フローレンシス
学名:Xylotrupes florensis
産地:フローレンス島

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】きのこMat完熟マット
【使用した容器】 1100PPボトル
【えさ交換回数】途中3回程度
【設定管理温度】25℃前後
【羽化までにかかった時間】初令投入~合計約11~12ヶ月

植物防疫法の規制に引っかかるヒメカブト属。その中でも今回ご紹介する亜種:フローレンシスは規制対象外の種に位置するようです。フローレンシスの 特徴は何と言ってもまずは胸角が大型になること、それと胸角の基部に突起が現れる事です。スラリと長く伸びた頭角はヘラクレスにも負けない迫力がありま す。

飼育はとても容易な種で、弊社のマットではきのこMat、完熟マットがお勧めです。日本のカブトと同様に縦に蛹室を作るので使用した容器は縦長の1100ccのPPボトルを使用。約25℃管理で約11~12ヶ月程度で羽化してくれます。管理もとてもし易い種です。

<産卵セット方法>

【産卵セット内容】
【お勧めのマット】黒土マット完熟マット
【使用するケース】クリーンケースL程度
【設定温度】23~25℃前後。
【産卵セットの内容】ケースの7割程度をほんのり固く詰める。残り2割程度はふんわりと。
水分量:適量(握って水が染み出ない程度)

図示すると以下の様な感じになります。

zu-sanran-mat-200-63

産卵はとても多産で、多い時には100近く産んでくれることもあります。国産カブトと同じようなセッティングで十分可能です。産卵にお勧めのマットは黒土マット、完熟マットです。

フローレンシス、いかがでしたでしょうか?ヒメカブトとは思えないほど発達した胸角はとても格好よいですよね。皆様も機会が御座いましたら是非挑戦してみて下さいませ。(^^)

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ボディカラーがとても美しいファブリースノ...続きを読む

ボディカラーがとても美しいファブリースノコギリクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。今回ご紹介するのはペレン島産のファブリース・ファブリースです。   個...続きを読む

ボディカラーがとても美しいファブリースノコギリクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。今回ご紹介するのはペレン島産のファブリース・ファブリースです。
 
ファブリースノコa
個体参考画像:ファブリース♂61mm

【飼育種】
和名:ファブリース ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus fabricei

ファブリースノコギリクワガタ、私の大好きなノコギリ種の一つです。体長は大きくなっても60mmほどと中型のノコギリ種ですが、色合いが素晴らしく美しいです。飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット菌糸E-800
【飼育容器】800cc程度の容器など。
【えさ交換回数】途中1回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約8~9ヶ月)

まず幼虫飼育ですが、とても容易。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、菌糸でよく育ってくれます。マットを入れる容器も私の場合は800cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。菌糸の場合は菌糸ビンE-800の大きさで大丈夫だと思います。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。

<産卵方法>

★マットのみで産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースSM
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。

図示すると以下の様な感じになります。
zu-sanran-mat-200-612
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。

まずはクリーンケースを準備
img_20100824T0504269533

マットを大きなケースに出します。
img_20100824T0504283593

ケース底面を固めていきます。
img_20100824T0504297653

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
img_20100824T0504311403

転倒防止の木片とエサを入れます。
img_20100824T0504325623

間に新聞紙を挟んでセット完了
img_20100824T0504379533

★材も使用して産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースSM
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。

画像で紹介すると・・・

img_20080801T1613068281

img_20080801T1613085311
【真上から見たセット完成図】

このようなかんじです。

セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)

zu-sanran-ki-umekomi-200-61

産卵は私の場合マットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。

但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。

いかがでしたでしょうか?ファブリースノコギリクワガタ。今回ご紹介したのはペレン島産のファブリース・ファブリースですが、ファブリースノコギリクワガタにはファブリース・タカクワイという亜種もあります。こちらのタカクワイはとても大型になるタイプです。飼育方法はどちも今回ご紹介したやり方でOKだと思います。皆さんも是非機会がありましたら挑戦してみては如何でしょうか?(^^)

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GWも終わり、皆様いかがお過ごしでしょう...続きを読む

GWも終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか。。。日本のクワカブは5月に入り、いよいよシーズン突入といったところですね。今年も野外でどんなクワカブに会えるかとても...続きを読む

GWも終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか。。。日本のクワカブは5月に入り、いよいよシーズン突入といったところですね。今年も野外でどんなクワカブに会えるかとても楽しみにしています。

今日は野外採集での私なりの採集方法についてご紹介したいと思います。この記事は以前もご紹介したことがあるのですが、今年からクワカブを採集される方もいらっしゃると思いますので、再度ご紹介してみたいと思います。御了承下さいませ。

まず準備したい採集道具ですが、私は以下の様なものを使って採集しております。

【採集道具】

img_20120528T144005875

網:伸縮出来そうな比較的長めの網がベスト
上記網は私の手作り。4~5mの釣竿の先に幅15cm位のエビ取り用網をつけたもの。小さなエビ取り網の方が、 枝が分かれている間にいた時などの隙間に入り込みやすいので便利。ルッキング採集の場合には必需品。

img_20120528T144006484

懐中電灯:ウロの中や樹の隙間を照らしたり、周りが薄暗い時や草むらに落ちた時などの必要

img_20120528T144007156

ヘッドライト:木の上に登る時はこの手のライトが便利。手が塞がる事が多いので。

img_20120528T144008343

通称:掻き出し棒:これで樹のウロの中を探ります。

img_20120528T144009625

ピンセット:掻き出し棒との連携で使います。掻き出し棒で顎にひっかけて引っ張り、ピンセットで掴む・・・。あまり強く掴むと顎が折れてしまう事があるので注意!

img_20120528T144010468

脚立:高い樹に登るには必需品。

img_20120528T144011062

採集ケース:虫を入れるケース、通常の虫カゴでも勿論OK

こまかい道具を挙げればまだありますが、とりあえず上記が私がメインで使用する道具です。

そしてこの道具を使用して・・・
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こ~んなかんじでクワカブは集まっているクワカブをGETしましょう!今年もどんな出会いがあるか今からとても楽しみです。(^^)

※採集はマナーが大事です。採集する場所が私有地の場合は、無断では入らないようにしましょう。必ず持ち主さんに断りを入れるのは必須です。あと、虫が木の穴の中に入って採れないからと言って、木を切ったり、傷つけたりするのも好ましいとは言えません、自然にやさしく、モラルを守って採集を楽しみましょう。(^^)

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2014年5月14日

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            今日はホソアカクワガタ種:オオズ系のカウピホソアカクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。   個体参考画像:カウピホソアカ♂49m...続きを読む

           
今日はホソアカクワガタ種:オオズ系のカウピホソアカクワガタの飼育方法をご紹介したいと思います。
 
カウピ49a
個体参考画像:カウピホソアカ♂49mm
 
カウピ47b
個体参考画像:カウピホソアカ♀

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット完熟マット、菌糸でもOK
【飼育容器】500cc程度のブロー容器など。
【えさ交換回数】ほとんど交換なし
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)

まず幼虫飼育ですが、とても容易。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。マットを入れる容器も 私の場合は500cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育しました。マットに劣化がなければ、2令投入位でほとんど羽化まで交換無しで羽化してくます。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。菌糸でも育ちますが、羽化時の大きさがマット飼育とあまり変わらなかった為、私の場合はほとんどがマット飼育で行っていました。

<ペアリング注意点>
このカウピホソアカですが、私の経験ですが、ペアリング時の♀殺しが無茶苦茶多いです。私はカウピが大好きだったので、沢山増やそうと多い時には10ペア位ペアリングさせていましたが、その内、7~8位♀殺しにあいました。大歯系の♂のあの大顎は驚異の一言です。

そこで私の場合、次にペアリングしたい数だけ小型の♂をわざと羽化させています。小型の♂ならば大顎も発達していませんし♀殺しの確率はかなり減ります。また小型♂ならば♀との羽化ズレもないのでとても便利です。

どうしても大型の♂を交配させなければならない場合は、♂をしっかりと熟成させ、♂♀同居の場合は逐一こまめにチェックする、♂の顎を縛るなどの工夫も必要かと思います。

<産卵方法>

★マットのみで産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースSSS
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。

図示すると以下の様な感じになります。
zu-sanran-mat-200-61
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。

まずはクリーンケースを準備
img_20100824T050426953

マットを大きなケースに出します。
img_20100824T050428359

ケース底面を固めていきます。
img_20100824T050429765
固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
img_20100824T050431140

転倒防止の木片とエサを入れます。
img_20100824T050432562

間に新聞紙を挟んでセット完了
img_20100824T050437953

★材も使用して産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースSSS
【産卵管理温度】23~25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。
上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。
少し材の頭が出るようにセット。

画像で紹介すると・・・

img_20080801T161306828

img_20080801T161308531
【真上から見たセット完成図】

このようなかんじです。

セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)

zu-sanran-ki-umekomi-200-6

カウピの場合、私はほとんどマットのみで産卵セットを組みます。だた材を入れたセットを好む方もいらっしゃいますので、その場合は柔らかめの材を使用し、上記で書いたようにセットすればOKです。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。

但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。

如何でしたでしょうか?カウピホソアカ、格好いいでしょう!このクワガタもほとんど見かけなくなっています。私もまた是非とも飼育してみたいです。皆さんももし機会がありましたら如何でしょうか?(^^)

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今日はとても美しい中型のノコギリクワガタ...続きを読む

今日はとても美しい中型のノコギリクワガタ:トラグルスノコギリクワガタの飼育方法についてご紹介します。   個体参考画像:トラグルスノコギリクワガタ♂53mm 【...続きを読む

今日はとても美しい中型のノコギリクワガタ:トラグルスノコギリクワガタの飼育方法についてご紹介します。
 
トラグルスノコ53a
個体参考画像:トラグルスノコギリクワガタ♂53mm

【飼育種】
和名:トラグルス ノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus tragulus

トラグルスノコギリクワガタ、私の大好きなノコギリ種の一つです。体長は大きくなっても60mmほどと中型のノコギリ種ですが、色合いが素晴らしい!上記画像の個体は私が過去に羽化させた個体ですがツートンのコントラスト、背中の薄い茶系の色合いは見事だと思います。

飼育は幼虫飼育、産卵共に容易な種です。では共に見ていきましょう。

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット菌糸E-800
【飼育容器】800cc程度の容器など。
【えさ交換回数】 途中1回程度
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)

ま ず幼虫飼育ですが、とても容易。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、菌糸でよく育ってくれます。マットを入れる容器も 私の場合は800cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育すればOKです。菌糸の場合は菌糸ビンE-800の大きさで大丈夫だと思います。管理温度は23~25℃程度 で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。

<産卵方法>

★マットのみで産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースSM
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。

図示すると以下の様な感じになります。
zu-sanran-mat-200-61
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。

まずはクリーンケースを準備
img_20100824T050426953

マット を大きなケースに出します。
img_20100824T050428359

ケース底面を固めていきます。
img_20100824T050429765

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
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転倒防止の木片とエサを入れます。
img_20100824T050432562

間に新聞紙を挟んでセット完了
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★材も使用して産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースSM
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。

画像で紹介すると・・・

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【真上から見たセット完成図】

このようなかんじです。

セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)

zu-sanran-ki-umekomi-200-6

産卵は私の場合マットのみで行っていました。ただ他の人に聞いてみると材を入れた方が良いという方もいらっしゃいました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。

但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。

いかがでしたでしょうか?トラグルスノコギリクワガタ。。。今は市場ではほとんど見かけません。素晴らしく美しいノコギリクワガタです。皆さんも、もし入手出来る機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)         

使用したアイテム

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今日は、小型ノコギリ種:アンティローペノコギリクワガタの飼育方法をご紹介します。   個体参考画像;アンティローペ♂37mm   個体参考画像:アンティローペ♀...続きを読む

今日は、小型ノコギリ種:アンティローペノコギリクワガタの飼育方法をご紹介します。
 
アンティローペ37a
個体参考画像;アンティローペ♂37mm
 
アンティローペb
個体参考画像:アンティローペ♀

【飼育種】
和名:アンティローペ ノコギリクワガタ

ユミツノ系 ノコギリの中でも人気の高いアンティローペノコギリクワガタ。赤褐色のボディはとてもキレイで、色虫的要素も兼ねそろえています。飼育は幼虫飼育、産卵ともに容易な種です。

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット完熟マット
【飼育容器】500cc程度のブロー容器など。
【えさ交換回数】ほとんど交換なし
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)

まず幼虫飼育ですが、とても容易。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。マットを入れる容器も私の場合は500cc程度のブロー容器にマットを入れて飼育しました。マットに劣化がなければ、2令投入位でほとんど羽化まで交換無しで羽化してくます。管理温度は23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。

<産卵方法>

★マットのみで産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースSM
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。図示すると以下の様な感じになります。
zu-sanran-mat-200-61
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。

まずはクリーンケースを準備
img_20100824T050426953

マット を大きなケースに出します。
img_20100824T050428359

ケース底面を固めていきます。
img_20100824T050429765

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
img_20100824T050431140

転倒防止の木片とエサを入れます。
img_20100824T050432562

間に新聞紙を挟んでセット完了
img_20100824T050437953

★材も使用して産卵セットを組んだ場合★

【産卵に使用したマット】くわマット、完熟マット2本程度
【産卵に使用するケース】クリーンケースSM
【産卵管理温度】23~25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を固くつめ、材を入れ、その回りも固く詰める。上部2~3cmほどは柔らかくマットを入れる。少し材の頭が出るようにセット。

画像で紹介すると・・・

img_20080801T161306828

img_20080801T161308531
【真上から見たセット完成図】

このようなかんじです。

セット方法を図示すると以下の様な感じです。
(※図では2本の材は平行セットになっていますが、Tの字でセットでも構いません。)

zu-sanran-ki-umekomi-200-6

産卵は私の場合マットのみで行っていましたが、この種は材を入れた方が産む場合がありました。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。

但し材全てに産卵していた場合は材に入り込んでしまっているので外側からは幼虫が確認出来ません。その場合は2ヶ月ほどして一度材を掘り起こしてみて下さい。材に産卵の形跡があればそのまま割り出しを行ってもよいと思います。

いかがでしたでしょうか?アンティローペノコギリ。。。最初はあまり人気が無かったのですが、一時期はとても人気が殺到してかなり入手困難になったのを覚えています。その時は価格もすごく高騰しました。とてもやりやすい種だと思います。皆さんも機会がありましたら是非挑戦してみては如何でしょうか?(^^)

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先日のカネギエーテルノコギリに次いで、今回も小型ノコギリの飼育方法を紹介します。今回はオキピタリスノコギリです。 【個体参考画像:♂43mm】   【飼育種】和...続きを読む

先日のカネギエーテルノコギリに次いで、今回も小型ノコギリの飼育方法を紹介します。
今回はオキピタリスノコギリです。

オキピタリスa
【個体参考画像:♂43mm】

 

【飼育種】
和名:オキピタリスノコギリクワガタ
学名:Prosopocoilus occipitalis

オキピタリスノコギリクワガタ、前回紹介したカネギエーテルノコギリ同様、昔はよく飼育していました。こちらも体長は4cmほど、色合いもクリーム 色で、頭部は赤みを帯びるようなかんじでしょうか。。。飼育方法もとても容易な種です。幼虫飼育と産卵方法をご紹介してみたいと思います。

<幼虫飼育>

【お勧めのエサ】くわマット、きのこマット完熟マット、菌糸でもOK
【飼育容器】プリンカップ120cc~200cc
【えさ交換回数】 ほとんど交換なし
【設定温度】23~25℃前後
【羽化までにかかった時間】2令投入して約5ヶ月(合計約6~7ヶ月)

ま ず幼虫飼育ですが、とても容易。弊社のマットでは、くわマット、きのこマット、完熟マットでよく育ってくれます。菌糸飼育でも大丈夫でした。マットを入れ る容器も120cc~200cc程度もあれば十分。マットに劣化がなければ、2令投入位でほとんど羽化まで交換無しで羽化してくます。管理温度は 23~25℃程度で管理。夏場の高温と冬場の極度の低温には注意が必要です。

<産卵方法>

【産卵に使用するオススメマット】くわマット、完熟マット
【産卵に使用するケース】クリーンケースSSS
【産卵管理温度】25℃前後
【水分量(湿度)】多からず少なからず
【セット方法】ケース底面を深さ7割位で固く詰める。残りの1割程度はフンワリと。

図示すると以下の様な感じになります。
zu-sanran-mat-200-6
画像でちょっと分かりやすく順をおってみてみましょう。

まずはクリーンケースを準備
img_20100824T050426953

マット を大きなケースに出します。
img_20100824T050428359

ケース底面を固めていきます。
img_20100824T050429765

固く詰めたマットの上にフンワリとマットを敷きます。
img_20100824T050431140

転倒防止の木片とエサを入れます。
img_20100824T050432562

間に新聞紙を挟んでセット完了
img_20100824T050437953

産卵は私の場合マットのみで行っていました。マットで十分産卵してくれていましたので、材は入れませんでしたが、勿論材を入れても良いと思います。その場合、材は柔らかめの材を使用する事をお勧めします。セットして約1ヶ月~1ヶ月半もすれば、ケース側面や底面に幼虫が見えてくると思います。カネギエーテ ルのセット方法と全く同じです。

オキピタリスノコギリは前回紹介したカネギエーテルと違って今でもよくワイルド個体が入ってきていると思います。価格も手頃で、かつワイルドならば持ち腹ですぐに産卵が出来るのでいいですよね。皆さんも機会がありましたら是非挑戦してみて下さいませ。(^^)

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